CHERRY BLOSSOM~戻らない歯車~ ◆jnvLTxNrNA
◆ ◆ ◆ ◆
さらが撃たれた。
少し時間がかかったが十波は理解した。
「さ、ら……?」
仰向けに倒れたさらの名を呼ぶ。
既にさらを中心として真っ赤な血の池ができ始めている。
「うわああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!
さら!!!!さらあぁぁ!!!!!」
さら!!!!さらあぁぁ!!!!!」
さらのもとに片膝をついてしゃがみ込み、力の抜けたさらの身体を起こす。
傷口からは鮮血が溢れ続けている。
傷口からは鮮血が溢れ続けている。
「と、十波……君……」
「っ!?さら!?」
「ごめん…なさい……十波…君…
せっか…く……私を…心配…して…来て…くれたのに……
こんなことに…なって…しまって。」
せっか…く……私を…心配…して…来て…くれたのに……
こんなことに…なって…しまって。」
さらが申し訳無さそうに謝る。
それに対して十波は首を横に振る。
それに対して十波は首を横に振る。
「さら!お前は悪くない。
俺がもっと、もっと早く来ていれば!
そうだ、血を、血を止めなくちゃ」
俺がもっと、もっと早く来ていれば!
そうだ、血を、血を止めなくちゃ」
「残念……ですね…
やっと…他の…人を信じる…ことが…できると…思った…のに……
やっと…十波…君に…会え…たのに……
もう…お別れ…なんて…」
やっと…他の…人を信じる…ことが…できると…思った…のに……
やっと…十波…君に…会え…たのに……
もう…お別れ…なんて…」
「しっかりしろ!さら!お別れなんて言うな!
この島を抜け出したら、二人でいろんな所に行って、いろんなものを見て、一緒に笑うんだ!
お前は俺が助ける!」
この島を抜け出したら、二人でいろんな所に行って、いろんなものを見て、一緒に笑うんだ!
お前は俺が助ける!」
十波はユニフォームを脱いでさらの傷口にあてがい、止血を試みる。
しかし貫通した傷口から溢れる血は止まることをしらない。
しかし貫通した傷口から溢れる血は止まることをしらない。
「何…で……泣い…て…るん…ですか……十波…君…?
この…青空…の…下…では……笑顔…じゃ…ないと……ダメ…なん…でしょ……?
こんな…いい…天気…の…日に……こんな…青空…の…下…で……泣いて…る…人は……バカ…ですよ……?」
この…青空…の…下…では……笑顔…じゃ…ないと……ダメ…なん…でしょ……?
こんな…いい…天気…の…日に……こんな…青空…の…下…で……泣いて…る…人は……バカ…ですよ……?」
さらは十波に笑いかける。
顔中痣だらけで腫らしているし、血の気が引いて蒼白になってきているが、
さららしい、可愛らしい、とても穏やかな笑顔。
十波は先ほどから流れる涙を慌てて拭う。
顔中痣だらけで腫らしているし、血の気が引いて蒼白になってきているが、
さららしい、可愛らしい、とても穏やかな笑顔。
十波は先ほどから流れる涙を慌てて拭う。
「そ、そうだよな!涙なんか流して俺バカだよな!
こんなにいい天気なのに…」
こんなにいい天気なのに…」
十波がさらの手を握る。
祈るように、強く、強く、強く。
祈るように、強く、強く、強く。
「なぁ、さら…
俺、プロ野球選手になれたんだ。
今年から大活躍して新人王とかいっぱいタイトル穫るんだ。
だから…さら、テレビで、できれば球場に来て、俺の活躍見ててくれよ!」
俺、プロ野球選手になれたんだ。
今年から大活躍して新人王とかいっぱいタイトル穫るんだ。
だから…さら、テレビで、できれば球場に来て、俺の活躍見ててくれよ!」
「…?……十波…君…は…まだ……高校…生…でしょ……?
気が……早い…です…よ……?
でも……わかり…まし…た…十波…君…
私…いっ…ぱい……いっぱい……応援…します…約束…です……
だか…ら…十波…君…も……頑張…るって…約束…して…下さい…」
気が……早い…です…よ……?
でも……わかり…まし…た…十波…君…
私…いっ…ぱい……いっぱい……応援…します…約束…です……
だか…ら…十波…君…も……頑張…るって…約束…して…下さい…」
「あぁ、約束だ」
2人はお互いの手を強く握り、約束をかわす。
それは、果たされることはない約束。
しかし2人は約束をかわす。
果たされることはないとわかっていても、認めたくないから。
それは、果たされることはない約束。
しかし2人は約束をかわす。
果たされることはないとわかっていても、認めたくないから。
「……十波…君……大……好……き……」
「さら……?さら!!
