ジルベール・デュボン

名前 ジルベール・デュボン
性別 男性
年齢 34
身長 182cm
体重 77kg
所属 カノッサ機関・"円卓"
好き 金・権力
嫌い 正義・権力
趣味 金貸し

【人物】

カノッサ機関の六罪王であり、"円卓"を事実上支配する"暴王"。或いは"獣の王"。
性格は狡猾で残忍、卑怯で合理的、基本的には自己中心的で他者を見下す所がある。
相手に利用価値があると判断した場合は積極的に関係を築き、金銭等の面で支援しようとするが
これはあくまでリターンを求めての投資であり、自身の目的のための"手札"を集めているだけである。

  • 『外見』
    外見についてはこれと言った特徴がなく、栗色の髪と黒い瞳程度の符号しかない。
    不遜な笑いを浮かべることも多いが、これは大概楽しんでいるときか、相手を馬鹿にしている証拠。

    服装などに関しては多彩なバリエーションがあり、金貸しとしての紫のスーツをはじめとして
    ラフな黒いコート、交領衫、長袍といった漢服や、洒落た萌黄色の着流し、某国の軍礼装を着こなす。
    合わせて髪型をいじることも多く、肩までの長髪をオールバックにしたり、片目を隠すように垂らしたり
    軍服を着る際は衣装に合わせて左右を刈り上げた精悍なスタイルにするなど、あまりこだわりはない模様。

  • 『行動』
    現在は"公安"を巡って、"黒幕"と敵対する"円卓"に身を置いており
    他に主要な力量のある者が居ないこと、その理念が自身の思考と一致することから
    実質的な指導者のような立ち位置(複合体の主たる方針決定者の立場)にいる。

    なお、円卓自体は単なる集金システムであり、守るべき対象ではなく
    搾り取れるだけ搾り取って、いずれは"潰す"と考えている。

  • 『思想』
    徹底して正義を嫌う。対象はいわゆる正義漢、警察、公安、UNITED TRIGGERなど。
    理由は不明であるがその嫌悪は尋常ではなく、対抗する際は明確な殺意を持って臨む。
    ただし見境がないわけではなく、自分に利すると判断した相手であれば会話にも応じる。

    例外的なのは公安三課であり、そこに所属する人員。そもそも気に食わないということもあるが
    メンバーの一人と交戦したことが原因となり、彼ら全員を『喰ってやる』とメッセージを送っている。

【能力】

・『Cursed One-呪われし者-』

憎しみ、苦しみ、妬み、嫉み、怨嗟、呪詛、などなど
およそ人間が持ちうる負のエネルギーを引き寄せ、憑依させ、そして使役する力。
言うなれば呪いというエネルギーを具現化させる能力であり、外見上は黒い靄を操作するものである。

この能力は自身、或いはその周囲に漂う呪い(そう呼称し得る人間の負の感情)を自身の元に吸い上げ
これを靄として具現化、更に濃度を増すことで黒い槍や縄へと変化させ
物理的な攻撃手段として活用できる、というものである。
この靄に関しては、各段階において次の症状が現れる。

  • (1) 靄に近付く、纏われる
    不快感(むかつき、吐き気、めまい、頭痛など)、嫌悪感、恐怖、軽度の錯乱
    基本的には重篤な症状が出ることはなく、純粋に『嫌な気分』になる程度である。
    しかしながら過敏な反応を示す場合は近付くだけでも嘔吐する可能性も十分にあり
    その不快感から、当該能力者への忌避感を抱かせる事が多い。

  • (2) 具現化した武具による接触(負傷)
    体調不良(強い吐き気、嘔吐、虚脱、失神)、パニック、ヒステリー、幻覚
    重篤な症状。全身の力が抜けていき、各種の肉体的不調が顕在化する。
    精神的にも影響が及び、トラウマを持つものはそのフラッシュバックが起こることもある。
    敵と味方の見分けがつかなくなる、言葉が届かなくなる、有りもしない妄想に取り憑かれるなど
    こういった症状が出た場合は事後についても相応の処置が必要であり
    肉体的・精神的に大きな後遺症を残すことがある。

  • (3) 長期継続的な接触、当該能力者による多量の直接投与、当該能力保有者
    慢性的な幻聴、幻覚、精神的分離、極度の妄想、記憶の混濁、その他各種の難治性精神障害
    一度の戦闘においては生起し得ないが、可能性として有り得る症状。
    この段階に至ると基本的に快癒は難しく、特に精神的に深刻な後遺症が残る。
    一般人がこの段階に陥ると精神病棟への収容を余儀なくされ
    併発的に幼児退行、記憶喪失、植物状態へと悪化する場合もある。
    また肉体的な憔悴も著しく、能力の影響下から抜け出せない場合、やがては死に至る

  • (4)当該能力保有者の耐性に関する考察

【戦闘】

  • 『近接戦闘』
    後に示す『龍刃』を用いたナイフ及び青龍刀による攻撃が主となる。
    その攻撃は武道を極めた物に比べて型にはまらない、実地で鍛えた独自のもの。
    故に相手を殺すこと、戦力を削ぐことに関しては非常に合理的であり
    本人の体格もそれを助け、力強い一撃をここぞというときに叩き込む。

    また戦闘時は常に相手から目を離さないということを意識している節があり
    攻めだけではなく守りについても上等。堅実な一手を選び、肉を切らせて骨を断つ戦法は取らない。

