朝の光を受けた草原を歩く二人。
前を行くのはシックなメイド服に身を包んだ麗しの美少年、ユーノ・スクライア。
その後ろをおずおずと歩くのは金髪の長い髪をツインテールにまとめた美少女、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。
二人は草原の向こうにある市街地を目指して歩を進めていた。
前を行くのはシックなメイド服に身を包んだ麗しの美少年、ユーノ・スクライア。
その後ろをおずおずと歩くのは金髪の長い髪をツインテールにまとめた美少女、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。
二人は草原の向こうにある市街地を目指して歩を進めていた。
「街は遠いですね」
「まあ仕方ないよ、ゆっくりぼ……私達は進んでいるんだし」
「まあ仕方ないよ、ゆっくりぼ……私達は進んでいるんだし」
現在の速度をあげることはできるが移動で無駄に体力を減らしたくない。特にフェイトは鍛えているとはいえまだ少女だ。
年齢詐称薬で色々とごまかしているユーノは違うのだ。
加えて、敵対する参加者と出会った時には疲れてもう動けませんでは洒落にもならない。
命を賭けているゲームであるからこそユーノは慎重な行動を心がけている。
年齢詐称薬で色々とごまかしているユーノは違うのだ。
加えて、敵対する参加者と出会った時には疲れてもう動けませんでは洒落にもならない。
命を賭けているゲームであるからこそユーノは慎重な行動を心がけている。
(本当はすぐにでも飛び出したいんだけどね……)
今もこの島の何処かにいる護るべき存在である高町なのはのことを考えると気が気でならない。
魔法が封じられている現在、ただの非力な少女であるなのはは参加者の中では最弱の存在だ。
保護をしてくれる参加者、支給された物の中にデバイスが入っている。
希望を抱かざるをえない。
魔法が封じられている現在、ただの非力な少女であるなのはは参加者の中では最弱の存在だ。
保護をしてくれる参加者、支給された物の中にデバイスが入っている。
希望を抱かざるをえない。
(僕がこうして動いているということはクロノも今頃は何か動きを見せているはずだ)
クロノ・ハラオウンについては心配していない。自分達の中で一番の実力者であり経験も豊富だ。
早めの合流が望ましいがなのはと比べると優先順位が格段に下がる。
早めの合流が望ましいがなのはと比べると優先順位が格段に下がる。
(この先の街でなのはかクロノがいればいいんだけどな。フェイトとも運良く合流できたし)
二人が向かう街には様々な施設が存在する。この島に散らばった参加者達も最寄りの街を目指して移動していることだろう。
森の中を闇雲に歩いてなのは達を捜すよりは街で効率よく探したほうが都合がいいとユーノは判断した。
それとは別に、メイド服に代わるまともな服とパンツが欲しいというのもあった。
森の中を闇雲に歩いてなのは達を捜すよりは街で効率よく探したほうが都合がいいとユーノは判断した。
それとは別に、メイド服に代わるまともな服とパンツが欲しいというのもあった。
(中はスースーするし変な感じだ。履き慣れてないからなぁ、スカートなんて。
それに、できれば戦闘は避けたいなあ。フェイトを護りながらの戦闘は僕には辛いし、こんな着慣れない服で戦いたくはないよ)
それに、できれば戦闘は避けたいなあ。フェイトを護りながらの戦闘は僕には辛いし、こんな着慣れない服で戦いたくはないよ)
ユーノ自身戦闘には不向きな為に可能な限り争わずに街へと着きたかった。
まだ数時間しか経っていないのに激しい戦闘は御免なのだ。だが、その甘い考えは次の瞬間、消えてなくなることとなる。
まだ数時間しか経っていないのに激しい戦闘は御免なのだ。だが、その甘い考えは次の瞬間、消えてなくなることとなる。
「っ!」
殺気。誰かの視線をユーノは直感で感じる。ユーノはその場で移動をストップし、フェイトも同じくその場で動かないようにと指示を出す。
その指示を受けてクエスチョンマークを浮かべたかの如くキョトンとしている様子を顧みる余裕は今のユーノにはない。
そして、敵は濃い血の臭いと共にすぐに姿を現すこととなる。
その指示を受けてクエスチョンマークを浮かべたかの如くキョトンとしている様子を顧みる余裕は今のユーノにはない。
そして、敵は濃い血の臭いと共にすぐに姿を現すこととなる。
「下がるんだ、フェイト!」
それを受けてからのユーノの行動は迅速だった。フェイトを下がらせて護りやすい立ち位置を作る。
頭の中では魔法の構築を始め、殺気に対する警戒心を高める。
一秒、二秒経って草むらの影から駆け出してくる一つの影。
頭の中では魔法の構築を始め、殺気に対する警戒心を高める。
一秒、二秒経って草むらの影から駆け出してくる一つの影。
「術式解放」
その言葉と同時にユーノの足元には翡翠色の魔方陣が展開する。
そして、影は魔方陣に驚きはするがそのまま勢いを落とさずに疾走する。
そして、影は魔方陣に驚きはするがそのまま勢いを落とさずに疾走する。
「ちっ……!」
だが、影が手に持つ野太刀を振るおうとした時には既に二人の姿はそこにはない。
一瞬の思索、影は横に跳び、いつの間にかに背後にいるユーノの手から放たれた翡翠の鎖をギリギリのところで躱す。
影の正体はラキオスのエトランジェ、高嶺悠人。手には先程の戦闘で奪った支給品の中に入っていた野太刀が握られている。
一瞬の思索、影は横に跳び、いつの間にかに背後にいるユーノの手から放たれた翡翠の鎖をギリギリのところで躱す。
影の正体はラキオスのエトランジェ、高嶺悠人。手には先程の戦闘で奪った支給品の中に入っていた野太刀が握られている。
「まさかいきなり斬りかかってくるなんてね」
「……」
「……」
悠人は無言で再び走りだす。敵は斬る。ただそれだけを考えて。
他人の事情など知ったことか、と言わんばかりに野太刀を大きく――。
他人の事情など知ったことか、と言わんばかりに野太刀を大きく――。
「チェーンバインド、射て」
振るえない。瞬間、悠人が迫るのと同時にユーノは即座にバインドを放つ。
悠人はその場で立ち止まり、野太刀を一閃。迫り来る翡翠の色をした鎖を切り裂くが幾つかは刃を通り抜け体に絡みつく。
ユーノはギリギリと歯を食いしばりながら手から繋がっている鎖を握りしめて悠人の動きを封じる。
そして、一人置いてけぼりなフェイトの思考が現実に戻り、おろおろと周りを見渡しようやく言葉を発すした。
悠人はその場で立ち止まり、野太刀を一閃。迫り来る翡翠の色をした鎖を切り裂くが幾つかは刃を通り抜け体に絡みつく。
ユーノはギリギリと歯を食いしばりながら手から繋がっている鎖を握りしめて悠人の動きを封じる。
そして、一人置いてけぼりなフェイトの思考が現実に戻り、おろおろと周りを見渡しようやく言葉を発すした。
「え……? 魔法? それにその色は……ユーノ?」
目の前にいる彼女はネギ・スプリングフィールドと名乗っていたはずだ。
