作品
儚く散ってゆく日々
未来ばかり見つめた所で
僕等に何がやってくるというの?
神経がおかしくなるような
答えと否定を聞かせてくれ
今気付く 僕等のやってきたことは無駄
張り裂けんばかりの苛立ちが襲う
桜が風で落ちてゆく
まるで僕等を表すみたい
何かに八つ当たりしたところで
またおかしい奴と思われるだけ
横顔が光り輝くだけ
儚く散ってゆく日々を送るさ
でも桜のように咲いたんだから胸張らしてくれ
頭がおかしくなるような
自分の答えが見つかった
204 名前:儚く散ってゆく日々 投稿日:2005/04/10(日) 00:17:09 ID:YJ8dj4pc
【コメント】
776 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/12(火) 00:46:26 ID:TETQl2H4
>204 :儚く散ってゆく日々:2005/04/10(日) 00:17:09 ID:YJ8dj4pc
うーん。終わりの日の近づいてることを忘れたいのか? 意識したいのか?
忘れているのは誰しもの処世術だが……おかしくなる? どんな風に??
784 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/13(水) 11:11:31 ID:1YfK0ynR
>204 儚く散ってゆく日々
でも桜のように咲いたんだから胸張らしてくれ
は別に頭のおかしくなるような結論ではないと思います。
生の意味というか価値を、自らが自立的に定義するんは難しいです。
こういう、なんつか真面目に人生に向かい合っているような詩ってちょっと好きです。
詩が思想である場合もあるならば、詩を書くことによって、多分多少とも思索が進んでいくのかもしれません。
792 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:2005/04/14(木) 11:42:29 ID:9dKz8FtQ
「未来ばかり見つめた所で
僕等に何がやってくるというの?」
という問いに対してどういう「自分の答えが見つかった」のかぴんと来なかったけど、ともかくおめでとうございます。
私の答えというか実感は30がやってきて、つぎに40が来るってことかな。この調子だと50も来るね、たぶん。
百年後には22世紀も来ちゃいます。だから、なんつーか、もっと苛立って欲しいのよ。あるいは体力をもっとつけて欲しいのよ。
【得点】 0点
選択
いまこの瞬間にこの世界に存在しているのは
この詩を書いているおれと
この詩を知らずに過ごしているひとびと
ということを あなた が知ったならば
同時に
この詩は世界をリロードする
この世界に存在するのは
この詩を書いたおれと
この詩を読むあなたと
この詩を知らずに過ごしているひとびと
そして
存在しなくなったのは
この詩を書いていたおれ(と 書いているおれはいま消去されつつあり新たなタンパク質に上書きされようと
別の人間に生まれ変わろうと している。
あらゆる組み合わせが試され 母親に マザーファッカーと 指差され
電子伝達系はプロトンの濃度
勾配により駆動され呼吸し、 クッジュープリーズ ヒッ、ミー 善 ファッ、ミー バックで 世界よ
酸素から水と二酸化炭素を、
状況から頼りない脳と詩を、 世界に犯されているおれを見て欲情しないのか あなたは
未だ見ぬ世界に固定する)。
状況はシュレディンガーの猫、観察はあやうい――……。°。°。°:::= 復元の不可能な分岐
、を打ったとき、おれは、を打ったおれとなり、を打たなかったおれにはもはや戻れず、おれのとなりには空白を睨んでいるおれが
すると、
、、おれは、、 、、 、 、、 、 明滅、、、、明滅、、して、いる、
土曜日の朝はお陽さまが昇って、今日は洗濯日和です。においのいい洗剤と柔軟剤を使って、毛布を洗います。
窓を開け、午前中に洗濯して掃除して、お昼はフレンチトーストをつくります。午後はなにをするか、なにをしないでも
外に出れば素敵な一日になると思います。今日はそういう気がして、なりません。そういう気がしてなりません。
205-207 名前:選択 投稿日:2005/04/10(日) 00:20:10 ID:JNZZ68Xa
【コメント】
219 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/10(日) 19:35:10 ID:aTfoXG3v
>>205-207 選択
説明に終始する文章は内容の理解にしか生産的な意味は無い。
だから1連目はもっと簡潔にまとめて読者の負担を減らすべきだと思う。
言葉自体が魅力を持っているわけでもない。
()の部分、もっと錯乱を効果的に整理しないとついていけない。
かといって読者を置いていくような力もない。でも魅力的なフレーズがある。
「世界に犯されているおれを見て欲情しないのか」
更新されるとは世界に犯されるという事。詩とは世界を凌辱し返す意思のこと。
これは読者を詩へ誘う詩人の挑発だ。
この言葉に辿り着くそれまでの論理の積み重ねは一応成立はしている。
だからこそ洗練の無さが惜しい。
締め方はいいと思った。人は世界に犯されながら生きるしかない。
