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浮遊大陸アライアス

  • 概要
元は遥か太古の魔族との大戦時、スケープゴートとして裏切者、大罪人の汚名を被せられて世界から放逐されたアライアスと言う国。その国が、国土をそのまま空に浮かばせて地上との関わりを一切断った結果生まれた大陸。浮遊大陸化の際に認知阻害の大結界を展開し、確実に「そこにある!」と確信している者でないと、たとえ触れたとしてもその存在を知覚できなくなっている。
地上では「悪い国は亡びました」と伝えられているが、浮遊大陸では正しい歴史を連綿と受け継いでいる。そのため、地上人に対する感情は最悪であり、明確な掟こそ無いものの関わりを持つこと自体を忌避している。しかしながら、忌避すると同時に「我々は卑劣な地上人とは違う」「地上人と同じ所まで堕ちる気は無い」という感情を抱いており、同胞(=天空人)の認めた地上人であるなら受け入れるという(感情としては上から目線ではあるものの)度量を備えている。特に、婚姻などで天空人の家族の一員となった場合は、平等の待遇を受けることができる。むしろ、自分たちの文化を知ってもらおう、地上の文化を教えてもらおうと親身に接してくるかもしれない。

元々は封建制を採用していた王国だが、今では複数の集落に分かれた合議制村文化。ある意味時代の逆行だが、体制側が民の方に歩み寄った結果である。元王家や貴家の一族も、最初の頃こそ村長や代表をしていたが、時代を経るごとに交代制になっていった。
浮遊大陸に存在する村は六つであり、それぞれサルドニクス村、グルナ村、サフィール村、エムロード村、アメティスト村、ディアマン村。それぞれに、村の名前と同じ宝晶剣を伝えているが、今は過半数が行方不明……であったが、現在は大半が発見されている。

  • 種族
アライアスの住民は、基本的に「人間」「天吏」「幻獣」の3つに分類することができる。
アライアスの住民は過半数が人間であり、魔族はいない。ただし、魔族との混血の末裔はごく少数だが存在する。
幻獣は大小さまざまな規模の群れが生息しており、地上でもよく見られる種から、地上では最早見られなくなった伝説上の幻獣まで、様々な種が共存している。ある意味、幻獣の楽園と言えないことも無い。
天吏については、該当ページを参照。


  • 「アライアス」の名について
アライアス王国最後の国王の遺言によって、アライアスの住民は全員王位継承権を有しており、誰でもアライアス王を名乗ることができる。ただし認められるかは別。
これは最後の国王が「アライアス最後の一人が死ぬまで、アライアスは滅びない」という願いを込めたものであり、必要に迫られたときは誰か一人に王位を与えることに「正当な理由を与える」事を目的とする。その名残として、アライアスの住民は名前の最後に「アライアス」をつけた名前が正式名となる。ただし、最近では風化した文化と化しており、婚姻の際くらいにしか名乗ることはない。
現在はアレフが正式にアライアスの王位を継いだため、「アライアス」の名はアレフとその両親であるシン、ベートの3人のみの名となった。

  • 特産品
特産品は石英鋼。浮遊大陸の文化の根幹を担っている鉱石であり、これを抜きにして浮遊大陸は語れない。地上ではもはや伝説となった鉱石だが、浮遊大陸では今も普通に採掘できる。また、地上の鉱物とは加工理論が根本から異なるため、地上の施設では加工不可。

  • 施設
施設などは、六つの村の他に天吏の村アライアス城跡アライアス城地下遺跡などが存在する。


~アライアス王国年表~
約3000年前:周辺の村々が合併し、肥大化した狩猟民族の村が小さな民族国家としてひっそりと成立。

約2700年前:勢力の増大を恐れた周辺国家に侵略を受け始める。それに抵抗するため、合議制の共和国から王国へと移行。

約2500年前:聖鳥バルディエル(バラキエルとも)アライアス付近の深い森に誕生。このころ、アライアス王国は長年戦争を続けてきた敵国を打ち倒し、当座の平和を得る。

約2000年前:大国と化したアライアスが、国家の象徴として宝晶剣が作ったのがこのころ。突如現れた魔族との対戦が勃発。小競り合いを続けてきた周辺国家と停戦し、連合軍を結成。一進一退の攻防が続く。国防の観点から重要視されていたアケローン川での戦いにおいて、蒼晶剣の二代目担い手が大規模戦闘の直前に失踪。混乱する連合軍は大打撃を受けて潰走し、一気に形成が不利に。この時、従軍していた後の英雄レーシュ・フォン・ヴェストファーレンが蒼晶剣を継承。殿として八面六臂の活躍を見せたアケローン川撤退戦は、レーシュの名を世に広めた。

約2000~1995年前:宝晶剣の担い手たちや聖鳥バルディエル、その仲間たちの奮戦により、何とか大勢を立て直す。また、蒼晶剣の管理を任されていたが故に二代目の失踪で半ば名声を失いかけていたヴェストファーレン家が、レーシュの働きによって持ち直す。なお、国家的にも貴族的にも余裕ができてきたレーシュが娼館で暗殺されかけたのもこのころ。

約1995~1990年前:各国に甚大な被害をもたらした大戦も集結し、復興の時代に。大国故に消耗が激しかったアライアスは特に被害が大きく、その中でも常に最前線で戦っていた天吏たちは大きく数を減らした。

約1990年前~:勝利に大きく貢献した大国アライアスが大陸の覇者になる事を恐れた周辺諸国により、先の大戦の魔族はアライアスにより召喚されたものと濡れ衣を着せられ、大包囲網が形成される。よく考えればおかしな話なのだが、天吏以外に疑いを晴らそうとする者はいなかった。そして、天吏たちの声は周辺諸国の情報規制に押しつぶされ、アライアスの疑いが晴れることはなかった。アライアスは最後まで抵抗を続けたが、敗北。レーシュは先の大戦において友誼を結んだ魔王の一柱、シェムハゼルの協力により仲間たちとアライアスを空に浮かべ、ヴェストファーレン大結界を展開。アライアスは地上を去る。

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最終更新:2016年06月20日 15:38