加えて、体格は大きくメイド服を身につけているのは何故なのだろうとあれこれと疑問が噴出する。
だが、今使われた魔法はフェイト自身何度も見ており、見間違いなどする訳がない。
ぐるぐると思考回路を回して目の前にいる人物がユーノ・スクライアであることを理解した。
加えて、体格は大きくメイド服を身につけているのは何故なのだろうとあれこれと疑問が噴出する。
だが、今使われた魔法はフェイト自身何度も見ており、見間違いなどする訳がない。
ぐるぐると思考回路を回して目の前にいる人物がユーノ・スクライアであることを理解した。
「事情は後で話すよ。それよりもフェイトは早く逃げて、ここは僕が抑えているから」
「嫌だよ! ユーノを一人置いていくなんて!」
「魔法が使えないのにどう戦うのさ? 有体に言ってしまえば、足手まといだよ」
「……っ」
「嫌だよ! ユーノを一人置いていくなんて!」
「魔法が使えないのにどう戦うのさ? 有体に言ってしまえば、足手まといだよ」
「……っ」
この会場ではデバイス、それに類するものがなければ魔法は封じられたままである。それはデバイスなしで魔法を行使可能なユーノとて例外ではない。
そのような状態の中で魔法を使える理由。それは指にはめられている指輪、魔法発動体のおかげである。
元はネギ・スプリングフィールドが持ち主であったがこの島ではユーノに支給されており、この指輪を媒介にして魔法を使用したのだ。
一方のフェイトは魔法が使えないただの幼い少女。到底戦いなど出来る訳もない。
そのような状態の中で魔法を使える理由。それは指にはめられている指輪、魔法発動体のおかげである。
元はネギ・スプリングフィールドが持ち主であったがこの島ではユーノに支給されており、この指輪を媒介にして魔法を使用したのだ。
一方のフェイトは魔法が使えないただの幼い少女。到底戦いなど出来る訳もない。
「……わかった」
しぶしぶながらフェイトは了承の意を示す。分かっているのだ、自分が何の役にも立たないということぐらい。
それでも、感情と理論は別だ。仲間を置いて一人逃げ出すということには当然拒否感がある。
今、自分が一番ユーノの為になることを考えた結果はやはり、この戦場からの離脱だった。
それでも、感情と理論は別だ。仲間を置いて一人逃げ出すということには当然拒否感がある。
今、自分が一番ユーノの為になることを考えた結果はやはり、この戦場からの離脱だった。
「でも、私は“逃げない”から! 助けを呼びに行くから! 絶対に戻ってくる!」
「うん、待ってるよ」
「うん、待ってるよ」
フェイトが走り始めたのと同時にパキンと鎖が砕け散った。
砕け散ったが瞬間、悠人は逃げるフェイトに向けて刃を向けようとするがユーノがそれを妨げる。
幾重もの鎖を発動させ、前へと進ませない。これらを野太刀で砕き、避けている間にフェイトは森の中へと悠々と走り去っていた。
砕け散ったが瞬間、悠人は逃げるフェイトに向けて刃を向けようとするがユーノがそれを妨げる。
幾重もの鎖を発動させ、前へと進ませない。これらを野太刀で砕き、避けている間にフェイトは森の中へと悠々と走り去っていた。
「貴方の相手は僕ですよ?」
「……お前を斬り捨ててあの女の子を追いかける。悪いけど俺には余裕が無いからな」
「まあ、それが出来るのでしたら、ね」
「……お前を斬り捨ててあの女の子を追いかける。悪いけど俺には余裕が無いからな」
「まあ、それが出来るのでしたら、ね」
ユーノは不敵に笑って魔法の術式を構築し、悠人は眉をしかめて野太刀を構える。
掌から飛び出す鎖を皮切りに再び殺し合いが始まった。
掌から飛び出す鎖を皮切りに再び殺し合いが始まった。
◆ ◆ ◆
そして、他の参加者に助力を求めて走りまわった末にフェイトは香介達と出会ったのだ。
慣れない森を必死にかけずり回ったので息も絶え絶えだ。
だが、一番伝えなくてはならない一言は言えた。
『ユーノを助けて』
その言葉を誰かに届ける為にここまで走り、幸良く倒れて気絶する前に参加者に出会えた。
慣れない森を必死にかけずり回ったので息も絶え絶えだ。
だが、一番伝えなくてはならない一言は言えた。
『ユーノを助けて』
その言葉を誰かに届ける為にここまで走り、幸良く倒れて気絶する前に参加者に出会えた。
「……はぁ……っ、ぁぁ……」
「しっかりするじぇ!」
「そうだぞ! まだ死ぬには早い! というか目の前で死なれると気分悪いんだよ!」
「しっかりするじぇ!」
「そうだぞ! まだ死ぬには早い! というか目の前で死なれると気分悪いんだよ!」
優希と伊万里がフェイトを抱き起こしがくがくと揺らす。
その絶妙なグラグラ感は肉体的に限界だった身体を更に疲労させる。
それに気づいたのか、二人はあわあわと慌ててフェイトを地面に下ろし横たわらせた。
その絶妙なグラグラ感は肉体的に限界だった身体を更に疲労させる。
それに気づいたのか、二人はあわあわと慌ててフェイトを地面に下ろし横たわらせた。
(さて、どうしたもんかな。このガキの言う言葉を信じていいものか。
一応外見上は必死にここまで走りまわって私頑張りましたって感じだ。
それがふりじゃなければ迷わず信じられるが今の段階ではそれは不可能だ)
一応外見上は必死にここまで走りまわって私頑張りましたって感じだ。
それがふりじゃなければ迷わず信じられるが今の段階ではそれは不可能だ)
香介はその光景を冷静に観察していた。何の感情も交えずに客観的にフェイトをただ見つめている。
何かおかしな挙動はなかったか。裏切り裏切られが常だった戦いを渡り歩いてきたブレードチルドレンとして勘を最大限に働かせる。
何かおかしな挙動はなかったか。裏切り裏切られが常だった戦いを渡り歩いてきたブレードチルドレンとして勘を最大限に働かせる。
(まっ、助けるにしても俺には武器がない。武器もないのに人助けなんて論外だ、正義狂いって訳でもねーし。
信頼に値する何かがこのガキから俺らにもたらせない限り信じるメリットはねえ)
信頼に値する何かがこのガキから俺らにもたらせない限り信じるメリットはねえ)
香介は決してお人好しではない。今ある現実をしっかりと踏みしめてどの行動をとれば自分達の利益になるかを考えられる少年だ。
仲間である亮子や歩であれば無条件にフェイトの言うことを信じただろう。
だが、あいにくと浅月香介という人間は人を殺すことも裏切ることも数えきれない程に行なってきた。
今更正義の味方じみたことをやるつもりはさらさらない。
仲間である亮子や歩であれば無条件にフェイトの言うことを信じただろう。
だが、あいにくと浅月香介という人間は人を殺すことも裏切ることも数えきれない程に行なってきた。
今更正義の味方じみたことをやるつもりはさらさらない。
「すいません……」
「気にすることはないじぇ!」
「気にすることはないじぇ!」
優希がどんよりとした空気には似合わない明るい声でフェイトを励ました。その言葉を受け、フェイトも少し笑顔がほころぶ。
その空気に割り込むかのように香介が刺すような目つきでフェイトを睨む。
