マイティー・ソー Mighty Thor *概要 -初登場:Journey Into mystery 83号 北欧神話の雷神トールその人、ただしマーベルユニバースのソーと北欧神話との違いもあるがそれは下記参照。 ---- *設定 **プロフィール -人間名:ドナルド・ブレイク Donald Blake -本名:ソー・オーディンソン Thor Odinson -種族・人種:人間/アメリカ人 雷神/アスガード神 -ホームタウン:元オクラホマ、アスガード -現参加チーム:Avengers -過去参加チーム:[[アベンジャーズ]] **神話との差異 -神話では 赤毛に雷の色の瞳 この姿のソーは293号にて見ることが出来る -マーベルでは 金髪碧眼、ヴァイキング風の容貌を意識した容姿。 神話で身に付けている、ムジョルニアと並ぶもう一つの武器、力の帯は時期によって使われなかったりもする。 加えてオーディンの死後は彼がオーディン・フォースとアスガードの王位を継承していた。 だが現在はアスガードの王位はボルダーに譲っている。 **オリジン 生まれついて、右足に障害を抱えた医師ドナルド・ブレイク。 医者としての腕前も人柄も良く、患者や、看護婦ジェーン・フォスターにも信頼され、杖なしでは歩けない己の身体へのコンプレックスを除けば、何一つ不足のない生活を送っていた。 以前から北欧神話に、自分でも説明のつかない強い関心を持っていた彼は、とうとう休暇にノルウェーへと旅行する。 ところが、旅行先で思いがけないことにブレイクは、地球侵略のため土星から飛来した岩石人間を目撃してしまう。 岩石人間から逃げようと手近の洞窟に身を隠したブレイクだが、岩石人間に大岩で入り口を塞がれる。 何とか洞窟を抜け出そうと、洞窟内に転がっていた、杖ほどの長さと硬さのある木切れを梃子にして大岩をどかそうとするが、非力な彼の力ではうまくいかない。 苛立ちの余り、木切れを岩壁に叩きつけた瞬間、一瞬の閃光と共に、虚弱なブレイクの肉体は北欧神話の雷神ソーの姿に、木切れは魔法のハンマー、ムジョルニアへと変わった。 ソーは、文字通りの神の力で洞窟を抜け出し、岩石人間を倒す。 この凄まじい力を持つ「地球人」に遭遇した岩石人間は、地球侵略を諦め、退却した。 そしてブレイクは、ムジョルニアの変形していた木切れを杖として持ち帰り、時に応じて雷神となり、悪に対してその力を振るうのだった。 **雷神から人間ブレイクへ ノルウェイの洞窟においてソーは誕生した。 産まれたソーはオーディンの正妻フリッガによりアスガードに連れてこられ、義理の弟で巨人族の息子であるロキと共に育てられる。 だがソーの力と人望を持ち、ロキは常にそれを妬んでいた。 ソーが8回目の誕生日を迎えた時、それを祝う為オーディンは「ムジョルニア」をつくり出す。 そしてソーがいずれ一人前の戦士と認められた時に与えられるということになったが、ロキのちゃちゃで神話の通りに柄が短く作られる。 8年にわたる自己鍛練の後、ある籠手を補助として用いつつもソーはムジョルニアを与えられ、アスガードの最も偉大な戦士と認められた。 その後ミッドガルドや他の8つの世界において多くの闘いと冒険をくり返し、崇拝されたソーの心の中にはしだいに傲慢さが生まれた。 (だがこの傲慢の原因である霜の巨人の領地を犯して暴れたことはロキの仕込みが原因) オーディンはこの傲慢となっていたソーに謙譲の美徳を学ぶという試練を課し、右足に障害を抱えた人間ドナルド・ブレイクに転生させた。 右足に障害を抱えつつもブレイクは健全に育ち、外科医になるが、その後の彼はオリジンへと続く。 ***デストロイアー! スタン・リー脚本、ジャック・カービー作画、Journey into Mystery 118,119号 ソーとロキの諍いに決着を着けるべく、オーディンが二人をミッドガードへ遣わし決闘させた際、ベトナムの山中の寺院に隠されていたデストロイアーを発見したロキは、密猟師バック・フランクリンの魂をデストロイアーに封じ込め、ソーと戦わせる。 