黒野鉄斎の世界征服への道 ◆7WJp/yel/Y
片目を眼帯で覆った黒マントの老人、黒野 鉄斎は激しく憤っていた。
理由は単純、あの亀田なる男のやり口がとてつもなく気に入らなかったからだ。
黒野から見ればあのような恐怖政治は愚かとしか言いようがなく、何よりもロマンを感じない。
殺し合い、あまりにも情けない。
悪としての理由も行動も薄っぺら、点数をつけるなら大まけにまけて29点といったところ。
その29点もテレポーテーションという超技術に敬意を表してであるが。
万が一にも深い理由があればマシなのだが、あの楽しんだ喋りを見るにその可能性も薄いだろう。
全員に殺し合わせるというのは何の面白みもない。
あの様な輩が自身を『悪』だと認識しているのだと思うと黒野は情けなくて泣けてくる。
そして何よりも情けないのはあんな輩に連れてこられた自分自身だが。
こんな醜態を晒すようでは世界征服など夢のまた夢と思ってもいいだろう。
理由は単純、あの亀田なる男のやり口がとてつもなく気に入らなかったからだ。
黒野から見ればあのような恐怖政治は愚かとしか言いようがなく、何よりもロマンを感じない。
殺し合い、あまりにも情けない。
悪としての理由も行動も薄っぺら、点数をつけるなら大まけにまけて29点といったところ。
その29点もテレポーテーションという超技術に敬意を表してであるが。
万が一にも深い理由があればマシなのだが、あの楽しんだ喋りを見るにその可能性も薄いだろう。
全員に殺し合わせるというのは何の面白みもない。
あの様な輩が自身を『悪』だと認識しているのだと思うと黒野は情けなくて泣けてくる。
そして何よりも情けないのはあんな輩に連れてこられた自分自身だが。
こんな醜態を晒すようでは世界征服など夢のまた夢と思ってもいいだろう。
「……まあ良い。さっさとこの首輪を外して立花やたかゆきの元へ帰るとするかの」
しかし、何時までも憤っていては何も進まない。
どんな状況でも世界征服という目的へ向けて行動しなければいけないのだ。
そのためにも、まずやるべきは手持ちの道具の確認、何が出来て何が出来ないかを知るためにも重要な事だ。
早速、デイバックの中に入っているものの確認へ移る。
まず、最初に出てきた支給品は地図。
黒野が研究所を持っていた日の出島に似ているが南東に妙な島があることから日の出島ではないようだ。
……しかし、あまりの似通っている。
研究所と書かれた場所が元々黒野の研究所があった場所と、多少のズレはあるが、一致している。
商店街の位置も学校の位置も診療所の位置もも沈没船の位置も、ズレはあるものの殆ど同じ場所にあるのだ。
南東の島からして日の出島ということは有りえない。
だがしかし、あまりにも酷似しすぎている。
どんな状況でも世界征服という目的へ向けて行動しなければいけないのだ。
そのためにも、まずやるべきは手持ちの道具の確認、何が出来て何が出来ないかを知るためにも重要な事だ。
早速、デイバックの中に入っているものの確認へ移る。
まず、最初に出てきた支給品は地図。
黒野が研究所を持っていた日の出島に似ているが南東に妙な島があることから日の出島ではないようだ。
……しかし、あまりの似通っている。
研究所と書かれた場所が元々黒野の研究所があった場所と、多少のズレはあるが、一致している。
商店街の位置も学校の位置も診療所の位置もも沈没船の位置も、ズレはあるものの殆ど同じ場所にあるのだ。
南東の島からして日の出島ということは有りえない。
だがしかし、あまりにも酷似しすぎている。
――これには何か意味があるのだろうか?
……考えていても答えが出るものではないと黒野は判断したのかデイバックの確認へと移った。
その次には良く冷えた水の入ったペットボトルなのだが、ここで黒野の頭に再び疑問が浮かぶ。
その次には良く冷えた水の入ったペットボトルなのだが、ここで黒野の頭に再び疑問が浮かぶ。
(……地図に、水滴がついておらんのぉ?)