  • 『中距離以遠における戦闘』
    『龍刃』を"矛"として使用し、相手を一撃のもとに仕留める戦法を多用する。
    また能力を使用した遠距離攻撃を行うことも在る。

    ただし基本的には拳銃や魔術などといった長距離に対する対抗手段は持っておらず
    そちらを専売特許とする相手に対してはその時々で対応を変えて対処するか
    あるいはそもそも戦わないという選択肢を取る。

【所持品】

  • 『龍刃?』
    柄に東洋の龍の意匠が施された魔装。
    ナイフ、青龍刀、矛に変形することが出来る、貴重なマジックアイテム。

  • 『黒のメガクルーザー』
    私有車。様々な改造が施されており,例えばガラスは防弾仕様、扉には内張の鉄板が仕込まれ
    タイヤはパンクしても走り続けられる軍用に履き替えられている。
    『生き抜く』ことをコンセプトにしているらしく、相応に金がかかっている様子。

【交友関係】

(1) 霧崎 舞衣
因縁の相手。路地裏で一度斬り合い、その際は逃亡により敗走。
相手には『魏尤』と名乗っており、徹底的に馬が合わない。

(2) ミラ・クラァケ+
紆余曲折を経て機関の施設に匿っている、最も信頼の置ける仲間で、婚約者。
"婦警""麻季音""博士"など、公安関係のネタ元はここ。

(3) カチューシャ(No.3)
苦手。公安関係で手を組んだ機関内の協力者である。
薄氷のごとき信頼をおいているが、会話をしていると自分が乱され
徐々にガワが剥がれていくのを如実に感じるため苦手、である。
ただ、彼女の優しさには一定の感謝をしている様子。

(4) カタロス(No.30)
路地裏で遭遇した剣士。彼のことを自らNo.30に推挙しており
また公安関係についても協力関係を築いている。ただし、彼の殺気など
いくつかの点から完全には信用しておらず、知らせた情報も穴空き。

(5) 
殺人現場にて居合わせた不倶戴天の相手、公安三課
殺し合い、追い詰め、しかし反逆され仕留め損ねた呪うべき少女。
彼女とその仲間に対して、ジルベールは殺害予告を送っている。

(6) 曽根上ミチカ
"婦警"。ミラ・クラァケから危険人物との報告を受けていたものの
邂逅した際は穏便に会話をし、"黒幕"への勧誘を断っている。
どちらにしろ『いずれ殺すべき相手』と考えており、その能力と人格を警戒している。
また、彼女からは"初瀬 竜胆"の名で呼ばれている。

(7) 赤崎桐子
それなりの好意を持って夢を語った相手、私的な協力者。
彼女の持つ"神"により、夜の国領下の都市国家アスタンを襲撃させた上で
"ブラスフェミア"の手駒を利用して奪還するというマッチポンプのキーウーマン。
連絡手段として特殊な紙を受け取っており
また、通信内容を魔術で暗号化する指輪の開発にも一役買っている。

(8) 蒼月 慎
路地裏で出会った厭世家っぽい少年。
不貞腐れていながらも合理的な判断ができる所が気に入ったので
円卓、というよりも私的な協力者として勧誘。
衣食住の保証をするから、必要なら電話しろと連絡先を伝えた。

(9) ブラスフェミア
"Crimson"と並んで、アスタンの一件でのマッチポンプの主役。
"円卓"のメンバーであると同時に私的な協力関係も結んでいる。

(10) 厳島命
対黒幕の協力者。しかし、それを除けば完全なる敵。
あまり深く話しては居ないが、互いにいずれは殺し合う相手と理解している。

【備考】

  • 『名前』
    ジルベール・デュボンの名は偽名である。魏尤、アルフレッド・ノーマンという名もまた同様。
    真の名前は部下も知らず、来歴不明のため本人以外は全く知らない。
    ちなみにこれらの名は、すべて彼が殺した人物のものである。(リンドウはただの嘘)

  • 『夢』
    国を買う』こと。ただし、現段階では"都市国家程度"の国を、ということである。
    購入した国において世界中から人材を募り、それが奴隷であろうが将軍であろうが
    また行き場を失った元犯罪者でも異形の怪物でもジルベール・デュボンの名の下に
    "食客"として養い、己の"手札"とする事がその目的である。慈善事業ではない。

    なお、ここで得た"手札"と"金"で更に一つ上を目指し、最終的には"世界を買う"と宣っている。

    現在、夜の国領下の都市国家アスタンを「リンドウ・ハツセ」の名で統治しており
    復興という名の要塞化を推し進めている。身分問わず、人材募集中。衣食住及び金銭面の保障あり。

  • 『異能性障害』
    能力の影響により常に幻覚・幻聴・体調不良に悩まされている。
    幻覚の内容は糶カイ譌あ腐扌m囘ルことと、無数の亡者たち。
    幻聴は主として亡者による呪詛と、"己"を語る亡霊のネガティブな独白。
    要はグロ肉

  • 『雇用人』
    クズノハ、という妖狐を雇っている。
    職務内容としては魔術に関する諸事、円卓関係の内偵、アスタンの間接統治など。
    完全に金銭的な契約であり、互いにそれは理解した上での協力関係。
    ちなみに契約金は月250万の基本給+歩合。

交領衫


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最終更新:2018年07月30日 01:26