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ポケモン強弱の変動記/タイプ別/ほのお - (2021/02/08 (月) 20:06:01) のソース

*炎タイプの歴史
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#contents()
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**炎りわーざどしんが!ええんほうしゃきしたあ!だっさーち!ぺっ!ー更に水や電気と違って物理技でも高火力の技が存在する。
加えて晴れ状態や特性もらいび等、威力を高める手段にやや恵まれているという特徴も持っている。
しかし半減できるポケモンも多いため、炎技のみでゴリ押すのは厳しい。

***防御面
弱点が3つ半減6つと、数だけみれば優秀だが、実際は弱点がメジャー傾向にあったり、
数の割にサブウエポンを含めた攻撃範囲や複合タイプへの耐性があまり噛み合っていなかったりと、守備にはあまり向かない。
そもそも耐久寄りの種族値を持つポケモンが少なめで、再生回復等の耐久向けの技を覚える炎タイプも希少であったりと、
攻撃的なタイプとして設定されている模様。
やけど無効は、物理型としては炎ならではのアドバンテージといえる。

複合すると噛み合う耐性を得て優秀になる場合もあるが、逆にいたずらに弱点が増える場合もある。
攻撃面の弱点と防御面の半減、およびその逆はかなり被っており得手不得手がはっきりとしやすい。

***世代毎の変遷(簡易版)
:第1世代|
・御三家タイプとして技には恵まれていたが、こおり耐性がなく、はがねタイプもいないなど、当時は不遇であった。
・技マシン「だいもんじ」は皆勤賞だが、実は「かえんほうしゃ」の技マシンは第3世代からの登場(当時の技マシン35は「''ゆびをふる''」)。
・初代はLv51でサンダーがかみなり、フリーザーがふぶきを習得するのに対し、ファイヤーが覚える技は「にらみつける」というネタはあまりにも有名。
:第2世代|
・こおりタイプへの耐性が追加された。
・新登場のはがねタイプに対し耐性を持ち、弱点を突ける。ほのお技の需要が全体的に向上。
・天候「晴れ」及び天候技「にほんばれ」登場。技威力を強化する手段の乏しかった当時では、水とともに高火力筆頭となった。
・第2世代限定で「ほのおのパンチ」が技マシンに追加。
・クリスタル版で「かえんほうしゃ」が教え技に追加。
:第3世代|
・ほのお無効特性「もらいび」登場。
・ほのおタイプがやけど状態にならなくなる。
・高威力技「オーバーヒート」登場。技マシンにも追加。
・「かえんほうしゃ」が技マシンに追加。
・エメラルドより、特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」を持つポケモンを手持ちに入れると孵化歩数が減少するようになった。
・地面タイプだが、特性「ひでり」を持つ[[グラードン]]が禁止伝説に登場。
:第4世代|
・「フレアドライブ」などの炎物理技が登場。
・HGSS以降「ほのおのパンチ」が教え技に追加。
:第5世代|
・特性「ひでり」のキュウコンが解禁。当時は禁止級を除くと唯一のひでり持ち。
・水技だが3割で相手をやけど状態にする攻撃技「ねっとう」が登場。
:第6世代|
・新登場のフェアリータイプへの耐性を獲得。
・特性ひでり持ちのメガリザードンYが登場。
・天候特性弱体化。「ひでり」の効果が永続せず、5ターンのみとなった。
・多数の特殊技の威力が下方修正。炎技は「かえんほうしゃ」「ねっぷう」「だいもんじ」「オーバーヒート」が威力低下。
・ORASでゲンシグラードンが登場。特性「おわりのだいち」による「ひざしがとてもつよい」という天候が追加され、発動中は水技や特性あめふらしが無効化される。
:第7世代|
・コータスが第2通常特性に「ひでり」を獲得。
・やけどのダメージが1/8→1/16に低下。

**炎タイプ平均種族値
|CENTER:BGCOLOR(red):|CENTER:BGCOLOR(orange):HP|CENTER:BGCOLOR(red):攻撃|CENTER:BGCOLOR(orange):防御|CENTER:BGCOLOR(red):特攻|CENTER:BGCOLOR(orange):特防|CENTER:BGCOLOR(red):素早|CENTER:BGCOLOR(orange):合計|
|CENTER:BGCOLOR(red):平均|CENTER:82(79)|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):97(94)|CENTER:83(81)|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):109(108)|CENTER:88(85)|CENTER:86(87)|CENTER:545(535)|
|CENTER:BGCOLOR(red):最大|CENTER:115|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):160|CENTER:140|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):159|CENTER:154(110)|CENTER:126|CENTER:680(634)|
|CENTER:BGCOLOR(red):最小|CENTER:50|CENTER:30|CENTER:50|CENTER:30|CENTER:55|CENTER:20|CENTER:410|
※()内は禁止級を除いた時。
(最終進化系30+4種、平均四捨五入。ヒヒダルマはノーマル、ダルマを別々に計算)

焼き尽くすイメージ通り、と言った所か、攻撃系統の能力が高い。
炎タイプには中堅レベルでそれなりに強いポケモンが多く明らかな弱ポケがほとんど存在しないため、平均種族値は高め。

