STEP1:そもそも三角比とは
基本の解説

このような三角形、お堅く言うと∠POQが鋭角である直角三角形で
∠POQの大きさをθにすると
という式が成り立つのだが、もう少し詳しく見ていこう。
ちなみに、海外では
というジョークがあるが、そんな式はもちろんないので注意。
sin

※⬛︎:分子 ⬛︎:分母
何もない角からθ側(斜辺)が分母、直角側が分子と覚えると良いだろう。
cos

※⬛︎:分子 ⬛︎:分母
θ角から何もない角側(斜辺)が分母、Θ角から直角側が分子と覚えると良いだろう。
tan

※⬛︎:分子 ⬛︎:分母
直角からθ側(cosの分子)が分母、何もない角側(sinの分子)が分子と覚えると良いだろう。
STEP2:三角比の表
基本解説
この世には三角比の表というのがある。
例題1
この三角形のθのおおよその大きさを三角比の表を用いて求めよ。
解説
この問題は深く考えなくても良い。この2つの数で求められるのはcosである。
よってこの三角形のcosは
となる。
単純に、
のおおよその値を求めると0.7777…となる。ここで三角比の表を見てみよう。
よってこの三角形のcosは
単純に、
| 0° | 0.0000 | 1.0000 | 0.0000 |
| 1° | 0.0175 | 0.9998 | 0.0175 |
| 〜省略〜 | |||
| 38° | 0.6157 | 0.7880 | 0.7813 |
| 39° | 0.6293 | 0.7771 | 0.8098 |
| 40° | 0.6428 | 0.7660 | 0.8391 |
今はcosθを求めたいので、見るのはcosの欄。
0.7777…に1番近いのは39°の欄にある0.7771となるはずだ。よって、おおよその大きさは
0.7777…に1番近いのは39°の欄にある0.7771となるはずだ。よって、おおよその大きさは
となる。
