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<や~よ>
<ら~ろ>
<わ~ん>
<その他>
<A~Z>
BOOM! STUDIOS
コミック出版社の一つ。2005年にロス・リッチーが設立。
「アドベンチャー・タイム」「スチーブン・ユニバース」などのオールエイジ向けカートゥーンのコミック化や、オリジナルでローティーン向けの人気作「ランバージェインズ」などを出している。
近年は、SFドラマ「ファイアーフライ」やホラードラマ「吸血キラー 聖少女バッフィー」他(ダークホースから移動)も出している。
CBS
アメリカの三大ネットワークの一つ。
1980年あたりに番組を整理するまで、「アメコミドラマ放送局」状態になっていた。
アメージング・スパイダーマン(1977年特撮版)1977~1979
超人ハルク 1977~1982 (追加で作られた3本はCBSではなかった)
Dr.ストレンジ 1978(単発)
キャプテン・アメリカ 1979 (2作)
ワンダーウーマン ~1979 (当初ABC放送だったがCBSへ移動。局側の都合で44話で打ち切り)
DCコミックス(DC Comics) →
DC
二大アメコミ出版社のひとつ。
コミックスの売上高はDCとマーベル(ビッグ2)で60%を占め、その半分(約30%)をDCが占めるといわれている。
タイムワーナーグループ傘下。
「スーパーマン」「バットマン」「ワンダーウーマン」「ザ・フラッシュ」「JLA(ジャスティスリーグ)」などを出版
(Wikipedia)
。
「アメコミ」の歴史の背骨を支え、最初の「コミックス」の出版から、スーパーヒーローものの元祖スーパーマンなどを抱えて、現在に至る出版社。
主に買収によるキャラクター拡大を行ったことでも有名。
「DC」は看板タイトルだった「ディテクティブ・コミックス」の略。
DCコレクティブル
DC専門の玩具メーカー。元・DCダイレクト。
主に6インチのアクションフィギュア、コミック・映画のスタチュー、マケット等を販売している。
中でも6インチフィギュアの造型には定評がある。
DKパブリッシング
Dorling Kindersley Limited.の略。英国に本拠を置く世界的な図鑑会社。ペンギン・ランダムハウスの一部門。
マーベルやDCについてのいろいろなガイドブックがあり、邦訳もされている。
Dynamite Entertainment
コミックス出版社。略称DE。
2005年に、サイン入りのコミックやポスターなどのコレクター向けグッズを扱うDynamic Force社の、独自のコミックス出版社として設立。
作品のほとんどが版権物で、小説、テレビドラマ、映画、ゲーム、音楽、実在の人物や動物、他社コミックスのキャラクターなどの幅広い分野を扱っている。
現在の「顔」はレッド・ソニアとヴァンピレラ。どちらも他社オリジンである。
5話ミニシリーズが多いのも特徴。
いろいろなキャラクターを扱うので、変なクロスオーバーが多い。「超時空要塞マクロス 対 百獣王ゴライオン(Robotech/Voltron)」とか。
ガース・エニスのオリジナル作品などもを扱っており、「ザ・ボーイズ」は、イメージコミックスからDEへ移って連載を続けた作品である。
ECコミックス
ウィリアム・ゲインズによって設立されたコミック会社。
過激なホラーコミック(犯罪を扱ったものを含む)で絶大な人気を誇った。
だが、この白熱するホラーコミックブームが、世間からのコミックバッシング、そしてコミックコード制定に繋がる事になる。
特に「殺人者が、殺した女の首を持っている表紙」が有名。
作品のレベルは現在の目で見ても非常に高い。
感覚的には、テレビ創世記の「アウターリミッツ」「トワイライトゾーン」「ロアルド・ダール劇場」「ヒッチコック劇場」など1時間単発の短編ドラマをコミックスにしたものを目指したのではないと思われる。
時には時代を先取りしすぎたため、当局から止められることもあった。
当時の「常識」として「黒人は知的な職業に就くことはない」というのがあったが、ある作品のオチに「知的な博士が実は黒人」というのを使って問題になった事がある。
編集長が大変な読書家で、ライターが陳腐な作品を持ってくるとすぐ没にされたので、ライターが困ったという逸話が残っている。
SF、ホラーなど各担当する3人の薄気味悪い人物がおり、持って回った口上を述べて話が始まるというスタイルを確立。
『テールズ・フロム・ザ・クリプト』:クリプト・キーパー
『ザ・ヴォルト・オブ・ホラー』:ヴォルト・キーパー
『ザ・ホーント・オブ・フィアー』:オールド・ウィッチ
コミックスにおける一種のスタイルになっており、広く模倣されている。
ホラーコミック壊滅後はギャグコミックに力を入れるようになり、「MAD」を創刊する。
ちなみにMADは「雑誌」であったため、コミックスコードの制約は受けない。
雑誌であるので、毎月発行するのではなく、年何回か休刊するのがお約束。
現在「MAD」は、ECの編集者とDCの編集者が血縁だったことから、DCに引き継がれている。
マーベルを含む多くの出版社が、「MAD」の向こうを張るコミックスの出版を目指したが、未だに成功していない。
元々はエデュケーショナル・コミックス社(教育的コミックス)だったが、後にエンターテイメント・コミックス社に社名を変更した。
両方とも略称はECコミックスで変わっていない。
FCBD
Free Comic Book Dayの略。
通常5月の第一土曜日に、プロモーション用のコミックスを無料で配布するイベント。
そこで配布されたコミックスは、"FCBD"版と記載される。
単なる既存のコミックスの抜き出しだけでなく、クロスオーバーなどの特別版や、今後発売されるコミックスのプレビューなどもある。
また新展開や新キャラの登場など、意外と重要な事件が起こることも。
HOTTOYS
香港の玩具メーカー。
1/6の超リアルなフィギュアシリーズ「ムービーマスターピース」で知られる。
俳優の肖像権を獲得して作られるその出来も、もちろん価格も最高クラスである。
フィギュア紹介記事がとんでもない映画のネタバレを含む場合があるので注意が必要
IDW
1999年設立、現在全米4位のアメコミ出版社。
「トランスフォーマー」「ミュータントタートルズ」「マイリトルポニー」などの版権コミックを多く手掛ける。
「スタートレック/猿の惑星」など、版権作品同士のクロスオーバー作品も。
MARVEL UK
1972年~1995年に存在した、Marvelの英国のインプリント。
英国は、米国とコミックスの好みが異なるほか、週刊が主であり、判型も異なっている。このため米国のコミックスをそのままもってくることが難しかった。
そこで、キャプテン・ブリテンやサイロックといった独自のキャラクターによる展開、複数のヒーロー作品を合わせた冊子、TV番組の雑誌(Dr. Who Magazine)などを作成した。
また、トランスフォーマーの独自作品や、ZOIDS(日本のオモチャのコミカライズ)なども行う。
1990年代頃には、、独自キャラクターによるタイトルを米国で展開する。"Death's Head", "Killpower & Motormouth"など。
1995年、イタリアの出版社Paniniに買収される。
ペットショップ・ボーイズのシンガー、ニール・テナント(Neil Tennant)が一時、Marvel UKで編集をやっていたことがある。
MARVELコミックス(Marvel Comics) →
MARVEL
二大アメコミ出版社のひとつ。
コミックスの売上高はDCと並ぶ「ビッグ2」で、約30%をマーベルが占めるといわれている。
ディズニーグループ傘下。
「X-MEN」「スパイダーマン」「アイアンマン」「ハルク」「アベンジャーズ」などを出版。
「マーヴェル」「マーベル」「マーブル」「マーヴル」と書く事もある(一時期は「マーヴル」の表記が公式とされていて、小プロ、カプコンでのカタカナ表記は「マーヴル」)。
現在は「マーベル」が日本語での正式表記とされている。これはMARVEL社側から日本の出版、報道関係に正式に出された要請だそうである
(Wikipedia)
。
MARVELグローバルコミック
2014年、iTunes上で各国語に訳されたコミックの配信が開始。日本語版も配信されている。
機械翻訳的な日本語であり、出版される翻訳本と比べると見劣りはするものの、一話200円とお手頃価格。
2015年に配信停止。アプリ自体も使えなくなり完全終了。短命に終わってしまった。
mobage
株式会社DeNAが運営する携帯電話用ソーシャルゲームサービス。旧名・モバゲータウン。
ウォルト・ディズニー・ジャパンとの契約によりソーシャルカードバトルゲーム「Marvel:War of Heroes」を日本・アメリカにて提供発表。
モバゲーのカードゲームは課金ガチャ商法などが問題になっているが、原作絵を使ったカードゲームということで登録すべきか悩む層も発生している模様。
ご利用は計画的に。
2015年現在、「Marvel:War of Heroes」はアメリカのみで稼働中の模様。
MUA
アクションRPGゲーム、マーベルアルティメットアライアンスの略。MUA1、MUA2の二作が発売されている。
ほぼ全ての現行ハードで発売されており、1のみPCでも発売しているが、日本語版は1のWii、PS3版のみ。
SPARKLIGHT COMICS
