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ポケモン強弱の変動記/タイプ別/はがね - (2021/06/07 (月) 18:29:45) の編集履歴(バックアップ)


鋼タイプの歴史

ここでは鋼タイプの歴史を書いていってください。
冗談は書かないように。随時追加お願いします。



鋼タイプの性能

【第6世代以降】
攻撃面 防御面
弱点 こおり・いわ・フェアリー 弱点 ほのお・かくとう・じめん
半減 ほのお・みず・でんき・はがね 半減 ノーマル・くさ・こおり・ひこう・エスパー・むし・いわ・ドラゴン・はがね・フェアリー
無効 なし 無効 どく
その他 天候「すなあらし」のダメージを受けない。
状態異常「どく」「もうどく」を受けない。
特性「じりょく」が出ている場合交代が出来ない。
【第2~第5世代】
攻撃面 防御面
弱点 こおり・いわ 弱点 ほのお・かくとう・じめん
半減 ほのお・みず・でんき・はがね 半減 ノーマル・くさ・こおり・ひこう・エスパー・むし・いわ・ゴースト・ドラゴン・あく・はがね
無効 なし 無効 どく
その他 天候「すなあらし」のダメージを受けない。
状態異常「どく」「もうどく」を受けない。
特性「じりょく」が出ている場合交代が出来ない。

攻撃面

  • 第2世代~第5世代
抜群2つ、半減4つ。半減が軒並みメジャーであり、毒とともに攻撃面では不遇なタイプとされる。
弱点を突ける相手は全て格闘とかぶっており、よりにもよって弱点の多い岩・氷なのでほかで事足りるケースが多い。
攻撃技自体は性能の良いものもあるため、鋼タイプがタイプ一致として使う場合がほとんど。
更に第4~第5世代では一致使用者(主に複合鋼のヒードラン、エンペルト、ルカリオ等)にさえ鋼技が切られるというケースも珍しくなかった。

  • 第6世代以降
第6世代で登場したフェアリータイプに効果が抜群となり、攻撃面での不遇ぶりが少し解消される。
これまで範囲面でほぼ上位互換であった格闘は逆にフェアリーに半減されるため重要な差別点を得ており、
実際にドラゴンがサブウエポンとして鋼技を採用したり、鋼ポケが一致鋼技を切ることが減ったりと、鋼技の使用率が多少は上昇した。
とはいえ、やはり半減されるタイプにメジャーが多いという状況はあまり変わっていない。
第7世代では強力なフェアリーが増えたため有用度は増した…と言いたいが、メジャーなフェアリーは複合のせいで鋼等倍が多く、毒技に役割を奪われがちになっている…という訳ではなくゴースト複合のミミッキュは毒等倍鋼弱点である上、カプ・テテフは毒と鋼の双方を弱点としているもののエスパー複合のため鋼タイプではなく毒タイプで攻めると一致エスパー技で弱点を突かれて返り討ちに合う危険性が高いため、その点は差別化されていて鋼技のかなり需要は増えており毒技に役割を奪われているわけではないため一長一短である。

物理技は条件付きで高火力となるジャイロボール、ヘビーボンバーが存在するが、上手く扱える使用者は限られる。
それ以外は怯み率こそ高いものの威力80のアイアンヘッドが基本的に最高火力。また、先制技であるバレットパンチはハッサム等に愛用される。
特殊技はジラーチの専用技のはめつのねがいを除くと最高威力がラスターカノンの威力80と、範囲の狭さに見合わない低火力となっている。
(特にラスターカノンは範囲の狭さと技自体の性能の低さが範囲が狭く威力90で反動ありの電気物理技のワイルドボルトに似てると言える。)

防御面

  • 第2世代~第5世代
防御面は驚異の半減11・無効1と、全タイプで最多の耐性を誇る。
特筆すべきは唯一のドラゴン耐性を持つタイプという点。第4世代から第5世代では使用率の高いドラゴン対策として需要が高くなり、鋼自身もメジャーに。
防御が高い鋼も多く、逆鱗を使うドラゴンの抑制としてはかなり優秀である。
耐性の多さからサブウエポンも含め鋼にまともな有効打を持たないポケモンもそれなりに多く、
さらに砂嵐や毒が効かないことも少なからぬ利点であり、受けとしては潜在的に最高峰の性能を持ったタイプだと言える。
鋼タイプのほぼすべてのポケモンの型に受け型が存在することはその証左であろう。

ただし弱点である炎・格闘・地面はいずれもメジャーなタイプなので、弱点も突かれやすいタイプである。
もっとも、鋼に対抗できるからこそこれらがメジャーとなっている節もあるが。

  • 第6世代以降
フェアリー耐性を得た代わりにゴースト・悪タイプに対する耐性が失われた。
特に第6世代ではフェアリーへの優位性以上に後者の弱体化面が響くポケモンがそれなりに多く、
全体的に鋼の完封性能は低下したほか、ゴーストや悪タイプの技の使用率が目に見えて増大することとなった。
メタグロスのように弱点が増えてしまった複合鋼ポケモンも存在する。
また、新登場のフェアリータイプがドラゴン無効の耐性を持つため、ドラゴン耐性が唯一でなくなった。

世代毎の変遷(簡易版)