**種族値ランキング
***合計値
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|ゲンシグラードン|770|11|ファイヤー|580|
|2|ホウオウ|680|~|エンテイ|~|
|~|レシラム|~|13|メガバクーダ|560|
|4|メガリザードンX|634|14|ウインディ|555|
|~|メガリザードンY|~|15|ウルガモス|550|
|6|メガバシャーモ|630|16|ブーバーン|540|
|7|ボルケニオン|600|~|ヒヒダルマDM|~|
|~|ヒードラン|~|18|リザードン|534|
|~|メガヘルガー|~|~|バクフーン|~|
|~|ビクティニ|~|~|ゴウカザル|~|
||||~|マフォクシー|~|
***能力別
|>|>|HP|>|>|特攻|
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|エンテイ|115|1|メガリザードンY|159|
|2|エンブオー|110|2|ゲンシグラードン|150|
|3|ホウオウ|106|~|レシラム|~|
|4|ヒヒダルマ|105|4|メガバクーダ|145|
|~|ヒヒダルマDM|~|~|シャンデラ|~|
|6|ビクティニ|100|6|メガヘルガー|140|
|~|ゲンシグラードン|~|~|ヒヒダルマ(DM)|~|
|~|レシラム|~|8|ウルガモス|135|
|9|ヒードラン|91|9|ヒードラン|130|
|10|ウインディ|90|~|メガリザードンX|~|
|~|ファイヤー|~|~|メガバシャーモ|~|
|~|チャオブー|~|~|ボルケニオン|~|
|>|>|攻撃|>|>|特防|
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|ゲンシグラードン|180|1|ホウオウ|154|
|2|メガバシャーモ|160|2|レシラム|120|
|3|ヒヒダルマ|140|3|メガリザードンY|115|
|4|メガリザードンX|130|4|ブースター|110|
|~|ブースター|~|5|ヒートロトム|107|
|~|ホウオウ|~|6|ヒードラン|106|
|7|エンブオー|123|7|メガバクーダ|105|
|8|バシャーモ|120|~|ヒヒダルマDM|~|
|~|メガバクーダ|~|9|キュウコン|100|
|~|レシラム|~|~|ウルガモス|~|
||||~|ビクティニ|~|
||||~|マフォクシー|~|
|>|>|防御|>|>|素早|
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|ゲンシグラードン|160|1|ファイアロー|126|
|2|コータス|140|2|メガヘルガー|115|
|3|マグカルゴ|120|3|ゴウカザル|108|
|~|ボルケニオン|~|4|カエンジシ|106|
|5|メガリザードンX|111|5|ギャロップ|105|
|6|ヒートロトム|107|6|マフォクシー|104|
|7|ヒードラン|106|7|バオッキー|101|
|8|ヒヒダルマDM|105|8|リザードン各形態|100|
|9|ビクティニ|100|~|キュウコン|~|
|~|メガバクーダ|100|~|バクフーン|~|
|~|レシラム|~|~|エンテイ|~|
||||~|メガバシャーモ|~|
||||~|ビクティニ|~|
||||~|ウルガモス|~|
**種族値ランキング(ワースト)
最終形態のみが対象。
***合計値
|順位|ポケモン|種族値|
|1|マグカルゴ|410|
|2|バクーダ|460|
|3|コータス|470|
|4|ヒヒダルマ|480|
|5|クイタラン|484|
|6|バオッキー|498|
|7|ファイアロー|499|
|8|ギャロップ|500|
|~|ヘルガー|~|
|10|キュウコン|505|
***能力別
|>|>|HP|>|>|特攻|
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|マグカルゴ|50|1|ヒヒダルマ|30|
|~|ヒートロトム|~|2|ファイアロー|74|
|3|シャンデラ|60|3|ギャロップ|80|
|4|ギャロップ|65|~|マグカルゴ|~|
|~|ブースター|~|5|キュウコン|81|
|>|>|攻撃|>|>|特防|
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|ヒヒダルマDM|30|1|ヒヒダルマ|55|
|2|マグカルゴ|50|2|バオッキー|63|
|3|シャンデラ|55|3|エンブオー|65|
|4|ウルガモス|60|4|クイタラン|66|
|5|ヒートロトム|65|~|カエンジシ|~|
|>|>|防御|>|>|素早|
|順位|ポケモン|種族値|順位|ポケモン|種族値|
|1|ヘルガー|50|1|コータス|20|
|2|ヒヒダルマ|55|~|メガバクーダ|~|
|3|ブースター|60|3|マグカルゴ|30|
|4|バオッキー|63|4|バクーダ|40|
|5|エンブオー|65|5|ヒヒダルマDM|55|
**炎タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン
|CENTER:BGCOLOR(red):複合タイプ|CENTER:BGCOLOR(red):主なポケモン||CENTER:BGCOLOR(red):複合タイプ|CENTER:BGCOLOR(red):主なポケモン(というか全部)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):ノーマル|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):カエンジシ(1)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):飛行|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):リザードン・ファイヤー・ホウオウ(5+1)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):水|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):ボルケニオン(1)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):虫|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):ウルガモス(1)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):草|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):(なし)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):エスパー|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):ビクティニ、マフォクシー(3、ヒヒダルマDM)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):電気|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):ヒートロトム(1)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):岩|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):マグカルゴ(1)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):氷|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):(なし)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):ゴースト|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):シャンデラ・ガラガラ(アローラ)(2)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):格闘|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):バシャーモ・ゴウカザル・エンブオー(3+1)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):龍|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):レシラム・バクガメス・メガリザードンX(2+1)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):毒|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):エンニュート(1)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):悪|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):ヘルガー・ガオガエン(2)|
|CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):地面|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):バクーダ、ゲンシグラードン(1+1)||CENTER:BGCOLOR(#FFAA22):鋼|CENTER:BGCOLOR(#FFDD00):ヒードラン(1)|

初代より単炎が多くを占める(第6世代時点で11種)が、複合タイプの炎は第5世代時点で12タイプ19種と案外多め。
ただし水等倍は禁止級2種とメガシンカ限定のメガリザードンXという限定的なポケモンばかりなのが痛手。
炎岩(マグカルゴ)の防御面での不遇さはいわずもがな。

