怪物強盗 ◆lsyxYDCLUQ
「……何だったんだろうな、あれ」
Xは、ぼんやりと空を眺めながら考えていた。
自分の置かれている状況、ましてや『殺し合い』などという残虐な発想について、ではない。
自分の置かれている状況、ましてや『殺し合い』などという残虐な発想について、ではない。
「凄い。凄すぎる」
彼が気にかけていたのは、この『会場』全体に漂う、異質な雰囲気。
「ホントに凄いや。これなら、もしかして俺の『正体(なかみ)』も……!」
彼が歓喜の表情を浮かべているのには、理由があった。
彼は、自分の正体が何なのかを知らない。
彼は、『特別』な人間なのだ。
人間離れした身体能力を筆頭に、異常なまでの再生能力、挙げ句の果てには
瞬時に体の形を変える、変身能力すらも持っている。
その能力の根幹は、彼の細胞が、まるで癌細胞の如く常に変異を続けていることにあった。
彼は、『特別』な人間なのだ。
人間離れした身体能力を筆頭に、異常なまでの再生能力、挙げ句の果てには
瞬時に体の形を変える、変身能力すらも持っている。
その能力の根幹は、彼の細胞が、まるで癌細胞の如く常に変異を続けていることにあった。
しかし、万能にも見えるその能力の副産物として、彼の記憶は片っ端から奪われていく。
脳細胞までもが変異するため、『本当に重要なこと』しか記憶にとどめておけないのだ。
脳細胞までもが変異するため、『本当に重要なこと』しか記憶にとどめておけないのだ。
彼は、自分の正体を知らない。
忘れてしまったのか、元から知らないのか。
とにかく、知らない。
忘れてしまったのか、元から知らないのか。
とにかく、知らない。
彼は、知りたい。
彼は、どんな手を使ってでも『自分の正体』を知りたい。
彼は、どんな手を使ってでも『自分の正体』を知りたい。
そのために、自分に近い者、つまりは異常な能力を持つ者の『中身』を見ようとしてきた。
もっとも、その相手は『魔人』。
相手の中身を見るどころか、自分の内臓(なかみ)を散々に傷つけられてしまった。
もっとも、その相手は『魔人』。
相手の中身を見るどころか、自分の内臓(なかみ)を散々に傷つけられてしまった。
それも当然、相手が悪すぎたのだ。
しかし、彼にはそれしか道がなかった。
だから、無惨に敗北し、地を這うことしか出来なかった。
しかし、彼にはそれしか道がなかった。
だから、無惨に敗北し、地を這うことしか出来なかった。
だが。
それが、今ではどうだろうか。
それが、今ではどうだろうか。
自分やあの魔人と同じ、下手をすればそれ以上の力を持つ人間が、
ここには溢れ返っているではないか。
ここには溢れ返っているではないか。
「あは」
少年は、無邪気に狂喜を浮かべる。
そう。これは、自分の正体を知る、最高の機会(チャンス)ではないか。
そう。これは、自分の正体を知る、最高の機会(チャンス)ではないか。
「あは、あはははははははは!!」
それに、もしそれで駄目だったとしても、まだ希望はある。
あの平戸とかいう女は、『何でも願いを叶える』と言った。
ならば、最後まで生き残り、彼女に頼めばいいのだ。
『俺の正体を教えてくれ』と。
あの平戸とかいう女は、『何でも願いを叶える』と言った。
ならば、最後まで生き残り、彼女に頼めばいいのだ。
『俺の正体を教えてくれ』と。
「あはははははははははははははははははははははははははははは!」
突然、Xは笑いを強くする。
そして、首をグルリ、と一回転させ、
そして、首をグルリ、と一回転させ、
「そこにいるのは、分かってるよ!」
草むらの陰から、息を飲む音が聞こえた。
そこに隠れていた人物は、とっさに逃げようとしたようだが、もう遅い。
そこに隠れていた人物は、とっさに逃げようとしたようだが、もう遅い。
「逃げないでよ」
一瞬の間もなく、人影はXに組伏せられる。
「ねぇ」
狂気の言葉に、人影は身を固くする。
「替わってよ」
ヒュウ、と人影の喉がおかしな音をたてた。
構わず、Xは人影に手を伸ばす。
そしてーー。
構わず、Xは人影に手を伸ばす。
そしてーー。
ーーーーーーーーーーーーーー
ぐしゃ、ぐしゃ、ぐしゃ。
肉を裂き、骨を砕く音が連続する。
音が鳴り止んだとき、そこに立っていたのは先刻の人影のみ、に見えた。
ぐしゃ、ぐしゃ、ぐしゃ。
肉を裂き、骨を砕く音が連続する。
音が鳴り止んだとき、そこに立っていたのは先刻の人影のみ、に見えた。
「ちぇ、コイツの中身はハズレだったかな」
だが、違う。
その声は、まさしく人影のものだった。
だが、そこにこめられる感情の色が、全く違うのだ。
その声は、まさしく人影のものだった。
だが、そこにこめられる感情の色が、全く違うのだ。
「こうやって殺してけば、いつかはアタリに出会えるカナ?」
姿形、声までも人影に『なった』Xは言う。
「待っててね、俺の正体」
彼、あるいは彼女は、子供のような純朴な笑みを浮かべ、
「必ず、見つけてやるから」
声だけを残し、Xの姿は闇に消える。
本気を出した怪物は、暗闇へと身を委ねる。
本気を出した怪物は、暗闇へと身を委ねる。
少しずつ、本当に少しずつ、ゲームは加速していく。
【D-7、自然公園/一日目、深夜】
【怪盗X@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】変身中
【装備】人影のもの
【持ち物】支給品二セット、ランダム支給品1~6個
【思考】
基本:殺し合いに積極的
1:ひとまずコイツ(人影)になって次のターゲットを探す
【備考】登場人物の誰かに成り代わっています。
この時間軸以降、どのキャラもXの可能性があります。
原作時間軸、成り代わっている人物は(矛盾していなければ)後続の方に任せます。
【状態】変身中
【装備】人影のもの
【持ち物】支給品二セット、ランダム支給品1~6個
【思考】
基本:殺し合いに積極的
1:ひとまずコイツ(人影)になって次のターゲットを探す
【備考】登場人物の誰かに成り代わっています。
この時間軸以降、どのキャラもXの可能性があります。
原作時間軸、成り代わっている人物は(矛盾していなければ)後続の方に任せます。
【???@???】
【状態】箱っぽくまとめられてる
包んでいるのは、Xの着ていた衣服
【状態】箱っぽくまとめられてる
包んでいるのは、Xの着ていた衣服
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| 行動開始 | 怪盗X | Night of the Living Dead |
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