キャラクター:スーパーマン

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キャラクター:スーパーマン - (2020/06/13 (土) 09:54:38) のソース

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*概要
-初登場:Action Comics #1(1938年)
-クリエイター・アーティスト:&br()画:ジョー・シャスター(Joe Shuster)&br()作:ジェリー・シーゲル(Jerry Siegel)

*キャラクター
&bold(){&sizex(4){プロフィール}}
-本名:カル=エル(Kal-El) 地球名:クラーク・ジョセフ・ケント(Clark Joseph Kent)
-種族・人種:クリプトン人
-ホームタウン:メトロポリス
-参加チーム:[[ジャスティスリーグ(JLA)]]
-身長:190cm
-体重:102kg

&bold(){&sizex(4){能力・技能}}
-80万トンの物を持ち上げることができ、40メガトンの核爆発に耐えることができる。
-未知の念動力により飛行が可能で最高時速は800万キロ。
-走っても、フラッシュとほぼ互角の早さ(多少、分が悪いが)。
-視力の調整もできるようで超遠方を見渡すこともできれば逆に顕微鏡のように拡大もでき、赤外線を感知し透視も可能。聴力も優れていて数百万人の中から一人の声を聞き分けることができる。
-体の周囲を薄いエネルギーフィールドが覆っていて衣服などを保護する。
-眼から熱光線(ヒートビジョン)を発射したり超低温の息(スーパーブレス)を吐いたり、気合を入れて息を吹けば竜巻もおこせる。
-高い知力を持ち、言語を含めた学習能力や、数学を解く能力がある。
-エネルギー源は黄色太陽光線で、細胞がエネルギーバッテリーとなりパワーを蓄積する。

&bold(){&sizex(4){弱点}}
-クリプトン星を蝕んで星の崩壊の原因になった謎の鉱物クリプトナイト(光があたっている部分から段々と力を失い3時間の被爆で死亡する)。
-魔法等の超自然の力。
-赤い太陽の光を浴び続けた場合超人的な能力は使えなくなる。
-鉛を透視出来ない。
-精神力は強い常人程度で、テレパシーなどによる洗脳にかかってしまう。

&bold(){&sizex(4){オリジン}}
-赤ん坊の頃に故郷クリプトン星が崩壊。実父ジョー=エルの手によりカル=エルは地球へと逃がされ、クリプトン人でただひとりの生き残りとなる。
-脱出カプセルはアメリカ合衆国カンザス州の田舎町スモールビルに飛来し、カル=エルは子供のいなかったケント夫妻に拾われ、クラークと名付けられ育てられる事となる。
-成人後は新聞社デイリー・プラネットに入社し、地味な新聞記者クラーク・ケントと正義のヒーロー・スーパーマンとして二重生活を開始する。

-連載が開始された1938年の Action Comics #1では1ページ目からオリジンが語られ、崩壊した惑星からカプセルに乗り脱出した赤ん坊が、地球で怪力を発揮しスーパーマンとして活躍するという設定は今も変わっていない。ただし、その時点では故郷の惑星にクリプトンという名称は無く、不時着したカル=エルを拾うのもケント夫妻ではなく孤児院という設定であった。
-その後発表された Superman #1(1939年)に2ページにわたり再びオリジンが掲載され、そこでケント夫妻に拾われるという設定が登場する(ちなみに夫妻はクラークが旅立つ前に亡くなってしまう)&br()また、今では欠かせない要素となったスーパーマン最大の弱点である「クリプトナイト」や、デイリープラネットの編集長の名前「ペリー・ホワイト」などは1940年にスタートしたラジオドラマ The Adventures of Supermanから逆輸入したものである。
-また1940年代からはスーパーマンが故郷スモールビルでスーパーボーイとして活躍していた少年時代を描くシリーズが発表され、少年時代には後の宿敵であるレックス・ルーサーと親友であった事などが描かれた。
-1985年には複雑化したDCユニバースの設定を一新するためにクライシスというイベントが企画され、翌年の1986年からスーパーマンやバットマンの新しいエピソードがスタートする事となった。これによりそれまでの全ての設定がリセットされ、少年時代にスーパーボーイとして活動していたことや、当時からルーサーと面識があった等の設定は消去された。
--クライシスにより、「クリプトン星の生き残りはスーパーマンだけ」になり、スーパーガールがクリプトン人ではなくなる。
-2003年に全12話のミニシリーズ Superman:Birthright が発表され、オリジンが語り直されるが、僅か6年後の2009年に全6話からなる Superman:Secret Origin が発表され、スーパーボーイと名乗りはしないものの少年時代からコスチュームを着て故郷で活動していたことや、レックス・ルーサーと出会っていた等の設定が再登場した。
-しかしながら2011年に行われたリランチ(再起動)によりこれらの設定は再び失われ、1986年以来25年ぶりに生まれ変わったDCユニバースの新たなストーリーが描かれることとなった。

