MISSING RELATION ◆7WJp/yel/Y
八神総八郎がチバヤシ公爵を名乗る男の放送を聞き終えて早一時間。
未だに回復する兆しのないベッドの上の男を八神は眺めていた。
止血はうまくいっている。
腕は体重を支える足に比べて消費されるエネルギーが少ないため、供給される血が比較的少ない。
だが身体の一部が吹き飛んでいるのだ、死んでもおかしくない。
出血死の前にショック死、逃れたとしても出血死。
止血と言っても何回も包帯を変えて、氷を入れた水をナイロン越しに当てて……それの繰り返しだ。
雑菌が入れば高熱にうなされ、体力が減れば生存率も下がる。
だと言うのに、ベッドの上で眠っている男はまだ激しく苦しむ様子を見せなければ、静かに息を引き取る気配もない。
それに対して少し妙な感覚を覚える。
ひょっとすると目の前の男はサイボーグでは、とも考えたが今は非常事態だ。
一見では分からない、つまり内臓の強化や人工筋肉を使っているのならば外目からでは分かりずらい。
だが、たとえ違法サイボーグであろうと助けない理由にはならない。
こんな殺し合いなんて馬鹿げた状況ならばなおさらだ。
それに、自分にはサイボーグを取り締まる資格があるかすらはっきりとしていないのだから。
未だに回復する兆しのないベッドの上の男を八神は眺めていた。
止血はうまくいっている。
腕は体重を支える足に比べて消費されるエネルギーが少ないため、供給される血が比較的少ない。
だが身体の一部が吹き飛んでいるのだ、死んでもおかしくない。
出血死の前にショック死、逃れたとしても出血死。
止血と言っても何回も包帯を変えて、氷を入れた水をナイロン越しに当てて……それの繰り返しだ。
雑菌が入れば高熱にうなされ、体力が減れば生存率も下がる。
だと言うのに、ベッドの上で眠っている男はまだ激しく苦しむ様子を見せなければ、静かに息を引き取る気配もない。
それに対して少し妙な感覚を覚える。
ひょっとすると目の前の男はサイボーグでは、とも考えたが今は非常事態だ。
一見では分からない、つまり内臓の強化や人工筋肉を使っているのならば外目からでは分かりずらい。
だが、たとえ違法サイボーグであろうと助けない理由にはならない。
こんな殺し合いなんて馬鹿げた状況ならばなおさらだ。
それに、自分にはサイボーグを取り締まる資格があるかすらはっきりとしていないのだから。
(この状態でも生きていられるのは……綺麗に斬られている所為か? それとも応急処置が早かったから? サイボーグ、だからか?
それとも、こいつのお陰か?)
それとも、こいつのお陰か?)
八神は右手に持った一本の棒、いや、杖を見つめる。
この共に入っていた説明書きが正しいのならば、なんと魔法の杖なる物らしい。
杖の効果は『毒や麻痺を回復させる、一日一回、成功率50%、代償として支給品を一つ失う』と書かれていた。
雑菌が原因で高熱にうなされるのも毒と言えば毒だろう。
書かれてはいなかったが、結果から見ると魔法の杖とやらにはひょっとすると裂傷にも効果があるのかもしれない。
その対価となった支給品は拳銃だ。
ただの拳銃ではない、八神の直属の上司、灰原の愛銃だ。
もちろんサイボーグ取り締まりに使っていた拳銃のため火力は申し分なし。
はっきり言って八神がこれを持てば鬼に金棒と言っていいだろう。
それほどの武器のため、もったいないと思いつつも人命とは変えられないと判断して対価として払った。
すると、不思議なことにデイパックの中に入っていた拳銃はなくなっていた。
どういう原理かは分からない。恐らく名簿をデイパックに送ったのと同じ理屈だろう。
この共に入っていた説明書きが正しいのならば、なんと魔法の杖なる物らしい。
杖の効果は『毒や麻痺を回復させる、一日一回、成功率50%、代償として支給品を一つ失う』と書かれていた。
雑菌が原因で高熱にうなされるのも毒と言えば毒だろう。
書かれてはいなかったが、結果から見ると魔法の杖とやらにはひょっとすると裂傷にも効果があるのかもしれない。
その対価となった支給品は拳銃だ。
ただの拳銃ではない、八神の直属の上司、灰原の愛銃だ。
もちろんサイボーグ取り締まりに使っていた拳銃のため火力は申し分なし。
はっきり言って八神がこれを持てば鬼に金棒と言っていいだろう。
それほどの武器のため、もったいないと思いつつも人命とは変えられないと判断して対価として払った。
すると、不思議なことにデイパックの中に入っていた拳銃はなくなっていた。
どういう原理かは分からない。恐らく名簿をデイパックに送ったのと同じ理屈だろう。
しかしながら、当然疑問が浮かんでくる。
杖を患部に向かってくるくるとゆっくり回すだけで効果が発揮されるなんて、まるで魔法だ。
少なくとも八神の知識にはこんな便利な道具は存在しない。
それに杖と言うデザインも腑に落ちない。
わざわざ木で作ったかのように見せる必要性も感じない上に、ひどく脆い印象を与える。
思いきり力を入れればぽきりと折れるそうだ。
杖を患部に向かってくるくるとゆっくり回すだけで効果が発揮されるなんて、まるで魔法だ。
少なくとも八神の知識にはこんな便利な道具は存在しない。
それに杖と言うデザインも腑に落ちない。
わざわざ木で作ったかのように見せる必要性も感じない上に、ひどく脆い印象を与える。
思いきり力を入れればぽきりと折れるそうだ。
(……手触りは似てるけど、まさか本物の木ではないだろうしな。
だけど、知識が半端な以上俺が考えても堂々巡りだな。そういうものなんだと納得するのが一番だ。
今は……別のことだな)
だけど、知識が半端な以上俺が考えても堂々巡りだな。そういうものなんだと納得するのが一番だ。
今は……別のことだな)
謎の杖から切り替える他の事象へと考えを移す。
そこで頭に浮かぶのは一人の少女、高坂茜と一人の女、リンのこと。
ピンク色のパーカーを着て元気よく走り回っていたのに、最近は何をするでもなくただ空中を眺めるだけで無気力となってしまった茜。
そして、茜と自分の前から去っていたリン。
放送の後にいつの間にか入っていた名簿を見た時は驚いた。
いや、驚いたなんてものではない。
このような異常な事態であればあるほど、落ち着ける訓練を受けた八神が軽いパニック状態になった。
仕方ないだろう、茜は動くことすら面倒だと言わんばかりの状態だ。
デイパックを片手に病院を飛んで行っても全くおかしくないほどだった。
だが、そうしなかったのは彼の持ち前の正義感と義務感の強さ、そしてよく回る頭のお陰である。
前二つによって重傷者を見捨てるような真似ができずに、最後の一つによって茜の無事に着いて理屈づけることが出来た。
茜が動き回るとは考えづらい、何をするでもなくじっと固まっているだろう。
そして、未だに殺されていないということは見つかりにくい場所、もしくは人が来ない場所。
そのどちらかに最初に居ると思われる。
となると、一先ずは安心していい。
殺し合いに乗った人間なら人が集まりそうな場所、つまりは食料や休息する場所がある市街地を目指す。
