ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

合作導入部

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akakami

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心地よい潮風が駆け抜けていく。

四方を海で囲まれた島の中央にそびえ立つ、巨大な円筒形の古めかしい建造物。
明らかに現代建築ではない、数百数千年は経過しているだろう外観。
その内部は最新のポケモンバトルの設備が整っている。

「バトルタワー」と呼ばれるこの施設をいつ、誰が作ったのかは誰も知らない。
金持ちの道楽とも何らかの組織の仕業とも言われているが、それを確認した人間はいないのだ。

古代遺跡を再利用したと言われているバトルタワー。
そこでいつからポケモンバトルが行われていたのかは定かではないが、人が集まるところには街ができる。
その知名度はこの世界に徐々に広がっていき、いつしかこの場所はポケモンバトルのメッカとなっていた。

今はポケモンリーグ主催で公式戦が毎日のように行われている。
バトルタワーを制したトレーナーは「タワータイクーン」として称えられるのだ。



トレーナー達がここに集まる理由はもうひとつある。

ここには「不思議のダンジョン」と呼ばれる謎の遺跡が存在している。
そのダンジョンは入る度にその姿を変えるので地図は役に立たない。
時や時空に関係するポケモンの仕業とも言われているが、その真相を解き明かした者はいない……

だが、そんな不気味で危険なダンジョンでも、トレーナーの心を惹き付ける理由。
このダンジョンには遠く離れた地方のポケモンが生息しているのだ。
確認されただけでも400種以上、それは図鑑で確認されているほぼ全てのポケモンの種類に匹敵するのだ。
レアなポケモンを求め、ダンジョンへと足を踏み入れるトレーナーは後を絶たない。


バトルタワー、そして不思議のダンジョン。
このふたつの場所により、この島はポケモンに携わる者達の集う島となったのだ。


そして、ここで最近不可解な事件が起こっている。
島に来たトレーナー達の中に「この島の事を知らない」人間がいるのだ。
彼らはこの島の事どころか、この地方の事すら知らない。
だが、彼らもポケモンに関わる者達だった。



そんな不穏な空気が漂う中、トレーナー達の物語は始まる。

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