ちなみに炎単と炎地は、草技だけで弱点をカバーできる。

**炎タイプの主な技
|CENTER:技名|CENTER:直接攻撃|CENTER:BGCOLOR(#DCDCDC):分類|CENTER:BGCOLOR(#FFEEEE):威力(Zワザ)|CENTER:BGCOLOR(#FFCCCC):命中|CENTER:BGCOLOR(#ccccff):PP|CENTER:範囲|CENTER:BGCOLOR(#0066ff):追加効果・備考|
|CENTER:フレアドライブ|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:120(190)|CENTER:100|CENTER:15|CENTER:単体|CENTER:自分の凍り状態を治す・10%で火傷・与えたダメージの3分の1を受ける|
|CENTER:ほのおのパンチ|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:75(140)|CENTER:100|CENTER:15|CENTER:単体|CENTER:10%で火傷|
|CENTER:ニトロチャージ|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:50(100)|CENTER:100|CENTER:20|CENTER:単体|CENTER:自分の素早さ↑|
|CENTER:オーバーヒート|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:140→&bold(){130}(195)|CENTER:90|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:自分の特攻↓↓|
|CENTER:だいもんじ|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:120→&bold(){110}(185)|CENTER:85|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:10%で火傷|
|CENTER:ねっぷう|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:100→&bold(){95}(175)|CENTER:90|CENTER:10|CENTER:相手複数|CENTER:10%で火傷|
|CENTER:かえんほうしゃ|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:95→&bold(){90}(175)|CENTER:100|CENTER:15|CENTER:単体|CENTER:10%で火傷|
|CENTER:技名|CENTER:直接攻撃|CENTER:BGCOLOR(#DCDCDC):↓は変化|CENTER:BGCOLOR(#FFEEEE):威力|CENTER:BGCOLOR(#FFCCCC):命中|CENTER:BGCOLOR(#ccccff):PP|CENTER:範囲|CENTER:BGCOLOR(#0066ff):追加効果・備考(Zワザの追加効果)|
|CENTER:おにび|CENTER:×|CENTER:変化|CENTER:‐‐‐|CENTER:75|CENTER:15|CENTER:単体|CENTER:火傷状態にする(自分の攻撃↑)|
|CENTER:にほんばれ|CENTER:×|CENTER:変化|CENTER:‐‐‐|CENTER:‐‐‐|CENTER:5|CENTER:全体の場|CENTER:天候変化…晴天・全体発動(自分の素早さ↑)|

太字は第6世代以降。
メジャーな攻撃技はほぼ特殊に集中している。高火力な技が多く、また追加効果の火傷が怖い。
だいもんじは高い耐久性の鋼に抜群、かつ当たるとでかい威力から、ドラゴンを代表とする数多くのポケモンに使われている。
オーバーヒートも一発の威力が非常に高く、打ち逃げに適している事から採用率が高い。
とはいえ共に命中率で裏切られることがしばしばなので過信は禁物。

物理技のほうは主にタイプ一致で高火力を発揮する場合に用いられる。耐久は削れるものの、フレアドライブの威力は非常に高い。
素の威力は低いが、積み技や特性、能力上昇木の実などを存分に活かす場合には反動のない炎のパンチも選択肢に入るだろう。
炎が有効な仮想敵は物理耐久が高い傾向があるため、サブウェポンとしての需要はあまり高くない。

相手にやけどを負わせる「おにび」は炎タイプ以外にも主にゴーストタイプが覚え、
物理受けに愛用される。

↓は使い手がある程度限られてくる。
|CENTER:技名|CENTER:直接攻撃|CENTER:BGCOLOR(#DCDCDC):分類|CENTER:BGCOLOR(#FFEEEE):威力(Zワザ)|CENTER:BGCOLOR(#FFCCCC):命中|CENTER:BGCOLOR(#ccccff):PP|CENTER:範囲|CENTER:BGCOLOR(#0066ff):追加効果・備考|
|CENTER:Vジェネレート|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:180(220)|CENTER:95|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:自分の防御、特防、素早さ↓|
|CENTER:せいなるほのお|CENTER:×|CENTER:物理|CENTER:100(180)|CENTER:95|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:50%で火傷・自分の凍り状態を治す&br()エンテイ(第6世代以降)、ホウオウが習得|
|CENTER:ブレイズキック|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:85(160)|CENTER:90|CENTER:10|CENTER:単体|CENTER:10%で火傷・急所に当たり易い|
|CENTER:ほのおのムチ|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:80(160)|CENTER:100|CENTER:15|CENTER:単体|CENTER:100%で防御↓・クイタラン専用技|
|CENTER:ほのおのキバ|CENTER:○|CENTER:物理|CENTER:65(120)|CENTER:95|CENTER:15|CENTER:単体|CENTER:10%で怯み又は火傷|
|CENTER:ブラストバーン|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:150(200)|CENTER:90|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:次のターン動けない・御三家専用技|
|CENTER:ふんか|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:150(200)|CENTER:100|CENTER:5|CENTER:相手複数|CENTER:威力=150×自分の現在HP/最大HP|
|CENTER:トラップシェル|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:150(200)|CENTER:100|CENTER:5|CENTER:相手複数|CENTER:優先度-3・物理技を受けた後に攻撃・バクガメス専用技|
|CENTER:あおいほのお|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:130(195)|CENTER:85|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:20%で火傷・レシラム専用技|
|CENTER:もえつきる|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:130(195)|CENTER:100|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:自分の凍り状態を治す・自分の炎タイプがなくなる&br()炎タイプ以外が使うと失敗する|
|CENTER:マグマストーム|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:120→&bold(){100}(180)|CENTER:75|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:4~5ターンバインド状態にする・ヒードラン専用技|
|CENTER:かえんだん|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:100(180)|CENTER:100|CENTER:5|CENTER:相手・味方複数|CENTER:30%で火傷|
|CENTER:クロスフレイム|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:100(180)|CENTER:100|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:クロスサンダーの後に出すと威力2倍・自分の凍り状態を治す|
|CENTER:れんごく|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:100(180)|CENTER:50|CENTER:5|CENTER:単体|CENTER:100%で火傷|
|CENTER:ほのおのまい|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:80(160)|CENTER:100|CENTER:10|CENTER:単体|CENTER:50%で自分の特攻↑・ウルガモス専用技|
|CENTER:ふんえん|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:80(160)|CENTER:100|CENTER:15|CENTER:相手・味方複数|CENTER:30%で火傷|
|CENTER:マジカルフレイム|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:65(140)|CENTER:100|CENTER:10|CENTER:単体|CENTER:100%で特攻↓|
|CENTER:ほのおのちかい|CENTER:×|CENTER:特殊|CENTER:50(160)|CENTER:100|CENTER:10|CENTER:単体|CENTER:同ターンに味方が草か水のちかいを使うと強力になる・御三家専用技|