&sizex(5){エピソード}(括弧内は邦訳収録版タイトル)
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-&bold(){1948年}&br()&bold(){The Origin of Superman!}(スーパーマン誕生)&br()それまで小出しにされてきたスーパーマンの基本設定とオリジンを咀嚼し直し、改めてオリジンストーリーとして纏めた。

-&bold(){1952年}&br()&bold(){The Mightiest Team in the World!}(地上最強のチーム)&br()スーパーマンとバットマンが初のチームアップを行うと共に、お互いの正体を知る。

-&bold(){1970年}&br()&bold(){Kryptonite Nevermore!}(呪われたクリプトナイト)&br()実験により地球上すべてのクリプトナイトが効力を失った。また、デイリープラネットが放送局に吸収合併され、クラークはTVレポーターとしての活動を言い渡される。ところがクリプトナイト破壊実験の余波で誕生した砂の怪物によりスーパーマンはその力の半分を失ってしまう...。

-&bold(){1978年}&br()&bold(){Superman Takes a Wife!}(スーパーマン結婚)&br()Action Comics創刊40周年を記念し、アース2のスーパーマンが紆余曲折を経てついにロイス・レーンと結婚。

-&bold(){1986年}&br()&bold(){Superman: Whatever Happened to the Man of Tomorrow?}(何がマン・オブ・トゥモローに起こったか?)&br()同年に設定のリセットを控えたスーパーマンの最終回。大のスーパーマンファンを豪語するアラン・ムーアがシナリオを担当。

-&bold(){1992年}&br()&bold(){The Death of Superman}(スーパーマンの最期)&br()強敵・ドゥームズデイとの闘いでスーパーマンが死亡。

-&bold(){1993年}&br()&bold(){Reign of the Supermen}&br()スーパーマンの死後、後継者を名乗る4人の男達(スーパーボーイ、サイボーグ・スーパーマン、スティール、エラディケーター)が登場するが、そこには強大な悪の思惑が潜んでいた。

-&bold(){1996年}&br()&bold(){Superman: The Wedding Album}&br()スーパーマンとロイス・レーンの結婚式を祝うため、スーパーマンに携わってきたアーティスト達が集結し共同参加した。

-&bold(){2001年}&br()&bold(){Superman: Lex 2000}&br()レックス・ルーサーがアメリカ合衆国大統領に就任!?

-&bold(){2011年}&br()&bold(){The Incident}&br()スーパーマンがアメリカ市民権放棄を宣言。&br()&bold(){Relaunch}&br()同年9月、リランチ(再起動)によりThe New 52 !世界へと生まれ変わったDCユニバースにてスーパーマンの新たな物語がスタートし、スタンダード・コスチュームの一新と共にトレードマークであった赤パンツが無くなった。

-&bold(){2016年}&br()&bold(){Superman: The Final Days of Superman}&br()The New 52世界のスーパーマンが死亡。リランチ前の世界から迷い込んできた旧スーパーマンが
(若干の改良を加えた新コスチュームも一緒に)後を引き継いだ。
そしてしばらくの紆余曲折の後、一部のファンからしつこく求められた赤パンツも復活し
(この際、赤パンツの部分が実は青い部分と完全に一体化していた事が判明。本人も息子(スーパーボーイ)にパンツではなく「柄」だと説明したが、息子には「パンツにしか見えない」と残酷な指摘をされる)、
他のヒーローがNew52を境に新デザインや新設定に変わる中、スーパーマンだけはNew52自体がほぼ無かったかの様な扱いとなり、ほぼ全てがNew52以前の形に戻った。
-New52以前との違いは正規の息子、スーパーボーイの誕生くらい(スーパーボーイはコンバージェンスのイベント中に登場した)。

