「イースIII WANDERERS FROM Ysのエンディング」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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【あらすじ】
フェルガナ地方。そこには、かつてガルバランと呼ばれる強大な魔物を、4つの彫像を以て封印した勇者の伝説があった。
しかし、いつの頃からか土地は枯れ果て、魔物が現れては人を襲うようになってしまった。
エステリアからの約2年に及ぶ放浪の旅((筆者注:オープニングには約3年とあるが、時系列的には約2年が正しい。))を経て、アドルとドギはその異変の噂を聞きつけ、フェルガナ地方に辿り着いた。
そこは、ドギの生まれ故郷でもあった。
ドギからレドモントの街を案内される中、アドルは彼の幼馴染・エレナと会った。彼女曰く、兄のチェスターとはここ数ヶ月会っていないという。
そんな彼に行く先々で遭遇したアドルは、ある時、両親と故郷の村の敵討ちの為に、そして城主自身の野望で己を滅ぼさせる為にガルバラン復活計画に加担していた事を、彼の口から聞く。
ドギにもそれを知られ、諭されたチェスターは自らの過ちで多くの犠牲を生んでしまった事に気付き、1人で責任を取る為にガルバラン封印に向かった。
バレスタイン城に乗り込んだアドルは、城主を利用した黒幕・ガーランドを倒したものの、迎えに来たエレナを目の前でガルバランにさらわれてしまい、自身の無力を嘆く。
そしてアドルはドギの言葉に勇気付けられ、単身4つの彫像を携えガルバラン島へと渡り、遂にガルバランを倒した。
エレナを救出したアドルは、ガルバラン島の柱の間まで辿り着いていた。
アドル「エレナ! 無事だったのか・・・チェスターは? チェスターはどうしたんだ!!」
エレナ「兄は・・・兄はこの島を沈めるって・・・ガルバラン島の中枢部へいったわ。」
アドル「なんだって!! あの怪我で、どうやって脱出するっていうんだよ! エレナ! 先に行っててくれ!! 僕はチェスターを助けに行く。」
救出に向かうアドル。しかし・・・。
エレナ「アドルさん。待って!!」
呼び止められる。
エレナ「行かないであげて。兄は、責任をとらなくちゃいけないって、これは自分の使命だって言ってたの・・・」
アドル「エレナ! 君はチェスターが死んでもいいのか!! 悲しくないのか!!」
エレナ「アドルさん。わかって・・・兄さんが帰らなくて、いちばんつらいのは私なのよ。17年間もいっしょに生きてきた私なのよ。兄さんは死なないわ! 私は必ず戻ってくるって信じてるもの!!」
アドル「エレナ・・・」
エレナ「あなたにひとつ話しておかなくちゃならないことがあるの。
この地方には、ずっと昔、ガルバランを一人の勇者が封じたっていう言い伝えがあります。私達、兄妹が住んでいた村の人間は、ちょうど、その勇者の末えいにあたるんです。
マクガイア城主は、私達の村があると、ガルバラン復活を阻止されると思った・・・きっと、それで村を壊滅させたんです。
今では、このガルバラン島を沈める方法を知っているのは兄さんだけ・・・ガルバランを永遠に封じこめるためには、兄さんが・・・、兄さんが行くしかないの。」
アドル「エレナ、すまない。君の気持ちも知らずに・・・」
エレナ「ううん、いいの。あなたがわかってくれさえすれば。」
地震が起こり、柱に亀裂が走る。
アドル「ここもそろそろ危ない。エレナ、いっしょに来るんだ。」
エレナ「アドルさん・・・」
島を離れる2人。
ガルバラン島の中枢部。
祭壇上の3本の水晶柱のうち、左右2本が沈む。
チェスターが祭壇を降りて振り返ると、最後の中央の水晶柱が消え、光の柱が伸びる。
チェスター「これで、すべてが終わった・・・アドル君、エレナを頼む・・・」
稲妻が走り、巨大な閃光の柱が空へと上昇し、そしてガルバラン島は海の藻屑と消えていく。
・
・
・
早朝。レドモントの街の宿屋。
アドル「ドギ、そろそろ行くよ。」
ドギ「もう、行くのかい。アドル、ちょっと早すぎるんじゃないか。」
アドル「みんなに気づかれないように、朝早く街を出るって決めたじゃないか。」
