キャラクター:キャプテン・アメリカ

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*概要 -&bold(){初登場:}Captain America Comics #1(1941年) -&bold(){クリエイター・アーティスト:}ジョー・サイモン、ジャック・カービー *設定 **プロフィール -&bold(){本名:}スティーブ・ロジャース(スティーブン・グラント・ロジャース) -&bold(){別名:}ザ・キャプテン、ノーマッド、『第二次世界大戦の生ける伝説』、『時を失った男』(現代の呼び名) -&bold(){種族・人種:}地球人・アメリカ人 -&bold(){ホームタウン:} -&bold(){参加チーム:}[[アベンジャーズ]](旧、ニュー、シークレット)、[[S.H.I.E.L.D.]]、[[インベーダーズ]](第二次世界大戦時)、アメリカ陸軍(同大戦時) *経歴(第二次世界大戦時):  1922年7月4日、アイルランド移民、ジョセフとサラの息子として生まれる。  虚弱体質の子どもとして、大恐慌下のアメリカで育つ。  両親から、義務、名誉、謙虚さを教えられる。この背景は、アイルランド・カトリック教会の影響があるのではないかと考えられる。  子ども時代に父を亡くし、十代に母を肺炎で失う。  陸軍に志願するも虚弱体質の為に不合格となる。 その後スーパーソルジャー血清の実験『オペレーションリバース』に参加し、無敵の肉体を手に入れる。  だが実験が成功し、スティーブが強くなったその時にナチスのスパイが乱入、開発者のアースキン博士を殺害してしまう。 血清の製造方法を知っていた博士が死んでしまったため、彼は地球上にただ一人のスーパーソルジャーとなった。 **装備  そこで軍は彼に星条旗のコスチュームと防弾シールド(初代)を与え、正体を隠させてキャプテン・アメリカと名乗らせた。 (後に彼はルーズベルト大統領からビブラニウムと鋼鉄の合金で出来た円形のシールドを与えられている。こちらが現在まで使用されている物である。) **仲間  そして彼は、少年兵として従軍していたバッキー・バーンズに、彼がキャプテン・アメリカであることを知られ、口外しない代わりに彼をサイドキック(相棒)にする。 また、ネイモア(サブマリナー)や初代ヒューマントーチ、トロとともにナチスと戦うチーム、[[インベーダーズ]]も結成している。 ニック・フューリーやダムダム・デュガン、ウルヴァリンとも大戦中に会っている。 **行方不明  大戦末期、バッキーと共に、ナチス幹部バロン・ジーモの無人爆弾飛行機を止める為に乗り込み、洋上で爆破して二人は行方不明となる。 この時、スティーブは誤って飛行機から手を離してしまい、爆発には巻き込まれていなかった。だがバッキーは爆弾を解除する為に最後まで残り、爆死した。 *経歴(現代): **復活・アベンジャーズ加入  死んだと思われていたスティーブであったが、アベンジャーズが凍りついた彼を北大西洋で発見し、20年ぶりに蘇生する。  時代の違いに戸惑い、悩みつつ、アベンジャーズのリーダーとして活動を開始する。  バッキーの死は彼にとってはトラウマであり、スティーブはバッキーによく似た青年、リック・ジョーンズに面影を見い出し、一時期は相棒と呼べる間柄になっていた。 **孤島の戦い ファルコン登場! **キャップ、警官になる 潜入捜査開始 **キャプテンアメリカの名を捨てて **超人血清の限界 老化による死 **国外追放! 国を失った男が味方とした者は…  マシンスミスの企みにより、国を裏切って超兵器を敵国モルダビアに売り渡した疑いを掛けられたキャップは、再び装備と名前を没収され、単身で事態の解決に動き出す。   形ばかりの覆面とエネルギーシールドを手に、シャロンと二人だけでモルダビアの兵器を破壊するが、マシンスミスは核弾頭掌握を狙い、大統領襲撃に向かった後だった。  共通の敵モルダビアに対するためと説得し、Dr.ドゥームの協力を得たスティーブは間一髪で大統領を救出。再び国家の信頼を取り戻す。 **オンスロート~リボーン  マグニートーとエグゼビアの融合体であるオンスロートとの戦いで、非実体化したオンスロートを倒すため、アベンジャーズ+FF総員が特攻。皆の犠牲でオンスロートは実体化し、X-MENはオンスロートを撃破する。  死んだかに思われたヒーロー達は、フランクリン・リチャーズの生み出して平行世界に転生しており、生み出した平行世界が破綻を迎えた事により、フランクリンはヒーロー達を元の世界へ戻す。 **リターン~盾の喪失  正史世界への復帰後間もなく、ヒドラとの戦闘中に海中に盾を落としてしまう。この盾はトニーの指示で海中から回収されるが、世界中で発生していたビブラニウム崩壊現象により粉々にくだけてしまう。  トニーの作った代用品での盾では上手く戦えず、記念館に保管されていた旧トライアングルシールドを使用するが、クリーの戦士の一撃でひしゃげ、使用不能となる。  その後シャロンから渡されたエネルギーシールドを使用し、幾つかの事件の後、コルバックの高次元エネルギーを奪い取ってキューブの中から復活したスカルとの戦いに突入。  スカルを殺害した結果、コルバックが力を取り戻し、キャップは彼を追って平行世界で戦いを続ける。激闘の末にコルバックと和解し、現世に帰還。  現世に帰還した際に時間が戻り、キャップはスカルの殺害を回避。スカル&コルバックとの戦いが再開。コルバックはスカルに倒され、スカルもまた自滅に追い込まれ、キューブ諸共に爆発する。  ビブラニウムを崩壊させた「音波癌」を止めるべく、トニーは砕けた欠片を繋ぎ合わせたラウンドシールドを反射装置として用意するが、生きた音波と化したクローが襲撃し、装置を破壊する。盾を拾い上げてクローの振動波から身を守った際、偶発的にラウンドシールドが修復され、晴れて完全復活を果たす。 **アベンジャーズ解散、ウィンターソルジャー、シークレットウォー  スカーレットウィッチの錯乱によりアベンジャーズは拠点諸共に崩壊。解散する。  暗殺者ウィンターソルジャーとしてバッキーが復活。紆余曲折の末、フューリーが後ろ盾となり保護する事となる。  ラトベリアがヴィランに武器を供給していた事から、フューリーの独断によるラトベリア攻撃作戦に参加。  シークレットウォーと呼ばれるこの事件の事は記憶から消される事となるが、後に発覚。フューリーは失踪する。 **ニューアベンジャーズ  超人監獄ラフトにてスクラルの手引で大脱走事件が発生。現地に駆けつけたヒーロー達によって、新チーム、ニューアベンジャーズが結成される事となる。 **シビルウォー、キャプテン・アメリカの死  [[シビルウォー>エピソード解説【マーベル】]]では登録法反対派の筆頭として、シークレットアベンジャーズを率いて戦った。 だが自分達が、市民の為ではなく己自身の利益の為だけに戦っていたことに気付いた彼は、推進派の元に投降する。キャプテン・アメリカではなくスティーブ・ロジャースとして。  逮捕された彼は連邦裁判所に連行されるが、それは宿敵レッドスカルの罠であった。スカルの部下・クロスボーンズの狙撃は避けたものの、洗脳された恋人シャロンによって至近距離から銃撃されて死亡した。 **リボーン  キャプテン・アメリカを狙撃した銃は、魔術師でもあるドクタードゥームの手による特殊な銃であり、彼の魂は消滅せずに、過去へと飛ばされた。 **シージ  復活したスティーブ・ロジャースはアベンジャーズの面々を率いて、ダークアベンジャーズ及びオズボーン軍と激突。勝利する。 **ヒロイックエイジ キャプテン・アメリカの名はバッキーに任せ、自らはシークレットアベンジャーズのリーダーとして活動を再開。 シークレットアベンジャーズとして赴いた任務の途中、一時的にノヴァの力を身に付けたが、ノヴァ化はその事件のみで終わっている。 フィアーイットセルフ事件の後、バッキーがキャプテンを降りた事で、スティーブは正式に「キャプテン・アメリカ」に戻る。 **老化、そして引退 超人血清の効力を中和され、スティーブは一気に老化してしまう。最早現場での任務に耐えられないと判断し、ファルコンに名を託し、自身は指揮官として活動を継続。 AXIS編ではヒーロー達が壊滅した後、ヴィランを集めてレッドスカルに対抗。老いたりとは言え、その行動力に衰えは見えない。 事件の結果、善悪反転してしまったファルコン達を止めるため「キャプテン・アーマー」(後述)を身につけ、戦線復帰。 