ほか

*登場作品一覧
&bold(){&sizex(4){翻訳コミック}}
&bold(){小学館集英社プロダクション}
-スーパーマン/バットマン(The Man of Steel)
-キングダム・カム(Kingdom Come) 
-スーパーマン:ピース・オン・アース(Superman: Peace on Earth)
-スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード(Superman: Whatever Happened to the Man of Tomorrow ? ほか)
-DCスーパーヒーローズ(Superman: Peace on Earth、JLA: Liberty and Justice)
-スーパーマン:レッド・サン(Superman: Red Son)
-ジャスティス・リーグ:誕生 THE NEW 52 !(Justice League Vol.1: Origin)
-スーパーマン・フォー・オールシーズン(Superman for All Seasons)
-スーパーマン:ラスト・サン(Superman: Last Son)
-スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン DC Universe Rebirth(Superman: Son of Superman)
-スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン DC Universe Rebirth(Superman: Trials of the Super Son)
-スーパーマン:アメリカン・エイリアン(Superman: American Alien)
-スーパーマン:アース・ワン (Superman: Earth One)
-スーパーマン パーフェクト・ガイド(Superman The Ultimate Guide to The Man of Steel Updated Edition)
ほかクロスオーバー作品等多数
&bold(){ヴィレッジブックス}
-フラッシュポイント:バットマン(Project Superman収録)
-DCユニバース:レガシーズ Vol.1、2(DC Universe: Legacies)
-スーパーマン:アクションコミックスVol.1(Superman - Action Comics Vol. 1: Superman and the Men of Steel)
-NEW52:スーパーマン/ヤング・ジャスティス(Action Comics #1 Superman #1 ほか)
-スーパーマン:アンチェインド(Superman: Unchained)
-オールスター:スーパーマン(All-Star Superman)
ほかクロスオーバー作品等多数
&bold(){JIVE}
-DC VS マーヴル(Showdown of the Century: DC vs Marvel)
-スーパーマン:フォー・トゥモロー #1、2(Superman: For Tomorrow)
-JLA:リバティ&ジャスティス(JLA: Liberty and Justice)
&bold(){中央公論社}
-スーパーマンの最期(The Death of Superman)
&bold(){マーベリック出版}
-月刊スーパーマン 1~24
-月刊スーパーマン9月号増刊 スーパーマン対モハメド・アリ(Superman vs. Muhammad Ali)
--「スーパーマン対モハメド・アリ」は、「ハーレイ・クイン:リトル・ブラックブック」所収のハーレイがスーパーマンをおちょくる話にパロディとして登場。
---同じくニール・アダムス大先生が手がけており、(モハメド・アリが出ないことを除けば)ほぼ同じ構図で描かれている。
&bold(){少年画報社}
-スーパーマン 1~14
&bold(){コミックス社}
-世界一のアメリカ漫画雑誌 スーパーマン 1~8
ほか