スパークライトコミックス。クリエイター・オリジナル作品専門の邦訳アメコミを販売する出版社。
2014年11月、エド・ブルベイカー/ショーン・フィリップス「ファタール」の刊行から業務を開始。
TOYBIZ
トイビズ。MARVELのアクションフィギュアを発売していた玩具メーカー。
90年代アメコミブーム時にスポーン人気にあやかってかX-MENフィギュアを中心として大量輸入されたが、無計画な販売戦略が祟り、現在に至るまでの不良在庫を発生させる結果となった。
トイビズは悪くない。古臭さも味などと言うだけでなく、むしろ良質な商品も多くあった。いかんせん、売れそうも無い物まで大量に入荷されたのが……
ブーム後も実写映画フィギュアの販売を続け、アメコミ以外にも「指輪物語」等で日本国内に流通していた。
マーベルレジェンドシリーズが人気となり、不良在庫の代名詞のようなマイナスイメージは払拭され、コレクター熱を再燃させていった。
1980年代からの、マーベルの経営問題でその扱いをどうするか、揉めた会社である。
TPB
「トレードペーパーバック」の略。
日本で言う単行本。リーフで発行されたものがまとめられている。
これとは別に豪華な装丁のハードカバー(HC)も存在する。
リーフはコミックショップやニューススタンドでの流通が主で本屋には置かれないが、TPBになると書籍流通がされるようになり、本屋で買うことができる。
WIZARD
WIZARD ENTERTAINMENT社が発行していたコミック情報誌。
ヒーロー同士を対決させる「LAST MAN STANDING」や、勝手に実写化のキャスティングを行うコーナーが人気。
玩具情報誌「Toyfare」も存在した。
2010年末ごろに書籍から撤退、ネットニュースサイトとして存続している。
<あ~お>
アークエネミー
宿敵、ライバルヴィラン、等の意。
通常のヴィランより、因縁が深いのが普通。
キャラクターによるが、ヒーローの正反対の位置づけがされることがある。
あくまでも法による裁きを求めるバットマンと、「狂人」故に法の外に置かれるジョーカー。
バットマンのジョーカー、キャプテン・アメリカのレッド・スカルなど。
アーチー・コミックス
1939年設立の古参コミック出版社。
1941年に「アーチー」を登場させ、以後アメリカン・アイコンの一つに成長させる。
アーチー・シリーズは、1970年代に起こった恋愛/少女コミック大絶滅に、唯一生き残った恋愛コミックスのタイトルとされる。
昔はヒーローものもやっていた。
アーティスト
広義の意味では、制作に関わった作家をこう呼ぶ。
主にペンシラーを指す場合が多い。
狭義の意味では、下書きからペン入れなど、ペンシラー~インカーなど複数の担当を1人で行なう人。
秋田書店
「チャンピオンRED」誌にて、2017年8月号より「BATMAN AND THE JUSTICE LEAGUE」を連載開始。
アトラス(ATLUS)
女神転生シリーズ、世界樹の迷宮シリーズ、ペルソナシリーズ等で有名な日本のゲームメーカー。
2008年、MARVEL社と契約。日本国内での関連商品の商品化権窓口会社となったが、目立った動きがほぼゼロだったために様々な憶測を呼んだ。
2010年10月に親会社であるインデックスホールディングスに吸収され消滅することが発表。
同じインデックスグループであったマッドハウスでのマーベル4作品テレビアニメ化がマーベルとの上記契約の結果であった可能性が大きい。
なお、2011年にマッドハウスはインデックスから日本テレビに買収された。
2013年にインデックスが民事再生手続を開始、アトラスブランドはセガに譲渡され2014年にセガグループの子会社として株式会社アトラスが復活した。
アニュアル(annual)
「年に一度の」といった意味の言葉。デイリー(日刊)、ウィークリー(週刊)、マンスリー(月刊)のさらに上、年刊ペースの発行物につけられる。ただし本当に年一回ペースの連載作品などはコミックにはまず無く、多くは増刊号のようなもの。
年刊を意味する言葉には他にイヤーリー(yearly)というのもあるのだがそれはあまり使われない。
アマルガム・コミックス(Amalgam Comics)
96年に行われたクロスオーバー「MARVEL vs DC」によって誕生した出版社。
形式上1996年設立、1997年解散となる。
両者のキャラクターを合体させたヒーロー達が活躍するコミックを出版していた。
実際はマーベルとDCがそれぞれ半々のタイトルを出版していた。
アメコミ
アメリカの漫画作品の総称であるアメリカン・コミックの略
(Wikipedia)
。
主にメインストリームであるスーパーヒーローものコミックブックを指すが、コミックストリップもれっきとした「アメコミ」である。
ヒーローものばかりと思われがちだが、当然ながら、戦前の昔から、犯罪もの、ホラーやオカルト、戦記、恋愛、西部劇……と様々なジャンルが存在している。
他にもアンダーグラウンドでディープなオルタナティブコミックスも存在し、案外翻訳もされている。
アルターエゴ
本名の事。
および同名のコミックファン向けの雑誌。
アルティメット
「究極の」という意味の単語だが、主に下記の意味で使われる。
現代的に再設定されたパラレルワールドのマーベルユニバース。
現在も連載が続いているが、正史とは別の世界であり、長年二つの世界に接点は殆どなかった。
2015年、全多元世界衝突による危機が発生し、最終的に正史世界とアルティメット世界の最終戦争にまで発展。諸共に新世界へと生まれ変わったが……
その他、上記シリーズとは無関係だが、アニメ「アルティメットスパイダーマン」も後に作られている。
イメージ・コミックス(Image Comics)
1992年、主にマーベルで活躍していた当時の人気作家が独立して興したコミックス会社。
マーベルの枚数単位での支払いやキャラクターの権利の配分への不満など、処遇面で折り合いが付かず、独自に会社を設立することになった。
立ち上げ時の参加者は下記の通り。
トッド・マクファーレン(スパイダーマンで記録的なヒットを放った)
ジム・リー(X-メン)
エリック・ラーセン(アメージング・スパイダーマン)
ロブ・ライフェルド(Xフォースやデッドプールなど)
マーク・シルヴェストリー(ウルヴァリン)
ジム・ヴァレンティーノ(ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシーで有名)
ウィルス・ポータシオ(アンキャニー・Xメン)
クリス・クレアモント(Xメンのライター)
それまで大手コミックス会社は、物語の著作権を出版側が買い上げて所有することが一般的だったが、イメージ社では物語の著作権を会社ではなく、原作者が所有する「クリエーター・オウン」を打ち出した。
それまでもクリエーター・オウンはあった(イメージ社のやり方については、マリブ・コミックスと相談している)が、正面切って大物漫画家が参集すると言うことで話題になった。
イメージコミックスの立ち上げと大物マンガ家離脱のニュースにより、当時株式を上場していたマーベルの株価が下がったほど。
「スポーン」「ワイルドキャッツ」「ヤング・ブラッド」「GEN
13
」などを出版。
さまざまなトラブルなどでライフェルドやジム・リーといった設立時の中核メンバーも離れていった。
現在はドラマ化された「ウォーキング・デッド」の大ヒットに加え、「サーガ」の高い評価など、クリエイターが権利を持つ出版社という強みを活かして活動中。
一方でジャンルは多様化。スーパーヒーロー・ジャンルは「スポーン」と「サヴェッジドラゴン」が連載を続けているほかは数作に止まる。
インカー
ペンシラーが描いた原画にペン入れを担当する人。
インターブックス
ビジネス翻訳業務を手がける会社。
90年代末、突如「サンドマン」でアメコミ邦訳に参入。
5巻+「デス」「夢の狩人」をリリースした時点で撤退。続巻予定もあったのだが…
現在は出版業自体から撤退してしまった(一説には撤退理由は「サンドマン」の売り上げだとか…)。
インプリント
欧米の出版社が、出版物を刊行する際に用いるブランド名。
同じ出版社が、路線を変えた出版物を出す場合などに使う。
感覚的には、ライトノベルにおけるレーベルに近い。
コミックスに近いインプリントだと、ランダムハウス傘下の「デル・レイ・ブックス」(SF・ファンタジーを主に扱う)など。
ヴィレッジブックス
アメコミ翻訳冬の時代も地道に支え続けてきた出版会社の一つ。
元はソニーグループだったが、現在は広告代理店・ウィーヴの出版部門となっている。
近年、MARVEL作品の主軸となるメインエピソードの翻訳出版を手がけているが、2012年2月に「マーベルゾンビーズ」を出版してから続報が途絶え、ファンをやきもきさせた。
と思ったら「DCユニバース:レガシーズ」や「フラッシュポイント」邦訳で驚かせた。マーベル邦訳も「アベンジャーズ:ハルクウェーブ」で再開。
アベンジャーズ邦訳も無事「シージ」までを完走、「AvsX」「エイジ・オブ・ウルトロン」と刊行し、「スパイダーバース」も決定。
「クライシス・オン・インフィナイト・アーシズ」の邦訳を発表するも、延期が続いていた。
2015年4月、発表から4年の時を経てついに発売。本国も羨ましがる「幻のポスター」付きの限定版まで発売するという男気も見せる。
ジャイブ時代の名作「アストロシティ」「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」などの復刊も行っている。
