ねぇ分からないの、私にはね、あそこは凄く心地よい場所に、思えたの                    
気を抜いちゃダメ、果てる最後の一滴まで、気を持たなきゃ
ふしだらな私に仕置きが欲しいの                                                                                 
加爾基の香り、栗の花の匂い、も一つは今は内緒に
一方的に嬲って傷つけて虐めるのが愛だなんてそんなもの悲しすぎるの                    
私に、愛を、謡わせて


カチューシャ
Катюша

CONTENTS



 

Character


Looks        

【プラチナブロンドの長い髪、紅が差したマリンブルーの瞳、白銀のロザリオを首筋に垂らして】
【零れ落ちそうな豊満な胸を、大きくはだけさせた黒いスーツと短いタイトスカート、スラリと伸びた両脚をストッキングで包む】
【白いコートを袖を通さず羽織り、高いピンヒールを履いた、どこか幼げな横顔が印象的な女性】

非常に煽情的な格好をしており、均整の取れた抜群のプロポーション。
モデル顔負けなスタイルであるが身長はピンヒールで盛っている部分が多い。
特徴的な髪色は多くの人から別人に似ているとの指摘を受け、首に掛けたロザリオもまた誰かからの貰い物らしい。

マリンブルーの瞳の中に朱色が混じっているが、時折意志を持っているかの様に色が濃くなる。
総括して妖艶で淫靡な印象を与える女性だ、時折幼げな表情を見せることもあり、実年齢は意外と若いのかもしれない。
肌の色や髪の色など、降り積った雪の印象を強く与える。

About        

常に媚びる様な猫撫で声、スキンシップは最早日常茶飯事であり、見境無く甘えて傅く。
異性同性問わず愛の対象であり、言葉巧みに近づき言葉を嘯く。
その実用いる言葉は時折優美に、それでいて辛辣な時もある、総じて掴みどころのない性格といえよう。

行動理念は非常に曖昧模糊としているが、カノッサ機関の人間としてある程度の行動指針は持っている。

その正体はかつて、UNITED TRIGGERの狙撃手として名を馳せたソニアそのものであった。
ここ数年行方をくらましていた彼女はカチューシャと名乗り、機関の先兵と化していた。

その間にあったのは変容。身体の姿形はそのままに、人格を……否、内面を大きく変容させた。

何があったか。それは嵯峨野 鳴海による< harmony/plan>の成れの果てであった。
行われたのは遺伝子分解。
形状すらも分解される遺伝子操作を受け、彼女は一度姿形、知識、記憶さえも遺伝子に分解された。
その状態で彼女の記憶────新世界に来てから皆と紡いだ幸福の記憶を<NTD>を用いて焼却。

そうして再び形状を得たのが彼女である。姿形遺伝子は全てソニアのものと一致する。
けれども彼女の新世界での記憶はもうどこにもない、彼女の知性は全て、無垢な状態で遺伝子に従う。
しかし、その生来の性格は争いとは無縁の、慈愛に満ちた優しいものであった。

────故に条件付けられたオペラント"魔女"の手によって。

痛みであった。徹底的に嬲り、傷つけ、苦痛を与える。その後に代わる代わる愛してるよと嘯く。
それ以外の感情を持つたびに記憶を消す、その結果生まれたのが、苦痛を与える事こそが愛と信奉する彼女。
愛に満ちた狙撃手は、愛に魅せられた狙撃手へ────矛盾を抱えたまま、彼女は笑顔で生きる。

ソニア時代の記憶は最早何処にも存在しない。分解され焼却された記憶など何処にも残っていないから。
けれども、レグルスとの戦闘の最中、一度も名乗られていない彼の名前を紡いだ。
結果的にそれはレグルスを嵌める為の罠であったが、僅かな可能性がそこには在った。

また、レグルスとの戦闘中にはっきりとしたが、ソニアと呼ばれる事を非常に嫌う。
彼女の言に依れば、自分ではなくソニアを見ている人間が腹立たしいと言う。

Group
カノッサ機関所属のナンバーズ。『No.3』の名を冠する狙撃手。
ロジェクト嵯峨野 鳴海といった"黒幕"の人間の手助けをしている。
その一方で自由に振る舞う事も多く、コインの裏表ですべてを決めるように、相手への接し方を変える。

基本的な行動指針は猫の様に気まぐれであるが、機関の命令にはそれなりに従っている。
カニバディールやロッソ、ドラへの戦闘はそれが顕著であり、攻撃を仕掛けることに躊躇はない。

 

Skill


Broken Glass Syndrome / Разбитый Стеклянный Синдром

彼女の扱う能力、鏡と硝子に関する能力体系。
詳しくは能力のページを参照。

Battle Style        

機関屈指の狙撃手であり、狙撃銃を用いた戦闘を得意としている。遠距離からのスナイプのみならず、高い身体能力を生かした近距離戦もこなす。
特に狙撃銃を杖術の様に扱い立体的な戦闘スタイルが特徴。
ブラックハートはその身のこなしから能力の匂いを嗅ぎとったが果たして──

 

History


初瀬 麻季音        

『UNITED TRIGGER』の酒場にて遭遇。彼女の素性を隠して交流した。
落ち着いた雰囲気の麻季音に惹かれるものがあるらしく、親しげに接している。何度も彼女の名前を呼ぶのが特徴的。

ジルベール・デュボン        

互いにナンバーズとして意識している他、ジルベールのコロコロと変わる雰囲気に好意を抱いている。
その一方で機関に仇なす可能性を持つとして釘を刺す辺り、組織に対する忠誠心も見せつけている。接吻した仲。