//炎タイプの仮想敵は全体的に物理耐久が高めの傾向にあるので、聖なる炎など一部を除き実戦では特殊技の方が使われる傾向にある
//
**登場ポケモン早見表
太字はメガシンカ・ゲンシカイキ可能
・第1世代
&bold(){リザードン}、キュウコン、ウインディ、ギャロップ、ブースター、ファイヤー(+ブーバー)
・第2世代
バクフーン、マグカルゴ、&bold(){ヘルガー}、エンテイ、ホウオウ
・第3世代
&bold(){バシャーモ}、&bold(){バクーダ}、コータス、&bold(){グラードン}(ゲンシカイキ限定)
・第4世代
ゴウカザル、ブーバーン、ヒードラン、ヒートロトム(当時はゴースト)
・第5世代
ビクティニ、エンブオー、バオッキー、ヒヒダルマ、シャンデラ、クイタラン、ウルガモス、レシラム
・第6世代
マフォクシー、ファイアロー、カエンジシ、ボルケニオン(未解禁)

***第1世代
最強タイプの一角だった氷タイプに効果抜群をとれるという、一見これ以上無いアドバンテージ
を持っているように見えた炎タイプ。だが氷タイプは水混合が多く、炎タイプが弱点なのは
ルージュラとフリーザーのみであり、今とは違って氷タイプに耐性が無いので、吹雪でごり押しされていた。
最高火力技は大文字であったが、特殊のステータスに重点が置かれドわすれを積まれるなどで
弱点以外で押すには厳しいものがあった。水タイプの技こそ、範囲の関係で需要は低かったものの、
炎に弱いタイプが攻撃技に優れない虫、氷タイプで弱点を取れる草、そして氷の上記二種のみであり、
タイプとしての役割を持てないでいた。

こうした環境の中で、炎タイプが取った戦法は炎の渦を使ったコンボ。
ポケスタ2でもライバルや表ワタルを始め後半の炎ポケモンはこれを連発してくる。
当時の拘束技は交代は出来るが通常ダメージが何ターンも続くというもので、
先制できればPPが切れるか外れるまで相手を行動させないという強力な性能。
またターン数も進むので毒々とのコンボで使われた。そのため炎タイプの中では、
素早さが高いギャロップやキュウコンなどがよく使われた。しかしこの戦術も命中70と
安定しないこと、ゲンガーキラーとしてダグトリオが頻出だったこと、そもそも時間がかかり
嫌われるなどもあり、純粋な強さを持つ氷タイプやエスパータイプには2歩も3歩も劣っていた。

以上の事情により使用者は少なく、それ故か炎タイプの伝説であるファイヤーも
99年カップに出場可能であった。99カップでは水の主力が遅いヤドランだったため、
リザードンの地割れ、ギャロップの角ドリルが当たったり
キュウコンの毒+炎の渦で完封できたりした上にウツボットの対策になったり
また単純な戦闘力がわりと高かったりと活躍の場が用意された。
中でもリザードンは決勝大会でも多数使用され、最終的には決勝戦にも登場し勝利に貢献することになった。

***第2世代
鋼タイプの登場により、格闘タイプとともに地位が大幅に上昇。
草タイプやヘラクロスとメジャーなタイプの弱点がつけたこともあり、
炎タイプ自身ではないものの、カビゴンやガラガラなどがエアームドに対抗するために、
大文字を持つことがあるなど、炎タイプの技の需要も上昇した。
クリスタルの発売で火炎放射も多くのポケモンが取得した。

新ポケモンでは唯一特攻>攻撃の悪タイプであった悪・炎のヘルガー、
聖なる炎をもつ禁止級のホウオウがメジャーとなった。

初代で相当な冷遇を受けていたファイヤーは、持ち物のもくたんと
天候技にほんばれの登場で特殊アタッカー最高火力として注目され始めた。

任天堂カップでも前年度優勝に貢献したリザードンがじわれを振りかざして参戦。
但し、一撃技が嫌われている環境ではリザードンレベル55での腹太鼓型がメジャーであった。
ここにきてガラガラの地震や鋼タイプ対策による地震が増え始め、格闘耐性や地震耐性のあるリザードンやファイヤーも格闘受け等の役割を担うようになり単炎に比べ耐性面で評価された。
因みにこの時代では技マシンに岩雪崩が存在しないため格闘ポケモンの岩技所持率がそれほど高くなかった。
実際に岩雪崩が習得可能であるカイリキーは一旦初代へ経由が必要。
なお、ファイヤーに先んじてウインディが任天堂カップ2000の決勝リーグに参戦している。

***第3世代
オーバーヒートの登場により、デメリットはあるもののブーバーとエンテイを除いて火力が上昇。
炎御三家全般がピンチ時に炎技を強化する特性の猛火を獲得した。
特にこの世代の前半では、バシャーモのこらきし戦法が猛威を振るう。
先制技が電光石火と神速とマッハパンチしかなかったことも大きな要因。
ウインディが威嚇を獲得し対戦(特にダブル)で大きく活躍できるようになる。
鋼タイプの強豪、メタグロスの登場も炎タイプの立場向上に一役買った。

炎タイプとは直接関係ないが、日照りをもつグラードンが登場。同時に特性あめふらしの
カイオーガが登場したため、ホウオウは肩身が狭くなってしまった。

この時代に鬼火が登場。マタドガスやサマヨールなどの物理受け性能をあげた。
しかし、技マシンがなかったこともあり、炎タイプではキュウコンとヘルガーしか習得できず、
習得者の多くはゴーストタイプだった。また、炎タイプは火傷しなくなった。

