8-590
# こちらもエンディヴィエの方を進めてみる。
# 後、ティエル(セブンフォートレス)とシア(セブンフォートレス)追加。
# 後、ティエル(セブンフォートレス)とシア(セブンフォートレス)追加。
「姫さまぁ~~~。少し休憩しませんか~~~。」
そう言って眼鏡をつけたメイド服の女性が疲れたような声を上げながら前を行く女性に声をかける。
「いいえ、シア。まだ先に行くべきです。」
そう言って、目の前の女性がスタスタと歩き続ける。
そう言って眼鏡をつけたメイド服の女性が疲れたような声を上げながら前を行く女性に声をかける。
「いいえ、シア。まだ先に行くべきです。」
そう言って、目の前の女性がスタスタと歩き続ける。
彼女の名前はティエル=グリューナ。ラース=フェリアのある国の王女様だったりする。
メイド服の女性の名前はシア=ユウラ。ティエルつきのメイドだ。
その前に巨大蟷螂のパセリが歩いていた。
「休む事は終わってからでもできます。まずできる事をやってから休息をとりましょう。」
その言葉には若干の焦りが見える。他にもこの迷宮を探索している人達がいる以上、自分だけ休むと言うのはできない事だ。
メイド服の女性の名前はシア=ユウラ。ティエルつきのメイドだ。
その前に巨大蟷螂のパセリが歩いていた。
「休む事は終わってからでもできます。まずできる事をやってから休息をとりましょう。」
その言葉には若干の焦りが見える。他にもこの迷宮を探索している人達がいる以上、自分だけ休むと言うのはできない事だ。
だが、その焦りがまずい状況を生み出していた。
焦りがミスを生み、ミスが焦りを生む。その悪循環の入り口にティエルは入っていたのだ。
焦りがミスを生み、ミスが焦りを生む。その悪循環の入り口にティエルは入っていたのだ。
そのティエルの前に、一つの大きな扉が見つかった。
「シア、罠がないか調べてください。」
「はーい。(ころころ)。罠は無いと思いまーす(ファンブル)」
「……そうですか。」
実際扉に罠は仕掛けられておらず、何事も無く二人は扉の中に入った。
「シア、罠がないか調べてください。」
「はーい。(ころころ)。罠は無いと思いまーす(ファンブル)」
「……そうですか。」
実際扉に罠は仕掛けられておらず、何事も無く二人は扉の中に入った。
そこには、一人の少年がいた。黒い長い髪、虚無的な顔の少年が……。
「ヒュウガ?」
「ヒュウガさん?」
「ヒュウガ?」
「ヒュウガさん?」
「ヒュウガ……誰だそれは?」
その二人の言葉を少年は否定した。
「我が名はエンディヴィエ。ヒュウガ=アライアスではない。」
「!!!」
その言葉に二人の体が凍てつく。
少年の手には2つの目玉が握られていた。『魔王の瞳』とよばれるそのアイテムは、エンディヴィエ復活の欠片の一つであった。
「まずは一つ。」
そう言ってエンディヴィエはその目玉を自らの目にはめ込んだ。
ドクンと、場の威圧感が増した。
「残るは『心臓』『肉』『翼』『血』の4つ………。」
そう言ってエンディヴィエはゆっくりと二人と一匹の方に向かい合う。
「……ヒュウガさん!」
ティエルがそう言ってエンディヴィエに駆け寄る。
焦りがあったとしか思えない。圧倒的なミス。
その二人の言葉を少年は否定した。
「我が名はエンディヴィエ。ヒュウガ=アライアスではない。」
「!!!」
その言葉に二人の体が凍てつく。
少年の手には2つの目玉が握られていた。『魔王の瞳』とよばれるそのアイテムは、エンディヴィエ復活の欠片の一つであった。
「まずは一つ。」
そう言ってエンディヴィエはその目玉を自らの目にはめ込んだ。
ドクンと、場の威圧感が増した。
「残るは『心臓』『肉』『翼』『血』の4つ………。」
そう言ってエンディヴィエはゆっくりと二人と一匹の方に向かい合う。
「……ヒュウガさん!」
ティエルがそう言ってエンディヴィエに駆け寄る。
焦りがあったとしか思えない。圧倒的なミス。
エンディヴィエが腕を一振りした瞬間。
ティエルの体から鮮血が零れ落ちた。
「……姫さまぁぁぁぁぁ!」
シアがティエルへと駆け寄っていく。その様子を薄ら笑いを浮かべながらエンディヴィエが腕を振り上げた。
「……邪魔だ。」
エンディヴィエがもう一度腕を一振りしようとした瞬間。その動きが止まった。
「かっ! 体が動かん?? 一体何が起こっているというのだ?」
エンディヴィエは一人で踊りながら、今さっき嵌めたばかりの『魔王の瞳』を自分の手で外した。
「くっ…………何故だ…何故『欠片』が俺を拒む?」
「…………?」
パセリがエンディヴィエの謎の行動にクリッっと顔を傾けた。
自分で外しておいて『拒む』ってどういう事?
「うっうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
パセリの疑問に答える事無く、エンディヴィエが見えない咆哮を上げた。
その咆哮と共に、エンディヴィエの姿が掻き消えた。
ティエルの体から鮮血が零れ落ちた。
「……姫さまぁぁぁぁぁ!」
シアがティエルへと駆け寄っていく。その様子を薄ら笑いを浮かべながらエンディヴィエが腕を振り上げた。
「……邪魔だ。」
エンディヴィエがもう一度腕を一振りしようとした瞬間。その動きが止まった。
「かっ! 体が動かん?? 一体何が起こっているというのだ?」
エンディヴィエは一人で踊りながら、今さっき嵌めたばかりの『魔王の瞳』を自分の手で外した。
「くっ…………何故だ…何故『欠片』が俺を拒む?」
「…………?」
パセリがエンディヴィエの謎の行動にクリッっと顔を傾けた。
自分で外しておいて『拒む』ってどういう事?
「うっうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
パセリの疑問に答える事無く、エンディヴィエが見えない咆哮を上げた。
その咆哮と共に、エンディヴィエの姿が掻き消えた。
消えた事を確認すると、シアはティエルの傷を確認した。
酷い怪我だ。早いうちに治療した方が良いだろう。
シアはバッグからポーションを取り出すと、慌ててティエルの怪我の治療を開始した。
酷い怪我だ。早いうちに治療した方が良いだろう。
シアはバッグからポーションを取り出すと、慌ててティエルの怪我の治療を開始した。
迷宮の最深部。エンディヴィエは顔に手を当てて苦しんでいた。
「くそっなんだあのティエルって女はッ!」
そう言って、床をガンと殴りつける。それだけで床にひびが入る。
「はぁぁっはぁぁぁっはぁぁぁっ!」
まずは『欠片』だ。『欠片』を全て集めて本来の力を取り戻す。
その後に奴等の望みを叶えてやろう。
その後に世界を…………
「くそっなんだあのティエルって女はッ!」
そう言って、床をガンと殴りつける。それだけで床にひびが入る。
「はぁぁっはぁぁぁっはぁぁぁっ!」
まずは『欠片』だ。『欠片』を全て集めて本来の力を取り戻す。
その後に奴等の望みを叶えてやろう。
その後に世界を…………
その為に無数の世界を繋ぐこの大迷宮を作ったのだから。
『魂』の部分に残されたエネルギーを全て利用して。
大迷宮を作ったとき余計な物が色々混ざったが知ったことではない……。
『魂』の部分に残されたエネルギーを全て利用して。
大迷宮を作ったとき余計な物が色々混ざったが知ったことではない……。
「そうだとも………『欠片』を全て手に入れる。そして………」
そう言ってエンディヴィエは握った床の欠片を粉々に粉砕した。
8-612
# D&Dのキャラはわからないけど進めてみる。
「ぬおおおおおおおおっ!」
「また落ちたぞ……」
「こっこれが『漢探知』ッ。なるほど、罠を踏み潰す事で進行速度を劇的に上げるというアレか!」
「好きでやってるんじゃねええええ!」
好き勝手に言い合う上の男達を無視して、柊は突っ込みを入れた。
「また落ちたぞ……」
「こっこれが『漢探知』ッ。なるほど、罠を踏み潰す事で進行速度を劇的に上げるというアレか!」
「好きでやってるんじゃねええええ!」
好き勝手に言い合う上の男達を無視して、柊は突っ込みを入れた。
はっきりって、ずっと自分だけが突っ込みを入れているように思える。
精神的には非常に疲れる。その上、自分が常に先頭なので罠のダメージは自分が一番大きいのだ。
「…………ッ!!」
目の前に、眼鏡をつけたメイドが現れた。
「…………ッ!!」
目の前に、眼鏡をつけたメイドが現れた。
柊は慌てて剣を構える。緊迫した一瞬は、ザーフィーの声で遮られた。
「シア!」
「ザーフィーさん!」
「おい、おっさん、知り合いか?」
そう言って柊は剣を収めながら声をかける。
「ああ、昔ちょっとな……。」
「『また』女関係かぁぁぁ!」
「『また』ってザーフィーさん、今度は誰に手を出したんですか……ってそんな事言ってる場合じゃなかった! 実は姫様が……」
「シア!」
「ザーフィーさん!」
「おい、おっさん、知り合いか?」
そう言って柊は剣を収めながら声をかける。
「ああ、昔ちょっとな……。」
「『また』女関係かぁぁぁ!」
「『また』ってザーフィーさん、今度は誰に手を出したんですか……ってそんな事言ってる場合じゃなかった! 実は姫様が……」
(省略魔法『かくかくしかじか~~』>>590-591)
「…………エンディヴィエだと?」
「そうです。『欠片』をまた集めてたみたいですけど」
近くの休憩所で、柊達は休息を取りながら情報交換をしていた。
「おいおい、そのエンディヴィエという奴は倒されたんだろう?
それが何故今になって出てきてるんだい?」
「セブンフォートレスEXのP253を見てみろ。
エンディヴィエ最終形態には『超再生』という特殊能力があってな……。
一瞬から千年のあいだで復活する事が可能ってあるんだ。
おそらく、魂だけ復活したが、欠片を今躍起になって集めてるんだろう。」
「説明はありがたいが……メタな事言うなよおっさん!」
「それに、きくたけの事ですから、適当に設定した特殊能力なんて忘れてると思いまーす。」
柊が簡単に説明したザーフィーに突っ込みを入れ、シアが雑感を言った。
「そうです。『欠片』をまた集めてたみたいですけど」
近くの休憩所で、柊達は休息を取りながら情報交換をしていた。
「おいおい、そのエンディヴィエという奴は倒されたんだろう?
それが何故今になって出てきてるんだい?」
「セブンフォートレスEXのP253を見てみろ。
エンディヴィエ最終形態には『超再生』という特殊能力があってな……。
一瞬から千年のあいだで復活する事が可能ってあるんだ。
おそらく、魂だけ復活したが、欠片を今躍起になって集めてるんだろう。」
「説明はありがたいが……メタな事言うなよおっさん!」
「それに、きくたけの事ですから、適当に設定した特殊能力なんて忘れてると思いまーす。」
柊が簡単に説明したザーフィーに突っ込みを入れ、シアが雑感を言った。
「それで、これからどうするんだ?」
そう、柊が言おうとした瞬間、柊の0-Phoneが鳴った。
「柊さーん、話は全て聞かせていただきました。」
「どーやって!」
「実はー、柊さんの携帯には盗聴機能がついていたのです!」
「おっ俺のプライベートォォォ!!」
「そんなもの必要無いでしょう?」
アンゼロットがさらりと爆弾発現をする。
「それよりも、柊さん。エンディヴィエについてですが、
現状はエンディヴィエの『欠片』の捜索を優先してください。
『欠片』が見つかったならば、安全な場所に封印すれば大丈夫でしょう。」
「……そいつは良いが…ヒュウガを救う手段は無いのか?」
アンゼロットの台詞にザーフィーが質問をする。
「………わかりません。今、エンディヴィエの中でヒュウガさんの魂がどうなってるのかを知る術はありません。」
場に沈黙が訪れる。
「ですから、まずは『欠片』の探索をお願いします。ヒュウガさんの事はその後です。」
