SRI

SRI(Socially Responsible Investment)とは、社会的責任投資を意味する。
一般的には、「企業への株式投資の際に、財務的分析に加えて、企業の環境対応や社会的活動などの評価、つまり企業の社会的責任(CSR)の評価を加味して投資先企業を決定し、かつ責任ある株主として行動する投資手法」と理解されてきた。
社会的責任の評価基準の例としては、法令順守、労働等組織内の問題だけでなく、環境、雇用、健康・安全、教育、福祉、人権、地域等さまざまな社会的問題への対応や積極的活動が挙げられている。

なお、SRIの考え方は国によって多少異なる。以下に示すのは日本におけるSRIの基準。

<広義のSRI(Broad-SRI)の考え方>
以下の二つの原則を満たすものと考える。
第一原則:最終的な資金の供給者(*1)の意思が確認できる広い意味での投資(*2)
第二原則:投資プロセスでESG(環境・社会・企業統治)の一つ以上を考慮
(*1)年金等を含む。
(*2)広い意味での投資とは、通常の株式、債券、投資信託といった有価証券等への投資に加え、形式的には出資や融資の形をとるが、実質的には資金の供給者からは投資に近いと考えられる融資等(市民風車への出資、コミュニティ投資など)も含む。


次はアメリカ。

1、スクリーン運用
対象銘柄の環境・社会的側面を評価した(=ソーシャルスクリーンを経た)株式・債券への投資。スクリーンには、倫理・社会的理由から特定の企業や業種を排除するネガティブスクリーンと、業種業態にかかわらず各業種の中で社会的に優れた取り組みをしている企業を選択するポジティブスクリーンがある。
2、株主行動(engagement)
株主の立場から、経営陣との対話や議決権行使、株主議案の提出などを通じて企業に社会的な行動を取るよう働きかける。
3、コミュニティ投資
上記の2つが主に大企業を対象としているのに対して、主として地域の貧困層の経済的支援のための投融資。
最終更新:2009年06月11日 15:59
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