ドギ「ああ、そうだったな・・・アドル、先に行っててくれないか。俺はちょっとやっていかなくちゃならないことがあるんだ。」
宿屋を出て…。
(エドガーの家を訪れる。)
エドガー「アドル君。やっぱり、街を出ていくのか・・・」
アドル「エドガーさん。ひとつ、約束して欲しいことがあるんです。」
エドガー「なんだね? 君の頼みとあればどんなことでも聞かなくてはなるまい。」
アドル「いつか再びここを訪れることがあるかもしれない。そのときには、ひとまわり大きくなった街を見せてください。」
エドガー「・・・約束するよ。アドル君。私は、ここを世界一の貿易都市にしてみせる。」
(街の入口へ行く。)
ガードナー「アドル。行ってしまうのか。君にはこの街にに残ってほしかったんだが・・・」
アドル「ドギと二人で決めたんです。みんなに気づかれないように朝早くに出ていこうって。」
ガードナー「おや、ドギはどうしたんだい。一緒に行くんじゃないのか。」
アドル「何でも、先に行っててくれって。」
その頃、宿屋では…。
ドギ「エレナ、いいのか。アドルって奴は世界に一人しかいないんだ。もう、一生会えないかもしれないんだぜ。
俺はそろそろ行かないと、アドルにおいていかれちまう。エレナ。元気でな。」
そう言って、ドギは宿屋を出て行く。
しばらくして、エレナも意を決して宿屋を後にする。
再び街の入口。
ガードナー「君はこの街を出たあと、どうするんだね。もう一度、考えなおさんか?」
アドル「僕の人生から冒険という言葉をとってしまったら、後には何も残りません。
いつも僕はこう思っているんです。僕の生き方を見て、みんなが夢を持ってくれたら、この広い世界に目を向けてくれたらと。
僕ははそろそろ行きます。ガードナーさんもお元気で。」
橋を渡り切る直前で…。
ドギ「アドル! 待ってくれ!!」
ドギに呼び止められた。
ドギ「俺をおいていくとはひどいじゃないか!!」
アドル「ドギ、何をやってたんだよ。」
ドギ「アドル、エレナに別れを言わなくていいのか、このまま行ってしまっていいのか。」
アドル「あの娘ならきっとわかってくれるさ。さあ、行こう!!」
街を離れる2人。
・
・
・
アドルとドギは、砂浜から遠くを眺めていた。
小舟はガルバラン島から帰ってきた時に壊れてしまっていた。
脳裏に蘇る冒険の思い出。
ガルバランとの死闘、チェスターの孤独な戦い、街の人々…。
その時、アドルの元にエレナが。
彼女は告げる。アドルがしてくれた事に、その勇気と優しさに、ありがとうと。
そして、再会を約束する。
朝の日差しの下、アドルは新たな冒険の舞台へと想いを馳せる。
#center(){
ひとつの冒険はおわった。
しかし、それはまた、
あたらしい冒険のはじまりでもある。
アドルの旅は永遠におわることはない。
まだ見たことのない世界を知るために。
まだ見たことのない人と出会うために。
そして何よりも、けっしてつきることのない
好奇心をみたすために。
アドル19才のときのこの冒険も、
いずれ百余冊にもおよぶ
冒険日誌の一冊として記され、
多くの人々に、ゆめを与えることだろう。
アドルは冒険をかさね、
さらに、成長してゆくことだろう。
((ここまでは難易度がEASYの場合。NORMALでは「アドルは冒険をかさね~」の部分は付かない。))
アドル19才のときのこの冒険は、
生涯で、もっとも
むずかしいものであったといわれる。
((HARDの場合はこの様になる。))
アドル=クリスティン──
名もしれぬ小さな山村にうまれ、
16才のときから、
世界各地を旅してまわった冒険家。
冒険へのあこがれを胸にひめた人で、
彼の名を知らぬ人はいない。
いつの世も、見知らぬ土地に対する好奇心は、
ちょっとしたきっかけで
人を冒険の旅にいざなうこととなる。
そのきっかけはこの冒険日誌かもしれない。
時と場所をこえて、すべての人が
冒険家としての可能性をもっているのだから。
それぞれの人のあたらしい物語が、
今、はじまろうとしている。
&bold(){THANK YOU FOR PLAYING.}
&bold(){GOOD BYE ─Ys STAFF─}
}
【あらすじ】
フェルガナ地方。そこには、かつてガルバランと呼ばれる強大な魔物を、4つの彫像を以て封印した勇者の伝説があった。