アンゼロットはそう言って、言葉を続けた。
「それから、柊さん。盗聴機能はずっとONにしておいて………」
「切れー!!」
柊は泣きながら0-Phoneを床に叩きつけた。
「………そんな……そんな事言うと、くれはさんやエリスさんや晶さん、あとベルとやったあーんな事やこんな事公開しますよ。」
そう言ってアンゼロットは柊の戦闘記録を纏めるに部下に命令する準備をした。
「なっなっ何言ってる!」
「なあ、柊…………。」
そう言ってザーフィーは柊の肩をポンと叩いた。
「お前『も』女関係には苦労してるようだな。」
アンゼロットは嘘は言っていない。だがザーフィーは勘違いしたようだ。
「背中から刺されないように気をつけろよ。」
そう、柊が言おうとした瞬間、柊の0-Phoneが鳴った。
「柊さーん、話は全て聞かせていただきました。」
「どーやって!」
「実はー、柊さんの携帯には盗聴機能がついていたのです!」
「おっ俺のプライベートォォォ!!」
「そんなもの必要無いでしょう?」
アンゼロットがさらりと爆弾発現をする。
「それよりも、柊さん。エンディヴィエについてですが、
現状はエンディヴィエの『欠片』の捜索を優先してください。
『欠片』が見つかったならば、安全な場所に封印すれば大丈夫でしょう。」
「……そいつは良いが…ヒュウガを救う手段は無いのか?」
アンゼロットの台詞にザーフィーが質問をする。
「………わかりません。今、エンディヴィエの中でヒュウガさんの魂がどうなってるのかを知る術はありません。」
場に沈黙が訪れる。
「ですから、まずは『欠片』の探索をお願いします。ヒュウガさんの事はその後です。」
アンゼロットはそう言って、言葉を続けた。
「それから、柊さん。盗聴機能はずっとONにしておいて………」
「切れー!!」
柊は泣きながら0-Phoneを床に叩きつけた。
「………そんな……そんな事言うと、くれはさんやエリスさんや晶さん、あとベルとやったあーんな事やこんな事公開しますよ。」
そう言ってアンゼロットは柊の戦闘記録を纏めるに部下に命令する準備をした。
「なっなっ何言ってる!」
「なあ、柊…………。」
そう言ってザーフィーは柊の肩をポンと叩いた。
「お前『も』女関係には苦労してるようだな。」
アンゼロットは嘘は言っていない。だがザーフィーは勘違いしたようだ。
「背中から刺されないように気をつけろよ。」
# ティエルと柊が合流。
8-614
これに乗じさせてもらうとしよう(タイミングがつかめなかった)
やたらと埃っぽいフロアにて……普通のダンジョンなら起こるとは思えないような状況が展開されていた。
大部屋と呼ばれるその部屋はどうにもモンスターハウスらしかったが……
その中にいるのはいわゆるアンデッド系でも骨っぽいものばかり、
そして侵入者を迎撃するよりも優先してそのアンデッド達は同士討ちをしていた。
違うダンジョンのモンスター同士が互いを異物と認識し交戦していたのだ。おそらく他のフロアでも行われているだろう。
構図はガイコツ剣士系VSスケルトン種。ガイコツ剣士系が盾を弾き飛ばそうとするがスケルトン種は盾を持たず
意味がなかったり……スケルトン種が毒きりを吐こうが死体であるガイコツ剣士系には意味がなかったりと
間抜けな行動も多々見られるが……
と、突如ギュウギュウ詰めになっている死体込みの中から天井ギリギリまで飛び出した姿があった。
飛び出したのも骨の体……骸骨であったが目には確かな光があり死体に対しておかしいことだが生気……
というか意思といったものが感じられた。そして何より格好が異質である。
2種が鎧に西洋剣なのに対しその骸骨の格好は袴に日本刀……というかドス……なんか場違い甚だしい……
ともかく場違い甚だしい骸骨は天井すれすれまで到達すると、重力によって落下をはじめる。
そして他の骸骨達のの群れに再び飲み込まれる前に……
大部屋と呼ばれるその部屋はどうにもモンスターハウスらしかったが……
その中にいるのはいわゆるアンデッド系でも骨っぽいものばかり、
そして侵入者を迎撃するよりも優先してそのアンデッド達は同士討ちをしていた。
違うダンジョンのモンスター同士が互いを異物と認識し交戦していたのだ。おそらく他のフロアでも行われているだろう。
構図はガイコツ剣士系VSスケルトン種。ガイコツ剣士系が盾を弾き飛ばそうとするがスケルトン種は盾を持たず
意味がなかったり……スケルトン種が毒きりを吐こうが死体であるガイコツ剣士系には意味がなかったりと
間抜けな行動も多々見られるが……
と、突如ギュウギュウ詰めになっている死体込みの中から天井ギリギリまで飛び出した姿があった。
飛び出したのも骨の体……骸骨であったが目には確かな光があり死体に対しておかしいことだが生気……
というか意思といったものが感じられた。そして何より格好が異質である。
2種が鎧に西洋剣なのに対しその骸骨の格好は袴に日本刀……というかドス……なんか場違い甚だしい……
ともかく場違い甚だしい骸骨は天井すれすれまで到達すると、重力によって落下をはじめる。
そして他の骸骨達のの群れに再び飲み込まれる前に……
「キエエエーーー!!」
と、気合一線。ドスを振り回した。そして、他の骸骨に飲み込まれたと思った瞬間。
飲み込んだ骸骨は再生不能なまでにバラバラとなり砕けた。
飲み込んだ骸骨は再生不能なまでにバラバラとなり砕けた。
「フン……最近の若いもんは根性とカルシウムがなくていかん」
つまらなそうにドスを鞘に収め、さらにそれを口からスカスカの体に収める。まだ、骸骨が残ってるがそれには……
「ほらよっと」
「ええ~い!」
皿の嵐と頭への蹴りが浴びせられた。袴骸骨(仮称)を除く骸骨の掃討が終わるとそれを行っていた人物2人は
袴骸骨へと駆け寄った。
袴骸骨へと駆け寄った。
「すごかったっスね、ご老公!」
「確かに……さすが極道……」
かけよった2人は少女だった。
「何々、クゥちゃんもルーシアちゃんもなかなかじゃて」
カンラカンラと笑う袴骸骨。こんな骸骨相手に話しかけてるところからして普通じゃないとわかるが
彼女達の場合、まず外見が普通じゃなかった。
片や栗色の髪の毛に緑色の目……そしてリボン……それだけならいいが頭には髪の毛と同じ色の毛の生えた