しかしどれも続刊は実現せず・・・
購買読者層の問題上仕方ないのであろうが、価格は総じてお高い…
さらに現在、通販限定タイトルまで存在するという財布泣かせの出版社である。
2020年度でMARVEL社との契約が終了。以後は在庫分のみの販売となる。(契約済みのタイトルは2021年も新規販売される)
ヴィラン
悪党・悪役。ヒーローの対義語として用いられる。日本的に言えば「怪人」と言ったところか。
通常、ヒーローものでは善と悪が明確に分かれており、「悪をなすもの」が定義上ヴィランである。
MARVELの代表的なヴィランとしては、マグニートー、ヴェノム、Dr.ドゥームなどが挙げられる。
DCではジョーカー、レックス・ルーサーなど。
ウィーヴ
日本の広告代理店・編集プロダクション。旧社名はイオン(ジャスコとは無関係)。
アニメ「X-MEN」以降の小プロ、ジャイブのアメコミ翻訳はこの会社が手がけていることがほとんど。
出版部門としてヴィレッジブックスを持っており、アメコミ邦訳本も出版している。
「おねがいマイメロディ」「ジュエルペット」などのアニメ企画も行っている(というか本業)。
ウォルト・ディズニー・カンパニー
皆様お馴染み、世界最大のエンターテイメント企業にして(ここ的には)マーベルコミックスの親会社。
マーベルコミックスの買収は2009年、マーベル映画配給は2010年から開始。あの世界最王手キャラクター企業がMARVELを買収!と、全世界のマーベラーに激震が走った。
当初はハードな路線を修正されるのではと余計な心配の声も出ていたが、良いスポンサーとなり、共存共栄する結果となっているようだ。
ディズニーアニメ&ゲームにMARVELキャラが登場したり、ディズニー作品がMARVELからアメコミ化されて出版されたり、「本格的共演」は避けつつも継続的にタイアップが続いている。
ただしディズニーキャラクターのアメコミはIDWやダークホースコミックス、ジョー・ブックからも発売されている
ブルーレイ商品の形式が変わり、価格帯の上昇、ケース色等シリーズ途中での仕様変更、芸能人の声優起用、時差のひどい公開など映画方面では批判される事もしばしば。
2014年にはマーベル原作のディズニーアニメ「ベイマックス」が公開されたが、アメコミ原作である事は完全に伏せられ、MARVEL側も一切のタイアップを行わなかった。ただし、スタン・リーは登場している。
「Gurdians Of The Galaxy Vol.2」の邦題を「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」にし、その件について苦情を受けた監督が「日本のファンはこの邦題を指示するだろうといわれて変更を許可した」とツイートし、またも火種を増やした
これらの問題を起こしているのは「ウォルト・ディズニー・ジャパン」であり、ディズニー本体はそこまで悪くないとする見方もある
グループ会社にCGアニメのピクサー、実写映画のタッチストーンピクチャーズ・20世紀FOX、アメリカ3大ネットワークの一つABC、スポーツ専門局ESPN等がある。
「アルティメット・スパイダーマン」を始めとしたマーベル作品のアニメ制作・放送も行っている。
2012年にはルーカスフィルムズを買収、スターウォーズ新作を2015年に公開決定。
この買収の結果、マーベルコミックスから久々にSWコミック版が発売される。ダークホースからのコミックや小説版など、今までの関連作品はなかったことになった。
ピクサーは元はルーカスフィルムズの特殊効果チーム・ILMのCG部門だったため、ある意味里帰りになったともいえる。
2019年、ついにFOXの権利を獲得し、Xメン系タイトルを得た。
しかし、R指定のヒーロー映画(ぶっちゃけ「デッドプール」シリーズ)については厳しく、今の路線が続けられるのかは微妙。
なお、当然自社キャラクターのコミック化もあるが、現在は自社での発行はあまりなく、ダークホース、IDW、ジョー・ブックスなどから出版されている。
ちなみにもっとも人気の高いキャラクターは、某黒ネズミではなく、喋るアヒルだそうな。
特に、超金持ちのアヒルの叔父さん(スクルージ)の話は人気があるらしい。
エッセンシャル
マーヴェルコミックスから発行されている、大量のエピソードを一冊にまとめたお買い得な単行本。その代わり、TPBと違い白黒で収録されている。
主に各作品の最初期エピソードをまとめた物が出版されている。
似たようなフォーマットのレーベルに、DCのショーケース・プレゼンツがある。
エッセンシャル、ショーケースプレゼンツ共に500ページで15ドル程度の価格である。
エポック社
日本の玩具メーカー。野球盤やシルバニアファミリーなどの定番玩具で知られる老舗
「スポーン」フィギュアの公式輸入販売を行っていたが、急速なブームの冷え込みに翻弄された
エンターブレイン
KADOKAWAグループの出版社。「週刊ファミ通」や「コミックビーム」、「ニンジャスレイヤー」で知られる。
Twitterでの盛り上がりから「HITMAN」の日本語版出版を実現させた。
しかし、セクション8の本格初登場回収録の2巻で出版がストップしてしまった模様。
と思っていたらまさかの2017年3月に3~5巻の3冊同時発売が決定。
加減というものがわかっていない模様。
オリジン
キャラクターの誕生した経緯のエピソードの事。
出生ではなく、能力を身に付けるに至る経緯である場合が殆ど。
オンゴーイング
現行シリーズ。
終了の期限が無く、刊行が続いていくシリーズ。
と言っても、連載が保障されるワケではなく、人気が無ければあっという間に打ち切られる事も。
50号を超えれば対したもの、100号超えは奇跡の産物と考えて良いと思われるぐらいに50号以内打ち切り作品は数多い。
ちなみに号数はあまり厳密に付けられているものではなく、一挙に1,000号にいったりすることもある。
<か~こ>
ガイマン賞
2011年から日本の3つの漫画図書館(京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター、明治大学 米沢嘉博記念図書館、北九州市漫画ミュージアム)主催で開催されている、1年間に日本で発売された翻訳海外コミック中一番面白い作品を投票で決める賞。
投票は毎年10月から11月末まで、上記3施設などでの直接投票、またはネットから一人3作品まで行うことができる。
「投票」ということで刊行数の多いアメコミは票が割れやすく、また賞自体の知名度もあり11年から13年までの3回はヨーロッパのコミックが1位を受賞していたが、2014年は小学館プロダクションの公式ツイッターが賞の存在の宣伝と投票の呼びかけを行ったことにより、「ホークアイ」がヒーローものアメコミとして初の1位を獲得した。
誤解のないように書くと、小プロはタイトルを指定しての投票呼びかけは行っておらず、純粋に賞の宣伝を行っただけである。
2013年の1位が23票(小プロ刊行のBD「塩素の味」)、2014年の1位が54票(「ホークアイ」)と倍増していることで小プロツイッターの宣伝の効果がうかがえる。
「ホークアイがゲイマン(gaiman)賞を受賞だって!」ニール・ゲイマン「僕は関係ないよ!」
2015年の1位は北欧の漫画家オーサ・イェークストロムの「さよならセプテンバー」、2位が「シャザム!」。
2016年の1位は「グレイソン」。BDジャンルの冷え込みもあるがアメコミ2度目の受賞となった。
海洋堂
日本を代表するフィギュア、ガレージキットメーカー。
アクションフィギュア「特撮リボルテック」シリーズでノーラン版バットマンや映画版アイアンマン等をリリース。新シリーズ「アメイジングヤマグチ」では、原作版のデッドプールやスパイダーマンをリリース。
再販の際に値段が倍近く上がることでも知られる。
ガター・スペース
パネルとパネルの間のスペース。コマとコマを分けている空白部分。
日本ではメタなギャグとしてこの部分を使うことがあったが、アメコミではグウェンプールで初めて使われた。
カプコン(CAPCOM)
「ストリートファイター」「バイオハザード」等で有名な日本のゲームメーカー。
1993年の「パニッシャー」アーケードゲーム化以降、数々のアメコミ題材の名作ゲームを生み出す。
特に94年の「X-MEN」から始まる『マーベルシリーズ』の格闘ゲームは、日本におけるアメコミ認知度を高めた。
逆に「ストリートファイター」「バイオハザード」などはアメコミ化も行われている。
2011年、久々のマーベルシリーズ新作「マーベルvsカプコン3」をリリースした。
翌年、キャラ追加の完全版「アルティメットマーベルvsカプコン3」をリリース、ロケットラクーン参戦は多くの人を驚かせた。
まさかそれが映画への前振りだったとは当時誰も思っていなかった…
久々の新作「Marvel vs. Capcom:Infinity」を2017年リリース予定。
ちなみに、カプコンのキャラクター(ストリートファイターやナイトストーカーなど)のコミックス類は、主にUDON Entertainmentというスタジオから出版されている。UDONはマンガ・アニメ風の画風で知られている。
グッドガール(アート)
Good Girl (Art)"
ゴールデンエイジ期に多く見られた、コミックブック、コミックストリップ、SF雑誌の表紙などの、セクシーで時に破れた衣装で描かれる女性像のこと。