深い認識は人間を沈黙の日常に追い込む。詩=和姦は断念されあとは日常=強姦に屈するだけだ。
抵抗するというのでなく追い込まれて終わりという所に物足りなさも感じるのだが。
239 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/12(火) 11:35:10 ID:WoAUkFfY
その他にいいと思った作品として、>>192 失語>>199 音 >>205-207 選択 >>226 痛覚神経 を挙げておきます。
242 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/13(水) 00:34:02 ID:wSMvSX9q
>>205-207 選択
「海岸へ走る猫」が認識の限界性をテーマとしている。偶然にもこの詩のテーマも
認識論で重なっている。もしかしたら、「海岸――」の作者はこの詩に啓発されて
書いたのかもしれない。
まずは、キーワードの「シュレディンガ―の猫」の解説から。外からは見えない
ブラックボックスの中に猫が一匹入れられている。箱の中のある電子が崩壊すると
青酸ガスが噴出して、猫は死ぬ仕掛けを施す。いま、ある電子が崩壊する確率が
1/2であるとすると、外部から観察できない以上、その猫は半分生きて、半分死ん
でいるという奇妙な状態にある、ということができる。つまり、量子力学では、
量子のふるまいは確率論的にしか予測できない、という認識の限界性をシュレディンガ―
は猫を使って巧みにたとえのだ。
で、何でこの詩の作者はこの話を持ち出したのか。詩を書き、読むという営為、つまり
作者と読者の相互作用はもまた予測が不可能。これが量子力学のアナロジーとなる、
ということなのだ。だからこそ、詩は作者のもとを離れて読者に手渡されるとき、
無限の可能性をもつのだ。「選択」を読んだあとでの、こんな私の「誤読」も
作者には予測が可能であっただろうか。
思えば、詩に限らず、人の世はなべて予測が不可能だ。そんな中にあって、この詩
の3/3のような穏やかな日常を送ることができる作者を、私は限りなくうらやましい
と思う。
246 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/13(水) 21:14:42 ID:1YfK0ynR
>>205-207 「選択」 1点
認識の危うさを表現するところが、微妙に舌足らずだったんだけど、
存在の不確定性に真正面から取り組んだ心意気を買います。
248 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/13(水) 23:25:03 ID:9jZiJlaE
【2点】
>205-207 選択……この詩を読んでいろんなことを考えた。私好みの詩論詩。
777 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/12(火) 01:25:19 ID:TETQl2H4
>205 :選択 1/3:2005/04/10(日) 00:20:10 ID:JNZZ68Xa
洗剤の銘柄や、トーストの焼き方。選択してるのは、選択しているんだろうか?
……本当に?
784 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/13(水) 11:11:31 ID:1YfK0ynR
>205-207 選択
存在が確率論的なものであるのならば、この左手が、だれかの右手のに同時に存在してもいい。
世界は密度が薄いのであるから、十分に多重に存在が可能なのだ。
にも関わらず、あたしのお腹は空くし、日曜日の朝食 パンケーキは旨い。
主観的存在と現象的存在はまったき円として重なるのではない。そして、むべなるかな、あたしの認識は
主観的存在を核にして構築せざるを得ない。神よ愚かなる人間を許したまえ。アーメン。
792 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:2005/04/14(木) 11:42:29 ID:9dKz8FtQ
>205-207 :選択
最初がもっさりしてます。で、いきなり飛躍する。これは助走をつけて跳んだというより、
アクセルとブレーキを間違えた運転ミスじゃないだろうか。明滅というのも唐突な印象かもしれない。
806 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:2005/04/16(土) 14:56:09 ID:Q++LRzHP
選択を書きましたよ、と。
園川さん、MUJINAさん、ななほしさん、葉土さん、コメントありがとうございます。
複数の人たちから読んでもらってるという実感があるので、励みになります、
というより、これがくせになるというか。
コメントを期待しないでは書けないカラダになってしまった。。。不純だわ。
園川さん、チャンプおめでとうございます。
ああ、神経書いたの園川さんだったのか、なるほどねー、
と、すごく腑に落ちました(と言ったら失礼ですか?)。
もしかして、みんなは分かってたのかなー?