第2世代
  • 初代のタイプ相性にテコ入れを入れる目的で追加。最多の耐性を誇り、初代で猛威を振るったエスパーやノーマル、氷に耐性を持つ。
  • コイル系統に鋼タイプが追加。既存ポケで唯一タイプに変更があった。
  • 第3世代までは、物理で弱点を突かれる事のないエアームドは物理受けとして高い使用率を誇った。
  • 一方、この頃から攻撃技の範囲や威力には恵まれず、一致でもなかなか採用されない状況だった。
第3世代
  • この世代ではシングルダブル問わずかなりの強豪であるメタグロスが追加された。
  • 鋼タイプが交代できなくなる特性「じりょく」登場。
第4世代
  • 相手より素早さが低いほど威力が高くなる攻撃技「ジャイロボール」登場。この時代ではドータクンやハガネールがメジャーな使用者だった。
  • 技の物理特殊の分離もあってか、エンペルト等の特殊型の鋼タイプが追加された。また、特殊技「ラスターカノン」登場。
  • ドラゴンがかなり強化された事により、唯一のドラゴン耐性を持つ鋼タイプの需要が跳ね上がる事となった。
第5世代
  • ドラゴン全盛期であり鋼の需要の高さも変わらず。
  • 草複合のナットレイが登場。耐性も相まってメジャーポケの一角へ上り詰めた。
第6世代
  • 追加された「フェアリータイプ」に対し効果抜群、
  • ゴースト・あくタイプを受けたときのタイプ相性が半減から等倍に弱体化。
  • 一方で新鋭のフェアリータイプを半減でき、あいかわらず環境に多いドラゴンにも強い。
  • フェアリータイプの追加でドラゴンの役割が減るかと思いきや、げきりん受けに関しては無効化しない鋼の方が確実にドラゴン狩りをできるシーンもあり一長一短。
第7世代
  • ヘビーボンバーを最も使いこなせるテッカグヤが登場。

鋼タイプの平均種族値

平均値は四捨五入。
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計
平均 73(71) 98(96) 119(121) 79(72) 91(90) 61(57) 521(507)
最大 110 135 200 150(130) 150 109 680(600)
最小 50 52 60 40 48 20 380
()内は禁止級除外時

一目見て分かるように、異様に防御が高く、異様に素早さが低い。
まさに鈍足重鋼なイメージが体現できていると言える。
防御力が異常なためか、体力は案外高くはない。

種族値ランキング

合計値

順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガメタグロス 700 11 レジスチル 580
2 ディアルガ 680 コバルオン
3 メガボスゴドラ 630 13 ジバコイル 535
4 メガルカリオ 625 14 ボスゴドラ 530
5 メガハガネール 610 エンペルト
6 メガハッサム 600 16 ルカリオ 525
メタグロス ダイノーズ
ジラーチ 18 ギギギアル 520
ヒードラン ギルガルド
ゲノセクト 20 ハガネール 510

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ドリュウズ 110 1 ディアルガ 150
2 ジラーチ 100 ギルガルドBF
ディアルガ 3 メガルカリオ 140
4 ヒードラン 91 4 ジバコイル 130
コバルオン ヒードラン
6 エンペルト 84 6 レアコイル 120
7 レジスチル 80 ゲノセクト
メタグロス 8 ルカリオ 115
メガメタグロス 9 エンペルト 111
10 フォレトス 75 10 メガメタグロス 105
ハガネール
メガハガネール
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガハッサム 150 1 レジスチル 150
ギルガルドBF ダイノーズ
3 メガルカリオ 145 ギルガルドSF
メガメタグロス 4 トリデプス 138
5 メガボスゴドラ 140 5 ドータクン 116
6 メタグロス 135 ナットレイ
ドリュウズ 7 メガメタグロス 110
シュバルゴ 8 ヒードラン 106
9 ハッサム 130 9 シュバルゴ 105
10 メガハガネール 125 10 エンペルト 101
キリキザン
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガハガネール 230 1 メガルカリオ 112
メガボスゴドラ 2 メガメタグロス 110
3 ハガネール 200 3 アイアント 109
4 ボスゴドラ 180 4 コバルオン 108
5 トリデプス 168 5 ジラーチ 100
6 レジスチル 150 6 ゲノセクト 99
メガメタグロス 7 ルカリオ 90
ギルガルドSF ディアルガ
9 ダイノーズ 145 ギギギアル
10 フォレトス 140 10 ドリュウズ 88
エアームド
コドラ
メガハッサム

種族値ランキング(ワースト)

最終形態のみが対象。

合計値

順位 ポケモン 種族値
1 クチート 380
2 ミノマダム 424
3 エアームド 460
4 フォレトス 465
5 クレッフィ 470
6 アイアント 484
7 ナットレイ 489
8 キリキザン 490
9 トリデプス 495
シュバルゴ

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 クチート 50 1 エアームド 40
メガクチート 2 トリデプス 47
3 クレッフィ 57 3 アイアント 48
4 アイアント 58 4 ドリュウズ 50
5 トリデプス 60 ギルガルドSF
ミノマダム
ダイノーズ
ギルガルド
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ギルガルドSF 50 1 アイアント 48
2 トリデプス 52 2 ギルガルドBF 50
3 ダイノーズ 55 3 クチート 55
4 ミノマダム 69 4 フォレトス 60
5 ジバコイル 70 5 ハガネール 65
ドリュウズ
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ギルガルドBF 50 1 シュバルゴ 20
2 ドリュウズ 60 ナットレイ
3 ルカリオ 70 3 ハガネール 30
4 クチート 85 メガハガネール
5 エンペルト 88 トリデプス
メガルカリオ

