*概要 -初登場:Amazing Fantasy #15 -クリエイター・アーティスト:スタン・リー(ストーリー)、スティーブ・ディッコ(アート)、ジャック・カービィ(カバーアート) --Amazing Fantasy誌は打ち切りが決まっており、「実験的な」作品を出す場として利用された。 --当初、絵はカービィに任せる予定だったが、カービィの絵はヒロイック過ぎて、普通のティーンエイジャーを描く予定だったスパイダーマンには合わないとしてキャンセルし、ディッコを担当にした。 ---- *キャラクター **プロフィール -本名:ピーター・ベンジャミン・パーカー(Peter Benjamin Parker) -種族・人種:アメリカ人 --映画「アメージング・スパイダーマン」で主役を務めたアンドリュー・ガーフィールド(ユダヤ系)は、「ピーター・パーカーがユダヤ人であると確信している」と発言した。 ---「スパイダーマンはひどく神経質だ。ピーター・パーカーはシンプルな若者ではない。彼は神経を休めることができない。なにかを十分やったと思うことができず、いつも自分自身を疑っている。彼はユダヤ人だよ。典型的なユダヤ人の特徴だ。僕の父親がそうだし、僕もそれを受け継いでいる」と語った。 -ホームタウン:ニューヨーク クイーンズ -現参加チーム:[[ニューアベンジャーズ]] -過去参加チーム:[[アベンジャーズ]]、[[ネオ・ファンタスティックフォー>ファンタスティックフォー]]、マイティアベンジャーズ、フューチャーファウンデーション *エピソード **オリジン(1962) (Amazing Fantasy #15) 科学オタクの青年ピーターは、とある科学ショーで放射能を浴びた蜘蛛に噛まれ蜘蛛の能力を得た。 手に入れた怪力を使い、ショープロレスで儲けようとしたところ、テレビ局の目に留まり一躍テレビスターへ。 しかしおばさんとおじさんしか省みない自分の慢心が原因で、育ての父だった叔父を死なせてしまう。 この事から「大いなる力には大いなる責任が伴う」ということを学んだ。 ***Amazing Spider-man#1(1963) おじさんが亡くなったことにより、家の稼ぎ頭が自分しかいなくなったことを悟ったピーター。 おばさんがピーターに隠れて自分の宝石などを質に入れたりするなどしてやりくりを目撃してしまい、ますますテレビスターとして稼ぎ頭になる決意を固める。 しかし、JJJが自分の宇宙飛行士の息子が目立たなかったため、人気をかっさらっていたスパイダーマンに根も葉もない中傷記事を書き、スパイダーマンはテレビスターを下りざるを得なくなる。 名誉挽回するためにJJJの息子の危機を助けたものの、JJJは黒幕がスパイダーマンであったと信じて疑わず、結局名誉は回復されなかった。 その後、当時有名だった[[ファンタスティックフォー]]ならば自分を雇い入れてもらえるのではないかとバクスタービルに乗り込むが、ファンタスティックフォーは無償で働いていたため、スパイダーマンの方から蹴った。 ***Amazing Spider-man#2(1963) 街にヴァルチャーが現れた!しかし、あまりの素早さと空を飛ぶという機動力の前にその姿を捉えられたカメラマンはいなかった。 そこでピーターはスパイダーマンの能力を生かして彼の写真を撮り、それをJJJに売りつけることでお金を得ることを考える。 これ以降しばらく、新しい脅威が登場→スパイダーマンとして新しいヴィランの写真を撮るために戦うという大まかな流れが生まれる。 ***Amazing Spider-man#3(1963) 実験が失敗してしまったことで優秀なオットー・オクタヴィアス博士はドクターオクトパスとして自分の欲に忠実に動くようになった。 ピーターは意気揚々とスパイダーマンとして写真を撮りに行くが、ドクターオクトパスの前に完敗してしまう。 自信を無くしてしまったピーター、しかしその日はファンタスティックフォーのジョニーの演説があり、それを聞いたことにより再起を図り、見事ドクターオクトパスを撃破した。 スパイダーマンのヒーロー性はここのあたりで生まれ始める。 ***たとえこれが運命だとしても(1966) (Amazing Spider-Man #31~#33) メイおばさんがピーターの血を輸血したことで、逆にピーターの血に蝕まれ死にそうになってしまう。 スパイダーマンは自分の品物を質に入れるなどして資金を調達し、コナーズ教授と協力をすることでなんとか血清を作るための装置を買い付けることに成功する。 しかし、それはマスタープランナーにも狙われており、空港で奪われてしまった。 ピーターはスパイダーマンとしての全能力を注ぎ込み、とうとうマスタープランナーことドクターオクトパスの秘密基地を見つけ出し彼を追い詰めた! しかし、ドクターオクトパスは基地の一部を破壊し、スパイダーマンは鉄骨の下敷きになってしまう。 スパイダーマンは最後の力を振り絞り、鉄骨を押しのけ、メイおばさんを救うことに成功したのだった。 この一連のストーリーで、ピーターは大学に入学し、グウェン・ステイシーとハリー・オズボーンに出会う。 もっとも、最初は彼らはフラッシュの友達であったこと、ピーターはおばさんのことしか頭になかったため彼らをつっけんどんに扱っていたこともあり、彼らの印象はあまりよくなかったが。 ***引退宣言(1967) スパイダーマンとして活躍していたピーターは、ヒーロー活動の負担でだんだん自身の生活がおぼつかなくなっていく。 様々なトラブルで自信を失っていたピーターはJJJの自論を真に受けてしまい、スパイダーマンを引退することを決意する! それで苦労の全てが解消されたわけでは無かったが、それなりに充実した生活を送っていたピーター。 