安易に心を許すつもりはない。例えそれが少女だとしてもだ。自分が納得するまでは香介に協力する気はさらさらない。
その空気に割り込むかのように香介が刺すような目つきでフェイトを睨む。
安易に心を許すつもりはない。例えそれが少女だとしてもだ。自分が納得するまでは香介に協力する気はさらさらない。
「ようし事情と持っている情報を聞かせてもらおうか。悪いがそれも話さないでいきなり助けてくれと言われても信じねえからな」
「おい、そんな言い方しなくてもいいだろ」
「お前が口を開くと余計に拗れるからちょっと黙ってろ。さてと、じゃあ洗いざらい話してもらうぜ」
「わかりました……私が知っていることを、全てお話しします」
「おい、そんな言い方しなくてもいいだろ」
「お前が口を開くと余計に拗れるからちょっと黙ってろ。さてと、じゃあ洗いざらい話してもらうぜ」
「わかりました……私が知っていることを、全てお話しします」
そうしてフェイトの口から語られたのは三人にはとてもじゃないが信じられない御伽話のようなものだった。
魔法、次元世界、時空管理局。普通に生きていく上で一生聞くこともない言葉の数々に口をあんぐりと開ける他ない。
魔法、次元世界、時空管理局。普通に生きていく上で一生聞くこともない言葉の数々に口をあんぐりと開ける他ない。
「さすがにスケールがでか過ぎて信じられないじぇ……」
「おい少女! その魔法の中に好きな男を振り向かせる魔法はないか!」
「すいません、そのようなものはちょっと……」
「ちっ! 沢村をメロメロにする魔法がないとは……! 使えんぞ、魔法っっっっ!」
「おい少女! その魔法の中に好きな男を振り向かせる魔法はないか!」
「すいません、そのようなものはちょっと……」
「ちっ! 沢村をメロメロにする魔法がないとは……! 使えんぞ、魔法っっっっ!」
伊万里がくけーっと奇声をあげながら頭をかきむしる様子を香介はため息混じりにスルーして再びフェイトに向き直った。
このテンションに合わせていては身がもたないと香介は雨苗雪音の事件の時に学習している。
このテンションに合わせていては身がもたないと香介は雨苗雪音の事件の時に学習している。
「まあそのぶっとんだ話は一応信じるとしてだ。お前が最初に言った言葉から推測するに誰かに襲われたんだろ」
「はい……」
「で。そのユーノって奴がお前をかばって殿を務めた。それでこのままじゃやばいって思ったから助けを呼んだ、こんなものだろ?」
「はい……」
「で。そのユーノって奴がお前をかばって殿を務めた。それでこのままじゃやばいって思ったから助けを呼んだ、こんなものだろ?」
香介がフェイトの伝えたいことを全て纏め上げて残りの二人に説明する。
この人ならば。持ち前の冷静さでユーノを助けになるに違いない。
だがその希望は香介が次に放つ言葉に打ち砕かれた。
この人ならば。持ち前の冷静さでユーノを助けになるに違いない。
だがその希望は香介が次に放つ言葉に打ち砕かれた。
「さてと、まずはお前の要望に対する回答からだ。率直に言うと答えはノー。俺はお前を助けない」
「……ぅ!」
「メガネ、見損なったじぇ! それでも男か!」
「話は最後まで聞け。武器がない俺には助けるなんて無理だ。無手で戦場に割りこむなんて御免こうむる。
そもそも武器がない俺が行ったって何の役にも立ちはしねえよ」
「……ぅ!」
「メガネ、見損なったじぇ! それでも男か!」
「話は最後まで聞け。武器がない俺には助けるなんて無理だ。無手で戦場に割りこむなんて御免こうむる。
そもそも武器がない俺が行ったって何の役にも立ちはしねえよ」
香介の支給品は携帯電話、スクール水着、大量の五百円玉と戦闘には不向きなものだ。
五百円玉は羅漢銭の用法で使えなくもないが専門でないために心許なく、拳銃やナイフなどの殺傷性がある武器でもない限り戦闘は行えない。
五百円玉は羅漢銭の用法で使えなくもないが専門でないために心許なく、拳銃やナイフなどの殺傷性がある武器でもない限り戦闘は行えない。
「それでしたらこれを使ってください。私には使えないのですが、貴方なら」
渡されたのは短機関銃として高性能を誇るFN P90。かつて、学校を舞台にした戦闘でカノン・ヒルベルトが使ったものである。
フェイトは両手で持ち上げるのが精一杯ではあるが香介ならば軽々と持ち運び、照準を定めて撃つこともできるだろう。
フェイトは両手で持ち上げるのが精一杯ではあるが香介ならば軽々と持ち運び、照準を定めて撃つこともできるだろう。
「オイオイオイちょっと待てよ。まだ俺らは出会って数分しか経ってもいないんだ。
んな訳の解らん奴にこんなの渡してもいいのかよ、俺がこれを受け取ったのと同時にてめえらを撃つかもしれないんだぜ?」
んな訳の解らん奴にこんなの渡してもいいのかよ、俺がこれを受け取ったのと同時にてめえらを撃つかもしれないんだぜ?」
目の前の少女による短慮な行動に香介は呆れ混じらせながら言葉を紡ぐ。
余りにもお人好しが過ぎる。この年齢だからある程度は仕方が無いとはいえもっと警戒心を持てと発したくなる。
余りにもお人好しが過ぎる。この年齢だからある程度は仕方が無いとはいえもっと警戒心を持てと発したくなる。
「確かにまだ私は皆さんとは会って数分、信頼関係も築いてはいません。こんな状況なのに人を簡単に信じるのも短慮だと言われるのも甘んじて受け入れます。
ですが、私は信じたいんです。人の温かさを、優しさを」
「……」
「お願いします! 私の友達を助けてください! 何でもしますから……!」
ですが、私は信じたいんです。人の温かさを、優しさを」
「……」
「お願いします! 私の友達を助けてください! 何でもしますから……!」
フェイトは何度も頭を下げて香介に縋りつく。ここで逃したら次の機会はいつかわからない。
こうしている間にもユーノは戦っているのだ。早く駆けつけなければ死んでしまう可能性だって孕んでいる。
最後のチャンスとおもってフェイトはしつこく願い出る。
こうしている間にもユーノは戦っているのだ。早く駆けつけなければ死んでしまう可能性だって孕んでいる。
最後のチャンスとおもってフェイトはしつこく願い出る。
「おいメガネ、こんなにも頼んでるのにまだ断るのかー。これで断ったら男がすたるじぇ」
「ま、助けてもいいんじゃね? 別に減るもんでもないし」
「ま、助けてもいいんじゃね? 別に減るもんでもないし」
優希と伊万里は既にフェイトに協力をする構えだ。最初から断る気もなかったから疑う気もない。
伊万里はどうかは少し疑問に残るが、優希は馬鹿だと言われてもいいくらいお人好しだ。
伊万里はどうかは少し疑問に残るが、優希は馬鹿だと言われてもいいくらいお人好しだ。
「あーもうっ! どいつもこいつもバカみてえなお人好しだよ。付き合ってらんねーっての!
…………けど、この短機関銃をもらった恩があるっ!
仕方ねえっ、武器がない俺にこんなあたりをタダでくれたんだ、やってやるよ!」
…………けど、この短機関銃をもらった恩があるっ!
