#contents *概要 1986年、オレゴン州の漫画専門の書店経営者により設立。 自社作品はもちろん、『バフィー 恋する十字架』およびその関連作品といったテレビドラマ・映画のコミカライズだけでなく、『AKIRA』や『子連れ狼』といった日本や韓国の漫画の出版も行っている。 一時期、マーベルからスター・ウォーズ関連の版権を購入、売れ行きを伸ばした。スター・ウォーズの版権は、後にディズニーが映画の権利を獲得したため、ディズニーの子会社となったマーベルが再度獲得している。 最近では『ヘルボーイ』、『300』などといった自社作品の映画化が増えてきた。[[アメコミ映画]]および[[翻訳本紹介【その他】]]も参照 *出版タイトル **ヘルボーイ -マイク・ミニョーラによる、オカルトコミック。悪魔の子ヘルボーイを主人公にしたアクション・コミック。 -赤い体に頭に丸が二つ(角が折れた跡)、右手がやたらとでかいという個性的な主人公である。 --DCが描いたマーベル世界のパロディーで、こっそりとヘルボーイが混ざっている。 -『へルボーイ』『ヘルボーイ:ゴールデンアーミー』と二度、実写映画化されている。 -リブートの映画が進行中。日系人役を白人が演ずるという話がでてもめた。 **B.P.R.D. -『ヘルボーイ』のスピンオフタイトル。ヘルボーイが脱退した後の超常現象捜査局の物語。 -半魚人、超能力者、ホムンクルス、幽霊など多彩なメンバーが所属。 **MASK -かぶるとクレイジーになり、スーパーパワーを使えるようになるマスクにまつわる物語。 -スタンリー・イプキスという男が緑色のマスクを恋人のために買うことから物語が始まる。 --映画版では、北欧神話のトリックスターであるロキの力を宿した木製の仮面である。 -1994年に公開されたジム・キャリー主演の映画の原作だが、映画版とは異なりマスク自身による殺人シーンを含んでいる。 -続編映画「MASK 2」も作成されたものの、主演がジム・キャリーではなく、大きくコケた。 **300 スリーハンドレッド -フランク・ミラー原作・作画のグラフィックノベル。 -テルモピュライの戦いと、スパルタのレオニダス1世の逸話が元になっている。 **シン・シティ -フランク・ミラー原作・作画のグラフィックノベル。実写映画化された。 **エイリアンVSプレデター -同名の映画があるが、映画より先にエイリアンVSプレデターは実現していた。 -なお、『エイリアンVSプレデターVSターミネーター』と言う漫画もあり、映画版『エイリアンVSプレデター』の監督であるポール・W・S・アンダーソンは、アーノルド・シュワルツネッガーが知事を辞職したら、オファーしようかという冗談を言ったこともある。 **プレデター: コンクリート・ジャングル -映画『プレデター』と同じ世界観の漫画。 **ザ・グーン -エリック・パウエルによる、ゾンビ漫画。元ギャングのグーンとフランクが、ゾンビはびこる世界で用心棒をして暮らす様子を描く。 **ローンウルフ -アメコミ版「子連れ狼」。 -日本の劇画「子連れ狼」シリーズも"Lone Wolf and Cub"の名前で出版されており、出版された月でマンガ(日本のマンガのみ)の上位5位以内の売り上げに入ったり、精密な復刻版が1万円以上の値段で出たりと、やたら人気が高い。 -このほか、舞台を変えて、子連れ狼をアレンジした作品が何作かある。 --未来世界で伝染病に耐性のある遺伝子を持った娘を守るアンドロイドとか、娘と一緒に復習の旅をするバイキングとか... **アンブレラ・アカデミー -スーパーヒーローの教育を受けてきた子供たちが、養父の死を機に再び集まる物語。ライターはロック・バンド「マイ・ケミカル・ロマンス」のジェラルド・ウェイ。 **コナン -キンメリアの蛮人コナンを主人公とするヒロイックファンタジー。 -元マーベルの版権(映画の時はマーベル)だったが、2000年ごろに整理して売却、ダークホースが買った。 --同じヒロイックファンタジーの主人公、レッド・ソニアの版権も、マーベルが売却。ダイナマイト・エンターテインメントが購入した。 **バフィー 恋する十字架 -映画→(一部設定を変更して)テレビシリーズとなった、一世代に一人のヴァンパイア・ハンターの女性、バフィーとその仲間を描いた作品。 -単にテレビのコミカライズというだけでなく、テレビ版のディレクターがコミック制作に参加しているため、正当な続編的な位置づけがなされている。 *「ダークホースヒーローズ」レーベルの作品 1993年、ダークホース社はシェアードユニバース(共有宇宙)を立ち上げる。キャラクター紹介を兼ねた全12話のミニシリーズ「コミックス グレーテストワールド」をプロローグとした後、各タイトルを始動。レーベル名ははじめは「コミックス グレーテストワールド」、のちに「ダークホースヒーローズ」へと改名。舞台を三つの街(アルカディア、ゴールデンシティ、スティール・ハーバー)と一つの砂漠の地域(シンニバー・フラッツ、ヴォルテックスというエイリアンの土地)に分けているのが特徴。 **X -傷の再生能力を持つダークヒーローを描く。 -シンボルである「X」の意味は「1度目は警告、2度目は死」。 -舞台となる都市はアルカディア。 **ゴースト -幽霊の女性エリサ・キャメロンが、自らの死の真相を探る物語。 -舞台となる都市はアルカディア。 -多分一番ポピュラーであり、TPBが継続して出ている。 **バーブ・ワイヤー -スリルジャンキーの女性が主人公のSF漫画。 -この作品が映画化された際、主演女優がラジー賞にノミネートされた。 -舞台となる都市はスティール・ハーバー。 **グレース -ゴールデンシティの作り手であり守護者。貧困も犯罪もないゴールデンシティを作り上げた超人。 -舞台となる都市はゴールデンシティ。 -アメリカ合衆国と、ゴールデンシティの独立で争っている。