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  • 二次元キャラバトルロワイアル
  • 壊【そげぶ】(後編)

二次元キャラバトルロワイアル

壊【そげぶ】(後編)

最終更新:2011年09月17日 21:36

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壊【そげぶ】(後編) ◆ROYAL9uibY








 □  □  ■  





 ごとり。
 翠星石の頭が地面にぶつかった時だった。


(痛い、ですぅ……)


 翠星石は意識を取り戻した。
 まだ生きていたのだ。
 腹部は確かに弾け飛んだが、弾けたのは表面の皮膚と筋肉だけで、内臓は無事だった。
 だから、翠星石はまだしばらくその命を長らえのだ。


(体が動かせねぇです……。全身が痛いです……)


 だが、腹に穴が開いているのは変わらない。
 声がでない。
 体が動かない。
 どうしようもなく無力だった。
 開いた目に入ってきたのは、何かロボットみたいな人型だ。
 キモオタではない。
 良かった、助かるかもしれない。
 少しだけ希望が見えた気がした。

 そんな翠星石の朦朧とした意識に、エンジン音が届く。
 音源は、ロボットの持つ刈払機だ。


(何を……してるですぅ……?)


 翠星石はそのロボットが何をするつもりなのかわからなかった。
 刈払機の回転する刃が、翠星石を向いた。


(え……?)


 回転する刃が自分に近づいてくる。
 これから何が起こるのかを翠星石は理解した。


(や、やめるですぅ……! 翠星石はまだ、まだ生きてるですぅ……!!)


 声を出したかったが、声が出ない。
 動きたかったが、体は動かない。
 視界に映るロボットの表情は笑っていた。
 果たして、翠星石が生きているのがわかったからと言って、このロボットは翠星石の解体を止めただろうか?


 回転刃が、翠星石の頭の皮膚を切り裂いた。


(ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!)


 翠星石の意識は激痛に塗りつぶされた。
 すぐ横からがりがりと『何か』を削る音が聞こえてくる。
 何を削っているのかは考えたくもない。

 ぱきん。

 『何か』が割れる音がした。
 うるさいエンジン音の中でなお、その音はとてもよく響いた。


(あ……)


 その音を最後に、翠星石の意識は真っ黒に塗りつぶされた。


【翠星石@2ch 死亡】





 ■   □   ■





「綺麗ダわ……」


 ソーヤーの手には二つの眼球があった。
 瞳の色はそれぞれルビーのような赤色と、エメラルドのような翠色。
 ソーヤーはゲッゲッゲッと割れたスピーカーのような声で笑い、
うっとりとした表情でその二つの眼球を掌で転がしている。
 実に楽しそうだ。
 しばらく眼球を眺めたあと、それを自分の応急処置セットの入った箱の中に大事そうにしまった。

 さて、ついでと目的の順序が逆になってしまったが、改めて『死体』に向き直る。
 頭を一周するように、皮膚を切り裂き頭蓋骨を割っていく。
 そして、脳が見えるように頭蓋を取り外した。
 取り外された頭蓋の下から、ピンク色をした柔らかいそれが露わとなる。
 ピンセットなんかで中まで調べなくてはならないかと思ったが、以外にもすぐに目的の物は見つかった。


「こレが…爆弾?」


 脳の表面に、一センチ程の小さな物体が付着していた。
 手に持ったのこぎりを使い、遠くからそれを脳から取り外す。

 のこぎりが触れても、爆弾は爆発しなかった。
 いったいどのような条件で爆発するのだろうか。
 いや、それよりも……


「困ッた…わネ」


 本当に困った。
 本当に、頭に爆弾を仕込まれてしまっている。
 いや、まだこれが爆発する所を見たわけではないが、頭に細工されているのは事実となった。

 最初は爆弾などハッタリだと思い、シェンホア達と合流して脱出計画を練るはずだったのだが、
本当に主催者に命を握られてしまっているのではどうしようもない。


「うゥん……」


 悩む。
 爆弾を取り出すことは不可能だ。
 人体を切り刻むのには慣れているが、開いてまた閉じるとなると話は違う。
 いっそ優勝を目指すか。
 だが、シェンホアには家を貸してもらっているし、ロットンはあれでも一応命の恩人だ。
 エダは……特に何もない。

