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作品





機の音



与ひょうさんちは トントンカラリ
嫁さん貰って トンカラリ
機の音止まず トントンカラリ
日がな一日 トンカラリ
トントンカラリトンカラリ

姿は見せずに トントンカラリ
与ひょうは絹売る トンカラリ
毎日酒を飲み トントンカラリ
日に日に贅沢 トンカラリ
トントンカラリトンカラリ

ある日機の音ぴたりと止まって
赤い鼻した酒臭い与ひょうが
嫁の織った絹抱きしめて
とおい空見て呆けていたよ

もう聞こえない トントンカラリ
鶴が一声 空で啼く


312 名前:機の音 [sage] 投稿日:04/10/07(木) 23:12:29 ID:sEpZ/PHT


【コメント】

372 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/10/14(木) 15:10:03 ID:RM81OmyV
>>312
どっかで読んだことある。でも展開が違うので別の人だろう。
いわずとした「鶴の恩返し」。原作を知らなければわかりにくい詩だ。
しかも原作そのまんまでパロディーにもなっていない。
リズムに乗せて叙情的に読ませるが、この作者ならではの鶴の恩返しにはなっていない。

380 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:35:09 ID:cCmnRB0R
312 :機の音 ①点 民謡ぽいけどよく表せてる。歌ってみたい。

390 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:53:30 ID:G2yS0JdE
>>312 誰もが知ってる『夕鶴』、だよね。情景描写に終始しているんで、ここ
から詩が始まるように思えるんだけどねえ。

395 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:13:45 ID:ujDM7PIL
>>312 機の音 《駄作》
ただの鶴の恩返しじゃん。表現こんなに膨らますことができるんだったらもうちょっと
違う題材選べなかったのかなー。トントンカラリの節は思わず声に出してしまうぐらい良い。

841 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/16(土) 03:10:49 ID:ykv1JOeT
で。私は機の音を書きました。イタチさんの見たことある詩は鑑定くんに書いた詩のことでしょうか?
今回は誰もが鶴の恩返しを書かないだろうからあえて裏をかこうと思ったんですけど・・・
テーブルでリズムつけながら声に出して言いやすいよう言葉を選んでも内容が安易過ぎましたね~ははっ
そんな詩に点数入れてくれたGONさん、ありがとうです。民謡意識して書いてたんですよ~うれしかったです
コメントしていただいたイタチさん Canopusさん Alniteさんありがとうございます。

ところでオペラの夕鶴みたとき日本語のオペラに不自然さを感じたんですが・・・・・おもしろかったけど。


【得点】 1点
  • GON ◆rOo2fYBBKk:1点





マリンスノー



雪が降る
深海の奥底深くに
雪が降る
ほとんど光が差し込まない海の中の
常夜の国に
雪が降る
プランクトンの死骸――
誰が名付けたか
マリンスノーと呼ぶ
あるものは深海魚の今日の命をつなぐ糧となり
残りは深海底の懐深くへと
静かに降り積もる
ひとつひとつのプランクトンの死を
嘆き悲しむものはいない
ひとつの命の終わりは
またひとつ新しい命の始まりを育む
世界のあらゆる命を寿(ことほ)ぐ祝祭の紙吹雪のように
マリンスノーは降り止むことはない

人権
生命の尊厳
地球より重いひと一人の命――
ひとはいろいろ言うけれど
わたしひとりの命はプランクトンの命とどこが違う
深海の魚一匹育めないわたしの命は
むしろ
プランクトンひとつの命に劣る
わたしひとりの死など
どうして悲しむに値するだろう
わたしの死に悲惨があるとすれば
それは
生命の鎖から外された疎外された死
であるところの惨禍

わたしの死が何ものも育めないとしたら
いっそわたしの死骸は深海底の底深くに堆積すればよい
ニンゲンという種の死骸からなる堆積層が
いつか地上に隆起して
美しい曲線の縞模様を描く
わたしが見ることはついぞ叶わぬ
億万年の未来の日を夢想しながら
わたしは
わたしの言葉は
海表面のすれすれの
海と空のわずかな隙間を
海月のように漂っている