ネコミミ、スカートの下からはにゅっと尻尾が生えていた。
そして、もう一方の少女は赤い髪に金色の目、さらには背中には黒い羽根、頭にはピンと1本のやたらと
長いアホ毛がある。
しかもそれら(アホ毛も含め)は彼女の言動に合わせて動いており飾りではなさそうだ。
彼女達の名前は青葉クゥとルーシア=ミレクリス。種族はそれぞれ猫娘とヴァンパイア系(三世)。
今は近代化が進んだ東魔界の王都の有名喫茶店ねこきっさ東魔界支店のアルバイターである。
そして、先ほどから彼女達と親しく話す袴骸骨の名は山岡大海。死後20年のスケルトンで
東魔界で幅を利かすアンデッド系の極道、山岡組の組長だ。グルメを自称し、ねこきっさの常連でもある。
彼女達の場合、まず外見が普通じゃなかった。
片や栗色の髪の毛に緑色の目……そしてリボン……それだけならいいが頭には髪の毛と同じ色の毛の生えた
ネコミミ、スカートの下からはにゅっと尻尾が生えていた。
そして、もう一方の少女は赤い髪に金色の目、さらには背中には黒い羽根、頭にはピンと1本のやたらと
長いアホ毛がある。
しかもそれら(アホ毛も含め)は彼女の言動に合わせて動いており飾りではなさそうだ。
彼女達の名前は青葉クゥとルーシア=ミレクリス。種族はそれぞれ猫娘とヴァンパイア系(三世)。
今は近代化が進んだ東魔界の王都の有名喫茶店ねこきっさ東魔界支店のアルバイターである。
そして、先ほどから彼女達と親しく話す袴骸骨の名は山岡大海。死後20年のスケルトンで
東魔界で幅を利かすアンデッド系の極道、山岡組の組長だ。グルメを自称し、ねこきっさの常連でもある。
「にしてもホントどうなってんだこの物置……今度は内装自体は変わってないものの
入った途端階段消えちまったし……やたらと敵は出るし……
脱出はテレポのしおりとか脱出の巻物とかリレミトの巻物使うか、神父さんに頼むか、
もしくは敵にこてんぱんにされないとできないみたいだし……」
入った途端階段消えちまったし……やたらと敵は出るし……
脱出はテレポのしおりとか脱出の巻物とかリレミトの巻物使うか、神父さんに頼むか、
もしくは敵にこてんぱんにされないとできないみたいだし……」
「マヤさんに頼まれて今回のフェアのための道具とりに入ったらと思ったらこれっスからね」
彼女達は店の副店長兼経理のドラゴン、鬼瓦マヤに新たなフェアを行うために必要なものを
物置から取ってくることを頼まれ物置に足を踏み入れたのだが
物置が元々地下迷宮を改装したものだったため、今回のダンジョン事変に
巻き込まれたというわけだ。本人達はそんなこと露にも知らず、ひな祭りの時はひな祭り仕様になったりする
もともと謎の多い物置のせいと思ってるのだが……
現在彼女達が潜った回数は8回目……7回目まではクゥとルーシアに猫のミルク=シルフィード、
ワーウルフのクリム=フォウルを加えたねこきっさバイト娘たちでダンジョンにいどんでいたわけだが
突然の事態に内部にはびこるモンスターや罠に力尽きたり、効果が不明な脱出アイテムを使い目的果たさぬまま
脱出してしまったりして埒があかずマヤのところに相談にいった結果、充分な準備をし、パーティに
ねこきっさ最強のマヤ、たまたま来ていた山岡を加え、現在の8回目の挑戦と相成るわけである。
ちなみに充分な装備といっても回復アイテム(たまに時代遅れな勇者が魔王倒しにくるため)それに
ねこきっさ内で使用している食器を加えた程度であるが……まあ、食器はほぼ割れないオリハルコン製なのだが……
物置から取ってくることを頼まれ物置に足を踏み入れたのだが
物置が元々地下迷宮を改装したものだったため、今回のダンジョン事変に
巻き込まれたというわけだ。本人達はそんなこと露にも知らず、ひな祭りの時はひな祭り仕様になったりする
もともと謎の多い物置のせいと思ってるのだが……
現在彼女達が潜った回数は8回目……7回目まではクゥとルーシアに猫のミルク=シルフィード、
ワーウルフのクリム=フォウルを加えたねこきっさバイト娘たちでダンジョンにいどんでいたわけだが
突然の事態に内部にはびこるモンスターや罠に力尽きたり、効果が不明な脱出アイテムを使い目的果たさぬまま
脱出してしまったりして埒があかずマヤのところに相談にいった結果、充分な準備をし、パーティに
ねこきっさ最強のマヤ、たまたま来ていた山岡を加え、現在の8回目の挑戦と相成るわけである。
ちなみに充分な装備といっても回復アイテム(たまに時代遅れな勇者が魔王倒しにくるため)それに
ねこきっさ内で使用している食器を加えた程度であるが……まあ、食器はほぼ割れないオリハルコン製なのだが……
「そういえばマヤさん、ミルクさん、クリム先輩は?」
「呼んだー?」
「あ、クリムせんぱ……ってギャー!!」
声のした方に振り向いてクゥは悲鳴を上げた。声のした方にいたのはバイトの先輩クリム。頭にはイヌミミが……
それはいい、いつものことだ……ただ、彼女の口元が真っ赤で口元からオニオーンの先っぽやらももんじゃの毛やら
マムルの尻尾、ホイミスライムの触手がのぞいていたり、
後ろにベヒーモスの骨格標本のような物を引きずってなければ……
それはいい、いつものことだ……ただ、彼女の口元が真っ赤で口元からオニオーンの先っぽやらももんじゃの毛やら
マムルの尻尾、ホイミスライムの触手がのぞいていたり、
後ろにベヒーモスの骨格標本のような物を引きずってなければ……
「いや~、なんかいろいろ珍しいのがいたからちょっと味見を♪」
愛嬌ある笑顔でいうクリム……口元が赤くなってなければだが。
「まったく……そういうのは心臓に悪いからよせっての……」
「アハハ。ごめんね、ルーシアちゃん。でも口元の赤いの見てヨダレたらしてると説得力ないよ」
「おっと……で、他の2人は?」
「キャーーーー!!!??」ボゴゲシグシャゲシゴギャブジューゴガシャ
悲鳴と共にそんな音がダンジョンに響き渡る。その声を聞いたねこきっさパーティはそちらの方へと向かったのだが……
「はぁ~……吃驚した」
彼女達が目にしたのは床にへたり込む角と強そうな尻尾を生やした女性……マヤの姿と脳天にオリハルコンの皿が刺さり