仕方ねえっ、武器がない俺にこんなあたりをタダでくれたんだ、やってやるよ!」
フェイトの顔がパアッと明るくなる。これでユーノを助けることが出来る、力になれる。
その歓喜の表情が思わず外に出てしまった。数瞬後、それに気づいて顔を真っ赤に染めたのはご愛嬌という所である。
その歓喜の表情が思わず外に出てしまった。数瞬後、それに気づいて顔を真っ赤に染めたのはご愛嬌という所である。
「勘違いすんなよ、俺はこの武器との取引で応じただけだからな。だからそんなにニコニコすんなっ!
……さっさと行くぞ、ともかくお前がここまで走ってきた道を急いで逆走だ。道は覚えているか?」
「詳しくは覚えていません……でも方向は覚えていますっ」
「それだけわかれば何とかなる。さてと、人助けと洒落込もうじゃねえか」
……さっさと行くぞ、ともかくお前がここまで走ってきた道を急いで逆走だ。道は覚えているか?」
「詳しくは覚えていません……でも方向は覚えていますっ」
「それだけわかれば何とかなる。さてと、人助けと洒落込もうじゃねえか」
四人はユーノが戦う草原に向けて進路を向ける。だがそれは遅すぎたのだ。
彼らが戦場に辿り着いた時、戦いはどうにもならない場面に進みすぎていた。
そこで見た惨劇の光景。ユーノ・スクライアはもう既に――。
彼らが戦場に辿り着いた時、戦いはどうにもならない場面に進みすぎていた。
そこで見た惨劇の光景。ユーノ・スクライアはもう既に――。
◆ ◆ ◆
草原で繰り広げられる翡翠の守護者と血霞に染まったエトランジェの殺し合い。
戦況はどちらかに傾くという訳でもなく拮抗していた。
戦況はどちらかに傾くという訳でもなく拮抗していた。
「はあっ!」
「シールド起動、通させないよ――――っ!」
「シールド起動、通させないよ――――っ!」
力強く振り抜かれた野太刀がユーノの掌でギチギチと金切り声を上げる。
瞬間、突如ユーノの肉体が消え、悠人が前のめりに倒れこむ。
何が起こったと考える前にその場からなりふりを構わずに大きく跳躍した。
瞬間、突如ユーノの肉体が消え、悠人が前のめりに倒れこむ。
何が起こったと考える前にその場からなりふりを構わずに大きく跳躍した。
「くっ……」
後ろに転送したユーノは再びチェーンバインドの術式を構築し、悠人目がけて放ったのだ。
バインドに気づけたのは戦場を駆け抜けた経験からだったとしか言いようがない。一介の学生であった昔の悠人ではここまで戦うことは不可能であっただろう。
それでも、エトランジェとしての力を駆使しても。ユーノのトリッキーな戦法には考えもよらないくらいに苦戦をしていた。
バインドに気づけたのは戦場を駆け抜けた経験からだったとしか言いようがない。一介の学生であった昔の悠人ではここまで戦うことは不可能であっただろう。
それでも、エトランジェとしての力を駆使しても。ユーノのトリッキーな戦法には考えもよらないくらいに苦戦をしていた。
(厄介な相手だな……アセリアやオルファみたいに単純ではない)
野太刀を胴へと向けて片手刺突、それをユーノはぐるりと身体を回転させてそれを躱し、流れるように掌底を放つ。
だが、悠人がそこから薙ぎへと移行するのを見て途中で掌を横にかざし斬撃を防ぐ。
だが、悠人がそこから薙ぎへと移行するのを見て途中で掌を横にかざし斬撃を防ぐ。
(この人、強い……! 経験に裏打ちされているし、まるで疲労した様子がない。長期戦になりそうだね)
そして、同時にユーノも悠人と同じような感情を抱いていた。
遠距離からバインドを放っても斬り捨てられ、接近できたとしても野太刀による鋭い斬撃が襲ってくる。
勝てない。ほんの少しでもそう考えてしまった自分自身を忘却の彼方へと置き去り、発破をかける。
数回の交錯の末にユーノは距離をとり、自分に分のある遠距離で戦うことを選択した。
相手の追撃は、ない。同じく悠人も後方に下がり小休止に入る。
遠距離からバインドを放っても斬り捨てられ、接近できたとしても野太刀による鋭い斬撃が襲ってくる。
勝てない。ほんの少しでもそう考えてしまった自分自身を忘却の彼方へと置き去り、発破をかける。
数回の交錯の末にユーノは距離をとり、自分に分のある遠距離で戦うことを選択した。
相手の追撃は、ない。同じく悠人も後方に下がり小休止に入る。
「ここで退いてください、といっても貴方は退かないんでしょうね」
「当たり前だ、あの女の子はもう無理かもしれないけどアンタは違う。今ここで殺す」
「当たり前だ、あの女の子はもう無理かもしれないけどアンタは違う。今ここで殺す」
互いに呼吸を落ち着かせ、次の戦闘へと準備をする。悠人は次はどのように攻めるか。ユーノは魔法を高速で構築し、どのタイミングで発動させるか。
もう中途半端では終わらない、否――終われない。
もう中途半端では終わらない、否――終われない。
「一つ質問をさせて下さい。何故貴方は殺し合いに? この殺し合いで何を望むのですか?」
「答える義理はない。俺は何が何でも優勝しなければいけない、ただそれだけだ」
「それはもうやり直すこともできない程に深い思いなんですか?」
「そうだ、俺はもう人を殺した。今更後戻りなんてできない……!
アンタに護りたいものがあるように俺にだって護りたいものがある。この議論はどこまで行っても平行線上だ」
「答える義理はない。俺は何が何でも優勝しなければいけない、ただそれだけだ」
「それはもうやり直すこともできない程に深い思いなんですか?」
「そうだ、俺はもう人を殺した。今更後戻りなんてできない……!