善悪反転したスカルが事態を解決する鍵と知り、老体に鞭打って逮捕されたスカルを脱獄させた。 タイムランズアウト編ではAXIS後善悪反転したままのアイアンマンを止めるため、再びアーマーを着て戦いに赴く。 その決闘の真っ最中、ついにシークレットウォーズが始まり、世界は終焉を迎える。 **若き肉体、再びヒーローに Captain America: Sam Wilson Vol.1 #7 STANDOFF tie-in Pleasant Hillで暴動を起こし始めたヴィラン達によってマリア・ヒルが重症を負い、スティーブが介護しながら安全な場所まで運ぶ。 ボーリング場で少女Kobikと出会い、共に避難しようとするが、拒絶される。彼女は「皆とボーリングをしているのよ」とスティーブにヒーロー・ヴィランが仲良くボーリングを楽しむ幻覚を見せ始める。 コズミックキューブの欠片から出来ているKobikのパワーを危険と見て、パワーの使用をやめさせたが、幻覚が解けると、その場にいた男の姿がクロスボーンズに変わっていく。 スティーブは奇襲を受け、老化した体ではクロスボーンズには太刀打ち出来ず、瀕死の状態にまでされてしまう。 すると窓からキャップのシールドが飛んできて、クロスボーンズがそれを受け止める。 シールドでスティーブに止めを刺そうと振りかざしたその時、スティーブが走馬灯を見たその直後、宇宙が目の前に広がり、遠くから謎の女性が近寄ってきてスティーブにこう言った。「あなたをまたヒーローにしてあげる」 直後、振り下ろされたシールドを受け止め、スティーブは逆にクロスボーンズを押し返し、ノックアウトする。 果たして、駆けつけたサム・ウィルソンとバッキーが目にしたのは、若い肉体を取り戻したスティーブ・ロジャースその人だった。 **少年期の追憶、そして衝撃の秘密 2016年5月、若い肉体を取り戻した後に新たに始まった個人誌にて、改めて幼少期の出来事が描かれた。 酒乱の父が母に暴力を振るう中、謎の女性エージェントの助けによって救われるが…… 明かされた新設定は衝撃的であり、コミック系サイトのみならず大手ニュースサイトでも取り上げられた。 -【ネタバレ】&color(white){kobikの力で若い肉体を取り戻した時、同時に記憶をも書き換えられ、実はヒドラの秘密エージェントだったと過去を改ざんされてしまう。}  &color(white){・kobicはレッドスカルにヒドラの思想が正しく、人類に平和をもたらすものと教えられたため、完全に善意でこれらのことを行った。}  &color(white){・ヒドラの指導者であるレッドスカルに秘密裡に従うこととなったキャプテンだが、「全体主義こそが人類に平和をもたらす」と本気で考えているため、テロと破壊行為を繰り広げる現在のヒドラの在り方には不満を抱いており、密かにレッドスカルの打倒と排除を画策している…}  &color(white){・ともあれ、全体のためなら個の犠牲も是とし、犠牲も厭わなくなったキャプテン。周りは違和感を抱きつつその変化にまだ気付いていない…} ---- *後付設定など: **アースキン博士 初期はジョセフ・ラインシュタイン博士であったが、後にエイブラハム・アースキン博士に変更された。 さらに彼が偽名を使い分けており、ジョセフ・ラインシュタインもその一つであるという後付設定も作られた。 **キャップの殺人 80~90年代の一時期には「大戦中も含めて、一度も人殺しをしていない」という設定があった。 しかしこれにはリアリティが無いとして、現在のライターのエド・ブルーベイカーがこの設定をなくしてしまった。 よって現在は「大戦中は戦争なので仕方なく殺していた。復活後は誰も殺していない。」という事になっている。 90年代、人々を虐殺するスカルをエネルギーソードで刺し殺した事もあったが、直後に時間を遡り、無かった事になった。 **バッキーの死 バッキーは前述のブルーベイカーが幼少時より彼の死に疑念を持っていたことにより、 (ベンおじさんやグエン・ステーシーと違い、バッキーはコミック劇中に死ぬ場面が存在しない。) ウィンターソルジャーとして復活することになった。 ---- **能力・技能 -超人血清によって超人的肉体を得たが、超怪力や超スピード等の特殊能力は無い。あくまで常人として望み得る最高の肉体に留まっている。 -盾を投擲し、的確なコントロールで手元に戻ってくるのも、彼自身の技量によるもの。 --ただし、愛用の盾に限った事のようで、盾を失っていた時期の代用品での戦闘では上手くコントロールできない事もあった。 -疲労に対しての強さは超人的で、単独での雪中長距離行軍をも物ともしない。 -戦後に復活した後も、銃器類を(バットマンのように)使わない訳ではなく、必要に応じて使用する事もある。 -超人兵士としてではなく、スティーブの持つ技能として、イラストの才能がある。 --仕事を取ってフリーのイラストレーターとして生活していけるくらいに、プロとしての技量がある。 --CMのボード描きの仕事をしていたときもある。 -Thor #390(1988年)においてムジョルニアを持ち上げている。 --2017年、「シークレットエンパイア」にて、今度はムジョルニアを振るい敵に一撃を加えている。 *歴代コスチューム -※ 正史世界での衣装の変遷。 **初代コスチューム -Captain America Comics 1号で登場。 -キャプテン・アメリカ誕生時に、軍の手で用意されたコスチューム。 -二代目に当たる基本コスチュームとの違い --コスチュームが首周りを覆っておらず、マスクとセパレートになっている。 --コスチュームから独立したマスクは、その形状も手伝って、鉄兜の延長に見える。 ---戦場で戦うヒーローであることを意識したデザイン。 -シールドも、初代トライアングルシールド。 **基本コスチューム -Captain America Comics 2号で登場。 -二号にして早々と初代コスチュームに取って替わり、その後現在に到るまでキャップをアピールし続けてきたコスチューム。 -マスクがコスチュームとワンピースになっており、全身タイツ度が増した。シールドも、投げるのに適した円形に替わる。 -余りにも有名なコスチュームだがデザインの特徴 --青を基調にブーツとグローヴが赤、腹には赤と白の立縞が入り、胸には白い星がシンボライズ --額には『A』のマークが輝く-赤・青・白、立縞・星・Aのマークと、星条旗をコスチューム化したということが一目で分かるデザイン。 --『A』には「一人の兵士(A soldier)」という意味があり、「超人的な体力を持とうとも、国のために尽くす兵士に変わりはない」ということ。 --それがいいと思うか、かっこ悪いと思うかは、好みの分かれるところ(特に日本人には)。 --なお装甲としてスケイル・アーマーを使用。魚のうろこのような形の金属片を継ぎ合わせてつくったアーマーである。 **ノーマッド・コスチューム -Captain America 180号で初登場。 -シークレット・エンパイアとの戦いの末、アメリカの正義に絶望したキャップは、キャプテン・アメリカの名とコスチュームを捨てる -国家なき男ノーマッド(nomadとは、流浪の民とか遊牧民という意味がある)を名乗り、ヒーロー活動を再開する。 -その際のコスチュームがこれで、ダークブルーのシンプルなコスチュームとマントに半仮面様のマスクという出で立ち。 -慣れないマントを踏んづけてすっ転び、悪人を逃がすシーンがあったりするのが御愛嬌(Captain America 182号)。 -結局、新たにキャプテン・アメリカとなったロスコーがレッドスカルの手にかかり命を落としたのを契機に、彼はキャプテン・アメリカに復帰する。 --後に彼のサイドキックになったジャック・モンローは、このコスチュームを受け継ぎノーマッドを名乗る。 **ザ・キャプテン・コスチューム -Captain America 336号で初登場。 -政府の超人活動委員会の、「キャプテン・アメリカの名前と装備の使用権は政府に帰属するものである。&br()故にそれを使用するには政府の指揮下に入るべし」という通達がキャップに下る。 -それに対し反発したキャップは、キャプテン・アメリカのコスチュームとシールドを返還し、ザ・キャプテンを名乗る。 -このコスチュームとアイアンマンやブラックパンサーから送られたシールドを使用するようになった。 --従来のキャップのコスチュームの青が丸々黒に転じたというシンプルな格好。 --額のAの字はなくなり、胸の星、腹の立縞に替わり、斜めに切れ込んでいる赤と白の横縞にワンポイントの黒い星というマイナーチェンジが施された。 -全体にマイナーチェンジに留まった感が強く、長持ちしなかったのも良く分かるのだが、このシンプルさはこれはこれで捨て難い。 -結局、スティーブはキャプテン・アメリカに復帰する。 -その後このコスチュームは、彼に代わってキャプテン・アメリカを務めていたジョン・ウォーカー(元スーパーパトリオット)に受け継がれ、彼はUSエージェントを名乗る。 **キャプテン・アーマー -Captain America 438号で初登場。 -超人化血清の副作用で、次第に健康を蝕まれ、ほとんど満足に動けなくなった時期に、トニー・スタークがキャップに送ったもの。 -いわば外骨格スーツであり、キャップの身体を外部から動かし、また攻撃から守る役割を持つ。飛行、水中潜行も可能。 -だが、アイアンマンアーマーの設計者が作ったとは思えないほどデザインがひどい。 --キャップのコスチュームのデザインを一切崩さず、強引に金属質のアーマーにしてみたらこうなるのだが。 ---何か根本的な部分で間違ってると言ってはならない。 --結局、キャップはこのアーマーを残し失踪、周囲の人間は彼が死に場所を求めて旅立ったと解釈したようだ。 ---……余りの格好悪さに、着るくらいなら死んだ方がマシだとキャップが思ったからでは?とファンの間で語り草となっている。 ---(実際は、キャップを救うためにシャロン・カーターとレッドスカルが連れ去ったから) -2014年展開で老化した後、AXIS編、タイムランズアウト編でこのアーマーを装着して出撃している。流石に今までのような戦いはできなかったが…… **EXパトリオットコスチューム -Captain America 451号で初登場。 -マシンスミスによって国家に対する背任の罪を着せられ、国外追放処分を受けたキャップは、かつてのノーマッドコスチュームの際と同様、ダークブルー一色のシンプルなコスチュームを身に着け、ヒーロー活動を続行した。 -マスクはコスチュームとワンピースな割りに、海賊マスク風に襟足で縛り目があるのがおかしい。 -キャプテン・アメリカらしいところが皆無のコスチューム、というか、極端にシンプルな、装飾性のないデザイン。 -このエピソード内でも、利害の一致したドゥームの協力を得、模造品の通常コスチュームに着替えたため、この姿でいる期間はごく短かった。 **スーパーソルジャー -初登場Secret Avengers 1号 -シージの後、復活したS.H.I.E.L.Dの長官となったスティーブが結成したシークレットアベンジャーズで装着しているコスチューム。 -顔にマスクを被らず素顔を晒し、ラウンドシールドに代わり以前使用したビームシールドを使用。 *シールドについて キャプテン・アメリカの唯一にして最強の武器。 -オリジナル・トライアングル・シールド キャプテン・アメリカ誕生時に用意されていたシールド。 緩いフォルムの疑似三角形で、縦に見て、上部に星、半ばから縦縞と、星条旗を模したペイントが施されている。 材質は、特記されていないが、恐らく普通の金属。 本来は防御に使う物である筈のシールドを投げて使う辺り、キャップのセンスをうかがえる。 インヴェイダーズの一員としてヨーロッパでの戦いに赴くことになったキャップは、敵に囚われた際に秘密を漏らさないよう、軍の手で記憶を操作されており、復帰後、戦時中の記憶にいくらか混乱を来していた。 ヨーロッパに赴く前の、陸軍に一兵卒として従軍していた時期がそれにあたり、トライアングルシールドは兵卒時代の私物として、ニュージャージーの古い倉庫に保管されていた(Captain America 247号) キャップ復活後は、アヴェンジャーズマンションのトロフィールームに陳列されていたが、マスターズ・オブ・イーヴィルのアヴェンジャーズマンション大侵攻の際Mrハイドに破壊されている。(Avengers 275号) 現在はヤングアベンジャーズのパトリオットが所有している。 -オリジナル・ラウンド・シールド 現在に到るまで使用され続けているシールド。 円形、赤・白の縁取り、中央に青、更に中央には白い星をあしらうというデザイン。 投げにくい三角形シールドに変わって作られた物・・・と推察される。 軍の研究所で偶然に開発された、硬くて軽い合金で製造されており、圧倒的な耐久性を誇る。 1984年、ウルヴァリンとキャップが戦った際に、ウルヴァリンのアダマンチウムの爪を受け止め得るシールドがアダマンチウム製かアダマンチウムでコーティングされていることが、初めて明言されている。(Captain America Annual8号) アダマンチウムという単語が登場するのは、Avengers 66号の「S.H.I.E.L.D.」の実験で開発されたのが初出、戦時中からアダマンチウム開発に情熱を燃やし続けてきたマイロン・マクレーン博士が初めて鍛造に成功している。 アベンジャーズ初期には、バロン・ジーモの破壊光線銃やリビングレーザーのレーザートラップにはかなわないかもしれないという描写があった。 現在では、破壊不可能と言われるアダマンチウムの硬度、ビブラニウムの震動吸収能力(衝撃の97%を吸収する)を併せ持つという設定が根付いているので、滅多なことでは壊れることはなくなった。 破壊されたレアな例 -Avengers 35号 リヴィングレーザーのレーザートラップで跡形もなく消える。 (同じ回のうちに何の説明もなく再登場・・・) -Avengers 215,216号 モレキュールマンの分子構造操作能力で破壊され、消滅 (アイアンマンアーマー、ムジョルニア、シルヴァーサーファーのボードも同様。改心したモレキュールマンの手で修復) -Secret Wars 11,12号 ビヨンダーの力を手に入れたDrドゥームの強力な雷撃をくらい、中央まで深い裂け目が入る (戦いの舞台となったパッチワーク惑星には、意志を現実にするビヨンダーの力が遍在しており、それに気付いたキャップは、強靭な意志の力で奇跡を起こし修復) -Infinity Gauntlet 4号 インフィニティ・ガントレットを握るサノスのチョップ一発で四散(時間が巻き戻され、なかったことになっている) -Captain America Vol3 12号 海底から拾い上げられたシールドは、あっさりと砕け散る。全世界的に発生している、ビブラニウムの崩壊励起が原因(22号のクローとの戦いで、クローのサウンドブラスターを受け止めた際、偶発的に修復) -Avengers Vol3 63号 オーディンフォースを継承し、アスガードの王となり欧州の市民の懇願に応え現地で暴れていたソーと彼を止めるため特殊アーマーを持って戦うアイアンマン 彼らの戦闘を止めるため間に入るも我を失っていたソーの一撃にシールドが凹んでしまう。 正気に返ったソーによってすぐ修理される。 -Fear Itself 5号 人々の恐怖を糧として完全に復活した邪神サーペントにシールドを投げつけるもキャッチされ、簡単に破壊される。 事件が終わった後にアスガードで修復され、傷は残ったものの、ウルを加えてより強固なものとなった。 ビブラニウム入手の経緯 キャプテン・アメリカとしての最初期の活動期に、キャップはアフリカのワカンダを訪れナチと交戦、そこでワカンダ王ティチャカに会った。 ナチスの野望はワカンダのみで産出される稀少金属ビブラニウムを手に入れることにあったが、ティチャカには、ナチスもアメリカも、同じくビブラニウムを狙う白人でしかなかった。 ナチスとは違うという証を見せよ、というティチャカに対し、キャップは唯一の武器であるシールドをティチャカに渡す。 キャップの誠意をくみ取ったティチャカは、キャップに一塊のビブラニウムを与えた。 キャップが持ち帰ったビブラニウムは、アダマンチウム(と後に呼ばれることになる金属)の開発に執念を燃やすマイロン・マクレイン博士の手に渡り、史上初めてのアダマンチウム形成に寄与することになる。 こうして出来たアダマンチウムとビブラニウムの合金から新たなシールドが創られることとなり、こうしてラウンドシールドが完成したのである。 キャプテン・アメリカのシールドは、キャップ自身が持ち帰った材料から造られたもので、キャップの活躍と決断なかりせばアダマンチウムの開発もあり得なかったのである。 (Black Panther 30号) -アダマンチウム・シールド&ビブラニウム・シールド 政府がキャプテン・アメリカの装備と名前は政府に帰属するものであり、それを使用するには政府命令に従うようキャップに要請した際、 キャップは装備を政府に明け渡し、ザ・キャプテンを名乗り、黒いコスチュームとトニー・スタークが造ってくれたアダマンチウムのみで出来ているシールドを使用した。(Captain America 339号) 間もなく、ブラックパンサーが造ったビブラニウムのみで出来たシールドに切り換え(342号以降)、このシールドはコスチュームと装備を交換する形になったUSエージェントに受け継がれる。 USエージェントは、ウェストコースト最終号で、このシールドとコスチュームを海に棄て、フォースワークスからは新コスとビームシールドに切り換えた……筈だったが、 いつの間にか元のコスチュームとシールドに戻っており、USエージェントとプロトサイドの交戦で破壊されてしまった。 Captain America Vol.3 20号でUSエージェントは準ビブラニウム製の盾を装備して再登場するが、折悪しく戦闘中にビブラニウム崩壊現象が起き、ヒドラのビームによって再び盾を破壊されてしまった。 -ビームシールド Captain America Vol.3 9号から登場し、22号でのラウンドシールド復活までの間使用。 同2号でラウンドシールドを海中で喪失し、代用していたトライアングルシールドも破壊され、見かねたシャロンがキャップに贈った。 元々は、フォースワークス期のUSエージェントが使用していたもの。 手袋の下に付けたフォトンアクセラレーターで、物体を弾く超振動フィールドを形成。 ライノの突進を正面から弾き返す。崩れたビルを短時間とは言え受け止める。ロケット発射時に真下にいても平気、等、かなりの防御力を持つ。 シールド型のビームフィールドを発生させるものであり、厳密にはシールドではない。 物体ではない強みとして、用途に応じて形と大きさを変えることが出来る点が挙げられる。 フィールドを拡げ自分以外の人もカヴァーしたり、ポールや剣の形にしたり、投げつけるのではなくフィールド自体を矢継ぎ早に投射したりと、応用範囲の広さでは歴代シールド中最高だが、キャップ自身は思い入れがない。 未来世界、アース-69901でのコルバックとの戦いでキャップを救ったプリマックスに譲られ、彼はこのシールドを引き継ぎ、異世界のキャプテンアメリカとなる。 が、アース-616に戻った際、時間も遡っていたため、キャップの手元にもシールドが残る事となり、ラウンドシールド復活までの間使用していた。 ラウンドシールドをバッキーに譲った後、シークレッドアベンジャーズ結成後に再び使用している。 *出版上に見る歴代キャプテン・アメリカの登場順序 -Captain America Comics 1号創刊('41年3月) 初代キャプテン・アメリカ(スティーヴ・ロジャース)、バッキー(バッキー・バーンズ)初登場 -Marvel Mystery Comics 21号('41年) パトリオット初登場 -All Winners Comics 1号創刊('41年) Captain America Weird tales 75号('50年1月) 74号より改題、75号で打ち切りとなる -Young Men 24-28号('53年12月~'54年6月) 学校の教師になっていたスティーヴ・ロジャースがジャック・モンローを新バッキーとし、キャプテン・アメリカとして再登場 -Men's Adventure 27,28号('54年5、7月) 新キャプテン・アメリカのエピソードを掲載 Captain America Comics 76-78号('54年5、7、9月) キャップ再登場に併せ再創刊されるも、3号で廃刊 ---- *登場作品一覧 ---- *メディア展開 **実写映画 -連続活劇映画 キャプテン・アメリカ(1943~1944年) -キャプテン・アメリカ 帝国の野望 (1990年) -キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー (2011年) --2011年10月14日公開(全米公開2011年7月22日) -アベンジャーズ (2012年) --原作と時代設定が異なるため、今作では70年もの間氷漬けになっていたことに。 -キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー (2014年) -アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン(2015年) **実写ドラマ -キャプテン・アメリカ(1979年) CBS -キャプテン・アメリカ II (1979年) CBS **アニメ -マーベル・スーパーヒーローズ(1966年) -スパイダーマン(1994年) -ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ --属性はファイト。やさぐれた少年・クリスのパートナーになる ---サイドキックであるバッキーを喪ったトラウマもあったが、現代のパートナーであるクリスとともに乗り越えていった **ゲーム -CAPTAIN AMERICA AND THE AVENGERS(1991年 データイースト) --ベルトスクロールACT -AVENGERS IN GALACTIC STORM(1996年 データイースト) --対戦格闘ゲーム ポリゴンCGを2Dにレンダリングしている -マーヴルスーパーヒーローズ ウォーオブザジェム(1996年 カプコン) --ベルトスクロールACT -MARVEL SUPER HEROES(カプコン) -MARVEL VS CAPCOM(カプコン) -MARVEL VS CAPCOM2(カプコン) -MARVEL VS CAPCOM3(カプコン) -ULTIMATE MARVEL VS CAPCOM3(カプコン) -Marvel Ultimate Alliance(2007年 インターチャネル・ホロン) -Marvel Ultimate Alliance2 -MARVEL HEROES(2013年 Gazillion) --MMO ARPG。一部特殊攻撃を除き、3秒だけあらゆる攻撃を無効化。ノーマッドコスチュームが使えるのはこのゲームだけ? -- **小説 ---- *関連キャラクター **ヒーロー -[[バッキー>キャラクター:バッキー]](ウィンターソルジャー、ニュー・キャプテンアメリカ) --親友。元相棒(大戦時)。 -ファルコン --親友。元相棒。 -[[アイアンマン>キャラクター:アイアンマン]] --親友。ともにアベンジャーズのビッグ3。 -ソー --親友。ともにアベンジャーズのビッグ3。 **恋人 -ペギー・カーター --第二次大戦当時の恋人。故人。 -シャロン・カーター(エージェント13) --恋人。 -ボニー・ローゼンタール --吹きガラス細工の芸術家で、高級住宅街に屋敷を構えていた。 -ゴールデン・ガール A.K.A. エリザベス・”ベッツィー”・ロス --第二次大戦時の女性ヒーロー。 -コニー・フェラーリ --弁護士。 ---グレート・レイクス・アベンジャーズに、トニー・スタークの代理として「アベンジャーズ」の知的財産権の執行に来たが、このとき非常に「個性的」な姿で描かれた。 -スカーレット・ウィッチ --ワンダの精神が不安定な時に恋人関係になる。 -ミランダ・プリチェット --Alias(ジェシカ・ジョーンズ初出)で、ジェシカが見張っていた。 -ダイアモンド・バック A.K.A. レイチェル・レイトン --サーペント・ソサエティーの傭兵。キャップに負けて組織を裏切る。 **ヴィラン -レッド・スカル --Captain America Comics #1以来の宿敵。実は同号の中で一回死んでるが、後に影武者という後付け設定が作られた。 -アーニム・ゾラ -バロン・ハインリッヒ・ジーモ(初代バロン・ジーモ) --ナチスの幹部。覆面を被っていた時にキャップに襲撃されて、接着剤をかぶってしまい二度と覆面が取れなくなってしまった男。よってキャップを非常に怨んでいる。 --キャプテン・アメリカとバッキーを太平洋に葬ったヴィランである。 -バロン・ヘルムート・ジーモ(2代目バロン・ジーモ) -Dr.ファウスタス -グランドディレクター -アレクサンダー・ルーキン -マシンスミス -バトロック・ザ・リーパー -M.O.D.O.K. -A.I.M. -ハイドラ **その他