シューと音を立てて消滅していくフードを纏い鎌を持ったドクロ面……宝の番人の姿だった。
シューと音を立てて消滅していくフードを纏い鎌を持ったドクロ面……宝の番人の姿だった。
「マヤさん……あの……これは……?」
「あ、ああ、みんな……それが宝箱空けたら、いきなりあれが襲ってきて……
あんまり吃驚したんで反射的にのしちゃったの……ミルクちゃんは吃驚して
落とし穴に落ちちゃうし……」
あんまり吃驚したんで反射的にのしちゃったの……ミルクちゃんは吃驚して
落とし穴に落ちちゃうし……」
その言葉に冷や汗を浮かべる一同。通常宝箱から出現とかアイテム化けてるとかするようなモンスターは
かなり強いのが定石なのだ。実際、宝の番人はそれであるし……
それをのしてしまうとはさすがマヤさん……恐るべし……と。
ちなみにミルクは実は驚いた彼女に落とし穴に突き落とされたとも言う。
かなり強いのが定石なのだ。実際、宝の番人はそれであるし……
それをのしてしまうとはさすがマヤさん……恐るべし……と。
ちなみにミルクは実は驚いた彼女に落とし穴に突き落とされたとも言う。
「と、とりあえず、ミルクについては問題ないだろ。その辺でぼこられて外に放り出されてるさ」
「そうっスね」
「良くないよ~!ミルミルが~!私の非常食が~!」
「まあまあ、狼の嬢ちゃんも落ち着いて……ん?」
山岡は先ほど宝の番人がいたほうへと歩み寄る……そこには『翼』が落ちていた。
「さっきのが落としたようじゃな」
「マヤさん、これは目的のものと違うっスよね?」
「ええ、そうね。ん~……とりあえず……クリムちゃんの非常食ってことで……」
「わ~い♪」
「……いいのか?」
この『翼』こそ例のあれなのだが異変にも全然気づいてない魔界の住人にとってはどうでもいいことであった。
同時刻、エンディヴィエ
ゾクゥ
「……な、なんだ!?この悪寒は……」
さらに同時刻
「キャーーーー!?」
別フロアに1匹の猫が落下していた……猫の名はミルク=シルフィード。24歳。東魔界支店アルバイター最後の1匹だ。
ミルクは悲鳴を上げていたが床が近づくとあっさり受身を取り着地した。
ミルクは悲鳴を上げていたが床が近づくとあっさり受身を取り着地した。
「まったく……このあたしとしたことが落とし穴なんかに引っかかっちゃうなんてね……あら?」
自嘲したミルクの前には『上がるお茶』と容器に書かれた飲料が大量に転がっていた。
その少し前……
「あ!あと柊さん。いい忘れてましたけど月衣の中にアイテム入れておきましたので良かったら使ってくださいね」
「いつの間に……これか?」
柊は自らの月衣から白い袋を取り出し、中を検め……硬直したかと思うと怒鳴りだした。
「なんで『上がるお茶』なんだよ!『下がるお茶』よりはマシだが……あれか!?
卒業して上がる男とか言われたことへの当て付けか!?いるかこんなもん!」
卒業して上がる男とか言われたことへの当て付けか!?いるかこんなもん!」
怒りに任せて柊は袋に入っていた物……『上がるお茶』を捨てた。
- キャラクター
青葉クゥ
ミルク=シルフィード
ルーシア=ミレクリス
クリム=フォウル
鬼瓦マヤ
山岡大海
(ねこきっさ)
ミルク=シルフィード
ルーシア=ミレクリス
クリム=フォウル
鬼瓦マヤ
山岡大海
(ねこきっさ)
- 目的
フェアのために必要なアイテムの回収
- 状況
事態の異常性には気づいていません。せいぜいいつものこと程度の認識です。
◇ミルク以外
エンディヴィエ復活の欠片『翼』を入手しました。
クリムの腹が減った場合、食われて消滅する可能性があります。
また、目的を達成した場合、ダンジョンから脱出する気のため、持ち逃げされる可能性があります。
◇ミルク
柊達のいるフロアに飛ばされました。『上がるお茶』を入手?
◇ミルク以外
エンディヴィエ復活の欠片『翼』を入手しました。
クリムの腹が減った場合、食われて消滅する可能性があります。
また、目的を達成した場合、ダンジョンから脱出する気のため、持ち逃げされる可能性があります。
◇ミルク
柊達のいるフロアに飛ばされました。『上がるお茶』を入手?
- 基本方針
さっさと片付けて出よう(クリム以外)
何かおいしそうなのいないかな~♪ジュルリ(クリム)
何かおいしそうなのいないかな~♪ジュルリ(クリム)
四コマから出してみた。
8-620
D&D
「まぁ、漢探知は確かに時間短縮にはなるけどさ。罠によっては他のメンバーも巻き込むんだから、
プロに任せて欲しいもんだね」
「スリンガー教官は対人交渉系や戦闘系技能を捨てて、探索系に集中してますから本気でプロですよ」
「うむ、おかげで対人交渉はわらわまかせじゃからの」
「その対人交渉技能が威圧だけというのも、どうかと思いますが、ノトス殿」
「基本じゃからの」
「はいはい、とりあえず警戒しながら(出目10で)いくからね。不用意なものに触れるんじゃないよ」
「……へいへい、お願いしますよ。っていうか、俺が突っ込む前になんでそうしなかったんだよ」
「あはは、いや、せっかくの見せ場を邪魔しちゃいけないかと思って」
「いらないところで気を使うんじゃねーよ、リューマ!見せ場じゃないし!」
「いや、柊の見せ場といえば、漢探知だろう?」
「エクスプローラーがいないパーティーにばっかり参加してたから、そうなっただけだ!やりたくて
やってたわけじゃねぇよ!」
「そうですよ、ザーフィーさん。トラップはエクスプローラーの見せ場ですよ?」
「シア」
「なんです?」
「お前がトラップ関係でファンブル出さなかったところ、見たことがないんだが。腕は上がったのか?」
「ももも、もちろ」
「さっきもファンブル出したばかり」
「ひ、姫様!実害はなかったじゃないですか!」
「シア」
「はい」
「結局、ファンブルメイドのままなわけだな?」
「は、はい」
「スティンガーにまかせとけ」
「うう、姫様ー」
「任せた方がいいわ」
「うううー」
プロに任せて欲しいもんだね」
「スリンガー教官は対人交渉系や戦闘系技能を捨てて、探索系に集中してますから本気でプロですよ」
「うむ、おかげで対人交渉はわらわまかせじゃからの」
「その対人交渉技能が威圧だけというのも、どうかと思いますが、ノトス殿」