アンタに護りたいものがあるように俺にだって護りたいものがある。この議論はどこまで行っても平行線上だ」
殺し合いに乗った者と抗うと決めた者。両者の溝は大きい。増してや悠人は既にこの島で人を殺した。
何の関係もない赤の他人を自分の願いの為だけに屠った。その上での覚悟は生半可なものではない。
もう、誰にも頼らないと決めた。たった一人で修羅の旅路を往くと決めた。
何の関係もない赤の他人を自分の願いの為だけに屠った。その上での覚悟は生半可なものではない。
もう、誰にも頼らないと決めた。たった一人で修羅の旅路を往くと決めた。
「さてと、再開だ」
「…………っ」
「…………っ」
どちらかの死を以てでしか終焉は訪れないと予知しているのか冷たい風が吹き荒び、互いの闘気が草原に充満していく。
野太刀の輝きも、翡翠の魔方陣もこの戦いの織り成す飾りとしかならない。
これは、どちらの願いが強いかという純粋な争いなのだから。
野太刀の輝きも、翡翠の魔方陣もこの戦いの織り成す飾りとしかならない。
これは、どちらの願いが強いかという純粋な争いなのだから。
「行くぞ――覚悟して、絶望しろ」
「展開しろ、チェーンバインドっ!」
「展開しろ、チェーンバインドっ!」
頭の中で構築したチェーンバインドを解放。その数実に四つ。
四本の鎖がうねりを上げて襲いかかる。悠人はまずは接近するべく走り始めた。
一つ目。横に軽く跳んで躱す。特に何の変哲もない。
二つ目。野太刀を袈裟に振るい鎖を断ち切る。断ち切られた鎖は音もなく消失した。
三つ目。正面からの払い。薙ぎ払われた鎖はあらぬ方向へ飛んでいく。
四本の鎖がうねりを上げて襲いかかる。悠人はまずは接近するべく走り始めた。
一つ目。横に軽く跳んで躱す。特に何の変哲もない。
二つ目。野太刀を袈裟に振るい鎖を断ち切る。断ち切られた鎖は音もなく消失した。
三つ目。正面からの払い。薙ぎ払われた鎖はあらぬ方向へ飛んでいく。
「これで最後だ!」
四つ目。身体を横に僅かにずらしスレスレのところで鎖との衝突を避け、そのまま強く横に薙ぎ、鎖を叩き斬る。
もうユーノの前に障害はない。後は野太刀で斬り殺して終わりだ。
そう、考えていた。
もうユーノの前に障害はない。後は野太刀で斬り殺して終わりだ。
そう、考えていた。
「いつから鎖が四つだけだと錯覚していたんだい?」
「があっ!」
「があっ!」
突如腹部に迸る衝撃による痛み。何が起こったか理解ができない。
どうして地面から鎖が飛び出ているのだろう、と。
地中から飛び出した鎖が悠人の体を強かに打ち鳴らし、くの字に曲げる。
強い痛みにより野太刀が手から離れていく。ああ、まずいと思ったその時は既に手遅れだった。
どうして地面から鎖が飛び出ているのだろう、と。
地中から飛び出した鎖が悠人の体を強かに打ち鳴らし、くの字に曲げる。
強い痛みにより野太刀が手から離れていく。ああ、まずいと思ったその時は既に手遅れだった。
「はっ!!!」
まだ終わらない。ユーノは転送魔法で悠人の懐まで移動、掌打による追撃を決行。
双掌による渾身の一撃が悠人にドスンと突き刺さる。
その一撃が強烈だったのか勢い良く吹き飛び、口からは逆流した胃液がたれ落ちる。
身体はそのまま地へと倒れ込み、起き上がることは――。
双掌による渾身の一撃が悠人にドスンと突き刺さる。
その一撃が強烈だったのか勢い良く吹き飛び、口からは逆流した胃液がたれ落ちる。
身体はそのまま地へと倒れ込み、起き上がることは――。
「っぅぅ、おぉおぉぉおおお!」
ふざけるな、まだ自分は倒れてはいけない。
ああ、そうだ誓ったのだ。この世界の何もかもを蹂躙し尽くし、斬り刻んで叩き潰して滅する。
全ては元の世界で囚われの身となっている妹の為に。
その行いが踊り狂うマリオネットだろうが、前座ですらない道化であろうが関係ないのだ、悠人には。
優勝して一刻も早く帰還してラキオスのエトランジェとして戦場に立たねばならない。
ああ、そうだ誓ったのだ。この世界の何もかもを蹂躙し尽くし、斬り刻んで叩き潰して滅する。
全ては元の世界で囚われの身となっている妹の為に。
その行いが踊り狂うマリオネットだろうが、前座ですらない道化であろうが関係ないのだ、悠人には。
優勝して一刻も早く帰還してラキオスのエトランジェとして戦場に立たねばならない。
(佳織を救うためにっっ!)
願いは元より変わらず、定められた道を雷鳴の如く疾走する。
高嶺悠人の髪の毛一本から血の一滴に到るまで高嶺佳織に捧げようと決めたのだから。
この身が怪生の存在と成り果てても願いだけは失わない。
覚悟は完了した。後はデイバッグに入っているとある『神剣』に願いを乗っ取られないよう気を強く持つだけだ。
高嶺悠人の髪の毛一本から血の一滴に到るまで高嶺佳織に捧げようと決めたのだから。
この身が怪生の存在と成り果てても願いだけは失わない。
覚悟は完了した。後はデイバッグに入っているとある『神剣』に願いを乗っ取られないよう気を強く持つだけだ。
「出て来いッ!!!」
犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ!!
犯せ、犯セッ犯せ犯セッ、犯セ犯セッ犯せ犯セ犯せ、犯セッ犯せ犯セッ犯セッ犯せっっ!!!!!!
眼前にいる名前も知らぬ少女を淫靡なる世界へと引き込むのだ。
神剣が告げている。身体が知っている。それは至上で天壌にも登る快楽だということを。
無理やり組み伏せて自分のエネルギーを相手に対して放出する。何度も何度も嫌になるという概念が消えてなくなるまで何度でも。
ただ、したいから。屈辱に濡れるその顔はスパイス、平らな胸は歯形がつく程にしゃぶりつくしたい。金色の髪は白に染めたくなる欲求を膨らませる。
神剣が叫ぶ声には歓喜の声が。それにつられて悠人も思わず獲物を見つけた獣を想起させる獰猛ないい笑顔をしてしまう。
構わない、願い以外はどうなってしまっても構わない。
犯せ、犯セッ犯せ犯セッ、犯セ犯セッ犯せ犯セ犯せ、犯セッ犯せ犯セッ犯セッ犯せっっ!!!!!!
眼前にいる名前も知らぬ少女を淫靡なる世界へと引き込むのだ。
神剣が告げている。身体が知っている。それは至上で天壌にも登る快楽だということを。
無理やり組み伏せて自分のエネルギーを相手に対して放出する。何度も何度も嫌になるという概念が消えてなくなるまで何度でも。
ただ、したいから。屈辱に濡れるその顔はスパイス、平らな胸は歯形がつく程にしゃぶりつくしたい。金色の髪は白に染めたくなる欲求を膨らませる。
神剣が叫ぶ声には歓喜の声が。それにつられて悠人も思わず獲物を見つけた獣を想起させる獰猛ないい笑顔をしてしまう。
構わない、願い以外はどうなってしまっても構わない。
「誓ィィいいいィィイイいいいいいいい!!!!!!!」
そは誰も知らず届かぬ至高で永遠なる神剣なり。我が破壊の渇望こそが原初の荘厳。
創造しろ。永遠なる旋律を。誓え、世界を犯し尽くすと。
高嶺悠人はこれより――――悪鬼となる。
創造しろ。永遠なる旋律を。誓え、世界を犯し尽くすと。
高嶺悠人はこれより――――悪鬼となる。
「あれ、は――――っ!」
デイバックから出されたのは赤と黒に染められた片手剣。発する妖気は先程の戦闘で血を吸ったせいか禍々しさを増している。
悠人はその剣――『誓い』と呼ばれる永遠神剣を使いたくはなかった。
これを使うと自分が自分でなくなってしまう感覚が纏わり付き、凶気に感化されて本能のままに暴れたくなってしまう。
誓いは本来悠人が持つ『求め』とは違い、何もかもをぐちゃぐちゃにする凶悪性を持っている。
それは肉体、精神、記憶。高嶺悠人たらしめるすべてを削り取っていくのだ。
悠人はその剣――『誓い』と呼ばれる永遠神剣を使いたくはなかった。
これを使うと自分が自分でなくなってしまう感覚が纏わり付き、凶気に感化されて本能のままに暴れたくなってしまう。
誓いは本来悠人が持つ『求め』とは違い、何もかもをぐちゃぐちゃにする凶悪性を持っている。
それは肉体、精神、記憶。高嶺悠人たらしめるすべてを削り取っていくのだ。
「行く、ぞ……」
ゆらりと立ち上がる。手には魔剣である誓いを。心には最低限の大切な思いだけを残し他は破壊と性の欲望にあてる。
空気が、変わった。悠人の纏う空気が血と臓物の入り混じる戦場の狂戦士へと完全に成り代わる。
これこそが本物。悠人が一歩歩く毎に脳裏に迸る恐怖という圧倒的な感情。
空気が、変わった。悠人の纏う空気が血と臓物の入り混じる戦場の狂戦士へと完全に成り代わる。
これこそが本物。悠人が一歩歩く毎に脳裏に迸る恐怖という圧倒的な感情。
「斬り、拓く」
悪鬼が嘲う。ニィっと口を歪ませそれはもう楽しそうに。
眼の前から発せられる絶望的なまでの人外感に嫌になるほどの非日常性。
滴り落ちる冷や汗がユーノの動きを鈍らせる。
言うまでもないがプレシア・テスタロッサの時の庭園への侵入、闇の書の残骸との最終決戦を上回る。
こいつはやはり化物だと嫌でも理解してしまった。
眼の前から発せられる絶望的なまでの人外感に嫌になるほどの非日常性。
滴り落ちる冷や汗がユーノの動きを鈍らせる。
言うまでもないがプレシア・テスタロッサの時の庭園への侵入、闇の書の残骸との最終決戦を上回る。
こいつはやはり化物だと嫌でも理解してしまった。
「っ!? シールド全開、一点集中ッ」
そうして気を取られている内に地面を踏みしめる鈍い音が鳴ったと思ったが刹那、悠人はユーノへと接近していた。
黒と翡翠が激突。ガガガガガッとドリルで地面を削るような音が掌と剣から鳴り響く。どちらも進まず、されど後退せず。
黒と翡翠が激突。ガガガガガッとドリルで地面を削るような音が掌と剣から鳴り響く。どちらも進まず、されど後退せず。
(重い斬撃……! 受けきれないよ!)