そして、茜がそんな場所に居るのなら既に殺されている可能性が高い。
もしくは誰かに保護されたか、考えられる限り最初の六時間を生き抜いたならばこれからも生き抜ける可能性もある。
それに芹沢真央と小波走太の二人や友達を探しに行った和那が助ける可能性がある。
リンに至っては死んでいる姿を想像する方が難しい。
強い弱いと言った問題ではなくそう言う女だ。
負けている姿や傷を負っている姿ならばかろうじて想像できるが、死んでいる姿は想像できない。
一人で生き抜いてきたことから、リンは危機を逃れる術を心得ている。
唯一不安なのは、リンが殺し合いに乗ってしまったのではないかと言うこと。
汚い世界で生きる以上、リンにも冷たい面が多大にある。
そして、茜が居ることで殺し合いに乗っていなかったが殺し合いに乗ることに決めた可能性もある。
少しオーバーな妄想だが、全員を殺して自分を殺してでも茜は生き残らせる、と考えてもおかしくはない。
だが、情報の少ない状態では動かないだろう。
これも職業病と言うべきか、リンは情報を集めてから判断するはずだ。
たかだか七時間やそこらで方針を確定させるほどの決断するほどの情報は集められないだろう。
ピンク色のパーカーを着て元気よく走り回っていたのに、最近は何をするでもなくただ空中を眺めるだけで無気力となってしまった茜。
そして、茜と自分の前から去っていたリン。
放送の後にいつの間にか入っていた名簿を見た時は驚いた。
いや、驚いたなんてものではない。
このような異常な事態であればあるほど、落ち着ける訓練を受けた八神が軽いパニック状態になった。
仕方ないだろう、茜は動くことすら面倒だと言わんばかりの状態だ。
デイパックを片手に病院を飛んで行っても全くおかしくないほどだった。
だが、そうしなかったのは彼の持ち前の正義感と義務感の強さ、そしてよく回る頭のお陰である。
前二つによって重傷者を見捨てるような真似ができずに、最後の一つによって茜の無事に着いて理屈づけることが出来た。
茜が動き回るとは考えづらい、何をするでもなくじっと固まっているだろう。
そして、未だに殺されていないということは見つかりにくい場所、もしくは人が来ない場所。
そのどちらかに最初に居ると思われる。
となると、一先ずは安心していい。
殺し合いに乗った人間なら人が集まりそうな場所、つまりは食料や休息する場所がある市街地を目指す。
そして、茜がそんな場所に居るのなら既に殺されている可能性が高い。
もしくは誰かに保護されたか、考えられる限り最初の六時間を生き抜いたならばこれからも生き抜ける可能性もある。
それに芹沢真央と小波走太の二人や友達を探しに行った和那が助ける可能性がある。
リンに至っては死んでいる姿を想像する方が難しい。
強い弱いと言った問題ではなくそう言う女だ。
負けている姿や傷を負っている姿ならばかろうじて想像できるが、死んでいる姿は想像できない。
一人で生き抜いてきたことから、リンは危機を逃れる術を心得ている。
唯一不安なのは、リンが殺し合いに乗ってしまったのではないかと言うこと。
汚い世界で生きる以上、リンにも冷たい面が多大にある。
そして、茜が居ることで殺し合いに乗っていなかったが殺し合いに乗ることに決めた可能性もある。
少しオーバーな妄想だが、全員を殺して自分を殺してでも茜は生き残らせる、と考えてもおかしくはない。
だが、情報の少ない状態では動かないだろう。
これも職業病と言うべきか、リンは情報を集めてから判断するはずだ。
たかだか七時間やそこらで方針を確定させるほどの決断するほどの情報は集められないだろう。
……徐々に気持ちが落ち着いた頃には、茜以外のことを考えれるぐらいの余裕が生まれていた。
その後に生まれた不安は同僚の白瀬と上司である灰原の存在。
不安要素としてはこちらの方が大きい。
茜やリンと違ってどう動くのかが八神では読み切れない。
殺し合いに乗るか反るか、どちらも十分にあり得るように思えてくるのだ。
その原因は一か月前の夜の出来事に外ならない。
日本シリーズ進出を決めた夜、チームメイトであった石中 学から聞いた情報。
衝撃の事実、とはまさにこのことだった。
その後に生まれた不安は同僚の白瀬と上司である灰原の存在。
不安要素としてはこちらの方が大きい。
茜やリンと違ってどう動くのかが八神では読み切れない。
殺し合いに乗るか反るか、どちらも十分にあり得るように思えてくるのだ。
その原因は一か月前の夜の出来事に外ならない。
日本シリーズ進出を決めた夜、チームメイトであった石中 学から聞いた情報。
衝撃の事実、とはまさにこのことだった。
『CCRは政府の機関じゃない、大神グループの非合法組織だ』
今まで信じてきた組織が私設の軍隊に過ぎなかった、それはにわかには信じがたい話だ。
とは言え、石中の話は確かに辻褄が合った。
政府の秘密機関なんて真偽を確認する方法がほぼ存在しない。
さらに、国家の安全と言えば口止めも容易。
政府の関係者だって自分が知らされていないだけかもしれないと考える。
大神グループほどの巨大な組織となればそれは不可能ではない。
あれだけの資金力を持てば警察上層部とも繋がりも持てるし、軍や警察向けの装備を作っている会社もある。
そして、CCRが秘密の組織だったのも自分達がアンドロイドを作っていたなんて非人道的行為を知られないため。
本当に危険ならば一般市民に注意を呼び掛けるべきなのだ。
筋は通るのだ。
とは言え、石中の話は確かに辻褄が合った。
政府の秘密機関なんて真偽を確認する方法がほぼ存在しない。
さらに、国家の安全と言えば口止めも容易。
政府の関係者だって自分が知らされていないだけかもしれないと考える。
大神グループほどの巨大な組織となればそれは不可能ではない。
あれだけの資金力を持てば警察上層部とも繋がりも持てるし、軍や警察向けの装備を作っている会社もある。
そして、CCRが秘密の組織だったのも自分達がアンドロイドを作っていたなんて非人道的行為を知られないため。
本当に危険ならば一般市民に注意を呼び掛けるべきなのだ。
筋は通るのだ。
だが、八神を驚かせたのはその次に石中が放った言葉だった。
証拠はあるのか、と言う言葉に対しての、石中の返答。
証拠はあるのか、と言う言葉に対しての、石中の返答。
『あるとも。俺たちはアンドロイドなんだ。つまり、作られた人間だから絶対に普通の人間には戻れない』
最初は八神にも何を言っているか分からなかった。
しかし、すぐに気付いた。
絶対に人間には戻れない、だとすると自分が捕まえたアンドロイドはどうなったのだろうか?
そんなこと決まっている、とっくに処分にされたか大神の研究所に逆戻りだ。
一度逃げ出したモルモットに情けをかけるとは思えない。
それを石中たちサイボーグ同盟は承知だったから、こちらに攻撃を仕掛けてきたのだ。
しかし、すぐに気付いた。
絶対に人間には戻れない、だとすると自分が捕まえたアンドロイドはどうなったのだろうか?