中の水は良く冷やされており、ペットボトルの側面には水滴が大量についている。
だったら同じデイバックの中に入っている地図に水滴がついていないのは明らかにおかしい。
不審に思いながら、次の道具を取り出す。
だったら同じデイバックの中に入っている地図に水滴がついていないのは明らかにおかしい。
不審に思いながら、次の道具を取り出す。
出てきたのは大量の乾パン。
――これにも水滴は一切ついていない。
コンパス、筆記用具、懐中時計がどんどん出てくる。
――先の如く、水滴は全くついていない。
最後に出てきたのははランタン。
――当然、水滴はついていない。
――これにも水滴は一切ついていない。
コンパス、筆記用具、懐中時計がどんどん出てくる。
――先の如く、水滴は全くついていない。
最後に出てきたのははランタン。
――当然、水滴はついていない。
さすがの黒野もこれには驚きを隠せない。
どの支給品にも水滴が全くついていない、ペットボトルにはしっかりとついているというのに。
そして、これが何よりも黒野に驚きをもたらした。
今まで出てきた支給品全てを入れてしまうのは、デイバックの許容量を明らかに超えているのだ。
まだ支給品が残っていると言うのに。
確かに今まで出てきた道具は詰め込めば入るかもしれない。
しかし、黒野がデイバックを開ける前にはほとんど『膨らみ』がなかった。
ランタンとペットボトルが入っていればある程度の膨らみを持つはず、それが全くなかった。
黒野は悪としての評価はともかくとして、技術面での方向については亀田に完璧に負けていることを認めた。
どの支給品にも水滴が全くついていない、ペットボトルにはしっかりとついているというのに。
そして、これが何よりも黒野に驚きをもたらした。
今まで出てきた支給品全てを入れてしまうのは、デイバックの許容量を明らかに超えているのだ。
まだ支給品が残っていると言うのに。
確かに今まで出てきた道具は詰め込めば入るかもしれない。
しかし、黒野がデイバックを開ける前にはほとんど『膨らみ』がなかった。
ランタンとペットボトルが入っていればある程度の膨らみを持つはず、それが全くなかった。
黒野は悪としての評価はともかくとして、技術面での方向については亀田に完璧に負けていることを認めた。
(……恐ろしい技術じゃ。老い先の短いわしでは再現は不可能な技術じゃのぉ)
首輪にも黒野の知り得ない技術が使われているかもしれない。
それ以外にもこの島の中に何かに未知の技術が使われているのかもしれない
だが、弱音ばかり吐いている暇はない。
何としてでも首輪を外さなければいけない。
そんなことが出来るのか? 外す前に首輪を爆破させられてしまうのではないか。
逆に考えれば、遠隔で爆破させていたと言う事はこの首輪は外部から干渉を受けると言う事だ。
ならば、怪人を創造する機械を作り上げ人の肉体を強化させる事の出来る黒野鉄斎ならば首輪の解除は可能である。
となると、欲しいのはサンプル。
今更ながらあのヒーローの首からとって置くべきだったと後悔した。
だが、首輪は大量にある。
気分の悪い方法ではあるが、死体から切り取ればいい。
そのためにも首輪の解体や生き抜くためにも役立つものはないかとデイバックの中身を探る。
工具か護身用の武器でもあればいい、当然の話だがベストは両方だ。
残念ながら出てきたものはそのどちらでもなかった。