&bold(){&sizex(4){実写映画}}
-スーパーマンと地底人(1951年)
-スーパーマン(1978年)/ディレクターズカット版(2001年)/エクステンデッド・エディション(2017年)
-スーパーマンⅡ 冒険篇(1981年)/リチャード・ドナーCUT版(2006年)
-スーパーマンⅢ 電子の要塞(1983年)
-スーパーマンⅣ 最強の敵(1987年)
-スーパーマン リターンズ(2006年)
-マン・オブ・スティール(2013年)
-バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年)
-ジャスティス・リーグ(2017年)
&bold(){&sizex(4){連続活劇}}
-スーパーマン(1948)
-アトムマン対スーパーマン(1950)
&bold(){&sizex(4){ラジオドラマ}}
-スーパーマンの冒険(1940~1951年)
&bold(){&sizex(4){実写ドラマ}}
-スーパーマンの冒険(1951~1958年)
-新スーパーマン ロイス&クラーク(1993~1997年)
-ヤング・スーパーマン(原題: Smallville) (2001年~2011年)
-クリプトン(2018~2019年)
&bold(){&sizex(4){アニメーション}}
-スーパーマン(1941~1943年)
-Filmation Adventures (1966~1970年):フィルメーション制作
--スーパーマンの新冒険(1966年):Filmation Adventures内の一本
--The Superman/Aquaman Hour of Adventure(1967~1968年):Filmation Adventures内の一本
-スーパー・フレンズ(1973~1986年):ハンナバーベラ制作
-スーパーマン ジ・アニメイテッド・シリーズ(1996~2000年)
-バットマン ザ・フューチャー(2000年)
-ジャスティス・リーグ(2000~2006年)
-Legion of Super Heroes(2006~2008年)
-Superman: Brainiac Attacks (2006)
-Superman: Doomsday (2007)
-Superman/Batman: Public Enemies (2009)
-Superman/Batman: Apocalypse (2010)
-Superman/Shazam!: The Return Of The Black Adam (2010)
-All-Star Superman (2011)
-Superman vs. The Elite (2012)
-ヤング・ジャスティス(2010-2013) 日本国内(2013-2014)
&bold(){&sizex(4){ミュージカル}}
-It's a Bird... It's a Plane... It's Superman(1966年ブロードウェイ上演)
ほか

&bold(){&sizex(4){小説}}
-The Adventures of Superman (1942年)
-Superman: Doomsday & Beyond(1993年)
-It's Superman!(2005年)
&bold(){&sizex(4){翻訳ノベライズ}}
-スーパーマン(1979年)手塚治虫監訳 講談社
-スーパーマン リターンズ(2006年) 竹書房文庫
-ヤング・スーパーマン1~3(2004~2005年) 中央公論新社