いや、べつに分からなくていいんですけどもね。
【得点】 3点
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
夢神経
「暗緑の沈澱する崩れた建物の内側~緑がかった赤の血液」
ぐっっ ちちち
ちちち
ちち ちちち
っ っ っっ
くぽん くぽん
ぢうっ ぢうっ
ひうううーーーーーーーー
ごと ざし
っか
にき にき にき
にき
にき にき にき にき ぶっぶっぶ にき
ぷつぷつぷつぷつ ppppp
い いっ にっ
いっ いっ いっ いっ いっ いっ
いっ いっ いっ いっ いっ いっ いっ いっ ぁっ いっ いっ いっ
いっ いっ いっ いっ いっ いっ いっ いっ
じゅんじゅん
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞおおおおおお
さぁーーーーーーーーーーーー-
「笑顔」
… が が が が があ ー ー …
こう
こ
こ こ こ…
きい き ききき
さぁ ささ
さ ささ… ささ…さ
ささ…… 、ん…
… が が …
… が が が が が が がああ ああ ー …
…
ねぇ
ね
ょ
…ようよ
えぁは
うん
ん
… が が が が が が が が が あ あ あ あ ぁ ぁ ー ー - - - ‥…
「深白」
し
し し
ぱ
ん ぱ
ぱぱ ぱ
………しーーーーー る る
る るる
… せ る る る
そーーー る るる るーーーー…
…… さ ら ら ら
すーーー る る る
だ
は りり
くくく
く く く く く く k
ふ ふ べこ
たた ずらずら ずらず らず ず ずずずずずずず ぞぞ じじじ じじじ じじ じ じ
ばぁつん ぅ
209,211-212 名前:夢神経 投稿日:2005/04/10(日) 00:39:03 ID:jq2r9xlh
【コメント】
219 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/10(日) 19:35:10 ID:aTfoXG3v
>>209 夢神経
この作品は分らなかった。感じたことだけ書くと、
最初のパートは「」内の重たさが以下に続く空白の多いラインを上手く引き立たせた。
が、次のパートからはそうではないので、それは狙いではなかったという事か。
擬音的な平仮名の列が空白の中で力を発揮している。意味はわからないが案外面白い。
意味の分らなさを「」内の少し意味が分る部分が支えている。
全体としては日常的、表層的意識からは遠い場所にある何者かの蠕動といった印象。
243 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/13(水) 01:22:44 ID:Ifqd3f7e
209,211-212 夢神経
オノマトペ。擬音語、擬態語だけで書かれた世にも奇妙な詩。楳図かずおの世界だなあ。
楳図の恐怖漫画で、奇怪な虫の大群が一斉に蠢いて移動するときの不気味な音。
提案なんだけど、なんかこのレイアウト、文字がすかすかなんだよね。スカスカの
空間を物体となった「文字虫」が移動している、という意図があるの? でも、なんか
迫力がないよね。だから、思い切って、逆にオノマトペでびっしり空間を埋め尽くす、
なんてのはどうだろうか。そのほうが恐怖心はさらに増すと思うよ。あ、作者さんは
もとより恐怖を期待していないんだっけ。
248 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/13(水) 23:25:03 ID:9jZiJlaE
【1点】
>209,211-212 夢神経…文字虫もおぞもぞ。なんか痒くなってきた。
777 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/12(火) 01:25:19 ID:TETQl2H4
>209 :夢神経1/3 :2005/04/10(日) 00:39:03 ID:jq2r9xlh
ちょっと、びっくりした。象形ではない……言葉の音、形、配置か?