***第4世代
恐るべき対応力の高さを持つゴウカザルが注目を受け、
物理特殊の仕様変更により炎タイプもウインディやギャロップなどが強化された。
さらにバクフーン、プラチナにてエンテイが噴火を手にした。
特にバクフーンはスカーフ噴火という戦術が生まれたが、現在は対策されやすくなり、使いにくくなっている。
高威力物理技としてフレアドライブが登場したが、メタグロスやエアームドの存在もあり
炎技は特殊のほうが何かと都合がよく、大文字・オバヒに比べ対鋼性能や
反動の有無で見劣りするこの技は「単品としては悪くないが、環境との噛み合わせは悪い」と言われており、
炎の物理技は追加効果が強力なホウオウ専用技の聖なる炎以外マイナーなのが現状。
種族値バランス的に最も活かせるであろうエンテイ(意地っ張り固定)が配布で習得したが、微妙という意見もある。
なお、一部は一致物理技が威力65の炎のキバだけ(ブースター等)だったり、
炎物理技自体を覚える事ができなかったりする(コータス、バクーダなど)。
プラチナにおいても教え技・レベルアップで覚える技変更でもこの状況は変わらず今に至る。
また、きあいのタスキの登場で、これと相性の良いヘルガーやゴウカザルが恩恵を受けているが、
バシャーモはこれの対策として入れられる先制技増加(こおりのつぶて、かげうち、ふいうち等)により、
RSまでは猛威をふるっていたこらきし戦法が弱体化。
この戦法を軸としていたバシャーモは属性の被るゴウカザルの登場もあって戦術の変更を余儀なくされた。

また日本晴れ+ソーラービームも、一部しか使えなかったのがブースター以外全員習得できるようになった。
特にソーラービーム、羽休め、エアスラッシュなどエメラルド→DPに移行にかけてはファイヤーが大幅強化された。
攻撃を半減させる「やけど」を狙う鬼火も全員習得、これが生命線となっているポケモンもいる。
ちなみに前作でオーバーヒートを使えなかったエンテイとブーバーンも今回は習得可能になっている。

この時代の新ポケモンは、ゴウカザル、ブーバーン、ヒードランとかなり少ない。
ゴウカザルは前途の通り、対応力の高さや素早さ、炎格闘というタイプ、技等によって
シングルでもダブルでも使われる。ブーバーンは炎タイプでは珍しい10万ボルトを覚え、
高特攻であるが、後出し性能皆無、素早さ微妙で使用率は高いとはいえない。
ヒードランは地面4倍はきついが、サンダー、催眠ポケ等のバトレボでよく使われるポケモンに強いうえに、
スカーフを巻くのに丁度良い素早さなので、ブーバーンよりは使われる。
しかしこの3匹は炎タイプ内で見れば、どれもかなりの実力者であることは間違い無い。

ダブルバトルでは前世代後半から鋼対策として1ジャンルを形成
ウインディ、ゴウカザル、ヒードランは一長一短、他のポケモンもそこそこ使われている。
噴火の強化も大きく、スカーフバクフーンははまれば全抜きも可能。
不遇組はここでも不遇だが、他タイプに比べると格差は少ない方かもしれない。

ptでは熱風が教え技化されたが、主に恩恵を受けたのは炎タイプではなく、
鋼対策ができるようになった飛行タイプが多い。
また、バシャーモやブースターが馬鹿力、ヘルガーが不意打ちを習得し、強化。
一方炎に有効な大地の力・アクアテールも教え技化されたが、
恩恵を受けたポケモンは少なく、炎タイプが特に不利になるようなことは無かった。
HGSSではブレイブバードを習得したホウオウ(後述)や
朝の日差しを手に入れ、鬼火・威嚇と合わせて耐久型もできるようになったウインディが主な強化といえる。

今作では炎全般が強化傾向だが、伝説戦に限ってはスカーフ潮吹きによって強化されたカイオーガや
水・ドラゴンの禁止級大幅増加に伴い、(おそらく初代以上に)窮地に立たされている。
それゆえホウオウ単体ではかなり肩身が狭かったが、
HGSSで天候に左右されない大技のブレイブバードを習得したことにより、メジャーなポケモンとなった。
それ以前でも、グラードンが伴った場合は特殊耐久の良さなどから活躍できないこともなかった。

余談だが、水タイプが等倍or無効となる炎タイプはこの世代まで存在しなかった。
また、ダイヤモンド・パールではシナリオでは猿系統とギャロップ系統のみのため、
はじめにヒコザルを選ばないと炎がポニータだけになりゴヨウのドータクンに苦戦を強いられる。
四天王オーバの手持ちにも5匹中2匹しか炎タイプがいない。
プラチナではデルビルやブーバーも出るため、少し改善された。

WCS2010では上記のメジャー組に変わりホウオウがブレイブバードを引っさげてメジャー化。
5割の確率で襷ごとユキノオーを潰せる聖なる炎の存在も大きい。
ゴウカザルもその素早さと、ねこだましけたぐりアンコール等の豊富な技によって
ゴウカザル+パルキア等のコンビが発案され、広く活躍している。

シングル66ではステロの登場により、炎タイプの価値が暴落している。

ポケモンレンジャーの新作ではスペシャルミッションで噴火を覚えた
ヒードランが手に入るが、性格は冷静固定という微妙なもの。

***第5世代
第四世代での反動からか、今作では炎タイプのポケモンが急増。
一般のエンブオー、シャンデラ、ヒヒダルマ、バオッキー、ウルガモス、クイタラン、禁止級のレシラムとビクティニの計8種類。
また、ロトムのフォルムチェンジの仕様変更により、ヒートフォルムのロトムは電気/炎タイプになった。
半分以上が今までになかったタイプの組合せであり、なかなか斬新である。

