キャラクター:プロフェッサーX

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*概要 -初登場:the X-MEN(現UNCANNY X-MEN) #1 -クリエイター・アーティスト:スタン・リー、ジャック・カービー -ミュータントと人間の共存を目指すX-MENの創始者にして、地上最強のテレパスとして知られている。 -平和的思想から受ける印象の割に、意外に軽はずみで癇癪持ち。 --ライターによる描き方の差も大きく、2000年代以降はX-MENに降りかかる厄介事の大半は彼の過去の悪事によるもの…といったような時期もあった。 --チームを放置して行方をくらましたり、重傷を負ったり、捕らえられたり、偽者に入れ替わられたりと、能力の強さとは裏腹に足を引っ張る事もしばしば。 --その割に生徒からの信頼は絶大。特にウルヴァリン等は最も尊敬する人間として慕っている。 ---- *キャラクター **プロフィール -本名:チャールズ・エグゼビア -種族・人種:ミュータント/男性/地球人/アメリカ人 -過去参加チーム:[[X-MEN]] [[イルミナティ]] ---- *エピソード **幼少期 -幼い頃に父ブライアンを亡くし、母は父の同僚であるカート・マルコと再婚。その息子ケイン(ジャガーノート)と共に育つ。 --ケインとの仲は悪く、粗暴な彼にいじめられながら育った。 -父ブライアンの働くアルマゴルド研究所で被験体となっていた事が後付けで判明する。この研究所にはシニスターも在籍していた。 -10代でミュータントパワーを覚醒させるが、上手くコントロールできず、他人の思考が勝手に脳内に入ってくるストレスから若くしてハゲてしまう。 **青年期 -医師として出向いたイスラエルでマグニートーと出会い、酒場での乱闘騒ぎで共に戦った事から意気投合。互いに理想を語り合い、親友となる。 --しかし、マグニートーは自身が受けた収容所の体験から、チャールズと同じ「共存」の道を歩もうとはせず、袂を分かつ事となる。 -このイスラエル時代、患者だったガブリエル・ハラーと恋愛関係となり、子供も生まれる。 --しかし、エグゼビア自身は彼女が妊娠していた事は知らず、息子=リージョンの存在は長い間知らないままだった。 -宇宙人ルシファーとの戦いで脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされる。 -アマール・ファルーク(シャドウキング)と戦い、彼の肉体を消滅させる。悪のミュータントと初めて出会い、戦いの必要性を実感する。 **X-MEN結成 -親から受け継いだ資産で恵まれし子らの学園を設立。 --「アルティメット」では親の資産だけであの規模の学園を経営するなんて非現実的だと揶揄されている。 -サイクロップス、ジーン、ビースト、エンジェル、アイスマンの五人をスカウトし、X-MENを結成。 -ブロブ、ジャガーノート等の強敵との戦いではX-MENでは歯がたたない事もあり、指導者でありつつ、戦いにおいても最後の切り札的な存在となっていた。 -センチネルの是非を巡る公開討論会にミュータントの専門家として出席したりと、TVメディアを通じて著名人となっていく。 --討論会の生放送中にセンチネルに襲撃され、X-MENも全員要塞に囚われてしまうが、無線妨害の結晶体を運び、要塞のセンチネルを壊滅させた。 -クリー・スクラルウォーの直後、トニー・スタークに招かれ、秘密裏に地球の運命をも左右する会合[[イルミナティ]]の一員になる。(この会合の存在は後付け設定) -さらに若いミュータントの少年少女を保護し、旧友で恋人となるモイラ・マクタガートに預け、次世代のX-MENとすべく育成を開始。(後付け設定) --この中にはサイクロッブス&ハボックの弟、ガブリエル・サマーズも存在した。 -初期X-MEN誌においては、チームの活動のために一般市民の精神を操る事もあり、倫理的にどうなのかという場面もしばしばあった。 **第二期チーム結成~Xチームの指導者としての変遷 -X-MENがクラコアとの戦いでサイクロップス一人を残して全滅した際、新たにウルヴァリン、ストーム、コロッサスらをスカウトし、救助隊を結成する。 --ウルヴァリン達を送り込む前、前述のモイラ保護下の新人チームを送り込み、死亡させてしまっていた事が後に明らかになる。 ---この新人達を死なせた一件は、エグゼビアが関係者全ての記憶をテレパシーで消去したため、闇に葬られる事となった。 ---また、ウルヴァリンは教授暗殺のため送り込まれた刺客だったが、この時、彼のテレパスによって記憶を破壊・再構築され、ヒーローとして起用された存在だった事が後に明らかになる(後付け設定) -シャドウキャット、マジック、サイロック、等、新たな若きミュータントの保護育成も行う。 -ティーンエイジャーの増加に従い、新たな若年チーム「ニューミュータンツ」を編成。訓練を開始するが、実戦に巻き込まれる事も非常に多かった。 -重症を負い、シャイア帝国に渡って進んだ医療技術による治療を受けるため、長く地球を離れる事となる。 --不在の間、和解して仲間となっていたマグニートーが指揮を取る事となる。 --ニューミュータンツはマグニートーやケーブルによって鍛えられ、X-フォースとして成長。後に教授のXチームとは対立する事もあった。 -シャイア帝国の治療で歩行できるようになったが、スクラルに捕らわれ、X-MENに救出されるまでの間、シャイア攻撃に利用された。勝利の後、地球に帰還。 **ミューアアイランドサーガ~X-MEN再編 -宿敵シャドウキングがモイラを洗脳。彼女の研究所のあるミューア島はシャドウキングの居城と化し、息子リージョンも敵となる。 --X-MEN、X-FORCE、X-FACTORの3チームが合流。教授もサイアーマーを身にまといシャドウキングと直接対決する。 --決戦の結果、シャドウキングは倒したものの、リージョンは廃人となり、研究所も全壊。教授も再び歩行不能となる重傷を負う。 --3チームが集結した事を機会に、教授はチームを再編。X-MENはゴールドチーム、ブルーチームの2チーム体制に移行する。 -ケーブルのクローン、ストライフが教授暗殺を企て、容疑がケーブルに掛かり、一時的にX-FORCEとX-MENの対立に発展した。 --X-FORCEの若手メンバーは以前から、教授の愛弟子達とケーブルのチームとでは扱いが違うと不満を抱えていた。 -フェイタルアトラクション事件ではマグニートーの手でウルヴァリンが殺害される寸前となり、最後の手段として教授はマグニートーの精神を破壊し、廃人にした。 -新世代の若きミュータント達がナノウイルス生命体ファランクスに狙われる事件が発生。新たな学園「ジェネレーションX」を設立する。 --校長はエグセビアではなく、バンシーとエマの二人を校長に据える。 -廃人状態となっていたリージョンが復活。マグニートーの存在を無かった物にすれば父の人生は救われると考え、過去にタイムスリップする。 --若き日のマグニートーの抹殺を目論むも、逆にエグゼビアが彼をかばって死亡。歴史の改変が発生する。 ---「エグゼビアの不在によりX-MENはMクランクリスタルを守れなかった」と歴史が変わった事によって全宇宙が崩壊。消滅する。 -正史世界は消滅し、平行世界「エイジ・オブ・アポカリプス」世界が誕生。 --ビショップ達の奮闘によって再びタイムスリップが行われ、過去のマグニートー暗殺を阻止。歴史は修復される。 **オンスロート事件 -学園が襲撃され、生徒から死者も出た結果、「ジェネレーションX」を閉鎖。若きミュータントを育成する学園としてのX-MENは一時終了する。 -エグゼビアがマグニートーの精神を破壊した際、その精神の闇が彼に寄生。エグゼビアとマグニートーの心の闇が融合し、最強のミュータント「オンスロート」が誕生する。 --オンスロートは最強のミュータント二名、フランクリン・リチャーズとX-MANを取り込み、全世界の改変を試みる。 -アベンジャーズら非ミュータントヒーローの特攻によってオンスロートは倒され、エグゼビアは救出される。 --世間はこのヒーロー壊滅の責任を問い、X-MENを批判。なんとジャガーノートが土地の権利を法的に取得し、学園は閉鎖される。 -オンスロート事件の罪を問われ、エグゼビアは逮捕され、その身柄は政府組織ゼロトレランスへと引き渡される。 --ゼロトレランスの指揮官バスチオンの正体は、転生したセンチネル・マスターモールドであり、X-MEN抹殺の方法をエグゼビアの知識から引き出そうと試みた。 --ケープルの奮闘によりバスチオンの正体が露見。S.H.I.E.L.D.がバスチオンを逮捕し、エグゼビアは解放された。 **NEW X-MEN -双子の姉カサンドラ・ノヴァとの戦いの後、再び歩行できるようになったが、マグニートーに再び下半身不随にされる。 --事件中、カサンドラによってエグゼビア自身がミュータントである事実も世界に向けて公表されてしまった。 -若きミュータントを育成する必要性を痛感し、学園としての活動を再開。校長としての役職はサイクロップスとエマに譲る。 -M-Dayで能力を失い、足も回復したが、シャイアで起きた事件の中エムクランクリスタルのパワーを受けて能力が復活。足もそのまま。 **学園追放 -M-Day後、前述の過去最悪の悪事(全滅した新造チームの事を、関係者全員の記憶を改竄して無かったことにしていたこと)が発覚。 --しかもそのメンバーにサマーズ兄弟の末弟が居たため、サイクロップスは激怒。学園を追われる事となる。 --一方、記憶改竄がキャンセルされた事により、過去教授によって記憶を破壊されたウルヴァリンも記憶を取り戻す事となった。 ---ウルヴァリンは自身の記憶を操作されていた事に対しては、「ヒーローにしてくれてありがとう」と感謝の意を示している。 -デンジャールームに自我が芽生えていた事に気付いていながら、道具として利用し続けた事から、デンジャールームは「デンジャー」として生まれ変わり、エグゼビアに反乱。X-MENを攻撃した。 -生徒達に完全に軽んじられている状態で起きたメシアコンプレックス事件で、スコットと和解の兆しが見えた直後に射殺されてしまう。スコットは「学園は彼の夢と共に始まり彼の夢と共に終った」と評し、冷静に見送った。 --が、その遺体はなぜか生徒達の目の前で消滅。 ---遺体を持ち去ったのは時間停止能力を持つ「テンポ」。救出したのはアコライツ。彼らとマグニートーの協力で治療を受け、一命を取り留める。 ---蘇生後、アコライツを導くよう求められるが、教授はこれを拒否。 -自分の独善的な記憶操作等の過去を悔い、X-MENを去り一人旅に出たが、紆余曲折の末ガンビットと合流。ローグとデンジャーを救い、復帰する。 **ダークレイン -オズボーンに捕らえられ、ダークビーストの人体実験の材料とされるが、エマの潜入捜査作戦により救出され、ユートピア入りする。 --エマと協力してオズボーンの切り札であるセントリーからヴォイドを分離し、撃退に成功した。 --セカンドカミング事件の際には、ニムロッド軍団と戦うため、止む無くリージョンとタッグで実戦参加。多大な戦果を上げた。 --ユートピアにマグニートーが参加した当初は彼の参加に激しく反対していたが、後に理解し、友として接する事が出来るようになった。 **死。そして…… -AvsX編ではフェニックスフォースによって暴走するサイクロップスを止めようと精神世界で説得を続けるが、激昂した彼の攻撃の余波に巻き込まれ、殺されてしまう。 --その後、遺体はレッドスカルの手に落ち、彼の脳を移植する事でレッドスカルはテレパス能力を身につけてしまう。 -死後、シーハルクに預けられていた遺書がジーングレイ学園に届き、サイクを含む主だったメンバーを招集した上で内容が開示される。 --生前、エグゼビアが接触したマシューという名の少年がいた。そのパワーはまさに最凶。彼の同意もあり、その記憶を封じ、能力が発動しないよう処置を施していた。 --エグゼビアの死によってマシューの能力が覚醒。自分の死後のこの事態を見越し、遺言により対マシュー作戦が開始される。 --マシューの暴走によってX-MENは壊滅してしまうが、若手メンバーのテンパスがタイムスリップし、若き日のエグゼビアの協力を得て歴史改変。マシューの存在は無かった事になった。 -AXIS編で、スカルに奪われた肉体の奥底に教授の精神が残っている事が判明。 --「善悪反転魔法」によって教授の人格が現れ、一時的に「ホワイトスカル」となっていた。 --キャプテンアメリカに助けだされ、再度の儀式魔法に協力。レッドスカルに戻り、ラトベリアで拘禁され続ける事となる。 -世界滅亡・再生の後の「空白の八ヶ月」の後、レッドスカルがテレパスを持ったまま復活している事が判明。教授の魂がどうなっているかは不明。 **復活 -精神体となったエグゼビアはシャドウキングによって囚われていた。救出された後、ファントメックスが自身の肉体をエグゼビアに提供し、彼の肉体に宿る形でエグゼビアは現世に復活を果たす事となった。 --シャドウキングを倒した事で、封じられていたプロテウスが復活。若い肉体を得たエグゼビアはX-MENの一員として戦線に加わり、サイロックらと共に事件を解決した。 **ドーン・オブ・X ---- **恋愛関係 -教育者というキャラクターに反し、恋愛遍歴は結構多い。実写映画でもかなりの女好きとして描かれていた。 -学生時代にはモイラ・マクタガートと交際。 -足の治療をしてくれた看護婦(アメリア・ヴォート)と交際。 -医者となった後、患者(ガブリエル・ハラー)と交際。ハラーとの間にリージョンが生まれる。 -X-MEN勧誘後には密かにジーンを恋愛対象として見ていたが、ジーン自身がその精神に入り込むまで、誰にもその事を知らせずにいた。 -本命は銀河帝国シャイアの女王リランドラだったが、疎遠となっている間に彼女はシャイア内乱で命を落としてしまった。 -過去にはミスティークと結婚していた時期がある事も明らかになった。 ---- **その他 小ネタ -幼い頃、シニスターらが在籍していた「アルマゴルド研究所」にいた事があり、何らかの大きな計画に関わっていた可能性が示唆されている。 --が、長い間その伏線は回収されていない。 -車椅子の指導者として知られるが、歩行不能になったのは能力の代償ではない。たまたま、治る度に再び歩行不能な怪我を負っているだけである。 --設定の際に強力な超能力者だが「弱い男」にしようということで、歩行困難にされた。 --ちなみにX-MENの9カ月前に、DCから車椅子の男が指揮する「ドゥーム・パトロール」が刊行されている。この作品は社会から疎外されるヒーローたちというテーマで、同じように疎外されるミュータントのX-MENと類似点が指摘されている。 -ファントムXによれば、教授の総資産は35億ドル(約3,500億円以上)である。ただしこの資産をどのように築いたかはあまり説明されていない(遺産だけにしては大き過ぎるという説がある)。 -ストームによれば、日本の緑茶が好みらしい。 -ウルヴァリンによれば、”チャーリー”と呼ばれるのが嫌いらしい。 ---- *能力・技能 **テレパス **コンピューター技術 -ビーストの協力、異星技術・未来技術の流用等、完全な自力ではない事も多いが、彼の制作したマシンには驚異的な物が多い。 --様々な状況を作り、難易度を設定可能な訓練設備、デンジャールーム --シャイア帝国の技術を解析して作り上げた強化型デンジャールーム --ミュータント探知装置セレブロ --暴走したセレブロに代わる後継機セレブラ --軍用機を改造したブラックバードジェット --等々 ---- *主な登場作品 -[[UNCANNY X-MEN>刊行誌:UNCANNY X-MEN]] -[[X-MEN>刊行誌:X-MEN LEGACY]] ---- *メディア展開 -実写映画ではもちろん全ての作品に出演(『ウルヴァリン』のみ終盤に少しだけゲスト出演)。三部作ではパトリック・スチュワートが演じている。 --映画では原作のような黒い部分はまったくと言っていいほど見られず、理想的な人物として描かれている。 --『ファーストジェネレーション』では若い頃が描かれ、手当たり次第に女の子をナンパしまくるイケイケ青年として描かれた。 **実写映画 -X-メン / X-Men (2000年) -X-MEN2 / X2 (2003年) -X-MEN:ファイナル・ディシジョン / X-Men: The Last Stand (2006年) -X-MEN:ファースト・ジェネレーション / X-Men: First Class (2011年) -X-MEN:フューチャー&パスト / X-Men: Days of Future Past (2014年) **アニメ -スパイダーマン&アメイジング・フレンズ(1981年制作) -X-MEN (1992-1997年/日本:1994-1995年) -X-メン:エヴォリューション (2000-2003年) -エックスメン (マッドハウス製作 2011年) -アイアンマン ザ・アドベンチャーズ(2009年) -ディスクウォーズ アベンジャーズ(東映制作 2014年) **ゲーム -マーベル アルティメット アライアンス -マーベル アルティメット アライアンス2 -X-メン:ミュータントアカデミー -MARVEL HEROES (プレイアブル候補にも名が挙がっている) ---- *関連キャラクター **ヒーロー -マグニートー --若き日に出会った親友。X-MEN結成後は宿敵となっていたが、度々協力もしている。彼がユートピアに合流してからも和解していた模様。 -リージョン --ガブリエル・ハラーとの間に生まれた息子。タッグを組めば彼の多重人格を制御して恐るべき戦闘能力を発揮できる。 **ヴィラン -ジャガーノート --異父弟。ヘルメットで常にテレパスを遮っている。 -ミスティーク --元妻。婚約していた事は彼の死後初めて明らかとなり、X-MEN一同を驚愕させた。 -ハザード --幼少期、エグゼビアと共にアルマゴルド研究所で被験体となっていた幼なじみ。プラズマ放射能力を持つミュータント。 **その他 -ガブリエル・ハラー --イスラエル時代の恋人。 -モイラ・マクタガート --元恋人。長年彼をサポートしてきたが、死別している。
