四大家族

『クアットロ・グランデ・ファミーリャ』
ガイオウ共和国を牛耳っているマフィアの元締め達による四派閥。
同国に数あるマフィアの大半が『四大家族』どれかの傘下についており、路地裏で盗品を売りさばくチンピラであっても辿っていけばどれかに行きつくと言われている。
噂によるとガイオウ経済の約四分の一は彼らが支配しているとか。

四大家族それぞれの関係性は『敵対』であり、末端組織による小競り合いが絶える事は無い。
だがいくら仲が悪くとも全面抗争等を起こす気はないらしく、基本的には不干渉を決め込んでいる模様。


『コルヴォ』

ガイオウ共和国四大家族の一つ。
北から中央にかけてを支配する最大勢力。
元は四大家族最弱であったが、現在のボスになってから急成長した。
何故か王政の残党が多く、現政権に対して敵対的。

『一般人には手を出さない』『人身売買をしない』『薬物取引は禁止』『極力殺さない』等、様々な掟がある。
だが殺しに関しては「敵が貧弱すぎた」の言い訳で許されたりとかなり緩い部分も。

ボスの『烏王・カリウス』は経歴不明の人物。
賢く冷徹で、カラスを従えている。
悪口を言うとカラスが突きに来るとか。


『ベッロ・ボッチョーロ』

ガイオウ共和国四大家族の一つ。
娼館とその護衛を前身とするマフィア。
『娼館ある所にベッロ・ボッチョーロあり』とまで言われており、その影響力は近隣諸国にまで広がっているらしい。

『女は商品』が合言葉。
だがこれは商品を粗末に扱う奴は万死に値するという意味でもある。

ボスの『毒婦王・ダニエラ』は中年の女性。
サキュバスであり、本人も自身が魔族である事を隠していない。
無能と怠惰に厳しい。


『鮫牙の会』

ガイオウ共和国四大家族の一つ。
船乗りギルドを前身とするマフィアであり、ガイオウ南部の漁業や海運関係の殆どを牛耳っている。

建前上は海洋交易における防衛の為の組織としているようだ。
だが実際は海賊行為を繰り返しており、シードリアハーレンの商船を執拗に狙って略奪行為を繰り返している。
襲われた国からは当然苦情が来ているが、取り締まる筈の海軍上層部と癒着状態なのでどうしようもない。

ボスの『海王・カサートカ』は水棲型亜人の血を引く男。
口は悪く、頭もよろしくないが、有能な人材を発掘する目と助言を聞き入れる耳を持っている。
近年まではブラックシープ商会とも太い繋がりを持っていたらしい。


『ペッカートル百人兄弟』

ガイオウ共和国四大家族の一つ。
構成員に血の繋がりは無いし、百人以上居る。

ガイオウの東部域を支配しており、四大家族の中でも暴力性と残虐性において群を抜いている。
報復を恐れて誰も彼らを告発しないし、誰も彼らを捕まえようとはしない。
一度『愚王』に壊滅させられており、これでも弱体化している。

ボスの『梟王・ウルラ』は精霊喰いを行う事によって魔法が使えるようになったドワーフ
フクロウを操れるようだが、他にもまだ何らかの能力を隠し持っているようだ。


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最終更新:2024年12月02日 16:33