*概要 -&bold(){初登場:}Captain America Comics #1(1941年) -&bold(){クリエイター・アーティスト:}ジョー・サイモン、ジャック・カービー *設定 **プロフィール -&bold(){本名:}スティーブ・ロジャース(スティーブン・グラント・ロジャース) -&bold(){別名:}ザ・キャプテン、ノーマッド、『第二次世界大戦の生ける伝説』、『時を失った男』(現代の呼び名) -&bold(){種族・人種:}地球人・アメリカ人 -&bold(){ホームタウン:} -&bold(){参加チーム:}[[アベンジャーズ]](旧、ニュー、シークレット)、[[S.H.I.E.L.D.]]、[[インベーダーズ]](第二次世界大戦時)、アメリカ陸軍(同大戦時) *経歴(第二次世界大戦時):  1922年7月4日、アイルランド移民、ジョセフとサラの息子として生まれる。  虚弱体質の子どもとして、大恐慌下のアメリカで育つ。  両親から、義務、名誉、謙虚さを教えられる。この背景は、アイルランド・カトリック教会の影響があるのではないかと考えられる。  子ども時代に父を亡くし、十代に母を肺炎で失う。  陸軍に志願するも虚弱体質の為に不合格となる。 その後スーパーソルジャー血清の実験『オペレーションリバース』に参加し、無敵の肉体を手に入れる。  だが実験が成功し、スティーブが強くなったその時に[[ナチス]]のスパイが乱入、開発者のアースキン博士を殺害してしまう。 血清の製造方法を知っていた博士が死んでしまったため、彼は地球上にただ一人のスーパーソルジャーとなった。 **装備  そこで軍は彼に星条旗のコスチュームと防弾シールド(初代)を与え、正体を隠させてキャプテン・アメリカと名乗らせた。 (後に彼はルーズベルト大統領からビブラニウムと鋼鉄の合金で出来た円形のシールドを与えられている。こちらが現在まで使用されている物である。) **仲間  そして彼は、少年兵として従軍していたバッキー・バーンズに、彼がキャプテン・アメリカであることを知られ、口外しない代わりに彼をサイドキック(相棒)にする。 また、ネイモア(サブマリナー)や初代ヒューマントーチ、トロとともにナチスと戦うチーム、[[インベーダーズ]]も結成している。 ニック・フューリーやダムダム・デュガン、ウルヴァリンとも大戦中に会っている。 **行方不明  大戦末期、バッキーと共に、ナチス幹部バロン・ジーモの無人爆弾飛行機を止める為に乗り込み、洋上で爆破して二人は行方不明となる。 この時、スティーブは誤って飛行機から手を離してしまい、爆発には巻き込まれていなかった。だがバッキーは爆弾を解除する為に最後まで残り、爆死した。 *経歴(現代): **復活・アベンジャーズ加入  死んだと思われていたスティーブであったが、[[アベンジャーズ]]が凍りついた彼を北大西洋で発見し、20年ぶりに蘇生する。  時代の違いに戸惑い、悩みつつ、アベンジャーズのリーダーとして活動を開始する。  バッキーの死は彼にとってはトラウマであり、スティーブはバッキーによく似た青年、リック・ジョーンズに面影を見い出し、一時期は相棒と呼べる間柄になっていた。 **孤島の戦い ファルコン登場! **キャップ、警官になる 潜入捜査開始 **キャプテンアメリカの名を捨てて **超人血清の限界 老化による死 **国外追放! 国を失った男が味方とした者は…  マシンスミスの企みにより、国を裏切って超兵器を敵国モルダビアに売り渡した疑いを掛けられたキャップは、再び装備と名前を没収され、単身で事態の解決に動き出す。   形ばかりの覆面とエネルギーシールドを手に、シャロンと二人だけでモルダビアの兵器を破壊するが、マシンスミスは核弾頭掌握を狙い、大統領襲撃に向かった後だった。  共通の敵モルダビアに対するためと説得し、Dr.ドゥームの協力を得たスティーブは間一髪で大統領を救出。再び国家の信頼を取り戻す。 **オンスロート~リボーン  マグニートーとエグゼビアの融合体であるオンスロートとの戦いで、非実体化したオンスロートを倒すため、アベンジャーズ+FF総員が特攻。皆の犠牲でオンスロートは実体化し、[[X-MEN]]はオンスロートを撃破する。  死んだかに思われたヒーロー達は、フランクリン・リチャーズの生み出して平行世界に転生しており、生み出した平行世界が破綻を迎えた事により、フランクリンはヒーロー達を元の世界へ戻す。 **リターン~盾の喪失  正史世界への復帰後間もなく、[[ヒドラ]]との戦闘中に海中に盾を落としてしまう。この盾はトニーの指示で海中から回収されるが、世界中で発生していたビブラニウム崩壊現象により粉々にくだけてしまう。  トニーの作った代用品での盾では上手く戦えず、記念館に保管されていた旧トライアングルシールドを使用するが、[[クリー]]の戦士の一撃でひしゃげ、使用不能となる。  その後シャロンから渡されたエネルギーシールドを使用し、幾つかの事件の後、コルバックの高次元エネルギーを奪い取ってキューブの中から復活したスカルとの戦いに突入。  スカルを殺害した結果、コルバックが力を取り戻し、キャップは彼を追って平行世界で戦いを続ける。激闘の末にコルバックと和解し、現世に帰還。  現世に帰還した際に時間が戻り、キャップはスカルの殺害を回避。スカル&コルバックとの戦いが再開。コルバックはスカルに倒され、スカルもまた自滅に追い込まれ、キューブ諸共に爆発する。  ビブラニウムを崩壊させた「音波癌」を止めるべく、トニーは砕けた欠片を繋ぎ合わせたラウンドシールドを反射装置として用意するが、生きた音波と化したクローが襲撃し、装置を破壊する。盾を拾い上げてクローの振動波から身を守った際、偶発的にラウンドシールドが修復され、晴れて完全復活を果たす。 **アベンジャーズ解散、ウィンターソルジャー、シークレットウォー  スカーレットウィッチの錯乱によりアベンジャーズは拠点諸共に崩壊。解散する。  暗殺者ウィンターソルジャーとしてバッキーが復活。紆余曲折の末、フューリーが後ろ盾となり保護する事となる。  ラトベリアがヴィランに武器を供給していた事から、フューリーの独断によるラトベリア攻撃作戦に参加。  シークレットウォーと呼ばれるこの事件の事は記憶から消される事となるが、後に発覚。フューリーは失踪する。 **ニューアベンジャーズ  超人監獄ラフトにて[[スクラル]]の手引で大脱走事件が発生。現地に駆けつけたヒーロー達によって、新チーム、[[ニューアベンジャーズ]]が結成される事となる。 **シビルウォー、キャプテン・アメリカの死  [[シビルウォー>エピソード解説【マーベル】]]では登録法反対派の筆頭として、シークレットアベンジャーズを率いて戦った。 だが自分達が、市民の為ではなく己自身の利益の為だけに戦っていたことに気付いた彼は、推進派の元に投降する。キャプテン・アメリカではなくスティーブ・ロジャースとして。  逮捕された彼は連邦裁判所に連行されるが、それは宿敵レッドスカルの罠であった。スカルの部下・クロスボーンズの狙撃は避けたものの、洗脳された恋人シャロンによって至近距離から銃撃されて死亡した。 **リボーン  キャプテン・アメリカを狙撃した銃は、[[魔術師]]でもあるドクタードゥームの手による特殊な銃であり、彼の魂は消滅せずに、過去へと飛ばされた。 **シージ  復活したスティーブ・ロジャースはアベンジャーズの面々を率いて、[[ダークアベンジャーズ]]及びオズボーン軍と激突。勝利する。 **ヒロイックエイジ キャプテン・アメリカの名はバッキーに任せ、自らはシークレットアベンジャーズのリーダーとして活動を再開。 シークレットアベンジャーズとして赴いた任務の途中、一時的にノヴァの力を身に付けたが、ノヴァ化はその事件のみで終わっている。 フィアーイットセルフ事件の後、バッキーがキャプテンを降りた事で、スティーブは正式に「キャプテン・アメリカ」に戻る。 **老化、そして引退 超人血清の効力を中和され、スティーブは一気に老化してしまう。最早現場での任務に耐えられないと判断し、ファルコンに名を託し、自身は指揮官として活動を継続。 AXIS編ではヒーロー達が壊滅した後、ヴィランを集めてレッドスカルに対抗。老いたりとは言え、その行動力に衰えは見えない。 事件の結果、善悪反転してしまったファルコン達を止めるため「キャプテン・アーマー」(後述)を身につけ、戦線復帰。 善悪反転したスカルが事態を解決する鍵と知り、老体に鞭打って逮捕されたスカルを脱獄させた。 