313 名前:マリンスノー NO1 [] 投稿日:04/10/08(金) 00:06:10 ID:MnkZKRD2
314 名前:マリンスノー NO2 [] 投稿日:04/10/08(金) 00:11:53 ID:MnkZKRD2
315 名前:マリンスノー NO3 [] 投稿日:04/10/08(金) 00:18:18 ID:MnkZKRD2


【コメント】

380 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:35:09 ID:cCmnRB0R
313-315 :マリンスノー NO1は図鑑の説明、NO2は説教的論文、を、改行の多様で
             詩らしくしている。最終連にやっと作者のイメージが出てきて、
             そこは悪くないと思うがこれじゃ足りない。

390 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:53:30 ID:G2yS0JdE
>>313-315 ニンゲンの隆起する縞模様あたりから面白くなってくるなあ。逆に
いうと、マリンスノーの説明はもっと短くならないかな。命についての考察も、
平板にすぎるかも。

395 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:13:45 ID:ujDM7PIL
>>313-315 マリンスノー 《駄作》
言いたいことは分かる。人間の命ばっかり大切にしてプランクトンはっていう疑問は当然起こり得る。
でも、最終的に「わたし」を中心に描いたのは失敗だと思う。
人間誰しも自己中心的なんだわ、って嘆いて、自分も自己中心的になっている。





オンガエシ



オンガエシという妖しがいる

物の怪にしては珍しく律儀で
生真面目な性格をしている
礼には礼を以って対し
些細な恩も忘れずに返す
人のうちに在っても稀な
折り目正しい性分である

  それ故
オンガエシを忌む者はなかった
  しかしながら
オンガエシを愛する者もまた
一人としていない


『受けし恩 必ず返そうオンガエシ
  受けぬ恩 いかでか掛けようオンガエシ』

愛や優しさ親切心といった
桜花のような
淡雪のような感情が
オンガエシには決定的に
残酷なまでに欠如していた

  どうか好いて下さい
  あなたが好いてくれた分だけ
  私もあなたを好くでしょう
  あなたが「愛している」と言うのなら
  言われた数だけ私も告げましょう

  あなたが私に向かう限りは
  私は余所見をすることも背くこともしないことでしょう

オンガエシの真っ白な心は
お猪口のように薄く小さく
誰かを思い遣るだけの余裕はどこにも残されていないのだった

  声を掛けてくれた事のない者に
  何と声を掛けてやれば良いのか
  笑い掛けてくれた事のない者に
  どんな顔をしてやれば良いのか


オンガエシという妖しがいる

物の怪にしては珍しく律儀で
生真面目な性格をしている
泣いてくれる人間がいたなら
その者の為に涙しただろう
抱いてくれる者があったのなら
同じ様に抱きすくめただろう

そんな性質であったので

オンガエシを忌む者はなかった
  しかしながら
オンガエシを愛する者もまた
一人として
たった一人として

ついぞ現れる事はなかった


316 名前:オンガエシ(1) [sage] 投稿日:04/10/08(金) 01:14:31 ID:iQzm7bje
317 名前:オンガエシ(2) [sage] 投稿日:04/10/08(金) 01:16:16 ID:iQzm7bje


【コメント】

366 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/13(水) 11:03:46 ID:dYdyhphE
>>316-317 オンガエシ
  対人関係をただのGIVE AND TAKE 駆け引きの場としか考えない、愛を持たぬ現代人が多すぎる。
オンンガエシという怪異はまさにそれだね。友愛は本来、無償のものなのに、「もし相手が
――してくれたら、自分も――する」というヤカラ。そいつらみんなオンガエシだ。
  ふだん私も思っていることをよく詩にしてくれた。私からは感謝、という恩返ししか作者に対して
できないけど。

370 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/13(水) 23:50:30 ID:HdnETWnX
1点 >316 :オンガエシ(1) :04/10/08 01:14:31 ID:iQzm7bje
  アイデアが面白かった……こういう新種の妖怪が発生する、有難いところを
見せていただいたような……
  お題の言葉・意味に切り込んでいく姿勢がいい

