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作品





でじたるわーるど



幾筋もの河が湾へと流れ込んで行く
テラスから見える貨物船
夕焼け空をバックにして

読みかけの小説
空になったコーヒーカップ
忘れ物の懐中時計

この街では時間は離散的に過ぎて行く
コマ送りの人生
コマ送りの日常

高々有限個の瞬間を
生まれてから
死ぬまで

速度は引き算で
加速度は引き算のまた引き算
ニュートンの力学はここではもっと複雑

あるとき私は恋をしていなかった
でも次の瞬間には少し恋していて
その次はもう恋に落ちていた

あなたと過ごした時間の割合が
綺麗な分数で表せるなんて
少しだけ素敵だと思う

けれども途切れ途切れの愛の言葉は
いつも悲しく木馬だけを揺らしている


296 名前:でじたるわーるど 投稿日:2005/04/29(金) 10:59:00 ID:uPuLNwUH


【コメント】

351 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/04(水) 10:48:58 ID:sz/nySH+
>>296 デジタルワールド
  完成度で言うと、今回のピカ一。客観的な評価だけなら、チャンプ候補と言っても
いい。タイトルに沿った流れが緊密な構造を形作っている。そして、ラストの木馬の
叙情的な幕引き。文句ひとつつけられない構成だからこそ、逆に因縁をつけたくなるのが、
天邪鬼の性でして。確かにソツなくまとめられているんだが。作者さんはとても頭がいい人
なんだって思う。でも、その理性というかなあ、定規で測ったようなつくりかたが、逆に読んでて
冷めてしまう。落語で言うと、うまいんだけど、大爆笑できない三遊亭こうらく
(漢字が思い出せない。笑点でピンク色のひと)ってとこかな。
単に私の主観がひねくれているだけなので、作者さん、どうか気になさらずに。

356 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/05(木) 00:46:42 ID:6DLVknzq
「でじたるわーるど」について、いろいろ難癖つけたけど、これをチャンプ候補として
3点評価にします。前に、「いい詩または好きな詩」(主観評価)と「うまい詩」(客観評価)は
微妙に違う、と以前、書いた。その信条は変わっていません。今回、主観評価で好きな詩は、
「世界パンパカパーン」「オオニモツ対公衆トイレ」でした。でも、構成面や表現技術、
など詩的構築力、オリジナリティーという客観的要素が強い面では、「デジタル――」に軍配が
あがります。寸評ではいろいろ言いましたが、私のみみっちい主観評価を越えた確かな技術力を
正当に評価しなければ、作者に失礼、と思い至ったからだあります。とくに、「時間は離散的に過ぎてゆく」
というつかみ方は、人間の記憶の持つ特性を巧みに表現していて、秀逸に感じました。

359 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/05/05(木) 18:53:18 ID:ApnEL712
>>296 でじたるわーるど 
隠喩がない。直叙的表現でありながら、詩と数学の紋切り型的言辞
の束が描写を日常の平面から中吊りにし、抒情的風景を消毒している。

 >けれども途切れ途切れの愛の言葉は
 >いつも悲しく木馬だけを揺らしている

最終連、木馬が突然異世界から召喚され、
数学と詩語の出会いから成るこの作品の多層構造を完結させる。
最小限の言葉で最大限の効果を得るこの手法が、
この作品に相応しい、極薄い皮膜を張り合わせたような厚みを実現する。
もう一つ、隠喩でもイメージでもないから意味を論理的に理解できる。
普通に読める。芸術品というより手元に置いて愛玩する工芸品。
これは凄い。これは欲しい。こういう物品的作品はフェティシズムを刺激する。個人的に好み。

361 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/05/05(木) 20:06:57 ID:ApnEL712
3点 でじたるわーるど  凄いですね。こんな作品を量産してください。読みもせずにやにやしていたい。

364 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/05/05(木) 22:30:09 ID:vVWot2JE
>>296 「でじたるわーるど」
この詩もとても好きです。
まずは視点の勝利だと思います。
次に数学(物理か)の理論を無理なく取り込んだ完成度の高さと、それを一対一の恋愛
という局面に憎らしいほど見事に応用した構成、そして特に後半部の洗練された比喩の美しさ。
いやもうまったくワタクシ感服した次第でございます。
唯一難を述べるならば、デジタライズされた世界(恋愛)をやや肯定した後のラスト、「けれども」
という力の無い接続詞一語で、簡単にネガティブに締めてしまったことに少々違和感を覚えました。

