第三次魔族侵攻を率いた三代目
魔王。
龍を模した甲冑と、六つの宙に浮く暗く燃える炎の腕が特徴の
魔族。
(元々は両腕があったが魔王候補時代に戦った
魔将の持つ
魔剣によって切り落とされ、直後に能力が覚醒し六つの腕を顕現させ勝利した)
圧倒的な戦闘能力とカリスマ性を持ち、他の魔王候補を次々と打ち倒しながらも誰一人殺す事なく自分の部下として従えさせたという。
結果として歴代で最も配下の質と戦力数の高い魔王と評される程となった。
当時、魔族だけでなく人間からも気味悪がられていた
勇者を前にして唯一平気な魔族であったとの事。
『何の感情も感慨もない者が世界の為に戦うか?』と言い、逃げ回る配下を嗤いながら自ら前線に立って勇者と戦ったようだ。
結果、三度戦い、三度引き分けたという。
最終的には世界を征服する目前まで到達するも、何故かそこで侵攻を止めてしまう。
ある魔族の話によれば勇者病死の報せを聞くと脱力するように玉座に座り込み慟哭、それ以降完全にやる気を無くしてしまったと伝えられている。
その後は自身の側近の内から
次の魔王を指名するとひっそりと姿を消した。
晩年については誰も知らない。
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最終更新:2024年02月23日 21:11