381 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:36:09 ID:cCmnRB0R
316-317 :オンガエシ ②点 こういう説教なら聞く気になる。うまいし書きなれてる。

383 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 18:05:12 ID:IgTrHmew
>>316-317 オンガエシ
6-7連での行分けによる視点の移動にのみ形式の必然性を感じた。

389 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 20:47:06 ID:IgTrHmew
1点>>316オンガエシ 物足りない。でも他に推したい作品もない。完成度はあるがそれが枷になっている様。

391 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:54:33 ID:G2yS0JdE
>>316-317 うん、隠喩も効いてて、いいね。ことばも意外と練られている。不
満をいうなら、詩全体の面白みが少ないと思います。それは構成であったり、
道徳の教科書を思わせるようなことば遣いであったりするのでしょう。

395 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:13:45 ID:ujDM7PIL
>>316-317 オンガエシ 《優良》
うん、ぐっときた!
恩返し、という発想にはこういう欠点もある、ということを明確な文章で示してくれている。
比喩もいい。ちょっとくどい気もするけれど。
まぁ強いて言うなら物の怪に例えたのはどうかと思う。

860 名前:うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg  [sage] 投稿日:04/10/17(日) 00:14:50 ID:qOm5gvjy
>>857
懐かしいなぁ、しいな様だ。ほんにおめでとうございました。
フリー・・・良さそうですが、採点基準がむっさ難しいですね。


久し振りに参加させていただきまして、316・317オンガエシを書きました。
他人への批判や戒めではなく、自嘲や自己憐憫の意味で書き始めた為
独り善がりが濃くなりそうで内面の表現が展開できず、当たり障りなく
喉ごし薄くで終わってしまいました。批評を頂いた正にその通りです。
ご意見・ご批評非常にありがたかったです。どうもでした。


【得点】 7点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
  • GON ◆rOo2fYBBKk:2点
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM:1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
  • Alnite ◆m3UVuKrnck:2点





感謝のカタチ



今更だけど
僕の感謝しているあなたへ
恩返しをしたく思います
赤い服が似合うあなたへは
赤色にきらめく月の光のような 
貝殻を 首飾りにして
感謝のカタチとして 受け取って欲しいのです

―そう 僕はそれを探しに旅にでてきます

目的地―無人島
移動手段―舟(オールを使って漕ぐ) 

されど 用心深い僕は
舟が沈まないように 3人のチカラを借りました

牧師は 祈りました     アーメン
風水士は 飾り付けました  キレイニ
魔術師は 唱えました    マホウヲ

―決意を胸に秘め 舟を大海原へと―
空は雲ひとつありません  
風もほとんどありません
なんて
なんてすがすがしい光景だろうか

漕いで漕いでしてる中  空の青を見ていると
漕いで漕いでしてる中  海の青を見ていると
四方八方 青だらけ
空も青だし 海も青
海の深さも知らないし 島までの距離も分からない
僕は心も体も 青の中へ
オールを上へ上へ ドプン オールを下へ下へ ドプン
どちらが上で どちらが下か  空は上で合ってるか
空と海が ぐるぐる回る  疲れ疲れて ぐるぐる回る
海の真ん中で自問自答

僕は 何のためにこんなことを? ―― 赤い貝殻を探すため

赤い貝殻とは何だ?        ―― 感謝をカタチづけるもの

あの人は喜ぶだろうか?      ―― 喜ぶはず 

本当に?             ―― ああ でも分からない 分からなくなってきた

退屈な光景は そのままだ
変化が欲しくてたまらない

赤いイルカよ現れろ
もし    もし
赤くなかったから 赤く染めてくれようか
ドプンドプンドプンドプン 
僕の心は癒されたくてたまらない


イライラが募ります 
空が憎い  海も憎い

―そう  なんだか全てが無駄なことのよう 

   赤い貝殻が何だろう 
  綺麗だから何だというのだ
      ほら
    吐き気がしてきた

  ハァ  ハァ   
   僕の気持ちの中から 感謝 とか 恩返し とか
             そんな綺麗な言葉は 吐き出して 失くしてしまいたい
     ハァ  ハァ 
     そう いっそのこと              アアアア