そんなこと決まっている、とっくに処分にされたか大神の研究所に逆戻りだ。
一度逃げ出したモルモットに情けをかけるとは思えない。
それを石中たちサイボーグ同盟は承知だったから、こちらに攻撃を仕掛けてきたのだ。
(黒駒課長と隊長は恐らく全て知っているだろうな。以前から妙な言動が多かったし、管理職だ。
白瀬はドライだけど頼りにはなるから日本シリーズの後にでも相談しようと思ったんだが……こんなことになるとはな)
白瀬はドライだけど頼りにはなるから日本シリーズの後にでも相談しようと思ったんだが……こんなことになるとはな)
頭が痛い。
考えるべきこととやるべきことが多すぎる。
一先ずは和那と真央を信じて、目の前の男の容態を窺うだけだ。
考えるべきこととやるべきことが多すぎる。
一先ずは和那と真央を信じて、目の前の男の容態を窺うだけだ。
そんな時だった、今まで身じろぎもしなかった男がガサリと布団を動かす。
椅子から立ち上がって
椅子から立ち上がって
「ぅ……ん……」
「……大丈夫ですか」
「……大丈夫ですか」
少しずつ目を開けていく男へと、冷静を装いながら声をかける八神。
その頭の中ではどうやって声をかけるか考えている。
真央の話では意識がある時から腕がなくなっていたらしいが、そこは無理に突っ込む必要はないだろう。
八神はとにかく向こうが話出すのを待つのが一番だと判断する。
なるべく落ち着いて受け答えしないといけないな、と心の中で呟きながら男の姿を見る。
その頭の中ではどうやって声をかけるか考えている。
真央の話では意識がある時から腕がなくなっていたらしいが、そこは無理に突っ込む必要はないだろう。
八神はとにかく向こうが話出すのを待つのが一番だと判断する。
なるべく落ち着いて受け答えしないといけないな、と心の中で呟きながら男の姿を見る。
「え……俺……あれ……?」
「ここは病院ですよ。貴方が倒れてたのを知り合いが見つけたから保護したんです」
「病院……保護……そうか、確か俺は殺し合いに……!」
「寝ていた方がいいですよ、その、血を流し過ぎてますから」
「血……? ……あ、う、腕……!」
「ここは病院ですよ。貴方が倒れてたのを知り合いが見つけたから保護したんです」
「病院……保護……そうか、確か俺は殺し合いに……!」
「寝ていた方がいいですよ、その、血を流し過ぎてますから」
「血……? ……あ、う、腕……!」
男は狐に包まれたようなぼんやりとした顔から一転、突如として顔を青くして恐怖に歪む。
が、少しすると恐怖の色が薄くなっていき、寝そべったままこちらに声を掛けてくる。
が、少しすると恐怖の色が薄くなっていき、寝そべったままこちらに声を掛けてくる。
「ふぅ……ふー、はぁ……」
汗に塗れた顔のまま、大きく深呼吸をして落ち着こうとしている。
その様子に、思ったよりも落ち着いている、と八神は安心した。
パニックを起こされたら非常に面倒だ。
その様子に、思ったよりも落ち着いている、と八神は安心した。
パニックを起こされたら非常に面倒だ。
「縛ったのは……?」
「俺ですよ。暴れられたら困るし、寝返りでベッドから落ちたらまずいでしょう?」
「……治療も?」
「素人芸で申し訳ないけどね」
「俺ですよ。暴れられたら困るし、寝返りでベッドから落ちたらまずいでしょう?」
「……治療も?」
「素人芸で申し訳ないけどね」
縛ったのは腕がなくなっても存分に動けるタイプのサイボーグで殺し合いに乗っている場合を警戒してのことだった。
しかし、萩原の敵意を見せない言動から少し罪悪感を覚えてくる。
口ぶりが少し言い訳がましくなったのはその所為だろう。
八神はじっくりと観察するように男を眺め、やはり異様なまでに落ち着いていることを確認すると言葉を選びながら声をかけた。
まずは、名前から入るのが自然だろう。
その後は腕がなくなった原因を、いやあえて聞かない方が良いのだろうか、など様々な考えが八神の頭に巡る。
しかし、萩原の敵意を見せない言動から少し罪悪感を覚えてくる。
口ぶりが少し言い訳がましくなったのはその所為だろう。
八神はじっくりと観察するように男を眺め、やはり異様なまでに落ち着いていることを確認すると言葉を選びながら声をかけた。
まずは、名前から入るのが自然だろう。
その後は腕がなくなった原因を、いやあえて聞かない方が良いのだろうか、など様々な考えが八神の頭に巡る。
「で、名前は?」
「……萩原、新六」
「八神 総八郎。殺し合いには乗っていないから安心して欲しい」
「……萩原、新六」
「八神 総八郎。殺し合いには乗っていないから安心して欲しい」
なるべく穏やかな雰囲気を出そうと努めながら話しかける。
顔色や雰囲気から察するにサイボーグの類ではない、身体の疲労感と右腕の空虚感に耐えているのは演技ではない。
痛みは恐らくと言うべきか魔法の杖による効果だろう。
毒、つまり雑菌を取り除くのと同時に痛みまで取り除くのかもしれない。
だが疲労感は覚えている以上後手に回ってしまう心配はない。
ならば友好的に出て相手がボロを出すかどうか見ていればいい。
顔色や雰囲気から察するにサイボーグの類ではない、身体の疲労感と右腕の空虚感に耐えているのは演技ではない。
痛みは恐らくと言うべきか魔法の杖による効果だろう。
毒、つまり雑菌を取り除くのと同時に痛みまで取り除くのかもしれない。
だが疲労感は覚えている以上後手に回ってしまう心配はない。
ならば友好的に出て相手がボロを出すかどうか見ていればいい。
「無理に喋らなくていいですよ。頷くか、とにかくこっちに分かるような仕草を返してくれればいいですから」
「……」
「……」
荻原はその八神の言葉に頭を縦に振ることで返事をする。
さて、何から尋ねるかと考え、一先ず例の疑問を確実にするために今日が何日かを訪ねておくことにした。
例の、と言うのはタイムマシンのようなものを使っているのは確実だ。
それに荻原が殺し合いに乗っていない人物だとしたら情報は共有しておきたいところである。
それに、もし殺し合いに乗っていたとしてもこちらに不利になるような情報ではない。
亀田の力として時間軸を自由に動き回れるものがあるなんて、そんな情報が殺し合いに乗っている連中に有利に働くとは思えない。
さて、何から尋ねるかと考え、一先ず例の疑問を確実にするために今日が何日かを訪ねておくことにした。
例の、と言うのはタイムマシンのようなものを使っているのは確実だ。
それに荻原が殺し合いに乗っていない人物だとしたら情報は共有しておきたいところである。
それに、もし殺し合いに乗っていたとしてもこちらに不利になるような情報ではない。
亀田の力として時間軸を自由に動き回れるものがあるなんて、そんな情報が殺し合いに乗っている連中に有利に働くとは思えない。
「今日が何年の何月か、分かりますか?」
「……?」
「……?」
案の定と言うべきかやはりと言うべきか、萩原は眉間に皺をよせて不思議そうな眼でを眺めてくる。
いきなりこんな質問をされれば訳が分からないと思っても不思議ではないだろう。
だが、萩原はそれを頭がはっきりとしているかどうかの確認かとでも思ったのか、短く「四月、です」とだけ答えた。
四月、年数は言わなかったがそれだけで十分だ。
俺が十月、大江さんが八月。そのどちらともかけ離れているのだから。
いきなりこんな質問をされれば訳が分からないと思っても不思議ではないだろう。
だが、萩原はそれを頭がはっきりとしているかどうかの確認かとでも思ったのか、短く「四月、です」とだけ答えた。
四月、年数は言わなかったがそれだけで十分だ。
俺が十月、大江さんが八月。そのどちらともかけ離れているのだから。
「俺にとっての今日はYY年の十月二十二日なんですよ」
「……………………んなっ!?」
「……………………んなっ!?」
僅かに顔をしかめた後、徐々に、本当に徐々に驚愕の表情へと顔を染めていく。
萩原は今までの人間とは一線を異なるほどに八神の言葉に反応していた。
顔には焦りと怒りが入り混じった形容しがたい感情が浮かんでいる。
身体が固定されているのも忘れて起き上がろうと身体をもがき出す。
萩原は今までの人間とは一線を異なるほどに八神の言葉に反応していた。
顔には焦りと怒りが入り混じった形容しがたい感情が浮かんでいる。