*概要 -初登場:the X-MEN(現UNCANNY X-MEN) #1 -クリエイター・アーティスト:スタン・リー、ジャック・カービー -ミュータントと人間の共存を目指すX-MENの創始者にして、地上最強のテレパスとして知られている。 -平和的思想から受ける印象の割に、意外に軽はずみで癇癪持ち。 --ライターによる描き方の差も大きく、2000年代以降はX-MENに降りかかる厄介事の大半は彼の過去の悪事によるもの…といったような時期もあった。 --チームを放置して行方をくらましたり、重傷を負ったり、捕らえられたり、偽者に入れ替わられたりと、能力の強さとは裏腹に足を引っ張る事もしばしば。 --その割に生徒からの信頼は絶大。特にウルヴァリン等は最も尊敬する人間として慕っている。 -長年「車椅子の初老の指導者」というキャラクターだったが、若い肉体を得てからは車椅子も必要なくなり、黒いタイツ+Xマークのヘルメット、というスタイルでX-MENメンバーとして活動している。 ---- *キャラクター **プロフィール -本名:チャールズ・エグゼビア -種族・人種:ミュータント/男性/地球人/アメリカ人 -過去参加チーム:[[X-MEN]] [[イルミナティ]] ---- *エピソード **幼少期 -幼い頃に父ブライアンを亡くし、母は父の同僚であるカート・マルコと再婚。その息子ケイン(ジャガーノート)と共に育つ。 --ケインとの仲は悪く、粗暴な彼にいじめられながら育った。 -父ブライアンの働くアルマゴルド研究所で被験体となっていた事が後付けで判明する。この研究所にはシニスターも在籍していた。 -10代でミュータントパワーを覚醒させるが、上手くコントロールできず、他人の思考が勝手に脳内に入ってくるストレスから若くしてハゲてしまう。 **青年期 -医師として出向いたイスラエルでマグニートーと出会い、酒場での乱闘騒ぎで共に戦った事から意気投合。互いに理想を語り合い、親友となる。 --しかし、マグニートーは自身が受けた収容所の体験から、チャールズと同じ「共存」の道を歩もうとはせず、袂を分かつ事となる。 -このイスラエル時代、患者だったガブリエル・ハラーと恋愛関係となり、子供も生まれる。 --しかし、エグゼビア自身は彼女が妊娠していた事は知らず、息子=リージョンの存在は長い間知らないままだった。 -宇宙人ルシファーとの戦いで脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされる。 -アマール・ファルーク(シャドウキング)と戦い、彼の肉体を消滅させる。悪のミュータントと初めて出会い、戦いの必要性を実感する。 **X-MEN結成 -親から受け継いだ資産で恵まれし子らの学園を設立。 --「アルティメット」では親の資産だけであの規模の学園を経営するなんて非現実的だと揶揄されている。 -サイクロップス、ジーン、ビースト、エンジェル、アイスマンの五人をスカウトし、X-MENを結成。 -ブロブ、ジャガーノート等の強敵との戦いではX-MENでは歯がたたない事もあり、指導者でありつつ、戦いにおいても最後の切り札的な存在となっていた。 -センチネルの是非を巡る公開討論会にミュータントの専門家として出席したりと、TVメディアを通じて著名人となっていく。 --討論会の生放送中にセンチネルに襲撃され、X-MENも全員要塞に囚われてしまうが、無線妨害の結晶体を運び、要塞のセンチネルを壊滅させた。 -クリー・スクラルウォーの直後、トニー・スタークに招かれ、秘密裏に地球の運命をも左右する会合[[イルミナティ]]の一員になる。(この会合の存在は後付け設定) -さらに若いミュータントの少年少女を保護し、旧友で恋人となるモイラ・マクタガートに預け、次世代のX-MENとすべく育成を開始。(後付け設定) --この中にはサイクロッブス&ハボックの弟、ガブリエル・サマーズも存在した。 -初期X-MEN誌においては、チームの活動のために一般市民の精神を操る事もあり、倫理的にどうなのかという場面もしばしばあった。 **第二期チーム結成~Xチームの指導者としての変遷 -X-MENがクラコアとの戦いでサイクロップス一人を残して全滅した際、新たにウルヴァリン、ストーム、コロッサスらをスカウトし、救助隊を結成する。 --ウルヴァリン達を送り込む前、前述のモイラ保護下の新人チームを送り込み、死亡させてしまっていた事が後に明らかになる。 ---この新人達を死なせた一件は、エグゼビアが関係者全ての記憶をテレパシーで消去したため、闇に葬られる事となった。 ---また、ウルヴァリンは教授暗殺のため送り込まれた刺客だったが、この時、彼のテレパスによって記憶を破壊・再構築され、ヒーローとして起用された存在だった事が後に明らかになる(後付け設定) -シャドウキャット、マジック、サイロック、等、新たな若きミュータントの保護育成も行う。 -ティーンエイジャーの増加に従い、新たな若年チーム「ニューミュータンツ」を編成。