 平戸ロイヤルを知っているらしい黒神めだかを探してみようか。
 何かしら情報を持っているかもしれない。
 流石に五十人以上を相手にするのは骨が折れる。
 何かこの爆弾を取り除く手段があるのなら、それを使って脱出した方が楽だ。

 そこまで考えた時だ。
 空中から周囲の警戒をしていたヘリコプターが報告する。


「遠くから二人組がこちらに向かっています。
 走っているので、ここに到着するまであと三十四秒。武器を持っているかはわかりません」


 その報告を受けて、ソーヤーは思考を中断した。
 二人組ということは、殺し合いに乗っていない可能性が高い。
 だが、この状況を見られるのは面倒だった。
 自分が殺したわけではないが、そう言ったところで信じはしないだろう。
 自分だって信じない。


「面倒なコとになるまエに、逃げルわ。下りテ…きなさイ」


 ソーヤーに従いヘリコプターは高度を落とす。
 地面すれすれのところで止まったところで、ソーヤーとスタンガンは操縦席に飛び乗った。
 近くに落ちていたデイバッグはソーヤーが回収している。
 中身はまだ見ていない。


「どこに向かいますか?」

「そウ…ね。デパートに、向かっテちょうダい。チェーンソーが、あルかもしれナいわ」

「チェーンソー好きですねえ」

「ダってチェーンソー…ヨ? あれイじょうの武器ナんて、こノ世に存在シないわ」

「そいうもんですか」

「かみサまだって、殺せル武器よ」

「そりゃ凄い」


 ヘリコプターが飛び上がる。
 遠くから男女の叫びが聞こえてきたが、回転するプロペラの音で何を叫んでいるのかまではわからなかった。
 三体にロボット超生命体はデパートを目指し、その場から飛び去っていく。
 後に残されたのは一つの死体と、二人の人間だけだった。





 ■  ■  □





「なん…だ、これは……」


 黒神めだかの目の前には地獄が広がっていた。
 これが人間のやることだろうか。
 少女の死体が横たわっている。
 しかも、ただの死体ではない。
 まず、両目が無い。
 窪んだ二つの穴が、とても不気味だ。
 そこにあったはずの両目は周囲には見当たらない。
 頭蓋は取り外され、脳が露わになっていた。

 信じられない光景だった。
 めだかにとって、これは正しくこの世の地獄だった。



「うわあああああああああああああん!! うわあああああああああああああん!!」


 めだかは泣いた。
 子供のように泣きじゃくった。
 名も知らぬ少女が死んだのが悲しかった。
 死体が切り刻まれていたのが悲しかった。
 自分が間に合わなかったことが、どうしようもなく悔しかった。


「めだかちゃん……」


 黒神めだかと吉良吉影がここに来たのは、遠くから銃声が聞こえたからだった。
 それを聞いためだかが急いでそこへ行こうとするので、吉良は必死にそれを止めたのだ。
 吉良吉影の目的は黒神めだかを最後まで生き残らせること。
 正確には、黒神めだかの『手』を『完全な状態』で手に入れることなのだが、
そのためには黒神めだかに生き残ってもらい、最後まで『手』に栄養を送り続けてもらわなくてはならない。
 ルールブックにデイバッグに入れた物は劣化しないとあったが、吉良は『心配』だった。
 もしもデイバッグの記述が嘘だったら。
 もしもデイバッグが誰かに奪われたら。
 もしも、デイバッグの効力が何らかの理由で失われたら。

 『手』をデイバッグに保存するのは最後の手段だ。
 自分がしくじって(無論、そんなことはないと思うが)めだかを死なせてしまった場合にとる選択であって、
今の自分がとる選択ではないのだ。

