*概要 -現:キャプテンアメリカ Captain America -元:ファルコン Falcon -【ヒーロー】本名:サム・ウィルスン Sam Wilson 男性/地球人/アメリカ人 -初登場:Captain America 117号(1969年) -アベンジャーズへの加入:Avengers 181号 -キャプテン・アメリカの相棒として登場した黒人ヒーロー。70年代黒人ヒーローというイメージが強い。 --実はブラックパンサーに続く、マーヴル第二の黒人ヒーロー。 -アベンジャーズの非常勤メンバーで、シビルウォーのような大きな事件になると活躍する、縁の下の力持ちのような存在。 -キャプテンアメリカ=スティーブが老人になってしまってから以降、キャプテンアメリカの名と盾を受け継ぎ、彼が若返ってからもそのまま活動している。 *設定 **プロフィール ***キャップのサイドキックになる以前 ハーレムに黒人牧師の息子として生まれる。 平和主義を貫き、暴動を静めようとして逆に巻き込まれて命を落とした父を尊敬して育った。 だが、母も強盗に殺されたのをきっかけに、サムは乱暴な人柄に変わってしまう。 『スナップ』と名乗り、テロ紛いの行為を繰り返し、リオデジャネイロで起きた暴動に参加、空路で逃走する際、レッドスカルの放った傭兵に撃墜され、カリブの孤島に不時着。 この島でキャプテン・アメリカと出会う。 ***キャプテンアメリカとの出会い以降 このカリブの孤島ではスカルが争っている最中で、スカルはキャップに対する獅子身中の虫とするべく、コズミックキューブでサムの性格をかつての理想主義に燃えるものに戻し、彼をキャップの許へ放った。(Captain America 186号) 理想主義に燃えた性格の状態の際、キャップに訓練を受けたサムは、彼の相棒となり、コスチュームをまとい、ファルコンと名乗るヒーローとなった。 光文社から出版されていた邦訳本では、彼の初出の時期の[[エピソード]]を読む事ができる。 初期は鷹を伴った青年だったが、ブラックパンサーの発明した飛行スーツを与えられた彼は、高速飛行を可能とするヒーローとなり、以降キャプテン・アメリカのサイドキックを長年務めた。(Captain America 170号)。 その後故郷のハーレムへ帰り、そこの治安を守り、ソーシャルワーカーとして子供たちを導くようになった。 ファルコンは最も長い間、キャップのサイドキックを務めたキャラクターとなり、長期間、タイトルにも"Captain America and the Falcon"と、名前が出ていた(Captain America 134から223号まで)。 ***シビルウォー 登録法反対派としてキャップと共に戦うが、キャップの死後、登録。 登録後も反対派に協力を続け、シャロン・カーターやバッキーらと共に戦い、スカルの陰謀に立ち向かった。 道を見失っていたバッキーには先輩ヒーローとしてサポートし、苦悩を抱えるシャロンには親身に相談に乗り、頼れる兄貴キャラとしての貫禄を見せた。 キャプテンアメリカの名をバッキーが継承する際にも、あくまで彼を支持していた。 ***キャプテンアメリカの後継者 キャップ=スティーブが老化してしまい、一時は新キャプテンアメリカとして活動していたバッキーも既におらず、ファルコンは新たなコスチュームを着用し、空飛ぶキャプテンアメリカとして活動を開始する。 しかし、新キャプテン襲名直後にAXIS事件が発生。善悪反転現象によって粗野で暴力的な人格に変貌してしまった。 AXIS事件後は新体制の[[アベンジャーズ]]の中核メンバーとなり、[[アンキャニィ・アベンジャーズ]]のリーダーも務めるが、程なくしてバトルワールド展開によって正史世界が一度の終焉を迎えてしまった。 世界が修復された後、新たにファルコンを襲名した新人ヒーローをサイドキックとし、「もう一人のキャプテンアメリカ」として活躍中。 黒人の暴動と武装警官隊とが激突する事件では、両者の間に立って社会的問題と戦う事となった。 シークレットエンパイア編では、スティーブ・ロジャースが[[ヒドラ]]首領としてアメリカに絶望をもたらす中、大きな活躍を見せている。 ---- **能力・技能 -鳥を手なづける事に天才的な才能を持つ。 --スカルにキューブによる操作を受けた際に、リオで見つけた隼『レッドウィング』との間に精神的なリンクが結ばれ、以来『レッドウィング』とはテレパシーにも似たリンクで通じ合っている。 --隼を飛ばし、その視界を共有して偵察したり、鳥から情報を得る事を得意としている。 --後に他の鳥類ともリンク可能となり、多数の鳥を使っての広域索敵も可能となった。 -ブラックパンサーの設計した、ソーラーエンジンを搭載した飛行スーツを身に付け、高速飛行が可能。 --2000年代には質量を持ったホログラム「ハードライト」の翼を展開可能となり、ビブラニウム振動波による防御能力も加わった。 --後にワイヤーや高機能バイザー等、様々なオプション装備が加えられている。 ---- *登場作品一覧 ---- *メディア展開 -映画 「キャプテンアメリカ: ウィンターソルジャー」 --実写化デビュー。メインキャラの1人として活躍。 元軍人設定となり、翼と銃で戦った。 --映像特典では、演じる俳優アンソニー・マッキーの持ちネタ「小切手をくれ!」コレクションも収録。 -映画 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」 --ゲスト出演。パーティの場面に出演した他、解散後の新生アベンジャーズの追加メンバーに。戦闘シーンは無かった。 -映画 「アントマン」 --ゲスト出演し、アントマンと対決する。 -映画 「キャプテンアメリカ: シビルウォー」 --チーム・キャプテンアメリカの一員として、チーム・アイアンマンと対決。 -アニメ 「アベンジャーズ」 --BIG3を出さないシリーズにおいてメインメンバーとして参加。 -アニメ 「アベンジャーズアッセンブル」 --第一話にて新規メンバーとして登場。トニーの大ファンで落ち着きのない若者というキャラ立てがされている。 --ハードライト製の翼を展開し、翼から羽型のエネルギーダガーを発射可能。鳥の相棒はいない。 --仲間と比べ知名度と人気が低い事を気にしているが、なぜかインポッシブルマンは熱烈なファルコン推しだった。 -アニメ 「アルティメットスパイダーマン」 --アベンジャーズ正規メンバーの一人としてゲスト出演。世界観が同じなため、デザインは上記「アッセンブル」を踏襲。 -アニメ 「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」 --S.H.I.E.L.D.エージェントとして登場、死んだ(と思われていた)元パートナー、ホークアイの弔いのため戦う。 ---ヒドラ戦闘員やクリムゾン・ダイナモを圧倒する力を見せるが、モードックに大ダメージを受け、回復のためにDセキュアされ、アキラのセカンドヒーローとなる。 ---属性はテック。背中の羽を分離(レッドウィングモード)しての攻撃も可能。デザインは前述の「アッセンブル」の物を踏襲。 -ゲーム 「MARVEL HEROES」 --MMO RPGで、共闘NPCとして雇用する事が可能。なぜかなかなかプレイアブル化まで漕ぎつけない。 ---映画ウィンターソルジャー版(映画準拠の攻撃を使用)と、デザイン違いの映画シビルウォー版、コミックのキャプテン版(盾投げとレッドウイングで攻撃)との二種が実装されている。 --キャップと組んでヒドラを倒す事で獲得できる実績もある。 ---- *関連キャラクター **ヒーロー -キャプテンアメリカ --バッキーに次いで、メインのサイドキックとして長年共に活動していた。 --彼が射殺された(と思われた)際は、その名と盾をバッキーが継承する事を受け入れ、ヒーロー経験不足のバッキーを支えた。 --彼が一時的に年老いた肉体になった際、その名と盾を継承した。 -シャロン・カーター --キャプテン死亡時に精神的に落ち込んでいた彼女を、友として励まし、支えた。 -バッキー --キャップの跡を継ごうと必死に奮闘するバッキーを見て、ファルコンは彼をサポートする事を決心する。 -ファルコン(ヨアキン) --ファルコン(サム)がキャプテンアメリカを名乗るようになった後、サムのサイドキックとなった新人ヒーロー。 -ギデオン・ウィルソン --ファルコンの弟。ガンマミューテイトとしてハルクのサイドキックとして活躍した事がある。 **ヴィラン -レッドスカル --スカルがコズミックキューブによってサムの性格を改変したことが全てのきっかけ。