圧倒的なパワーでソーを追いつめたデストロイアーだったが、フランクリンの身体を攻撃すると見せかけたソーのブラフに引っかかり、フランクリンの魂を解放、動けなくなったデストロイアーは、寺院ごとソーの手で起こされた山津波に呑まれるのだった。 ***エターナルズサーガ Eternals Saga ロイ・トーマス脚本 Thor Annual 7号、283-301号 293~294号部分は下記「北欧神話とのアンマッチを埋める話」の項を参照。 294号後半~299号まではニーベルンゲンの指輪編 294号後半~295号部分はラインの黄金をソーで描いている。 下記は300号部分 失われたオーディンの片目より、ソーは真実を聞かされる。 嘗て地球を訪れた[[セレスティアルズ]]が地球を滅ぼす可能性を感知した地球の全神族の神々はオーディン、ゼウス、ヴィシュヌを代表に、[[セレスティアルズ]]に挑む。 だが、その圧倒的な力に膝を屈さざるを得なかった。そして一旦地球を去った[[セレスティアルズ]]が地球に審判を下しに戻ってくるのに備え、オーディンはじめ地球の神々が全勢力を傾けて造り上げたのが、[[セレスティアルズ]]自身のそれにも似たアーマー、デストロイアーだった。 更に世界をも滅ぼす呪いを秘めるニーベルングの指輪から、塔ほどもある巨大な剣オーバーソードをも鍛造。 ついにはソーを除くオーディンはじめ、全てのアスガードの神々の魂と命を得たデストロイアーは、[[セレスティアルズ]]に匹敵する600Mの大きさにまで巨大化し、オーバーソードを備え、ユニ・マインドと共に[[セレスティアルズ]]に最後の戦いを挑んだ。 だが、これほどの力を備えた巨大デストロイアーですら[[セレスティアルズ]]には抗し得ず、九体の[[セレスティアルズ]]の集中攻撃によって、決して破壊されることのないと思われたアーマーを切り裂かれ、焼き尽くされ、溶けた金属塊となって敗北。 ソーの母でもある地母神ガイアの介入によって、[[セレスティアルズ]]の審判は合格に終わり、ソーと他の神族の尽力によってデストロイアーに宿っていたアスガードの神々の命も救われた。 **ベータ・レイ・ビル Ballad of Beta Ray Bill ウォルター・サイモンスン脚本、作画期。337~340号。 地球に接近しつつあった謎の宇宙船の探索をシールドのニック・フューリーに依頼されたソーは、知覚力と意志を備えた宇宙船に侵入し、その守護者たる[[サイボーグ]]戦士ベータ・レイ・ビルと対決することに。 ベータ・レイ・ビルはソーとも互角に戦い得る力の持ち主だったが、ムジョルニアを取り落としたソーは、宇宙船が地球の引力圏内に入るに従い、地球に於けるムジョルニアなしでのソーの肉体への変身の時間制限に達してドナルド・ブレイクに戻ってしまい、実力とは別の部分で敗北。 そして墜落した宇宙船を取り囲むシールドの調査隊に対し激しい苛立ちを覚えた[[サイボーグ]]戦士は、苛立ちに任せて杖となったムジョルニアを壁に叩きつける。 この瞬間、ソーに匹敵する高貴な精神と武勇の腕前を持つビルは、ムジョルニアを持ち上げるに相応しい存在と認められ、ソーの衣装を纏った姿へと変身、宇宙最強のハンマーを自在に使いこなせるようになった。 ソー自身と誤解されたビルは、オーディンの手でアスガードへと召喚され、そこでソーとオーディンに自分の素性を語る… **サーター・リターンズ Surtur Returns (1985) マイティー・ソー、[[アベンジャーズ]]の[[クロスオーバー]]。(Mighty Thor 350-353号 Avengers 249号) サーターが黄昏の剣を鍛造して、ソー、ロキ、およびオーディンに対してアスガードを破壊しに戻ってきた。 そこにベータ・レイ・ビルが援軍に駆けつけ再登場した・・・ **セレスチャルズの審判 Alone Against the Celestials トム・ディファルコ脚本、ロン・フレンツ作画期。