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作品





西日の中でいくどとなく呟いたこと



381 名前:西日の中でいくどとなく呟いたこと[] 投稿日:03/01/12 00:22 ID:fDWZBFVJ
くりかえし
くりかえし
自分に言い聞かせてた言葉がある

何度も
何度も
自分に言いつづけてきたうそがある

人ごみの中
教室の隅
愛想笑いの裏
西日が伸ばすたった一つの影法師


さみしくなんかない








【コメント】



【得点】 0点





悪くない



386 名前: 「悪くない」[] 投稿日:03/01/12 03:28 ID:25UCcfo9

思い出したくもないことを 思い出したよ
  悪いことじゃない。先のことは茫々砂漠でも
   分かる人には分かってる 見える人には 見えている

  迷うことなくほかを見ればいい。
  悪いこと思い出すのも。
    悪くない


背中丸めてると 見えないもの
電線。 吹きっさらしの風に吹かれて
ほこりっぽい街かど ずーっと遠くま霞んでいる

背中丸めてると 見えないもの
ガラス窓。 でっかいビルのっぽのビル
冬の陽ざし浴びて 光ってる きらきら ぬくぬく

背中丸めてると 見えないもの
  人生。
    人生 思い出すのも
    悪くない。





【コメント】



【得点】 0点





戦い



388 名前:戦い[] 投稿日:03/01/12 14:00 ID:CJDloa4N
僕等はとりあえず100円引きからはじまって
やがては200円 300円 性懲りも無く
どんどん値下げしやがってそれでも売れる奴は
おばちゃんの心のガッツポーズとともに籠に入れられて
そうして最後手段に半額にされたら
スカスカの棚の中で凍えながらうらみながら
けれども最後は作り笑顔で売られていく
さよなら僕はもう行くが
君は笑顔を忘れないで

プレミア プレミアがつきたい
ありがたがられる存在になりたい



私は今日も五時を待つ






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【得点】 0点





再の空白



389 名前:再の空白[] 投稿日:03/01/13 00:16 ID:40YG4ypf
【問3】各2点
次の空白に、適当な感じを当てはめなさい。

①私はまるで『  』眠術にかかったように繰り返した。
②『  』低だと分かっていながら、口にしてしまった。
③どうかしてると自分でも思う『  』三の自己嫌悪も刃が立たない。
④好き。好き。『  』度口にしたのには理由がある。
⑤既存のそれが果たしてこの感情に適切か、心に反響させて問うてみたのだ。
  『  』近気ようやく結果が出た。私はあなたが   だ。


「はい注目!3分聞いてくれ。
【問3】の質問な、これ「感じ」入力ミスな。
ま、分かってるとは思うが訂正しといてくれ。
次!⑤の最後の行。印刷の加減で消えてるが
問題に影響は無いので気にすんな。
そんじゃ精一杯やるんだぞ。
時間余っても裏に落書きすんな。見直ししろ。」


「やった俺、全部「再」て書いたら2点あるよ!」
「そおいう意味だったのか?【問3】の質問。」
「お前、どおいう意味だと思ってたんだよ・・・。」




【コメント】



【得点】 0点





言葉隠して



393 名前:言葉隠して[] 投稿日:03/01/13 04:01 ID:JZvFUjpY
この紙の右半分にマルを描いてみて
もちろん道具は使っちゃダメだよ、君の手で書くんだ
じゃぁ次は左半分に右と全く同じマルを描いてくれ
ちゃんと描けたらまた会おう

さようなら




【コメント】



【得点】 0点





Open and Shut



395 名前:Open and Shut (1)[] 投稿日:03/01/13 14:23 ID:xDq0cYJA
  ふと気づけば あたりは残骸だ
ぼくは赤い中古車のなかだ
ここが部屋でないのは死にそうな気分だ
サンドイッチがほしい
お茶がほしい
空はぼくの知らなかった無表情で
金色という言葉を許さない満月
ぼくの頭上から鉛色の巨大鉄球が
一瞬先には降ってくる気配を見せながら
吊り下がり静止している

   *

  国道を徒歩で進む
壁が見える
自動車からでは決して見えなかった壁だ
茂みの奥は存在し
頭の潰された女がいた

   *

  ロケットの輝き
まるでおちんちん
ぼくらの愛と夢と希望と友情のせて
とんでけー

   *



396 名前:Open and Shut (2)[] 投稿日:03/01/13 14:24 ID:xDq0cYJA
  ぼくは あの月を支配した
無慈悲な夜の女王とかいわれていたっけ
ぼくは あの月を支配した
そんな言葉を 地球に記した

   *

  どこまで行っても山は続いているんやねぇ
お姉ちゃん もうちょっとだよ
どこまで行っても植物は続いているんやねぇ
お姉ちゃん 頑張って
どこまで行っても地球は月やないんよねぇ
お姉ちゃん 気を確かに
どこまで行ってもあたしはあたしなんやねぇ
お姉ちゃん 許してください

   *

  鈍器で殴られても人は死なない
しかしどれくらいの重さからを鈍器というのだったか
あの
人間が何年かかっても壊せない
一生かかっても切れない
あの鎖が切れたら
あの鉄球が墜ちてくるぞ

   *



397 名前:Open and Shut (3)[] 投稿日:03/01/13 14:24 ID:xDq0cYJA
  ぼくらは中古車のなかで
常夜を過ごす
ぼくのは赤い
瓦礫はぼくら
鉄球は
もう墜ちた後なのかもしれない

ふと思うことも再々で

   *

サンドイッチがおいしいから
お茶の幻を見る




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【得点】 0点







399 名前:「再」[sage] 投稿日:03/01/13 15:34 ID:xyj6m5bx
間近だがじっとは見れない横顔
気付くことはないだろう
伝えることはないけれど
相手は覚えているのだろうか
忘れているのかも知れない
けれどもきっと思い出す
もし二人の目が合うのなら




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【得点】 0点







407 名前:再[] 投稿日:03/01/14 01:22 ID:J9FfgXjV
お前に2度以降は無い
お前には存在してない
もうこれで最後だった
もうこれが最後だった
間に合わなかったのなら
諦めるしかないのだろう
何度繰り返しても
時間無駄であろう
お前には存在しない
もう二度と出来ない




【コメント】



【得点】 0点




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最終更新:2006年09月17日 15:51