訓練を開始するが、実戦に巻き込まれる事も非常に多かった。 -重症を負い、シャイア帝国に渡って進んだ医療技術による治療を受けるため、長く地球を離れる事となる。 --不在の間、和解して仲間となっていたマグニートーが指揮を取る事となる。 --ニューミュータンツはマグニートーやケーブルによって鍛えられ、X-フォースとして成長。後に教授のXチームとは対立する事もあった。 -シャイア帝国の治療で歩行できるようになったが、スクラルに捕らわれ、X-MENに救出されるまでの間、シャイア攻撃に利用された。勝利の後、地球に帰還。 **ミューアアイランドサーガ~X-MEN再編 -宿敵シャドウキングがモイラを洗脳。彼女の研究所のあるミューア島はシャドウキングの居城と化し、息子リージョンも敵となる。 --X-MEN、X-FORCE、X-FACTORの3チームが合流。教授もサイアーマーを身にまといシャドウキングと直接対決する。 --決戦の結果、シャドウキングは倒したものの、リージョンは廃人となり、研究所も全壊。教授も再び歩行不能となる重傷を負う。 --3チームが集結した事を機会に、教授はチームを再編。X-MENはゴールドチーム、ブルーチームの2チーム体制に移行する。 -ケーブルのクローン、ストライフが教授暗殺を企て、容疑がケーブルに掛かり、一時的にX-FORCEとX-MENの対立に発展した。 --X-FORCEの若手メンバーは以前から、教授の愛弟子達とケーブルのチームとでは扱いが違うと不満を抱えていた。 -フェイタルアトラクション事件ではマグニートーの手でウルヴァリンが殺害される寸前となり、最後の手段として教授はマグニートーの精神を破壊し、廃人にした。 -新世代の若きミュータント達がナノウイルス生命体ファランクスに狙われる事件が発生。新たな学園「ジェネレーションX」を設立する。 --校長はエグセビアではなく、バンシーとエマの二人を校長に据える。 -廃人状態となっていたリージョンが復活。マグニートーの存在を無かった物にすれば父の人生は救われると考え、過去にタイムスリップする。 --若き日のマグニートーの抹殺を目論むも、逆にエグゼビアが彼をかばって死亡。歴史の改変が発生する。 ---「エグゼビアの不在によりX-MENはMクランクリスタルを守れなかった」と歴史が変わった事によって全宇宙が崩壊。消滅する。 -正史世界は消滅し、平行世界「エイジ・オブ・アポカリプス」世界が誕生。 --ビショップ達の奮闘によって再びタイムスリップが行われ、過去のマグニートー暗殺を阻止。歴史は修復される。 **オンスロート事件 -学園が襲撃され、生徒から死者も出た結果、「ジェネレーションX」を閉鎖。若きミュータントを育成する学園としてのX-MENは一時終了する。 -エグゼビアがマグニートーの精神を破壊した際、その精神の闇が彼に寄生。エグゼビアとマグニートーの心の闇が融合し、最強のミュータント「オンスロート」が誕生する。 --オンスロートは最強のミュータント二名、フランクリン・リチャーズとX-MANを取り込み、全世界の改変を試みる。 -アベンジャーズら非ミュータントヒーローの特攻によってオンスロートは倒され、エグゼビアは救出される。 --世間はこのヒーロー壊滅の責任を問い、X-MENを批判。なんとジャガーノートが土地の権利を法的に取得し、学園は閉鎖される。 -オンスロート事件の罪を問われ、エグゼビアは逮捕され、その身柄は政府組織ゼロトレランスへと引き渡される。 --ゼロトレランスの指揮官バスチオンの正体は、転生したセンチネル・マスターモールドであり、X-MEN抹殺の方法をエグゼビアの知識から引き出そうと試みた。 --ケープルの奮闘によりバスチオンの正体が露見。S.H.I.E.L.D.がバスチオンを逮捕し、エグゼビアは解放された。 **NEW X-MEN -双子の姉カサンドラ・ノヴァとの戦いの後、再び歩行できるようになったが、マグニートーに再び下半身不随にされる。 --事件中、カサンドラによってエグゼビア自身がミュータントである事実も世界に向けて公表されてしまった。 -若きミュータントを育成する必要性を痛感し、学園としての活動を再開。校長としての役職はサイクロップスとエマに譲る。 -M-Dayで能力を失い、足も回復したが、シャイアで起きた事件の中エムクランクリスタルのパワーを受けて能力が復活。足もそのまま。 **学園追放 -M-Day後、前述の過去最悪の悪事(全滅した新造チームの事を、関係者全員の記憶を改竄して無かったことにしていたこと)が発覚。 --しかもそのメンバーにサマーズ兄弟の末弟が居たため、サイクロップスは激怒。学園を追われる事となる。 --一方、記憶改竄がキャンセルされた事により、過去教授によって記憶を破壊されたウルヴァリンも記憶を取り戻す事となった。 ---ウルヴァリンは自身の記憶を操作されていた事に対しては、「ヒーローにしてくれてありがとう」と感謝の意を示している。 -デンジャールームに自我が芽生えていた事に気付いていながら、道具として利用し続けた事から、デンジャールームは「デンジャー」として生まれ変わり、エグゼビアに反乱。X-MENを攻撃した。 -生徒達に完全に軽んじられている状態で起きたメシアコンプレックス事件で、スコットと和解の兆しが見えた直後に射殺されてしまう。スコットは「学園は彼の夢と共に始まり彼の夢と共に終った」と評し、冷静に見送った。 --が、その遺体はなぜか生徒達の目の前で消滅。 ---遺体を持ち去ったのは時間停止能力を持つ「テンポ」。救出したのはアコライツ。彼らとマグニートーの協力で治療を受け、一命を取り留める。 ---蘇生後、アコライツを導くよう求められるが、教授はこれを拒否。 -自分の独善的な記憶操作等の過去を悔い、X-MENを去り一人旅に出たが、紆余曲折の末ガンビットと合流。ローグとデンジャーを救い、復帰する。 **ダークレイン -オズボーンに捕らえられ、ダークビーストの人体実験の材料とされるが、エマの潜入捜査作戦により救出され、ユートピア入りする。 --エマと協力してオズボーンの切り札であるセントリーからヴォイドを分離し、撃退に成功した。 --セカンドカミング事件の際には、ニムロッド軍団と戦うため、止む無くリージョンとタッグで実戦参加。多大な戦果を上げた。 --ユートピアにマグニートーが参加した当初は彼の参加に激しく反対していたが、後に理解し、友として接する事が出来るようになった。 **死。そして…… -AvsX編ではフェニックスフォースによって暴走するサイクロップスを止めようと精神世界で説得を続けるが、激昂した彼の攻撃の余波に巻き込まれ、殺されてしまう。 --その後、遺体はレッドスカルの手に落ち、彼の脳を移植する事でレッドスカルはテレパス能力を身につけてしまう。 -死後、シーハルクに預けられていた遺書がジーングレイ学園に届き、サイクを含む主だったメンバーを招集した上で内容が開示される。 --生前、エグゼビアが接触したマシューという名の少年がいた。そのパワーはまさに最凶。彼の同意もあり、その記憶を封じ、能力が発動しないよう処置を施していた。 --エグゼビアの死によってマシューの能力が覚醒。自分の死後のこの事態を見越し、遺言により対マシュー作戦が開始される。 --マシューの暴走によってX-MENは壊滅してしまうが、若手メンバーのテンパスがタイムスリップし、若き日のエグゼビアの協力を得て歴史改変。マシューの存在は無かった事になった。 -AXIS編で、スカルに奪われた肉体の奥底に教授の精神が残っている事が判明。 --「善悪反転魔法」によって教授の人格が現れ、一時的に「ホワイトスカル」となっていた。 --キャプテンアメリカに助けだされ、再度の儀式魔法に協力。レッドスカルに戻り、ラトベリアで拘禁され続ける事となる。 -世界滅亡・再生の後の「空白の八ヶ月」の後、レッドスカルがテレパスを持ったまま復活している事が判明。教授の魂がどうなっているかは不明。 **復活 -精神体となったエグゼビアはシャドウキングによって囚われていた。救出された後、ファントメックスが自身の肉体をエグゼビアに提供し、彼の肉体に宿る形でエグゼビアは現世に復活を果たす事となった。 --シャドウキングを倒した事で、封じられていたプロテウスが復活。若い肉体を得たエグゼビアはX-MENの一員として戦線に加わり、サイロックらと共に事件を解決した。 **ドーン・オブ・X ---- **恋愛関係 -教育者というキャラクターに反し、恋愛遍歴は結構多い。実写映画でもかなりの女好きとして描かれていた。 -学生時代にはモイラ・マクタガートと交際。 -足の治療をしてくれた看護婦(アメリア・ヴォート)と交際。 -医者となった後、患者(ガブリエル・ハラー)と交際。ハラーとの間にリージョンが生まれる。 -X-MEN勧誘後には密かにジーンを恋愛対象として見ていたが、ジーン自身がその精神に入り込むまで、誰にもその事を知らせずにいた。 -本命は銀河帝国シャイアの女王リランドラだったが、疎遠となっている間に彼女はシャイア内乱で命を落としてしまった。 -過去にはミスティークと結婚していた時期がある事も明らかになった。 ---- **その他 小ネタ -幼い頃、シニスターらが在籍していた「アルマゴルド研究所」にいた事があり、何らかの大きな計画に関わっていた可能性が示唆されている。 --が、長い間その伏線は回収されていない。 -車椅子の指導者として知られるが、歩行不能になったのは能力の代償ではない。たまたま、治る度に再び歩行不能な怪我を負っているだけである。 --設定の際に強力な超能力者だが「弱い男」にしようということで、歩行困難にされた。 --ちなみにX-MENの9カ月前に、DCから車椅子の男が指揮する「ドゥーム・パトロール」が刊行されている。この作品は社会から疎外されるヒーローたちというテーマで、同じように疎外されるミュータントのX-MENと類似点が指摘されている。 -ファントムXによれば、教授の総資産は35億ドル(約3,500億円以上)である。ただしこの資産をどのように築いたかはあまり説明されていない(遺産だけにしては大き過ぎるという説がある)。 -ストームによれば、日本の緑茶が好みらしい。 -ウルヴァリンによれば、”チャーリー”と呼ばれるのが嫌いらしい。 ---- *能力・技能 **テレパス **コンピューター技術 -ビーストの協力、異星技術・未来技術の流用等、完全な自力ではない事も多いが、彼の制作したマシンには驚異的な物が多い。 --様々な状況を作り、難易度を設定可能な訓練設備、デンジャールーム --シャイア帝国の技術を解析して作り上げた強化型デンジャールーム --ミュータント探知装置セレブロ --暴走したセレブロに代わる後継機セレブラ --軍用機を改造したブラックバードジェット --等々 ---- *主な登場作品 -[[UNCANNY X-MEN>刊行誌:UNCANNY X-MEN]] -[[X-MEN>刊行誌:X-MEN LEGACY]] ---- *メディア展開 -実写映画ではもちろん全ての作品に出演(『ウルヴァリン』のみ終盤に少しだけゲスト出演)。三部作ではパトリック・スチュワートが演じている。 --映画では原作のような黒い部分はまったくと言っていいほど見られず、理想的な人物として描かれている。 --『ファーストジェネレーション』では若い頃が描かれ、手当たり次第に女の子をナンパしまくるイケイケ青年として描かれた。 **実写映画 -X-メン / X-Men (2000年) -X-MEN2 / X2 (2003年) -X-MEN:ファイナル・ディシジョン / X-Men: The Last Stand (2006年) -X-MEN:ファースト・ジェネレーション / X-Men: First Class (2011年) -X-MEN:フューチャー&パスト / X-Men: Days of Future Past (2014年) -X-MEN:アポカリプス(2016年) -LOGAN/ローガン(2017年) -X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年) **アニメ -スパイダーマン&アメイジング・フレンズ(1981年制作) -X-MEN (1992-1997年/日本:1994-1995年) -X-メン:エヴォリューション (2000-2003年) -エックスメン (マッドハウス製作 2011年) -アイアンマン ザ・アドベンチャーズ(2009年) -ディスクウォーズ アベンジャーズ(東映制作 2014年) **ゲーム -マーベル アルティメット アライアンス -マーベル アルティメット アライアンス2 -X-メン:ミュータントアカデミー -MARVEL HEROES (プレイアブル候補にも名が挙がっている) -MARVEL FUTURE FIGHT ---- *関連キャラクター **ヒーロー -マグニートー --若き日に出会った親友。X-MEN結成後は宿敵となっていたが、度々協力もしている。彼がユートピアに合流してからも和解していた模様。 -リージョン --ガブリエル・ハラーとの間に生まれた息子。タッグを組めば彼の多重人格を制御して恐るべき戦闘能力を発揮できる。 **ヴィラン -ジャガーノート --異父弟。ヘルメットで常にテレパスを遮っている。 -ミスティーク --元妻。婚約していた事は彼の死後初めて明らかとなり、X-MEN一同を驚愕させた。 -ハザード --幼少期、エグゼビアと共にアルマゴルド研究所で被験体となっていた幼なじみ。プラズマ放射能力を持つミュータント。 -プロテウス --元婚約者・モイラの息子。極めて強力な暴走ミュータント。現在はクラコア所属。 --父親はチャールズではないが、因縁深い相手。 **その他 -ガブリエル・ハラー --イスラエル時代の恋人。 -モイラ・マクタガート --元恋人。長年彼をサポートしてきた。死亡したと思われていたが、近年転生していた事が発覚した。

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