またも格闘複合の炎御三家であるエンブオーは攻撃・HPが高く素早さが低めの重戦車タイプ。フレアドライブの反動は高いHPのおかげでそこまで気にならず、炎タイプでありながら水技のねっとうを覚える等の個性を持つ。ただし先制技が無い、トリパで使うにも中途半端な素早さ等、イマイチ強みに欠ける問題もあった。
バオッキーはミジュマルを選んだ際に最初のジムリーダーとなるデント対策として貰えるいわゆるサブの御三家ポジとして登場。対戦ではあのゴウカザルと比較され、ステータスや技で劣る面が多く使われにくかったが、あくびやかみくだくといった技の他、後期になるとくいしんぼうと木の実を合わせた戦術でなんとか差別化を図ることは出来た。
シャンデラはなんと一般ポケでは最強の特攻種族値145を誇る霊複合のポケモン。その他のステータスこそ並であるが耐性の多さからサイクル戦に向き、特に同期のサザンドラとの並びは一貫する技が少なくよく用いられた。
ダブルバトルでは下述の通り炎・霊のトップメタに君臨している。
ヒヒダルマは攻撃の高さと特性ちからずくによって強化されたフレアドライブで凄まじい火力を誇り、サブも多くはないものの最低限の範囲を備える超攻撃的なポケモン。素早さが激戦区に一歩足りない95であることと高HPに対し低防御・特防のため繰り出し性能に欠けることから予想より使用率は伸びなかったものの、スカーフや珠との相性の良さから侮れない存在ではあった。
クイタランは未だ数少ない進化しない単炎ポケモン。ステータスが鈍足紙耐久の二刀仕様であったり最高火力のオーバーヒートを覚えなかったり、狩るはずのアイアントに逆に岩技で返り討ちにされたりと何かと不遇・ネタ扱いを受ける。ただし、炎では覚えるポケモンの少ない横取りや不意打ち、特性を生かした戦い方で個性を出すことは出来た。
ウルガモスは特攻が炎の中でもシャンデラの次に高く、主に蝶の舞を搭載した積みエースとして活躍。シングルでは炎タイプの中でも最も需要が高く、ハッサムと共にメジャー虫ポケとして君臨している。サブ技にこそあまり恵まれていないが特殊アタッカーは大抵起点にされるため、こいつピンポイントのストーンエッジや岩雪崩を搭載するポケモンも出てくるなどの影響を与える要因となった。
禁止級の1匹目であるビクティニは図鑑番号がなんと御三家の前という特殊設定をうけた初の炎超複合。専用技を2つ(片方は配布産のみだが)持ち、東北配布産が贅沢な技構成であることでよく話題にされるが、BW発売1ヶ月以内のみ配布されたリバティガーデン島にいる個体が最も有名だろう。ここにいるビクティニは倒しても何度でも復活するためHP努力値の稼ぎ場として廃人達によく使われており、この扱いがある意味メジャーになった要因とも言える。
ただし、対戦面でも配布産の広い攻撃範囲と独特な耐性(特にミュウツーがよく使用する技に強い点)を生かせたためこちらでの存在感も十分だっただろう。
レシラムは今世代の看板ポケモンの1枠を担う、いそうでいなかった初の炎竜複合。専用技2種に加え一致技と特性により広い等倍範囲を誇り、ネタ的な意味でも鳴き声の表記が特徴的であり存在感を示していた。ただし、実際の対戦面では禁止級への刺さりがよくなくあまり振るわなかったようだ。

新技はレシラム専用の青い炎及びクロスフレイムとビクティニ専用の火炎弾、配布限定のVジェネレートが非常に強力。
だが、これら以外で性能の良い技は、物理炎で低威力だが素早さ1段階上昇のニトロチャージくらいで、
他は煉獄、焼きつくす、はじける炎…と癖が強いor低威力のわざばかりでほとんど使われない。
なお、仕様変更により炎の渦、マグマストームの交換不能の持続ターンが増え、前者は威力、後者は命中率が上昇した。

既存ポケではバシャーモが威力130に強化されたとびひざげり、新技のニトロチャージを習得し、
さらに配布限定だが特性加速を入手。前作より格段に強くなった。
ウインディは新技のワイルドボルトや地ならし、そしてタマゴ技でインファイトを習得し神速の優先度もアップ。
前作までから一転して、豊富な物理技を揃えることになった。
マグカルゴは強力な積み技のからをやぶるを習得。種族値の低さなどはどうしようもないが、
攻撃系としては優秀なタイプをなんとか活かしたい。
キュウコンはグラードン専用だったひでりを夢特性で獲得、新たな天候要員として晴れパの活躍が期待される。
ヒードランは風船で地面を克服できるようになり、ニトロチャージによる素早さカバーも可能になったが、
ダブルでは同じ鋼の銅鐸共々使用率はかなり低下し、ローテーションバトルに移行した。
一方で元々不遇だったブースターはまともな新技がニトロチャージくらいしかなく、上記のウインディの強化やヒヒダルマの登場で更に影が薄くなった。
また、当初は夢特性の根性が岩対策である馬鹿力やアイアンテールと両立できなかった。これはBW2にて再び教え技となった馬鹿力を獲得し改善され、戦力の幅が広がったことは強化点と言える。
また同じくBW2にてファイヤーが暴風を獲得し、一致技が大幅強化され範囲も広がった。
同時に解禁されたヤタピやカムラのみにより猛火型やみがカム型の復活など一時期封印されていた第4世代以前の型も復活した。

第五世代初期~中期までのダブルバトルではねこだまし無効かつ豊富な補助技や最高威力の熱風を持ち、人気のエスパーの弱点をつけるシャンデラが、ヒードランの居場所を奪い最メジャー級としてあちこちで使われていた。
今日ではサザンドラの評価により使用率を落としたが、未だに高い使用率を誇る。
いわなだれに弱いものの同じく鋼・エスパー、加えて悪の弱点を突けるウルガモスも使用率が高い。

特攻素早さ攻撃範囲でシャンデラに劣るヒードランは長らく環境から消えていたが、
みがわりで多くの相手を詰ませられる点、流星群受けができる点、クレセのスキスワで地面弱点もカバーできる点などから再評価され、上記二匹と肩を並べるほどとなった。
シャンデラやクレセリア、ボルトロスなどに弱いゴウカザルは環境から消えた。

なお、こちらではバシャーモは格闘技の仕様上相変わらずゴウカザルに後れを取り続けている。
晴れパはダブルでは相変わらず雨・霰・砂に後れを取っており、
キュウコン自体日本晴れエルフーンやヤミラミに埋もれてほとんど使われていないが、トリプルバトルでは他の3天候と肩を並べている。
単純に火力そのものは4天候でトップクラスであり、全体化するバクフーンやヒードランのふんかで多くのパーティーを焼き払っている。

一方禁止伝説のレシラムは、BW2イッシュルールであるオールスターカップでは非伝説への制圧力から人気を博したが
通常の伝説戦では下馬評通り最弱クラスであり、ホワイトキュレムの強化パッチ扱いされている。
ミュウツーのサイコブレイク習得は痛いがホウオウもそこそこ人気であった。