&bold(){&sizex(4){研究書}}
-スーパーマン(2013年)ラリー・タイ 現代書館

*主な関連キャラクター
&bold(){&sizex(4){スーパーマンの仲間たち}}
-ロイス・レーン&br()デイリー・プラネット誌の敏腕記者。強気で活発な性格で数々のスクープをモノにしている。&br()いわずもがな連載第1話から登場しているメインヒロイン。長らくスーパーマン/クラーク・ケントと「奇妙な三角関係」を続けた。
-ジミー・オルセン&br()デイリー・プラネット誌のカメラマン。ジミーだけに地味に人気があり個人タイトル誌を持った事も
-ペリー・ホワイト&br()デイリー・プラネット誌の編集長。「俺をチーフと呼ぶな!」が口癖
-ラナ・ラング&br()クラークの幼馴染でスモールヴィル時代のガールフレンド。インセクト・クイーンに変身したり、レックス・ルーサーの代わりに会社を経営したりと、いろいろな経緯を経ている
-ロリー・レマリス&br()スーパーマンの昔のオンナ。アトランティス人で人魚のように下半身が魚になっている
-マギー・ソーヤー&br()メトロポリス警察特別犯罪部隊所属の警官。同性愛者。後にゴッサム市警に異動しバットウーマンとの色恋沙汰で有名になるが、初出はスーパーマン
-ジョナサン・ケント&br()地球でのクラークの育ての親。スーパーマンの聖人君子のような人格はこの両親による教育の賜物である。通称パー・ケント(ケント家の父親)
-マーサ・ケント&br()地球でのクラークの育ての親。スーパーマンのコスチュームをデザイン・縫合した人物でもある。通称マー・ケント(ケント家の母親)
-ジョー=エル&br()惑星クリプトンの科学者でクラーク(カル=エル)の父親。&br()惑星の崩壊を予見するも誰にも信じてもらうことが出来ず、カル=エルだけでも惑星の崩壊から救うおうと脱出カプセルに乗せ地球へと送り届けた
-クリプト&br()クリプトン出身のスーパードッグ。クリプトンを回る人工衛星に乗せられていたが、惑星崩壊の衝撃で軌道が逸れ地球へと到着した。スーパーマン同様、地球で強力なパワーを発揮する
-ジョナサン(ジョン)・サミュエル・ケント&br()クラークとロイスの息子。クリプトン人の力を受け継いでおり幼いながらスーパーボーイとしてデビュー。&br()ロビン(ダミアン)と共にスーパーサンズとして活動する。名前は父方の祖父から、ミドルネームは母方の祖父からもらっている
&bold(){&sizex(4){ヒーロー}}
-[[バットマン>キャラクター:バットマン]]&br()戦友と書いてライバルと読む。お互いのやり方を決して認め合う事は無いがそれぞれの信念を持つヒーローとして信頼しあっている
-[[ワンダーウーマン>キャラクター:ワンダーウーマン]]&br()スーパーマンと同等のパワーを誇るアマゾネスの戦士。エルスワールド(外伝世界)作品ではスーパーマンとのロマンスが描かれる事も多い&br()NEW52ではついに正史においてもスーパーマンの恋人となる
-スーパーボーイ&br()旧設定では故郷スモールヴィルを拠点に活動していた少年時代のスーパーマン&br()新設定ではスーパーマンのDNAと人間のDNAを掛け合わせて造られたクローン。後に人間側のDNAがとんでもない人物のものであったことが判明する&br()Rebirthからはクラークとロイスの息子、ジョンがスーパーボーイを名乗る。
-スーパーガール&br()旧設定ではスーパーマンの従姉妹&br()新設定では平行宇宙ポケットユニバースにおいて善人のレックス・ルーサーが造り出した人工生命体、さらに地球生まれの天使に生まれ変わり、再びスーパーマンの従姉妹に戻る。
-パワーガール&br()平行世界アース2でのスーパーガール的存在&br()コスチュームの胸部にポッカリと開いた穴は、デザイン段階でシンボルマーク用に開けておいたのだが、結局いいマークが思い付かずそのまま穴として使用することとなったらしい。ありがとう
&bold(){&sizex(4){ヴィラン}}
-ウルトラ・ヒューマナイト&br()史上初のスーパーヴィラン。当人はハゲ頭の科学者(ハゲ・ヴィラン第一号?)。ドイツ人の女優や白色の類人猿の体に脳を移植することで悪事を企む。
-レックス・ルーサー&br()スーパーマン最大の宿敵。自身の悪巧みをことあるごとに邪魔するスーパーマンを逆恨みしている&br()また、大衆に支持されているスーパーマンに対し嫉妬のような感情を抱いている&br()財力にものを言わせ悪人を雇ったり兵器を送り込んだりするのが常套手段だが、自らパワードスーツを身に纏い戦いに赴くこともある&br()トレードマークはやはりツルツルにハゲあがった頭部なのだが、そもそもの原因は少年時代に自身が起こした実験中の事故による薬品の副作用。おまけに「君の救出が遅れたせいだ」とスーパーボーイを逆恨み。これをきっかけに両者の因縁が始まる
-ブレイニアック&br()惑星コルの天才科学者が死の間際に精神だけの存在となった。他人の脳やコンピュータを乗っ取る事ができ、宿主が使いものにならないと判断した場合はそのボディをアップグレードしたり別の場所に精神を移し変えたりする
-ダークサイド&br()異次元暗黒惑星アポコリプスの王。両目から強力な追尾ビーム「オメガエフェクト」を放つボスゴリラの中のボスゴリラ&br()家主の居ぬ間に忍び込みドアを開けたら待ちかまえていることが多いので、そうしたときは大きな声で「DARKSEID!!!!」と叫ぼう
-モンガル&br()惑星宇宙船ウォーワールドに乗って宇宙を放浪する侵略者&br()ウォーワールド内部には闘技場があり、多くの奴隷たちを戦わせ楽しんでいる&br()ボスゴリラの中では比較的小物
-ビザロ&br()スーパーマンと同等の能力を持つコピー人間としてルーサーにより造られた&br()身体能力などはスーパーマンと同等だが、目から冷凍ビーム、口から灼熱の息を放出、緑色のクリプトナイトでパワーを得るなど逆転している部分もある&br()キャラクター描写としてはいわゆる「アホの子」として描かれがち
-メタロ&br()クリプトナイトを動力源とするサイボーグ。機械を取り込み巨大化することも可能
-ゾッド将軍&br()スーパーマンと同じクリプトン出身の軍人&br()クーデターを起こしたために次元空間ファントムゾーンに投獄されたのだが、その結果皮肉にもクリプトンの崩壊を免れることとなった&br()当然、地球をはじめとした黄色太陽光の影響下ではスーパーマンと同様の能力を発揮する
-パラサイト&br()食事感覚で相手のエネルギーを吸収し、能力などを一時的に奪うことができる
-ドゥームズデイ&br()「スーパーマンの死」というイベントのために生み出されたキャラクター&br()その力はザ・脳筋。とにかく腕力のみをもって他を圧倒する&br()スーパーマンが明確に「相手を殺す」覚悟を持って戦った敵でもある
-トイマン&br()おもちゃを駆使して犯罪を起こす
-[[スーパーボーイ・プライム]]