Thor 387-389号。 宇宙空間を放浪していたソーが辿り着いた惑星は、進化の末生存に値しないと断じられ、宇宙中の生命の進化を管理する超存在[[セレスティアルズ]]に滅ぼされつつあった。 一宿一飯の恩義を返すべく、たった一人でソーは[[セレスティアルズ]]に立ち向かうが・・・ **ソー・コープス Thor Corps トム・ディファルコ脚本、ロン・フレンツ作画期。 Thor 438-441号 2591年九月、謎の男トゥモロウマンに、過去が改変されムジョルニアがダーゴの手に入らなくなる可能性があると騙されたダーゴは、現代に連れてこられ、ムジョルニアを奪いソーとなったエリック・マスタースンという男と戦った。 だがそれは二人のソーを戦わせ、二つのムジョルニアの激突から生じるエネルギーを吸収して、その力であらゆる時代を征服しようとしたトゥモロウマンの陰謀だった。 ベータ・レイ・ビルの取りなしでエリックと和解したダーゴはソー・コープスを結成、エネルギーを手に入れ逃げ去ったトゥモロウマンを追って、過去と未来から集められたソーの敵と戦う…… **マイティー・ソー:ブラッドアンドサンダー(1993-1994年) -マイティー・ソー、シルバーサーファー、ウォーロック、インフィニティウォッチのクロスオーバー。ロン・マーズ脚本 (Mighty Thor #468-471、Silver Surfer #86-88、Warlock Chronicles #6-8、Warlock and the Infinity Watch #23-25) -愛するヴァルキリーを失ったことでバーサーカー化したソーが、彼女の死の原因となった女神シフとアスガルドを破壊しようとする。 -ベータ・レイ・ビル、シルバーサーファー、サノス、アダム・ウォーロックとインフィニティウォッチ(ムーンドラゴン、ドラックス・ザ・デストロイヤー、ピップ・ザ・トロール、マキシ、ガモーラ)、Dr.ストレンジらが、狂気の雷神を止めようと奔走する。 **ワールド・エンジン Worldengine ウォーレン・エリス脚本、マイク・デオデイトJr作画のThor 491-494号。 ディファルコが降りて以降、どうにも地味な展開になっていたソーの再生を試みるプロジェクトとして創造された[[エピソード]] 北欧神話に於いて、全宇宙を支えていたユグドラシルが、マッドサイエンティストの実験で捻じ曲げられ、既に最後の戦いラグナロクが起こったものと思い込まされ、ラグナロクが起こったものと同様の現象をアスガードに引き起こす。 **ダークゴッズ ダン・ジャーゲンス脚本、ジョン・ロミータjr作画期。Vol.2 1~13号 リボーンユニバースから帰還したソーは消えたアスガードの神々を探すも突如復活したデストロイヤーとの戦いで命を落とす。 だが謎の神マーノットとの取引によって戦闘に巻き込んでしまった民間人ジェイク・オルスンと合一することで復活したソーによってデストロイヤーを外宇宙へ追放。 ジェイク・オルスンとして生活する一方、アスガード神を捜索する中でオリンポスに協力を求めるも断られるなどする中、アスガードへのポータルが閉じられるなどの妨害をうける。 捜索の最中トロルとマーノットとの話によって嘗てアスガード神族によって封じられたダークゴッズの存在を思い出す。 しばらく後、ダークゴッズがシフの命を盾にソーをおびき寄せる、それに従いアスガードへ連れて行かれ、ダークゴッズと単身で戦うも、敗れる、 逃走したソーは地球に戻すことを条件に、ダークゴッズの最終決戦にデストロイヤーを、そして親友ハーキュリーズと共にダークゴッズの最終決戦に挑む。 **ラグナロクの終焉 [[ニューアベンジャーズ]]が結成されてから、シビルウォーに至るまで、ソーの状況は本当に「それどころではなかった」。 ラグナロクによる神々の死と再生が、高次種族のエネルギーとして利用されていた事を知ったソーは、この永劫の輪廻を破壊する事を決意する。 