367 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/05(木) 22:52:03 ID:ly0maFwU
>>296 ことば遣いにセンスを感じるし、映画の一こまのような風景に恋愛感
情と数理的概念を絡めて、なんともカッコいいです。ただ、速度を複雑にする
なら、それはディメンションの変化にすべきだと思うし、「綺麗な分数」に至
っては、ただただ???でした。

369 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/05/06(金) 19:16:41 ID:GTXvAcTo
1点 >>296 :でじたるわーるど :
  詩を書こうとしているのを感じる。

872 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage] 投稿日:2005/05/04(水) 21:23:12 ID:sPbvTvCF
>296 でじたるわーるど
回想の仮想世界でしょうか?
1,2連目が”終わらないバカンス”。
全体がゆるやかな哀愁で彩られていて、いい感じです。ですが、どことなく写真をそのまま水彩画に
落とし込んだような薄っぺらさがあります。どこかにそうでない世界を違和感として入れて欲しかったような、
いやこれは個人的な願望ですね。。

920 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:36:38 ID:Wk2pudGg
296 :でじたるわーるど
「離散的に過ぎて行く」時間という人間の感覚が許さないところをミクロに刻んで、
「あるとき私は恋をしていなかった
  でも次の瞬間には少し恋していて
  その次はもう恋に落ちていた」
という超高速度撮影された一目ぼれの描写が鮮やか。

そういうところもあって、3連目の「コマ送り」という言葉の語感が、
ここで扱う離散的な時間や「有限個の瞬間」と並べるには刻み方が粗いイメージでしっくりこなかった。
コマというとどうしても映写機のフィルムがかたかた回るイメージなんですよね、私には。
やっかみ半分の難癖の類かもしれませんが。

13 名前:湯姉耕二 [sage] 投稿日:2005/05/07(土) 21:29:58 ID:x73+BQe2
はじめまして、この度チャンピオン作品を書きました
湯姉耕二(ゆあねこうじ)です。大変光栄に存じます。

まず何はさておき、審査・講評をしてくださった方々にお礼申し上げたいと
思います。本当にありがとうございます。
評点も勿論ですが、一緒に講評のコメントを頂けるのは、詩を書く側にとって
大変励みになります。私がここに作品を投稿したのは、やはり誰かに
読んでもらいたいという思いがあったからで、今更インターネットの双方向性
などと古臭いことを言うつもりもありませんが、こういう形でレスポンスを
いただけたのは大変有難いことだと思います。

さて作品「でじたるわーるど」についてですが、もし何かしら皆さんの心に
響くものがあったのだとしたら大変幸いです。私は別に詩人として新しい
価値観を提示したい訳でもなければ、独創性などという言葉に縛られた
創作をしたい訳でもありません。少なくとも今回の作品はそういうことを
志向していません(結果において独創的だったのなら、幸運というほか
ありません)。ただ誰もが経験し、しかし気付かず通り過ぎてしまっている
出来事、そこにスポットライトをあてるような詩が書きたいと思いました。
そういう意味でデジャヴです。あとは手品のタネを用意して、3つ数えました。
この作品はそれだけです。

25 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/08(日) 22:23:32 ID:UdXYSwDw
>>13 湯姉さんのような本物の詩を書く人でもやっぱりコメントがつくと嬉しいんですね。よかった。

28 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA..  [sage] 投稿日:2005/05/09(月) 22:28:01 ID:nImC6Avr
>>15
湯姉耕二さん、こんな方が詩板にいらっしゃったとは。驚きです。
チャンプおめでとうございます。


【得点】 11点(チャンプ作品)
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:3点
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM:3点
  • ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:2点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