しかし、ベンおじさん似の警備員を助けたことで、ピーターは自分がスパイダーマンとなった理由と使命を思い出し、再びスパイダーマンとして復活したのだった。 ***シックスアームズサーガ(1971) ステイシー警部が間接的にとはいえ自分のせいで死んでしまったこと、そのせいでグウェンがスパイダーマンを嫌いトラウマを持ってしまったこと、ハリーが麻薬中毒になってしまったことなど様々なストレスが重なり、ピーターはとうとう自身のスパイダーマンの力を殺す決意をし、自作の治療薬を飲む。 しかし、それは不完全であり、逆に腕が6本生えてきてしまう!自身を治せるのはコナーズ教授しかいないが、当のコナーズ教授は吸血鬼モービアスと闘っていた! 何とかピーターとリザードとなった教授で彼を退け、二人は治療薬を作り元に戻ることに成功した。 ***デス・オブ・グウェン・ステイシー(1973) だんだん体調が悪くなるハリーを心配するストレスがかかりすぎ、ノーマンはとうとうグリーンゴブリンに戻ってしまう。 ピーターはグリーンゴブリンが残したあからさまなメッセージからグウェンがゴブリンにさらわれたことを知る。 スパイダーマンとして探し回った結果、ジョージワシントンブリッジでゴブリンとの死闘が始まる。そして、しばらくして旗色が悪くなったゴブリンはグウェンを橋の上から突き落としてしまった。 ウェブで必死にとらえたが、その衝撃でグウェンの首が折れてしまいグウェンは帰らぬ人となってしまった。 その後スパイダーマンは再び復讐のためにゴブリンを探し出し、決戦を挑む!そして、最後の最期で、ゴブリンはグライダーでスパイダーマンを背後から刺し殺そうとしたが、スパイダーセンスでかわした結果そのままゴブリンに直撃。ここでグリーンゴブリンは死んでしまった(少なくとも読者はそう思ったし、編集も殺したつもりだった)。 ***オリジナルクローンサーガ(1973) 死んだはずのグウェンがピーターの自宅にいたことからすべてが始まった。それはスパイダーマンを執拗に狙うジャッカルの仕業だった! ジャッカルはグウェンが死んだとき、その原因はスパイダーマン、ひいてはピーターに原因があると考えたのだ! 最終決戦、気絶していたスパイダーマンが目覚めると目の前にもう一人のスパイダーマンが! スパイダーマンたちは戦い、最後に人を救った方が生き残り、戦いを続けようとしたものが死んだ。 生き残ったほうのスパイダーマンは死んだ方のスパイダーマンを焼却炉に投げ込んだ(はずだった、少なくとも読者と当時の編集はそう思っていた) ***強盗の帰還(1980) ミステリオの術を浴びたスパイダーマンはスパイダーマンとしての能力を失ってしまう。 そして、時同じくしておじさんを殺した強盗が釈放される! 能力はなくともスパイダーマンとして強盗を捕まえようとするが、さすがに負けてしまう。しかも、強盗はメイおばさんを誘拐してしまった。 スパイダーマンは最後に力を取り戻し、おじさんを救えなかった自分と決別することができたのだ。 ***ジャガーノートの強襲(1982) ジャガーノートがマダムウェブ抹殺の依頼を受け、マダムウェブを襲撃する! スパイダーマンはマダムウェブを助けるために他のヒーローたちにも助けを求めるが誰もつかまらないため結局一人で行くことに。 最強の相手に挑むものの、びくともせず結局マダムウェブは襲われてしまう。 スパイダーマンはかなわなかったものの頼ってもらったマダムウェブのために再び立ち上がり、ジャガーノートを撃破するのであった。 ***ブラックコスチューム(1984-1985) シークレットウォーズでビヨンダーに強制的に連れて来られた惑星で、黒いスーツを手に入れる。 コナーズ教授と共に地球に帰還してから、この黒いコスチュームでヒーロー活動を開始。この地球に生きている素晴らしさを胸に、人々を救う。 ピューマらとの戦いを通じ、ブラックコスチュームの危険性を感じ、ピーターはFFのリードに分析を依頼。スーツが生命体である事を知り、捨てる事を決意。 ブラックコスチューム=寄生体シンビオートはFFの基地内にて保管され、代わりにピーターは一時的にFFのスーツを着用して帰宅する事になる。 覆面代わりに紙袋を被り、靴も無いので裸足のままで外に出た彼は、出くわした犯罪者を軽くやっつけるのだが、その姿を[[マスコミ]]に撮影され、すわ、FFの新メンバーかと大騒ぎとなる。 背中に「KICK ME」と書いた張り紙を付けたままで(当然、犯人はジョニー)… この一連のストーリーは実写映画等で有名な[[エピソード]]ではあるが、展開としてはごく短い期間であった。 ***結婚(1987) 紆余曲折の末に遂にMJと結婚。 結婚を期に高収入の仕事を引き受けたが、雇い主のピューマの企みに気付き、すぐに手を切る事となる。 ***マキシマム・カーネイジ(1993) -共生体を失い、逮捕されたカサディ=カーネイジだったが、収監先で血液中に潜んでいた共生体が復活。 -脱獄したカーネイジはヴィランを集めて暴れ始め、街中で虐殺を開始。スパイダーマンとベノムが共闘し、カーネイジ達と戦った。 ***クローン・サーガ(1994) きっかけはかつて死んだはずのクローンのスパイダーマンが現れたことだった。 マイルズ教授により、次々と生まれるクローンたち、出来損ないのクローンのケイン、ピーター・パーカーとスパイダーマンの裁判、メイおばさんの死亡など様々な事情が重なり、 ベン・ライリーとピーター・パーカーは固いきずなで結ばれダイナミックデュオとなる。 その後、MJの妊娠やピーターこそがクローンだったことが判明し、それをきっかけにベンから提案され、ピーターは引退。正式にベンがスカーレットスパイダーからスパイダ―マンになったのだ。 粗削りながらも愚痴を吐きつつもスパイダーマンとして成長していくベン。