 とにかく、この黒神めだかという女性。
 かなり厄介な性格をしていた。
 全人類を幸せにするために生まれてきたと本気で思っており、
この殺し合いの主催者である平戸ロイヤルに対してすら
「私の知る平戸同級生はあのような者ではなかった。きっと何者かに唆されているに違いない。
 私が必ず平戸同級生の目を覚まさせて見せる」
 と言う始末だ。

 どうやら平戸ロイヤルが安心院なじみのことを知っているのが根拠だと言っていたが、
その安心院というのは何者なのだ?
 それを聞こうとしたところであの銃声だ。
 どうやらD-5が音源らしかったが、どう考えてもそこは危険だ。
 そんな危険な所に『彼女』を近付けるわけにはいかない。

 だが、わたしの制止むなしく、黒神めだかは走り出してしまった。
 まったくなんて速さだ。
 追いつくので精一杯だった。

 そして、これだ。
 先程飛び去ったヘリが居たところに近付けば、
……連続殺人犯のわたしが言うのもなんだが、気が狂ってる惨状がそこにあった。
 道路は一面血の海だ。
 どうしたらこんなことができるのか。

 ああ、めだかちゃんが泣き始めてしまった。
 こんな惨状を見た後では、全ての人を幸せにするなんて『幻想』から覚め、
ちゃんと『普通』の人間のように行動してくれることだろう。

 わたしは、そっと黒神めだかを抱きしめた。
 愛する人を抱きしめるように、優しく、包みこむように抱擁する。
 わたしの右手は、愛しの『手』にそっと触れている。


「めだかちゃん、これが『現実』なんだ……。『理想』と『現実』は、違うんだよ。
 全ての人を幸せにするなんて、土台無理な話だったんだ……。
 人間はこんなことをしてしまう生き物なんだ。そんな悪人まで、君は幸せにしようと言うのかい?」


 子供をあやすように、優しく理解させる。
 これで、彼女の『幻想』は壊れてしまったかもしれない。
 心に開いた穴は、そうそう埋まらないだろう。
 ならば、わたしがその開いた穴を埋めるまでだ。
 確実な信頼を得て、最後まで共に行動する。
 そして、わたしは完璧なる『手』を手に入れる!


「さあ、ここは危ない。どこかに隠れて……」

「悪人など……」

「え?」

「悪人など居ない!!」


 めだかはすっくと立ち上がると叫んだ。
 吉良はその勢いで尻餅ををついた。


「めだかちゃん?」

「きっとどこかで間違えてしまっただけなのだ! 間違いを正してくれる人がいなかっただけなのだ!
 教えてやれば人はちゃんと更生できる! 私はそう信じている!!」


 目から涙を零しながら、めだかは言いきった。
 そんなめだかを見て、吉良はめだかが意固地になって現実を受け止めていないのだと思った。
 だが、そうではない。
 黒神めだかはこういう人物なのだ。
 どこまでも人間を信じ、どこまでも理想を追い求める。
 そういう人物なのだ。



「良いだろう。現実が私の理想通りにならないというのなら、まずはそのふざけた現実をぶち壊そう!!」



 めだかは宣言した。
 そして固く誓う。
 必ず全員をこの殺し合いから脱出させる。
 誰も殺さないし殺させもしない。
 ここに集められた者達も、ここに我々を集めた平戸ロイヤルも何もかも全てを救ってみせると決意した。


「なッ……」


 吉良吉影は茫然としていた。
 どうして、そうなる。
 あの目の前の現実を突きつけられて、どうしてそう変わらずにいられる。
 『異常』だ。
 黒神めだかという人物はこれ以上ないほど『異常』だ。
 このままでは殺し合いに乗った人間まで救うと言い出しかねない。
 事実、黒神めだかはそんなことを決意していたが、吉良吉影はそれを知らない。