鋼タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン

複合タイプ 主なポケモン 複合タイプ 主なポケモン
ノーマル (なし) 飛行 エアームド(1)
ヒードラン(1) (なし)
エンペルト(1) ハッサム、シュバルゴ、フォレトス他(6+1)
ナットレイ(1) エスパー メタグロス、ドータクン、ジラーチ(3+1)
電気 ジバコイル(1) ボスゴドラ、トリデプス、ダイノーズ(3)
(なし) ゴースト ギルガルド(1)
地面 ハガネール、ドリュウズ(2+1) ドラゴン ディアルガ(1)
格闘 ルカリオ、コバルオン(2+1) キリキザン(1)
フェアリー クチート、クレッフィ(2+1)

複合14タイプ28+2種が複合だが、第5世代で+虫が大量増加したため偏りがみられる。
耐性の多さゆえか、複合タイプのほとんどの組み合わせで弱点を相殺できている。
多くは弱点が1つ~3つで、最多でも+地面の4つ。
ただし、4倍弱点を持つものもいるため、
その弱点をつかれると脆くなるデメリットも併せ持つ。

攻撃面では、複合することでタイプ一致技による有効範囲が広がる点が大きい。
防御面を鋼が補い、攻撃面を鋼以外のタイプで補うシナジーが数多く見られる。
ちなみに第6世代で耐性が減らなかったのは+悪のキリキザンのみ(ただし悪、ゴースト耐性は1/4から半減に弱化している)。

単鋼はレジスチル、ギギギアル、メガボスゴドラの2+1種のみ。

鋼タイプの主な技

技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
アイアンヘッド 物理 80 100 15 単体 30%でひるみ
バレットパンチ 物理 40 100 30 単体 先制攻撃(優先度+1)
ジャイロボール 物理 --- 100 5 単体 威力=(25×相手の素早さ÷自分の素早さ)+1
ラスターカノン × 特殊 80 100 10 単体 10%で特防↓
スマートホーン 物理 70 --- 10 単体 必中
技名 直接攻撃 ↓は変化 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
てっぺき × 変化 --- --- 15 自分 防御↑↑
きんぞくおん × 変化 --- 85 40 単体 特防↓↓
ボディパージ × 変化 --- --- 15 自分 素早さ↑↑、体重半減

鋼の攻撃面での相性の第5世代まで不遇なのは当たり前だが、技の性能自体はそう悪くなく、追加効果も全体としては優秀なほうである。
ただし、威力か命中の面でクセのあるものが多い。
「ジャイロボール」は威力が相手に依存し特にクセが強く、更に弱点を付けるフェアリータイプは素早さが低いポケモンが多いためフェアリータイプに対して高威力を狙いにくい(一応エルフーン等の例外は少なからずあるが)。
「アイアンヘッド」も使用者が大抵は遅いため、追加効果が意味をなさず微妙な事が多い(例外はアイアント、Aダクトリオ位)。

サブウェポンに比較的採用されやすい技は、第5世代までは先制技の「バレットパンチ」位だった。
ヌケニン以外に無効にされることがないのでとどめに持たせることも多い。
第6世代以降は鋼弱点のフェアリータイプが登場したため、主に「アイアンヘッド」や「アイアンテール」がドラゴンタイプの対フェアリーの役割破壊のサブウェポンとして使われるようになった。

技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
コメットパンチ 物理 100→90 85→90 10 単体 20%で自分の攻撃↑
アイアンテール 物理 100 75 15 単体 30%で防御↓
ギアソーサー 物理 50 85 15 単体 2回連続攻撃・ギアル系専用技
メタルバースト × 物理 --- 100 10 不定 受けた技のダメージを1.5倍にして与える・後攻技ではない(優先度±0)
はめつのねがい × 特殊 140 100 5 単体 2ターン後にダメージ・まもる、みきり無効・ジラーチ専用技
メテオドライブ 物理 100 100 5 単体 相手の防御系の特性無視・ソルガレオ(日食ネクロズマ)専用技
ギアチェンジ × 変化 --- --- 10 自分 攻撃↑素早さ↑↑・ギアル系専用技
キングシールド × 変化 --- --- 10 自分 技を出す前にシールドフォルムに戻る・攻撃技を防ぐ・
直接攻撃をしてきた相手の攻撃↓↓・連続で出すと失敗しやすい・ギルガルド専用技

こちらはマイナーか、又は使用者の少ない技。…特に第6世代までは鋼技自体がマイナーなので当たり前だが。
「コメットパンチ」はある意味では最も有名な鋼技であろうが、実質的にメタグロスの専用技である。
また「アイアンテール」は一致ですらあまり使われないが、攻撃技のレパートリーに乏しいポケモンがサブウェポンに用いたりすることも。

なお、威力不定の「ジャイロボール」を除けば鋼技の期待値は全て90未満である。

登場ポケモン早見表

太字はメガシンカ可能
  • 第1世代
(なし、レアコイルは当時単電気)
  • 第2世代
ハガネールハッサム、フォレトス、エアームド(+レアコイル)
  • 第3世代
ボスゴドラメタグロスクチート、レジスチル、ジラーチ
  • 第4世代
ドータクン、ルカリオ、エンペルト、ヒードラン、ディアルガ、ミノマダム、トリデプス、ダイノーズ、ジバコイル
  • 第5世代
ドリュウズ、シュバルゴ、ナットレイ、ギギギアル、キリキザン、アイアント、コバルオン、ゲノセクト
  • 第6世代
ギルガルド、クレッフィ