しかし、この事件の裏には実はグリーンゴブリンがおり、MJは流産、ピーターとベンは二人で挑みベンが死亡。 ベンが死亡した際、灰になったことでベンこそが偽物、ピーターこそ本物ということが改めて証明された。 ***アイデンティティ・クライシス(1998) ノーマン・オズボーンの暗躍によってスパイダーマンが殺人の容疑者として指名手配される。 同時にデイリービューグル誌の筆頭株主となったノーマンがスパイダーマンに賞金をかける。 どんどん強くなる世間からのバッシングと群がる賞金目当ての群衆によって、スパイダーマンとして活動が出来なくなったピーターは、リコシェ、ダスク、プロディジー、ホーネットという別々のコスチュームを使い分け、複数の別人として殺人事件の調査を開始する。 その結果、濡れ衣は晴れ、スパイダーマンが復活する。 ***ギャザリングオブファイブ(1998) ノーマン・オズボーンは魔法の石板を用いてスパイダーマンよりはるかに強力な能力を手に入れる。 最終決戦の末、ゴブリンを倒したスパイダーマン。だが、ゴブリンはあらかじめ病院を壊していた。 決死の思いで病院を支えるピーター!様々な人に罵倒されつつ、応援されつつ、とうとう持ち上げることに成功する。 しかし、このイベントでスパイダーマンであることに限界を覚えたピーターはスパイダーマンをやめる決意を固め、引退した。 ***ネクストチャプター (Amazing Spider-Man Vol.2 #1~#2) ピーターの眼の前にスパイダーマンの格好をしている奴が自警活動をしていた! 実はスパイダーマンがいなくなったことを嘆いた女性がスパイダーマンの代わりをしていたのだ。 ピーターは再びスパイダーマンに戻ることを余儀なくされる。 ***カミングホーム MJと別れてしまったピーターは荒れていた。その後何とかつてを頼って高校教師に就職する。 スパイダーマンとして活躍していたある日、謎の男エゼキエルがあらわれピーターにスパイダーマンの能力の秘密を明かす。 いわく「今までスパイダーマンに生物をモチーフとしたヴィランが現れていたのは、スパイダーマンが生物として本物だからであり、他のものはその価値を証明すべく挑んでいたに過ぎない」 そして、生物の力を食い物にするモールンという化け物がいることを知る。エゼキエルはすべてから隔離するシャッターに入ることを進めるが、ピーターは勝てると慢心しモールンに挑む。 結果としてピーターは殺されかけ、街は大参事となってしまった。シェルターに入ってももう効果がないと知り、ピーターは正面切ってモールンを倒す羽目に。 モールンは純粋な生物エネルギーのみを食べることに目を付け、自身を放射能づけにし、「毒」を食わせ形勢逆転に成功。モールンを撃退する。 ***ディスアッセンブルド (The Spectacular Spider-Man Vol.2 #15~#20) スパイダーマンはクイーンと呼ばれる存在の手により、体内のクモの力を大きくされクモにされてしまう。 その後クモから何とか自力で自分の体を取り戻し、スパイダーマンのパワーを何倍かにし手首からウェブが出るようパワーアップした。 ***アザー (Friendly Neighborhood Spider-Man #1~#4、Marvel Knights: Spider-Man #19~#22、Amazing Spider-Man #525~528) モールンが再びよみがえり、スパイダーマンを襲う! スパイダーマンはモールンに勝てず、片目を抉られ昏睡状態に陥る。 集中治療室に乗り込んできたモールンはMJにまで手を掛けようとするが、ピーターは残された最後の力を振り絞りモールンを倒すが、力尽き、死亡する。 ピーターが使った最後の力は、今までに見たことの無い能力… 毒針だった。 その後、ピーターは繭となり、内なる蜘蛛のトーテムと対話し、「脱皮」。ピーターは生き返った。 プレゼント兼、その成長祝いも兼ねトニーはスパイダーマン用の新スーツ「アイアンスパイダーアーマー」を開発し、プレゼントしている。 ***ニューアベンジャーズ (Amazing Spider-Man #519~#524) 超人専用刑務所ラフトで大脱走事件が勃発。駆けつけたスパイダーマンは、現地で合流したメンバーと共に、[[アベンジャーズ]]再結成メンバーの一人となる。 以後、[[ニューアベンジャーズ]]の一員として活動を開始。とある事情で家を失っていたため、家族ともどもスタークタワーに招かれ、住居を得る。 天才同士気心の通じたトニー・スタークは、ピーターを自らの後継者として育てようと考え、自身の側近として働かせる。 ***シビルウォー(2006) (Amazing Spider-Man #529~#538) トニーの弟子として傍らで働いていたピーターは超人登録法に賛成。政府側に付く。 シヴィルウォー#2にてマスコミの前で正体を公表し、15歳の頃からスパイダーマンをやっていたと明言。 シビルウォーの初戦では乱戦の中、キャップの投げた盾を奪って反撃に転じるという華麗な技を披露。 その後、アイアンマンらの横暴に耐えかね、離脱。アイアンスパイダーアーマーを着たまま逃走し、反登録法側へ付く。 アイアンマンが配置した[[サンダーボルツ]]の攻撃を受け、アーマーも大破。瀕死の状態となった所をパニッシャーに救われる。 シビルウォーの最終決戦には本調子ではない身体で無理を押し、(いつものコスチュームで)参戦。Mrファンタスティックの攻撃を受けながら歴戦のヒーロー数人を同時にKOする離れ業を披露。 その後、正体を明かした事が原因となり、狙撃を受け、かわした弾がメイおばさんを直撃し、瀕死の重傷を負ってしまう。 怒りの決意と共に、ブラックコスチュームに身を包むようになる。 ***ワン・モア・デイ(2007) (Amazing Spider-Man #544~#545) メイおばさんを救うべく、八方手を尽くし、神秘の力にまで頼ろうとストレンジの元を訪れるが、人間の生死を操る禁術は使うべきではないと断られ、失意の底に沈む。 そんなピーターの前に現れたのは、大悪魔メフィスト。ピーターとMJの「愛」と引き換えに、現実を書き換えてやろう、と取引を持ちかける。 ピーターとMJは互いの愛の絆が消える事は無いと信じ、取引に応じ、メフィストの魔法により「世間に正体を明かした事」は無かった事となり、MJとの結婚、メイおばさんの重傷等、様々な出来事が消滅した。 ***ブラン・ニュー・デイ (Amazing Spider-Man #546) 世界中の人々はスパイダーマンの正体を知らない状態に戻った。ピーターは独身に戻りメイ伯母さんの家で暮らしている。 また、MJは独身に戻り、西海岸で生活している事となり、ハリーの死も無かった事になり、今までヨーロッパで生活していた事になった。 数々の新顔ヴィランとの戦いの中、新たにイニシアティブ計画で配備されたスーパーヒロイン「ジャックポット」と協力関係を築き、一方で警察の検死医であるカーリーとの仲も深めていく。 しかし、ピーター・パーカーの私生活はどん底であり、家賃を払うのもままならない状態。カーリーの同僚の警察官とルームシェアして新生活をスタートする。 再びピーターと親友同士に戻ったハリーだったが、父親との関係、ゴブリンの宿命の中、彼もまた辛い現実に直面していく事となる。 ***ガントレット&グリムハント (Amazing Spider-Man #634~#637) スパイダーマンを殺し、儀式で使うため、クレイブン一家はスパイダーパワーを持つものすべてを捕えていた。 しかし、スパイダーマンはしぶとかったため過去のヴィランを休みなく送り込むことによりスパイダーマンを疲弊させることに成功する。 スパイダーマンは殺されそうになるが、あらかじめケインが入れ替わり、代わりに生贄となった。 結果としてクレイブンは復活し、スパイダーマンはクレイブンたちを倒した。 ***ワン・モーメント・イン・タイム(OMIT) (2010) (Amazing Spider-Man #638~#641) ワン・モア・デイの「魔法」の実態。 二人の愛の絆は消える事はないと信じてメフィストとの契約に望んだピーターとMJ。 だが、実際にはMJはピーターにも気づかれないように「永遠の愛」を代償に、メフィストに「二度とピーターに関わらない」、という契約で取引を成立させていた。 このためか、その後の展開でMJとピーターが再び出会った際も恋愛関係には進展していない。 ***ビッグタイム (Amazing Spider-Man #648) JJJのため、と捏造写真を使ったせいでJJJに糾弾されてしまい、マスコミからブラックリストに入れられたピーターは無職となる。 しかも相部屋していた女性が引っ越すこともあり、宿無しにもなった。 過去の友達や元恋人など頼れるだけ頼ったが駄目だった。 しかし、JJJの奥さんの推薦により、ピーターはホライゾンラボに就職。様々なモードに「変色」する新型多機能スーツを開発する。 一方で、新たなホブゴブリン、新型のスパイダースレイヤー、シンビオートを失ったスコーピオンの復活、と仇敵が次々と活動を再開し始める。 ***不殺の誓い (Amazing Spider-Man #652~#656) JJJの奥さんを守れなかったショックでピーターは悪夢を見る。 様々な悪夢の末ピーターがたどりついたのは「手の届く相手はもう誰も死なせない」という誓いだった。 一方街中にマッサカーという殺人鬼が現れる。 ショックでスパイダーセンスを失ってしまったピーターはうたれてしまう。再びマッサカーに挑むため、防弾スーツを開発し挑み、マッサカーを打ち破る。 そして、マッサカーは警察に狙撃されるがスパイダーマンがそれをかばう。「手の届く相手はたとえお前のような奴でももう誰も死なせない」という誓いを守ったのだ。 ***フューチャーファウンデーション (Amazing Spider-Man #657~#660) FF誌の展開でジョニー・ストームが戦死し、ジョニーの遺言で新たなFFメンバーとしてスパイダーマンの加入が決定した。 FFのイメージカラーである青ではなく、四人とも白地に黒ラインのコスチュームとなった。 しばらく後に異次元に散ったと思われていたジョニーが帰還し、FF四人目のメンバーとしてのスパイダーマンの活動は短い期間に終わった。 ***スパイダーアイランド (Amazing Spider-Man #666~#673) クローン技師であるジャッカルと昆虫操作能力を持つクイーンが手を組み、ウイルスを散布。 大量のNY市民がスパイダーパワーを手に入れてしまう。 スパイダーマンとしてピーターは止めようと思ったものの、スパイダーパワーを得たNY市民の中にはジャッカルがまき散らしたスパイダーマンのスーツを着たものがいたため邪魔者扱いされる。 逆にピーターはNY市民に呼び掛け、スパイダーパワーを持つ者同士ぶつけ暴動を鎮圧しようと試みる。 しかし、スパイダーパワーを持つものは徐々にクイーンによりクモになっていく! しかもそのエネルギーを吸収したクイーンは最強の存在となっていた。 ピーターはアンチヴェノムとオクトボットを利用し全員を治療、エネルギー源がなくなってクイーンが弱体化したところを狙い、ケインがスティングで仕留め、決着が付いた。 ***地球の終末 (Amazing Spider-Man #682~#687) ドクターオクトパスは、戦い傷ついた自身の体が、死を間近にしている事を知る。 [[シニスターシックス]]とオクトパスは地球そのものを人質とし、治療と、特赦とを要求する。 ***死 そして希望 (Amazing Spider-Man #698~#700) ピーターとオクトパスの肉体が入れ替わり、ピーターは末期状態のオクトパスの肉体のまま命を落とした。 ピーターの体を手に入れたオクトパスは、死を免れることはできたたものの、ピーターの記憶とその人生も己のものとなり、今までの自分ではなく、新たな、より優れたスパイダーマン、「スペリオル(スーペリア)・スパイダーマン」として生きる事を誓う。 長く続いたアメイジング・スパイダーマン誌は、ここで一度終了する事となる。 ***スペリオル・スパイダーマン 2013年MARVEL NOW!にて、新たにタイトルを「The Superior Spider-Man」と改め、再スタート。全31号。 ドクオクの心とピーターの心が共存する状態のまま、ピーターの生活を乗っ取る形でドクオクは活動を開始。 様々な機器・装備を開発し、街の平和を守るために戦い始めるが、次第に私兵を雇ったり、会社パーカーインダスタリーズを設立したりと過激な方向へ。 数々の戦いの後、最終的に、ドクオクはピーター・パーカー=スパイダーマンこそが自身より優れた存在である事を認め、自らその精神を彼に明け渡し、消滅。 ドクオクの魂は死し、ピーター・パーカーとしてのスパイダーマンが復活する事となる。 ***スパイダーバース (Amazing Spider-Man Vol.3 #9~#15) 13年前に特殊なあの蜘蛛に噛まれたのはピーター唯一人ではなかった。シンディ・ムーンという女の子も噛まれていたのだ。 オリジナルシン編にて、エゼキエルが彼女をモーランに襲われないように軟禁していた事を知ったピーターは彼女を救い出す。 しかし、彼女が開放されたことをきっかけに、かつてスパイダーマンを殺したモーランたちインへリターズが次元をまたにかけスパイダーマンたちを食い殺し始める。 異世界のスパイダーマンたちが次々と殺されていることを重く見たスパイダーマンたちは、あまたの次元をめぐり団結、かつて二度もモーランを撃破したアメイジングスパイダーマンをリーダーにインへリターズに立ち向かう。 シンディもまたシルクと名乗り、スパイダー軍団の一員として戦い始める。 ***All-New All-Different Marvel Now スパイダーバースから帰還したピーターはそこで学んだリーダーシップを活かし、パーカーインダストリーズを多国籍企業へと急成長させる。 だれもがパーカーインダストリーズ製の腕時計型PCのウェブウォッチを持ち、スパイダーマンはパーカーインダストリーズの雇ったガードマン兼パーカーインダストリー製の装備を使う広告塔で世界中の人気者!ピーターはスパイダーマンとしても一個人としても大成功を収めていた。 一方、世界をまたにかけた犯罪集団ゾディアックが現れたため、ピーターはシールドとシールドから派遣されたモッキンバードと共に彼らを追う。 又さらに一方、かつてスパイダーマンに敗れたヴィランたちが不審な動きを見せ……。 ***パワープレイ パーカーインダストリーとスターク社が提携。そのパーティー会場の中、ピーターはMJがスタークの秘書を勤めている事を知り、激怒する。 ある事件の最中、MJの勤務先をアイアンマンが破壊してしまった事で、その埋め合わせとしてスタークはMJを雇用していた。 このパーカーとスタークの喧嘩は、双方スーツを装着しての本格的戦闘にまで発展。町中で騒ぎを起こした挙句、元ラフト監獄の管理者「リージェント」によってふたりとも捕縛されてしまう。 リージェントはヴィランと化し、スーパーパワーをコピー・吸収するスーツを開発し、超人を次々捕縛してコレクションしていたが、ハリー・オズボーンとMJがゴブリンとスパイディの装備を使って基地に潜入。ピーターとスタークを救出し、事件は解決した。 事件後、ピーター、MJ、スタークの三人は和解するが、やはりピーターとMJが復縁するには至らなかった。一方で、MJはスタークとの仲を進展させて……? ***クローンコンスピラシー NewUという会社が次々と死者を生き返らせている?! 治療技術の中にクローンに関する技術が絡んでいるとにらんだピーターはNewUに乗り込むことに。 そこに現れたのはドクターオクトパス、グウェン、ジョージなどかつて死んだ人たちだった。 生命を冒涜する行為だと非難するスパイダーマンに対し、NewUにて人を生き返らせているジャッカルは「これは君の『ミス』を取り返しているだけだよ」と返す。 「誰も死なせない」と誓っているスパイダーマンにとって、「ならば失敗しても生き返らせればよい」と持ちかけるジャッカルのスタンスはスパイダーマンにとって多少魅力的に映る。 一方、マスターウィーバーの依頼で異世界を飛び回ったケインことスカーレットスパイダーは次々と世界がゾンビに襲われている原因を探る。 どうやら、ピーターとジャッカルが、パーカーインダストリーズとNewUが手を組んだ場合、世界はゾンビにあふれてしまうらしい。 ケインとアース65のグウェンはピーターを止めるためにプライムアースへと飛ぶ。 アース65のグウェンに助けられ、なんとかNewUを脱出するピーター。 アヌビス神の仮面をつけているジャッカルとの直接対決にもつれ込むが……? -【ネタバレ】今回の新デザインのジャッカルは&color(white){かつて90年代のクローンサーガで戦死したベン・ライリー。オリジナルのジャッカル自体は別にいる}。 -【ネタバレ】アヌビスの仮面をつけたジャッカルがスパイダーマンにもちかけた取引は&color(white){NewUの技術でベンおじさんを生き返らせること}。 -【ネタバレ】&color(white){オリジナルのジャッカルはベン・ライリーを自身の技術で生き返らせては殺すという人体実験を行っていた。気の遠くなる回数殺されたベン・ライリーは実験から脱出、ジャッカルを同じ方法で殺害し、ジャッカルの名前と技術を奪った}。 ---- ***番外:リニュー・ユア・バウ バトルワールドにあった、「メイおばさんが亡くなり、ピーターとMJの結婚が解消されなかった世界」が、異次元の世界として残ったもの。 ピーターとMJの間に、アンナ=メイ・パーカーと名付けられた娘がいる。 アンナはMJのおばさん、メイは(言わずもがなの)ピーターのおばさんの、それぞれの名前をもらった。 アンナ=メイも、スパイダーパワーの持ち主で、MJもスパイダーパワーを持っているため、一家でスーパーヒーローをやっている。 この世界ではアベンジャーズをはじめとするヒーローが姿を見せていないため、スパイダーマン一家がほぼ、唯一のヒーローである。 当初、アンナ=メイが小学生の時の話だったが、レガシー展開で8年後を舞台にするようになった。 ---- *能力・技能 -超人的身体能力 全力を尽くせばビル(数千トン)を持ち上げることができるほどの怪力と、道路を一っ跳びできる跳躍力、約マッハ2で走る移動速度、弾をも回避でき、光速のクイックシルバーに攻撃を当てる俊敏性がある。 -貼り付き 意識さえすれば全身のどこでも張り付くことができる。 -ウェブ発射装置 年を重ねるごとにそれなりに改良がくわえられている。現在は音声認識機能がついている。 -スパイダーセンス 元々は全身の感覚が恐ろしく鋭くなっていただけだったが、最近はもっぱら危険予知の面が強くなっている。 -軽口 常に相手に話しかけ続けることで回りを巻き込まぬように相手の注意を自身だけに引いたり、自身もスパイダーマンでいることを楽しむための工夫。 以下はディスアッセンブルド以降に獲得し、2007年のワン・モア・デイで消滅した非常に短命な技能。 -節足動物との交信能力 -生体ウェブ -ナイトヴィジョン --暗闇でも見える目。ほぼ使われることはなかった。 -スティンガー --手首から飛び出す強力な武器。刺した相手を殺害するほどの猛毒をもつ毒針だが、ほぼ使われることはなかった。 弱点 -エチル・クロライド --蜘蛛の毒を中和する薬品。 --スパイダー・スレイヤーによく使われる。 -スパイダーセンスの反動 -高いビルがないところには行けない --実は、ハドソン川を渡るときは、船にくっついていた(参考:早川文庫Jr「脅威のスパイダーマン」) -運転技能がない(現在は克服?) --高校生の時からスパイダー・スリングで移動していたため、自動車の免許も持っていなかった。 --当然、クインジェットなんか操縦できない。 -金欠 -不運 --「パーカー・ラック」という名前まであるくらい運が悪い。 ---- *登場作品一覧 **翻訳本 -スパイダーマン 全8巻(光文社) -マーヴルクロス 10~17号 --ベノムとの初対決前後のエピソードを掲載 -ワンモアデイ~小プロシリーズ --スパイダーマン ワン・モア・デイ --スパイダーマン:ブランニュー・デイ(1~3巻) --スパイダーマン:ニュー・ウェイズ・トゥ・ダイ --スパイダーマン:エレクション・デイ --スパイダーマン:アメリカン・サン --スパイダーマン:ワン・モーメント・イン・タイム -スーペリア・スパイダーマン --スーペリア・スパイダーマン:マイ・オウン・ワースト・エネミー --スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド --スーペリア・スパイダーマン:ノー・エスケープ -スパイダーバース 全3巻 -スパイダーマン/デッドプール:プロローグ -スパイダーマン/デッドプール:サイドピース -スパイダーマン:ブルー -X-MEN/スパイダーマン -スパイダーマン:ステイシーの悲劇 -ベスト・オブ・スパイダーマン -スパイダーマン:ウィズ・グレート・パワー -アメイジング・スパイダーマン:シビル・ウォー -ピーター・パーカー、スパイダーマン:シビル・ウォー -アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク -マーベルマスターワークス:アメイジング・スパイダーマン -スパイディ:ファースト・デイ -スパイダーマン ホームカミング:プレリュード **解説本 ムック本等 -アメイジング スパイダーマン -スパイダーマン大全 -スパイダーマン大全(増補版) -マーベル スパイダーマンの日常 THE WORLD ACCORDING TO SPIDERMAN *メディア展開 **実写映画 -スパイダーマン 監督:サム・ライミ 2002年5月11日公開(全米公開2002年5月3日)配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント -スパイダーマン2 監督:サム・ライミ 2004年7月10日 公開(全米公開2004年)配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント -スパイダーマン3 監督:サム・ライミ 2007年5月1日公開(全米公開2007年5月4日)配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント -アメイジング・スパイダーマン 監督:マーク・ウェブ 2012年6月30日公開(全米公開2012年7月3日)配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント -アメイジング・スパイダーマン2 監督:マーク・ウェブ 2014年4月25日公開(全米公開2014年5月2日)配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント -キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー 全米公開2016年5月6日予定 配給 :ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ マーベル・シネマティック・ユニバースに、新設定での編入が発表された -スパイダーマン ホームカミング -アベンジャーズ インフィニティ・ウォー -スパイダーマン ファー・フロム・ホーム **実写ドラマ -ジ・アメージング・スパイダーマン(1977年~1979年) 放送:CBS テレビ放送と映画館で上映したスペシャル版があった。 