身体が固定されているのも忘れて起き上がろうと身体をもがき出す。
「YY年……!? ど、どういうことだよ!」
「い、いや、ちょっと落ち着いて……」
「これが落ち着いてなんていられるか!」
「い、いや、ちょっと落ち着いて……」
「これが落ち着いてなんていられるか!」
萩原は、YY年、という八神の言葉に今までの誰よりも激しい反応を見せた。
いてもたってもいられない、とはまさに今の萩原のことを言うのだろう。
八神はそれを宥める様に、しかし力強く抑え込む。
片腕の消失による多量の出血だけでも動けるわけがないのだ。
そこに興奮させてれば回復の見どころが薄くなる。
いてもたってもいられない、とはまさに今の萩原のことを言うのだろう。
八神はそれを宥める様に、しかし力強く抑え込む。
片腕の消失による多量の出血だけでも動けるわけがないのだ。
そこに興奮させてれば回復の見どころが薄くなる。
「くそっ……!」
「……何か、知っているんですね」
「っ! …………ふぅ」
「……何か、知っているんですね」
「っ! …………ふぅ」
八神の言葉に荻原は僅かに考え込み、そして深く呼吸をして垂れた頭を上げる。
背筋を真っすぐに伸ばした状態で、八神の目を見ながら言葉を放った。
その真剣な様子に思わず釣られるように八神も姿勢を正してしまう。
背筋を真っすぐに伸ばした状態で、八神の目を見ながら言葉を放った。
その真剣な様子に思わず釣られるように八神も姿勢を正してしまう。
「タイムマシン、って信じますか」
「……まぁ、今回の件が原因で、なんとなくあるのかなぁ、とは考え始めましたね」
「実際にあるんですよ。完璧ではなくて色々と制約もつきますけど、確かにあるんですよ」
「……なんでそう思うんですか?」
「普通なら言わないんですけど……今は明らかに普通じゃないですから」
「……まぁ、今回の件が原因で、なんとなくあるのかなぁ、とは考え始めましたね」
「実際にあるんですよ。完璧ではなくて色々と制約もつきますけど、確かにあるんですよ」
「……なんでそう思うんですか?」
「普通なら言わないんですけど……今は明らかに普通じゃないですから」
萩原はもったいぶるような口ぶりを見せた後、鋭かった瞳をさらに鋭くさせて息を深く吸い重々しい言葉を放った。
「俺は未来から過去を改変しようとした犯罪者を追って時代を駆ける警察官……タイムパトロールです」
タイムパトロール、萩原は大真面目に、表情をひきしめて八神を真っすぐに見据える。
その様子に八神は少し困った顔をしながらも、まあ話を聞くだけ聞いてみよう、と比較的軽く考えた。
あまりその手の理論には詳しくないことから、判断のしようが難しい。
一年や二年の間で共通認識がズレているのだ。
このことから考えて、『タイムマシン』というオーバーテクノロジーが存在する可能性はある。
ならば、それを使って犯罪や、それを取り締まる組織があっても不思議ではない。
むしろあってしかるべきだ。
もちろん、同時に様々な疑問が浮かんでくる。
浮かんでは来るが、話は聞いてみようと思えた。
どうせ萩原の怪我ではここから離れることはできない、時間つぶしにはなる。
話を聞いて、萩原が嘘をついているかどうかを判断すれば良い。
その様子に八神は少し困った顔をしながらも、まあ話を聞くだけ聞いてみよう、と比較的軽く考えた。
あまりその手の理論には詳しくないことから、判断のしようが難しい。
一年や二年の間で共通認識がズレているのだ。
このことから考えて、『タイムマシン』というオーバーテクノロジーが存在する可能性はある。
ならば、それを使って犯罪や、それを取り締まる組織があっても不思議ではない。
むしろあってしかるべきだ。
もちろん、同時に様々な疑問が浮かんでくる。
浮かんでは来るが、話は聞いてみようと思えた。
どうせ萩原の怪我ではここから離れることはできない、時間つぶしにはなる。
話を聞いて、萩原が嘘をついているかどうかを判断すれば良い。
「はぁ……タイムパトロール、ですか」
「タイムマシンが作られてから、そこそこに流通されました。
悪どいことをすればある程度の確率で手に入る程度には。
もちろん、その性能から多くの制約と法律の規制がかかっています。
かかっていますが、そのタイムマシンを使って悪さをしようとする人間は出てきます。
その人間を取り締まるために作られたのが俺たちタイムパトロールってわけです。
……恐らく、亀田もその類の犯罪者でしょう」
「タイムマシンが作られてから、そこそこに流通されました。
悪どいことをすればある程度の確率で手に入る程度には。
もちろん、その性能から多くの制約と法律の規制がかかっています。
かかっていますが、そのタイムマシンを使って悪さをしようとする人間は出てきます。
その人間を取り締まるために作られたのが俺たちタイムパトロールってわけです。
……恐らく、亀田もその類の犯罪者でしょう」
険しい表情のまま、ゆっくりと自分自身が確認するように呟いていく。
一方の八神はドラマやSF小説の設定を聞かされているような、現実味のない感覚を味わっていた。
タイムマシンがあるかも、と最初に思ったのは八神自身だ。
だが、それは抽象的で超越的な、便利な物を思い浮かべていた。
それこそ過去にでも未来にでも、昨日でも明日でも百年後にでも自由に行ける、何の制約ない便利すぎる道具。
だが、萩原の語りには幾らかの機能的な制約も付いているらしい。
こんな状況だが、妙な好奇心のようなものが湧いてくる。
もちろん、危機感や怒り、不安などの感情が心の大部分を示しているが、その中でひっそりと小説の続きが気になるような感覚が生まれてくる。
一方の八神はドラマやSF小説の設定を聞かされているような、現実味のない感覚を味わっていた。
タイムマシンがあるかも、と最初に思ったのは八神自身だ。
だが、それは抽象的で超越的な、便利な物を思い浮かべていた。
それこそ過去にでも未来にでも、昨日でも明日でも百年後にでも自由に行ける、何の制約ない便利すぎる道具。
だが、萩原の語りには幾らかの機能的な制約も付いているらしい。
こんな状況だが、妙な好奇心のようなものが湧いてくる。
もちろん、危機感や怒り、不安などの感情が心の大部分を示しているが、その中でひっそりと小説の続きが気になるような感覚が生まれてくる。
「んー、と言うことは、萩原さんの追っていた犯罪者が亀田ってことですか?」
「いや、たぶん亀田はまた別の人間だと思います」
「いや、たぶん亀田はまた別の人間だと思います」
八神が比較的自然に思いついた推測を萩原は簡単に切り捨てる。
亀田がタイムマシンを持っている=未来人。
そして殺し合いなんて非道な真似をすることから真っ当な人間であるとは思えない。
故に、未来から来た犯罪者と思って問題ない。
そして八神や和那に芹沢と走太の過ごしていた時代はそれほど大きな差はない。
恐らく今までの例から考えて萩原が犯罪者を追って来た時代も八神の時代とそれほど離れていないはずだ。
そのことから、亀田がここ数年の時代を標的にして犯罪を起こそうとしていたと考えられるだろう。
ならば、亀田=萩原の追っている犯罪者、と八神は思ったのだ。
それほどおかしな考えではない。
そんな風に不思議そうな表情をしている八神に説明するように、萩原はその理由を解説し始めた。
亀田がタイムマシンを持っている=未来人。
そして殺し合いなんて非道な真似をすることから真っ当な人間であるとは思えない。
故に、未来から来た犯罪者と思って問題ない。
そして八神や和那に芹沢と走太の過ごしていた時代はそれほど大きな差はない。
恐らく今までの例から考えて萩原が犯罪者を追って来た時代も八神の時代とそれほど離れていないはずだ。
そのことから、亀田がここ数年の時代を標的にして犯罪を起こそうとしていたと考えられるだろう。
ならば、亀田=萩原の追っている犯罪者、と八神は思ったのだ。
それほどおかしな考えではない。
そんな風に不思議そうな表情をしている八神に説明するように、萩原はその理由を解説し始めた。
「理由は幾つかありますが、主な理由として俺が我威亜党って組織を一切知らないことです」
「……?」
「何故、タイムパトロールが過去が改変されていることに気付けると思いますか?」
「そりゃあ、歴史が目に見えて変わったからでしょう?