それは仲間と自身、全ての死を意味していた。 ラグナロクの戦いで倒れていく仲間を救う事もせず、ソーは全てを終わらせた。 残されたムジョルニアのみが次元を越えて漂流し、やがて正史世界に落下。同時期に死にかけていたドゥームがこの影響で現世に復活している。 **ソーとアスガードの復活譚 マイケル・ストラジンスキー脚本、オリバー・クーペル作画 Vol3 1号 永遠の滅びと再生を宿命付けられたラグナロクのシステムを破壊し、自ら全アスガードと共に死の世界に身を沈めていたソーに、人間ドナルド・ブレイクが語りかける。 神が何故存在するかを、自らの生きる意味を、現世に再び蘇りたいのかを…… 人々の心に神への思いがある限り神族は不滅だと知ったソーは、ハンマーに全ての力を込め、召喚を行う。 そして、オクラホマの荒野にオーディン城が出現。ソーは転生を果たした仲間たちの魂を探し、覚醒させていく。 現地住人と親睦を深めていく一方、アイアンマンとの(少々乱暴な)交渉によって外交特権を得たアスガードはオクラホマに居を構える事となった。 **祖父との戦い ロキの周到な計画により、ソーは暴走する謎のアスガーディアンと戦い、これを倒すが、その正体は祖父ボルだった。 父祖殺しの罪により、ソーは国王の座を追われ、ボールダーが王の座に着く。 ロキはボールダーの側近として彼を操りつつ、オズボーンの[[カバル]]に参加し、内外の陰謀を進めていった。 **シージ オズボーンのイニシアチブ・ヴィラン部隊がヴォルスタッグを攻撃。彼は反撃に出るが、これは仕組まれた罠だった。 ヴィランの攻撃により周囲の民間人に多大な犠牲が出た事を大義名分に使い、オズボーンはアスガード侵攻を決定。 超人+通常兵器の大部隊が進撃する前に、ソーはただ1人で立ちはだかる。 マリア・ヒルの単身の突撃によって窮地を救われたソーは、駆け付けた仲間達と共に反撃を開始。 激戦の末に形成は逆転したが、オズボーンの切り札、セントリーが暴走。 セントリーはヴォイド化し、アスガルド=オーディン城を粉砕。戦いには勝利したが、アスガーディアンは故郷を失うこととなってしまった。 **MARVEL NOW!以降 -崩壊したアスガルドの再建に務める一方、少年の姿に転生したロキを保護する。 -オリジナルシン編でフューリーに何事かを囁かれた瞬間に雷神としての力を失い、ムジョルニアを使えなくなる。 --アスガーディアンとしての能力は健在。コスチュームも兜ナシで半裸にマントというシンプルな姿になり、魔法の斧Jarnbjornを使用して戦っている。 -オリジナルシン編で妹がいた事が判明する。 --その正体は、なんとあの(SPAWNに登場していた)アンジェラ。彼女の属する、9大宇宙の「10番目の世界」、天界の存在も明らかとなった。 -AXIS編では善悪逆転現象によって粗暴な蛮人と化してしまったが、同じく逆転現象を起こし、ムジョルニアを手にしたロキと対決する事となった。 -ソーが力を失った後、新たに雷神の装備を手にして戦う女性のソーが出現。その正体は伏せられていたが…… **バトルワールド -全多元世界が衝突を続け消滅していく「タイムランズアウト」編の末、シークレットウォーズ(2015年)編でついに全世界は消滅。新たな世界が構築される。 -新世界バトルワールドでは、無数のソーによる治安維持組織「ソーズ」が世界の秩序を担っていた。 ---- **北欧神話とのアンマッチを埋める話 -元の北欧神話とマーベル版の北欧神話の不一致を修正するエピソード まず神話と同様、オーディンを片目にし、更にえぐり出されたオーディンの目がソーにオーディンの秘密を語るという形で、アスガードの過去を再設定した。(Thor 273号) -ラグナロク 約二千年前、本来の北欧神話の通りアスガードでラグナロクが勃発。 ロキの策謀により、不死身の筈のボルダーが死に、それをきっかけにラグナロクが勃発、オーディンはロキの息子、魔の狼フェンリルに食い殺され、フェンリルはヴィダーに倒される。 