ユーノは斬撃を正面から受けきれないと即座に判断、後ろに跳び衝撃を軽減させる。
悠人はそれを追うように前に跳び、逃しはしないと言わんばかりにギラギラとした目を殺気と性欲で染め上げる。
悠人はそれを追うように前に跳び、逃しはしないと言わんばかりにギラギラとした目を殺気と性欲で染め上げる。
「堕ちろ」
黒の穿孔が抉るようにユーノの肩目がけて飛び込んでくるが、転送魔法で余裕とまではいかないが何とか躱し、距離をとろうとする。
接近戦主体の悠人相手には遠距離で戦う他ない。更には誓いによる恩恵を受けて全体的に動きのキレも良くなっている。
接近戦主体の悠人相手には遠距離で戦う他ない。更には誓いによる恩恵を受けて全体的に動きのキレも良くなっている。
(やばいやばいやばいっ! 僕じゃとてもじゃないが勝てない……)
チェーンバインドを幾つか飛ばすが、誓いにあっさりと防がれて消えてしまう。これでは放出するだけ魔力の無駄である。
加えて、バインドで拘束したとしても制限の影響か拘束時間が極めて短い。
それでもユーノ自身は切り札はある。あるのだが、それを使えば確実に人を殺してしまう。
一応の用意はしてあるが使いはしないだろう。
加えて、バインドで拘束したとしても制限の影響か拘束時間が極めて短い。
それでもユーノ自身は切り札はある。あるのだが、それを使えば確実に人を殺してしまう。
一応の用意はしてあるが使いはしないだろう。
「だけど……」
恐怖と狂気が蔓延る戦闘の最中だというのにかつて護れなかった一人の少女が脳裏に浮かぶ。
それは今の自分をかたどる原初たるもの。白の少女が赤に染まった地獄のような一日。
血塗れで病院に搬送され、無残にもベッドでその姿を見て愕然とした。
眼の前が真っ暗になるとはこのようなものかと他人事みたくも考えた。
それは今の自分をかたどる原初たるもの。白の少女が赤に染まった地獄のような一日。
血塗れで病院に搬送され、無残にもベッドでその姿を見て愕然とした。
眼の前が真っ暗になるとはこのようなものかと他人事みたくも考えた。
「僕はまだ死ねない」
家族。友達。仲間。病室に入った途端に誰もが自分を白い目で見る。
ああ、そうだ。当然の事だ、結論は分かりきっている。
ユーノ・スクライアが高町なのはの不調に気づいていれば。
ユーノ・スクライアがやり過ぎな訓練、エクシードモードを止めていれば。
ユーノ・スクライアが高町なのはにレイジングハートを渡さなければ。
ユーノ・スクライアが魔法で助けを呼ばなければ。
ユーノ・スクライアがジュエルシードを封印していれば。
ああ、そうだ。当然の事だ、結論は分かりきっている。
ユーノ・スクライアが高町なのはの不調に気づいていれば。
ユーノ・スクライアがやり過ぎな訓練、エクシードモードを止めていれば。
ユーノ・スクライアが高町なのはにレイジングハートを渡さなければ。
ユーノ・スクライアが魔法で助けを呼ばなければ。
ユーノ・スクライアがジュエルシードを封印していれば。
――――高町なのはは死にかけずに済んだ。
始まりは突然に。全てはユーノ・スクライアが引き起こした。
何の価値もない塵が星を堕としたという大罪、極めて悪質。
それからは感情が人間としてあり得ないくらいに平坦となり、無の境地へと至る。
涙を流し、哀しむこともできなくなった。心から笑い、喜ぶこともできなくなった。仕事を溜め込み、楽をすることをしなくなった。
喜怒哀楽の中唯一残った自分への怒り。ただそれだけを糧に生きていくことにした。
何の価値もない塵が星を堕としたという大罪、極めて悪質。
それからは感情が人間としてあり得ないくらいに平坦となり、無の境地へと至る。
涙を流し、哀しむこともできなくなった。心から笑い、喜ぶこともできなくなった。仕事を溜め込み、楽をすることをしなくなった。
喜怒哀楽の中唯一残った自分への怒り。ただそれだけを糧に生きていくことにした。
「チェーンバインドッッ! 全弾、射っ!」
傷ついた彼女達の為に身を投げ打ってフォローをした。できるだけ彼女の傍にいてリハビリなどの世話した。
病院代は全額保証、無限書庫での給料はなのはにほとんどを注ぎ込み、最低限の生活費だけを手元に残した。
無論、なのはの家族はそれを拒否した。子供にそんなことをさせる訳にはいかない。君のせいじゃない。
だが、もういいのだ。自分の何もかもがどうでも良くなってしまったのだ。
あの時の視線を彼はもう脳裏に刻み込まれてしまった。もう戻れない。自分が、わからない。
病院代は全額保証、無限書庫での給料はなのはにほとんどを注ぎ込み、最低限の生活費だけを手元に残した。
無論、なのはの家族はそれを拒否した。子供にそんなことをさせる訳にはいかない。君のせいじゃない。
だが、もういいのだ。自分の何もかもがどうでも良くなってしまったのだ。
あの時の視線を彼はもう脳裏に刻み込まれてしまった。もう戻れない。自分が、わからない。
「シールドっ、前方へ全力展開」
高町なのはの笑顔が好きだった。
フェイト・テスタロッサ・ハラオウンのはにかんだ顔が好きだった。
八神はやてのしたり顔が好きだった。
クロノ・ハラオウンのむっつりとした顔が好きだった。
他にも挙げられないくらいに好きなモノはたくさんある。
あのあたたかくもやさしいひだまりが――愛しかった。
だが、全部泡沫のなって消えてしまった。罪人である自分が夢を見る資格はない。
声が聞こえるのだ、罪と罰を贖えと。
フェイト・テスタロッサ・ハラオウンのはにかんだ顔が好きだった。
八神はやてのしたり顔が好きだった。
クロノ・ハラオウンのむっつりとした顔が好きだった。
他にも挙げられないくらいに好きなモノはたくさんある。
あのあたたかくもやさしいひだまりが――愛しかった。
だが、全部泡沫のなって消えてしまった。罪人である自分が夢を見る資格はない。
声が聞こえるのだ、罪と罰を贖えと。
「ァァァァァァアアアッ!!」
そんな時にユーノはこの殺し合いに呼ばれた。やることは最初から決まっている。
“自分を除く”誰一人を欠けさせずに脱出。仲間をあの日常へと回帰させたいが故に。
どのような手を使ってでも護ってみせると決意を固めた。
“自分を除く”誰一人を欠けさせずに脱出。仲間をあの日常へと回帰させたいが故に。
どのような手を使ってでも護ってみせると決意を固めた。
「ディレイドバインド解放! 搦めとれッッッ!」
それならば何故今相対している敵を殺さない?