SF雑誌の表紙で縛られていたり、化物にさらわれたりする女性とか、驚いている女性など。
いわゆる「良い女の子」という意味ではなく、独自の様式で描かれた女性像を指す。
クライシス
DCの大規模なクロスオーバーに付けられる言葉。
単にクライシスという場合、85年のイベントである「クライシス・オン・インフィナイト・アースズ」を指す。
このイベントによりDCが50年間積み重ねて来た世界観を刷新した。
川
市街地で宇宙船などを墜落させた時、ここに落とせば被害なしという事になるらしい。海も同様。
日本で言えば平成ライダーにおける水落ちと同意か。
クトゥルー
H.P.ラヴクラフトが書いた、SFホラー小説群を元に体系化されたシェアードワールド「クトゥルー神話」に登場する異形の旧支配者の一柱。
アメコミ作品においても重要なファクターの一つとなっていることが多い。
タコなどの海産物の姿をとった邪神は、マーベルのドゥマムウやクトン(クトゥルーそのもの)などで登場。
日本で有名なところでいえばカプコンのマーベルシリーズ登場のシュマゴラスがこのカテゴリーである。
邪神に言及する<暗黒の書>の類いがクトゥルー神話では鍵となるが、最も有名な「ネクロノミコン」が登場している(DC、マーベル)。
マーベルでは、後付けで「ネクロノミコン」が「ダークホールド」という書物の抜き書きという扱いになる。
DCの「アーカム・アサイラム」(アーカムは「クトゥルー神話」に出てくる架空の街)など、クトゥルー神話を使った用語が登場。
「ヘルボーイ」に代表されるマイク・ミニョーラ作品には特に大きな影響を与えている。
R.E.ハワードは、H.P.ラヴクラフトと同時代の仲間で、コナンをはじめとするハワードの作品は、「クトゥルー神話」と重なる部分がある(特に「キング・カル」)。
しかし、最近ではホラーのネタとしてあまりにも広く使われており、ゾンビの次に使われているのではないかと思われるくらい。
広くとると、「死体を蘇生させることに執着するマッドサイエンティスト」の元祖となる作品もあり、映画にもなっている(「ゾンバイオ」シリーズ)ので、ゾンビと両方の始祖と言えるかも。
DCコミックスの編集長を努めたジュリア・シュワルツは、「クトゥルー神話」の祖とされるH.P.ラヴクラフトの代理人を務めたことがある。
ラブクラフトは「ウィアード・テイルズ」誌の常連だったが、「狂気の山脈にて」を同誌が長すぎるとして掲載拒否。いろいろあって、シュワルツを代理人にして売り込みを図った。
結果、「恐怖の山脈にて」「時間からの影」の二本を、「アスタウンディング・ストーリーズ」誌に掲載することに成功した。
しかし、「アスタウンディング・ストーリーズ」は(難解な単語を使うことで有名だった)ラブクラフトの原稿を相当修正して掲載したため、ラブクラフトが怒ったという話。
グラフィックノベル
大人向けに描かれた重厚な内容を持つコミック。
単に『単行本』という意味で使われることもある。
amazonの洋書コーナーでもアメコミの多くは「Comics & Graphic Novels」に分類されている。
一部のアーティスト・ライターはこの呼び方を嫌っているようだ。
リーフ型式での連載を経ずに、書籍扱いで書き下ろすグラフィックノベルもある。
グリム&グリッティ
90年代に一世を風靡したアメコミの作風の事。
無闇なグロ描写、救いのない陰鬱な展開、ヒーローという存在の否定をメインに据えた話の作りなどが主な特徴。
代表例として「家に帰ってきたら冷蔵庫に恋人のバラバラ死体が」(「グリーンランタン」)がよく挙げられる。
最近では飽きられ、前述の特徴もせいぜい一要素として話が作られるようになってきている。
クロスオーバー
作品間の垣根を越えてキャラクターが競演するエピソードの事。
作品世界を揺るがす大規模なストーリーがクロスオーバーイベントによって展開されるのも、アメコミの特徴の一つ。
作品の垣根だけでなく、会社の垣根を越えてのクロスオーバーも数多く行われている。
他社間クロスオーバーについてはインターカンパニー・クロスオーバーと呼ばれる。
それについては<
こちら
>
講談社
日本の大手出版社。
「別冊少年マガジン」で池上遼一の「スパイダーマン」、「週刊ぼくらマガジン」で西郷虹星「ハルク」、「コミックボンボン」で「スパイダーマンJ」、「マガジンZ」で麻宮騎亜版「バットマン」を連載、「ヤングマガジン」で大友克洋の「バットマン:第3のマスク」を掲載していたが、アメコミ邦訳を出したことはない。
2015年、映画アベンジャーズAoU公開とのタイアップで、週刊マガジン上に読み切りの映画の前日譚を掲載。作・小宮山優作。日本独自制作。
DeNA運営(講談社協力)の「マンガボックス」で漫画オリジナルシリーズ「アベンジャーズ:ゾンビ・アセンブル」を連載。
「ドクター・ストレンジ」の日本オリジナル前日譚漫画をネット連載したり、絵本「スパイダーマンの日常」を翻訳したりしている。
光文社
70年代にアメコミを翻訳していた出版社。その刊行書は今ではマニア垂涎の逸品。
途中で単行本形式での翻訳アメコミの刊行から、マンガ雑誌である月刊ポップコーン誌への掲載に方針を変更。
ポップコーン誌では貴重なニール・アダムス期の「Xメン」などが掲載される一方、藤子不二雄、大友克洋など日本の大御所漫画家の作品も連載していた。
だが、世の中何が災いするかわからないもので、その大御所のうち、鬼籍に入られた方のギャグマンガの食人描写が原因で、ポップコーン誌は短い命を終えることとなった。
コードネーム
ヒーローやヴィランが公の場で活動する際の呼び名。コードネームなどは持たず本名で活動する者もいる。
コスチューム
ヒーローやヴィランは活動する場合は一目を引くコスチュームを着ている者が多い。
その多くは肉体美を強調させる様なタイツを着用している。
素材は様々だが、現実にダイバースーツ等で使われる「スパンデックス」である事もしばしば。防御力があるとは限らない。
もちろん中には日常生活でもよく着られるトレンチコート姿だったり、普通にコスチュームなどを持たずに私服だったり、全裸だったりする。
コトブキヤ(KOTOBUKIYA)
日本のフィギュアメーカー。立川に本社がある。変なギミックのついたニッチな商品を売る会社というイメージが強いが、上場企業である。
「ARTFX+」シリーズでDCのジャスティスリーグ(New52!)やマーベルのアベンジャーズ(MARVEL NOW!)版をリリース。
このシリーズの一環でケナー社の「スーパーパワーズ」を意識した「動かないアクションフィギュア風フィギュア」である「スーパーパワーズクラシック」をリリース。
「アクションギミックがあるかのように見える」パーツに交換できるというバカさも魅力。
どうもギミックパーツは第1弾のスーパーマンのみだった模様
アメコミキャラをイラストレーター・山下しゅんやが美少女キャラにアレンジした「BISHOUJO」シリーズでも知られる。
「ザターナの網タイツの質感にはこだわりました」
スクィレルガールの邦訳版の表紙に山下氏のイラストを利用したところ、「表紙サギりす!」という文句がでた。
コナミ(KONAMI)
「メタルギアソリッド」「ウイニングイレブン」「ときめきメモリアル」等で有名な日本のゲームメーカー。
「メタルギアソリッド」はコミック化もされており、アシュレイ・ウッドのアートの人気も高い。
「X-MEN」「バットマン・リターンズ」のアーケードゲームをリリースした他、「TMMT」のゲームを多数量産。
コミックス・コード
法律により規制がかかる事を危惧したコミックス業界が作った自主規制コード。
コミックス・コードの導入によってコミックス業界が壊滅的打撃を受けた、という言い方をされる事もあるが、コミックブック自体がコード導入直前から既に斜陽化しており、コード導入はその一因にすぎない可能性もある。
また、コードによる規制によってヒーローコミック以外が死滅した、等と言われる事もあるが、その前にも後にも様々なジャンルのコミックが発行され続けている。
ただし、当時人気だった怪奇系コミック、犯罪系コミックが規制によって大打撃を受けた事は間違いないようだ。
性に関する表現として、「正常な」セックスや裸体の表現だけでなく、女性の性役割なども規定されていた。
このため女性解放運動などにより、規定されていた「良い女性」を続けざるをえない作品の人気が衰え、1970年代に恋愛/女性/ロマンスのジャンルが、(アーチーを除いて)「絶滅」してしまう。
70年代に入り、米政府は麻薬撲滅キャンペーンにコミックを利用できないかと考え、MARVELに打診するが、麻薬を描く事が規制にひっかかるという問題が発生。
MARVEL編集部はここでコードを無視して発行する、という決断をするが、別段これが問題となる事はなかった。
ただし最初にコミックスコードなしで出版しようとしたMAXレーベルの「Alias」が、印刷所から拒否されて困ったということがあった。
1980年代頃からコミックス・コードを付けないコミックが出され、2011年にDCコミックス、アーチーコミックがコミックス・コードを付ける事を止め、全ての出版社がコミックスコードを付ける事はなくなり事実上の廃止となった。これに代わって各社が独自のレーティングシステムが導入し、より表現の幅が広がっている。メジャー誌で美少女の内蔵をぶちまけても問題ないようだ…
ちなみにDCは40年の時点で社内に独自の規制を持っていたようだ。
