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Pulp

PlaydateのPulpは、ブラウザ上で動作するオールインワンのゲーム開発ツールです。
プログラミングの深い知識がなくても、レトロな雰囲気のタイルベースのゲームを直感的に作成できるように設計されています。


概要

1. Pulpの基本コンセプト
Pulpは「誰でもPlaydateのゲームを作れるようにする」ことを目的としています。複雑な開発環境(SDK)の構築を必要とせず、ログインするだけでゲーム制作を開始し、そのままPlaydate実機で動く形式(.pdx)で書き出すことが可能です。
2. 主な機能
Pulpには、ゲーム制作に必要なすべてのエディタが1つの画面に統合されています。
Graphics(タイルエディタ)
8x8ピクセルのタイルを描画します。「Player(プレイヤー)」「Sprite(動く物)」「Item(拾える物)」「Tile(背景)」の4つのカテゴリを使い分けます。
Audio(音響エディタ)
  • Pulp-Songs: 簡略化されたシーケンサーで、チップチューン風のBGMを作成できます
  • Pulp-Sounds: 効果音(SFX)を作成するツールです
  • Levels(レベルエディタ)|
作成したタイルを配置して、ゲームの画面(部屋)を構成します。
Script(PulpScript)
イベント駆動型の独自のスクリプト言語です。特定のタイルに触れた、あるいはクランクを回したといったトリガーに対して動作を記述します。

3. PulpScript の特徴
プログラミング言語としては非常にシンプルで、技術的なバックグラウンドがある方なら数分で理解できる構造です。
イベントベース
on collect do ... end(アイテムを拾った時)や on update do ... end(毎フレーム)のように記述します。
構文
変数、条件分岐(if/else)、簡単な算術演算が可能です。
クランク対応
Playdateの最大の特徴であるクランクの回転量や速度を簡単に取得できます。

4. メリットと制限事項
メリット 制限事項
環境構築不要: ブラウザさえあれば即開始 タイルベース限定:** 自由なピクセル単位の移動や描画は苦手
即時プレビュー: ブラウザ上のエミュレータで即確認 パフォーマンス: SDK(Lua/C)に比べると処理負荷に弱い
一体型: 音、絵、コードが1つの場所で完結 解像度の固定: 基本的に8x8タイルのグリッドに縛られる

まとめ
Pulpは「RPGやアドベンチャー、パズルゲームをサクッと作りたい」という場合に最適なツールです。本格的なアクションや高度な物理演算を伴うゲームを作りたい場合は、公式のPlaydate SDK(Lua/C言語)へ移行するのが一般的ですが、プロトタイピングの速さはPulpが圧倒的です。
ゲームのアイデアを形にする際、まずはPulpで「手触り」を確認してみるのがおすすめのステップです。

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最終更新:2026年04月24日 13:39