何でもすると誓ったのだろう。この手を汚してでも護ると誓ったのだろう。
その疑問に対する答えは足し算よりも簡単だ。認めてしまえばいい、他者の排斥を。
戸惑うことはもう止めたはずだ。
何でもすると誓ったのだろう。この手を汚してでも護ると誓ったのだろう。
その疑問に対する答えは足し算よりも簡単だ。認めてしまえばいい、他者の排斥を。
戸惑うことはもう止めたはずだ。
「ガッ……ァ……!」
それらの答えが出ぬままに地に伏せた。元々前線で戦うタイプではないユーノにしてはよく持った方だ。
バインドとトランスポーターを駆使して戦った結果は敗北だった。
攻撃に殺意がないという隙を見ぬかれ、最終的に強引に押し切られてしまった。
バインドとトランスポーターを駆使して戦った結果は敗北だった。
攻撃に殺意がないという隙を見ぬかれ、最終的に強引に押し切られてしまった。
「さてと、犯させてもらうぞ。アンタの魔力を、いただく」
犯される。その言葉は不思議と実感があった。自分は男であるというのに犯すとは片腹痛し。
思わずククッと薄く笑ってしまった。何だ、まだ自分は笑える余裕があるじゃないか。
思わずククッと薄く笑ってしまった。何だ、まだ自分は笑える余裕があるじゃないか。
――もう、いいよね? ■しても。
それが誰に対しての了解だったのか。ユーノはついに禁忌への断を下す。
殺意と狂気と浅ましさと痛みと腐臭と血と臓と黒と赤に塗れよう。
眼前の悪鬼を――――殺そう。
前を向く。敵は既に射程範囲内にいる。術式行使は可能。ただ、その術式を発動させたら、相手は死ぬ。
迷うものか、殺してしまえ。もう時計の針は振りきれて二度と元には戻らない。
決意は狂気へと成り代わる。
殺意と狂気と浅ましさと痛みと腐臭と血と臓と黒と赤に塗れよう。
眼前の悪鬼を――――殺そう。
前を向く。敵は既に射程範囲内にいる。術式行使は可能。ただ、その術式を発動させたら、相手は死ぬ。
迷うものか、殺してしまえ。もう時計の針は振りきれて二度と元には戻らない。
決意は狂気へと成り代わる。
「バインド、全弾解放」
その声は自分のものとは思えないくらい冷たく感情がなかった。
これから人を殺すというのに感情は全くの動揺がない。
人として何かを思うのが当然なはずなのに。
これから人を殺すというのに感情は全くの動揺がない。
人として何かを思うのが当然なはずなのに。
「囚えて固めろ、封鎖の檻」
空間から幾つもの緑の鎖が突如出現し、悠人へと襲いかかる。その数は数えきれない程に膨大。
手に持った誓いを振ることで何本かの鎖は斬り捨てられるがその間にも鎖は身体へと絡みつきやがては全身を締め上げられる。
鎖は今まで繰り出したのとは違って魔力を強く練っている。そうそう簡単には外れない。
翡翠の檻へと閉じ込められた哀れなる狂戦士よ。沈め、血溜まりの底へ。
手に持った誓いを振ることで何本かの鎖は斬り捨てられるがその間にも鎖は身体へと絡みつきやがては全身を締め上げられる。
鎖は今まで繰り出したのとは違って魔力を強く練っている。そうそう簡単には外れない。
翡翠の檻へと閉じ込められた哀れなる狂戦士よ。沈め、血溜まりの底へ。
「アレスターチェーン」
パチンと指を鳴らすのを合図にバインドが締め上がり悠人の体をねじ曲げる。
ボキボキと骨が折れる音が聞こえる。
想像を絶する痛みを抑えきれないのか苦痛の呻き声が聞こえる。
ガボガボと口から血を吐き出す汚らしい音が聞こえる。
近くで聴いて分かるが――――ああ、“いい”音だ。完殺にして全殺、全殺にして絶殺だ。
何処からどう見ても致命傷でありもう助かりはしない。
ボキボキと骨が折れる音が聞こえる。
想像を絶する痛みを抑えきれないのか苦痛の呻き声が聞こえる。
ガボガボと口から血を吐き出す汚らしい音が聞こえる。
近くで聴いて分かるが――――ああ、“いい”音だ。完殺にして全殺、全殺にして絶殺だ。
何処からどう見ても致命傷でありもう助かりはしない。
「がっ…………ォ、………………ィ」
悠人が最後に思ったのは最愛の妹の無邪気に笑う姿。ここで自分が死んだら佳織はどうなってしまうのか。
そんな回想を思い浮かべる瞬間も無く、全身がねじ切られ破裂した。血と内臓がユーノの身体に降り注ぐ。
まるでシャワーを浴びているみたいだ、と他人事のように感じた。
初めての人殺しは苦い血の味だった。甘いキャンディのような癖になるものではない。
それはまだ、自分が狂気に染まりきれていないからだろうと判断。
どちらにしろ戦いは、ユーノの勝利で終わった。その結果だけで十分なのだ。
そんな回想を思い浮かべる瞬間も無く、全身がねじ切られ破裂した。血と内臓がユーノの身体に降り注ぐ。
まるでシャワーを浴びているみたいだ、と他人事のように感じた。
初めての人殺しは苦い血の味だった。甘いキャンディのような癖になるものではない。
それはまだ、自分が狂気に染まりきれていないからだろうと判断。
どちらにしろ戦いは、ユーノの勝利で終わった。その結果だけで十分なのだ。
「……ぅ!」
後ろから聞こえてきた小さな声にユーノは振り返り、視線の先にいる四人の人間をぼんやりと見つめる。
その中には先ほど逃がしたフェイトも含まれていた。
この残酷な光景をフェイト達に見せてしまったことに少しだけ罪悪感が芽生える。
だがそんなことは些細だ。そう、とるに足らないことである。
その中には先ほど逃がしたフェイトも含まれていた。
この残酷な光景をフェイト達に見せてしまったことに少しだけ罪悪感が芽生える。
だがそんなことは些細だ。そう、とるに足らないことである。
ただフェイトは後ろに“逃げた”。
当然だ、今のユーノは頭から血をかぶっており、傍から見ると気が狂った殺人鬼と認識される。
フェイトがびくびくと離れていく姿を見たとき、ユーノの中で何かがポッキリと折れた気がした。自分の大切なタカラモノが粉々に砕け散る。
自分の拙い心の軋みに思わず溜息をつく。
悲しいなんて感情はとっくに忘れたはずなのに。眼球は乾いて涙も出ないはずなのに。
どうして悔いているのだろう。どうして苦しいのだろう。どうして哀しいのだろう。
フェイトがびくびくと離れていく姿を見たとき、ユーノの中で何かがポッキリと折れた気がした。自分の大切なタカラモノが粉々に砕け散る。
自分の拙い心の軋みに思わず溜息をつく。
悲しいなんて感情はとっくに忘れたはずなのに。眼球は乾いて涙も出ないはずなのに。
どうして悔いているのだろう。どうして苦しいのだろう。どうして哀しいのだろう。
――――どうして目からは涙が零れ落ちるのだろう。
「ああ」
それは一目瞭然、誰にでもわかる簡単なこと。
「僕は、諦めきれなかったんだ」