国境越えゲーム



いいか?あそびをせつめいするぞ
ぼくらはじゆうなんだ だからこそ
このこっきょうをこえてむこうがわのせかいをみよう

頷く子供 運命を知らぬ子供達

あっちのせかいはひろいだろうな
じっこうびはあしただ
よういもちゃんとしておけよ

好奇心にかられる そしてただ運命を受け入れる

よーしみんないくぞー

とうとう実行してしまう 結果と言う言葉は残酷

うわああああああああ

突如降ってきた雨によって 死に至る子供

命乞いの言葉も届かない 悲鳴も肉親には届かない

雲にかけた梯子で登っていく子供達
好奇心が身を滅ぼす
こんな惨劇を繰り返すのは何が悪いのか
国か 進歩しない人間か

空の川を船で渡る子供達
今もこんなに晴れた青空の下で
傷つけ 奪い合い 人を殺し
今日も誰かが死に生き残る
犠牲者が出ないと気がすまないのか

殺しあって繰り返す
奪い合って繰り返す
傷つけあって繰り返すなら
今 悲しさが胸に溢れていて
そして泣くのもまた繰り返しているのか


297-299 名前:国境越えゲーム 投稿日:2005/04/29(金) 12:56:35 ID:Uh1aFvKz


【コメント】

352 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/04(水) 11:12:49 ID:sz/nySH+
>>297-299 国境越えゲーム
  空に梯子をかけて登る話は、世界中の神話や伝説などで多く伝えられている。
その中でも好きなのが、外国の絵本で「パパお月さまとって」。絵が幻想的で、
ファンタジーあふれる本なんだけど。どうもこの詩は社会風刺に持ってっちゃった
みたいだね。なんか月並みな主張になってはいないかい。3/3を変えれば、読後感
はもっと違ったはず。私としては、ファンタジーを読みたかったなあ。

364 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/05/05(木) 22:30:09 ID:vVWot2JE
>>297-299 「国境越えゲーム」
最後で語られる主張に向かって、非常に直線的な詩の流れで、もう少し余裕を持って描いて欲しい
とも思いましたが、今回、マクロな「世界」とガップリ四つに組んで、上手な相撲をとりきってくれた
唯一の作品だと思います。ありがとうございました。

873 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage] 投稿日:2005/05/04(水) 21:24:15 ID:sPbvTvCF
>297 国境越えゲーム
世界を現実の世界の国々と捉えた初めての詩です。こういうの本来期待される姿かもーーー。
少し前に、手をつないで地雷野を歩く子供のモチーフがあったんですが、その詩を思い出しました。
無垢な子供を犠牲にした詩をそのまま説得力あるものとして読ませるのはかなりしんどいです。
これは表現としても難しいテーマだと感じました。

921 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:37:35 ID:Wk2pudGg
297-299 :国境越えゲーム
一行目、「いいか?あそびをせつめいするぞ 」と言ってるのは誰だろう?
子供たちをそそのかしてるのは誰だ? 
でも、ここで扱ってるのは少年ゲリラ兵ではないんですよね。
私たちは好奇心に駆られただけの無垢な子供じゃないよなあ。
それともやっぱり、姿を見せない大人の手練手管にそそのかされる子供にすぎないんでしょうか。
子供はやだね、ばかでさ。

さらに、悪いのは「国か 進歩しない人間か」という問いかけがなされてますが、
これだと国家という別個の意志が存在するようですが、
やはり民主国家なんてものは存在しえないのでしょうか。
子供たちがオトナにならない限りは。
世界最大の民主国家アメリカが戦争を主導する。
じつは子供たちをそそのかしているのは子供たちに他ならないのでした。
自らが選んだ運命。
子供はやだね、ばかでさ。


【得点】 1点
  • ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:1点





輝ける朝に眠る君へ



鳥が消えた
鳥は死んだのか
鳥は飛び去り
もう戻らない

風が止んだ
風は死んだのか
木々は立ち竦み
もう語らない

闇に踊る星々が
せせらわらう
さんさんと

石を削る濁流が
かちどきにわく
どうどうと

夢はついえた
夢は枯れたのか

目覚めぬ朝は
もうかえらない


300 名前:輝ける朝に眠る君へ 投稿日:2005/04/29(金) 19:17:32 ID:WMNSeTL0


【コメント】

873 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage] 投稿日:2005/05/04(水) 21:24:15 ID:sPbvTvCF
>300 輝ける朝に眠る君へ
喪失を反対のニュアンスの形容詞を入れることで一段と強調しています。
さんさん という笑い声がいい。
ただ、とても気になってとまってしまったのが、最終行。
 >もうかえらない
という言葉で、死を迎えた朝(たぶん)がもうかえらない
とストレートに入ってきてしまって、(?)っとなってしまいました。(繰り返さない?そりゃ当たり前?)
喪失によって凍りついたような朝を記述したいのだろうと思うので、もっといい言葉がありそうな気します。

921 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:37:35 ID:Wk2pudGg
300 :輝ける朝に眠る君へ
きれいなんだけど、これだけだと、おなかがふくれないデザートという風情。
アルバムの最後ならいい。詩集の終わりに読みたい。
他の作品とセットで印象をさらに深くするタイプの詩だと思う。

