わたしが思うに、この論文はCSRから見たHRMだと思います。
まとめ
一昔前 「CSRとは何か?」 第一フェーズ
現在 「CSRをいかに経営戦略と融合させ、企業価値向上につなげるか、その良し悪しが問われる時代」 第二フェーズ
ここでCSR≠GRI、トリプルボトムライン
◇公開企業として実施しなければならない施策(Must項目)
◇その企業らしい施策(Wants項目)
→Wants項目の着眼点は、そのオリジナリティ性にある
社員が強制ではなくどの程度自律的に参加しているか、がポイント
◇着実に活動を積み上げ、継続的な成果につなげて初めてCSRとしての意味がでる
◇その企業の強みを利用してCSR活動を行うことが最もサスティナブルである
↑理由
日々の事業活動そのものがCSRに直結するから
逆にCSRからのフィードバックが本業にプラスになるから
→企業業績に余裕がある際に手がけるメセナ活動との違いはココ
→本業の強みを上手に利用することが大切であって、そこに社員が自発的に協力したくなるような仕掛けをいかに作るかがカギ
⇒本業の強みを生かした社会貢献活動
◇CSRは社会にもメリットがあるが、企業側(特に経済面での)メリットも同時に生まれないと継続的に行うのは難しい
①超長期の市場創造
②企業ブランドの向上
③社員のモチベーションアップ
- CSR活動をいかに社員のモチベーションアップにつながるか
→活動への社員の巻き込み
→社員参加型の活動であるから、大半は社会貢献的な内容になる
→社員が本業でのスキルや経験を生かす
→その社員がこれまで仕事人生で培ってきた経験や技術を社会に役立てる喜びを持てる
CSR意識高 → 自社への誇り高
CSR意識低 → 自社への誇り低
- 自らの経験やスキルを社会活動に生かせる場を提供する自社に誇りを持つ
→ ◇自社への誇りは社員は定着率向上につながる
◇そうした高い志を持った人材が増えれば、周りの社員への好印象が大きい
◇そうしたブランドイメージを作ることで、黙っていても優秀な人材が集う
◇志の高い人材が集い、かつ入社後もスキル取得や技能向上への
モチベーションを維持し続けられる
①コンピテンシー(強み)を社会問題につながる
②本業へのフィードバック
③トップコミットメントとコミュニケーション
④インターナルブランディング
最終更新:2009年07月31日 20:40