タイムランズアウト編ではAXIS後善悪反転したままのアイアンマンを止めるため、再びアーマーを着て戦いに赴く。 その決闘の真っ最中、ついにシークレットウォーズが始まり、世界は終焉を迎える。 **若き肉体、再びヒーローに Captain America: Sam Wilson Vol.1 #7 STANDOFF tie-in Pleasant Hillで暴動を起こし始めたヴィラン達によってマリア・ヒルが重症を負い、スティーブが介護しながら安全な場所まで運ぶ。 ボーリング場で少女Kobikと出会い、共に避難しようとするが、拒絶される。彼女は「皆とボーリングをしているのよ」とスティーブにヒーロー・ヴィランが仲良くボーリングを楽しむ幻覚を見せ始める。 コズミックキューブの欠片から出来ているKobikのパワーを危険と見て、パワーの使用をやめさせたが、幻覚が解けると、その場にいた男の姿がクロスボーンズに変わっていく。 スティーブは奇襲を受け、老化した体ではクロスボーンズには太刀打ち出来ず、瀕死の状態にまでされてしまう。 すると窓からキャップのシールドが飛んできて、クロスボーンズがそれを受け止める。 シールドでスティーブに止めを刺そうと振りかざしたその時、スティーブが走馬灯を見たその直後、宇宙が目の前に広がり、遠くから謎の女性が近寄ってきてスティーブにこう言った。「あなたをまたヒーローにしてあげる」 直後、振り下ろされたシールドを受け止め、スティーブは逆にクロスボーンズを押し返し、ノックアウトする。 果たして、駆けつけたサム・ウィルソンとバッキーが目にしたのは、若い肉体を取り戻したスティーブ・ロジャースその人だった。 **少年期の追憶、そして衝撃の秘密 2016年5月、若い肉体を取り戻した後に新たに始まった個人誌にて、改めて幼少期の出来事が描かれた。 酒乱の父が母に暴力を振るう中、謎の女性エージェントの助けによって救われるが…… 明かされた新設定は衝撃的であり、コミック系サイトのみならず大手ニュースサイトでも取り上げられた。 -【ネタバレ】&color(white){kobikの力で若い肉体を取り戻した時、同時に記憶をも書き換えられ、実はヒドラの秘密エージェントだったと過去を改ざんされてしまう。}  &color(white){・kobicはレッドスカルにヒドラの思想が正しく、人類に平和をもたらすものと教えられたため、完全に善意でこれらのことを行った。}  &color(white){・ヒドラの指導者であるレッドスカルに秘密裡に従うこととなったキャプテンだが、「全体主義こそが人類に平和をもたらす」と本気で考えているため、テロと破壊行為を繰り広げる現在のヒドラの在り方には不満を抱いており、密かにレッドスカルの打倒と排除を画策している…}  &color(white){・ともあれ、全体のためなら個の犠牲も是とし、犠牲も厭わなくなったキャプテン。周りは違和感を抱きつつその変化にまだ気付いていない…} ---- *後付設定など: **アースキン博士 初期はジョセフ・ラインシュタイン博士であったが、後にエイブラハム・アースキン博士に変更された。 さらに彼が偽名を使い分けており、ジョセフ・ラインシュタインもその一つであるという後付設定も作られた。 **キャップの殺人 80~90年代の一時期には「大戦中も含めて、一度も人殺しをしていない」という設定があった。 しかしこれにはリアリティが無いとして、現在のライターのエド・ブルーベイカーがこの設定をなくしてしまった。 よって現在は「大戦中は戦争なので仕方なく殺していた。復活後は誰も殺していない。」という事になっている。 90年代、人々を虐殺するスカルをエネルギーソードで刺し殺した事もあったが、直後に時間を遡り、無かった事になった。 **バッキーの死 バッキーは前述のブルーベイカーが幼少時より彼の死に疑念を持っていたことにより、 (ベンおじさんやグエン・ステーシーと違い、バッキーはコミック劇中に死ぬ場面が存在しない。) ウィンターソルジャーとして復活することになった。 ---- **能力・技能 -超人血清によって超人的肉体を得たが、超怪力や超スピード等の特殊能力は無い。あくまで常人として望み得る最高の肉体に留まっている。 -盾を投擲し、的確なコントロールで手元に戻ってくるのも、彼自身の技量によるもの。 --ただし、愛用の盾に限った事のようで、盾を失っていた時期の代用品での戦闘では上手くコントロールできない事もあった。 -疲労に対しての強さは超人的で、単独での雪中長距離行軍をも物ともしない。 -戦後に復活した後も、銃器類を(バットマンのように)使わない訳ではなく、必要に応じて使用する事もある。 -超人兵士としてではなく、スティーブの持つ技能として、イラストの才能がある。 --仕事を取ってフリーのイラストレーターとして生活していけるくらいに、プロとしての技量がある。 --CMのボード描きの仕事をしていたときもある。 -Thor #390(1988年)においてムジョルニアを持ち上げている。 --2017年、「シークレットエンパイア」にて、今度はムジョルニアを振るい敵に一撃を加えている。 *歴代コスチューム -※ 正史世界での衣装の変遷。 **初代コスチューム -Captain America Comics 1号で登場。 -キャプテン・アメリカ誕生時に、軍の手で用意されたコスチューム。 -二代目に当たる基本コスチュームとの違い --コスチュームが首周りを覆っておらず、マスクとセパレートになっている。 --コスチュームから独立したマスクは、その形状も手伝って、鉄兜の延長に見える。 ---戦場で戦うヒーローであることを意識したデザイン。 -シールドも、初代トライアングルシールド。 **基本コスチューム -Captain America Comics 2号で登場。 -二号にして早々と初代コスチュームに取って替わり、その後現在に到るまでキャップをアピールし続けてきたコスチューム。 -マスクがコスチュームとワンピースになっており、全身タイツ度が増した。シールドも、投げるのに適した円形に替わる。 -余りにも有名なコスチュームだがデザインの特徴 --青を基調にブーツとグローヴが赤、腹には赤と白の立縞が入り、胸には白い星がシンボライズ --額には『A』のマークが輝く-赤・青・白、立縞・星・Aのマークと、星条旗をコスチューム化したということが一目で分かるデザイン。 --『A』には「一人の兵士(A soldier)」という意味があり、「超人的な体力を持とうとも、国のために尽くす兵士に変わりはない」ということ。 --それがいいと思うか、かっこ悪いと思うかは、好みの分かれるところ(特に日本人には)。 --なお装甲としてスケイル・アーマーを使用。魚のうろこのような形の金属片を継ぎ合わせてつくったアーマーである。 **ノーマッド・コスチューム -Captain America 180号で初登場。 -シークレット・エンパイアとの戦いの末、アメリカの正義に絶望したキャップは、キャプテン・アメリカの名とコスチュームを捨てる -国家なき男ノーマッド(nomadとは、流浪の民とか遊牧民という意味がある)を名乗り、ヒーロー活動を再開する。 -その際のコスチュームがこれで、ダークブルーのシンプルなコスチュームとマントに半仮面様のマスクという出で立ち。 -慣れないマントを踏んづけてすっ転び、悪人を逃がすシーンがあったりするのが御愛嬌(Captain America 182号)。 -結局、新たにキャプテン・アメリカとなったロスコーがレッドスカルの手にかかり命を落としたのを契機に、彼はキャプテン・アメリカに復帰する。 --後に彼のサイドキックになったジャック・モンローは、このコスチュームを受け継ぎノーマッドを名乗る。 **ザ・キャプテン・コスチューム -Captain America 336号で初登場。 -政府の超人活動委員会の、「キャプテン・アメリカの名前と装備の使用権は政府に帰属するものである。&br()故にそれを使用するには政府の指揮下に入るべし」という通達がキャップに下る。 -それに対し反発したキャップは、キャプテン・アメリカのコスチュームとシールドを返還し、ザ・キャプテンを名乗る。 -このコスチュームとアイアンマンやブラックパンサーから送られたシールドを使用するようになった。 --従来のキャップのコスチュームの青が丸々黒に転じたというシンプルな格好。 --額のAの字はなくなり、胸の星、腹の立縞に替わり、斜めに切れ込んでいる赤と白の横縞にワンポイントの黒い星というマイナーチェンジが施された。 -全体にマイナーチェンジに留まった感が強く、長持ちしなかったのも良く分かるのだが、このシンプルさはこれはこれで捨て難い。 -結局、スティーブはキャプテン・アメリカに復帰する。 -その後このコスチュームは、彼に代わってキャプテン・アメリカを務めていたジョン・ウォーカー(元スーパーパトリオット)に受け継がれ、彼はUSエージェントを名乗る。 **キャプテン・アーマー -Captain America 438号で初登場。 -超人化血清の副作用で、次第に健康を蝕まれ、ほとんど満足に動けなくなった時期に、トニー・スタークがキャップに送ったもの。 -いわば外骨格スーツであり、キャップの身体を外部から動かし、また攻撃から守る役割を持つ。飛行、水中潜行も可能。 -だが、アイアンマンアーマーの設計者が作ったとは思えないほどデザインがひどい。 --キャップのコスチュームのデザインを一切崩さず、強引に金属質のアーマーにしてみたらこうなるのだが。 ---何か根本的な部分で間違ってると言ってはならない。 --結局、キャップはこのアーマーを残し失踪、周囲の人間は彼が死に場所を求めて旅立ったと解釈したようだ。 ---……余りの格好悪さに、着るくらいなら死んだ方がマシだとキャップが思ったからでは?とファンの間で語り草となっている。 ---(実際は、キャップを救うためにシャロン・カーターとレッドスカルが連れ去ったから) -2014年展開で老化した後、AXIS編、タイムランズアウト編でこのアーマーを装着して出撃している。流石に今までのような戦いはできなかったが…… **EXパトリオットコスチューム -Captain America 451号で初登場。 -マシンスミスによって国家に対する背任の罪を着せられ、国外追放処分を受けたキャップは、かつてのノーマッドコスチュームの際と同様、ダークブルー一色のシンプルなコスチュームを身に着け、ヒーロー活動を続行した。 -マスクはコスチュームとワンピースな割りに、海賊マスク風に襟足で縛り目があるのがおかしい。 -キャプテン・アメリカらしいところが皆無のコスチューム、というか、極端にシンプルな、装飾性のないデザイン。 -このエピソード内でも、利害の一致したドゥームの協力を得、模造品の通常コスチュームに着替えたため、この姿でいる期間はごく短かった。 **スーパーソルジャー -初登場Secret Avengers 1号 -シージの後、復活したS.H.I.E.L.Dの長官となったスティーブが結成したシークレットアベンジャーズで装着しているコスチューム。 -顔にマスクを被らず素顔を晒し、ラウンドシールドに代わり以前使用したビームシールドを使用。 *シールドについて キャプテン・アメリカの唯一にして最強の武器。 -オリジナル・トライアングル・シールド キャプテン・アメリカ誕生時に用意されていたシールド。 緩いフォルムの疑似三角形で、縦に見て、上部に星、半ばから縦縞と、星条旗を模したペイントが施されている。 材質は、特記されていないが、恐らく普通の金属。 本来は防御に使う物である筈のシールドを投げて使う辺り、キャップのセンスをうかがえる。 インヴェイダーズの一員としてヨーロッパでの戦いに赴くことになったキャップは、敵に囚われた際に秘密を漏らさないよう、軍の手で記憶を操作されており、復帰後、戦時中の記憶にいくらか混乱を来していた。 ヨーロッパに赴く前の、陸軍に一兵卒として従軍していた時期がそれにあたり、トライアングルシールドは兵卒時代の私物として、ニュージャージーの古い倉庫に保管されていた(Captain America 247号) キャップ復活後は、アヴェンジャーズマンションのトロフィールームに陳列されていたが、マスターズ・オブ・イーヴィルのアヴェンジャーズマンション大侵攻の際Mrハイドに破壊されている。(Avengers 275号) 現在は[[ヤングアベンジャーズ]]のパトリオットが所有している。 -オリジナル・ラウンド・シールド 現在に到るまで使用され続けているシールド。 円形、赤・白の縁取り、中央に青、更に中央には白い星をあしらうというデザイン。 投げにくい三角形シールドに変わって作られた物・・・と推察される。 軍の研究所で偶然に開発された、硬くて軽い合金で製造されており、圧倒的な耐久性を誇る。 1984年、ウルヴァリンとキャップが戦った際に、ウルヴァリンのアダマンチウムの爪を受け止め得るシールドがアダマンチウム製かアダマンチウムでコーティングされていることが、初めて明言されている。(Captain America Annual8号) アダマンチウムという単語が登場するのは、Avengers 66号の「S.H.I.E.L.D.」の実験で開発されたのが初出、戦時中からアダマンチウム開発に情熱を燃やし続けてきたマイロン・マクレーン博士が初めて鍛造に成功している。 アベンジャーズ初期には、バロン・ジーモの破壊光線銃やリビングレーザーのレーザートラップにはかなわないかもしれないという描写があった。 現在では、破壊不可能と言われるアダマンチウムの硬度、ビブラニウムの震動吸収能力(衝撃の97%を吸収する)を併せ持つという設定が根付いているので、滅多なことでは壊れることはなくなった。 破壊されたレアな例 -Avengers 35号 リヴィングレーザーのレーザートラップで跡形もなく消える。 (同じ回のうちに何の説明もなく再登場・・・) -Avengers 215,216号 モレキュールマンの分子構造操作能力で破壊され、消滅 (アイアンマンアーマー、ムジョルニア、シルヴァーサーファーのボードも同様。改心したモレキュールマンの手で修復) -Secret Wars 11,12号 ビヨンダーの力を手に入れたDrドゥームの強力な雷撃をくらい、中央まで深い裂け目が入る (戦いの舞台となったパッチワーク惑星には、意志を現実にするビヨンダーの力が遍在しており、それに気付いたキャップは、強靭な意志の力で奇跡を起こし修復) -Infinity Gauntlet 4号 インフィニティ・ガントレットを握るサノスのチョップ一発で四散(時間が巻き戻され、なかったことになっている) -Captain America Vol3 12号 海底から拾い上げられたシールドは、あっさりと砕け散る。全世界的に発生している、ビブラニウムの崩壊励起が原因(22号のクローとの戦いで、クローのサウンドブラスターを受け止めた際、偶発的に修復) -Avengers Vol3 63号 オーディンフォースを継承し、アスガードの王となり欧州の市民の懇願に応え現地で暴れていたソーと彼を止めるため特殊アーマーを持って戦うアイアンマン 彼らの戦闘を止めるため間に入るも我を失っていたソーの一撃にシールドが凹んでしまう。 正気に返ったソーによってすぐ修理される。 -Fear Itself 5号 人々の恐怖を糧として完全に復活した邪神サーペントにシールドを投げつけるもキャッチされ、簡単に破壊される。 事件が終わった後にアスガードで修復され、傷は残ったものの、ウルを加えてより強固なものとなった。 ビブラニウム入手の経緯 キャプテン・アメリカとしての最初期の活動期に、キャップはアフリカのワカンダを訪れナチと交戦、そこでワカンダ王ティチャカに会った。 ナチスの野望はワカンダのみで産出される稀少金属ビブラニウムを手に入れることにあったが、ティチャカには、ナチスもアメリカも、同じくビブラニウムを狙う白人でしかなかった。 ナチスとは違うという証を見せよ、というティチャカに対し、キャップは唯一の武器であるシールドをティチャカに渡す。 キャップの誠意をくみ取ったティチャカは、キャップに一塊のビブラニウムを与えた。 キャップが持ち帰ったビブラニウムは、アダマンチウム(と後に呼ばれることになる金属)の開発に執念を燃やすマイロン・マクレイン博士の手に渡り、史上初めてのアダマンチウム形成に寄与することになる。 こうして出来たアダマンチウムとビブラニウムの合金から新たなシールドが創られることとなり、こうしてラウンドシールドが完成したのである。 キャプテン・アメリカのシールドは、キャップ自身が持ち帰った材料から造られたもので、キャップの活躍と決断なかりせばアダマンチウムの開発もあり得なかったのである。 (Black Panther 30号) -アダマンチウム・シールド&ビブラニウム・シールド 政府がキャプテン・アメリカの装備と名前は政府に帰属するものであり、それを使用するには政府命令に従うようキャップに要請した際、 キャップは装備を政府に明け渡し、ザ・キャプテンを名乗り、黒いコスチュームとトニー・スタークが造ってくれたアダマンチウムのみで出来ているシールドを使用した。