タイムパラドックスって理論は置いておくとして、もし過去を改変したのなら歴史の教科書や資料に影響が……」
「そう、それですよ。
もし亀田が我威亜党なんて組織と共に大きな事件を起こしたのなら、俺はそのことを知っていて当然なんです。
「あ、なるほど」
「……?」
「何故、タイムパトロールが過去が改変されていることに気付けると思いますか?」
「そりゃあ、歴史が目に見えて変わったからでしょう?
タイムパラドックスって理論は置いておくとして、もし過去を改変したのなら歴史の教科書や資料に影響が……」
「そう、それですよ。
もし亀田が我威亜党なんて組織と共に大きな事件を起こしたのなら、俺はそのことを知っていて当然なんです。
「あ、なるほど」
確かにあの亀田は何時までも裏でこそこそとやるようなタイプの人間には見えない。
色々と根回しにしたり部下に仕事を任せるにしても、良いところは全て持って行きたがる様に思えた。
その亀田が自分の名前を一切表舞台に出さないと言うのも考えづらい。
色々と根回しにしたり部下に仕事を任せるにしても、良いところは全て持って行きたがる様に思えた。
その亀田が自分の名前を一切表舞台に出さないと言うのも考えづらい。
「あと、補足するなら急に歴史が変わるわけじゃないですよ。
歴史的資料や人の記憶や生活環境にゆっくりと馴染んでいくように改変されていくんです。
だから、俺たちは歴史が変わったことに気づけます。
と言っても、どこがどう変わったのかまでは確定できません。
ある程度の時間をかけて完璧に知ることが出来るんです。
そして、その歴史が確定されると言うことは元の歴史を思い出すことすら出来なくなると言うことです。
つまり、俺たちは曖昧な情報を元に動くことになる、ということです」
「……ややこしいな」
歴史的資料や人の記憶や生活環境にゆっくりと馴染んでいくように改変されていくんです。
だから、俺たちは歴史が変わったことに気づけます。
と言っても、どこがどう変わったのかまでは確定できません。
ある程度の時間をかけて完璧に知ることが出来るんです。
そして、その歴史が確定されると言うことは元の歴史を思い出すことすら出来なくなると言うことです。
つまり、俺たちは曖昧な情報を元に動くことになる、ということです」
「……ややこしいな」
SF知識はあまり豊富ではないし、よほどのことがない限り必要ともされないので学ぼうとも思ったことはない。
ある程度自己流に解釈しながら、萩原の話を八神なりに理解していく。
次に続く話を待ちながら八神は若干の好奇心とともに萩原に注視する。
だが、萩原は僅かに顔をしかめて、顔を天井へと向き直して疲れきった声で
ある程度自己流に解釈しながら、萩原の話を八神なりに理解していく。
次に続く話を待ちながら八神は若干の好奇心とともに萩原に注視する。
だが、萩原は僅かに顔をしかめて、顔を天井へと向き直して疲れきった声で
「……すみません、未来人云々は後でいいですか?」
「ああ、疲れてるなら眠っていいですよ」
「悪い、で……」
「ああ、疲れてるなら眠っていいですよ」
「悪い、で……」
警戒心や疑念を抱く間もなく、萩原は目を閉じて再び眠りについた。
腕から出した血液は致死量には届かないとは言え、それなりの量を失ってしまったのだ。
となると、当分は目を覚まさないだろう。
そして萩原が目を覚ますまでの間に八神がするべきことは情報を纏めることだ。
一先ず、萩原が愉快犯的におちょくっているという可能性を捨てることにする。
腕から出した血液は致死量には届かないとは言え、それなりの量を失ってしまったのだ。
となると、当分は目を覚まさないだろう。
そして萩原が目を覚ますまでの間に八神がするべきことは情報を纏めることだ。
一先ず、萩原が愉快犯的におちょくっているという可能性を捨てることにする。
タイムマシンを使った犯罪、これは不思議なことではない。
銃があればそれを使った犯罪が起こる、ピッキング技術あればそれを使った犯罪が起こる。
サイボーグ技術があれば、それを使った犯罪が起こる。
それと全く同じだ、有史を振り返ればそれは簡単に理解できる。
銃があればそれを使った犯罪が起こる、ピッキング技術あればそれを使った犯罪が起こる。
サイボーグ技術があれば、それを使った犯罪が起こる。
それと全く同じだ、有史を振り返ればそれは簡単に理解できる。
だから犯罪が起こった原因でなく、最も考えるべきことは『亀田はタイムマシンを使って何をしようとしているのか』ということだ。
まず考えやすいのは、技術が遥かに劣っている過去の世界で確固たる地位を得ようとすること。
あの芝居がかった口調や立ち振る舞いを考えると、世界征服を目的としている可能性もある。
次に考えられるのは、過去の世界で未来の技術を用いて好き放題に行動すること。
地位や財力などを目的としない、快楽犯罪者である可能性だ。
亀田と相対したのは一時間にも満たない時間、それだけの時間で性格判断をする技能は持っていない。
まず考えやすいのは、技術が遥かに劣っている過去の世界で確固たる地位を得ようとすること。
あの芝居がかった口調や立ち振る舞いを考えると、世界征服を目的としている可能性もある。
次に考えられるのは、過去の世界で未来の技術を用いて好き放題に行動すること。
地位や財力などを目的としない、快楽犯罪者である可能性だ。
亀田と相対したのは一時間にも満たない時間、それだけの時間で性格判断をする技能は持っていない。
前者ならば、殺し合いを開く必要を感じられない。
わざわざタイムパトロールに見つけられるような真似をするのは解せない。
後者ならば、殺し合いを開いたことに納得できる。
亀田は人が殺し合う姿を見て愉悦に浸る人格破綻者で、我威亜党はそんな連中の集まりだと言うことだ。
しっくりくることを選ぶならば、やはり快楽犯罪者という線だろう。
わざわざタイムパトロールに見つけられるような真似をするのは解せない。
後者ならば、殺し合いを開いたことに納得できる。
亀田は人が殺し合う姿を見て愉悦に浸る人格破綻者で、我威亜党はそんな連中の集まりだと言うことだ。
しっくりくることを選ぶならば、やはり快楽犯罪者という線だろう。
「……その場合、殺し合いに勝つことができても生き残れる可能性は低いか?