*トリビア
-ファイナルクライシスでは52アースのスーパーマンが集合する事になったが、&br()その際アース5代表としてキャプテンマーベル、アース50代表としてアポロ、アース4代表としてキャプテンアトム(らしき人物)が登場している。
-シーゲルとシャスターが最初に描いたスーパーマンは『The Reign of the Superman』というタイトルで、&br()1933年に出版された雑誌「Science Fiction #3」に掲載された。&br()その内容は悪の科学者(スーパーマン)がテレパシーで世界征服を目論むというもので、&br()容姿は今のスーパーマンとは似ても似つかずどちらかというとレックス・ルーサーに近いと言える。
-次に描かれたスーパーマンは、水泳のスタートのように飛び込んでくる若い男だった。
-翻訳家の光岡三ツ子氏がWEBラジオでデザインの原点への分析に触れている
--マント+胸に紋章というスタイルは「騎士物語モノ」から来ている
--(グラント・モリソン曰く)全身タイツの上にパンツを穿くというスタイルは「サーカスの力自慢」から来ている
-最初期のスーパーマンの敵は、スト破り(ストを決行しようとしたとき、会社の手先となって仕事をする労働者)や妻を殴る男、孤児など、労働者の敵や社会問題が多かった。
--その上、スーパーマンもあまり上品な戦い方でなく、鉄骨を振りかざして恫喝をしたりと、乱暴に戦っていた。
--後に編集方針が変わり、乱暴さはなくなっていく。
-1933年に始まったパルプ小説の主人公「ドック・サヴェッジ」に影響を受けている。
--ドック・サヴェッジは別名「ブロンズの男」(銅色に日焼けしているところから)だが、これに対してスーパーマンは「鋼鉄の男」。
--サヴェッジには一人で過ごす「孤独の要塞」が北極にあるが、スーパーマンも同じものを持っている。
-ヒロインのロイス・レーンのモデルは、シャスターとシーゲルが高校時代に憧れた人気のあった女子生徒という話(本人はシャスターやシーゲルを覚えていなかったくらい無関係だったらしい)や、絵のモデルとして雇った女性でシャスターとシーゲルが取り合った女性という話がある。
--ロイス・レーンのアイデア画が残っているが、伏し目がちのセクシーな女性で、後の強気な女性像とは異なっている。
-コミックおたくと噂されるニコラス・ケイジは、息子にカル=エルという名前を付けている。
-プロバスケットボール選手のシャキール・オニールは、スーパーマンのSマークの刺青を入れている。
--これは、シャキール・オニールが主演した「スティール」という映画の冒頭に、アップで出てくる。
-ドラマ「THE FLASH/フラッシュ」で主演を務めるグラント・ガスティンは幼少期からスーパーマンの大ファンで、左腕にSuperman…I love him.(スーパーマン… 僕は彼が大好きだ)という刺青を入れている。
-ロイス・レーン(Lois Lane)、ラナ・ラング(Lana Lang)、ロリー・レマリス(Lori Lemaris)、レックス・スーサー(Lex Luther)、リンダ・リー(Linda Lee: スーパーガールのシークレット・アイデンティティー)など、スーパーマンに関わる人物にはイニシャルが"LL"になる者が多い。特にシルバーエイジ期。
--"LL"というネタになっており、Mr. Mxyztplkは「クリプトンの言葉で重要な意味を持っているんじゃないか」と示唆している。
-スーパーマンはヒゲや髪の毛の手入れは、不要なのではなく、ヒートビジョンとクリプトン星の金属(クリプトン星から乗ってきたロケットの破片?)を使って焼き切っている。
--ときどきやけどをするらしい。
-見たとおり非常に体格がいいが、人間のトレーニング機器を置いて、トレーニングしているように誤魔化していた。
--ロイス・レーンに「ダンベルが軽すぎる」と指摘されたことがある。
-第二次世界大戦には参戦していない。
--クラーク・ケントとして徴兵検査を受けたときに、視力検査で壁の向こうの表を透視してしまって答えたため、不合格になってしまう。
--メタ的にはスーパーマンが無敵なため、戦争に行ったことになれば数日で戦争が終わってしまい、子どもにも説明がつかなかったからと言われている。
--同じく戦争に行かなかったバットマンと一緒に、国内で戦時国債やスタンプの販売の宣伝をしていた。
--「実は、隠されたミッションがあり、スーパーマンは戦場に行っていたんだ」とされた。
--戦争に行かないスーパーマンに対して、「一人の兵士(A Soldier)」として戦場で泥まみれになりながら戦うキャプテン・アメリカ(タイムリー・コミックス)やその亜流が台頭した。
--またDC(ナショナル・コミックスとオール・アメリカン・パブリケーションが、合体した秘密のレーベルとしてDCを使っていた)では、JSAがヨーロッパを中心に戦うことになる。
-元ダークサイドの部下がスーパーマンを洗脳してポルノ映画を撮り、スーパーマンの名誉を貶めようとしたことがあった。
--女優はビッグ・バルダ!
-昔は公衆電話ボックスに飛び込んで、シャツの前を開けてスーパーマンの衣装に変わったが、公衆電話がなくなったためか、最近は変身を見ない。
-2012年、(スーパーマンのアルタ-・エゴである)クラーク・ケントは、デイリー・プラネット社をやめ活躍の場をブログに移した。
--ペリー・ホワイトから「もっとスーパーマンのネタを探してこい」と言われ続け、ついにクラークが「それをスーパーマンが聞いたらどう思うでしょうか」とキレて会社を飛び出した。
--この「スーパーマンがデイリープラネットをやめた」というネタは、リアルの世界でも話題になった。