第1世代

まだ鋼タイプは登場していないので、鋼タイプに関わる炎、格闘、氷、地面タイプの話を。

後に鋼タイプの弱点となる炎タイプは氷技への耐性が無く、また当時は炎技で弱点を付ける相手が
ほとんど対戦で使われなかった為、炎タイプの扱いは不遇であった。
格闘も当時最強のタイプとうたわれたエスパーに滅法弱く、技もあまり充実していなかった為、こちらも不遇
であったが、強タイプの一つであるノーマルタイプに効果抜群だったので使われていた。

それらに対し氷タイプは、当時凶悪な性能を誇ったタイプ一致の吹雪を扱え、さらに氷技に対する耐性を備えていて
尚且つ当時では凍り状態は自然回復しない為戦闘不能状態に等しかったが、氷タイプはこの状態にならないという
大きなメリットがあり、当時は最強のタイプの一角と言われた。
当時の地面タイプは当時猛威を振るった氷タイプに対して不利だった為、防御面では不遇であった。
但し攻撃面では威力・命中安定の地震があった為優秀であるというメリットも。

ちなみにこの頃電気のみだったレアコイルは、素早さの点で優位だったサンダースやマルマインの陰に隠れがちだったが、電気ではサンダーに次ぐ特殊を誇っていたため全く使われなかった訳ではない。

第2世代

鋼タイプの登場。殆どのタイプの攻撃を半減or無効化出来る防御に非常に優れたタイプと言う扱い。
鋼タイプの出現が氷タイプの弱体化、また炎タイプや格闘タイプの見直しの一因であるとも言える。

この頃からなかなか優秀な鋼ポケモンが出現。
物理受けをほぼ一匹でこなすエアームド、高い攻撃力を持ちバトンタッチを扱えるハッサム、
「まきびし」を駆使したトリッキーな戦法を取れるフォレトス、パルシェン以上の物理耐久力を誇るハガネールなど、
新登場のポケモンはいずれも対戦で使われた。
コイル・レアコイルはこの時代から鋼タイプが追加され、電気/鋼タイプとなり、数多くの耐性を得た代わりに、前の世代では耐え切れた地震が致命傷になるというリスクを背負うことになった。

当時の鋼技はメタルクロー・はがねのつばさ・アイアンテール・めざパ鋼の4つのみで、攻撃面は優れないためほとんど使われなかった。

第3世代

対戦における鋼タイプの代表格とも言えるメタグロスが登場。
驚異的な攻撃力と高い耐久力を持ち、弱点も少ない事から、登場早々対策必須と呼ばれる程の実力者に。
他にも物理・特殊両方に対して驚異的な耐久力を誇る準伝説レジスチル、
4倍弱点とは言え不一致程度の地面技や格闘技なら耐えてしまい、更にFLの教え技によって強化されたボスゴドラ、
メタグロスと同じエスパー複合で禁止伝説のジラーチ、鋼単で可愛らしい容姿のクチートが登場した。

高い耐性を持つエアームドが撒きびしを習得し、昆布戦法がエアームド単体で可能に。
ドリルくちばし+鈍いを同時に使うことはできなくなったが、エアカッター習得で積み合いには強くなった。
その一方で、鈍いを没収されたフォレトスは弱体化した。

この頃から鋼タイプが警戒すべき特性「磁力」が追加。この特性が追加されたレアコイルはエアームド対策に最適だった。

一方ダブルバトルでは豊富な抵抗と決定力、優れた特性をあわせもったメタグロスが環境を支配することとなった。
とくに、カイオーガやグラードンが禁止され大爆発を習得してからの暴れぶりは半端ではなく、
メタグロス対策のためにダブルバトルでの炎・水・電気の需要が高まった。

第4世代

新勢力9種と、前作から大幅に増加した。
ドータクンはエスパー/鋼と弱点が少なく、しかも特性により実質弱点が1つのみと驚異的な耐性を持ち、
その遅さと耐性からトリックルーム発動要員にも使われるなどの活躍を見せている。
鋼/格闘のルカリオは多彩な技と高い攻撃、特攻からアタッカーとして使われる。
水/鋼のエンペルトは高い特攻と12もの耐性をもち、特殊アタッカーとして使われる。
炎/鋼のヒードランは地面4倍のため得手不得手がはっきりしているが、炎鋼ともに非伝説で最高決定力を誇る。
竜/鋼のディアルガはドラゴンを唯一等倍にできるドラゴンでカイオーガにも強いため、伝説戦で活躍する。
ミノマダムは種族値自体は低いものの、弱点が炎のみで特性によりその炎を予知できる。
トリデプスとダイノーズはボスゴドラに続いて岩/鋼の組み合わせ。
4倍弱点が2つ有るためクセが強いが、特殊耐久についてはどちらもボスゴドラを上回る。
レアコイルはもともと強かったが、奇跡の進化を遂げてジバコイルとなり、素早さが10低くなった代わりに高い防御力と特攻を得た。
4倍弱点の地面を無効にできる電磁浮遊も手に入れ、磁力で狩れる相手も増えた。
しかし、きれいな抜け殻の登場でエアームドを安定しては狩れなくなった。

