★☆☆☆☆〜★★☆☆☆
STEP1:基本の因数分解(復習)
基本の解説
- 共通の因数を括り出す。
例題1
Q.a²b+9ab² を因数分解せよ。
解説
この因数分解を考えた場合、
まずaがそれぞれa²とaとして存在している。これらは共通な因数、つまり同じ数がかかっていると言える。
まずaがそれぞれa²とaとして存在している。これらは共通な因数、つまり同じ数がかかっていると言える。
a(7ab+9b²)
加えてbもそれぞれbとb²と
ab(7a+9b)
と因数分解できる。よって答えは、
ab(7a+9b)
となる。
類題
例題2
を因数分解せよ。
解説
この因数分解を考えた場合、
まず、
と
では、
が共通している。
例題1ではaという文字を共通因数として置いたが、
も同じように共通な因数として考えることができる。よって答えは、
まず、
例題1ではaという文字を共通因数として置いたが、
となる。
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類題
STEP:平方の差を利用した因数分解(★★★☆☆)
基本の解説
- 近くの数字で因数分解できるものに寄せる。
- これは例題を見てもらった方が早い。
例題1
Q.を因数分解せよ。
解説
まずやるべきことは、
を別の数字に置き換えることである。そうすれば、x²-ax-a²の式になる。
すると式は、
すると式は、
パッと見因数分解できそうだが、足して-13、かけて36となる整数の組み合わせはない。解の公式を使えば答え自体は出るが、ごちゃごちゃして大変面倒くさいので、この問題では使用しない。
では、どうすればこの問題を解けるか。
もし、Xにかけられている数が-13でなく-12だった場合は、
では、どうすればこの問題を解けるか。
もし、Xにかけられている数が-13でなく-12だった場合は、
となり、因数分解できるようになる。このx²-
に式を寄せて仕舞えば、因数分解が可能になる。これを、平方の差の形と呼ぶ。
つまりは、あの式(例題)からXを1つ外へ出して、X²-12Xの形にする。
に式を寄せて仕舞えば、因数分解が可能になる。これを、平方の差の形と呼ぶ。
つまりは、あの式(例題)からXを1つ外へ出して、X²-12Xの形にする。
するとこれはa²-b²の形となるため、(a-b)(a+b)の形となる。