 そしてめだかはその決意を実行に移すべく、目の前の『現実』をぶち壊すべく行動を開始した。





 □  ■  ■





「あれ? ここは……」


 見知らぬ教室。
 そこの真ん中の席に翠星石は座っていた。
 どうしてここに居るのだろうか。
 それを思い出そうとして、思い出した。


「私……殺され……」


 思い出して、頭を抱えた。
 嫌な感覚が呼び起こされる。
 頭がずきずきと痛む気がした。


「やあ」


 誰かに声をかけられた。


「だ、誰ですか!?」

「そう怖がることはないよ。僕のことは親しみを込めて安心院さんと呼びなさい」

「あんしん……いん……?」


 安心院と名乗った女性は何者だろうか。
 セーラー服に身を包み、後ろのロッカーの上に座っていた。

.
「二回も死亡扱いされるなんてかわいそうな体験をしたね。同情するよ」

「……やっぱり、翠星石は死んだのですね……」

「いやいや、死んでないよ。死んだら無さ。何にもない」


 死んでない。
 そうは言われたが、ぴんとこなかった。
 自分は頭を割られたはずだ。
 それでどうして生きていられるのか。


「正確に言うと君は生き返ったんだけど、まさかあんな蘇生方法があったなんてね。実に面白いよ、ここは」


 安心院はくつくつと笑っている。


「おや? そろそろ時間だね。それじゃあ生き返ったご褒美に一つだけ教えてあげよう」

「教えるって……何をですか?」

「君のご友人の入速出やる夫と備府出やらない夫の二人のことさ」


 どうして二人の名前が出てくるのか。
 名簿を確認していなかった翠星石にはわからない。


「彼等二人もこのバトルロワイアルに参加しているよ。生きて会えると良いね」

「えっ……」


 やる夫とやらない夫がこの殺し合いに参加している。
 やる夫とやらない夫がこの酷い惨劇の舞台に参加している。
 やる夫が、この殺し合いの会場に連れてこられている。


「ど、どうしてやる夫まで居るんですか!? 私達が何をしたっていうんですか!?」

「教えてあげるのは一つだけだよ。
 ここでのことは覚えていないだろうけど、いい加減目覚めなさい」


 翠星石は何か言おうとしたが、声が出なかった。
 意識が真っ黒に塗りつぶされる。


「縁があったらまたおいで。僕はいつでもここに居て、このバトルロワイアルを見物しているよ」


 ここで起きた出来事が、何もかも意識の外へ消え去ってしまった。





 ■  ■  ■





 めだかがふざけた現実をぶち壊すべく向かったのは、翠星石の遺体だった。
 遺体に近付いためだかは、側に落ちていた『不退金輪』を拾い上げる。
 そして、そっとその不退金輪を翠星石の手に乗せた。


「めだかちゃん。一体何を……」


 吉良が疑問を口にした。
 その疑問は、すぐに解けることになる。

 翠星石の手に乗った不退金輪。その紋様の部分がギリギリと回転を始める。
 不退金輪とは千手観音が手に持つ持物の一つだ。
 宝輪とも呼ばれるそれは、本来なら回転などしない。

 ギュルギュルギュルギュル。


「なッ……!?」


 吉良吉影は目の前で起こったことが信じられずにいた。
 周りの血が、肉片が、遺体に向かって集まっているのだ。


「め、めだかちゃん……! 君はなにを……」

「わかりません」


 めだかはきっぱりと言い放った。


「わかりませんが、こうしなければ彼女は本当に死んでしまう。そう思ったのです」


 黒神めだかは異常なまでに異常だった。
 その異常性は学園の地下施設に行く時にも遺憾なく発揮されている。
 最初の関門、パスワードである。
 フラスコ計画の施設へ行くためにはパスワードで厳重にロックされた扉を通らなければならず、
その扉は一度に一人しか入ることができない。
 その法則は全くのランダムなのだが、彼女はそれを一発で突破し、
更に次のパスワードまでをも理解してしまっていた。
 フラスコ計画を担う十三人の『異常(アブノーマル)』、
『十三組の十三人(サーティン・パーティ)』もそんなことは朝飯前なのだが、
黒神めだかは彼らの上を行く『異常(アブノーマル)』だ。
 彼女の直感というものは、全てが真実に辿りついてしまうものなのだ。