既存のポケモンも強化された。
エアームドがステルスロックを手に入れ昆布をしやすくなり、羽休めで耐久力も上がった。
ただし、ドータクンという物理受けのライバルが登場し見劣りしてしまうことに。
純粋な鋼であるクチートも、前作までなかった一致鋼技や不意打ちを手に入れ、それなりの扱いを受けるように。
技のレパートリーは広く、蓄えるの仕様変更などによる耐久型等、技が読まれにくくなった。
メタグロスは相変わらず積み技に乏しいが、バレットパンチを新たに習得したり、電磁浮遊で地面を無効にできるようになった。
追い打ちや雷パンチ等サブウエポンの物理化やタイプ一致物理技の習得も強化に繋がっている。
ボスゴドラはメタルバーストに加えHGSSで諸刃の頭突きを手に入れたことで無反動諸刃がぶっ放せるように。(鋼というより岩としての強化の意味合いが強いが)
フォレトスはステルスロック、毒菱を手に入れ、さらに高速スピンの価値が上がったことにより、再び撒き要員に抜擢されやすくなった。
ハッサムも新特性「テクニシャン」を手に入れ、追い討ちなどの技が強くなった。
Pt・HGSSではさらにバレットパンチ・むしくいを手に入れ、タイプ一致技も強化されている。
ハガネールはプラチナにおいて鈍いが復活したことにより、唯一鈍い+タイプ一致ジャイロボールができるようになった。
鈍いにより、問題だった火力不足もカバー。さらに物理受けとしての能力も高まったと見ていいだろう。
今のハガネールは「遅いこと」が彼の長所になっている。
レジスチルも単鋼と優秀な特性で要塞として使われ、地味にタイプ一致技も強化されている。

新たな鋼技としてジャイロボール、ラスターカノン、アイアンヘッド、メタルバースト、ミラーショット、マグネットボムが追加。
特にジャイロボールは相手より遅ければ遅い程威力が上昇する為、ハガネールやフォレトス等はこの恩恵を大いに受けた。
ミラーショットやマグネットボムは存在感が薄い。後者は鋼版の燕返しであり、技の性能自体はそれなりに良い。
しかしこれを覚えるポケモンはダイノーズとコイル系統(とドーブル)のみ。
いずれも攻撃<特攻の連中ばかりで、対戦ではあまり使われないのが現状。

相変わらず攻撃面では半減されるタイプが多い上に弱点を突きにくく、基本的に命中・威力のどちらかに欠け、技の期待値は高くない。
また、鋼対策が必ずと言ってよい程パーティに取り入れられる環境となってしまった為に(「ついで」では対応出来ない優秀なタイプと言う証拠でもあるが)
対人戦では相手の読み次第で耐性を生かせない場面も増えてきている。

ダブルバトルではメタグロスがとんでもない使用率になっており、大会で使用率5割以上は当たり前、場所によっては9割という使用率に。
ドータクンは07~08の公式優勝の4パーティーでの使用率が100%というとんでもないことになっている。
一撃必殺のだいばくはつに、エスパーとの兼ね合いから使えるじこあんじやトリックルームから攻守ともに万能でスキがなかった。
また、レジスチルをサポートしながらひたすら積んで4タテするなどの戦法も行われた。
鋼技主力ではないもののヒードランもねっぷうが強力なので使われ、のちにふんかも使えるものが配布された。
GSでは相変わらずメタグロスが使われていたほか、ディアルガが解禁され猛威を振るった。

第5世代

新ポケモンで現状入手できるものは最終進化系で7種。
全てのポケモンが100以上の種族値を2つもつが、一部を除いて攻撃技の種類が少ない。
単鋼タイプ3匹目に当たるギギギアルはサブウェポンがほぼないが、優秀な積み技ギアチェンジをもつ。
虫複合は3匹登場し、アイアントは鋼最速の素早さ109と、不安定だがはりきりによってかなり高くなる攻撃をもつ。
一方のシュバルゴは鋼最遅の素早さ20と、攻撃135からタイプ一致メガホーンが使えるが、ジャイロボールが使えないのは悔やまれる。
もう一体のゲノセクトは幻のポケモンで、装備したカセットで攻撃属性が変化するテクノバスターという専用技を持つが、
うち3つはマシンで習得可能な技の劣化となる為、実質アクアカセットしか使い道がないのが現状である。
シュバルゴと同じく鋼最遅タイのナットレイは初の草鋼と優秀なタイプに加え、パワーウィップやジャイロボール、
アイアンヘッド、電磁波等を使える。が、地震を使えないのは玉にキズ。
キリキザンも初の悪鋼。優秀な特性まけんきをもつ。
ドリュウズは砂パで活躍でき、特にすなかきならば努力値次第で110族や130族のスカーフも抜くことができる。
準伝説のコバルオンは準専用技のせいなるつるぎを覚える。
最近はボルトチェンジとめざパ氷を搭載した、対受けループを意識した二刀スタイルが増加傾向にある。

既存のポケモンでは頑丈もちのボスゴドラやトリデプス等が仕様変更の恩恵を受けた。
これによりボスゴドラとトリデプスはメタルバーストをタスキいらずで使いこなせるようになり、特にボスゴドラは前世代からの無反動諸刃も健在なので読まれづらくなった。
また、レベル1のココドラやレベル2のダイノーズは嵌ると3タテされかねない。
反面、メタグロスはだいばくはつの弱体化やシャンデラ等の登場による炎タイプの強化により後述のダブルに加えシングルでもやや後退したが、ドラゴンタイプ全盛期であったことからシングルではドラゴン受けとして需要を保てた。