さらぁぁぁああああぁぁぁぁ!!!!!」
さらぁぁぁああああぁぁぁぁ!!!!!」
さらは目を閉じ、永遠の眠りについた。もう二度と目覚めることはない。
最期に紡いだ言葉は遅すぎる告白の返事。
至福の時は、桜の花ようにあっという間に散った。
至福の時は、桜の花ようにあっという間に散った。
十波の悲痛な叫びが晴れ渡る空の下、虚しく響き渡った……
【芳槻さら@パワプロクンポケット10 死亡】
【残り34名】
【残り34名】
【F-3/学校/北側校舎屋上/一日目/昼】
【十波典明@パワプロクンポケット10】
[状態]:「人を信じる」という感情の復活?
さらを失ったことによる大きな喪失感、右上腕に怪我
[装備]:バタフライナイフ、青酸カリ
[道具]:支給品一式
[思考・状況]基本:???????
[備考]
1:さらルート攻略中に他の彼女ルートにも手を出していた可能性があります。
2:たかゆきをタケミの作ったロボットだと思っています。
3:タケミを触手を出す事の出来る生き物で、殺し合いに乗っていると思っています。
4:高坂茜とメカ亀田の名前を知りません。
5:さらが過去から連れてこられた、と思いました。
【十波典明@パワプロクンポケット10】
[状態]:「人を信じる」という感情の復活?
さらを失ったことによる大きな喪失感、右上腕に怪我
[装備]:バタフライナイフ、青酸カリ
[道具]:支給品一式
[思考・状況]基本:???????
[備考]
1:さらルート攻略中に他の彼女ルートにも手を出していた可能性があります。
2:たかゆきをタケミの作ったロボットだと思っています。
3:タケミを触手を出す事の出来る生き物で、殺し合いに乗っていると思っています。
4:高坂茜とメカ亀田の名前を知りません。
5:さらが過去から連れてこられた、と思いました。
※北側校舎屋上に十波が蹴飛ばした機関銃(残弾中程度)が落ちています。
※本当に「人を信じる」という感情が復活したかは、後続の書き手さんにお任せします。
復活しなかった場合、
1:信頼できる人間とは「何故自分と手を組むのか、その理由を自分が理解できる人物」を指します。
2:逆に「自分の理解できない理由で手を組もうとする人間には裏がある」と考えてます。
復活しなかった場合、
1:信頼できる人間とは「何故自分と手を組むのか、その理由を自分が理解できる人物」を指します。
2:逆に「自分の理解できない理由で手を組もうとする人間には裏がある」と考えてます。
の記述をお忘れなく。
◆ ◆ ◆ ◆
「こんのダボ!!あんた自分が何やったかわかってんのか!?」
中庭を挟んで南側の校舎の屋上で和那は紫杏を取り押さえていた。
ライフルは奪い取って中庭に投げ捨てた。
ライフルは奪い取って中庭に投げ捨てた。
「……………」
「なんとか言えや!紫杏!」
「……………くく」
「?」
「くくく……あはははははははっ」
「な、何笑てんねん!?」
屋上の扉を開いた瞬間、彼女の愛した男、十波典明の声がした。
声のする方を見ると確かに十波がそこにいた……芳槻さらと一緒に……
(?)
何かを話しているようだった。
紫杏は自慢ではないが地獄耳だ。
ゆえに十波のこの言葉を拾ってしまった。
紫杏は自慢ではないが地獄耳だ。
ゆえに十波のこの言葉を拾ってしまった。
『俺はさらが好きだ!』
(!?)
そこからの行動は彼女自身でも驚くくらいスムーズだった。
ライフルを構え、スコープを覗いて芳槻さらの背中に照準を合わせる。
引き金を引く。一筋の光が芳槻さらを貫いた。
自然と涙が流れたが、手は震えなかった。
ライフルを構え、スコープを覗いて芳槻さらの背中に照準を合わせる。
引き金を引く。一筋の光が芳槻さらを貫いた。
自然と涙が流れたが、手は震えなかった。
何故こんなことをしてしまったんだろう?
何故こんなことができてしまったのだろう?
何故涙が流れたのだろう?
芳槻さらに対する嫉妬の念のせいか?
自分のことを『愛している』と言ってくれた、十波の裏切りに対する怒りのせいか?
まだ心のどこかで幸せを、
十波と共に生きるという幸せを望んでいるのだろうか?
十波と共に生きるという幸せを望んでいるのだろうか?
もう後戻りしないと、幸せにはならないと決めたはずなのに…
『同世代のグループを作ってトップに立つ』という本来の目的も見失って、
何故その足を止めてしまったのだろう?