     この海の上に 全部を吐き出そうか どうしようか
                                   アアアアアアア    
                僕の薄汚れた血で海を染めれば
                     少しはマシな景色になるのだろう?
                                         アアアアアア
                 それとも血だらけの魚を釣ろうか?
                        この舟をグロテスクに変えたい気分だ

    アアアアアアアアア       アアアアアアアア       アアアアアアアア


          ・
          ・
    恐ろしくも冷たい光景は そのままだ 
     時が何なのかも分からなくなってきた
       だが時期に 島に着くだろう
        僕は理由もなく 変テコな涙を流し
          あなたは喜んでくれるだろうか
           そればかりを考えながら まだ見ぬ島を思い続けました


318 名前:感謝のカタチ(1) [sage] 投稿日:04/10/08(金) 01:58:08 ID:e0Wvhoj3
319 名前:感謝のカタチ(2) [sage] 投稿日:04/10/08(金) 02:02:13 ID:e0Wvhoj3
320 名前:感謝のカタチ(3) [sage] 投稿日:04/10/08(金) 02:08:54 ID:e0Wvhoj3
321 名前:感謝のカタチ(4) [sage] 投稿日:04/10/08(金) 02:10:01 ID:e0Wvhoj3


【コメント】

366 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/13(水) 11:03:46 ID:dYdyhphE
>>318-321 感謝のカタチ
  出だしはRPGのよう。牧師と風水士と魔術師が勢揃いして、さあ冒険の始まり――。
赤いイルカが現れた! いいぞ、いいぞ。わくわく。……アレレ、おかしいぞ。三人の
キャラはどこへ行った? 大海原をただオールで漕いでいるだけ。読むうちにだんだん
疲労感が増してくる。「イライラが募ります」―こっちもだ。涙なんか流すなyo。島
にはまだ着かないの? 初めの期待は急速にしぼんでしまうのでした。

373 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/10/14(木) 15:58:46 ID:RM81OmyV
>>318‐321
いい。茫漠とした海の上と主人公の心境からしてもこの長さは必要。
もしこれが退屈させないよう場所をあちこち変えての
愛あり出会いあり戦闘シーンありの冒険ドラマなら一時間で終わってくれと思うところだが、
これなら24時間くらいやってくれてもいい。本当は嫌だけど、効果的だとは思う。
こういう海の上で襲われる虚無感ってありきたりではあるけど、
何度使われてもいいモチーフだと俺は思う。
「感謝のカタチ」という概念が出てくるが、
これが「君に贈りたいもの」から「虚無に対抗する光」に変化していくさまがおもしろい。
そして詩は途上で終わっている。ハッピーエンドなのかそうでないのか、
あるいは意外な方向へ転換して続いていくのか、
読者の好みに任されるという意味でも、この終わり方は最適だ。
主人公が妙に自信たっぷりでなくヘタレ気味なのもいい。

378 名前:イタチ小僧暗算! ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/10/15(金) 00:45:32 ID:3Oh6F9KH
>>318-321「感謝のカタチ」
これは饒舌なように見えて、じつはその反対。すごくなんにもないことばの群れだ。
虚無の海と感謝の「カタチ」との熾烈な戦い。しかもその戦いがなんとダイナミックに見えないことか。
そういうところがとてもいい。なんにもないのに長いのもいい。それでいて面白いのが凄くいい。
ただ、連想のままにえいっと書いただけみたいな粗雑さは否めない。
凝ったレイアウトはそれを誤魔化すための飾りにしか見えなかった。ありがちだし。

381 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:36:09 ID:cCmnRB0R
318-321 :感謝のカタチ ①点 ひとつメッセージを持って書き出して、自由に楽しく表現してる感じ。
             イタチ氏が流し書きしたのかと思ったら、違ったんだ。
             そのメッセージがあまり好きじゃないので1点