***第6世代
新登場の炎ポケモンはマフォクシー、ファイアロー、カエンジシ、ボルケニオンの4体。
加えてリザードン、ヘルガーがメガシンカを獲得。配信限定ではあったもののRSリメイク前に他の御三家2体に先駆けバシャーモがメガシンカを獲得している。
ファイアローははっきり言って飛行タイプとして強いのであり、炎はあくまで鋼への役割破壊といったところ。
マフォクシーとカエンジシはともにガブリアスより早いため先制で鬼火を撃てれば一矢報いることができる。
メガシンカ勢では何と言ってもリザードン。Xの抜き性能もさることながら、特性ひでりでノーチャージソーラービームを撃てるYも強力。ダブルではほぼYといって差し支えない。
メガバシャーモは隠れ特性とタマゴ技の両立可能になった点も相まってシングルでトップメタに抜擢された。
メガヘルガーも強いことは強いのだが特性サンパワーがメガリザードンYと両立できないという欠点のためになかなか活躍の場に恵まれない。一応みちづれを獲得したが、タスキヘルガーに使わせた方がいいのは言わずもがな。

ORASではグラードンがゲンシカイキをして炎タイプが付与されることに。
現段階ではオーバーヒートが強力な役割破壊となることが予想されている。

新技はXYのみマフォクシーの専用技だったマジカルフレイム(当時は威力65)のみ。
既存技ではかえんほうしゃ等の特殊技の威力が低下し、特殊技の地位は低下した。
反面、おにびの命中率が75→85に上昇し対物理受けの性能は強化された。

***第7世代
○新ポケモン
まずはひらいしんにより電気無効と氷半減の耐性による電気キラーの立ち位置、そしてふといホネにより圧倒的高火力を実現した霊複合である[[ガラガラ(アローラのすがた)]]、今作の御三家であり悪複合では初の物理アタッカーでサイクル戦が得意な[[ガオガエン]]、登場早々[[メガリザードンY>リザードン]]との比較を強いられることになった専用特性おどりこの持ち主[[オドリドリ(めらめらスタイル)>オドリドリ]]、初の毒複合で妖1/4の耐性を持つ高速アタッカーの[[エンニュート]]、壊れと名高いからをやぶるの使い手でありメガシンカや禁止級を除くと初の竜複合の[[バクガメス]]
…と実は最終進化に絞って見ればたった5種しかいない。事実バンク解禁まではこの5種や[[ウインディ]]、[[シャンデラ]]などが鋼、特に[[テッカグヤ]]キラーとして名乗りを上げたが、解禁以降は[[リザードン]]など以前の強豪たちが環境の中心になって落ち着いた。

USUMにて遅れて[[ズガドーン]]が登場。専用技ビックリヘッドにより看板に偽りなしの高火力を叩き出したが、環境の中心にはなれなかった。

ダブル環境では、SM中期頃から[[サーナイト]]の相方として[[ガオガエン]]が注目を集める。USUMで特性いかくを獲得すると、猫だましやとんぼがえりとの相性の良さもあって一気に使用率が上昇。使用率1位のトップメタにまで上り詰めた。伝説ありルールでもその使い勝手の良さから採用率は変わらず、使用率1位の座を不動のものとした。

○新技・既存技調整
新実装された技はZ技との相性もいい威力130の大技もえつきると防御を1段階下げるほのおのムチの二2つ。マジカルフレイムの威力も75に引き上げられた。

USUMにてHPが半分削られるが威力が150もあるビックリヘッドが続けて実装された。

○既存ポケモン強化組
最も目立ったのは[[コータス]]のひでりが第2特性に追加され、ダブルで猛威を振るったことだろうか。[[ウインディ]]、[[バクフーン]]、[[ファイヤー]]も新技もえつきるを習得。また他の炎単に大きく後れを取っていた[[クイタラン]]は優秀な追加効果を持つほのおのムチを習得し、2代目唯一王から抜け出した。
そして新勢力[[ミミッキュ]]キラーとして新たに名乗り出たのが等倍範囲に優れるはずの霊無効に妖半減の[[カエンジシ]]、準専用技せいなるほのおでばけのかわを剥がしつつ火傷を撒ける[[エンテイ]]である。

USUMでは[[ギャロップ]]が10まんばりきで地面技の威力更新と命中の安定化を果たした。また。[[エンブオー]]は先述の大技もえつきるを習得。[[バオッキー]]もフレアドライブやゲップを習得し、[[ゴウカザル]]に追いつきつつある。

○既存ポケモン弱体化・不遇組
第6世代においてトップメタの一匹だった[[ファイアロー]]ははやてのつばさの仕様変更により弱体化。サイコフィールドやじょおうのいげんの実装も重なりトップ30から転落。
不遇組では先述の通りSMで[[クイタラン]]、USUMで[[ギャロップ]]や[[バオッキー]]が若干ながら強化された。一方あの[[ブースター]]はかえんだまのダメージ低下の恩恵もこんじょう持ちで唯一受けられず、その他これといった梃入れも無かった。

***第8世代
○新ポケモン
新ポケモンは3種。それぞれ、[[エースバーン]]、[[セキタンザン]]、[[マルヤクデ]]。
エースバーンはガラル御三家の一角で、専用特性1つと専用技2つを持つかなり恵まれたポケモン。
技範囲こそいつぞやの[[ゲッコウガ]]には一歩譲るものの、へんげんじざいと同じ効果の特性リベロによって
あらゆる攻撃をタイプ一致で使ったり、相手の技を半減、無効化したりと強力で、今や環境の王者。
セキタンザンは攻撃特攻ともに80と平凡なものの、専用特性のじょうききかんが優秀。
発動すれば素早さがあろうことか6段階も上昇し、30族とは思えない抜き性能を発揮する。
マルヤクデも負けておらず、ほのお物理では類まれなパワーウィップの使い手。
更にむし複合の耐性を持ち、とぐろをまくやほのおのムチなども覚えるなど、独特な性能に仕上がっている。
その他、[[ガラルヒヒダルマ>ヒヒダルマ(ガラルのすがた)]]は隠れ特性ダルマモードでこおり/ほのおという全く新しいタイプに変化できる。
扱いは難しいが、発動すれば姿が変わり攻撃のみならず素早さも強化される点が優れた特性。