くそ、そこはゲーム重視か殺し合い重視かで変わってくるな」
くそ、そこはゲーム重視か殺し合い重視かで変わってくるな」
ゲーム重視、つまり殺し合いを一つのゲームとして楽しむのならルールを厳守する可能性が高い。
殺し合い重視、つまり殺し合いをさせること自体が目的ならばその勝者を放っておく可能性は低い。
殺し合い重視、つまり殺し合いをさせること自体が目的ならばその勝者を放っておく可能性は低い。
「結論として、まだ分からない、ってことか」
はぁ、と八神は肩をおろしながら軽くため息をつく。
今できることは、茜の身を心配しながら真央たちに託すことだけだろう。
一応、考察を進めておこうと思った瞬間、廊下から物音が聞こえた。
今できることは、茜の身を心配しながら真央たちに託すことだけだろう。
一応、考察を進めておこうと思った瞬間、廊下から物音が聞こえた。
「!」
その音を聞いた瞬間、ドアの傍まで素早く駆け寄り外の様子を音で察するように身体をドアに寄せる。
僅かにコツコツと足音のようなものが聞こえる。
数は一つ、周囲を警戒するようにゆっくりと歩いている。
ただ、歩き方や息の殺し方からプロではないことだけは分かる。
さすがに所持している武器は判断できない。
丸腰である以上、こちらから仕掛ける真似は出来ない。
となると、やり過ごすしかあるまい。
僅かにコツコツと足音のようなものが聞こえる。
数は一つ、周囲を警戒するようにゆっくりと歩いている。
ただ、歩き方や息の殺し方からプロではないことだけは分かる。
さすがに所持している武器は判断できない。
丸腰である以上、こちらから仕掛ける真似は出来ない。
となると、やり過ごすしかあるまい。
「……すみません」
その声をかけられたのは、相手が去るまで息を殺そうとした決めた瞬間だった。
そのタイミングの良さに思わずドキリと心臓の鼓動が速くなる。
だが、それも一瞬だけ。直ぐに落ち着きを取り戻し、相手の出方を待つ。
そのタイミングの良さに思わずドキリと心臓の鼓動が速くなる。
だが、それも一瞬だけ。直ぐに落ち着きを取り戻し、相手の出方を待つ。
「大江和那さんからここなら安全だと聞いて来たのですが……」
大江和那、八神が出会った最初に出会った尋常じゃないほど背の高い少女。
彼女は友達を殺し合いから止めるためにここを去った。
その道中で出会った人間、ということか。
彼女は友達を殺し合いから止めるためにここを去った。
その道中で出会った人間、ということか。
声の人間が安全かどうかを僅かの間だけ考え込み、一先ず応答することにした。
理由は単純に大江和那が死ぬと言う考えがすぐに湧かなかったから。
彼女が見せた不思議な動き、彼女の口ぶりからしてサイボーグを知り戦闘したことがある。
このことから考えても彼女が普通の人間ではなく、八神よりの人間だと言うことは明らかだ。
理由は単純に大江和那が死ぬと言う考えがすぐに湧かなかったから。
彼女が見せた不思議な動き、彼女の口ぶりからしてサイボーグを知り戦闘したことがある。
このことから考えても彼女が普通の人間ではなく、八神よりの人間だと言うことは明らかだ。
「動くな。もし動いたのなら、撃つ」
一先ずブラフとして釘を刺してから続きを促す。
足音が規則的なことから怪我をしている様子はない、よって交戦した可能性も低い。
恐らく大江和那に会い、ここに避難してきたと言うのは本当だろう。
本当だろうが、確認はしておきたい。
足音が規則的なことから怪我をしている様子はない、よって交戦した可能性も低い。
恐らく大江和那に会い、ここに避難してきたと言うのは本当だろう。
本当だろうが、確認はしておきたい。
僅かに空いた間に少しだけ引っ掛かりながらも問いを続ける。
大江とはどこで会ったか、殺し合いに乗っていないのか、武器は持っているか。
曽根村が真実を語る語らないは別として質問を重ねていく。
大江とはどこで会ったか、殺し合いに乗っていないのか、武器は持っているか。
曽根村が真実を語る語らないは別として質問を重ねていく。
「貴方は今まで何をしていた?」
「水族館で鋼と言う男と進藤と言う少女と会って……二人とも死んでしまいました」
「……そうか」
「水族館で鋼と言う男と進藤と言う少女と会って……二人とも死んでしまいました」
「……そうか」
曽根村の声には確かな悲しみがあるように思えた。
もう十分、とは言えないが覚悟を決めるしかない。
味方は多い方がいいのは間違いないし、知り合った人間が早々に死んで落ち込んだ人間を放っておくわけにはいかない。
もし腹芸をして八神を騙しているのでは、そんなことを考えていては切りがない。
もう十分、とは言えないが覚悟を決めるしかない。
味方は多い方がいいのは間違いないし、知り合った人間が早々に死んで落ち込んだ人間を放っておくわけにはいかない。
もし腹芸をして八神を騙しているのでは、そんなことを考えていては切りがない。
「服を脱いで物を捨ててから手を上げてください」
「……」
「……初めまして、八神総八郎です」
「……」
「……初めまして、八神総八郎です」
物音で上はワイシャツ、下はズボンを脱ぎ棄てたことを確認し、ここで初めて曽根村へと身体を晒す。
曽根村はどう思ったのかまでは分からない。
ただ分かることは一つ、傷はない。
しかし、アンダーシャツと下着姿の中年はひどく滑稽だ。
仕方ないこととは言え、こんなことをしなければ一般人を信じる気になれない自分に少し嫌気がさす。
石中の話から自分は法の下に集う正義の集団ではない、と確信したから余計にだ。
曽根村はどう思ったのかまでは分からない。
ただ分かることは一つ、傷はない。
しかし、アンダーシャツと下着姿の中年はひどく滑稽だ。
仕方ないこととは言え、こんなことをしなければ一般人を信じる気になれない自分に少し嫌気がさす。
石中の話から自分は法の下に集う正義の集団ではない、と確信したから余計にだ。
「曽根村さん、こっちに来てるください」
「……ひどく簡単に信用してくれるんですね」
「こんな状況ですから、進んで丸腰になる人ぐらいは信じてみたいんですよ」
「……ひどく簡単に信用してくれるんですね」
「こんな状況ですから、進んで丸腰になる人ぐらいは信じてみたいんですよ」
その言葉を聞くと曽根村はキョトンと呆気に取られたような表情をした。
さすがに臭すぎたかと思いつつ、少し急かすように曽根村を病室の中へと入れる。
もちろん、荷物は廊下に置かせて服は脱ぎ捨てさせたまま、だ。
さすがに臭すぎたかと思いつつ、少し急かすように曽根村を病室の中へと入れる。
もちろん、荷物は廊下に置かせて服は脱ぎ捨てさせたまま、だ。
「そこに座ってください」
「ええ……」
「早速で悪いんですが、その二人が死んでしまった時のことについて聞かせて下さい」
「ええ……」
「早速で悪いんですが、その二人が死んでしまった時のことについて聞かせて下さい」
先ほど死んだ知り合いのことについて尋ねるのは酷かと思うが、これからのことを考えると八神は尋ねざるを得ない。