383 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 18:05:12 ID:IgTrHmew
>>318-321 感謝のカタチ

391 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:54:33 ID:G2yS0JdE
>>318-321 必然性のない旅って設定は面白いと思う。が、この脈絡の欠けた構
成は、作者のなかではある一貫性を保ってるんだろうか。作者の心のなかをの
ぞき込むようで、なんだかコワいね。

395 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:13:45 ID:ujDM7PIL
>>318-321 感謝のカタチ 《平凡》
この詩の情景は残酷に綺麗。最初は清らかに、後にグロテスクに。
何かクラシック音楽のようなものを感じさせる。
主人公の気持ちの変化も、ごく細かい部分まで描かれていると思うが、
最初の三人のチカラをせっかく借りたのにその後何も触れられないことが気になって仕方がなかった。
多分、細かい部分まで書き込んである詩なだけに、細かい部分が一度気になるともやもやし続けてしまうと思う。

402 名前: ◆WvShSU0mOg  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 23:57:36 ID:QT9UWNUU
1点
>>318-321『感謝のカタチ』今回一番気になった作品です。巧いのか、巧くないのか微妙な
ラインでがっかりさせたり感嘆させたりと浮動して、読み手をハラハラさせる
ところがニクイです。全体的にはたどたどしいのですが、ツボだけきちんと押さえ
切っているような。しかし前半と比べると、多少の作為はあるにせよ、スタミナ
切れからの投げっぱなしはやはりもの足りなく、勿体無い。

853 名前: ◆WN8IybcvEA  [sage] 投稿日:04/10/16(土) 15:42:38 ID:oE8DGPXx
みなさんお疲れさまですー。盛り上がってますね(?)
今回、初投稿で「感謝のカタチ」を投下してみました。
そして、チャンプさん、準チャンプさん おめでと。
そんでもって、 ◆WvShSU0mOgさんと、GONさんと、!イタチ小僧さん!
票と批評をありがとうございました。
Alniteさんと、Canopusさんと、園川さんと、MUJINAさんは批評ありがと。
ちなみにイタチ小僧さんの「しかもその戦いがなんとダイナミックに見えないことか」
とか Alniteさんの「何かクラシック音楽のようなものを感じさせる」とか
◆WvShSU0mOgさんの「巧いのか、巧くないのか微妙なラインでがっかりさせたり感嘆させたりと浮動して、
読み手をハラハラさせる」とか 嬉しかったなーw
…。
それで この詩ができた経緯は、、実はこれを書く 数時間前に
S・キューブリック監督(詩人)の とある映画を見ていて、
それの影響をモロに受けました。
…で、 まだ 書きたいことはあるけど。 特にイタチさんに。
とりあえず ここらへんで!


【得点】 3点
  • イタチ小僧暗算! ◆8rr1u/54T2:1点
  • GON ◆rOo2fYBBKk:1点
  • ◆WvShSU0mOg:1点





泣き止まぬ



  オーンおん恩 オーンおん恩
今まで生きてきて
どれだけの人に生かされてきたのだろう
乳飲み子として母へ感謝
生徒として先生に感謝
雇われ者として経営者へ感謝
オーンおん恩、恩返し
しかし時代は変わり

  我々は自由だ
飛ばす、飛ばすぜ、謳歌するぜ
一陣の風が錬金術で駆け抜ける
かわいいな(うるさいな)
誇りだな(かったるいな)
素晴らしいな(まだいけるな)
繰り返される
繰り返される
繰り返される
オーンおん恩 オーンおん恩

返す恩はどこかへ消えて

暗い

泣き止まぬ



322 名前:泣き止まぬ [sage] 投稿日:04/10/08(金) 04:02:38 ID:n4fXMXhZ


【コメント】

370 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/13(水) 23:50:30 ID:HdnETWnX
2点 >322 :泣き止まぬ :04/10/08 04:02:38 ID:n4fXMXhZ
  なんか本物の妖怪のような、実態がある恩 ……かなぁ

