*アメコミドラマ一覧:MARVEL COMICS原作作品 ※放送開始年が新しい順 ---- **シークレット・インベーション -MCU作品。2020/12/11に正式発表。 -フューリーと、スクラル人・タロスが登場。 **アイアンハート -MCU作品。2020/12/11に正式発表。 -若手女優ドミニク・ソーンが主演。 **アーマー・ウォー -MCU作品。2020/12/11に正式発表。 -ローディの登場が確定している。 **GotG:ホリデイスペシャル -MCU作品。2020/12/11に正式発表。 -テレビSP? **アイ・アム・グルート -MCU作品。2020/12/11に正式発表。 **ヤング・アベンジャーズ -MCU作品(仮) -ディズニー+でのシリーズとして開発中。 -スタチュア(キャシー・ラング)、ホークアイ(ケイト・ビショップ)は既に映画・ドラマに登場あるいは登場予定なので、下地はある。 -【噂ベース】LGBT+でのダイバーシティ拡張を狙っており、ウィッカンとハルクリングのオープンなゲイ・カップルがいるので、採用される可能性高し。 -【噂ベース】チャンピオンズとの混成チームになる可能性がある? --カマラ・カーン(ドラマ化決定、MCU参入予定) --マイルズ・モラルス(スパイダーマンのMCU参入) --リリ・ウィリアムズ(アイアンラッドの代わり。ロバート・ダウニー・Jr.も、リリが出ることを希望する発言をしている) **チャンピオンズ -ヤング・アベンジャーズで言及あり。 **【噂ベース】パワーパック -マーベル・スタジオのケビン・ファイギがご執心の様子。 -ディズニー+で配信を考えているが、テーマ的に変更の可能性あり。 -過去、出たり消えたりした話なので、要確認。 **ゴーストライダー(仮)(原題:Marvel’s Ghost Rider) -Huluで2020年に配信予定。→&bold(){キャンセルが決定} -「エージェント・オブ・シールド」から引き続き、ロビー・レイエスのゴースト・ライダーが主役になるが、前作とは無関係な単独作としてのリブートとなる。 -[[(参考記事)/https://theriver.jp/ghostrider-helstrom-hulu/]] **ヘルストロム(仮)(原題:Marvel’s Helstrom) -Huluで2020年に配信予定。 -英語題が"HELSTROM"で、コミックとは微妙にスペルが違う。 --ダイモン・ヘルストームの姓は、Hellst"or"m。 -原作の設定からは一新し、ダイモン・ヘルストームと妹のアナ(同じく、サタンと人間の子ども)を主役とし、恐怖をテーマに制作するとプロデューサーは語っている。 --[[(参考記事)/https://theriver.jp/ghostrider-helstrom-hulu/]] -&bold(){※Hulu配信のゴーストライダー、ヘルストロムのシリーズを、「アドベンチャー・イントゥ・フィアー」と呼び、さらにあと1、2作制作される予定。} **ミズマーベル -MCU作品(仮) -2019年8月、ドラマ化決定が正式発表された。ディズニー+で配信予定。 -カマラ役:イマン・ヴェラニ。 **ムーンナイト -MCU作品(仮) -2019年8月、ドラマ化決定が正式発表された。ディズニー+で配信予定。 -監督:モハメド・ディアブ **シーハルク -MCU作品(仮) -2019年8月、ドラマ化決定が正式発表された。ディズニー+で配信予定。 -ハルクとアボミネーションの登場が確定。 **ホークアイ(仮) -2021年秋予定 -MCU作品 //-MCUスピンオフ。ニュースサイト「VARIETY」による特報。 -クリント・バートンがケイト・ビショップにバトンを渡す内容になると報じられている。 -ストリーミングサービス「ディズニー+」での公開となる模様。 -【噂ベース】敵役に、フッドと(クリントの兄)トリックショットを検討中。 -一部報道で、ケイトをクリントの娘としたものがあるが、どういう設定になるかは不明。 **ワンダヴィジョン WandaVision -MCU作品 -2021/01/15配信開始予定 -(現在の所)ストリーミングサービス「ディズニー+」での配信公開のみ。 -ビジョンとスカーレットウィッチのドラマ化。映画ストレンジ2とリンクする予定。 -事前情報によると、サノスに破壊されたヴィジョンを、スカーレットウィッチが魔法で魂を与えて蘇らせるが、正体不明の暗黒の力が取り憑いて…? という内容。 --アガサ・ハークネスがメイン・ヴィラン? **ロキ -2021年春予定 -MCU作品 -ディズニー+で配信予定。 -2019年6月中旬時点で、ロゴとコンセプトアートが公開されている。 -監督はケヴィン・ファイギの予定。 -今の構想では、MCUの歴史改編をロキが試みる話。 **ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー -MCU作品 -2020年秋予定>8月に繰り上げ -ファルコンとウィンターソルジャーが出演するMCUスピンオフドラマシリーズの制作が、映画系各種サイトで発表された。そのシリーズ第一弾が本作。 -ストリーミングサービス「ディズニー+」での公開となる。 -ワイアット・ラッセルがU.S.エージェント(ジョン・ウォーカー)役に決定。 -【噂】ファルコンとウィンターソルジャーが登場...ではキャプテン・アメリカは? -悪役としてシン(コミックではレッドスカルの娘)の登場が確定。 **マーベル クローク&ダガー -ディズニー系TV局Freeformにて2018年に放送予定。MCUに加わるのかどうかは不明。 -日本国内ではhuluから独占配信。2018/09/07スタート。 &bold(){※ Runawaysとクローク&ダガーの、局を超えたクロスオーバーが決定。} **マーベル ランナウェイズ -Hulu制作。2018年4月18日配信。 -2019年9月、ディズニーDXでも配信開始。 **The Gifted -Foxにて2017年12月27日放送開始。X-MENシリーズのテレビドラマ。邦題なしの英字表記。 -X-MENもブラザーフッドも姿を消した世界。ミュータント捕獲部隊に追われるブリンクはポラリス達の地下組織に助けられるが…… -Foxにて2019年3月からシーズン2放送開始。 **インヒューマンズ -MCU作品 -MARVELシネマティックユニバース作品だが、他作品との接点はほぼ無い。 -映画作成予定だったが、ドラマとして制作される事になった。 -2017年9月26日、北米放送開始。全八話。 先行して1-2話の劇場公開も行われた。 -マキシマスの反乱によってバラバラに地球に飛ばされたインヒューマンズ王室の反撃の戦いを描く。 -日本国内でも期間限定のiMAX上映、Dlifeでの全話無料放送、Huluでも配信された。 --2018年3月からはDlifeのネット配信でも、週一話ずつの無料配信が開始されている。 **レギオン -2017年2月放送開始。プロフェッサーXの息子、ガブリエル・ハラーを主人公にしたドラマシリーズ。 --基本的に他のX-MENシリーズとの接点は無いが、コミックで有名な大物ヴィランが登場する。 -Fox制作。自局の他、Hulu、NETFLIXでのネット配信もアリ。後にBOXも発売された。 -2018年4月5日からシーズン2放送開始。 **ディフェンダーズシリーズ -MCU作品 -MCUの世界観で街の個人ヒーローを描くシリーズだが、同シリーズ内以外との接点はごく僅か。 -NETFLIX制作・独占配信シリーズ。DVD・BD販売あり。 -企画当初から、デアデビル、ジェシカ、ケイジ、アイアンフィストの4作品を連続してドラマ化する事が決定済みだった。 -MARVEL=ディズニーがネット配信事業を開始した事で、同シリーズは次々打ち切られ、2019/06のジェシカs3をもって全作品が終了している。 ***デアデビル -北米では2015年4月10日から、日本では9月1日から「Netflix」で配信開始。 --アベンジャーズNY決戦後の再開発計画が絡んでいるが、単独作品として成立している。 -2016年、シーズン2をNetflixで配信。初登場したパニッシャーのスピンオフドラマも企画中。 -2018年10月、シーズン3配信開始。コミックの「ボーンアゲイン」を下地にした独自の物語が展開された。 ***ジェシカ・ジョーンズ -2015年11月20日、Netflixにて全世界同時配信。 -洗脳能力を持つ超能力者、キルグレイブとの戦いを描いたハードボイルドなサスペンス作品。作風はかなり暗い。 -ルーク・ケイジ等、コミックキャラの登場はあるが、デアデビル同様に他の実写作品とのクロスオーバーは殆ど無い。 -2018年3月8日、シーズン2配信開始。「もう一人の怪力女」が登場し、ジェシカの過去が明かされていく。 -2019年6月14日、シーズン3配信開始。ディフェンダーズシリーズ実質最終作となる見込み。 --ヴィランはグレゴリー・サリンジャーA.K.A.「フールキラー」の予定。 ***ルーク・ケイジ -2016年9月30日、Netflixにて全世界同時配信。ケイジのオリジンと犯罪組織との戦いを描くハードボイルド作品。 --ジェシカ・ジョーンズにメインキャラの一人として登場済み。その後の時系列。 -2018年6月22日、シーズン2配信開始。ブッシュマスターがメインヴィランとなる。 -予定されていたシーズン3はキャンセルされ、シーズン2で終了となった。 ***アイアンフィスト -大富豪の息子が秘境で遭難し、秘伝の拳法を習得して帰郷。使命と現実の間で悩み苦しむ成長物語。 //デアデビルシーズン2に登場した被験体の少年「ダニー」は無関係だった模様。 -2018年9月、シーズン2配信開始。低評価だった前シーズンから大幅に評価が上がったが… --予定されていたシーズン3はキャンセル。シーズン2で終了となった。 --一方で、「まだ終わりではない」と、『IMMORTAL』の題字の入った画像が公開されている。詳細不明。 ***ディフェンダーズ -デアデビル、ジェシカ、ケイジ、アイアンフィストがチームを組む。 -2018年08月18日配信開始。 ***パニッシャー THE PUNISHER -デアデビルシーズン2からのスピンオフ。2017/11/17世界同時配信開始。 -2019/01、シーズン2配信開始。メインヴィランはジグソウ。コミックと扱いは違うが、「レイチェル」も登場する。 **エージェント・カーター Agent Carter -MCU作品 -映画シリーズの世界観を受け継いだスパイアクションドラマ。時系列は映画キャップ1作目の終了後。 -第2次大戦後、ペギー・カーターたちによるシールド結成期の物語が描かれる。 -アメリカでは2015年1月からシーズン1全8話を放送。上記シールドドラマのシーズン1と2の間に放送されている。 -シーズン2で終了。シーズン3は制作中止となった。 -Dlifeで2016年8月27日から配信・放送開始。 **エージェント・オブ・シールド(Agents of S.H.I.E.L.D.) -MCU作品 -映画シリーズの世界観を受け継いだドラマ作品。時系列は映画アベンジャーズの終了後。 --「アベンジャーズ」で死んだはずのフィル・コールソンが主人公。 -日本国内では映画ソー2上映イベントで初めて公開され、2014年9月3日より先行オンデマンド配信開始。 --放送はWOWOWが最速で、2014年末にスタート。DVD&BD-BOXが2015/01/21に発売された。 --2015年4月、日本テレビ深夜にて地上波放送開始。2015年7月からDlifeで放送+配信。 -第1シーズン(全22話)は「アイアンマン3」「マイティ・ソー:ダークワールド」「キャプテンアメリカ:ウィンター・ソルジャー」と同時進行のストーリー --特にキャプテンアメリカ2とはストーリー上重要な関係になった。 -第2シーズン(全22話)も同様に2015年8月からWOWOWで最速放送し、Dlifeにて2016年3月から放送&配信。 --崩壊後のS.H.I.E.L.D.