23 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:2005/05/08(日) 08:52:25 ID:R1vWTcO+
みなさんお疲れさま&ありがとうございます。
遅くなりましたが「輝ける朝に眠る君に」を書きました。
ゼッケンさんのコメントが耳に痛いです。
単体でメインディッシュになれる詩は難しいです。
というか、単体でフルコースな詩が多くて感心しています。

チャンプの湯姉耕二さん、おめでとうございます。





病室



白いシーツの上にある僕のすべて
自由に振舞えるのは
貴女の指先が触れたこの痩せた胸に
収まってしまう狭い狭い世界
僕の狭い胸腔にすべてが詰まっているから

僕がきっとここを出てゆくために
貴女は必要だったのかもしれない
胸にまっすぐナイフで切込みを入れて
切り開いて僕の開拓者

僕を閉じ込めるこの世界から
初めて翼をせなに生やせて
飛び立たせてやっと知る本当の外界
まぶしい光のもとに
やっと叫ぶことが出来る
僕は産声をあげた


301 名前:病室 投稿日:2005/04/29(金) 22:19:04 ID:/Svxqv9/


【コメント】

873 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage] 投稿日:2005/05/04(水) 21:24:15 ID:sPbvTvCF
>301 病室
一人の女性によって世界が開かれる。
これは読みようによっては、死への旅立ちとも読めるのでどっちかな?って考えました。
たぶんどっちでもいいのかもしれませんね、読み手次第ってことで。

921 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:37:35 ID:Wk2pudGg
301 :病室
いやいや、2連2行目、「貴女は必要だった」のであって「きっと」「かもしれない」と婉曲にする必要はまるでないし、
ていうか、「貴女は必要だった」というのは説明のために必要なだけで、じつは不要だろう、と。
もっとストイックに厳しく贅肉を落として、僕のあげた力づよい「産声」を世界にさらに絶望的に響き渡らせてほしい。

25 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/08(日) 22:23:32 ID:UdXYSwDw
>>19 わにさん、そうですよね、だめなときはだめですよね。なんでだめなときってあるんですかね? 嫌ですね。
私の前回の「もうだめだ」は、もう自分には書けない、書くものがない、みなさんさようなら、
短い間でしたがお世話になりましたぐらいのマグニチュードでしたよ。と言っても、
わにさんの作品がどれか分かんないので、どれぐらいだめなのかはちょっと分からないけど。

29 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:2005/05/10(火) 04:02:48 ID:0alYJHxP
>>25
あはは。書いてなかったですね。私の書いたの。
「病室」書きました。
コテハン大辞典のコテ別作品集に推敲を載せますが
ゼッケンさんの指摘なんかを含めて推敲してもやっぱりだめだめです。
あ~修行してきます・・・





どんずまりの世界



  働こうかな?
労働は自由への道
たしか
  アウシュビッツの入口に掲げられていた
標語だ

無収入では続かないし世界が狭くなる
  竹の子生活
  売り食い生活

はぁ……
  何ができるかなぁ
  雇ってくれるかなぁ

行くところもないどんずまり
  資本の隷属(くさり)に
  世界を広げるやり直しを見る

労働は自由への道
自由なんかない  ん だけどね

働こうかな? もう少し待とうかなぁ
以前はもう少し一年が長かった
あの頃に戻ろうかなぁ
無理だよなぁ……


302 名前: どんずまりの世界  投稿日:2005/04/30(土) 02:29:35 ID:0L1NGTud


【コメント】

873 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage] 投稿日:2005/05/04(水) 21:24:15 ID:sPbvTvCF
>302 どんずまりの世界
労働は自由への道
うまく使ってますね。。あれはまあ、なんつかあ、まあ、異常な環境であったわけですが、
現在はどうかといえば、やはりおっしゃるとおり労働は資金的余裕への道なわけです。
今日という日は、始めるに遅いかもしれないけれど、明日よりは遅くないのよね。

921 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:37:35 ID:Wk2pudGg
302 : どんずまりの世界
あら、これで終わっちゃったのか、と思わず口に出して言ってしまったじゃないですか、作者さん、
日記の一ページならここで終わりかもしれないけれど、詩としては絶対つづきあるって。探してよ。
別のページにはきっと彼女にふられたとか親のため息がきこえたとか隣人のセックスが聞こえてきてしょうがないからオナニーしたとか。





オオニモツ対公衆トイレ



見渡す限り均質に白いプラスチックの地面からは格子の交点ごとに刀が生えていて、刀身からは火を噴いている
東の地平線には視界を塞いで昇ってくる魔黒い太陽の半円、西の空では月のスクリーンが昨夜の情事を再生中
乳銀色の渦から粉を蒔く曇天の下、しらしらと火を噴く白刃の林、唐突にひらけた空き地にて対峙するふたり

真実を求めてやまない真実の侍シンジツサムライ、オオニモツ・ショイゴロウ と
わが体育教官室の公衆トイレこと国語教師メル子(Beelzebub または 蝿の王)

問う、スリーサイズは?
87 61 93
上からか下からか?
上からです
ソレガドウシタっ!