785 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/13(水) 11:23:58 ID:1YfK0ynR
>209 夢神経
ほんとにわかんなかった。だけど、ちょっと気持ちよかった。だけどこれは認めてしまうと、
それこそ”猿がキーをランダムに打った結果が芸術である”というテーゼに繋がってしまいそうなんで、却下したい。
もうちっとヒントをください。
792 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:2005/04/14(木) 11:42:29 ID:9dKz8FtQ
>209、211-212 :夢神経
えっちな妄想して人間の想像力ってすごいなあって思った。
というより、それを引き出すこの作品がやっぱうまくできてるんだろうな。
これを抽出していく作業っていうのは、どれだけの根気と訓練がいるのか。脱帽。
798 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/15(金) 11:48:20 ID:vWpKpql+
2点 >209 :夢神経1/3 :2005/04/10(日) 00:39:03 ID:jq2r9xlh
どこが刺激されているのかわからない。けど……流れ込んでくるなぁ……
840 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sage] 投稿日:2005/04/19(火) 22:50:57 ID:TyWEhdqr
[神経]の回おつかれさまでした。
自分は「夢神経」でした。
イメージをより直接的なやり方で言葉にできないものかと、ろくでもないことを考えて作ってました。
深い意味はなにもなく、浅い意味もなにもなく…
やはりというか、ぜんぜんおっついてないですが。
しかし苦労したなぁ…。
感覚にとてもシビア(とかってに思ってる‥失礼だったらごめんなさい)ななほしさんに2点もらえて舞い上がりました。
読んでくれた方々ありがとうございました。
841 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:2005/04/20(水) 10:34:53 ID:ys8OACfn
>>840
夢神経の作者さんーーーー。ぜひぜひ、解説をお願いしたいですーー。
読んでいて、妙にエロチックだったんだけど、副題はそういう感じでもないし、
どうも「何か」を思い浮かべながら書いているんだって思うのだけども
できたら知りたいです。(無理にとは言わないですがーー)
842 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sage] 投稿日:2005/04/21(木) 01:55:07 ID:lS4JyUeV
>>841
コレ「夢神経」だけあってイメージのもとが「夢」なんですよー
夢オチってやつでこう、改めて明かすとなんとなく陳腐な気がしますが
すごいインパクトのある夢で、
涙ボロボロ流してることに気づいて目がさめたっていう自分でもびっくりするような体験だったんす。
その夢の空気感とか緊張感とかを自分の語彙の中で、できあいの(?)単語や文法で表現しようとするとなんとなくウソくさくなるっちゅうか相応しくない気がしたもんでこんな表現の仕方にしました。
ちなみに夢神経と無神経をかけてます...わけわからんのばっかでわるいなってちょっとおもってたり
843 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:2005/04/21(木) 22:29:06 ID:nihXkLNI
>>842
そうですか、夢そのものの感触だったんですね。なるほど。
答えてくださってありがとうございました。
【得点】 3点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:2点
青のイマージュ
ウスバカゲロウの羽に
縦にうっすら刻印される青
母の透き通るような胸に浮かぶ
静脈の青
耳をあてがうと
鼓動とともに青はよりいっそう
深みを増してくる
流れる
速く
そして
緩やかに
堰きとめられて
とどまる甌穴(おうけつ)の淵
窪みに落ちて沈んでゆく青
怖いくらいの青の中で
何人いのちを落としていることか
空に暗雲がかかり
驟雨が音をたてて走る
(雨が降り始めるときの懐かしいにおい)
にわか雨が通り過ぎると
また戻ってくる、いつもの空の青
目をつぶる
しばらくたって
また開く
最初にやってくる光
ほとばしる青
この光はどこからやってくる?
空から?
それとも私の内部(うち)から?