新技はヘビーボンバーとボディパージ、ギギギアルの専用技ギアソーサーとギアチェンジの4種。
ボディパージはロックカットを使っていたボスゴドラやゴローニャ等が草結び・けたぐりの威力を抑える
(実際はほとんど変わらないが)ために使うほか、無限バイバニラにも使われる。
ヘビーボンバーは鋼故の範囲の狭さからタイプ一致が基本だが、ジャイロボールの方が使いやすく、
最終進化系は重いポケモンが多いことなどからボスゴドラ以外ではほとんど使われない。
また、技マシンからアイアンテールと鋼の翼が消えたほか、
破滅の願いが威力140に上昇し、タイプ相性が加味されるようになった。

新アイテムの風船の登場で地面弱点を補うことができるようになった一方、苦手な炎タイプに強力なポケモンが増加した。
また、この世代は格闘タイプの全盛期でもあり地面タイプもガブリアスを中心に環境に多いため、上記の炎タイプの強力なポケモンも含め前世代に引き続き鋼対策が高確率でパーティに取り入れられる環境であるのは鋼タイプにとっては辛い状況である。
反面、天候PT及びドラゴンタイプの全盛期であったため砂嵐を無効に出来て氷タイプに同じく抜群を取れる格闘タイプと違い氷耐性がある上、当世代まで唯一ドラゴン耐性を持つ鋼タイプは砂パへの投入及び砂パにいる岩タイプや霰パへの対策だけではなくドラゴン受けとしての役割も生かされるようになったため一長一短である。

ダブルでは新登場のシャンデラが強力すぎるのではがねタイプ自体はそれなりの弱体化を受けた。
だが、多少減ったとはいえ相変わらずメタグロスが異常な使用率を誇っており、どこを向いてもメタグロスな状況には変わりがない。
ただし環境の変化から他のサブ技よりもしねんのずつきを搭載しているものも増えた。
ドータクンはねこだましの優先度変更によりゴーストタイプに居場所を奪われ減少、
ヒードランはシャンデラにより、レジスチルはデスラッキーにより環境から消え去った。
その代わりにナットレイが雨パと相性がよいのでよく使われ、シャンデラとともにイッシュ出身ではトップクラスの使用率となっている。
ハッサムもアクロバットを習得したので使用率が上がった。

第6世代

◯新タイプ登場に伴うタイプ相性の変更
新タイプのフェアリーに弱点を付けるようになったので不遇な攻撃相性がようやく改善され、防御面でもフェアリーを半減できるようになった。
反面、攻防共に有利なフェアリータイプの登場に加え前世代でシングル・ダブル構わず暴れすぎたため、防御面でゴースト・悪タイプが半減から等倍になってしまい防御相性は弱体化し、それらのタイプのポケモンに押されやすくなってしまった。
多くの鋼ポケモンはフェアリー有利以上にゴースト、悪耐性消滅の影響が大きく響いてしまった。
このため、これまでの耐性受け重視での運用から一転、アタッカー重視での運用が求められるようになった。
また、フェアリータイプやファイアローの登場で天敵の格闘タイプが数を減らし、役割対象の毒タイプもフェアリータイプの登場で強化されたり、弱点の炎タイプの特殊技の威力が低下したという強化点もあるが、天敵の炎タイプがファイアローの登場やおにびの命中率上昇等で強化されて数を増やしたという逆風もあるため、総合的に言えば鋼タイプはやや弱体化した程度である。

◯新規ポケモン
新ポケモンはフェアリー複合のクレッフィとゴースト複合のギルガルドの2匹のみと少ない。
クレッフィはフェアリー複合による超優秀な防御相性に加え、いたずらごころ+でんじはorいばる+みがわりの害悪戦術で大活躍した。
ギルガルドは特性によるフォルムチェンジで上手くいけば実質合計種族値720になるというアルセウス並のステータスを持つという強みを持ち、専用技のキングシールドで接触技を多く使う相手の物理ATを牽制しやすいので猛威を振るった。

◯既存ポケモンの変化
既存ポケモンではクチートがフェアリータイプ追加とメガシンカ獲得で大幅に強化され、特にシングルでトップメタに上り詰めた。
キリキザンは悪複合なのが幸いして防御面であまり弱体化せず、寧ろ攻撃面で大幅に強化され、天敵の格闘タイプの弱体化やはたきおとすの強化等もあって大きく強化された。
ルカリオやボスゴドラもメガシンカの獲得で強化され、特に前者は環境トップメタのメガガルーラに優位なのが大きかった。
また、ナットレイははたきおとすの強化や草複合故に追加された粉技無効耐性に加え、てつのトゲが環境に多いメガガルーラやマリルリといった物理型ポケモンに対する物理受けループの重要性が増したので活躍度がやや上がった。
そして、ヒードランもおにびの強化に加え、炎複合で実現したフェアリー1/4がフェアリータイプの多いダブルで本格的に生かされるようになり、前作のダブルで自身の役割を奪ってたシャンデラの衰退やダブルで相性のいい味方のニンフィアの登場等もあってこの世代で全盛期を迎え、特にダブルで一躍トップメタに抜擢された。
一方、メタグロスとドータクンはどちらもエスパー複合なのが悪影響してゴースト・悪タイプが弱点となって弱点が増えてしまい、役割対象の格闘タイプも弱体化で数を減らしたため大幅に弱体化し環境から大きく減少した(前者は後述の主力技コメットパンチの弱体化も逆風。ORASではメガシンカを獲得したがそれでも微妙だった)。
更に、ドリュウズも永続天候が廃止されたために弱体化してしまい、この世代からシングルではかたやぶり型が主流になった。
また、ハッサムやエンペルトもやや弱体化し環境インフレもあって衰退した。
エアームドは耐久寄りの配分のため鋼の防御相性弱体化の影響が大きくなりやや弱体化し前世代よりやや数を減らしたが、メガガルーラ等に対する物理受けループ性能のおかげで何とか需要を保てた。