(あくまでも噂だが)MARVELが「男女が全くの着衣のまま風呂桶に入ってしまう」というシーンを描いたところ、描き直しを命じられたため、「これではどんなものを描いてもダメ出しされる」ということで脱退したという話がある。
コミックストリップ
大雑把に言うと「新聞漫画」。日本で有名なのは『スヌーピー(原題 ピーナッツ)』や『ガーフィールド』等。
歴史は長く、最初期の新聞漫画「イエロー・キッド」は、掲載紙(二紙)を揶揄する「イエロー・ペーパー」や報道姿勢を批判する「イエロー・ジャーナリズム」に名前を残したほど。
日本では新聞ごとに掲載する漫画が変わる(真画が販促の道具になる)が、コミックストリップは「シンジケート」などという代理店を通して掲載するため、いろいろな新聞などに同じ漫画が掲載される(後述)。
厳密に言うともっと広義の意味となる。詳細は
wikipedia
参照。
シンジケートは、売上に対する歩合で利益を得ることが多く、また漫画家の利益を最大にする義務を負っており、さまざまなメディアに掲載させる必要がある。このため成功すれば、多数のメディアに掲載されることになる。
なお媒体に縛られないように、著作権はシンジケートが所有する。
コミック「ブック」のキャラクターを用いたコミックストリップも、当然存在する。
スパイダーマン、スーパーマン、バットマン、スターウォーズなどのコミックストリップもある。これらはコミックブックのコンティニティとは無縁に描かれている。
「XX年のスーパーマンの新聞コミック」など、コミックストリップをまとめて発行する書籍も存在する。
コロコロコミック
ご存知日本最大手の児童誌。
2014年にアニメ「ディスクウォーズ」のタイアップで読み切りのギャグ漫画「あべんじゃ~ず」を掲載した事がある。
地上波でMARVELアニメも続くようになった2017年、「フューチャーアベンジャーズ」の連載がスタート。
コンティニティ
継続性の意、だが、アメコミにおいては「継続的な設定」等を指す。
変えるべきではない重大な要素が変更された場合に「コンティニティ無視」と言った具合に用いられる。
「コンティニティの枝葉末節に拘るより、全体的な流れ(キャノン)の面白さのほうが重要」(2015年のDC)
<さ~そ>
サイドキック
ヒーローの相棒・助手を指す。
スリの隠語が語源という説がある。「キック」はズボンの前ポケットのことで、ここに財布を入れられると掏るのが難しい、転じて「信頼できる」の意味になり、「横にいる信頼できる奴」ということになった。
また、酒場のけんかで「横から蹴りを入れる奴」からきたという説もある。
バットマンにおけるロビン、キャプテンアメリカにおけるバッキーなどが該当。
サイドキック=年少者である必要は理屈上ないが、コミックでは読者を引き込む効果を狙い、年少者がほとんど(スター・スパングル・キッドのストライプシーが逆張りくらい)。
フィクションでは、ギルガメシュのエンキドゥ、ドン・キホーテのサンチョ・パンザなどが挙げられる。
ロビンの成功により、主にゴールデンエイジのDCで「ヒーローは、年少の同性のサイドキックを連れているもの」というパターンが生まれた。
ジャイブ
2000年代からアメコミを翻訳出版していた出版社。現在は翻訳出版を停止している。
元はタカラ系列の出版社であったため、トランスフォーマーの翻訳が充実していた。
DC、ダークホースの作品の翻訳が多く、小プロ翻訳休止時を支えるラインナップといえる。
「ヘルボーイ」の新刊のみが出ていたが、それもヴィレッジブックスへと移行した。
集英社
日本の大手出版社。小学館と同じ企業グループに属し、版権管理は小学館集英社プロダクションが担当している。
かつて「赤マルジャンプ」に一度だけ「SHI」の邦訳を掲載したことがある
「ジャンプSQ」にスタン・リー原案の「ULTIMO」が連載されていたり、マーベルキャラを描いたピンナップが掲載されたり、アメコミの影響が強い漫画が人気を博したりという側面もある
アポカリプスやガンビット、オメガレッドが不殺の流浪人と戦ったりとか
アニメ人気が高いほか、ジャンプ自体の英語版が出ていたこともあり、アメリカでの認知度も高い作品も多い
就職先
ファンのスラング。
主にあぶれていたキャラクターがチームなどに参加する事を指す。
主婦の友社
日本の大手出版社。かつてはメディアワークスの親会社として「スポーン」等の邦訳を出版していた。
角川書店のお家騒動で、角川書店から出版できなかったためと思われる。
「バットマン」のカバーアートの横に四字熟語を紹介した「自分と戦う言葉 BATMAN WISDOM」、「スーパーマン」のカバーアートの横でことわざを紹介する「世界を生き抜く言葉 SUPERMAN WISDOM」という謎の本を出版した
「四文字の熟語で戦うバットマン」(by おかげ様ブラザーズ)
しかもよく見ると「グリーンランタン」「JSA」「ワンダーウーマン」の表紙が混ざっている...謎だ。
シュライヒ
ドイツの玩具メーカー。リアルな造形の動物フィギュアが世界的に人気。
2014年、DCコミックスキャラの固定ポーズフィギュアをリリースする。
ジュリアンパブリッシング
日本の出版社。女性向けジャンルの出版物を中心としている。
2015年、「ザ・フィフス ビートル ブライアン・エプスタイン ストーリー」と「LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ」で海外コミック邦訳に参入。
小プロ
90年代からアメコミを翻訳出版している「小学館プロダクション」の略。
なお、公式略称は「SHOPRO」とのこと
本業は小学館関係の版権管理。ドラえもんやポケモン、名探偵コナンなどの版権を管理している。
現在は「小学館集英社プロダクション」に社名変更、同じ企業グループの集英社の版権管理も行うようになった。
そのおかげもあってか一時休止していたアメコミ翻訳が本格的に再開、絶版翻訳アメコミ本の復刊も続々と行っている。
「マーベルキャラクター大辞典」を3000部限定にしたことで、転売屋の横行を許す事となった点では賛否両論があった。
出版部門の元編集長がTwitterの個人アカウントで本決まり前の刊行予定などをつぶやきまくっており、WEB広報にも積極的。
「バットマンだらけと言われてるけど、これからデッドプールだらけと言われるかも」発言等、そのフットワークの軽さには定評がある。
突然Twitter上で邦訳希望タイトルのアンケートを取り始めることもあるので注意
一番売れたタイトルは「ウォッチメン」(復刊版)、最速増刷決定は「デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス」の模様。
2015年、突然刊行タイトル数が激増。月に6冊ずつ発売するという、財布と本棚から嬉しい悲鳴が上がる状態となっている。
米国他では小学館、集英社本体とともに、"Viz Media"として活躍。小学館・集英社の日本のコミック類を出版している。
2021年度から日本国内の邦訳本販売が小プロに一本化され、他社から販売されなくなる。
また、同時に2021年からは既刊・新刊共に電子書籍化を開始。
事前に自社サイトで東京コミコンに合わせての無料配信キャンペーンが行われた事もあり、ComiXology等の既存媒体への日本語参入ではなく、自社サイトでの販売となる模様。
人事異動
チームメンバーが入れ替わったり、オンゴーイングを持ったりが重なる時を指す
クロスオーバーイベントの後によく起こる。
新潮社
2000年代にマーベルコミックスを翻訳出版していた大手出版社。
映画化展開にあわせ、「アルティメットX-MEN」「アルティメットスパイダーマン」を中心に邦訳。
「アルティメッツ」は小プロからの邦訳になった
市場拡大を目指し、小さいフィギュアつきコンビニ本(ペーパーバック)版の出版も行っていた。
擬音などまで翻訳してしまう姿勢は賛否両論分かれた。
スクウェア・エニックス
「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」等で知られるゲーム会社であり、「少年ガンガン」等で知られる出版社でもある。
海外ゲームのローカライズも多く、アメコミ関係タイトルもいくつか存在する。
フィギュアシリーズ「プレイアーツ改」からはバットマンやアイアンマンをアレンジしたフィギュアが発売されている
いわゆる「ノムリッシュ」なアレンジのため、好みは分かれるところだと思う。
ディズニーとのコラボシリーズである「キングダムハーツ3」に「ベイマックス」の登場が決定した
<た~と>
ダークホースコミックス(Dark Horse Comics)
アメコミ出版社。マーベルコミックとDCコミック(ビッグ・ツー)に次ぐ規模の大きさの出版社。
「ヘルボーイ」や、フランク・ミラーの「シン・シティ」や「300」などを出版。
全体の規模感で言うと、イメージが3位で4位~5位争いをしている感じ。最近は規模縮小気味。
方向性は、1990年代の「ダーク」な雰囲気を持った作品を扱うとしている。
版権物・著作権のついた作品のコミカライズを幅広く行っている
(Wikipedia)
。
大人気の「子連れ狼」シリーズや「ああッ女神様!」など、一本釣り的に日本マンガの英訳を行っている。
2019年、長年出版されてきた蛮人コナン(マーベルへ)、聖少女バフィー(BOOM!へ)、兎用心棒(IDWへ)、グーン(作者のもつ会社アルバトロスへ)が相次いでダークホースから出版社を変更。何があった?