友人達と他愛もない話をして笑いたかった。浸りたかったのだ、誰も欠けずにいるひだまりに。
だけど、その願いはもうおしまい。少女は自分を明確に拒絶した。
あの場所にユーノ・スクライアはいてはいけないのだ、と強く強く認識してしまった。
前を向き歩き出す。もう、後ろは見ない。振り返ってはならないのだ。
だけど、その願いはもうおしまい。少女は自分を明確に拒絶した。
あの場所にユーノ・スクライアはいてはいけないのだ、と強く強く認識してしまった。
前を向き歩き出す。もう、後ろは見ない。振り返ってはならないのだ。
「待って……ユーノ……! ねえっ! お願いだからっ! きっと理由があるんだよね! そうだよね!」
「…………さようなら、“ハラオウン”さん。もう、会うことはないでしょう」
「あ、ああ……ぁぁああああぁぁぁあぁぁあああっっ!!!!」
「…………さようなら、“ハラオウン”さん。もう、会うことはないでしょう」
「あ、ああ……ぁぁああああぁぁぁあぁぁあああっっ!!!!」
伸ばした小さな手は、もう届かなかった。
あのやさしくてあたたかだったひだまりは二度と還って来ない。
あのやさしくてあたたかだったひだまりは二度と還って来ない。
【高嶺悠人@永遠のアセリア 死亡】
【I-6/一日目/早朝】
【浅月香介@スパイラル~推理の絆~】
【状態】健康、
【装備】月臣学園の学生服、FN P90(50/50)@スパイラル~推理の絆~
【所持品】支給品一式 携帯電話 大量の五百円玉@魔法先生ネギま!、スクール水着@魔法先生ネギま!、予備弾倉×3
【思考】
基本:知り合いとの合流
1:どうしたものか、この状況。
2:とりあえず殺し合いには乗らない
3:時間軸の違いと怪我の治りについて困惑。
※参戦時期は12巻終了後
【状態】健康、
【装備】月臣学園の学生服、FN P90(50/50)@スパイラル~推理の絆~
【所持品】支給品一式 携帯電話 大量の五百円玉@魔法先生ネギま!、スクール水着@魔法先生ネギま!、予備弾倉×3
【思考】
基本:知り合いとの合流
1:どうしたものか、この状況。
2:とりあえず殺し合いには乗らない
3:時間軸の違いと怪我の治りについて困惑。
※参戦時期は12巻終了後
【片岡優希@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】
【所持品】支給品一式(水を三分の一消費) 不明支給品1~3
【思考】
基本:????
1:困惑。
【状態】健康
【装備】
【所持品】支給品一式(水を三分の一消費) 不明支給品1~3
【思考】
基本:????
1:困惑。
【関口伊万里@スパイラルアライヴ】
【状態】健康
【装備】
【所持品】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:????
1:困惑。
※参戦時期は最終話終了後
【状態】健康
【装備】
【所持品】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:????
1:困惑。
※参戦時期は最終話終了後
【フェイト・テスタロッサ・ハラオウン@魔法少女リリカルなのは】
【状態】:疲労(大)
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、不明支給品0~2
【思考・状況】
基本:????
1私は――
※二期終了後からの参戦です。
【状態】:疲労(大)
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、不明支給品0~2
【思考・状況】
基本:????
1私は――
※二期終了後からの参戦です。
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:疲労(極大) 、魔力消費(極大)、ノーパン、十八歳ぐらいの姿、強い自己嫌悪、血塗れ。
[装備]:殺季のメイド服@操り世界のエトランジェ、誓い@永遠のアセリア
[道具]:支給品一式 魔法発動体@魔法先生ネギま!、赤いあめ玉・青いあめ玉年齢詐称薬@魔法先生ネギま!
[思考・状況]
基本:????
1:????
※二期終了後(高町なのはが撃墜された後)からの参戦です。
※I-6に金属バット、葛葉刀子の野太刀@魔法先生ネギま!、支給品一式×2、不明支給品0~3が放置されています。
H-6に山田妙子、笹塚隆平のデイバッグ、折れたサバイバルナイフ、拳銃(詳細不明)、
ハイスタンダードデリンジャー(0/2)、、二人の遺体は置き去りにしました。
[状態]:疲労(極大) 、魔力消費(極大)、ノーパン、十八歳ぐらいの姿、強い自己嫌悪、血塗れ。
[装備]:殺季のメイド服@操り世界のエトランジェ、誓い@永遠のアセリア
[道具]:支給品一式 魔法発動体@魔法先生ネギま!、赤いあめ玉・青いあめ玉年齢詐称薬@魔法先生ネギま!
[思考・状況]
基本:????
1:????
※二期終了後(高町なのはが撃墜された後)からの参戦です。
※I-6に金属バット、葛葉刀子の野太刀@魔法先生ネギま!、支給品一式×2、不明支給品0~3が放置されています。
H-6に山田妙子、笹塚隆平のデイバッグ、折れたサバイバルナイフ、拳銃(詳細不明)、
ハイスタンダードデリンジャー(0/2)、、二人の遺体は置き去りにしました。
【葛葉刀子の野太刀@魔法先生ネギま!】
麻帆良学園に勤める葛葉刀子が得物として利用する野太刀。たぶん、かなりの業物。神鳴流剣士が使うぐらいなので。
麻帆良学園に勤める葛葉刀子が得物として利用する野太刀。たぶん、かなりの業物。神鳴流剣士が使うぐらいなので。
【魔法発動体@魔法先生ネギま!】
ネギがエヴァンジェリンから受け取った指輪。これをはめていれば杖やデバイスを使わなくても魔法を発動させることが出来る。
ネギがエヴァンジェリンから受け取った指輪。これをはめていれば杖やデバイスを使わなくても魔法を発動させることが出来る。
【FN P90@スパイラル~推理の絆~】
左右臨機応変に構えなおすことを可能なすごい短機関銃。それを可能にさせるのは銃下面に排莢口があるからである。よく漫画にも出てくる。
弾薬は特製で高いらしい。原作では学校の戦いでカノン・ヒルベルトが使用した。
左右臨機応変に構えなおすことを可能なすごい短機関銃。それを可能にさせるのは銃下面に排莢口があるからである。よく漫画にも出てくる。
弾薬は特製で高いらしい。原作では学校の戦いでカノン・ヒルベルトが使用した。
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