「基本じゃからの」
「はいはい、とりあえず警戒しながら(出目10で)いくからね。不用意なものに触れるんじゃないよ」
「……へいへい、お願いしますよ。っていうか、俺が突っ込む前になんでそうしなかったんだよ」
「あはは、いや、せっかくの見せ場を邪魔しちゃいけないかと思って」
「いらないところで気を使うんじゃねーよ、リューマ!見せ場じゃないし!」
「いや、柊の見せ場といえば、漢探知だろう?」
「エクスプローラーがいないパーティーにばっかり参加してたから、そうなっただけだ!やりたくて
やってたわけじゃねぇよ!」
「そうですよ、ザーフィーさん。トラップはエクスプローラーの見せ場ですよ?」
「シア」
「なんです?」
「お前がトラップ関係でファンブル出さなかったところ、見たことがないんだが。腕は上がったのか?」
「ももも、もちろ」
「さっきもファンブル出したばかり」
「ひ、姫様!実害はなかったじゃないですか!」
「シア」
「はい」
「結局、ファンブルメイドのままなわけだな?」
「は、はい」
「スティンガーにまかせとけ」
「うう、姫様ー」
「任せた方がいいわ」
「うううー」
「ところで、ノトス。本当にこの階でいいのか?」
「うむ。複数のチームから得た情報じゃ、間違いないぞ、柊よ。このフロアに出現するアロケーション
センターでアイテムを入手すれば、エレベーターが使えるようになるのじゃ」
「モンスター配備センター。強いモンスターと良いアイテムが待ってるんですよね」
「わらわたちのレベルではギリギリらしいがの。突っ込む前にしっかりBuffしていかなくてはの」
「お、どうやらあの扉みたいだよ。先発組みが扉に警告を残して行ってくれてるね」
「モンスター構成は、っと。忍者にプリースト、メイジ?何回か遭遇した人間もどきでしょうか」
「あのような迷宮の瘴気が固まって出来た不浄の存在を許すわけにはまいりません。不肖、この
ガンボルト誠心誠意戦いますぞ」
「よし、再確認だ。広い部屋らしいから、中衛も敵の後衛を狙えるだろう。俺、柊、リューマでラインを
作って、敵前衛をブロック。シアとノトスで敵後衛を抑えて、押さえ切れなかった奴をティエルと
スティンガーが叩く。OKだな?」
「はい」「ええ」「うむ」「はい」「いいぜ」
「扉には罠も鍵もないよ。蹴りあけたらスタートだね」
「ではその前に(祝福)(武器聖化)(盾)」
「(加速〉(強力)」「(鏡像)(魔盾)」
「なんか時間がかかるな、おい」
「これが醍醐味ってもんさ」
「じゃあ、いくよ!」
「うむ。複数のチームから得た情報じゃ、間違いないぞ、柊よ。このフロアに出現するアロケーション
センターでアイテムを入手すれば、エレベーターが使えるようになるのじゃ」
「モンスター配備センター。強いモンスターと良いアイテムが待ってるんですよね」
「わらわたちのレベルではギリギリらしいがの。突っ込む前にしっかりBuffしていかなくてはの」
「お、どうやらあの扉みたいだよ。先発組みが扉に警告を残して行ってくれてるね」
「モンスター構成は、っと。忍者にプリースト、メイジ?何回か遭遇した人間もどきでしょうか」
「あのような迷宮の瘴気が固まって出来た不浄の存在を許すわけにはまいりません。不肖、この
ガンボルト誠心誠意戦いますぞ」
「よし、再確認だ。広い部屋らしいから、中衛も敵の後衛を狙えるだろう。俺、柊、リューマでラインを
作って、敵前衛をブロック。シアとノトスで敵後衛を抑えて、押さえ切れなかった奴をティエルと
スティンガーが叩く。OKだな?」
「はい」「ええ」「うむ」「はい」「いいぜ」
「扉には罠も鍵もないよ。蹴りあけたらスタートだね」
「ではその前に(祝福)(武器聖化)(盾)」
「(加速〉(強力)」「(鏡像)(魔盾)」
「なんか時間がかかるな、おい」
「これが醍醐味ってもんさ」
「じゃあ、いくよ!」
8-621
WIZ4@リレー
「ふん。まぁワシ一人では限界があるからの」
ワードナが魔方陣に手を当て、何事かを呟くたびに異界の門が開いていく。
一つ、二つと異形の影が地面に降り立ち、次第にそれは一個の軍隊とも呼ぶべきものになった。
「……まぁ、こんなもの、か」
顔ぶれを見まわし口ぶりとは裏腹に満足そうに頷く。
青白い鱗に覆われた猛々しき姿の悪魔、グレーターデーモン。
四枚の羽をもつ不死なる魔神、マイルフィック。
出来そこないの人の形の様な醜悪な龍、ブラックドラゴン。
地獄の道化師、フラック。
異国の守護神、マサカド。
そして、馬鹿馬鹿しいほどの、如何なる魔法をも寄せ付けぬ最強生物、デーモンロード。
「まぁ、取り敢えずはこやつらで良いか」
グレーターデーモン達のいくらかは適当に野に放ち、選りすぐりの供を連れワードナは進軍を開始した。
ワードナが魔方陣に手を当て、何事かを呟くたびに異界の門が開いていく。
一つ、二つと異形の影が地面に降り立ち、次第にそれは一個の軍隊とも呼ぶべきものになった。
「……まぁ、こんなもの、か」
顔ぶれを見まわし口ぶりとは裏腹に満足そうに頷く。
青白い鱗に覆われた猛々しき姿の悪魔、グレーターデーモン。
四枚の羽をもつ不死なる魔神、マイルフィック。
出来そこないの人の形の様な醜悪な龍、ブラックドラゴン。
地獄の道化師、フラック。
異国の守護神、マサカド。
そして、馬鹿馬鹿しいほどの、如何なる魔法をも寄せ付けぬ最強生物、デーモンロード。
「まぁ、取り敢えずはこやつらで良いか」
グレーターデーモン達のいくらかは適当に野に放ち、選りすぐりの供を連れワードナは進軍を開始した。
やっぱり全裸で。
8-623
イーブイ@リレー
# 時間も押しているので、すこし展開をすっ飛ばす。
# 時間も押しているので、すこし展開をすっ飛ばす。
グラードンは思案していた。
この戦いが終わった時に何を望もうか。
この戦いが終わった時に何を望もうか。
あの青い魔獣のようなライバルか、永久の眠りか……
あるいは自分に相応しいポケモントレーナーと言うのも悪くはないな。
あるいは自分に相応しいポケモントレーナーと言うのも悪くはないな。
そんな事を思案しながらようやく見つけた封印の一つを殴りつけた。
腕が痺れた。
腕が痺れた。