タイイン
大規模クロスオーバーが展開されている時、各個人のレギュラーシリーズが関係している事を指す。
用例「今月のグリーンランタンコーズ#41はブラッケストナイト・タイインだ」。
ダイジェストサイズ
TPBの版型の一つ。
通常の半分強程度の小ささで、10$以下の安価である事が多い。
モノによっては紙と印刷の質が低い場合もある。
虹裏で人気の「パワーパック」でおなじみのサイズ。全年齢コミックが多い。
タイム・ワーナー
映画会社・ワーナーブラザーズが中心となった、DCコミックスの親会社。
グループ企業にはニューラインシネマ、3大ネットワークCBSとの合弁会社のCWテレビジョン、大人向けドラマで知られるケーブルTV局HBOがある。
社名はタイム・ワーナーのままだが、2013年に出版社であるタイム社を分離・売却している。
スーパーマンシリーズ等、海外ドラマの激安DVDBOXを販売しているが、中途で発売が止まっている物もあるので注意が必要。
タカラトミー
日本第2位の玩具メーカー。
「トランスフォーマー」の生みの親(「ダイアクロン」「ミクロマン」の変形ロボをアメリカで1ラインにまとめたもの)の他、かつて「ミクロマン」は「MICRONAUTS」としてマーベルからコミック化されていたこともある
敵は「鋼鉄ジーグ」の頭部パーツを挿げ替えたものであった
90年代アニメ版「X-MEN」の放送時にトイビズ社のフィギュアの輸入販売を行っていた他、「ミュータントタートルズ」のフィギュア輸入販売も行っていた
一時期「ミクロマン」でスーパーマンなどのDCヒーローを発売していたことも
同社のゾイドをテーマに、マーベルUK(英国の支社だが独自コミックを出版していた)がオリジナルのコミックを出版。グラント・モリソンが書いていて、「ブラック・ゾイド」というストーリーは傑作といわれている。
竹書房
90年代X-MENアニメの地上波放送時に、日本人漫画家によるアニメ版のコミカライズを出版していた会社。
「本屋さんで待ってるぜ!」はこのシリーズのCM。全13巻。
あえて日本らしく、劇画からドタバタギャグまで、幅広い漫画家の幅広い作風でマンガナイズした内容だった。
表紙をめくるとやたらカッコイイ日本的作画のセル画キャラクターのシールが封入されていた。
「X-MEN:MANGA」としてマーベルから英訳版も出ていた
チームアップ
他誌にキャラクターが出張する事。
特に、他誌に有名キャラクターなどがゲスト的に登場し、一緒に活躍する場合を指す。
二人以上の「まず組まないだろう」と思われるキャラクターが組むコミックス・シリーズがあり、チームアップと呼ばれることもある。
マーベルの「チームアップ」(有名なのはスパイダーマンと誰か)、DCの「ブレイブ&ボールド」。
ディズニー
ウォルト・ディズニーカンパニーの項を参照。
電磁パルス
EMP(ElectroMagnetic Pulse)ともいう。
相手の電子機器を停止させる時などに良く使用される。『魔法』の次に便利な戦術。
東映
日本を代表する映画会社のひとつ。
70年代、マーベルコミックスと提携して相互キャラクターを使用した作品の制作を行った。
日本サイドでは(実写・漫画版)「スパイダーマン」、アベンジャーズの翻案として「バトルフィーバーJ」が作られた
「バトルフィーバーJ」の次の「電子戦隊デンジマン」、その次の「太陽戦隊サンバルカン」までがマーベル提携作品扱いである
実写版スパイダーマンの巨大ロボ(レオパルドン)登場が後の戦隊シリーズの形式のベースとなったことでも知られる
まさかレオパルドンが2015年に本家コミック版に登場するとはだれが予想しただろうか。
実現しなかったが、「シルバーサーファー」「ムーンナイト」「3-Dマン」も企画され、「ハルク」、「月光騎士(ムーンナイト)」(桜田吾作・作画)は漫画展開も行われた。
3-Dマンと月光騎士は、野口竜のデザインイラストがあり、3-Dマンはレインボーマンの「化身」風、月光騎士は胸に黄色い三日月マーク(マーベルのムーンナイトは線だけ)で剣を帯びている。
最後はマーベルが権利を行使し、スパイダーマン、バトルフィーバーJ、デンジマン、サンバルカンをアメリカへ持って行った。サンバルカンを一推しにして、アメリカのテレビ局に売り込んだが失敗した。
しかしハイム・サバン氏が(恐らくアメリカに持って行った)サンバルカンを見て米国での展開を考えており、十数年越しでスーパー戦隊シリーズを買い、米国展開である「パワーレンジャーズ」にして大ヒットした。
もし売り込みに成功したら、10年早く、パワーレンジャーはマーベルのものだったろうと言われている。
子会社である東映アニメーションは、80年にはマーベル原作の「闇の帝王 吸血鬼ドラキュラ」「恐怖伝説 怪奇!フランケンシュタイン」のアニメを制作。80年代に「トランスフォーマー」「G.I.ジョー」(どちらも当時はマーベル作品)の制作を行った。
2014年、「ディスクウォーズ・アベンジャーズ」で再度マーベル作品のアニメ化を行った。
アメリカサイドではバンダイの超合金などのアニメ・ロボットの販促目的を兼ねたコミック「ショーグン・ウォリアーズ」が刊行された。
→勇者ライディーンは東映動画の版権ではない(版権は東北新社)。従ってよく言われるように、「契約の一環でつくった作品」ではないと考えられる。
トゥモローズ・パブリッシング (TwoMorrows Publishing)
コミックギーク御用達の会社。
アルターエゴ、バックイシュー等の雑誌やコンパニオンなどのムックを出している。
スペルに注意。
<な~の>
<は~ほ>
パイ・インターナショナル
美術書を中心とした出版社。
アダム・ヒューズ「カバーラン」、マイク・ミニョーラ「アート・オブ・ヘルボーイ」などの画集やBDなどを出版。
フランスで発行されたバットマン傑作選「バットマン・アンソロジー」を翻訳出版した。
ハードカバー(HC)
TPBよりしっかりとした作りの豪華本。
表紙背表紙が豪華、使用されている紙質も豪華、本によってはTPBで収録されない設定資料集、ライター、ペンシラーのインタビューなどもついてくる。
ただし価格も豪華である。
ハズブロ
現在、マーヴェル関係のフィギュアを出している、元世界最大のおもちゃ会社。
マーヴェル関係のフィギュアの出来は波が大きい。
90年代の売れ残りフィギュアでよく知られているが、日本のファンにはむしろトランスフォーマーで有名か。
かって存在したブランドの一つ・ケナーはスーパーパワーズコレクション、レジェンドオブダークナイトなど、DCトイの歴史に残る名作を輩出した。
IDWがハズブロ・ヒーローズというコミックス・シリーズを担当しており、トランスフォーマー、G.I.ジョー(含アクションマン)、マイクロノーツ(日本のミクロマン)、ROM、M.A.S.K.といった作品がある。
マイ・リトル・ポニー~友だちは魔法という女児(と大きなお友達)向け玩具、およびJEM&ホログラムズなどもコミック化している。
パネル
日本で言う「コマ」。~ページ「5コマ目」、とするところを、「panel.5」と表記する。
バックイシュー
日本で言う「バックナンバー」。
またこの名前のコミックギーク向けの雑誌も存在する。
出しているのはギーク御用達の出版社、トゥモローパブリッシング。
バッドガール
