**概要 -「ヒーローズリボーン」編の全13号。正史世界から平行世界へ転生したアイアンマンの物語。 --13号目は他社とのクロスオーバーイベントであるため、物語的には11号で完結している。 --12号はリボーン世界そのもののクロスイベント。 -7号以降は中途で伏線のまとまりがつかず、失速していく。 -Mk-4アーマー以降のデザインに残る呪縛を離れた独特のアーマーが実に特徴的。 **アーティスト **主要関連タイトル -THE AVENGERS(Vol.2) -CAPTAIN AMERICA(Vol.2) -ファンタスティックフォー **リーフ個別ストーリー簡易解説 メインシリーズ -#01 試作アーマーの事故、ハルク誕生、ハイドラとハルクの戦闘の結果心臓に損傷を負ったトニーがアイアンマンに -#02 プロメテウスアーマーの力でハルクを撃退する事に成功、ペッパーに正体を明かす -#03 FFとの初めての会合、誤解によってシングと戦闘 -#04 ハイドラの怪人リビングレーザーとの戦い -#05 トニー・スタークとしてワールウィンドとの戦い、アベンジャーズに参加の意向を示す -#06 ニック・フューリー、ロキに取り付かれる、アベンジャーズに参加 -#11 Dr.ドゥームとの戦い、マーリンによって歴史を見せられる -#12 他3誌とのクロス:ギャラクタスとの戦い -#13 他社とのクロス:アイアンマンは死亡するもそのアイアンマンはスクラルだった **簡易まとめ ヒーローズリボーンのアイアンマンは、ヒーローズリボーン中でも特に設定変更の大きいものになっている。 その原因としてはベトナム戦争で誕生したオリジンのイメージを払拭させようとした試みと思われる。 自社で、飛行アーマーを開発する「プロメテウス計画」の試作機の失敗で友人を失い、表面上は痛痒すら感じないように振る舞い、周囲から冷淡な目で見られながらも、他人に心を開けない弱さに孤独に苦悩もするトニー・スターク。 このイメージは、70年代後半のトニーを踏襲するものの、トニー・スタークのキャラクター像を最初に明確にしていたお陰でぶれさせる必要がない。 加えて、彼をアイアンマンとする契機は当然アクシデントだが、このアクシデントがリボーン版ハルクの襲撃といったリランチ企画だからこそのアレンジ。 何と言っても、リボーン版アイアンマンアーマーのデザインの斬新さはMk-5に匹敵します。 長期政権を保った後も後続のアーマーのデザインに残留し続けていたMk-4の支配力を脱したデザイン。 こういった全く新しいアーマーをこの企画に於いて、世に問うことが出来たのは、後のアーマーデザインにも大きな意義なったかもしれません。 この様に、基本的なポイントは押さえて始まったリボーンアイアンマンだが、他のリボーンのパターンに漏れずやはり中途で伏線のまとまりがつかなくなり。 失速していく、試作機の事故で死んだと思われていた友人レベルが生きていた、アイアンマンとマンダリンが相討ちになったと思ったらアイアンマンの中身はレベルだった。 同格のライバルヴィランである筈のリボ-ン版マンダリンが結局Drドゥームの作った[[ロボット]]に過ぎないとか、キャップ誌のフューリーみたいな扱いになるわ。 突如中途半端に出てくる[[魔術師]]マーリンと、折角トニーの位置付けをはっきりさせて始まったシリーズだけに落とし所が勿体無い終りとなっている。