◯技の変化
新技は前述のギルガルドの専用技キングシールドのみ。
この世代では多くのタイプの一部の既存技が強化されたが、残念ながら既存の鋼技は強化が一切無かった。
それどころか、コメットパンチは命中率が85→90に上昇した代わりに威力が100→90に低下したため弱体化した(覚えるポケモンがごく僅かで実際に対戦で多用するのはこれまでメタグロスしか存在しないため、覚えるポケモンが多いものの追加効果の割に遅いポケモンばかりが覚えるアイアンヘッドと違いピンポイントで調整しても他のポケモンに影響しなかったと言える)。
反面、前世代までマイナーだった鋼技はフェアリータイプの登場に伴って使用率が上がっており、同じくフェアリーに弱点を付ける毒技に比べると無効タイプがない上、弱点を付けるタイプがやや多く(しかも平凡レベルにまで上昇した)、半減以下にするタイプがやや少ないので鋼技は毒技と違いこの世代ではややメジャーになった。
このため、覚えるポケモンが多い鋼技であるアイアンヘッドやアイアンテールはドラゴンタイプ(特にガブリアス)の対フェアリーの役割破壊のサブウェポンとして使われるようになった。
また、ヘビーボンバーは弱点を付けるフェアリータイプの殆どが体重の軽いポケモンである上、習得者の殆どが体重の重いポケモンであるためフェアリータイプに対して大ダメージを狙いやすいのは大きいと言える。

第7世代

◯環境の変化
ミミッキュやカプの登場により、役割対象のフェアリータイプが大幅に強化されたことで鋼タイプの需要が増えた。
更に天敵の炎タイプがファイアローの弱体化等で数を減らし、同じく天敵の格闘タイプもフェアリータイプの強化で更に数を減らしたのも鋼タイプにとって追い風になり、特にレート戦シングルバトルでは環境上位30位以内にランクインするポケモンに鋼タイプが最大3割を占め、第5世代以上に環境に鋼タイプを数多く見かけるほど鋼タイプの全盛期となった。

◯新規ポケモン
新ポケモンはリージョンフォームを除くと一般では電気複合のトゲデマルのみ。
更にリージョンフォームに氷複合のアローラサンドパンと地面複合のアローラダグトリオが、UBに鋼複合のテッカグヤと草複合のカミツルギと岩複合のツンデツンデ(USMから)が、禁止伝説にエスパー複合のソルガレオと日食ネクロズマ(USMから)が、幻にフェアリー複合のマギアナが追加された。
トゲデマルは電気複合のため電気袋組のポジションを務め、専用技のびくびくちくちくやねこだましに加えニードルガードやほっぺすりすりといったダブル向きの技を多く覚えるので主にダブルで活躍した。
アローラサンドパンは氷複合故に鋼タイプにしては防御相性が壊滅的であるが、タイプ耐性だけで砂嵐と霰を両方無効に出来る数少ないポケモンである上に攻撃相性では非常に優秀なため、個性がないわけではない。
アローラダクトリオは通常種に比べ特性が使いにくく素早さ種族値でも10劣るが、専用特性カーリーヘアは接触技を使った相手の素早さを下げる効果が高い素早さを生かすメリットにもなっているため不遇ではない。
テッカグヤは種族値バランスが優秀で強力な特性ビーストブーストを持ち、やどりぎのタネやヘビーボンバーなどの器用な技を覚えるためレート戦では上位10位台に入るほど使用率が高かった。
カミツルギは当初微妙視されていたが、攻撃種族値181+ビーストブーストによる超火力や草複合故の粉技無効耐性などが研究で再評価されて後に使用率を伸ばし、USMの頃になるとシングル・ダブル構わず使用率が上位30位以内に入るほどになった。

◯既存ポケモンの変化
既存のポケモンも一部を除いて強化されている。
メタグロスはメガシンカの素早さの仕様変更で動きやすくなり、最終的には使用率上位10位内に入るほどになり第4世代の全盛期ほどではないものの復権した。
ルカリオも同じくメガシンカの仕様変更を受けて強化され、格闘複合のため役割対象の同じ鋼タイプが環境に多かったのも追い風であった。
ドリュウズは型破りのおかげでトップメタのミミッキュの皮を剥がさずに一致弱点を付けることが評価され、地面複合故に環境に同じ鋼タイプが多いのもメリットであった。
エンペルトもフェアリータイプの強化が大きかったのに加え、水/飛行のペリッパーがあめふらしの獲得で強化されたこともありペリッパー受けとして重宝されるようになったのが追い風になった。
一方、ハッサムは先制技を無効化する手段の増加で弱体化し、特に本来なら弱点を付けるはずのカプ・テテフにサイコフィールドで主力技バレットパンチを封じられるのが打撃になった。
キリキザンも悪複合のためフェアリーを半減できないのがデメリットになり弱体化した。
ヒードランは役割対象の鋼タイプやフェアリータイプが環境に多いのがメリットだったため、シングルでは相変わらず高い需要を維持してるもののダブルではライバルのガオガエンや天敵のカプ・レヒレの登場が逆風になった。
ナットレイはでんじはの弱体化で素早さ調整抜きが弱体化し、役割対象のメガガルーラの弱体化やZワザのという逆風もあったが、フェアリータイプが強化されたので需要は維持している。
クチートもふいうちの弱体化が逆風となったが、フェアリータイプが環境に多いため需要は何とか保っていた。
クレッフィはいらずらごころやでんじは、いばるや状態異常自体の弱体化により大幅に弱体化して一気に数を減らしてしまった。