 ギリギリ。ギリギリ。


 不退金輪の回転が止まる。
 そこには、綺麗に再生した翠星石の姿があった。
 弾けた服も、染みついた血も全て元通りになっている。


「う……ううん……」

「!! 大丈夫か!? どこか痛むところはないか!?」


 翠星石が意識を取り戻す。
 そして、思い出す。
 自分がどんな酷い目にあったのか。
 どんなに怖い目にあったのか。
 それを思い出した。

 そんなことは露知らず、めだかは翠星石を抱え起こそうと手をかけた。
 めだかの手が翠星石に触れた瞬間。


「いっ、いやああああああああああああああああああああ!!!」


 翠星石は暴れ出した。
 もう『誰か』は怖かった。
 また酷いことをされるんじゃないかと怖かった。


「落ち着け! 私は味方だ!」

「嫌あああですぅ!! こっち来んなですぅ!!」


 翠星石は目を開けているが、その目は空洞になっていて何も見えない。
 どうして何も見えないのか。
 この目の異様な涼しさはなんなのか。
 早くここから離れたい。
 誰にも会いたくない。

 そう、強く思った時だ。
 翠星石の体が、倒れた姿勢のままで急にありえない速度で動き出した。


「何!?」


 『ベアリングロード』。
 乙女座銀河団に属するハテノハテ星群、
そこに存在する中央惑星の『ドリーマーズランド』に敷設されている道路だ。
 その道路の上に彼女は居た。
 そして、ベアリングロードは彼女の意思に反応し、
その思いを動力として道表面の小さなボールを回転させ、彼女の体を動かしたのだ。


「待て!!」


 めだかは叫ぶが、遅かった。
 翠星石は凄まじい速さで遠ざかっていく。


「くっ! 吉良殿! 私達も彼女を追いますよ!」

「追う!? あんな速度で遠ざかっていくあの子をどううやって……」

「この道路を見てください! 表面が小さな玉で作られています!
 恐らくは思考に反応してこの道の上を移動することができるのでしょう。
 地図に記された道路とも場所が一致するので、
 地図に描かれているこの道全てがこの思考で移動可能な道路と見られます!」


 めだかは一気にまくしたてる。


「話している間にも彼女は遠ざかっています!
 銃声も気になりますが、彼女に追いつき保護した後に急ぎそちらにも急行します!
 吉良殿は私に付いて来てください!」


 それを言い終えると、めだかは翠星石の後を追うようにベアリングロードを滑り始める。
 いや、滑るだけではない。
 道路表面の玉の回転と合わせて、足も動かし走っているのだ。
 その速度は、ベアリングロードの最大速度よりも速かった。


「ま、待ってくれ!!」


 思うだけで自分の体が動く?
 試してみると、確かに足を動かしていないのに体が動いた。
 そこで、疑問が湧く。
 何故、あの木彫りの何かを死体に握らせれば蘇るとわかったのか。
 何故、この不思議な道路について一瞬で理解できたのか。