ディミーア・エルドワル        

最初は剣士として死闘を繰り広げた相手。ディミーアが機関に入ってからは果し合いがあったからか、非常に親しく接している。
互いに豪華客船へ乗り込み、ディミーアに命を預ける形となった。

また、水の国にある特区にて邂逅。互いに愛を確かめるように親し気な会話。
しかし、ディミーアが薬を求めて豹変、流れ込む形で戦闘に至った。
機関員とそれを殺すもの、私の知っている愛は、こんな哀しいものじゃない、と言ったけど。接吻した仲。

ブラックハート        

風の国』にて戦闘。互いに互いの命を奪わんとする死闘となった。
狙撃銃すらもダイナミックに扱う戦闘。全身兵器のブラックハートに対して其の銃のみで戦いぬいた。
戦闘の渦中ブラックハートが見せる弱さ。哀しい運命を背負い戦うブラックハートの姿。

あろうことか彼女はそんなブラックハートを見て、銃口を下ろし抱きしめた。
『機関』の裏切り者たるブラックハートに対して向ける愛、それこそが彼女の行動理念か。
ある種彼女が機関にいる理由すらも、そこにある様子で。

ラベンダァイス        

上記のブラックハートと共に戦闘。姿形を変えるラベンダァイスに対し戦法を大きく変えざるを得なかった。

那須翔子        

水の国で悪漢に絡まれている際に邂逅。
生真面目なその姿に擽られるものがあったのか、自ら素性を明かし禅問答。
初心な生娘をかどわかす淫らな姿。大分気に入った様子。

また、後日旧市街にて邂逅。戦闘になり傷つけあったが、優しい翔子の姿に興奮しつつ
軽い口づけを行い解放した。つまり接吻した仲。

その後事件にて邂逅。
魔導海軍に対して銃口を向ける彼女を止めようと、翔子が駆け寄ってきた。
冷たい言葉をかけつつも、ポイゾニックの攻撃から庇う様子を見せた。

また水国国会前デモ隊襲撃事件にて接触、この際は本格的な戦闘に入った。
最終盤、翔子が居るにも関わらず能力による一斉狙撃を敢行、結果として彼女に重傷を負わせた。

ロジェクト        

夢の中で出会う、無辜の英雄。オメラスで鬻ぐ、理想郷の一時。
一炊の夢から覚めたなら、枕元に置かれた『OMERAS』
歯車がゆっくりと、絡み始めた。

ケイ・ガーヴェイ        

水の国のカフェで出会った。同じ黒幕側の人間として、言葉を交わした。
怜悧なケイの言葉に喜びながら、勅命を受ける。
No.29カニバディールの偵察を命じられ、傅く様に受け取った。
報酬に要求したのは褒められる事、かわいがって貰いたいと嬉しそうに言う。

ロッソ        

カニバディールを狙う勅命を受け、その対象を追っていた最中に交戦する。
互いに銃を使う似た者同士、無数の銃弾の雲間に生きる者同士の戦い。
哀愁を携えたガンマンに、ダーリンの呼び名をつけながら、引き分けで去っていった。

キング        

忘れられた墓標で邂逅。幾つもの言葉を交わした。
そこで聞いたキングの歴史、長く深く広い繋がりの中で存在する男の物語。
それはどこか寂しげに響いた。彼女にはもう、無いものだったから。

託されるセリーナの名前。彼女にとって大切な名前を、もう一度託された。接吻した仲。

ジンジャー・ユースロット        

魔界から戻ってきたという彼と邂逅。そして紡がれる彼の意志。
カチューシャの話を聞き彼女の本心を話した。無限の愛を他者に広めるという思考。
ジンジャーとジャンクちゃんの心に大きく波紋を投げかけて、また会うことを誓った。


自宅に連れ込んだ。傷ついた彼女を介抱しながらいちゃいちゃ。
マリーの家がないと聞くと此処に居ていいよ、と言いながら、ぎゅーってしたり。

カニバディール        

市街地事件にて交戦。
ロジェクトやケイに命令を受けていた彼女は、裏切り者たるカニバディールに銃口を向ける。
しかし、彼は彼女を蔑視する。ソニアを知っている者だからこそ、今の彼女は空虚であると。

決着はつかなかった。けれども、確かな感情を彼女の中に残した。

ミラ・クラァケ        

御船千里の擬態をしていた彼女と邂逅。擬態は完璧であったが、御船としていた約束事により看破。
そのまま御船との約束を果たす為に彼の意志を継いでイヤリングをプレゼントした。

“ブラスフェミア”        

魔女と共に実験を観察中のブラスフェミアに接触、寝起きの為全裸であった。
そのままとろとろに蕩けていた。実験を受け分解されていた夕月を見て、なつかしいと一言。

アルベルト・エスカパル        

水国国会前デモ隊襲撃事件にて戦闘。変幻自在のアルベルトの魔術に苦戦を強いられる。
能力を用いた一斉狙撃で攪乱、そのまま逃走した。

レグルス=バーナルド        

ソニアであった頃の自分と関わりの深いレグルスと邂逅、そのまま流れ込むように戦闘に入った。
自分ではない者の名を呼ぶ相手に苛立ちを募らせる、しかしレグルスは彼女を攻撃しようとしない。
やがて放たれる暖かい炎。そして、情熱的な抱擁に、彼の名を思い出した。

しかし、それすらもレトリック。彼の傷口に指を突っ込み、苦悶する姿に嘲笑を浮かべた。


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最終更新:2018年05月21日 15:37