"Bad Girl"「悪い女」の意味。
1990年代に起こった「ビキニなどを着て肌を露出させたおねーちゃんが、デカい武器(剣や銃)を持って暴れ回る」というジャンルの総称。
そのジャンルに出てくるような女性像イラストを、「グッドガール・アート」に対して「バッドガール・アート」と呼んだりする。
「レディー・デス」(Chaos! Comics→Coffin Comics)が典型とされる。
バリアントカバー
中身が同じ本で表紙だけ違う物が複数発行される形態の事。
バリアントを全て集めると1つの巨大な絵が完成するというあくどい形でも使われた。
一時期流行った、マニアから搾り取ろうという商法であるが、程なく廃れた。
フィギュアの色違い(同一商品扱い)などを指してバリアントとも言う。
2015年、マーベルが日本人漫画家・イラストレーターを起用した「マンガ・ヴァリアント」を実施。グリヒル、タケダサナといったアメコミで活躍するアーティストに加え、寺田克也、麻宮騎亜、内藤泰弘、村田雄介といった人気漫画家・イラストレーターが多数参加した。
なお、描きたいキャラを選んで描くという形式で、どのタイトルの表紙に使われるかは作家側ではわからなかった模様
単に絵が違うだけでなく、文字の入っていない表紙(バージン)、その時の一押しのキャラクターが関係ないタイトルに使われる(例えばMJがアベンジャーズのタイトルに使われるなど)、装幀が豪華(金色の文字を使うなど)、絵でなく写真を使う、絵のバリエーションが30以上、一定の確率で入っており注文ができない(やり過ぎて「賭博」扱いになったケースもある)、絵の描いていないもの(ブランク)など、いろいろなものがある。
バンダイ
言わずと知れた日本最大のおもちゃ会社。
90年代末頃から一時はハズブロと提携、X-MENやゴーストライダーやスパイダーマン等の映画フィギュアの輸入販売を行っていた。
この時期のMARVEL商品は、日本側で日本語ラベルを貼って流通させていたため、現在でも見分けが付けられる。
が、この時期でも日本語ラベル無しで輸入・流通販売された品も数多く存在する。
「ディスクウォーズ・アベンジャーズ」のおもちゃ・ゲーム展開を行っていた。
玩具としてはゴム製メンコ「バチ魂」とアクションフィギュア「ハイパーモーションズ」、番組EDで出てくる変形玩具「ディスクチェンジ」をリリースしていた。
番組EDで出てきた中でも、ワスプのディスクチェンジがリリースされなかったことでお察しを。
ゲームはデータカードダス「魂ロワイヤル」が3弾まで、ニンテンドー3DSのゲームがリリースされている。
アクションフィギュア「S.H.フィギュアーツ」シリーズでDCキャラはゲーム「INJUSTICE」版と「ダークナイト」「スーサイド・スクワッド」「ジャスティス・リーグ」、マーベルキャラはMCU映画版キャラをリリースしている。
日本ではなかなか商品化されないホークアイやブラックウィドウも製品化され、アベンジャーズAOUのOPが再現可能になった。
「生き人形事業部」と呼ばれるほど、顔の造形のクオリティは他の1/12フィギュアシリーズに比べて高い。
人気のあるキャラや完全版を限定通販に回すいわゆる「プレバン商法」はコレクター泣かせである。
「S.I.C.」シリーズの流れをくむ「ムービーリアリゼーション」シリーズでは「スパイダーマン3」のスパイダーマン、「ダークナイト」のバットマンがリリースされた。
このシリーズのバットマンのデザインはバットマンファンの漫画家・桂正和が担当している。
シリーズが中断していたが、「名将ムービーリアリゼーション」として和風アレンジされたダースベイダ―というわけのわからない商品で復活した。
ビクターブックス
ダークホースコミックスのアメコミを翻訳出版していた出版社。
「シン・シティ」「ハードボイルド」「バットマンvsプレデター」の他、映画コミカライズものを中心に出版
コミック雑誌「スーパーコミックメーカー」では「コンクリート」「ヘルボーイ」などとともに日本の漫画も掲載していたが4号で終了。
ファイティング・アメリカン
星条旗柄のタイツに身を包むオリジナルキャラクター。
シールドを投げてはいけないという鉄の掟がある(裁判的な意味で)。
実はキャップと同じくカービィ&サイモンのコンビが1954年に作ったキャラクター。当時としては珍しく、クリエーター・オウンドだった。
フォア・カラー
「4色」の意味。アメコミ、特にスーパーヒーローものっぽい奇想天外で「マンガっぽい」ストーリーや、コミック原作の映画・ドラマなどを指す。
昔は、印刷機の性能とコストの関係で、コミックスは(黒を入れて)4色で刷られており、現在よりも派手だった。
このため、コミックスの主流であったヒーローもののように「マンガっぽい・派手な」という意味で、「フォア・カラー」が使われる。
プレスポップ
国内・海外美術作家のアートディレクション・プロデュースに本や雑貨などの輸入販売を行う会社。
「ゴーストワールド」「ヘイト」「ザ・デス・レイ」などのオルタナティブ・コミックの邦訳を多く手掛ける。
プレビューズ
ダイアモンド・コミック・ディストリビューターズ社がまとめている、自社扱いのコミックおよび関連グッズのカタログ。
ダイアモンド・コミック・ディストリビューターズ社は、コミックスの卸売の会社で、紙媒体のコミックの約9割を扱っているといわれている。
2ヶ月ほど先に発売されるコミックやそれ関連のグッズが載った500ページ近いカタログ。
これを見て注文することで売り切れの可能性がある人気コミックや、入荷すら危ういマイナーなコミックを確実に入手することができる。
単なるコミックのカタログとして見ても楽しい。
巻末にはコミックやDVD、英訳マンガなどの売上の一覧も載せられている(現在はHP上に移動)。
ちなみにコミックスおよびグラフィックノベル(実質的にはTPB類)の売り上げは、バットマン関連のタイトルを1とする指数で表されている。
なお、プレビューズの出す売り上げは自社データのため、コミック・ショップ向けのコミックス(リーフ)中心であり、また他の流通網を使う会社(例:アーチー・コミックス)の全量は追っていない。
このため、実際の売上高や売上金額を示した市場規模は、TPBなど書籍流通分を加えた、他の統計をみる必要がある。
プロッグ
"Prog":イギリスの「雑誌」で、一回の雑誌に載っているタイトルの塊。わかりやすくいうと、日本のマンガ雑誌の一回の掲載分のようなもの。
イギリスでは、アメリカと違って一タイトルがまとまったリーフではなく、数タイトルが掲載される「雑誌」の形態が多い。
アメリカでは基本1カ月に一作だが、イギリスでは週刊が基本でカラー作品も多い。このため一回の掲載分が8ページなどとなる。
そこで雑誌○○号のプロッグから××号のプロッグを読んで、追ってくれという読み方になる。
例えば、「2000AD」のジャッジドレッドの、イギリスでの掲載はこのように行われている。ただし人気作はあとでまとめ雑誌が出ているようである。
ペンシラー
日本で言うなら「原画担当」が妥当だろうか。鉛筆等で下書きする、作画の主役とも言える人。
ペン入れを別人が担当する場合、ペン入れ担当は「インカー」と呼ばれる。
ホステスケーキ
誰もが食べたがるもの。
ファッジー・アイシング!