オオニモツ、逆落としに白刃一閃、 
哀れメル子一刀両断恥骨まで縦断、しかし見よ、
かつて生活指導主任および体育大学卒新人に見せつけたご自慢セクシー下着とおなじ緋色をしたヒダの間から吐き出された蛆の塊
悪疫の父 マスコントロールの守護聖人 えこひいきする女 戦争指導者 電撃戦の開始 羽化して離陸

  孕む赤き複眼の黒雲 揃って運動する口吻のやじり 飛沫をあげる粘液の白濁 
    空襲のサイレンが鳴る 露光する記録フィルム 響き渡る交響曲第九番二短調

85 真実のシンジツは 63 オオニモツ 94 刀振り回し 91 59 89 上からです 
88 57 90 真実のため 77 58 82 刀振り回し
唾液 上からです 侵食 上からです 消化 上からです すすられる 上からです
99 99 99 リンパ痒し 上からです 目玉の塩味 上からです 
泣きわめき 上からです 真実などは 上からです 垂れ下がり 上からです
上からです 垂れ下がる 上からです 上からです 
上からです 上からです 
上から94 59 89 上からです 上からです 侵食 やまない雨 餌。


303 名前:オオニモツ対公衆トイレ 投稿日:2005/04/30(土) 17:31:31 ID:FSXJXNth


【コメント】

352 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/04(水) 11:12:49 ID:sz/nySH+
>>303 オオ二モツ対公衆トイレ
  インパクトなら、これ。なんじゃコリャ! 思わずジーパン刑事になってしまった。
大上段に構えた下ネタギャグ。もの凄くくだらない内容を大袈裟に語るカタルシス。
この作者詩的言語の構築力は相当なものを持っている。その能力を無意味に浪費
しているところが何ともおかしい。

356 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/05(木) 00:46:42 ID:6DLVknzq
【1点】
 >303 オオニモツ対公衆トイレ……山上たつひこを思わせる異世界。

364 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/05/05(木) 22:30:09 ID:vVWot2JE
>>303 「オオニモツ対公衆トイレ」
この詩は、決して長い詩じゃないんです。ですが読後脳味噌を駆け巡る膨大な情報量は何なの
でしょうか。混沌、混乱、疲労と充足。お腹一杯です。
破壊と破綻があります。しかし後半の韻律が意外にもしっかりしているためすんなり頭に入り、
消化に時間はかかりましたが、気持ちのいいうんこがでました。
ご馳走様。

368 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/05(木) 23:45:22 ID:ly0maFwU
>>303 これはスゴいな…。書いてることは多分、身も蓋もないエログロなん
だけど、詩全体のパワーがそれら全部吹き飛ばしてる!瑕疵を求めるなら、最
終連の「垂れ下が」るの、伏線が不充分に感じました。

376 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/06(金) 22:08:33 ID:jCADTmje
2点
>>303 『オオニモツ対公衆トイレ』 まさしく世紀の対決になってんだよ、
これが。それが何よりもスゴいことだと思う。こんな感じの詩が10篇くらい
載ってる詩集なら、ぼくは迷わず買うよ。
>>346-347 『トリエステ』 奇も衒いもなく、肩の力を抜いて表現した、集
約される世界。ぼくらの海底二万哩。

873 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage] 投稿日:2005/05/04(水) 21:24:15 ID:sPbvTvCF
>303 オオニモツ対公衆トイレ
舞台設定がゲーム画面ですねえ。エロいです。もうどこからどうよんでもエロいです。
こういう無我夢中かつドラマチックかつ赤裸々なエロってなあ現実には遭遇したこたあないんですが、
こうやって読むのは爽快です。筒井ワールドを彷彿させました。ごちそうさまであります。

922 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:38:11 ID:Wk2pudGg
303 :オオニモツ対公衆トイレ
瞬間的な力は入ってるんですけどね、繰り返して読みたくなるような力はあるのかどうか。