だが、酷く興味の引かれるものでもあった。
黒い装飾の薄い長方形の機械、ノートパソコンだ。
立ち上げてみようかとも思ったが、もう少しくつろげる場所で落ち着いて中身を調べたい。
他にも何かないかと漁って出てきたのは大型のナイフのような形をしている武器、銃剣だ。
これはいい、刃物は人を殺す以外にも使い道はある。
支給品の中身は当たりとも言えるだろう。
これだけあれば十分だと思い、散らかしていた至急品全てをデイバックの中に戻す。
方針も決まり、手持ちの道具も大雑把には確認した。後は行動に移すのみだ。
それ以外にもこの島の中に何かに未知の技術が使われているのかもしれない
だが、弱音ばかり吐いている暇はない。
何としてでも首輪を外さなければいけない。
そんなことが出来るのか? 外す前に首輪を爆破させられてしまうのではないか。
逆に考えれば、遠隔で爆破させていたと言う事はこの首輪は外部から干渉を受けると言う事だ。
ならば、怪人を創造する機械を作り上げ人の肉体を強化させる事の出来る黒野鉄斎ならば首輪の解除は可能である。
となると、欲しいのはサンプル。
今更ながらあのヒーローの首からとって置くべきだったと後悔した。
だが、首輪は大量にある。
気分の悪い方法ではあるが、死体から切り取ればいい。
そのためにも首輪の解体や生き抜くためにも役立つものはないかとデイバックの中身を探る。
工具か護身用の武器でもあればいい、当然の話だがベストは両方だ。
残念ながら出てきたものはそのどちらでもなかった。
だが、酷く興味の引かれるものでもあった。
黒い装飾の薄い長方形の機械、ノートパソコンだ。
立ち上げてみようかとも思ったが、もう少しくつろげる場所で落ち着いて中身を調べたい。
他にも何かないかと漁って出てきたのは大型のナイフのような形をしている武器、銃剣だ。
これはいい、刃物は人を殺す以外にも使い道はある。
支給品の中身は当たりとも言えるだろう。
これだけあれば十分だと思い、散らかしていた至急品全てをデイバックの中に戻す。
方針も決まり、手持ちの道具も大雑把には確認した。後は行動に移すのみだ。
――敵はあまりにも大きく、謎も多い。
連れ去られて何日間眠らされていたかは知らないが、警察の目を眩ませるほどだ。
いや、ひょっとするとあの会場にいた全員を全く同時刻に連れてきたのかもしれない。
普通に考えれば、そんなことは不可能だろう。
半月ほどかけてあの人数を攫ったと考えるのが自然な考えと言うものだ。
しかし、しかしだ。
テレポートを可能にしている亀田の技術力を考えると、それが絶対に有り得ないとは言い切れない。
もし、この仮説が正しければ外部からの救出は絶対に期待できない。
そんな絶望的な状況だと言うのに、悪の科学者、黒野鉄斎は笑いを堪えることが出来なかった。
いや、ひょっとするとあの会場にいた全員を全く同時刻に連れてきたのかもしれない。
普通に考えれば、そんなことは不可能だろう。
半月ほどかけてあの人数を攫ったと考えるのが自然な考えと言うものだ。
しかし、しかしだ。
テレポートを可能にしている亀田の技術力を考えると、それが絶対に有り得ないとは言い切れない。
もし、この仮説が正しければ外部からの救出は絶対に期待できない。
そんな絶望的な状況だと言うのに、悪の科学者、黒野鉄斎は笑いを堪えることが出来なかった。
「くくく……ははははは!!!! 素晴らしいぞ!