何故その足を止めてしまったのだろう?
神条紫杏には、わからなかった。
【F-3/学校/南側校舎屋上/一日目/昼】
【神条紫杏@パワプロクンポケット10】
[状態]:脱力感、両ひじ、背中に軽いうちみ
[装備]:バット(デイパックの中)
[道具]:支給品一式、詳細名簿、ノートパソコン(バッテリー消耗小)、駄菓子数個
[思考]?????
基本:どのようにも動ける様にする。
1:自分と同世代のグループを作りそのトップに立つ?
2:生きて帰って平山の言葉を伝える。
3:出来ることならカズと十波には死んでほしくない。が、必要とあらば……
[備考]
※この殺し合いをジャジメントによる自分に対する訓練か何かだと勘違いしています。
※島岡の荷物は、島岡を殺害した者に持ち去られただろうと判断しました。
※小波走太一行とは情報交換を行っていません。
【神条紫杏@パワプロクンポケット10】
[状態]:脱力感、両ひじ、背中に軽いうちみ
[装備]:バット(デイパックの中)
[道具]:支給品一式、詳細名簿、ノートパソコン(バッテリー消耗小)、駄菓子数個
[思考]?????
基本:どのようにも動ける様にする。
1:自分と同世代のグループを作りそのトップに立つ?
2:生きて帰って平山の言葉を伝える。
3:出来ることならカズと十波には死んでほしくない。が、必要とあらば……
[備考]
※この殺し合いをジャジメントによる自分に対する訓練か何かだと勘違いしています。
※島岡の荷物は、島岡を殺害した者に持ち去られただろうと判断しました。
※小波走太一行とは情報交換を行っていません。
【大江和那@パワプロクンポケット10】
[状態]:全身打撲、疲労(中)
[装備]:六尺棒
[道具]:支給品一式×2、不明支給品0~1、携帯電話、塩素系合成洗剤、酸性洗剤、油、ライター
[思考]
基本:バトルロワイヤルを止める。
1:紫杏!?
2:病院へと戻る。
【備考】
※重力操作にかけられた制限の存在に漠然と気付きました。
※桧垣東児特性しあわせ草エキスは一本きりです。
[状態]:全身打撲、疲労(中)
[装備]:六尺棒
[道具]:支給品一式×2、不明支給品0~1、携帯電話、塩素系合成洗剤、酸性洗剤、油、ライター
[思考]
基本:バトルロワイヤルを止める。
1:紫杏!?
2:病院へと戻る。
【備考】
※重力操作にかけられた制限の存在に漠然と気付きました。
※桧垣東児特性しあわせ草エキスは一本きりです。
※学校の中庭に和那の投げ捨てたレーザーライフル(残り電力90%)
が落ちています。
が落ちています。
【宇宙連邦特製レーザーライフル@パワプロクンポケット9裏】
風の強い惑星フローラでも長距離射撃ができるように製造されたライフル。
フローラ配属の連邦兵士に支給されている。
連邦兵士(中尉)曰わく、2km先の標的も一発とのことだが、おそらく訓練したらの話。
だが、高性能であることは間違いない。
文字通り実体弾ではなくレーザーが発射される。
本ロワ内では充電式とする。1回発射するごとに10~25%電力を消費。
消費電力は発射距離によって異なる。
電力を0から100%充電するのにかかる時間、どれくらいの発射距離でどれくらいの電力を消費するか、の裁量は後続の書き手さんにお任せします。
風の強い惑星フローラでも長距離射撃ができるように製造されたライフル。
フローラ配属の連邦兵士に支給されている。
連邦兵士(中尉)曰わく、2km先の標的も一発とのことだが、おそらく訓練したらの話。
だが、高性能であることは間違いない。
文字通り実体弾ではなくレーザーが発射される。
本ロワ内では充電式とする。1回発射するごとに10~25%電力を消費。
消費電力は発射距離によって異なる。
電力を0から100%充電するのにかかる時間、どれくらいの発射距離でどれくらいの電力を消費するか、の裁量は後続の書き手さんにお任せします。
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| 090:CHERRY BLOSSOM~不協和音~ | 大江和那 | 095:未来の束縛 |
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| 090:CHERRY BLOSSOM~不協和音~ | 夏目准 | 093:迷走ヒーロー |
| 090:CHERRY BLOSSOM~不協和音~ | ヘルガ | 093:迷走ヒーロー |
| 090:CHERRY BLOSSOM~不協和音~ | 三橋一郎 | 102:魔弾~Der Freischutz~ |
| 090:CHERRY BLOSSOM~不協和音~ | 芳槻さら | GAME OVER |