12 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/07(土) 15:09:34 ID:GmdNi7Tq
ハイハハイ、というわけで、悩める男ゼッケンです。

softさん、新スレありがとうございます。
共同トイレ通信さん集計と記事ありがとうございます。確認して下さった方にもお礼。

「オオニモツ対公衆トイレ」を書きました。
みなさんのコメントを読めてうれし楽しかったです。
なかでもヒゲルドさんに「後半の韻律が意外にもしっかりしている」と言ってもらえて
苦労が報われたなあ、としみじみにやにや(意外じゃないってことですよ? by 天狗)。いまだに反芻中。

Canopusさん、10篇集めたら詩集買ってくれるんですって?
じゃあ、つぎは「ガイラ対アナコンダ三郎」、その次は「メカニモツ対遊星からのトイレX」、
って、どうせ、すぐに飽きたとか言い出すんだよー、ここの連中はよー、ぅわーん。
ま、そのときはそのときで。

湯姉耕二(なんて読むんでしょうか? ゆあね?)さん、いいものを読ませていただきました。
掃除屋さん、解説ありがとうございます。勉強になります。しかし、あれで雑だと言われると、めまいがしてしまう。
しかし、今回はなあ、とんでもなかった。
上お二人だけでなく、俺世界やパンパカパーンや鉄の匂いや針やsnobbyや臨床や接続部やもうその他もろもろモロ師岡。

園川さんの読み方講座>>5はなるほどなー、と。めんどくせーよというのもああいう風に言えばいいのか、と(怒らないで)。
いま、自分の感想を読み返すと、なんだかえらそうにここはこうした方がいいなんて指南までかましちゃってさあ、
バカだなあと思ってくださってればいいんですが。もう徹夜はやめますです。


【得点】 7点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点
  • ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:2点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点





世界/炭坑/蒸気船



僕らの欲した世界は今
妖怪のごとく僕を責め立てる
僕らの望んだ世界は今
早馬のごとく通り過ぎようとする
いったい何がそうさせたのか
僕らの一つの固まりが今
音も立てずに崩壊していく
時代や状況のせいじゃなく
雪解けのごとく消えようとしている
理想や体勢のせいじゃない
ゆっくり確かに変質している
僕らの接した世界が今
剣のごとく僕を刺す
僕らの過ごした世界が今
秋葉のごとくもの悲しくなる
声出す者の理想は遠く
現実主義者も下を向き
日々の急転に飲まれていく
カナリアは鳴いたか
異変に気づいたか
不吉なにおいに騒ぎ立てたか
死に逝く者への賛美も遅い
僕らの世界の眠りも浅い

taihei no
nemuri wo samasu
joh-ki-sen
tatta sihai de yoru mo nemurezu


304 名前:世界/炭坑/蒸気船 投稿日:2005/04/30(土) 17:33:11 ID:c/Kq7U05


【コメント】

352 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/04(水) 11:12:49 ID:sz/nySH+
>>304 世界/炭鉱/蒸気船
  たとえば、学校の国語の時間に「詩の授業」というのがあって、テストで詩を書きなさい
ってことであれば、この詩は100点をもらえるだろう。一方、「オオニモツ対公衆トイレ」
は0点、場合によっては親呼び出し、ってなことにもなるかもしれない。
  ところが、梁山泊の怖いところは、この二つの詩は評価が逆転する。
  タイトルは何とも心惹かれるのに、喩法がなんで? 「カナリアは鳴いたか」って
ところだけ、かろうじてカキリと歯に当たったが。ひたすら自己解体あるのみ。

911 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 10:04:58 ID:nYNwKx8N
流れをぶったぎってしまって失礼しますーーー。まだ途中なんです(涙
>304 世界/炭鉱/蒸気船
創作文芸板にある3語スレみたいな風情。。(ああいうの詩板にも欲しいですね。w)
モデルはもちろん開国。だけど影のモデルは現代。
江戸の終焉と、現代日本の政体的にはあまりはっきりしたものは出ていないけれども、
国際情勢であるとか、環境であるとか、経済問題であるとか真綿で首を絞めるようにじわじわと
変化しつつあるのを重ねて暗喩している。。
開国の急変をアイロニカルに見る視点には、保守的な守りの姿勢が裏打ちされています。
ところで、炭鉱の部分が記述がないような。。。。

922 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:38:11 ID:Wk2pudGg
304 :世界/炭坑/蒸気船
消去法ばかりで提示がないために、費やされる言葉の割には印象が薄い。





世界パンパカパーン!