刹那のうちに
精霊たちが
網膜から神経回路を一気に駆けのぼり
松果腺のスウイッチを押して光る
識閾下の青
それは生まれる前の私が見ていた始原の海からやってきた色
溢れる青
両眼の穴から零れると
ルリシジミの青となった
蝶はゆっくりと空たかく舞い上がり
オゾンを満たしてゆく
あを
こんいろ
ぐんじょう
ゆるやかな青のグラデーション
210,213-214 名前:青のイマージュ 投稿日:2005/04/10(日) 00:39:14 ID:UIPYkJYL
【コメント】
220 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/10(日) 19:37:55 ID:aTfoXG3v
>>210 青のイマージュ
上手いなぁ、美しいなぁと思った。
描写が上手、特に2/2は一続きの叙述の中に四度のシーンの移動をスムーズに成立させているし、
個々のシーンも、主人公の視線が無理なく幻想を追跡する。特に内なる青が蝶になるシーンは
「両眼の穴から零れる」という一瞬のスリルが「ルリシジミの青となった」でおやっと思わせ
「蝶はゆっくりと空たかく舞い上がり」でなんだか幸せな気持ちに昇華され行き、読んでいて面白かった。
1/2の方でも3連目はイメージの形成の過程を上手く読者の(作者によって操作された)内的なリズムに沿わせている。
惜しいのは構成で、前半部と後半部の統一感に欠ける。
神経回路のあたり、他の箇所との語彙の異質感を上手くコントロールできていない。
もうひとつ、全体的に使用されている言葉がアナクロな印象を脱しない。それで随分損してる。
最終連、それまでの重たげな文字列の印象を翻すだけの力がなかった。
改行を少しいじれば良くなる気もするのだが。ここさえもっと何とかなったら。
1番良いと思った作品に1番文句が多くなってしまった。
239 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/12(火) 11:35:10 ID:WoAUkFfY
残念な部分がある「青のイマージュ」が2点。
246 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/13(水) 21:14:42 ID:1YfK0ynR
あと、加点したかったんだけども、格差もつけたかったんで落としてしまったのは、
「青のイマージュ」(後半の推敲待ち)
「痛覚神経」 (これはよくできているんだけど、なんとなく青っぽさが気になった)
「催眠」 (やっぱし、判んなかったとこが。)
でした。
777 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/12(火) 01:25:19 ID:TETQl2H4
>210 :青のイマージュ 1/2:2005/04/10(日) 00:39:14 ID:UIPYkJYL
なぜ青なのか? 疑問が少し残るかなぁ……
785 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/13(水) 11:23:58 ID:1YfK0ynR
>210 青のイマージュ
うーーん、綺麗。 母の透き通るような胸の静脈ってのが抜群にいい。ウスバカゲロウの自然の持つ美に
生の人間の性的な匂いが少し加味されて、複雑な美しさがかもしだされる。
”精霊たちが”という表現がちと杜撰な気がして、そこで立ち止まってしまった。惜しい。
最後の連もも少し推敲できそうな気がする。
792 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:2005/04/14(木) 11:42:29 ID:9dKz8FtQ
>210、213 :青のイマージュ
生命に対比させるための死として甌穴が出てきたのだとは思いますが、この部分は量も質も中途半端だったと思う。
「識閾下の青」以下、美しかった。
798 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/15(金) 11:48:20 ID:vWpKpql+
1点 >>210 :青のイマージュ 1/2:2005/04/10(日) 00:39:14 ID:UIPYkJYL
「夢神経」の間に挟まって、印象的、ウスバカゲロウという言葉が飛びこんでくる
814 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:2005/04/17(日) 08:55:43 ID:A/zTUSjc
園川さん、チャンプおめでとう。準チャンプの方もおめでとう。
「神経」は一発で園川さんの詩とわかりましたよ。わかっていたから、安心して、
言いたいこと言わせてもらいました。
今回は「青のイマージュ」を書きました。点を入れてくれたみなさん、コメントを
書いてくれたみなさん、ありがとう。
詩って、薄らぼんやりして、その正体がわからないのだけれど、今回の私の詩の
欠点をみなさんがいろいろ指摘してくれて、だんだん輪郭が見えてきたように思います。
>葉土さん
「精霊」は確かに軽率でした。「精霊」では、デコレーションケーキを作るのに、
最後の肝心のところで、安物の既製品を乗っけたような感じですね。きちんと自家製
生チョコで味つけしなけりゃならないのに。
>園川さん
褒めてもらって正直嬉しい。やっぱ、私の頭は古くて、固いんだなと、今回思いました。
>ゼッケンさん
第2連からは流れを意識したかったんです。それは第3連にもつながってゆくような
流れ、動きで。最後は神経回路を伝って、体と地球を駆け抜けるような、ひと続きの
ものになってゆく、というような。でも、もっと構成や表現を磨かないと、それが
伝わらないってことがわかりました。
文章は人前に晒さないと、向上しないものなんですね。どうしても、ひとりで書いて