381 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:36:09 ID:cCmnRB0R
322 :泣き止まぬ 一連目とのギャップを狙うべきところだと思うが二連目が半端。

391 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:54:33 ID:G2yS0JdE
>>322 泣き声と恩の語呂合わせが、ええい正直に言おう、いまイチと思うんだ
よなあ…ごめんね。この詩はそこがミソなだけに、ちょっとツラい。ことばの
選び方は上手いと思う。

396 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:49:57 ID:ujDM7PIL
>>322 泣き止まぬ 《却下》
何が言いたいのか?
確かに風刺していることは分かる。時代を嘆いているようにも捉えられる。
でもそれだけじゃ嫌だ。もっと伝えたいことはあったはず。泣く事に夢中に成りすぎ。


【得点】 2点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:2点





カラマリ



パンツを脱いで くれないか

俺が君にしてあげられる事と言ったら コレ位なんだ

俺は泣いている 滑稽だろう 知っている

君が笑っても俺が泣くだけだ
優しい目をして哀れむな 俺がもっと泣くだけだ

コトバデハタリナイ オレノアイガタリナイ
ヨルノアメヤマナイ キミノアイニナリタイ

君押し倒しパンツに摑みかかり 
硬い陰毛が指に絡まり
カラマリ
それは俺の陰毛と同じ感触でざらついてごわついてあたたかでどうしようもなくて俺 
社会見学ででかくてうるさい牛を見た時に異常な臭気に吐き気をもよおしながら担任の
「臭うのは牛じゃなくてその環境が臭うだけです。」って馬鹿に得意毛な話にうんうんうなづいて
それどころじゃない牛の乳首に釘付けでこれからは牛乳は飲まないって誓ったちみっちゃい俺 になって




ポツン と雨漏り 俺の頭目掛けて

振り返ると君はふんわりと笑って 俺の背中ポンポンと叩いて 俺が 
俺がやっぱり 泣くだけなんだ

なあ パンツを脱いで くれないか


323 名前:カラマリ [sage] 投稿日:04/10/08(金) 04:40:50 ID:8wMIZaWl


【コメント】

367 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/13(水) 11:57:35 ID:dYdyhphE
>>323 カラマリ
  タイトルがいいじゃない。美しい愛だなんだといって、所詮は陰毛のカラマリ。
「ざらついてごわついてあたたかでどうしようもなくて」――恋しくて恋しくて、
抱いても抱いても、どうしようもなく相手に手が届かないもどかしさがよく表現されている。
愛のMEG・MILKの生産現場、牛舎を持ってくる感覚も相当のもの。
触覚や嗅覚、家畜の臭い、といった五感の中でも言語感覚から離れた地点で恋愛を描いている
作者の手腕は、正当に評価されていいんじゃないだろうか。

371 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/13(水) 23:53:43 ID:HdnETWnX
1点 >323 :カラマリ :04/10/08 04:40:50 ID:8wMIZaWl
  詩らしい。面白さ……かなぁ。 もてもてのいい男の独白(セリフ)仕立ての
  板に付いてるのが羨ましくもあり……

373 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/10/14(木) 15:58:46 ID:RM81OmyV
>>323
歌いっぷりがとても情けなくていい。
陰毛から牛の臭さに飛ぶイメージの質感も上等にそのまま感覚。
白いブリーフを履いて彼女の前でパンツ一丁になりたい気分にさせてくれた。

381 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:36:09 ID:cCmnRB0R
323 :カラマリ カタカナ部分まで非常に良かった。中盤七行で引いた。

383 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 18:05:12 ID:IgTrHmew
>>323 カラマリ
リズムと行分けの意味についてもっと考えれば詩になる。

391 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:54:33 ID:G2yS0JdE
>>323 自己中心的思想の滑稽さ、っていうのかなあ、かいつまんじゃうと。自
分の世界に浸りきっているよね。その世界が魅力的だと、結構引き込まれるこ
とになるんだろうな。

