ポケモン強弱の変動記【第6世代後半】
ΩRαS発売に伴い新たに分けられたレーティングバトル「ΩRαSリーグ」では、カロスマークの無い第5世代以前のポケモンが使用できなくなるという劇的な環境の変化が起きた。
教え技が重要だったポケモンや、PGL限定技が重要だったゲンガー、配布個体の強さが際立っていたエンテイ・スイクン・ヒードランなどのポケモンが姿を消すことになる。
また、いわゆる準伝説ポケモンの厳選難度が跳ね上がり、めざパの重要性が高いサンダーなども個体数を減らすことが想像される。
また、ΩRαSリーグでのみ参戦可能な追加メガシンカ組の存在もあり、これまでのXYリーグとは大きく対戦環境が変わることが予想される。
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※ΩRαSリーグでの主な仕様変更点 |
参加できるポケモン
カロスマークの付いたポケモンに限られる。
したがってポケムーバーを介して連れてきた過去作産のポケモンは使用できない。
追加メガシンカ、(新技、新特性)
エルレイド等ΩRαSで追加されたメガシンカポケモンはΩRαSリーグでのみ参戦可能。
レートでは使えないがグラードン・カイオーガ・レックウザに与えられた新要素はXYに持ち込めない。(金銀クリスタルのタイムマシンと同じ仕様)
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第6世代後半(ΩRαS発売後~)
XYリーグとΩRαSリーグの2つのレーティングバトルに分化。
新勢力ポケモン
強くなったポケモン
ハイパーボイスを教え技として習得し、フリーズスキンによる大火力の一致技を得た。
さらに、サブウェポンとして大地の力も習得し、攻撃範囲が広がった。
その後、夢特性のゆきふらしも解禁された。
第5世代ではデータ上存在するだけだった夢特性のすてみが解禁。
フレアドライブやもろはのずつきなど主要技が軒並み強化された。
レベル技で噛み砕くを習得。メガシンカ型にとっては有用なメインウェポンとなる。
ゲンシカイキを獲得。炎タイプが追加されたほか、特攻が50も上昇。
さらに新特性「おわりのだいち」追加。これにより水タイプが4倍弱点にもかかわらずなんと無効化でき、弱点は地面のみとなった。
攻撃面でも上記の事から炎技の火力も大幅にアップし、地面技も威力120の専用技である断崖の剣により強化された。
教え技でダストシュートやけたぐりを獲得し、フェアリーやメガガルーラへの打点を確保。
物理攻撃に軸足を置いた型が使いやすくなった。
教え技により、三色パンチ、けたぐり、馬鹿力、はたき落とす、ダストシュートを獲得。
技の範囲・火力共に大きく広がった。
今まで対応技が少なかった鉄の拳も十分に活かせるようになり、フェアリーへの打点も得た。
第5世代ではデータ上存在するだけだった夢特性の天邪鬼が解禁。
リーフストームが使う度に特攻二段階アップという驚異的性能になり、威嚇や岩石封じといった能力ダウンにも強くなった。
但し草技の半減の多さ、サブウェポンの少なさ、相変わらず脅威となるファイアローの存在等難点も少なくない。
メガシンカを獲得。
メガメタグロスやメガボーマンダを上回る攻撃力とメガミュウツーを抜き去る素早さを手に入れた。
特性も適応力と攻撃的。
目の上のたんこぶ的存在だったペンドラーと見事差別化を果たした。
しかし技の威力が低いうえに耐久は全く変わっておらず、先制技には注意が必要である。
夢特性の適応力が解禁。それに合わせて逆鱗やダストシュートなどの優秀な一致技も教え技で獲得。
特殊型が大幅に強化されたのは勿論、適応力のおかげで火力が補強されるため物理型も可能となった。
特に、特化ドラミドロの流星群は特化ラティオスのそれを上回る大火力をたたき出す。
教え技でイカサマ・光合成を獲得。
「物理受けなのに安定した回復手段がない」弱点が解消され、イカサマにより火力も上昇した。
メガシンカを獲得。
特性はノーガードとなり、必中状態での一致暴風を当てることができるようになった。
120族を抜く早さと高い特攻も手に入れ、技の通りもよく威力も十分なメインウェポンとして活用できる。
特性の影響ですべての技が必中となるため一撃必殺技を警戒するのは勿論、雷や吹雪などの大技にも注意。
教え技で追い風やがむしゃら、ギガドレインを筆頭に多数の技を獲得。
獲得技の多くはバタフリーも覚える技であるため、事実上ビビヨンの下位互換になっているバタフリーとの差をさらに広げた。