つまり、貴様を倒せば! それがそっくりそのまま手に入ると言う事じゃろ!」
つまり、貴様を倒せば! それがそっくりそのまま手に入ると言う事じゃろ!」
絶望的な状況に追い込んだ亀田の技術。
警察の目すらも眩ますことの出来る超技術。
もしその技術が手に入れば、彼の人生最大目標である『世界征服』が達成される。
今までは心のどこかで不可能でないかと不安に思っていることがあったものの、それが解消されるのだ。
この技術力を盗めれば世界征服に一歩、いやもはやゴールの手前まで近づく。
世界制服の邪魔になるであろう敵を倒し、この技術力を理解する事も出来る。
まさに一石二鳥。
ならば、どうして笑いを止める事が出来ようか。
先ほどまで抱いていた憤りは綺麗に吹っ飛び、今度は未知の技術を知るという歓喜に満たされる。
年甲斐もないと自分でも思う。
しかし、興奮を止める事が出来ないのだ。
あの技術を、数十人の同時テレポート、許容量を超えるものを楽々収納できるデイバック。
他にも黒野の興奮をさらに高めるであろう技術がこの島にはあるはずだ、ないとおかしい。
警察の目すらも眩ますことの出来る超技術。
もしその技術が手に入れば、彼の人生最大目標である『世界征服』が達成される。
今までは心のどこかで不可能でないかと不安に思っていることがあったものの、それが解消されるのだ。
この技術力を盗めれば世界征服に一歩、いやもはやゴールの手前まで近づく。
世界制服の邪魔になるであろう敵を倒し、この技術力を理解する事も出来る。
まさに一石二鳥。
ならば、どうして笑いを止める事が出来ようか。
先ほどまで抱いていた憤りは綺麗に吹っ飛び、今度は未知の技術を知るという歓喜に満たされる。
年甲斐もないと自分でも思う。
しかし、興奮を止める事が出来ないのだ。
あの技術を、数十人の同時テレポート、許容量を超えるものを楽々収納できるデイバック。
他にも黒野の興奮をさらに高めるであろう技術がこの島にはあるはずだ、ないとおかしい。
――問答無用で殺し合いに連れて来られ、相手はいつでも自分を殺すことが出来、警察などの救援も望めない。
あまりにも救いのない、普通に考えれば逆らうのが馬鹿らしくなってくるこの状況。
だが、この老人は普通ではない。
例え憧れても歳を重ねるうちに諦めていく世界を自分のものにしたいと言う夢を何時までも追い続けている変人だ。
彼は悪を気取っているが、どちらかと言えば善人の部分が大きいだろう。
だが、この老人は普通ではない。
例え憧れても歳を重ねるうちに諦めていく世界を自分のものにしたいと言う夢を何時までも追い続けている変人だ。
彼は悪を気取っているが、どちらかと言えば善人の部分が大きいだろう。
――死を是とせずに、無駄に誰かを傷つけようとせずに、あくまで好き勝手に生きていく。
絶対に許す事の出来ない下衆ではないが、黒野は狂人だ。
絶対に許す事の出来ない下衆ではないが、黒野は狂人だ。
――何の躊躇いもなく知り合いに妖しげな薬や実験を行い、未遂とは言え仲間の怪人に銀行を襲わせようとする。
彼はそれを悪と言う、それをロマンと言う。
彼はそれを悪と言う、それをロマンと言う。
変わっているというレベルじゃない、狂っている。
普通の人間ならそう思う、誰だってそう思う。
だが、何処か憎むことの出来ない少年のような老人。
今回だってそうだ。
どこまでも自分勝手な理論だが結果的に人を助けようとしている。
黒野鉄斎は一歩踏み出す。
全ては自分のために、全ては世界征服のために。
邪魔をするものは容赦しない、興味のあるものを調べるためには躊躇なんてしない。
普通の人間ならそう思う、誰だってそう思う。
だが、何処か憎むことの出来ない少年のような老人。
今回だってそうだ。
どこまでも自分勝手な理論だが結果的に人を助けようとしている。
黒野鉄斎は一歩踏み出す。
全ては自分のために、全ては世界征服のために。
邪魔をするものは容赦しない、興味のあるものを調べるためには躊躇なんてしない。
――早く知りたい。早く手に入れたい。
老い先短い悪の科学者の頭の中はそれだけだった。
【E-8/草原/一日目/深夜】
【黒野 鉄斎@パワプロクンポケット8】
[状態]:健康
[装備]:銃剣
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0~1個、ノートパソコン
[思考]
基本:亀田の技術を手に入れた上で生きて帰る
1:首輪を外す
[備考]
※参加時期は未定
※当たり前の事ですがヒーローのことは忘れています
【黒野 鉄斎@パワプロクンポケット8】
[状態]:健康
[装備]:銃剣
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0~1個、ノートパソコン
[思考]
基本:亀田の技術を手に入れた上で生きて帰る
1:首輪を外す
[備考]
※参加時期は未定
※当たり前の事ですがヒーローのことは忘れています
【銃剣@パワプロクンポケット7裏】
大正時代の軍人が持つ大型のナイフ
大正時代の軍人が持つ大型のナイフ
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