 最初のあの場所で、彼女は主催者と知り合いらしいことは分かっていた。
 何かこの殺し合いについて知っているのだろうか。

 疑問は起こったが、関係ない。
 彼女の『手』は必ず守る!
 それが、この吉良吉影に提示されたたった一つの道標。

 吉良吉影は黒神めだかの後を追う。
 黒神めだかは、随分先に進んでしまっていた。





  □  □  □





 翠星石は闇の中を進んでいた。
 目を開けているはずなのに、なんの景色も映らない。
 目の中に風が入り、異常に冷たかった。

 いったい自分はどうしたのだろうか。
 あの『誰か』に酷いことをされたのだろうか。

 恐る恐る、自分の目に瞼の上から触れてみる。
 感触が、おかしかった。
 あるはずの物がなかった。
 瞼の上からでもわかる、あの柔らかい感触が存在しなかった。


「いやああああああああああああああああああああああああああ!!」


 翠星石は理解した。
 自分の両目が無くなっていることを、理解した。


「やる夫………」


 翠星石はぎゅっと手に持っている『何か』を握りしめた。
 これが自分の命を救ってくれるような気がして、大事に大事に握りしめた。


【翠星石@2ch 復活】



【 D-4 北東部 一日目・深夜 】

【キモオタ@2ch】
【状態】健康。興奮状態。
【装備】眼鏡、バンダナ、Xガン@GANTZ、空飛ぶふろしき@ドラえもん
【持ち物】基本支給品一式、不明支給品0~1
【思考】
基本:最後まで生き残って二次元に行く。
1:影のように潜み、物陰から狙い撃つでござる。
2:先手必勝でござるよ。
3:
【備考】
※翠星石を殺したと思っています。
※空飛ぶふろしきに包まれて、物陰に隠れながら北に移動しています。
※名簿にはキモオタの本名が記載されています。





【 E-4 空中 一日目・深夜 】

【フレデリカ・ソーヤー@ブラック・ラグーン】
【状態】健康。ネクロフィリア大帝ソーヤー(ロボット超生命体。残り十五分)
【装備】腕時計、ヘリコプター(ロボット超生命体。残り十五分)@魔人探偵脳噛ネウロ、
    警棒(ロボット超生命体。残り十五分)@とある魔術の禁書目録、
    ギモーブ(体内)@パンティ&ストッキングwithガーターベルト
【持ち物】基本支給品一式×2、不明支給品0~2(未確認)、刈払機@現地調達品、
     鋸@現地調達品、その他ホームセンターで手に入れた物
     頭の中の爆弾@現地調達品、翠星石の右目@現地調達品、 翠星石の左目@現地調達品
【思考】
基本:生きてここから出る。
1:チェーンソーが欲しい。
2:頭の爆弾が厄介ね…。これからどうしようかしら…。
3:シェンホアとロットンに会ったらとりあえず話だけでもしてみる。
4:どこかにキュートな死体はないかしら?
【備考】
※参戦時期は原作9巻終了後のどこか。
※頭の中の爆弾を確認しました。
※翠星石(名前は知らない)は死んだと思っています。
※ヘリコプターに乗ってデパートを目指しています。





【 E-4 南西部 ベアリングロード上 一日目・深夜 】

【翠星石@2ch】
【状態】両目喪失。恐慌状態。
【装備】腕時計、不退金輪@GANTZ
【持ち物】
【思考】
基本: もう酷い目には遭いたくないですぅ……
1:家に帰りたい。
2:目が……。
3:やる夫……。
【備考】
※頭の中の爆弾が無くなりました。
※ソーヤーの姿はぼんやりと認識しました。
※ベアリングロード上を南に向かって移動しています。
※翠星石の両目はソーヤーのデイバッグ内にあったため、再生できませんでした。
※名簿を確認していません。



【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】腕時計
【持ち物】基本支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いを阻止し、全てを救う。
1:少女(翠星石)を追う。
2:後から来る吉良吉影はちゃんと付いてきていると信じている。
3:
【備考】
※生徒会選挙編終了後、安心院なじみの存在を知った後のどこか。
※ベアリングロードを確認しました。
※地図上に記されている道路はベアリングロードなのではないかと仮説を立てました。



【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】腕時計
【持ち物】基本支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本: 黒神めだかの『手』を完全な状態で手に入れる。
1: 黒神めだかを追う。
2: 黒神めだかと共に行動し、黒神めだかを守る。
3: 隙を見て他の参加者を殺害していき、最後の最後に黒神めだかを殺害する。
【備考】
※『川尻浩作』となり、承太郎達から逃亡を果たした直後から参戦しています。
※ベアリングロードを確認しました。