スタン・リーは「子供向けすぎ」として、あまり高い評価をしていない様子。 -スパイダーマン(1978年) 製作:東映 放送:東京12チャンネル 東映がマーベルからキャラクターを借りて製作した特撮番組。アメコミ版とは完全に別世界のオリジナル作品。 2009年からマーベルの公式サイトでも配信が開始された。 **ミュージカル -Spider-Man: Turn Off the Dark(2010年、ブロードウェイ上演) 音楽をU2のボノとザ・エッジが担当。 1.0と2.0の2バージョンが存在する。 **アニメ -[[アメコミアニメ・カートゥーン]]の項目も参照。 -スパイダーマン -スパイダーマン&アメイジングフレンズ -スパイダーマン・アンリミテッド -スパイダーマン(新アニメシリーズ) -スペクタキュラースパイダーマン -アルティメット・スパイダーマン -マーベル スパイダーマン -マーベル おしえて!スパイダーマン -ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ --ピーター・パーカーとしてトニーの助手を務めていたが、スパイダーマンであることは伏せていた --ディスク封印を免れたヒーローであり、開放時間に制限がある他のヒーローとそのパートナーの子供たちを守るため戦う -フューチャー・アベンジャーズ **ゲーム -Marvel's Spider-Man(2018年) -LEGO®マーベル アベンジャーズ -LEGO®マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム -MARVEL Avengers Academy -MARVEL Future Fight -Marvel: Contest of Champions -MARVEL HEROES --コスチューム違いで、ベンライリー、スパイダーグウェン、メイデイ・パーカー、等、別キャラクターとしても使用可能。 -Marvel Ultimate Alliance2 -Marvel Ultimate Alliance(2007年 インターチャネル・ホロン) -MARVEL: アベンジャーズ・アライアンス -スパイダーマン・アンリミテッド -MARVEL SUPER HEROES (1995年 カプコン) -MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER (1997年 カプコン) -MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES (1998年 カプコン) -MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES (2000年 カプコン) -MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds (2011年 カプコン) -ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3 (2011年 カプコン) -アメイジングスパイダーマン2 -アメイジングスパイダーマン -スパイダーマン3(2007 アクティビジョン) -スパイダーマン2(2004 アクティビジョン) -スパイダーマン2 ENTER:ELECTRO(2002 サクセス) -スパイダーマン ミステリオの脅威(2002 サクセス) -スパイダーマン(2001 サクセス) -スパイダーマン リーサルフォーズ(1995 エポック社) -スパイダーマン(1991 セガ) **小説 -角川文庫 --サムライミ映画シリーズからノベライズされた物が刊行されている。 --スパイダーマン(2002) --スパイダーマン2(2004) --スパイダーマン3(2007) -ディズニーストーリーブック --平易な文体で書かれた児童向け小説。電子書籍版もある。 --シビル・ウォー キャプテン・アメリカ --スパイダーマン ホームカミング --アベンジャーズ インフィニティ・ウォー --スパイダーマン ファー・フロム・ホーム ---- *関連キャラクター **ヒーロー -ファンタスティック・フォー --何度も共に戦っている仲間。特にトーチとは喧嘩するほど仲が良い間柄。 -ベン・ライリー(スカーレットスパイダーマン) --ピーターのクローン体 -ケイン(スカーレットスパイダー) --ピーターのクローン体 -[[アイアンマン>キャラクター:アイアンマン]] --天才科学者同士気が合うようで、一時は師弟とも呼べる間柄となっていた。 -マット・マードック([[デアデビル>Bios【マーベル】テ]]) --弁護士マットとしても、デアデビルとしても、何度も危機を救われている恩人。 -ブラックキャット --元恋人。