お花畑があって、
あるいはお花畑があることを切に願って、
分不相応なドレスを着た娘さんが、
いい年こいて錯乱して走り回っています。
「おほほほ」なんて言ってます。すごいですね。
その周りにひらひら飛んでるのが世界です。
世界って、すごいですね。

そう、ぼくらすでに、ワンナウトなんです。
もうすぐ新装開店だっつーのに。
ぼくら二人三脚の紐がキツすぎて、肩を組み合わせ、
ベースランニングの真っ最中です。
ワンナウトというビミョーな距離感でした、
上空にうつくしくボールは輝いて、
うそっこの三角のダイヤモンドで、
ぼくらまっすぐなまでに真摯な途中でした。
おかんが短いタメ息まじりにツブヤくんです。
まったくこの子たちは…投げなきゃいいのにねえ、
打たれたくないんなら。


確実に伝わるイタみって、
いったいどこにあるんでしょうか。
ガキの頃のことなんか思い出したくもありません。
ビンボーでドンくさくてみそっかすで、
大好きな人たちはどんどん死んでったりいなくなったり、
野球では球ひろいの役を何百回もやってて、
いちにちみんなの家来をやらされて、やっとの思いで10えんもらって、
その10えんで駄菓子をかって弟に少しやって、
その10えんで駄菓子をかって弟に見せびらかしながらひとりで食べて、
その10えんで弟を家来にしておとんにイヤというほどブン殴られて、
おとんはブン殴りながらなぜか涙を眼にいっぱいためて、
ぼくら生れたときから虫ケラのようなワンナウトでした。

でも、なつかしいんです。

ときどき、今でも夢にみるんです。
高い山にひとりのぼって、でも寒くもひもじくもなくて、
眼下には死んだような湖が横たわってます。
湖をまぶしく照らして映る、
あまねく照らして映る太陽が、
野球のボールになって、
おおきなおおきな100えん玉になって、
ツクダ煮みたいなぼくらを照らすんです。
未だ見たことのないあこがれの100えんだまは、
ぼくの切に願ってたソレでした。
100えんってすごいですね、って言いたいんだけど、
今では100えんじゃ缶ジュースさえも買えません。


305-306 名前:世界パンパカパーン! 投稿日:2005/04/30(土) 19:17:04 ID:PcDRZwsW


【コメント】

353 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/04(水) 11:43:27 ID:sz/nySH+
>>305-306 世界パンパカーパン
  「ぼくらはすでにワンナウト」っていうフレーズがいいね。このフレーズだけで、
田園調布に家が建つ!(星セントルイスのご冥福をお祈りします)
  この詩に書かれた少年時代の貧乏臭さがじつに共感できる。考えてみれば、
日本人はほんの数十年前は、みんな貧乏だったんだよね。それが小銭稼いで、何か
勘違いして、お花畑を分不相応なドレス着て走り回っている。作者よ、よくぞ言って
くれた。世界観をバッチリ掴めている。
  そう偉そうに言ってる私はすでにツーアウト!?

356 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/05/05(木) 00:46:42 ID:6DLVknzq
【2点】
 >305-306 世界パンパカパーン……私の極私的な思い入れの強い作品。

365 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/05/05(木) 22:30:46 ID:vVWot2JE
>>305-306 「世界パンパカパーン!」
笑ってしまいました。
泣きたくもなりました。
激しく動揺しました。
自分も一応詩を書く人間ですので、言葉でナンノカンノ言いたいのですが
もう言葉いらないす。
本当の叙情詩を見ました。

369 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/05/06(金) 19:16:41 ID:GTXvAcTo
2点 >>305 :世界パンパカパーン! 1/2:2005/04/30(土) 19:17:04 ID:PcDRZwsW
  われもすでにワンナウトに、2票ダウうと。あっけら感がいい。作り出してたらすごい。

911 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 10:04:58 ID:nYNwKx8N
>305 世界パンパカパーン!
年甲斐もなく、ひらひらしてるのはあたし?ってぐさっときました冒頭。はいそれは、あたしですーーー。
ワンアウト いい。 判ります。。
連想が連なるままに、とても素直に書いていったような感触があって、気取らない裸の思いが伝わってきます。
記述そのものは自嘲気味であるんですが、どこか楽観的な匂いがあって読後感が良かった。

922 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:38:11 ID:Wk2pudGg
305-306 :世界パンパカパーン!
一連目と二連目は「そう、ぼくら」でつながるんですかね。「そう、」って無理につなげなくていいんじゃなかろうか。
あるいは一連目を削っちゃうか。おもしろいだけに迷うところ。それと「投げなきゃいいのにねえ、打たれたくないんなら」
っていうのがけっこう理屈っぽくて「おかんが短いタメ息まじりにツブヤく」せりふじゃないと思う。
どうせなら意外に理知的な「おかん」にはっきり指摘されたとする方が。そういう細かい好みはあるけれど、
これはまちがいなく、ここの事情を知らない友人たちにも安心して読ませられるまれなエンターテイメントです。

7 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [] 投稿日:2005/05/07(土) 07:31:44 ID:I7IW2Drm
>>1-3 ありがとうございまーす!