生半可なパワーでは駄目だな。
そう判断したグラードンは少し距離をとると口にエネルギーを集中させた。
『はかいこうせん』。膨大なエネルギーが封印の扉を傷つける。
流石は異世界の産物。ならばあらゆる技を試してみるか。
『はかいこうせん』。膨大なエネルギーが封印の扉を傷つける。
流石は異世界の産物。ならばあらゆる技を試してみるか。
『げんしのちから』『ソーラービーム』『だいもんじ』『かみなり』
その度に封印の力が少しずつ弱くなっているのを感じる。
その度に封印の力が少しずつ弱くなっているのを感じる。
そろそろ限界だな……『わるあがき』ではダメージが大したことではない。
しばらく『ねむる』とするか。
しばらく『ねむる』とするか。
目が覚めたとき、後ろに二匹のポケモンと何名かの人間がいた。
「ひっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ! こんなでかいグラードンなんて聞いたこと無いよぉ!」
そう言って茶色の同種……イーブイと言ったか。そいつがガタガタと震えている。
その横で黄色い同種……ピカチュウが同じようにガタガタ震えていた。
「ひっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ! こんなでかいグラードンなんて聞いたこと無いよぉ!」
そう言って茶色の同種……イーブイと言ったか。そいつがガタガタと震えている。
その横で黄色い同種……ピカチュウが同じようにガタガタ震えていた。
ズンっと大地を踏みしめた。『じしん』だ。
それだけで黄色い同種は大ダメージを受ける。『でんき』タイプは『じめん』タイプに弱いからな。
茶色の方や人間どもはまだ立っている。面白い。
それだけで黄色い同種は大ダメージを受ける。『でんき』タイプは『じめん』タイプに弱いからな。
茶色の方や人間どもはまだ立っている。面白い。
咆哮を上げる。さあ戦いの開始だ。
人間どもは同種を後ろに下げたか。それは無謀なのか、それともそれだけの実力があるのか……。
「後者だな」
とグラードンは判断した。この巨体を相手に『勝てる』と言う自信があるのだ。
人間相手に相性を考える必要は無い。『じしん』の連発でかたをつけてやる。
そう決意して、大地を踏みしめようとする。予想よりも、速い。がそれだけだ。
そう思った瞬間、体のバランスが崩れた。異世界の技かと思う前に、剣が自分の体に突き刺さる。
「来たれ荒廃の魔王! すべての命に忌み嫌われし者、アゼル=イブリス!!」
人間がもう一人増えた。その瞬間、グラードンの体内から何かが抜け落ち始めていた。
全力で立とうとするが、体力が抜け落ちている状況ではそれもままならない。
人間どもは同種を後ろに下げたか。それは無謀なのか、それともそれだけの実力があるのか……。
「後者だな」
とグラードンは判断した。この巨体を相手に『勝てる』と言う自信があるのだ。
人間相手に相性を考える必要は無い。『じしん』の連発でかたをつけてやる。
そう決意して、大地を踏みしめようとする。予想よりも、速い。がそれだけだ。
そう思った瞬間、体のバランスが崩れた。異世界の技かと思う前に、剣が自分の体に突き刺さる。
「来たれ荒廃の魔王! すべての命に忌み嫌われし者、アゼル=イブリス!!」
人間がもう一人増えた。その瞬間、グラードンの体内から何かが抜け落ち始めていた。
全力で立とうとするが、体力が抜け落ちている状況ではそれもままならない。
新しく現れた人間は。これだけの力を持ちながら何故悲しそうな目をしているのか。
何故、自分のように暴れないのか。
抜け落ちる力を必死にとどめながら、グラードンは奴との戦いを思い出した。
「ああそうか。」
とグラードンは理解した。俺には『奴』がいた。超古代からのライバルが。
彼女には、友も、敵も、ライバルもいなかったのだ。だから、あんなにも悲しい目をしているのだ。
そこまで理解して、グラードンの体は急速に消えていった。
何故、自分のように暴れないのか。
抜け落ちる力を必死にとどめながら、グラードンは奴との戦いを思い出した。
「ああそうか。」
とグラードンは理解した。俺には『奴』がいた。超古代からのライバルが。
彼女には、友も、敵も、ライバルもいなかったのだ。だから、あんなにも悲しい目をしているのだ。
そこまで理解して、グラードンの体は急速に消えていった。
「すごい……」
イーブイはボロボロになった体を起こしながら驚愕していた。
「あのグラードンを…………」
そう言ってイーブイの体がひょいと持ち上げられた。
「まっ、これがあたしたちの実力よ。」
イーブイ体を持ち上げて誇らしげに冴絵が言う。
イーブイはボロボロになった体を起こしながら驚愕していた。
「あのグラードンを…………」
そう言ってイーブイの体がひょいと持ち上げられた。
「まっ、これがあたしたちの実力よ。」
イーブイ体を持ち上げて誇らしげに冴絵が言う。
「ここに回復の泉があるであります。」
そう言ってノーチェが池の様子を見る。
「ただ、あのグラードンとかの影響で温泉になってますな。」
「色々潜りましたし、ここで体洗っときましょうか?」
「そうですね。そうしましょう。」
「じゃっじゃあ僕は向こうにいますから……」
イーブイがそう言って、あたふたと別の場所へと行こうとする。
「ちょっと待ってよ。その怪我で何処かに行くのは無謀よ。」
そう言って、舞がイーブイの首をつまんでひょいと抱きしめる。
(逃げないと……逃げないと彼女達の名誉がああああああああああ!)
そんな事を思いながら、イーブイはポケモンのまま死ぬのは嫌だな……と考えていた。
そう言ってノーチェが池の様子を見る。
「ただ、あのグラードンとかの影響で温泉になってますな。」
「色々潜りましたし、ここで体洗っときましょうか?」
「そうですね。そうしましょう。」
「じゃっじゃあ僕は向こうにいますから……」
イーブイがそう言って、あたふたと別の場所へと行こうとする。
「ちょっと待ってよ。その怪我で何処かに行くのは無謀よ。」
そう言って、舞がイーブイの首をつまんでひょいと抱きしめる。
(逃げないと……逃げないと彼女達の名誉がああああああああああ!)