いると、無意識の甘えというか、手抜き、妥協がでてしまう。そのことを、今回は
特に痛感したように思います。
【得点】 3点
- 園川 ◆nWfXpQxHHM:2点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
カナシイソラ
堕天使は黒い毛先で
風気感じて空を舞う
僕らが子供の頃
やわらかかった空気は
ススだらけになって
吸う気にもなれない
皮膚の神経で空気感じて
汚れた僕らを嘆いてる
汚れた都会の空は
嘆きと悲しみにあふれ
黒い悪魔が町に救う
堕天使は黒い翼で
汚れた街の空を舞う
人間(ぼく)たちを笑うがいい
無神経すぎる人間たちを
僕らが子供だった頃
透き通ってた空は
汚されてしまって
星も見えない
夢が要らないといった大人は
星空かくして歩いてる
人間(ぼくら)が汚した空は
悲しい空気で覆われる
ビルの上笑ってる
羽を広げた堕天使が
215 名前:カナシイソラ 投稿日:2005/04/10(日) 15:28:09 ID:JBEjWPLL
【コメント】
777 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/12(火) 01:25:19 ID:TETQl2H4
>215 :カナシイソラ :2005/04/10(日) 15:28:09 ID:JBEjWPLL
うーん。人間が悪いのか、天使が悪いのか? ……それとも、そう言うことじゃないのか? ……ちょっとわからないかなぁ。
785 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/13(水) 11:23:58 ID:1YfK0ynR
>215 カナシイソラ
公害批判っと書いてしまうと、あまりにもそっけないんだが、主旨はそうだろうなあ。。。
793 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:2005/04/14(木) 11:43:39 ID:9dKz8FtQ
>215 :カナシイソラ
私は出だしの堕天使でちょっとだめだった。黒い翼の比喩も安直ではないでしょうか。
また環境で金儲けしようと企んでいる人たちも多いこのご時世に、
空気を汚すから「無神経すぎる人間たち」というのは、ひとまとめへのくくりかたがずれている気がします。
汚したから綺麗にする。こういう当たり前のことがビジネスの論理で行われるグローバライズされた世界に対してどう思うのか、
という視点が、こういう社会的な詩を書くときには当然あっていいと思うのですが、
どうでしょうか。
【得点】 0点
かわいそうだからあんたを私は捨てれない
気付かない振りするのは
嘘ではないと分かったような口利いて
あんたが私の何知ってるの
生まれる前から好きだったとか
お前の気持ちも知ってるだとか
ダッサイ言葉並べて何勝手に悦入ってるの
あんた無神経なのよ
例え本当の事でも
言って良い事と悪いこと
言うべき時とそうじゃない時
そんぐらい軽い脳味噌でも区別してよ
信じてくれ何て今更
甘い言葉に何度騙された事か
あんたは私をなめてるんか
いつかは幸せにするとか
不自由無く暮らしていけるだとか
そんな言葉求めて無いって分かってよ
あんた無神経なのよ
惚れた女を弄ぶ
そんな人生楽しいの
そんな愛しか知らないの
かわいそうなあんた私が捨てたら
何処へ行くつもり
216 名前:かわいそうだからあんたを私は捨てれない 投稿日:2005/04/10(日) 15:50:06 ID:wA0u8ifv
【コメント】
241 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/12(火) 15:44:46 ID:hKuVC8tH
>>215 カナシイソラ
テーマ、構成、表現――と、一応、詩の体裁は整っている。詩を書く訓練は十分積んでいますね。
どうだろう、今度は思い切って、これまで築き上げてきたものをブチ壊してみては。
悪魔と友達になりたい、公害大好き、汚れた空気大好き、もっとちょうだい、と叫んでみては。
そのほうが、ときとして、悲しみがより直裁に伝わることがあるのですよ。
777 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/12(火) 01:25:19 ID:TETQl2H4
>216 :かわいそうだからあんたを私は捨てれない :
ご馳走様、ほれた女のボヤキ節~ で、しょうか?
785 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/13(水) 11:23:58 ID:1YfK0ynR
>216 かわいそうだからあんたを私は捨てれない
いや、もう捨てればいいじゃん。w
と思ってしまったんだけども、惚れた弱みってやつだねえ。。苦笑いが浮かんできそうな詩でした。
793 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:2005/04/14(木) 11:43:39 ID:9dKz8FtQ
>216 :かわいそうだからあんたを私は捨てれない
「かわいそうなあんた私が捨てたら
何処へ行くつもり」
たぶん、おなじような別の「私」のところへ行くんでしょうね、こういう男の人は。なんかもてそうだもん。
798 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/04/15(金) 11:48:20 ID:vWpKpql+
2点 >>216 :かわいそうだからあんたを私は捨てれない :
とにかくスーっとさ以後まで読めて、楽しめる。読後感、ほろりと琴線に触れる。
【得点】 2点
最終更新:2006年11月08日 00:08