*オススメ書籍
邦訳
-『スーパーマン/バットマン』 スーパーマンの基本情報やキャラクターを把握するのに最適
-『キングダム・カム』 未来の世界でスーパーヒーローとはどうあるべきかを描いたエルスワールドの傑作
-『スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード』 表題作のスーパーマン最終回は勿論、併録の「他に何を望もう」は傑作
-『DCスーパーヒーローズ』 各キャラクターに焦点を当てたエピソードやオリジンが収録された合本
-『スーパーマン・フォー・オールシーズン』 四季を通してスーパーマン/クラークの決意と葛藤そして成長を綴る傑作
-『スーパーマン:アクション・コミックス』 2011年のリランチにより生まれ変わったスーパーマンの新しい物語
-『オールスター:スーパーマン』 グラント・モリソンによるスーパーマン神話。名作
-『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』現代的視点で描かれた、スーパーマンになるまでのクラーク・ケントのオリジン。名作
原書
-『Superman Chronicles』 スーパーマンをAction Comics #1から発売順にまとめたシリーズ)
-『Superman: The Greatest Stories Ever Told』 エピソード傑作選
-『Superman: Birthright』 2003年に再設定されたオリジンエピソード
-『Superman: Secret Origin』 2009年にジェフ・ジョーンズによってさらに設定しなおされたオリジン。クラークとルーサーが同郷という設定が復活
-『Death and Return of Superman』 スーパーマンの死、スーパーマンを失った世界、スーパーマンの復活を描く&br()└The Death of Supermanのみ中央公論社より邦訳あり