◯技関連
新技はマグネットボムの上位互換のスマートホーン、変化技のアシストギア、ソルガレオの専用技のメテオドライブ、(使い手が鋼タイプではない)ダダリンの専用技のアンカーショット、(SMシリーズと互換性のない)ピカブイで追加されたメルメタルの専用技ダブルパンツァーの5種。
中でもスマートホーンは技マシンに収録されてるので覚えるポケモンが多く、下位互換で覚えるポケモンも少なく使い手に問題を抱えるマグネットボムを更に涙目にした。
また、メルメタルの専用技ダブルパンツァーは威力60、命中率100%、2回連続攻撃、3割ひるみの追加効果付きというギギギアルの専用技ギアソーサーのほぼ上位互換であり、こちらではギアソーサーを一気に涙目にしている。
しかし、ダブルパンツァーは3割ひるみの追加効果があるのに肝心のメルメタルは素早さが非常に低く、ピカブイにはトリックルームが存在しないためピカブイでは怯みはほぼ狙えないのが残念だった。
既存技ではヘビーボンバーがちいさくなるを使った相手に必中+ダメージ倍の効果が追加され、鋼技にしては珍しい後の世代で強化された技となった。
キングシールドもタイプ相性で無効になった場合でも相手の攻撃を下げる効果が発動するようになってやや強化された。
この世代では鋼タイプが環境に非常に多くフェアリー対策としてタイプ一致の鋼技を多く見かけるようになり、更に他のタイプでも対フェアリータイプにタイプ不一致の鋼技を搭載することもやや多くなったため対戦において鋼技は一気に超メジャーになった。
また、新システムのZワザは威力や命中に癖のある鋼技を1度だけ高威力の必中技として出せるようになったが鋼技は威力80程度の技や威力の変動する技が多いためZワザでもやや威力不足の160になる技が多いのが悩みとなった(専用Zワザを除くと最大威力200を出せるのはジラーチの専用技のはめつのねがいのみで、次点のアイアンテールやギアソーサーは180が限度)。

歴代の主な鋼使い

第2世代にミカン、第3世代にダイゴ、第4世代にトウガン、第6世代にガンピが登場した。
ミカンはタイプが追加されたコイルと新進化のハガネールという仕様変更されたポケモンを使う。
余談だが、後に第6世代で登場したマーシュ(フェアリー使い)が使うポケモンも、クチートとバリヤードはタイプが追加されており、ニンフィアは新進化形である。
リメイク強化版では全てメジャーポケモンなので侮れない。第4世代にも少し登場した。
ダイゴはRSではラスボス、Eではクリア後に戦える。手持ちの半分は鋼ではないがメタグロスを使ってくる。
HGSSにも登場し、主人公にホウエン御三家を1匹くれる。
トウガンは最初のジムリーダーであるヒョウタの父親、御三家で弱点を突きやすい。
また、上記3人にはそれぞれ名台詞がある。
ガンピは騎士のコスプレをしたオッサンという異様な風貌であるが、話してみると四天王の中で一番まともとの意見が多い。

鋼タイプを専門とする一般トレーナーはいないが、けんきゅういんやさぎょういんと言ったトレーナーに愛用されている。
↑サブウェイに限るけど芸術家がよく使ってくる。

ご意見所

クチートの事が全く触れられていない件
↑ちょこっと書いてみた

第4世代の項の、純粋な鋼であるクチートも~前作ではマイナーだったクチートが~は重複してないのか?
内容がほとんど同じに見えるんだが・・・
↑纏めてみた。

第4世代の新たな鋼技
ミラーショットとマグネットボムも忘れないでやってください。誰も使わないけど…。

主な技を追加してみた。修正or削除よろしく
↑少々修正してみた。正直なところ鋼技でマイナー分けするのもどうかと思ったけど、一応バレパンとアイアンテールなんかでは使用率が段違いだと思ったので…
ラスターカノンもマイナーに入れるべきか迷ったけど、ルカリオやジバコでは威力安定技として採用されることもそこそこあるから保留しといた。
…特殊鋼自体が少ないし、逆にいえば他ではほとんど見かけないんだけれども。

防御ランキングにボスゴドラが入ってませんよ!

ダブルでは公式大会常連の鋼さんたちを追加
使用率100%とかありえないけど現実なんだよね

余談ですが鋼タイプって(少なくとも鋼単体では)攻守とも等倍のタイプは存在しないようですね。
(鋼に等陪なのは水技と電気技のみで、その水と電気に鋼技は半減。)