少なくとも人を殺した人間が周囲に居るのだ。
それが事故であれ故意であれ、警戒すべき存在には変わらないのだ。
少なくとも人を殺した人間が周囲に居るのだ。
それが事故であれ故意であれ、警戒すべき存在には変わらないのだ。
「……鋼さんは、水族館で三橋と言う男に殺されました。
私も一緒に銃で交戦しましたが、訳のわからない真っ赤な手で鋼さんは死んでしまいました。
進藤さんは……分からないんです」
「分からない?」
私も一緒に銃で交戦しましたが、訳のわからない真っ赤な手で鋼さんは死んでしまいました。
進藤さんは……分からないんです」
「分からない?」
その言葉に八神は眉をひそめた上で首をひねる。
殺された時のことが分からないとは理屈に通っていない話だろう。
曽根村は話しづらそうに、だが、なんとか八神に分かるように伝えようと声を絞り出す。
殺された時のことが分からないとは理屈に通っていない話だろう。
曽根村は話しづらそうに、だが、なんとか八神に分かるように伝えようと声を絞り出す。
「その、大江さんと別れてからしばらく経った後でした。
少し、疲れていたのでゆっくりと歩いていたら……乾いた、音が聞こえたんです」
「乾いた音……というと」
「……じゅ、銃声、だと思います。私が辺りを窺うように前方を歩いて、進藤さんが後ろを歩いていたので気付かなかったんです。
そ、それで、音に釣られて後ろを向くと胸からち、血を、流した進藤さんが……
そこからは、とにかく無我夢中で逃げてきました。なるべく物の陰になる場所を通りながら、早く病院につけるように」
少し、疲れていたのでゆっくりと歩いていたら……乾いた、音が聞こえたんです」
「乾いた音……というと」
「……じゅ、銃声、だと思います。私が辺りを窺うように前方を歩いて、進藤さんが後ろを歩いていたので気付かなかったんです。
そ、それで、音に釣られて後ろを向くと胸からち、血を、流した進藤さんが……
そこからは、とにかく無我夢中で逃げてきました。なるべく物の陰になる場所を通りながら、早く病院につけるように」
曽根村はそこまで言い切ると、何かから逃げる様に頭を抱え込み下へと俯く。
曽根村の服に血が付いていたのは別に不思議ではない。
銃殺なら撃ち抜かれた個所やそれぞれの立ち位置によっては血が飛び散らない可能性も十二分にある。
進藤って人を殺した犯人が曽根村を殺さなかったのは銃弾の制限か、単純に気付かなかったからか……
少し不可解ではあるが、説明が出来ないわけではない。
曽根村の服に血が付いていたのは別に不思議ではない。
銃殺なら撃ち抜かれた個所やそれぞれの立ち位置によっては血が飛び散らない可能性も十二分にある。
進藤って人を殺した犯人が曽根村を殺さなかったのは銃弾の制限か、単純に気付かなかったからか……
少し不可解ではあるが、説明が出来ないわけではない。
「つまり……近くに殺し合いに乗った顔も名前も分からない人間が居るってことですか」
八神は曽根村が最後まで話を言い終えたと思うと、確かめる様に呟く。
曽根村は反応する様子を見せずにただ俯き続ける。
これでまた頭を痛める要素が増えた。
三橋と言う男と、進藤明日香を殺した銃を持った人間に、浜野朱里。
殺し合いに乗ったと思われる人間が周囲に三人もいると言うことだ。
曽根村は反応する様子を見せずにただ俯き続ける。
これでまた頭を痛める要素が増えた。
三橋と言う男と、進藤明日香を殺した銃を持った人間に、浜野朱里。
殺し合いに乗ったと思われる人間が周囲に三人もいると言うことだ。
「そこでじっとしていて下さい」
「……」
「……」
八神はゆっくりと席を立って、曽根村から目を離さずにドアの方向へと移動する。
フォローをするべきなのかもしれないが、一先ずは曽根村は放っておくことにした。
いい年なのだ、自分を安定させる術ぐらいは持っているかもしれない。
それに曽根村の見た目からは武器を隠せるようなスペースはない。
少しだけ眠っている萩原を残して部屋を出ることを躊躇うが、曽根村を信用することにした。
フォローをするべきなのかもしれないが、一先ずは曽根村は放っておくことにした。
いい年なのだ、自分を安定させる術ぐらいは持っているかもしれない。
それに曽根村の見た目からは武器を隠せるようなスペースはない。
少しだけ眠っている萩原を残して部屋を出ることを躊躇うが、曽根村を信用することにした。
「……大丈夫です。そこの男も、曽根村さんも俺が守りますから」
そう言い捨てて扉を閉める。
外に出てから僅かに扉に耳を当てるが、中で何かが動く様子はない
注意しながら、それでも素早く曽根村が廊下に残したデイパックと服を漁る。
まずは服からまさぐっていくと、内ポケットから一丁の拳銃を見つけた。
僅かに焦げたにおいがする、少なくとも一発は撃ったことがあると言うことだろう。
曽根村の言ったことを鵜呑みにするなら水族館で発砲したことになる。
穿った見方をするなら、水族館では発砲せずに進藤を殺す際に使ったことになる。
銃身は、若干だけ熱を持っている、ような気がする。
熱を持っているようにも持っていないようにも判断できる感覚だ。
銃の中の残りの弾は三発消費、予備のマガジンは六発入りがちょうど五つ。
弾数の区切りからしても三発しか消費していないと考えていないだろう。
他にはめぼしいものは服には隠されていない。
次はデイパックの中を調べる。
綺麗なナイフが一つと食料や地図といった八神にも大江にも入っていた共通の支給品と思わしき一式。
外に出てから僅かに扉に耳を当てるが、中で何かが動く様子はない
注意しながら、それでも素早く曽根村が廊下に残したデイパックと服を漁る。
まずは服からまさぐっていくと、内ポケットから一丁の拳銃を見つけた。
僅かに焦げたにおいがする、少なくとも一発は撃ったことがあると言うことだろう。
曽根村の言ったことを鵜呑みにするなら水族館で発砲したことになる。
穿った見方をするなら、水族館では発砲せずに進藤を殺す際に使ったことになる。
銃身は、若干だけ熱を持っている、ような気がする。
熱を持っているようにも持っていないようにも判断できる感覚だ。
銃の中の残りの弾は三発消費、予備のマガジンは六発入りがちょうど五つ。
弾数の区切りからしても三発しか消費していないと考えていないだろう。
他にはめぼしいものは服には隠されていない。
次はデイパックの中を調べる。
綺麗なナイフが一つと食料や地図といった八神にも大江にも入っていた共通の支給品と思わしき一式。
「これだけじゃ判断はできないな……」
曽根村が黒か白か、八神はひとまず黒に近い灰色と言う評価を下した。
やはり進藤という女が死んでいるのに、曽根村だけ無事と言うのが気にかかる。
だが、嘘をつくのならもっと凝った嘘をつくのではないか、という気持ちもある。
現実とは得てして不可解なことが多い。
本当に曽根村が殺されなかったのは、ただの偶然で知り合いの死を深く悲しんでいることだって十分にある。