そんな事を思いながら、イーブイはポケモンのまま死ぬのは嫌だな……と考えていた。
# グラードン、敗北。欠片の封印は守られた。
8-630
エンディヴィエ&ニー
# 無理矢理本筋を収束させてみる。
# 無理矢理本筋を収束させてみる。
エンディヴィエは悩んでいた。
目に浮かぶは奴の事。あの女が我が魂の断片をかき乱す。
「ならば…………。」
あの女をどうにかせねば。我は『破壊者を呼ぶ者』の魂。
なのに『何か』が、
迷宮内の魔獣達を殺して得たプラーナを手に、無理矢理に力を覚醒させる。
「この手で殺してやる。」
そう決意してから、エンディヴィエの魂は上へと向かっていった。
目に浮かぶは奴の事。あの女が我が魂の断片をかき乱す。
「ならば…………。」
あの女をどうにかせねば。我は『破壊者を呼ぶ者』の魂。
なのに『何か』が、
迷宮内の魔獣達を殺して得たプラーナを手に、無理矢理に力を覚醒させる。
「この手で殺してやる。」
そう決意してから、エンディヴィエの魂は上へと向かっていった。
迷宮の最深部。
乱暴にドアが叩き開けられた。
「よく来たわね……パール………」
ニーが柱の後ろでガタガタしながら、そう言う。
「………貴様が、この迷宮を作り出した犯人か?」
「違うわ……大ボスは常に迷宮の一番奥にいるとか………
ラスボスは完全に力を取り戻すまで動く事はないとかそう思ってるようだけど……
全 然 そ う い う こ と は 無 い わ ! ! 」
ニーがそう言ってパチンと指を鳴らした。
「何!」
トオルが驚愕の声を上げて、無数に浮かび上がるコピー・パール。
「嘘………」
タマキがそう言って冷や汗をかいた。
「むかつくことするわね……」
ただ一人、パールだけが冷静にこの状況を把握していた。
自分の無数の歪んだコピー。格式も誇りも無くただうごめく者達をみて叫ぶ。
「私をコピーすれば勝てるとか思ってるようだけど………
そ れ は 貴 方 の 気 の せ い よ ! ! 」
そう言ってパールは強大な魔法を解き放った。
乱暴にドアが叩き開けられた。
「よく来たわね……パール………」
ニーが柱の後ろでガタガタしながら、そう言う。
「………貴様が、この迷宮を作り出した犯人か?」
「違うわ……大ボスは常に迷宮の一番奥にいるとか………
ラスボスは完全に力を取り戻すまで動く事はないとかそう思ってるようだけど……
全 然 そ う い う こ と は 無 い わ ! ! 」
ニーがそう言ってパチンと指を鳴らした。
「何!」
トオルが驚愕の声を上げて、無数に浮かび上がるコピー・パール。
「嘘………」
タマキがそう言って冷や汗をかいた。
「むかつくことするわね……」
ただ一人、パールだけが冷静にこの状況を把握していた。
自分の無数の歪んだコピー。格式も誇りも無くただうごめく者達をみて叫ぶ。
「私をコピーすれば勝てるとか思ってるようだけど………
そ れ は 貴 方 の 気 の せ い よ ! ! 」
そう言ってパールは強大な魔法を解き放った。
モンスターと戦い続ける柊達だったが、急にモンスターが何かに怯えるように左右に分かれ始めた。
「何だ?」
「………来ます!!」
ティエルのその言葉に、反応するように黒い少年が現れた。
「ヒュウガ!!」
「何度も間違えないで欲しいな。エンディヴィエと名乗っているはずだが。」
ティエルの言葉に頭を掴みながらエンディヴィエが吠える。
「ヒュウガさん! 本当に忘れちゃったんですか?」
シアの言葉を無視して、ヒュウガは魔力の固まりをティエルに向ける。
「人間だった時の記憶なんて飛沫の欠片に過ぎない。」
そう言って魔力弾を撃とうとした瞬間、その頬を思いっきりぶん殴られた。
いくら魔王の魂と言っても、『魂』だけならばそれほど強い肉体を持っていると言う訳ではない。
世界を滅ぼすならば、『欠片』を全て集める必要があっただろう。
だが、ここにいる人間だけならば、『魂』と勇者が持っていた特殊能力、そしてある程度のプラーナがあれば十分だろう。
だが、この男は完全な姿であっても、自分を殴ったに違いない。
「確かに魔王から見たら人間なんて飛沫の欠片だったかもしれないさ。」
魔剣を片手に、柊が叫ぶ。魔王であれ、神であれ。この男には関係ないのだろう。
「だけどな! 自分で守ろうと決めたものぐらい、きっちり最後まで守りやがれ!」
柊がそう言って、魔剣を構える。
「つ………!!」
目に浮かぶ残像は、黒髪の少女と小さな家。そして目の前の物静かな少女………。
だがそれを飛沫の欠片と振り払う。
「良いだろう……それが人として重要なら………魔王として消滅させてやる!!」
エンディヴィエが吠えた。
「何だ?」
「………来ます!!」
ティエルのその言葉に、反応するように黒い少年が現れた。
「ヒュウガ!!」
「何度も間違えないで欲しいな。エンディヴィエと名乗っているはずだが。」
ティエルの言葉に頭を掴みながらエンディヴィエが吠える。
「ヒュウガさん! 本当に忘れちゃったんですか?」
シアの言葉を無視して、ヒュウガは魔力の固まりをティエルに向ける。
「人間だった時の記憶なんて飛沫の欠片に過ぎない。」
そう言って魔力弾を撃とうとした瞬間、その頬を思いっきりぶん殴られた。
いくら魔王の魂と言っても、『魂』だけならばそれほど強い肉体を持っていると言う訳ではない。
世界を滅ぼすならば、『欠片』を全て集める必要があっただろう。
だが、ここにいる人間だけならば、『魂』と勇者が持っていた特殊能力、そしてある程度のプラーナがあれば十分だろう。
だが、この男は完全な姿であっても、自分を殴ったに違いない。
「確かに魔王から見たら人間なんて飛沫の欠片だったかもしれないさ。」
魔剣を片手に、柊が叫ぶ。魔王であれ、神であれ。この男には関係ないのだろう。
「だけどな! 自分で守ろうと決めたものぐらい、きっちり最後まで守りやがれ!」
柊がそう言って、魔剣を構える。
「つ………!!」
目に浮かぶ残像は、黒髪の少女と小さな家。そして目の前の物静かな少女………。
だがそれを飛沫の欠片と振り払う。
「良いだろう……それが人として重要なら………魔王として消滅させてやる!!」
エンディヴィエが吠えた。