(Captain America 339号) 間もなく、ブラックパンサーが造ったビブラニウムのみで出来たシールドに切り換え(342号以降)、このシールドはコスチュームと装備を交換する形になったUSエージェントに受け継がれる。 USエージェントは、ウェストコースト最終号で、このシールドとコスチュームを海に棄て、フォースワークスからは新コスとビームシールドに切り換えた……筈だったが、 いつの間にか元のコスチュームとシールドに戻っており、USエージェントとプロトサイドの交戦で破壊されてしまった。 Captain America Vol.3 20号でUSエージェントは準ビブラニウム製の盾を装備して再登場するが、折悪しく戦闘中にビブラニウム崩壊現象が起き、ヒドラのビームによって再び盾を破壊されてしまった。 -ビームシールド Captain America Vol.3 9号から登場し、22号でのラウンドシールド復活までの間使用。 同2号でラウンドシールドを海中で喪失し、代用していたトライアングルシールドも破壊され、見かねたシャロンがキャップに贈った。 元々は、フォースワークス期のUSエージェントが使用していたもの。 手袋の下に付けたフォトンアクセラレーターで、物体を弾く超振動フィールドを形成。 ライノの突進を正面から弾き返す。崩れたビルを短時間とは言え受け止める。ロケット発射時に真下にいても平気、等、かなりの防御力を持つ。 シールド型のビームフィールドを発生させるものであり、厳密にはシールドではない。 物体ではない強みとして、用途に応じて形と大きさを変えることが出来る点が挙げられる。 フィールドを拡げ自分以外の人もカヴァーしたり、ポールや剣の形にしたり、投げつけるのではなくフィールド自体を矢継ぎ早に投射したりと、応用範囲の広さでは歴代シールド中最高だが、キャップ自身は思い入れがない。 未来世界、アース-69901でのコルバックとの戦いでキャップを救ったプリマックスに譲られ、彼はこのシールドを引き継ぎ、異世界のキャプテンアメリカとなる。 が、アース-616に戻った際、時間も遡っていたため、キャップの手元にもシールドが残る事となり、ラウンドシールド復活までの間使用していた。 ラウンドシールドをバッキーに譲った後、シークレッドアベンジャーズ結成後に再び使用している。 *出版上に見る歴代キャプテン・アメリカの登場順序 -Captain America Comics 1号創刊('41年3月) 初代キャプテン・アメリカ(スティーヴ・ロジャース)、バッキー(バッキー・バーンズ)初登場 -Marvel Mystery Comics 21号('41年) パトリオット初登場 -All Winners Comics 1号創刊('41年) Captain America Weird tales 75号('50年1月) 74号より改題、75号で打ち切りとなる -Young Men 24-28号('53年12月~'54年6月) 学校の教師になっていたスティーヴ・ロジャースがジャック・モンローを新バッキーとし、キャプテン・アメリカとして再登場 -Men's Adventure 27,28号('54年5、7月) 新キャプテン・アメリカのエピソードを掲載 Captain America Comics 76-78号('54年5、7、9月) キャップ再登場に併せ再創刊されるも、3号で廃刊 ---- *登場作品一覧 ---- *メディア展開 **実写映画 -連続活劇映画 キャプテン・アメリカ(1943~1944年) -キャプテン・アメリカ 帝国の野望 (1990年) -キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー (2011年) --2011年10月14日公開(全米公開2011年7月22日) -アベンジャーズ (2012年) --原作と時代設定が異なるため、今作では70年もの間氷漬けになっていたことに。 -キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー (2014年) -アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン(2015年) **実写ドラマ -キャプテン・アメリカ(1979年) CBS -キャプテン・アメリカ II (1979年) CBS **アニメ -マーベル・スーパーヒーローズ(1966年) -スパイダーマン(1994年) -ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ --属性はファイト。やさぐれた少年・クリスのパートナーになる ---サイドキックであるバッキーを喪ったトラウマもあったが、現代のパートナーであるクリスとともに乗り越えていった **ゲーム -CAPTAIN AMERICA AND THE AVENGERS(1991年 データイースト) --ベルトスクロールACT -AVENGERS IN GALACTIC STORM(1996年 データイースト) --対戦格闘ゲーム ポリゴンCGを2Dにレンダリングしている -マーヴルスーパーヒーローズ ウォーオブザジェム(1996年 カプコン) --ベルトスクロールACT -MARVEL SUPER HEROES(カプコン) -MARVEL VS CAPCOM(カプコン) -MARVEL VS CAPCOM2(カプコン) -MARVEL VS CAPCOM3(カプコン) -ULTIMATE MARVEL VS CAPCOM3(カプコン) -Marvel Ultimate Alliance(2007年 インターチャネル・ホロン) -Marvel Ultimate Alliance2 -MARVEL HEROES(2013年 Gazillion) --MMO ARPG。一部特殊攻撃を除き、3秒だけあらゆる攻撃を無効化。ノーマッドコスチュームが使えるのはこのゲームだけ? -- **小説 ---- *関連キャラクター **ヒーロー -[[バッキー>キャラクター:バッキー]](ウィンターソルジャー、ニュー・キャプテンアメリカ) --親友。元相棒(大戦時)。 -ファルコン --親友。元相棒。 -[[アイアンマン>キャラクター:アイアンマン]] --親友。ともにアベンジャーズのビッグ3。 -ソー --親友。ともにアベンジャーズのビッグ3。 **恋人 -ペギー・カーター --第二次大戦当時の恋人。故人。 -シャロン・カーター(エージェント13) --恋人。 -ボニー・ローゼンタール --吹きガラス細工の芸術家で、高級住宅街に屋敷を構えていた。 -ゴールデン・ガール A.K.A. エリザベス・”ベッツィー”・ロス --第二次大戦時の女性ヒーロー。 -コニー・フェラーリ --弁護士。 ---グレート・レイクス・アベンジャーズに、トニー・スタークの代理として「アベンジャーズ」の知的財産権の執行に来たが、このとき非常に「個性的」な姿で描かれた。 -スカーレット・ウィッチ --ワンダの精神が不安定な時に恋人関係になる。 -ミランダ・プリチェット --Alias(ジェシカ・ジョーンズ初出)で、ジェシカが見張っていた。 -ダイアモンド・バック A.K.A. レイチェル・レイトン --サーペント・ソサエティーの傭兵。キャップに負けて組織を裏切る。 **ヴィラン -レッド・スカル --Captain America Comics #1以来の宿敵。実は同号の中で一回死んでるが、後に影武者という後付け設定が作られた。 -アーニム・ゾラ -バロン・ハインリッヒ・ジーモ(初代バロン・ジーモ) --ナチスの幹部。覆面を被っていた時にキャップに襲撃されて、接着剤をかぶってしまい二度と覆面が取れなくなってしまった男。よってキャップを非常に怨んでいる。 --キャプテン・アメリカとバッキーを太平洋に葬ったヴィランである。 -バロン・ヘルムート・ジーモ(2代目バロン・ジーモ) -Dr.ファウスタス -グランドディレクター -アレクサンダー・ルーキン -マシンスミス -バトロック・ザ・リーパー -M.O.D.O.K. -A.I.M. -ハイドラ **その他

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