ロキとヘイムダールは相討ちになり、ソーはミッドガード・サーペントとの激闘の末、サーペントを倒すものの自身もサーペントの吐く毒息によって命を落とす。 そして、最後に炎の巨人の王サーターがアスガードを焼き尽くし、神々と巨人の両方が滅び去った。 死の世界から蘇ったボルダーは、焼け野原となったアスガードと生き残ったわずかな神々を発見。以下が生き残った神々。 オーディンの兄弟ヴィリ、ヴェ、オーディンと同世代のホーニア、オーディンの息子たちヴィダーとヴァリ、ロキに利用されボルダーを殺したホダー、ソーの息子マグニ、モディ 地球ではこの時、キリストが生まれたかのような表現がされていたため、恐らくは西暦の始まり、そして「最初」のアスガードの終焉、と新たな始まりの象徴となる時期である。 -新たな世界を求めて旅立つ 九柱の神々はイダの平原で、ボルダー、ホーニア、ホダーの三人がかつての九大世界の住人たちを刻んだ大量の彫像を発見。 またマグニ、モディは父のハンマー、ムジョルニアを、オーディンの兄弟と息子たちはオーディンのグングニールの槍を発見する。 最早この新しい世界に武器は必要ないとしたソーの息子たちは、ムジョルニアをミッドガードへと投げ捨て、ヨーロッパ大陸のある河に落下した。 落とされたムジョルニアはその凄まじい威力で河の流れを変え、更にその河に宿る魔力を吸収し姿を変えた。 河は後にライン河と呼ばれるようになり、ハンマーは溶けて変形して、繁栄と破滅をもたらすラインの黄金(Rhine gold)となった。 -新たなアスガード そして、オーディンと同じ血脈を持つ四柱の神々はグングニールの槍に宿ったオーディンの魔力を媒介に融合、そこには新たなオーディンが立っていた。 同時に残る五柱の神々も彫像と化し、たった一人残されたオーディンは、彫像を新たな形に創り変え、それに命を吹き込んだ。 更に新たな九大世界を築き、こうして現在のマーベルユニバース版の北欧神話世界が誕生した。 (要は本来の北欧神話にいないキャラクターがいたり、北欧神話にいる神がいなかったりする世界) だがこの時点では、ソーはまだ誕生していない。(Thor 293,294号) -ソーの誕生 アスガードの神の力だけではラグナロクを防ぎ得なかったことを反省したオーディンは 他の強力な神の血をアスガードに迎え入れることを考え、北欧神話では女巨人ジョオド(Jord)と呼ばれる大地母神ガイア(Gaea)との間に子をもうけた。 これが新たな世界(つまり今の世界の)ソーとなった。(Thor 300,301号) このガイアはエルダーゴッドのガイアのためアトゥムとは異父兄弟である。 ---- **九大世界 -アスガード アスガード神族の住む世界。 -ヘル 死者の国、死の女王ヘルが住む世界 -ムスペルハイム Muspelhiem 炎の世界、サーターなど悪魔が生息する世界。 -ニフルハイム ドワーフの住む氷の世界。 -ミッドガード 地球の事。 -ヴァナヘイム ヴァン神族の住む世界。 -アールヴヘイム Alfheim ライトエルフの居住する世界。 -ヨトゥンヘイム 巨人の住む世界 -スヴァルトアールヴヘイム Svartalfheim 暗黒の妖精の住む世界。 ---- **能力・技能 -腕力 100トン(ないしそれ以上)を持ち上げる -ムジョルニア Mjolnir -初登場:Journey Into mystery 83号 天候を操り、雷を放ち、亜空間のポータルを作り出してテレポートさえ可能にする、長さは60cm 加えて素材はウルと言う特殊金属によって作られ、そこにオーディンの魔力によって生成されている。 彼と同じくらい高潔で健全な人格の持ち主にしか持ち上げることができないが、例外として激怒したハルクと無重力化レッドハルクが持ち上げたことがある。 デメリットとして昔はアスガード以外の場所でハンマーを手放すと60秒後にソーからブレイクに戻ってしまうというものがあった。 -力の帯 Belt of Strength -初登場:Journey into Mystery 91号 着用者のパワーを二倍にする だがウォルター・サイモンスン期に、使用後に着用者の肉体に反動を引き起こし大幅なエネルギーダウンを強いるためソーも滅多に使用しない、という設定に。 -ヨルンビョルン Jarnbjorn 正確な日本語表記は不明。 ムジュルニアを使いはじめる前、若い頃にソーが使用していた事のある魔法の斧。 オリジナルシン編以降、ムジュルニアを使えなくなった後のソーはこれを装備して戦うようになった。 ---- //*登場作品一覧 //-単行本 *メディア展開 **実写映画 -マイティ・ソー (2011年) 2011年5月6日公開。日本では7月2日公開。 -アベンジャーズ (2012年) -マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014年) -アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン(2015年) -マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017年) **アニメ -アベンジャーズ 地球最強のヒーロー(2010年) -アルティメットスパイダーマン(2012年) -ディスクウォーズ アベンジャーズ(2014年) --属性はエナジー。パートナーは主人公の兄・ヒカル ---弟(アキラ)を過剰に心配するヒカルと、弟(ロキ)が問題を引き起こすソーという兄同士のパートナー関係でもある -アルティメットスパイダーマン ウェブウォリアーズ(2014年) -アベンシャーズ アッセンブル(2015年) -フューチャー・アベンジャーズ(2017年) **ゲーム -アベンジャーズ・イン・ギャラクティックストーム --コミック「Operation: Galactic Storm」編のゲーム化。ソーはアシストキャラとして登場。 --同コミック中は、エリック(サンダーストライク)がソーと一体化していたためか、ソーではなく彼の方がプレイヤーキャラに選出されている。 -マーベルVSカプコン --スペシャルパートナーとして、使用可能。 -マーベルVSカプコン3 --同シリーズ過去作では雷を操るストームが参戦していたためかプレイアブル化していなかったが、遂にアベンジャーズBIG3が揃う事となった。 -Thor God of Thunder(2011年) --国内未発売。映画一作目タイアップ。多機種マルチで発売。 --セガアメリカ制作で、DS版のみ2Dアクションゲーム。ドット絵の出来が素晴らしい。 -MARVEL HEROES (2013年) --MMO RPG。プレイアブルヒーロー(他ゲーの職業のようなもの)の一人として使用可能。 --大技発動用に独自ゲージ「オーディンフォース」を使用。映画を意識した技も見受けられる。 -LEGO®マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム (2013年、日本語版は2015年) --実写映画で基本となっているの兜無しの格好で登場。クラシックという名前のコスチュームではヒゲ無しのバージョンになる。吹き替えは藤真秀。 --ムジョルニアに雷のパワーを貯めると雷のビームが撃てる。電気を使うオブジェクトを動かすのにも使う。ムジョルニアで空も飛べる。 --海外ではDLC(日本では既に導入済み)として『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に出てきた格好のマレキスとカース、シフ、ヴォルスダッグ、オーディン、ホーガン、ファンドラル、ジェーン・フォスターも登場。 --オーディンはチャージ無しで雷の力を使用できる。さすがは父。もちろんロキやヘイムダル、霜の巨人といったキャラクターも使用可能。