それに、八神としてはこんな状況だからこそ人を信じてみたい。
疑心暗鬼に陥るような真似はしたくない。
曽根村は自ら丸腰になったのだ、向こうはとにかくこちらと協力したがっていると言うことだ。
やはり進藤という女が死んでいるのに、曽根村だけ無事と言うのが気にかかる。
だが、嘘をつくのならもっと凝った嘘をつくのではないか、という気持ちもある。
現実とは得てして不可解なことが多い。
本当に曽根村が殺されなかったのは、ただの偶然で知り合いの死を深く悲しんでいることだって十分にある。
それに、八神としてはこんな状況だからこそ人を信じてみたい。
疑心暗鬼に陥るような真似はしたくない。
曽根村は自ら丸腰になったのだ、向こうはとにかくこちらと協力したがっていると言うことだ。
(とは言え、銃は貰っておかないと……さっき失くしたばかりだし)
どう説得するかが少し面倒だが、自身専用の武器はやはり確保しておきたい。
殺し合いに乗っていても乗っていなくても、他人に武器を渡すと言うことは避けたいだろう。
まあ、それはそれ。後で考えればいいし、最悪銃を手に入れられなくてもいい。
どれだけ警戒をしても、警戒のし過ぎはあり得ない。
警戒は怠れないのだ、何せこちらには動けない萩原が居るのだ。
この状況でCCRや身体を強化したサイボーグが襲ってきたら、そのことを考えるだけで背中へと冷たい汗が走る。
危険が目に見えて増していく現状に、どうにも不気味で嫌な感覚を覚えていく。
殺し合いに乗っていても乗っていなくても、他人に武器を渡すと言うことは避けたいだろう。
まあ、それはそれ。後で考えればいいし、最悪銃を手に入れられなくてもいい。
どれだけ警戒をしても、警戒のし過ぎはあり得ない。
警戒は怠れないのだ、何せこちらには動けない萩原が居るのだ。
この状況でCCRや身体を強化したサイボーグが襲ってきたら、そのことを考えるだけで背中へと冷たい汗が走る。
危険が目に見えて増していく現状に、どうにも不気味で嫌な感覚を覚えていく。
「……茜」
殺し合いに乗った人間が居る、命が危ない、その言葉で思わず思い出してしまう。
意識的に考えないようにしていた人間、その人間の名をポツリと呟いてしまう。
今すぐにでも茜を探しに行きたい気持ちと、曽根村と萩原を放っておけない気持ちがせめぎ合っている。
それでも病院に留まっているのは、やはり困っている人を見捨てられないから。
意識的に考えないようにしていた人間、その人間の名をポツリと呟いてしまう。
今すぐにでも茜を探しに行きたい気持ちと、曽根村と萩原を放っておけない気持ちがせめぎ合っている。
それでも病院に留まっているのは、やはり困っている人を見捨てられないから。
「……」
廊下の東側の窓から太陽を覗きつつ、茜の顔を思い浮かべる。
和那や真央たちを当てにするしかない。
今、八神がすべきことは茜を見つけて直ぐに脱出、もしくは亀田を倒すための方法を模索することだ。
和那や真央たちを当てにするしかない。
今、八神がすべきことは茜を見つけて直ぐに脱出、もしくは亀田を倒すための方法を模索することだ。
【F-6/病院/一日目/午前】
【八神総八郎@パワプロクンポケット8表】
[状態]健康
[装備]ナイフ、ブロウニング拳銃(3/6、予備弾数30発)
[道具]支給品一式×2、魔法の杖@パワプロクンポケット4裏
[思考]
基本:バトルロワイヤルを止める
1:しばらくは籠城。
2:茜が心配。
3:曽根村を信じたいが、警戒は怠らない。
4:浜野朱里に注意。
5:白瀬、リン、灰原が殺し合いに乗ったのでは?と疑っている。
[備考]
※走太と真央から、彼らにこれまでであった話を聞きました。
※荻原との話でタイムマシンの存在を確信。
※茜ルートBAD確定後、日本シリーズ前からの参戦
【八神総八郎@パワプロクンポケット8表】
[状態]健康
[装備]ナイフ、ブロウニング拳銃(3/6、予備弾数30発)
[道具]支給品一式×2、魔法の杖@パワプロクンポケット4裏
[思考]
基本:バトルロワイヤルを止める
1:しばらくは籠城。
2:茜が心配。
3:曽根村を信じたいが、警戒は怠らない。
4:浜野朱里に注意。
5:白瀬、リン、灰原が殺し合いに乗ったのでは?と疑っている。
[備考]
※走太と真央から、彼らにこれまでであった話を聞きました。
※荻原との話でタイムマシンの存在を確信。
※茜ルートBAD確定後、日本シリーズ前からの参戦
【萩原新六@パワプロクンポケット6】
[状態]:左腕欠損、腹部に軽度の切り傷、貧血(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式 、野球用具一式(バット8本、ボール7球、グローブ8つ)@現実、野球超人伝@パワプロクンポケットシリーズ、パワビタD@パワプロクンポケットシリーズ、自身の左腕
[思考・状況]
1:???
[状態]:左腕欠損、腹部に軽度の切り傷、貧血(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式 、野球用具一式(バット8本、ボール7球、グローブ8つ)@現実、野球超人伝@パワプロクンポケットシリーズ、パワビタD@パワプロクンポケットシリーズ、自身の左腕
[思考・状況]
1:???
【曽根村@パワプロクンポケット2】
[状態]右手首打撲
[装備]アンダーシャツと下着以外は着ていない。
[道具]なし
[思考]
基本:漁夫の利で優勝を目指す
1:一先ず病院で休憩。
[備考]
※タイムマシンの存在を聞かされていません。
[状態]右手首打撲
[装備]アンダーシャツと下着以外は着ていない。
[道具]なし
[思考]
基本:漁夫の利で優勝を目指す
1:一先ず病院で休憩。
[備考]
※タイムマシンの存在を聞かされていません。
【魔法の杖@パワプロクンポケット4裏】
ヤマダがルクハイドの魔女から貰った魔法の杖。
素人でも100G払うことで毒や麻痺を一日かけて成功率50%程度の確率で直すことのできる。
今回はところどころを弄った状態で支給。
さらに金ではなく支給一つを失うことで使うようにした。
ヤマダがルクハイドの魔女から貰った魔法の杖。
素人でも100G払うことで毒や麻痺を一日かけて成功率50%程度の確率で直すことのできる。
今回はところどころを弄った状態で支給。
さらに金ではなく支給一つを失うことで使うようにした。
【灰原の拳銃@パワプロクンポケット8】
灰原が本編で使っていた拳銃。
サイボーグ対策のため装甲対策を施していたと思われる強力な拳銃。
魔法の杖の効果の対価として
灰原が本編で使っていた拳銃。
サイボーグ対策のため装甲対策を施していたと思われる強力な拳銃。
魔法の杖の効果の対価として
| 前へ | キャラ追跡表 | 次へ |
| 062:爆ぜる陰謀 | 曽根村 | 084:砂の城 |
| 049:友情 | 萩原新六 | 084:砂の城 |
| 049:友情 | 八神総八郎 | 084:砂の城 |