*概要 現・キャプテン・マーベルで、元・ミズ・マーベル。[[その他]]、ウォーバード等、何度か名前とコスチュームを変えている。 歴戦の[[アベンジャーズ]]メンバーであり、数奇な人生を歩んできた苦労人。 コズミック級のスーパーパワーを有する、MARVEL界屈指のスーパーヒロイン。 -初登場:Marvel Super-Heroes 13号 -クリエイター ---- *キャラクター -【ヒーロー】本名:キャロル・ダンパース Carol Danvers 女性/地球人/米国人/元軍人 初登場時は米空軍基地に勤務する女性軍人だった。 初期は[[クリー]]の地球侵略の尖兵として進入してきたキャプテン・マーベルと出会い、星を越えた禁断の恋に落ちるただのヒロインだった。 日本ではかつて[[アベンジャーズ]]系の翻訳本が少なかった事もあり、「ローグにパワーを奪われた人」として知られていた。 [[X-MEN]]のゲストメンバーだった時期もあり、[[アベンジャーズ]]との板挟みに悩んだ事もあった。 ---- *エピソード **オリジン 偶発的な事故により[[キャプテンマーベル]]に力を与えられた変身ヒロイン。 当初は変身後の記憶が残らない設定のため、女性誌記者とスーパーヒロインの二つの顔を持っていた。 これは人格の分裂に…自立した女性としての立場とヒロインとしての姿の狭間で悩むキャラという位置づけだった。 後に人格が統合されると同時にキャロルの時でも記憶が残るようになり、自覚してヒーロー活動を開始する。 **偽りの夫婦生活 イモータスに捕らわれた時、体内受精処置により、イモータスの子供を身ごもらされた。 急激に成長し、成人となった息子は、実はリンボからの脱出を図るイモータス自身が転生した姿。 [[アベンジャーズ]]は彼を捕らえようとしたが、「息子」への愛からキャロルは[[アベンジャーズ]]と戦うことになってしまう(Avengers 200号)。 **ローグとの対決~X-MENの客人 ヴィランとして初登場したローグによってパワーと記憶を吸収され、植物人間と化す。(Avengers Annual 10号) ローグが改心してヒーローになった後も、この時の事は人生最大の過ちとして彼女のトラウマになっている。 その後、キャロルはプロフェッサーXの精神治療を受ける。 後に「バイナリィ」の力(人間ホワイトホール、様々なエネルギーを操り奇跡を起こす。)を得て、恩義から[[X-MEN]]への加入を検討する。 が、加入直前にローグがメンバー加入を決めてしまい、共にはやっていけないとして加入を断念。 宇宙に旅立ち、[[スタージャマーズ]]と行動を共にしていた時期もある。 **再出発と挫折 ……そして復活 ヒーローズリターン初期に「バイナリィ」としての力を失い、名をウォーバードと改めて活動を始める。 バイナリィの力を失った事を内緒にした事と、そのことを気に病むうちにアルコール中毒となり、[[アベンジャーズ]]から除名される(Avengers V3 7号)。 だが、かつてアル中の地獄を体験したアイアンマンの粘り強い説得によって、次第に閉ざしていた心を開き、アル中の克服を決意。 [[アベンジャーズ]]外部からの干渉によってメンバー再編成を余儀なくされた際、新メンバーとしてついに復帰(Avengers V3 27号)。 名前もMs.マーベルに戻す。 **シビルウォー [[アベンジャーズ]]解散後、新たに結成された[[ニューアベンジャーズ]]に参加。 シビルウォー時は登録法賛成派の中核メンバーとなる。 トニー・スタークによって(マイティ)[[アベンジャーズ]]のチームリーダーに任命され、新メンバー選抜にも携わる。 法に従う事が何より大切と信じていたが、仲間を逮捕する事に葛藤を続けていた。 また、この頃、平行世界から来たウォーバードに命を狙われるが、ローグとの共闘によってこれを退けている。 この時期にはワンダーマンと付き合っていたが、長続きはしなかった模様。 **シークレットアベンジャー ソーがリーダーになった時期に、[[シークレット・アベンジャーズ]]のメンバーとして活躍している。 **キャプテン・マーベル襲名 キャプテン・マーベルの名前を受け継ぎ、コスチュームを一新した。[[ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー]]にも参加している。 近年はA-フォースのリーダーにもなり、活躍の場が増々広がっており、2016年のシビルウォーIIでも中心的役割を担うこととなる。 ---- *能力・技能 キャプテン・マーベル(マー・ベル)に協力した際に事故によって偶発的に[[クリー]]人としての戦闘力を身に付ける。 超怪力、飛行、超耐久力、「第七感」(危険察知)等の能力を持つ。(なぜか「第七感」のみはローグはコピーできなかった。) キャロルからマーベルへの「変身」はごく初期に無くなったが、現在も私服からコスチュームへの「変身」は自在に行うことができる。 「バイナリー」の力は一旦失われたかに思われたが、キャプテン・マーベル襲名後再び使用できるようになった。(エネルギーブラスト等) (ただ、使いすぎると枯渇するような性質のものらしく、無制限には使用していない。) ---- *その他 ---- *メディア展開 **翻訳本 -ミズ・マーベル(光文社) -シビルウォー:ミズ・マーベル(ヴィレッジブックス) -キャプテンマーベル(小学館集英社プロダクション) **ゲーム -MARVEL HEROES OMEGA(Gazillion) --MMO RPG。最初期からのプレイアブルの一人。物理/エネルギー攻撃を使い分ける遠近両刀の万能型。 --バイナリーやウォーバード等、各種コスチュームが揃っている他、コスチューム変更でマー・ベルにもなれた。 [[その他]]、数々のMARVELゲームに登場している。 **アニメ -X-MEN --92年のテレビアニメシリーズで、ローグの過去話としてゲスト出演。 -アベンジャーズ 地球最強のヒーロー -アベンジャーズ コンフィデンシャル:ブラック・ウィドウ & パニッシャー -マーベル フューチャー・アベンジャーズ -アベンジャーズ・アッセンブル **映画 -マーベルシネマティックユニバースに登場。 -「アベンジャーズ:インフィニティウォー」に予告的に登場が示唆された後、「キャプテン・マーベル」が公開され、「アベンジャーズ:エンドゲーム」にも引き続き登場している。 -現在「キャプテン・マーベル2」製作中。 **ドラマ(没) -1970年代末~80年代にかけて、マーベル・キャラクターのテレビドラマ化が続いたが、唯一の女性キャラとして「ミズ・マーベル」のテレビ化権が挙がっていた。 --しかしヒューマントーチ(FF)とともにドラマ化されなかった。詳細は不明。 ---- *関連キャラクター **ヒーロー -ローグ **ヴィラン ----