ギガドレインとこうごうせいを習得し耐久型が強化された。
ばくおんぱとねっぷうを両立出来るようになった。
ドレインパンチを習得。今まで困難な相手だった鋼に対して強力な有効打を得た他、腹太鼓からの軽業コンボをより効果的に使いやすくなった。
メガシンカを獲得。
特性のスカイスキンにより威力234相当の捨て身タックルを放つことが可能になり受け辛さが激増。
防御の大幅上昇により氷物理や一致逆鱗でもそう簡単には倒れない。
ただし特殊耐久が大して変わらない上に襷や半減実でカバーできない為冷凍ビーム等には今まで以上の警戒が必要(特にゲッコウガ)。
教え技で3色パンチやイカサマなど多数の技を習得。これにより一気にサブ技不足が解消された。
特にイカサマはダメージ計算に力持ちの計算式が適用されるため凄まじい威力となる。
遺伝技の氷柱落としと教え技のはたき落とすが両立できるようになり、火力不足が解消された。
何故か前作で使えなかったマジカルシャインを技マシンで習得できるようになった。
悪やドラゴンタイプに一矢報いる事ができるように。
メガシンカを獲得。それに合わせ飛び膝蹴りなど強力な格闘技も習得。
タイプがノーマル/格闘となり特性は肝っ玉、攻撃とすばやさが大幅に上昇しすべてのタイプに等倍以上の攻撃技を当てることができる。
有名なタッグであるサザンガルドにも強く出ることができる反面、クレセリアなど等倍以下に抑えられる物理受けは苦手なので過信は禁物。
教え技でけたぐり、馬鹿力、ドレインパンチ、三色パンチを獲得。
特に馬鹿力は、白いハーブ・軽業・アクロバットと強力なシナジーを誇る。
飛行タイプの強力な物理攻撃であるガリョウテンセイの獲得で安定した一致火力を確保。
加えて、この技を覚える事でアイテムを自由に選べるメガシンカも発動可能になった。
メガシンカは全体的な能力の上昇に加え専用特性「デルタストリーム」により防御面も強化される。
伝説戦で厳しい立場にいた今までと比較して著しく強化されることになった。
教え技でイカサマを習得。
鬼火を撒いても無理やり剣舞などを積んで殴ろうとするポケモンへの強いけん制手段になる他、物理方面での強力なサブウェポンとなりうる。
弱くなったポケモン
不意討ちが教え技として復活しなかった為実質の没収となり、先制技を使えなくなった。
他の手段で再習得出来たポケモンはハンテールのみで、殻を破るとの両立が初めて可能となっている。
テッカニンに進化した時のみ覚えることのできた剣の舞とバトンタッチが没収。
なす術がない相手に対して積む、という戦法ができなくなった。
なお、テッカニンに進化した時に覚える技を引き継がなくなったのは第5世代からであるが、レートで使用不可になったのはΩRαSリーグからである。
通常特性であるORAS産しか使えなくなり、化身の採用理由のひとつであった負けん気アタッカー型が使えなくなった。
個体値が最低でも3V保障になったため、最速個体とめざパ飛の両立が不可能になってしまった。
こちらも通常特性であるORAS産しか使えなくなり、化身の採用理由に直結していた珠力尽く型が使えなくなった。
環境には何故か特性力ずくのランドロスが存在しているが、これらは全て改造ポケモンである。
- 配布個体の影響が強いポケモン(スイクン、エンテイなど)
旧世代の配布個体限定技の没収により戦術の幅が狭まった。
ボルトロスの項でも触れてあるが、めざめるパワー飛行と最速の両立ができなくなったほか、めざめるパワーを格闘にする事が出来なくなった。
(使う人はいないだろうが、めざめるパワー毒と最遅の両立も出来ない)
強さとはまた別の方面だが、乱数調整が出来なくなったため、理想個体の入手が非常に難しくなった。
削除済みポケモン
番外
零度スイクンが使用できなくなったため、まだまだライバルは多いものの、スイクンの完全劣化からは抜け出すことができた。
ビビヨンとの唯一の差別化点であった過去作教え技をほとんどビビヨンに覚えられてしまった。XYの時点ですでに劣化だったのに、もはや完全な下位互換である。
バタフリーが覚えてビビヨンが覚えない、使えそうな攻撃技はシャドーボール程度。
意見処
参考:現時点(2016/12)でカロスマーク付きを入手する手段が不明なポケモン
無し
(マナフィ、メロエッタ、ゲノセクトは第六世代では日本語版向けの配信は無く、海外の配信のみ)
意見処
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