しかし、いつの頃からか土地は枯れ果て、魔物が現れては人を襲うようになってしまった。
エステリアからの約2年に及ぶ放浪の旅((筆者注:オープニングには約3年とあるが、時系列的には約2年が正しい。))を経て、アドルとドギはその異変の噂を聞きつけ、フェルガナ地方に辿り着いた。
そこは、ドギの生まれ故郷でもあった。
ドギからレドモントの街を案内される中、アドルは彼の幼馴染・エレナと会った。彼女曰く、兄のチェスターとはここ数ヶ月会っていないという。
そんな彼に行く先々で遭遇したアドルは、ある時、両親と故郷の村の敵討ちの為に、そして城主自身の野望で己を滅ぼさせる為にガルバラン復活計画に加担していた事を、彼の口から聞く。
ドギにもそれを知られ、諭されたチェスターは自らの過ちで多くの犠牲を生んでしまった事に気付き、1人で責任を取る為にガルバラン封印に向かった。
バレスタイン城に乗り込んだアドルは、城主を利用した黒幕・ガーランドを倒したものの、迎えに来たエレナを目の前でガルバランにさらわれてしまい、自身の無力を嘆く。
そしてアドルはドギの言葉に勇気付けられ、単身4つの彫像を携えガルバラン島へと渡り、最後の決戦に臨む。
「これからは、ガルバランの時代が始まるのだ。その手始めに、私の力を思い知らせてくれる!!」
苦しい戦いの末、遂にガルバランを倒した。そして───。
エレナを救出したアドルは、ガルバラン島の柱の間まで辿り着いていた。
アドル「エレナ! 無事だったのか・・・チェスターは? チェスターはどうしたんだ!!」
エレナ「兄は・・・兄はこの島を沈めるって・・・ガルバラン島の中枢部へいったわ。」
アドル「なんだって!! あの怪我で、どうやって脱出するっていうんだよ! エレナ! 先に行っててくれ!! 僕はチェスターを助けに行く。」
救出に向かうアドル。しかし・・・。
エレナ「アドルさん。待って!!」
呼び止められる。
エレナ「行かないであげて。兄は、責任をとらなくちゃいけないって、これは自分の使命だって言ってたの・・・」
アドル「エレナ! 君はチェスターが死んでもいいのか!! 悲しくないのか!!」
エレナ「アドルさん。わかって・・・兄さんが帰らなくて、いちばんつらいのは私なのよ。17年間もいっしょに生きてきた私なのよ。兄さんは死なないわ! 私は必ず戻ってくるって信じてるもの!!」
アドル「エレナ・・・」
エレナ「あなたにひとつ話しておかなくちゃならないことがあるの。
この地方には、ずっと昔、ガルバランを一人の勇者が封じたっていう言い伝えがあります。私達、兄妹が住んでいた村の人間は、ちょうど、その勇者の末えいにあたるんです。
マクガイア城主は、私達の村があると、ガルバラン復活を阻止されると思った・・・きっと、それで村を壊滅させたんです。
今では、このガルバラン島を沈める方法を知っているのは兄さんだけ・・・ガルバランを永遠に封じこめるためには、兄さんが・・・、兄さんが行くしかないの。」
アドル「エレナ、すまない。君の気持ちも知らずに・・・」
エレナ「ううん、いいの。あなたがわかってくれさえすれば。」
地震が起こり、柱に亀裂が走る。
アドル「ここもそろそろ危ない。エレナ、いっしょに来るんだ。」
エレナ「アドルさん・・・」
島を離れる2人。
ガルバラン島の中枢部。
祭壇上の3本の水晶柱のうち、左右2本が沈む。
チェスターが祭壇を降りて振り返ると、最後の中央の水晶柱が消え、光の柱が伸びる。
チェスター「これで、すべてが終わった・・・アドル君、エレナを頼む・・・」
稲妻が走り、巨大な閃光の柱が空へと上昇し、そしてガルバラン島は海の藻屑と消えていく。
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早朝。レドモントの街の宿屋。
アドル「ドギ、そろそろ行くよ。」
ドギ「もう、行くのかい。アドル、ちょっと早すぎるんじゃないか。」
アドル「みんなに気づかれないように、朝早く街を出るって決めたじゃないか。」
ドギ「ああ、そうだったな・・・アドル、先に行っててくれないか。俺はちょっとやっていかなくちゃならないことがあるんだ。」
宿屋を出て…。