MJとの結婚後、ピーターの事は諦めていたようだが、さてはて…… **ヴィラン ***グリーンゴブリン スパイダーマンを代表するヴィランの一人。 スパイダーマンの正体を知る数少ない人物で、ノーマンの時は覚えていないがグリーンゴブリンの時は覚えているため、ピーターとしても戦いづらいヴィランだった。 デス・オブ・ステイシーの一件で一時期は死んでいたと思われていたが、クローンサーガの終盤、生きていてクローンサーガの黒幕は彼であることが明かされた。 シークレットインベーションなどあまたのヒーローの不祥事が重なったことを利用し、シールドの長官に上り詰めサンダーボルツをもとにした(ダーク)アベンジャーズを組織する。 その後とある事件で生死不明となっていたが、最近はゴブリンフォーミュラを摂取した者達やスペリオルスパイダーマンに追い詰められた者をかき集め、ゴブリンネイションを引き起こした。 ***ドクターオクトパス スパイダーマンを代表するヴィランの一人。 もともとあまり家族に恵まれているとは言えず、父親からの虐待を受けていた。しかし放射線の[[科学者]]としてめきめきと頭角を現し家を脱出。 その後、放射線の研究の際に事故が起きてしまい、作業用アームと一体化し自分の目的を達成するならばどんな犠牲をも払うヴィランと化してしまう。 しばらくスパイダーマンの宿敵として戦っていたが、クローンサーガの頃ケインに殺されてしまう。その後当時の恋人スタナーの命を受け取り、ハンドの儀式により蘇生する。 長年の無理がたたってか、もう余命行く場もなくなり自分の名前と存在、生きたあかしを遺そうと尽力するようになる。 そして、とうとう寿命が近づいたとき、オクトボットを使いスパイダーマンとの精神的リンクを作り出し、ピーターと精神を入れ替えることに成功する。 しかし、逆にその精神的リンクを利用されピーターの記憶が逆流し、より優れたスパイダーマンとして生きることを誓う。 意外と紳士なこともあり、けっこうもてる。恋人はメイおばさん、スタナー、キャロン、アンナなど。 ***クレイヴン・ザ・ハンター スパイダーマンを代表するヴィランの一人。 ロシアの没落貴族の出で、地上最強のハンター。カメレオンとは義兄弟、妻と息子、そして娘がいる。 「最高の獲物を仕留める」という信念のもと、スパイダーマンを何度も追いつめるが、スパイダーマンの機転と勇気によって何度も取り逃がしてしまっていた。 そんなある日、とうとう最後の狩りをはじめ、精神的に参っていたスパイダーマンを仕留めてしまう。 そして、スパイダーマンに勝利するためには同じスパイダーマンとして行動し、より優位性を示さねばならないとスパイダーマンのコスチュームを身にまとい警備活動をする。 最終的にスパイダーマンに完全勝利したクレイブンは満足し、自殺してしまった。 だが、その後家族によって同じピーターのDNAを持つケインを生贄にし、よみがえった。(その際、神聖な最後の狩りを穢されたと激怒した) -ジャッカル --本名マイルズ・ウォレン。かつては大学の教授だったが生徒のグウェンがスパイダーマンによって殺されたと錯覚したのちにヴィラン活動を開始。 --スパイダーマンのクローンを作ったり、スパイダーマンの能力をニューヨーク中に広めたり、高いクローン技術にてスパイダーマンのアイデンティティを揺さぶる。 --自分のクローンを助手にしている。一時期はグウェンのクローンと同棲していた。 -エレクトロ -ライノ -ミステリオ -ヴェノム(エディ) --癌を患い共生体から見捨てられたが、現在はアンチヴェノムとして活動中。 -スコーピオン (ヴェノム) --スコーピオンとして長年スパイダーマンと戦ってきたが、売りに出されたシンビオートを手に入れ、シヴィルウォー以降は偽スパイダーマンとして活動することとなった。 --後にMs.MARVELによって共生体を引き剥がされ、再びスコーピオンに戻っている。 -カーネイジ --ベノムと共闘してようやく倒せた強敵。赤いシンビオートを持つ凶悪殺人犯。 --ブレイクアウト事件でセントリーに身体を引き裂かれたが、サイボーグ化して復活している。 -メフィスト --メイ・パーカーを生き返らせる為に、ワン・モア・デイでピーターが契約した悪魔。 --その際に代償としてピーターに関する世界中の記憶、記述、その他を(マーベルに都合の良いように)改変した。 ---更に、MJから「もうピーターに関わらない」という条件を追加され、代償に「MJとの愛」もまた消滅した。 --流行語「魔法だから説明の必要は無い。」を生み出した。(どうやって歴史を書き換えたか?との質問への編集長の回答) **その他 -ベン・パーカー --叔父(故人) -メイ・パーカー --叔母 -メリージェーン・ワトソン --妻 --ワン・モア・デイで改変された結果、結婚した事実がなかったことになった。 -グウェンドリン・ステーシー --元恋人。グリーンゴブリンの起こした事件に巻き込まれ、死亡した。 --グウェンには二人の子供がいたが、子供の父親はノーマン・オズボーンだった。 -ハリー・オズボーン --親友。大学時代にピーターと同室だった。 --薬物に溺れたことがある。 --死亡していたが、ワン・モア・デイによる改変で生き返った。 --以降は良き友に戻り、オズボーンの姓を捨て母方のリーマン姓に。パーカーインダストリーズで働いている。 -エリザベス・アレン --ピーターの高校のころのクラスメイト。かつてハリーと結婚し、子どもをもうけていた。 --現在のアルケマックス社長で、ハリーとの関係はぎくしゃくしている。 -ジェシカ・ジョーンズ --高校生の頃の同級生。 --彼女は当時密かにピーターに憧れており、ニューアベンジャーズのチームメイトとして素顔を明かした際にケイジをやきもきさせた。