396 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:49:57 ID:ujDM7PIL
>>323 カラマリ 《駄作》
これもえろちいモノが書きたかっただけ?
混乱した心理をしっかり書き込んである。泣くのは俺っていうことの真相にも触れている。
けれどやっぱり、だから何?となってしまう。

402 名前: ◆WvShSU0mOg  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 23:57:36 ID:QT9UWNUU
2点
>>323『カラマリ』踏まれた韻が小粋。牛の配置とその近辺の暗色のエロティシズムが
素敵でした。それを前後の、男の情けなさで濃い口にしているのも良いなぁと。

841 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/16(土) 03:10:49 ID:ykv1JOeT
今回批評のほうまで手がまわらなかった。残念。
(どのみちすばらしい批評家が多いから私必要ないけどね)
でも今回点を入れるならカラマリに入れたと思います。
こんなことで泣いちゃうあたりが。こんなことしか出来ないなんていっちゃうところが。
内容もそうだけど言葉回しも含めてよかったです。
脚立さんの脱水少女もよかったです。ただそこに居る少女との淡々とした生活。住ませてもらっている恩返しに脱水する少女
それだけの話なのに、すごくきれい。脱水をしてる女の子を思い浮かべてもきれいな図は思い浮かばないのにw
きれいに出来るのはそういう文章だからなんだろうな。

844 名前:心霊写真 [sage] 投稿日:04/10/16(土) 10:08:04 ID:HJFVpsVV
失礼しまーす。「カラマリ」書きました。
『してあげられる事はコレ位なんだ』
って言葉を思いついて、後はぽちぽちっと続きました。

チャンプさん、準チャンプの脚立さん、おめでとうございます。
どっちも良いですね。難題やったと思うのに。

ななほしさん、MUJINAさん、イタチさん、◆WvShSU0mOgさん、評と点ありがとうございます。
Canopusさん、園川さん、GONさん、Alnite さん、評ありがとうございます。
わにさんもありがとうございます。わーい♪
色んな風に感想もらえてそれを読むのが楽しいです。皆様お疲れ様です。


【得点】 6点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
  • イタチ小僧暗算! ◆8rr1u/54T2:1点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
  • ◆WvShSU0mOg:2点





この歌が



あなたが小窓を閉めたら
私はもう帰ろうとおもう

木蓮の薫り残る小路に立って
あなたの優しさ空に見上げてた

肩を抱いてくれたリフトの上
護ってくれた冬の蜂

手を取ってくれた帰り道
傘をくれた春の雨

指輪をくれた海岸通り
送ってくれた夏の車

受け取ってくれた手編みのセーター
笑顔をくれた今日のこと



私はあなたから
いつももらってばかりで
それでも恩とか
思いたくはなくて

あなたが小窓を閉めたから
私はそっとおやすみ呟いて

木蓮の薫り残る小路を帰る
あなたの知らない夜のつづき

歌をつくりながら帰る
この歌が私からあなたへの





324 名前:この歌が(1) [] 投稿日:04/10/08(金) 10:00:52 ID:FKa4G8ue
325 名前:この歌が(2) [] 投稿日:04/10/08(金) 10:01:43 ID:FKa4G8ue


【コメント】

381 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:36:09 ID:cCmnRB0R
324-325 :この歌が 中盤飽きる。受け取ってくれたセーターてのは詩の意図と矛盾してないか。

391 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:54:33 ID:G2yS0JdE
>>324-325 可もなく不可もなく。スタンダードなイメージ世界。

396 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:49:57 ID:ujDM7PIL
>>324-325 この歌が 《佳作》
恩返し、というタイトルぴったり。
温かいだけの詩もアリだと思う。真冬のホットココアの如く心にしみた。
終わり方も良い。適度に余韻を残してくれている。
但し「木蓮の薫り残る小路」が二回出てくるのはよろしくない。
この他にも数箇所、もう少し言葉を選んだ方が良い部分が見受けられた。

848 名前:イタチ小娘。 ◆hC.A6xTFGw  [] 投稿日:04/10/16(土) 12:27:49 ID:tTZZBh/w
こんにちは。「この歌が」を書きました、
イタチ小僧の双子の姉でイタチ小娘っていいます。
シャム双生児で小僧と体くっついちゃってるので
IDおんなじですけど、別人格ですよー。