○新技・既存技調整
今作の目玉要素ダイマックスにより、ほのおタイプの攻撃技は全てダイバーンに変化。
ダイバーンに変化しダイマックス技となった技は威力が上がるだけでなく、場を晴れにする効果も付いている。
また、キョダイマックス技という特別なポケモンが使えるダイマックス技もあり、その技名と効果が変わる。
[[リザードン]]のキョダイマックス技はキョダイゴクエン。場のほのおタイプ以外の相手のHPを1/6削るという追加効果を持つ。
ダイバーンによる晴れよりも交代でのスリップダメージの方がサイクル戦では効いてくるので、こちらを採用するトレーナーも数多い。
また、キョダイヒャッカはマルヤクデのキョダイマックス技。その追加効果はバインド+毎ターン1/6のスリップダメージというがなんと効果判定が相手についているため、こちらが交代しても効果が残る。そのため、強行で有利対面を作ったりといった使い道もある。
なおほのおタイプの技ではないが、セキタンザンのものでは、いわタイプの攻撃技がキョダイフンセキに変化。
その追加効果は、場のいわタイプ以外の相手のHPを1/6削るというもの。いわばキョダイゴクエンのいわ版。
耐久に優れるものの攻撃力がいま一つのセキタンザンにとってこのダメージは大きく、
しかもダイバーンの晴れを維持しつついわタイプの攻撃に転じられるのも嬉しい。

先程のエースバーンの専用技はもちろんいずれも新技で、それぞれかえんボールとコートチェンジ。
かえんボールの威力は120と同じほのおタイプの技フレアドライブと並んで、命中90な代わりに反動ダメージなしの大技。
コートチェンジはノーマルタイプの技。自分と相手の場の状態を入れ替えるというもの。
相手が貼った壁を奪い取ったり相手の撒いてきたステルスロックを押し付けたりといった動きができる。
また、技自体はほのおタイプではないもののセキタンザンの専用技としてタールショットも実装。
相手の素早さを下げるだけでなく、ほのお弱点を付与するといった今までになかった効果を持っている。

○既存ポケモン強弱変動
リザードンはメガシンカこそ失ってしまったものの、新要素であるダイマックス技のダイジェットが使える。
ひこうタイプの技をこの技に変換すると、威力が上がるだけでなく素早さ上昇の追加効果がつくという非常に優れた性能。
また、上に書かれたキョダイゴクエンとは両立不可能だがダイバーンももちろん使えるので、
攻撃しつつサンパワー発動という戦法も出来るようになった。なお今作では技マシンにヒートスタンプが追加されている。
[[コータス]]や[[バクガメス]]など物理ほのお技に乏しかったポケモンにとってこれは嬉しい。
また、この2匹はその他にもボディプレスも新たに覚え、高い防御を攻撃にも活かせるようになった。
その他、[[ウインディ]]はサイコファング、じゃれつくを習得。それぞれ壁をぶち破る手段とドラゴンへの有効打。
[[エンニュート]]の基本技にはがむしゃらが追加され、きあいのタスキと併せれば相手のHPを一気に削りにかかれる。
[[原種ヒヒダルマ>ヒヒダルマ]]はトリックによって、こだわりスカーフを押し付けられるアタッカーという道が開けた。

なお、今世代では「剣盾ショック」とも呼ばれる互換切りが発生。
ほのおタイプのポケモンでは他にも[[原種ギャロップ>ギャロップ]]に[[キュウコン]]、[[ブースター]]、[[ヒートロトム>ロトムin新世代]]、[[シャンデラ]]、[[クイタラン]]、そして[[ガオガエン]]が選抜を潜り抜け内定した。

○不遇組
あなをほるが技マシンとして復刻したので、ブースターの技範囲は削られずに済んだ。
また、ダイマックスすることで溜めなしで使えるようになった上に、環境が全体的に低速になったのも追い風。

**歴代の主な炎使い
第一世代にカツラ、第三世代にアスナ、第四世代にオーバ(四天王)、第五世代にポッド、第六世代にパキラ(四天王)が登場した。
全員が燃えるように激しい性格であり、実力もそれなりにある。貰える技マシンも
だいもんじやオーバーヒートなどと実用的(ポッドはツタージャ選択時にのみ戦うため、もらえる技マシンは『ふるいたてる』)。知名度はオーバがダントツで高い。
ジムリーダーのデンジとの絡みが多く、切り札も対となっている。
ダイパでは炎ポケモンが二体しかいないという有様だったが、切り札のゴウカザルに苦戦した人も多い。
プラチナでは炎ポケモンの不足が解消され、全て炎ポケモンとなった事でタイプの偏りにより
防御面の弱さが露呈したが、より攻撃的になった。
パキラは劇中ではアナウンサーも務めている。クリア後に判明するが、実はある秘密を持っている。すれ違い通信を多用するプレイヤーは何度か目にしたことがあるはず。

一般トレーナーでは、第一・第二世代に登場したかじばどろぼう、第二世代に登場したひふきやろう、第三世代に登場したキャンプファイヤーが主にこのタイプを扱う。

**議論所
マッハパンチは金銀からあったのでこらきしのところに追加。

使用頻度の多いわざを入れてみました、不要なら削除願います。
↑せいなるほのおの命中は95なので修正しといた。

ステロの登場で多くの炎の66においての価値が暴落したことについては記載しておくべきだと思うんだけどどうだろう?
無論、炎だけじゃなくて他のステロがモロに刺さるタイプについてもだけど。

第4世代のブーバーンとヒードランについて誰か記述してくれるとありがたいのだが。
俺は使ったこと無いので。

炎物理云々はサブウェポンとしてはそうだけど、メインウェポンに据える場合はあんまり関係ない、というのは結構前から言われているし
また第五世代に入り、物理型の炎タイプも数が揃ってきたように思うので、フレアドライブと炎のパンチの場所を移動してちょっと書き換えた。

誰が書いたのか知らんけど第5世代の炎ポケがウルガモス以外あまりにも否定的に書かれすぎてて問題だとおもうので修正。