<ま~も>
マキシシリーズ
少し長めのミニシリーズを指す。
大体が10~12話程度。
マクファーレン・トイズ
トッド・マクファーレンが設立したおもちゃ会社。スポーンブームの火付け役。
既存のおもちゃおもちゃした造形のアクションフィギュアに不満のあったマクファーレンにより、リアルな造形と彩色のフィギュアを制作・販売。
世界中にアクションフィギュアブームを巻き起こし、フィギュア造形のレベルをガレージキット並みに高めた。
現在はスポーンシリーズは休止、スポーツ選手や「HALO」などのフィギュアを制作・販売している。
商品化権の関係で「ダークナイト・ライジング」に登場したフットボール選手のフィギュアをリリース、話題になった。
マックスファクトリー
日本のフィギュアメーカー。可動フィギュアシリーズ「figma」「ねんどろいど」で「アメイジング・スパイダーマン」「アベンジャーズ」「デッドプール」をリリース。
1/12アベンジャーズアクションフィギュアは各社から出ているので、造形の好みに合わせてどうぞ。
マッドハウス
日本のアニメ制作会社。「獣兵衛忍風帖」などで海外人気が高いことでも知られる。
オムニバス作品「アニマトリックス」「バットマン ゴッサムナイト」に参加。
2010年代にはマーベルキャラのTVアニメ4タイトル(「アイアンマン」「ウルヴァリン」「X-MEN」「ブレイド」)を制作、日本でも放送される。
OVA作品「アイアンマン:ライズ・オブ・テクノヴォア」「アベンジャーズ・コンフィデンシャル:ブラックウィドウ&パニッシャー」も制作された。
マテル
現在、DC関係の「アクション」フィギュアを発売している会社。現・世界最大のおもちゃ会社。
現行のDCUCシリーズは狂ったようなマニアックさと、原型士集団フォーホースメンによる造形が素晴らしい。
マーベリック出版
70年代に日本初のアメコミ雑誌「月刊スーパーマン」を発行していた会社。
増刊号として「スーパーマン対モハメド・アリ」日本語版も発売していた。
魔法
マーベルでは説明の必要は無い。
スーパーマンの弱点の一つ。
何に使うつもりだったのかアラン・ムーアも修行していた。
だがモリソンに鼻で笑われたと言う
ムーアの魔法理論については「プロメテア」を参照のこと。
そういうモリソンだが、「一定時間に象徴に精神を集中させ、一斉にオナニーをすることで集団無意識を生み販売部数を増やす」というのは十分に近代魔術である。
マント
英語では一般的に「ケープ」と呼ばれる物。
スーパーマンなどアメコミのスーパーヒーローと言えば背中に付けたマントをはためかせているイメージを持つ方が多いだろう。
だが実際の所はほとんどのヒーローはマントを着用していない。戦前戦後の(一部の)ヒーローのイメージを現代まで引きずっているに過ぎない。
「ウォッチメン」でも指摘されている様に、実際に着用するとドアに挟めるなどの事故が起きる可能性があるためオススメは出来ない。
ただし、ヒーローの象徴としてはまだ色あせていない。DCスーパーヒーローガールズ(Web版)の主題歌は"Get Your Cape On"(「あなたのマントを着けて」)である。
ミニシリーズ
数冊で完結するシリーズ。
全3~6号である場合が多い。
ミラクルマン
コミック史上、最もコミック外の運命が数奇なヒーロー。
元々はキャプテンマーベル(シャザム)のイギリス版だったが、色んな経緯を経てミラクルマンへと変化した。
ゲイマンとマクファーレンの間で綱引きされていたが、09年に元々のミラクルマンの作者に権利があることが判明。
あっさりとマーベルコミックスへ権利が移動した。
変身呪文が「キモオタ!」な事でも有名。
オリジナル展開になってからのライターは有名なあの人(ア○ン・ムー○)だが、マーベルへの権利移動時に「名前を出すな」「金はもともとの作者に払ってくれ」ということで「オリジナル・ライター」という表記になった。
ミント
コレクター用語。保存状態を指し、「完璧(未開封・未読・出荷状態そのまま)」を意味する。
メディアワークス
90年代にイメージコミックスのアメコミを翻訳出版していた会社。
「スポーン」のアクションフィギュアブームを背景に、「ワイルドキャッツ」「GEN13」「ウィッチブレイド」も翻訳。
「スポーン」は27巻(号数でいえば#80)まで翻訳を続けていた。
「スポーン」「ワイルドキャッツ」でムーア作品を手がけることが多かったためか、「ウォッチメン」の翻訳版も刊行。絶版後は小プロによる復刊実現まで価格が高騰していた。
もともとは角川のお家騒動で生まれた会社であったが、色々あって現在はアスキー・メディアワークスとして角川グループの一社に。アメコミは刊行していない。
海外では、主にコミックスを"Seven Seas"、(巨乳の半乳など)主に性的な問題でレーティングが高いコミックスを"Ghost Ship"、ライトノベルを"Light Novel"として、主にアスキー・メディアワークス作品を翻訳・販売している。
メディコムトイ
1/6スケールフィギュアなどを販売している会社。ブロックフィギュアの「ベアブリック」が有名。
1/6スケールのリアルアクションヒーローズでは、ライミ版スーパーマンやダークナイトなどのアメコミ映画関連だけではなく、ジム・リー版スーパーマンやパニッシャーなども販売されていた。
1/12スケールのMAFEXではアメイジングスパイダーマン・アイアンマン・ダークナイト・DCEUキャラが製品化されている。
免許
多くのアメコミの舞台となるアメリカ合衆国は自動車社会であり、都市の中心以外では自動車の免許がないと生活できない。
多くの州では、16歳程度以上の未成年は、制限がある免許を取得することができる。
例えば、農道は走れる、日没以降は走れない、など。
高校ぐらいになると、学校で自動車の運転を習わせるところもある。
卒業式のダンスパーティーに、男の子の父親が新車をプレゼントし、鍵を渡して好きな女の子を迎えに行かせる、というのが青春映画の定番である。
なお、某クモ男君は、高校時代からビルの間を伝わって移動していたので、
免許を持っていなかった
そうである。
<や~よ>
<ら~ろ>
ライター
日本で言うなら「原作(脚本)担当」が妥当だろう。ストーリー原作を担当する人。原作者。
リーフ
一般的なアメコミの出版形態。
32ページ、広告入り、フルカラー印刷が基本の薄い冊子状。
通常、ニューススタンドや専門のコミックショップで販売され、書店での取り扱いは少ない。
この通称は日本独自のもの。アメリカではコミックブックと呼称される
リトールド
語りなおし。
大抵の場合、キャラクターのオリジンが変更される際に使われる。
リトル・ブラックブック
「黒い手帳」。
通常、社交界に出ているような男が持っていて、「寂しいときに相手をしてくれる女性の連絡先」ぶっちゃけSEXしてくれる相手の連絡先を書いている。
社交界で先輩から後輩に紹介されるものであり、筋の良い先輩につかないと、いい相手が紹介されないので、格がある。
転じて、「エッチな秘密の書いてある手帳」、あるいは「ただの黒表紙の小さな本」だけれど、なんとなくエッチな秘密を匂わそうとする場合に使う。
ゴッサムに赴任してきたゴードン警視が、ブルース・ウェインに初めて会ったとき、「黒い手帳」をあらためるシーンが描かれたことがある。
「オークションにかけたら一財産築けるほど」の内容らしい。
リバース
Rebirth。再生。
DCにおいてよく使われる。2016年にはついにユニバース全体がリバースした。
リミテッドシリーズ
刊行が一年程度と決められた期間限定刊行タイトル。
全12号前後である事が多い。
レーティング・システム
2001年から始まった推奨される読者を対象年齢別に分けたマーベル独自のシステム。裏表紙などに表記してある。
形骸化したコミックスコードに代わり、新たに始まった自主規制のシステムである。
ALL AGES
は全年齢対象、
A
は9歳以上推奨、
T+
は13歳以上、
PARENTAL ADVISORY
は15歳以上、
MAX
は18歳以上。
レトコン
レトロアクティブ・コンティニュティの略。つまり「後付設定」。
ゲーム「MARVEL HEROES」では、スキル配分をやり直すアイテムが「レトコンドライブ」と、捻ったネーミングになっていた。
が、その後不便だと言う理由で廃止され、レトコンアイテム自体が無かった事にされた。諸行無常。
レベルファイブ
アメリカ版「ベイマックス ヒーローズバトル」の発売元。
<わ~ん>
ワンショット
読みきり号。一冊完結のストーリー。
ワイルドストーム・スタジオ(Wildstorm Studio)
ジム・リーの制作スタジオ。
傘下レーベルとしてHomage Comics(「アストロシティ」)、America's Best Comics(「プロメテア」等)を持つ。
「ワイルドキャッツ」「ストームウォッチ」などの作品をイメージコミックで生み出してきたが、まるごとDCに移籍。
当初は別アース扱いだったが、これらWSのキャラたちは「フラッシュポイント」→New52以降、DCユニバースにそのまま組み込まれることになった。
<その他>
#
刊行ナンバーを示す記号。第123号なら「#123」と言った具合。
*
脚注マーク。作中にこのマークが付いていた場合、コマやページの端に解説が付いている事が多い。
「先日の戦いでは~~だったが*」>端に<第××号参照> と言った具合。
””
フキダシではないナレーション・モノローグ枠内に人物のセリフが入る場合によく付く符号。
ページの終わりに「今頃きっとあいつらも…」とフキダシが入り、次ページで場面転換し、別チームが戦っている場面で ”頑張ってるはずだ!”と続いたり、喋っている当人の姿が無いシーンでセリフが用いられる場合によく見受けられる演出。
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最終更新:2024年11月10日 17:57