 >Alniteさん
ありがとう。今回の寸評は体当たりって感じで見ていて気持ちよかったです。
「木蓮の薫り残る小路」が二回出てくるのは、
そこに立って記憶のイメージを飛ばして、またそこに帰ってくるという感じの効果を狙いました。
でも変化がないのは確かによくないですよね。
二回目を「木蓮の薫り消えかかる小路」とでもしたらどういう評価だったのかなぁ。

読んでくださった皆様、どうもありがとうございました!
次回のお題は何かな? 次回こそ頑張るぞー!


【得点】 1点
  • Alnite ◆m3UVuKrnck:1点





『僕の師』



白いキャンバスに滅茶苦茶に絵具を塗りたくる
形さえなく自分で何を描いてるのかさえハッキリしない
ある日、僕の隣に知らないおじさんが立っていて
僕の手を取り、そのなんだかわからない竜巻のような
そのキャンバスに輪郭を書き始めた
僕はその様子をじっと見つめる
僕の塗りたくったその断片が、時間をかけて一つの絵になる
赤い絵具に青を重ね、鮮やかな色を作り出す
最後のほうはおじさんの真似をして
僕一人で筆を使いこなせるようになっていた
後ろから眺めるおじさんは『うんうん』とうなずいている
最後の一筆をキャンバスに入れるとき
なぜか僕の目には涙が溢れ出てきて
後ろを振り返るとおじさんが優しく言うんだ
『その気持ちを忘れちゃいかんよ、さあ前を向いて』と。
そしてそっと最後の一筆を入れる
役目をおえたおじさんはそっと立ち上がり
僕の肩をポンと叩く

白い長めのステッキを持つ女性がバスを降りてくる
バスの後ろには苛立った車クラクション、長い列ができている
女性は黄色のタイルを見つけると、その上をまっすぐ、
少しぎこちなく僕の前を歩いてゆく
その女性の周りだけがゆっくりと時間が流れている
たまらず僕は女性に駆け寄る
話を聞くと家から一人で出るのは初めてで
今日は冒険なんだという
その唇は少し震えていて、僕にありがとうと何度も言う
僕は行き先を聞いて、そこまでゆっくりと歩いた
目的地まではほんの500m、着くと僕は『帰りもこの道を
歩けばバス停ですから。まっすぐ歩けば目的地です』
そういって彼女の肩をポンと叩いた『こちらこそありがとう』
なぜかおじさんの顔を思い出して僕はとても感謝したんだ


326 名前:『僕の師』 ① [sage] 投稿日:04/10/08(金) 10:09:08 ID:G+rYW5m9
327 名前:『僕の師』 ② [sage] 投稿日:04/10/08(金) 10:09:40 ID:G+rYW5m9


【コメント】

370 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/13(水) 23:50:30 ID:HdnETWnX
2点 >326 :『僕の師』 ① :04/10/08 10:09:08 ID:G+rYW5m9
  じっくり恩を書きこんでいる。詩かなぁ……

381 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 13:36:09 ID:cCmnRB0R
326-327 :『僕の師』 いい小説

383 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 18:05:12 ID:IgTrHmew
>>326 『僕の師』
連を跨ぐことによる効果をもっと自覚的に用いれば詩になる。

391 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/15(金) 20:54:33 ID:G2yS0JdE
>>326-327 この内容だと、半分くらいの長さがちょうどいいかなあ。情景描写
の説明が長いように思う。ことばを刈り込むと、意外にドラマティックな展開
になるかも。エピソード自体ちょっとイマイチではありますが。

396 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/15(金) 21:49:57 ID:ujDM7PIL
>>326-327 『僕の師』 《平凡》
駄作に近めの平凡。
上に引き続きハッピー系統の詩なんだけど、この詩は「恩」が押し付けがましい。
言葉の一つ一つや、ストーリーは輝きを放っているだけに残念。



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最終更新:2006年12月26日 00:11