テロップと映画のタイトルが続いた後、荒廃した街並みが映る。
ナレーション「すべての警告は真実だった…。全ての予言は現実となった…。混沌の世界を恐怖が支配していた。かつてのほまれ高き拳法の印…南十字星サザンクロスは今や恐怖政治の象徴であった」
ナレーションがそう語った後、夜空にある北斗七星が映る。
ナレーション「北斗神拳の象徴…天空に輝く北斗七星は残されたただ一つの自由への希望であった」
ナレーションが語る中で胸に銃弾らしきようなものが撃たれた痕跡らしきものがある男が歩く場面となる。
ナレーション「我が息子…ケンシロウよお前の苦悩がわかる…お前の葛藤が伝わってくる…なぜ荒野を彷徨う?。お前が独裁者に立ち向かうの世界が待っている。己の運命を拒んではならん。」
今でも荒野を歩いているケンシロウに説得する形でナレーションが語りかける。
次にそのナレーションとなるリュウケンがとある建物の中で佇んでいる場面が映る。
リュウケン「私は死に至った時のことを覚えている…」
リュウケンが頭の中でそう語る中、冬のコートを着た男・シンが扉を開けてやってくる。
リュウケン「シンか…私を侮辱するのか?。せめてお前の顔を見せろ」
リュウケンがそういったあと、シンはマスクを外して素顔を見せる。
シン「流石だな。私の指名もお見通しか」
リュウケン「そうだ…はっきりとな。これは宿命だ。私を殺しに来た」
シン「そうだ。お前を殺しに来た」
リュウケン「私の仕事は終わった。 覚悟はできている。だが私は北斗の拳。お前は南斗聖拳の使い手」
シン「私こそが南斗聖拳のマスターだ」
リュウケン「そうだ…北斗と南斗は戦ってはならぬというのが教えのはずだ!」
シン「戦いではない。これは処刑だ」
シンはそういった後、拳銃を取り出しリュウケンを射殺する。
変わって荒廃した大地に大都市がある風景が写る。
リュウケン(ナレーション)「その後1年も待たず、サザンクロスの街は新世界を支配するまでに台頭した。新しい法を執行するのはクロスマンと呼ばれる凶悪な軍団だ…」
クロスマンの一員が人々を蹂躙する場面が映る。
次に宮殿の中でシンが佇んでいるところが映る。
リュウケン(ナレーション)「宮殿の玉座に座る皇帝・シンは一大帝国建設の野望を実現しようとしている…」
最終更新:2023年09月08日 22:54