(エドガーの家を訪れる。)
エドガー「アドル君。やっぱり、街を出ていくのか・・・」
アドル「エドガーさん。ひとつ、約束して欲しいことがあるんです。」
エドガー「なんだね? 君の頼みとあればどんなことでも聞かなくてはなるまい。」
アドル「いつか再びここを訪れることがあるかもしれない。そのときには、ひとまわり大きくなった街を見せてください。」
エドガー「・・・約束するよ。アドル君。私は、ここを世界一の貿易都市にしてみせる。」
(街の入口へ行く。)
ガードナー「アドル。行ってしまうのか。君にはこの街にに残ってほしかったんだが・・・」
アドル「ドギと二人で決めたんです。みんなに気づかれないように朝早くに出ていこうって。」
ガードナー「おや、ドギはどうしたんだい。一緒に行くんじゃないのか。」
アドル「何でも、先に行っててくれって。」
その頃、宿屋では…。
ドギ「エレナ、いいのか。アドルって奴は世界に一人しかいないんだ。もう、一生会えないかもしれないんだぜ。
俺はそろそろ行かないと、アドルにおいていかれちまう。エレナ。元気でな。」
そう言って、ドギは宿屋を出て行く。
しばらくして、エレナも意を決して宿屋を後にする。
再び街の入口。
ガードナー「君はこの街を出たあと、どうするんだね。もう一度、考えなおさんか?」
アドル「僕の人生から冒険という言葉をとってしまったら、後には何も残りません。
いつも僕はこう思っているんです。僕の生き方を見て、みんなが夢を持ってくれたら、この広い世界に目を向けてくれたらと。
僕ははそろそろ行きます。ガードナーさんもお元気で。」
橋を渡り切る直前で…。
ドギ「アドル! 待ってくれ!!」
ドギに呼び止められた。
ドギ「俺をおいていくとはひどいじゃないか!!」
アドル「ドギ、何をやってたんだよ。」
ドギ「アドル、エレナに別れを言わなくていいのか、このまま行ってしまっていいのか。」
アドル「あの娘ならきっとわかってくれるさ。さあ、行こう!!」
街を離れる2人。
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アドルとドギは、砂浜から遠くを眺めていた。
小舟はガルバラン島から帰ってきた時に壊れてしまっていた。
脳裏に蘇る冒険の思い出。
ガルバランとの死闘、チェスターの孤独な戦い、街の人々…。
その時、アドルの元にエレナが。
彼女は告げる。アドルがしてくれた事に、その勇気と優しさに、ありがとうと。
そして、再会を約束する。
朝の日差しの下、アドルは新たな冒険の舞台へと想いを馳せる。
#center(){
ひとつの冒険はおわった。
しかし、それはまた、
あたらしい冒険のはじまりでもある。
アドルの旅は永遠におわることはない。
まだ見たことのない世界を知るために。
まだ見たことのない人と出会うために。
そして何よりも、けっしてつきることのない
好奇心をみたすために。
アドル19才のときのこの冒険も、
いずれ百余冊にもおよぶ
冒険日誌の一冊として記され、
多くの人々に、ゆめを与えることだろう。
アドルは冒険をかさね、
さらに、成長してゆくことだろう。
((ここまでは難易度がEASYの場合。NORMALでは「アドルは冒険をかさね~」の部分は付かない。))
アドル19才のときのこの冒険は、
生涯で、もっとも
むずかしいものであったといわれる。
((HARDの場合はこの様になる。))
アドル=クリスティン──
名もしれぬ小さな山村にうまれ、
16才のときから、
世界各地を旅してまわった冒険家。
冒険へのあこがれを胸にひめた人で、
彼の名を知らぬ人はいない。
いつの世も、見知らぬ土地に対する好奇心は、
ちょっとしたきっかけで
人を冒険の旅にいざなうこととなる。
そのきっかけはこの冒険日誌かもしれない。
時と場所をこえて、すべての人が
冒険家としての可能性をもっているのだから。
それぞれの人のあたらしい物語が、
今、はじまろうとしている。
&bold(){THANK YOU FOR PLAYING.}
&bold(){GOOD BYE ─Ys STAFF─}
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