名探偵コナン 紺青の拳のオープニング

マリーナベイサンズ。
バーにレオン・ローがやってくる。

レオン(英語)「待たせたかな? 変わったところに呼び出しだね」
シェリリン(英語)「周りの人に気づかれないように日本語でしゃべらない?」(日本語) 「人目があれば、あなたは妙な真似はできないでしょ? 」
レオン「ずいぶんな言い草だな…… まるで僕が君を狙っているみたいだ」
シェリリン「違うの?」
レオン「君とは友人としていい関係が築けていたと……」
シェリリン「余計なおしゃべりはなしよ。私の提案に対する返事だけを聞かせて…… YES? それともNO ?」
レオン「返事をする前に、君が注文した品を当てて見せよう…… アイスティー……なんかじゃない。シャンパーニュ…… いやワインだ。赤ではなく白、よく冷えたムルソー……」
ボーイ(英語)「ムルソーをお持ちしました」
シェリリン「ど、どうしてわかったの?」
レオン「君の心を読んだのさ……」
ボーイ(英語)「あの……」
シェリリン「いらないわ!」

シェリリンはバーを去ろうとする。

レオン「ああ、ちょっと……」
シェリリン「何?」
レオン「答えはNOだ」

レオンがボーイの胸ポケットに札を入れる。

レオン(英語)「助かったよ……」

シェリリンがふらつきながらエレベーターを降りる。
そして通行人とぶつかる。

男性(英語)「え? 大丈夫……?」
女性「きゃああっ‼︎」

シェリリンの背中にはナイフが刺さっていた。
すると今度は車が爆発。

警備員(英語)「な、なんだ?」

ベイサンズ内がパニックなる。

警備員(英語)「落ち着いてください こちらの指示に… あ、ちょっと⁉︎」

するとレオンは布をシェリリンに被せる。

警備員(英語)「あなた何を?」
レオン(英語)「現場保存だよ 殺害現場が踏み荒らされてしまうだろ?」


警察がマリーナベイサンズに到着。
パトカーからマーク・アイダンが降りる。

警官(英語)「おつかれさまです」
アイダン(英語)「私が呼んだ者は?」
警官(英語)「既に中に」
アイダン(英語)「ありがとう」

内部。
リシ・ラマナサンが調べていた。

アイダン(英語)「待たせたなリシ!」
リシ(英語)「アイダン警部補‼︎ 招集ありがとうございます」
アイダン(英語)「殺害現場はこの先のショッピングモールだ 少々厄介な事件になるぞ」

殺害現場。

アイダン(英語) あのレオン・ローが遺体の第一発見者だったんだよ」
リシ(英語)「レオン先生!」
アイダン(英語)「お前、あいつの一番弟子だったんだろ? あまり事件に口出さないように言ってくれ」
リシ(英語)「そんなこと言えませんよ 挨拶してきます! レオン先生!」
レオン「リシじゃないか! 久しぶりだな」
リシ(英語)「はい!」
レオン「日本語で話そう……」
リシ「はい」
レオン「今は民間の予備警察官として働いているんだって? 出世したじゃないか……」
リシ「教官として犯罪行動心理学を叩き込んでくださったレオン先生のおかげです!」
レオン「先生だなんてよしてくれ。今は民間人さ…… それにしても、犯人は爆弾まで用意していたとはな……」
リシ「爆破された車は被害者、シェリリン・タンさんのものでした」
レオン「彼女は優秀な弁護士だったから、恨まれることもあっただろうし、危険な相手との付き合いも……」
無線(英語)「警部補はいるか!?」

アイダン(英語)「すまん! 道をあけてくれ! どうした?」
鑑識(英語)「エレベーターの壁に妙なものが」
アイダン(英語)「なっ!? なんだこれは?」

エレベーターの窓には血まみれのキッドカードが貼ってあった。

リシとレオンもやってくる。
そんな中、マーライオンの口から赤い液体が出てくる。


阿笠邸。

哀「ダメよ……」
コナン「そこをなんとか!」
哀「ダメったらダメ」
コナン「頼む!」
博士「どうしたんじゃ? 2人とも……」
哀「また例の薬を使って元の姿に戻りたいって…… 修学旅行の時だって大変な思いしたばっかりなのに……」
コナン「あん時だってなんとか乗り切れたんだ。だから大丈夫、薬をください!」
哀「ダーメ!」
博士「一体どこに行くつもりなんじゃ?」
哀「シンガポール」
コナン「博士、これさ! この大会にあの人が出るんだよ…… 400戦無敗の」
博士「おお! 京極真くんか!」
コナン「その試合を園子が観に行くって言い出してさ、小五郎のおっちゃんや蘭も一緒にって…… 俺も誘われたけどこの姿のままじゃ出国できねぇし」
博士「そうじゃな、パスポートは新一のものだしのう……」
コナン「だから頼むよ、灰原!」
哀「しつこい!」
コナン「ええっ?」
博士「今回ばかりは諦めた方が……」
コナン「はぁーっ、行きたかったなぁ……」
博士「そうがっくりせんでも! よーし、気晴らしにここで1発!」
コナン「えっ? もうやんの?」

博士がアザラシの着ぐるみを着用。

博士「アジアンクイズです! シンガポールで1番人気のある催しはなんでしょうか? 1、国歌斉唱。2、旧正月のお祝い。3、国旗掲揚。4、マリーナベイ花火大会!」
哀「何? そのかっこ……」
コナン「答えは簡単! 3番の国旗掲揚だろ? なんたって芯がポールだから……」
博士「おおっ、正解じゃ! さすがじゃ。よし、ではもう1問」
コナン「もういいよ……」
博士「えっ? どど、うわっ! やっぱ子供たちがいないと寂しいな……」


コナンは探偵事務所に向かっていた。

コナン「ちぇっ、灰原のやつ……」

コナンの後をだれかがつけていた。
振り向くと誰もいなかった。
しかし、コナンは角を曲がり、麻酔銃を構える。
そこにやってきたのは蘭だった。

コナン「蘭姉ちゃん、どうしたの? こんなところで……」

蘭が近づく。

コナン「蘭姉ちゃん……」
蘭「ずっと待ってたんだよ……」


コナンが目を覚ます。

コナン(ん? なんだここは?」
蘭「すっごい大きいね!」
コナン(蘭の声? どこなんだここは⁉︎ 何かに閉じ込められてる? くそっ! よし、これで!)

コナンがファスナーを開けるとそこにあったのはマーライオンだった。

コナン「マーライオン……」

他にはマリーナベイサンズもあった。

コナン「シンガポールかよ!!」



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最終更新:2020年01月13日 20:58