チャンプ、準チャンプさん、おめでとうございます。
審査や集計その他に携わった皆さんもありがとうございました。

今回、『世界パンパカパーン!』を書きました。MUJINAさん、ヒゲルドさんを
はじめとして、皆さんからなんとも嬉しい講評をいただき、その幸せを噛みし
めています。
この詩は、伊藤静雄『わが人に与ふる哀歌』のパロディですが、初っぱなから
脱線、横道を繰り返した結果、原形をとどめなくなりました。結構気に入って
います。
なによりも、人間を書くということは、自分の過去や体験を見つめ直すことで、
これほど痛みを伴うものだとは、思ってもいませんでした。貴重な経験だった
と思います。あ、でも、かなり誇張は入ってますが、昔の日本って、たしかに
ビンボーだったんですよ、誰も彼もが。

28 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA..  [sage] 投稿日:2005/05/09(月) 22:28:01 ID:nImC6Avr
>>7
Canopusさん、素敵な詩をありがとうございました。自分は感動屋なので(ですからインフレ評価
になってしまい・・・反省)よく他人の詩に心打たれるのですが、「世界パンパカパーン!」には
もう本当にググッと勃・・・これからもそんな作品を是非!是非!読ませてくださいね(プレッシャーをw)


【得点】 7点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
  • ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:3点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:2点





知るべき世界



立方体はいくつ必要ですか?
僕が持てるのはせいぜい10個くらいです
笑わないでくださいよ?
僕は僕なりに頑張ってるんですから

音と色はどのくらい解かります?
僕が知ってるのは2つだけなんですよ
いや これがまた なかなかに難しいもので
解かったと思ったら 違って
違ったと思ったら 解かって

あと何回繰り返すんでしょうね?
苦痛では無いんですよ それなりに楽しくて
でも 笑ってばかりはいられないし
かと言って 泣いてもなにも変わらないし

あとどのくらいなんでしょうね?
先を見ると少し怖くもなりますよ
いつ どこで 落ちるかわからないんですよ?
それでも 後ろを振り返る勇気はいらないんです

ここにいる僕は残像なのかも知れません
たくさん たくさん 分解されていった
僕の一部なのかも知れません


307 名前:よつめ ◆AUJkKRWrA. 投稿日:2005/04/30(土) 19:21:08 ID:2/endZ5Z


【コメント】

370 名前:ななほし ◆zy9QDs3pX6 投稿日:2005/05/06(金) 19:18:52 ID:GTXvAcTo
1点 >>307 :よつめ ◆AUJkKRWrA. :2005/04/30(土) 19:21:08 ID:2/endZ5Z
 > 知るべき世界
  世界を作ろうとしてる。やはり、16世紀的にならざる得ないのかなぁ

372 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/06(金) 21:52:20 ID:jCADTmje
>>307 人生そのものを語っているはずなのに、キューブで構成された無機的
な世界を想起しています。そんな不思議さが、この詩にはあるよね。最終連は
世界を疑え、ってことかな。

911 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 10:04:58 ID:nYNwKx8N
>307 知るべき世界
ははは、立方体はですね、知れば知るほど増えていきますね。(溜息
上っ面をなでるだけでなくて、しっかり持つ姿はとても好感がもてました。
最終連は、自分を振り返って見ています。分解されてきたような気がしますか?
人間てなあ乱雑な存在なんだとあたしは思ってますよ。乱雑さが好きです。

922 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY  [sage] 投稿日:2005/05/06(金) 17:38:11 ID:Wk2pudGg
307 : 知るべき世界
タイトルの暗示はよく分かんなかったけど、繰り返される焦燥と覚悟は瑞々しい実感もあり共感もできて好きです。
欲を言えば、最後は「残像」と「一部」で終わらず、もう一回、組み立ててもらえたらな。模索中なりに。
失敗をこわがって、こじんまりとまとまっちゃったかもしれない。


【得点】 1点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点




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最終更新:2006年10月31日 23:33