を立て直しつつ、第二次大戦時から伝わる謎の物質と、その力の起源の謎に迫る。 --ボビー・モース主役のスピンオフも企画されていたが、制作中止となった。 -シーズン3(全23話)は2016年8月末からWOWOWで放送開始。S.H.I.E.L.D.はインヒューマンとチームを組み、クリーの謎に迫る。Dlifeにて2017年1月放送&配信。 -シーズン4は2017/8/19からWOWOWで放送開始。ゴーストライダーの登場が目玉となる。 -シーズン7で終了の予定。 -スピンオフ短編ドラマ[[「スリングショット」>https://www.youtube.com/playlist?list=PLK5HARgNfgj8kpKTs4Dt3JvOS1SPw3UJy]]全6話が現在youtubeで配信中(英語)。 --2018年にはD-Lifeで日本語字幕付きで放送された。 **ブレイド ブラッド・オブ・カソン -2006年(米国内)放送。実写映画で好評を博した吸血鬼ハンターブレイドのTVドラマ版。全12話。 -映画三部作に携わった、デヴィッド・S・ゴイヤー脚本・製作総指揮。俳優は映画から変わって人気歌手が起用されている。 -&bold(){DVD-BOXに第一話が収録されていない}ため、「ブレイド ブラッド・オブ・カソン 0」を別途購入する必要がある。 --"Blade: House of Chthon"というスペシャル版があるが、強い言葉の使用とヌーディティーの問題で別枠に扱われているらしい。 **ミュータントX -X-MENをモチーフにしたMARVEL公認作品だが、完全新規オリジナル作品。コミック化もされている。 -米国2002年、日本国内2003年放送。会社の倒産により、全3シーズンで打ち切られた。 **ナイト・マン Night Man -米国1997年、日本不明。 -マーベルコミックスに買収されたマリブ・コミックスのヒーロー。 --買収が1994年だったので、テクニカルにはマーベルの作品。 **爆走ライダー!超人キャプテン・アメリカ -1979年に、ユニバーサル・テレビジョンが制作したTVムービー。 -透明プラスチック製のシールドをバイクのフロントにくっつけて走る全身タイツのおじさん(しかも陸軍でなく海兵隊)、という悲しくなる出来のドラマ。 --シールドは中心部分が赤色で真ん中に白い星、外側に白い筋が描いてるほかは透明。 --頭に被っているのが、バイク用?のヘルメットで、顔はバイザーで見えており、前の額のところに羽が描いてある。 --主演はアメリカンフットボールの選手らしい。海岸のシーンで水着姿を披露するが、体格は非常にいい。 -同年に続編「CAPTAIN AMERICA II:DEATH TOO SOON」も作られたが、こちらは日本未公開。 --ストーリー上で、自分は二代目のキャプテンアメリカであることが明かされるらしい。 **[[バトルフィーバーJ]] -1979年の作品。マーベルコミックスグループ(当時)と東映の合作。「アベンジャーズ」をベースにした戦隊シリーズ。 --「ジャッカー電撃隊」で途切れていた戦隊のフォーマットを利用し、新たにロボット戦という要素を入れた「スーパー戦隊」シリーズの先魁。 -企画段階では、アベンジャーズをベースに、マーベルのキャプテン・アメリカが、世界各国のキャプテンたちを率いて戦う、というものだった。 -しかし諸般の事情により、キャプテン・アメリカを利用することができなくなり、アメリカを代表するキャラクターとして、新たに「ミス・アメリカ」を作成。 --現存する企画書「キャプテンジャパン」では、感電によってパワーを得たとされている。これは初代ミス・アメリカ(マデリーン)の設定と同じ。 --ミス・アメリカのデザインは、当時のミズ・マーベル(キャロル)の二代目の衣装(長袖のレオタード)をベースに、色をピンクを主体に変えたもの。 --さらに初代ミス・アメリカ(マデリーン)の胸のように、国旗(タイムリー・コミックスのマーク)をデザインした文様を入れた。これにあわせて、残りのキャラクターも胸に国旗をあしらった。 -ミス・アメリカの版権はマーベルが持っていたようで、玩具などはミス・アメリカを除いた、「四人のバトルマン」で構成される「フィーバー隊」で出されたようである。 -制作が遅れ、肝心のロボットが間に合わず4話まで建造中のシーンを出したりした。 -マーベルのマルチバースに入っており、Earth-79203のナンバーを持っている。 -次の提携3作目として「ムーンナイト(を基にした「月光騎士」)」が予定されていたが、日本版漫画連載に留まった。 -また、シルバーサーファーやハルクの企画も進められたが、単体でのヒーロー番組にはならなかったため、以降集団ヒーローの路線になる。 -マーベルと東映の話し合いの結果「まず成功させることが先で、無理にマーベルのキャラクターを押し込む必要はない」と判断。日本側主導の作品にした。 --この結果、提携3作目は「電子戦隊デンジマン」になった。デンジマンで、現在に至るスーパー戦隊の骨格はほぼ確立される。 -マーベルとの関係では、北欧神で死の女神ヘラをへドリアン女王のモチーフとし、ヘラの角を元にヘドリアン女王の角をデザイン。しかし横に広いものになった。 -提携はさらに、4作目のサンバルカンまで続いた。 -スタン・リーはサンバルカンを絶賛。4作(スパイダーマン、バトルフィーバーJ、デンジマン、サンバルカン)を契約に従って米国に持って帰り、サンバルカン推しでテレビ局に売り込みをかけた。 --日本人の場面を向こうの役者に差し替えたものもつくったが、売り込みは失敗する(ハワイでの放映はあったらしい)。 --メディア王の異名をとるハイム・サバンが、サンバルカンを見ており、10年越しでアメリカでのアダプテーションである「パワーレンジャー」製作にこぎ着け、世界的なヒット作になる。 ---従って、もしマーベルが売り込みに成功していれば、「パワーレンジャー」はマーベルのものだったかもしれない。 **[[スパイダーマン(東映版)]] -1978年、東映とマーベルの提携によって制作された日本版シリーズ。 --マーベル側は、異常にヒーローものが繁栄していたにもかかわらず、マーベルのヒーローが日本市場に入らないため、売り込み先を狙っていた。 --なお、この時期はマーベルが実写映画/ドラマに進出を狙っていた時期で、アメリカでは、キャップ、Dr.ストレンジ、スパイダーマン(米国版)、ハルクがTVドラマ化されている。 --東映側は、石ノ森(当時、石森)章太郎によるヒーローの特撮番組を製作していたが、さすがに石ノ森作品も頭打ちになっていた(例えば、ジャッカー電撃隊の打ち切り)。このため、作品の枠を広げる意味でマーベルヒーローの利用を考えた。 --ちょうど同じ時期に、米国ではコロンビア映画版のスパイダーマンをやっていたため、日本限定という位置づけだったらしい。 --言ってみれば、(当時の)仮面ライダーの筋立てでスパイダーマンのドラマをつくったようなものである。 -巨大ロボ「レオパルドン」の存在や、能力が「スパイダー星人」に由来するなど、スパイダーマンのデザイン以外別物。 --上からの指示が「とにかくロボットを出せ。あとはなんとかする」だったとか。 --なお第1稿では、タイムスリップしてきたヤマトタケルとアメコミのスパイダーマンがバディを組む話だった。 -しかし、スパイダーマンのアクションの再現率は前述のコロンビア版より優れていた。 --スタン・リーも送られてきた第一話を見て、特にアクションを褒めた。 --スタン・リーは複数のスーツアクターが入っていると思っていたが、ほとんどを古賀正弘が一人で演じていた。 ---これはスパイダーマンのポーズや動きを再現できるスタントマンが他にいなかったため。アクション監督の金田治も「感謝」していた。 -2005年に絶望視されていたDVD化が実現。 -DVDのインタビューで、スタン・リーは「素晴らしい作品だ、レオパルドンを除けばだが」と言っている。 --どうやらショーマンとしてのジョークだったらしい。 -2009年、マーベル公式サイトにて無料(日本語音声+英語字幕版)で映像配信が開始された。 --一旦公開終了するも、2015年に「スパイダーバース」に東映版スパイダーマンが登場したことから公開再開。 **Dr.ストレンジ -1978年、CBS放送。日本未放映? -ピーター・フーテン主演。高い襟の衣装ではなかった様子。 -この時期、スタン・リーは映画事業に本格参入。NYの実家を離れて西海岸に拠点を移すなど、本格的に活動した。 -キャップ、スパイダーマン、ハルク、Dr. ストレンジ、ヒューマントーチ(FF)、ミズ・マーベル(キャロル)の権利を提示して、テレビドラマを一挙に制作した。 --トーチとミズ・マーベル以外はすべてテレビドラマされている(トーチの権利はトラブルになったらしい)。 -スタン・リーのテレビドラマの評価は、「ハルクとストレンジはイケている、キャップはちょっと失望した、スパイダーマンは悪夢」というものだった。 **超人ハルク -1977年。日本での放送は1979年放送。最終回が1982年で、その後続編が三本つくられている。 --1988年"The Incredible Hulk Returns"/「新 超人ハルク/勇者伝説」→ソーがゲスト出演(ソー初の実写化)、以降のシリーズ化を狙ったが成功せず。 --1989年"The Trial of the Incredible Hulk" 「超人ハルク'90」→デアデビルがゲスト出演(原作の赤と違い、真っ黒いスーツで登場)、同じく以降のシリーズ化を狙ったが成功せず。 --1990年"The Death of the Incredible Hulk" 「超人ハルク/最後の闘い」(バナー博士役のビル・ビクスビーが監督)→当初、シーハルクが登場する予定だったが、キャンセル。 ---1993年、主演のビル・ビクスビーが死去。 -一部のエピソードをチョイスしたDVDが何枚か発売されている。 -概要は、ガンマ線の実験に失敗したバナー博士は、怒りにとらわれるとハルクという怪物に変身するようになってしまうというもの。 --ハルクは善悪を見極められず、怒りにまかせて暴れ回る。 --バナー博士はハルクに襲われて死んだと思われたが、ハルクを追う新聞記者に追跡される。 -事件にバナー博士が巻き込まれ、最後にハルク変身するというプロット。 -ハルクに変身する前の人間の役名が、「デビッド・ブルース・バナー博士」(ビル・ビクスビーが演じる)に変更されている。 --これは「ブルースはゲイの名前だから変更した」という話があるとかないとか。ハッ..このバットラングは! --プロレスラーの”ハルク”・ホーガンは、本作のハルク(変身後)役のボディービルダー、ルー・フェリーノと体格比べをして勝った(同じ絵に映り込んだとき、フェリーノより体格が良かった)ため、「ハルク」を名乗るようになった。 **スパイダーマン -1977年、コロンビア・ピクチャーズによって15話が制作された。 -ピーター・パーカーは大学生という設定。演じたのはニコラス・ハモンド(映画サウンド・オブ・ミュージックのフレデリック・フォン・トラップ役で有名)。 -日本でも長時間スペシャルのものが3本ビデオ発売、1本は劇場上映されている。→(参考)アメコミ映画/スパイダーマン【70年代ドラマ版の映画化シリーズ】 -ピーター・パーカーが自分でミシンを使ってスーツを縫って、鏡の前に立つとスパイダーマン登場という、初見者には衝撃的なシーンがある。 -スパイダーマンのスーツでは、目にマジックミラーを使っていたが、視野を狭くしただけでなく、周囲が映り込むという問題が発生した。 -スタン・リーの評価は"Too juvenile !"(子供向けすぎの意味?)で、あまり高く評価していない。 --東映版の方の評価が高かったかもしれないくらい。 -小野耕生は、サンフランシスコで撮影して「ニューヨーク」というような作品と評価した。 -ちなみに、スパイダーマンの実写化は、1974年、The Electric Companyという教育番組で、"Spidey Super Stories"という5分スケッチがつくられており、こちらが先。