【Xガン@GANTZ】
キモオタに支給された。
メンバーが一般的に使うハンディサイズの銃。
太い円筒形の本体にグリップをつけたような形状。
射程は短いが軽量でコンパクトなので初心者でも取り扱いが容易。
なおスーツのホルスターに納める事も出来る。
撃った対象を内部から爆発させることができる。
生体に使うと、命中部分が破裂する。
着弾してから効果が発現するまで数秒のタイムラグがある。
上部にあるダイヤルでエネルギーの放射量を調節可能。
また本体後部のモニター画面には対象を透視するレントゲン機能を備え、相手の弱点を探ることも出来る。
発射時には本体部分の前後2個所が展開し、X型に変形する。
トリガーが2つあり、上のトリガーがロックオン用、下のトリガーは発射用となっている。
基本的には「上のトリガーでロックオンして、ロックオン状態で上下のトリガーを引く」というプロセスで使用され、
発射されたエネルギーは、発射時の銃口の向きに関係なく命中する。
ロックオンしてから上下トリガー併用による発射までは、任意で時間差を設ける事が可能であるが、
戦闘時においては「上のトリガーを引いてロックオンしたまま下のトリガーを引く」
という簡略化されたプロセスでも使用される事も多い。
発射に関する仕様はYガン・Xショットガンに共通である。
応用としては、複数の対象をロックオンしてから発射するチャージショットも可能。
「Xガン」の名称は、透視機能にちなんでレントゲンの「Xレイ」と、発射時の「X型」の形状から加藤が命名した。
発射音は『ギョーン』。
制限により、連続で使用できない。


【不退金輪@GANTZ】
翠星石に支給された。
千手観音が持っていた物。
見た目は木彫りの宝輪とも呼ばれる持物(じぶつ)。
その正体は生体反応を逆行させる特殊装置。
体を粉砕されても再生可能。
体に触れていない状態では作動しない。
制限により、死後十分以内に使用しなければ死後の再生はできない。
蘇生に使用された場合、一時間機能が停止し使用不可となる。
その他の制限については後の書き手にお任せします。



【空飛ぶふろしき@ドラえもん】
キモオタに支給された。
巨大な風呂敷で、広げた上に人が乗ると、ひとりでに風呂敷包みの形になって空を飛ぶ。
制限などは後の書き手さんに任せます。



【ギモーブ@パンティ&ストッキングwithガーターベルト】
フレデリカ・ソーヤーに支給された。
ロボット超生命体メストロンのコア。言うなれば心臓。
見た目は美味しそうなマシュマロ。
ストッキングが美味しいと言っていたので、多分甘い。
これを体内に入れるとロボット超生命体に変貌する。
頭から出したアンテナから光を照射すると、無機物を部下のロボット超生命体に生まれ変わらせることができる。
制限により、三十分間しかロボット超生命体になれない。
それを過ぎると自動的に体外に出される。
それと同時に部下も元に戻る。
次に使用するには三時間待たなければならない。



【警棒@とある魔術の禁書目録】
フレデリカ・ソーヤーに支給された。
姫神秋沙の所有物。
見た目は警棒だが、スタンガンが埋め込まれている。
姫神曰く魔法のステッキ。



【ヘリコプター@魔人探偵脳噛ネウロ】
フレデリカ・ソーヤーに支給された。
アイが警視庁の屋上へXを迎えに行った際に使った物。
銃火器を詰み込んでいたが、それは没収されている。



【刈払機@現地調達品】
フレデリカ・ソーヤーがホームセンターで入手した。
エンジンをかけると先端の丸ノコが回転する。


【鋸@現地調達品】
フレデリカ・ソーヤーがホームセンターで入手した。
普通ののこぎり。


【頭の中の爆弾@現地調達品】
フレデリカ・ソーヤーが翠星石から入手した。
参加者全員に埋め込まれている直径一センチ程の爆弾。
その威力は頭を吹き飛ばす程度。
禁止エリアに近付くと『ピンポロパンポン』と音が鳴る。


【翠星石の右目@現地調達品】
フレデリカ・ソーヤーが翠星石から入手した。
瞳がルビー色をしている。


【翠星石の左目@現地調達品】
フレデリカ・ソーヤーが翠星石から入手した。
瞳がエメラルド色をしている。


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壊【そげぶ】(前編) キモオタ
フレデリカ・ソーヤー 屋上プレイ
翠星石 Night of the Living Dead
舞い降りし道標 吉良吉影
黒神めだか
行動開始 安心院なじみ
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