作成中です・・・

ページ:1 2 3 4

作品





針男とトゲ女



68 名前:針男とトゲ女(1)[] 投稿日:02/12/19 15:09 ID:BmfJhGqv
針男 金の針
胸に自生して
シャツ着ても
いつも胸元 金色に光る

公園の時計 12時を告げる

トゲ女 一角
額に自生して
ツノでない証拠には
木で出来たトゲ 生まれつき

公園の時計 12時を告げる

針が怖くて 胸に飛び込めないわ
トゲが怖くて 君と見つめあえないよ
あなたでなくてはいけない理由は 何?
「似た者同士」だなんて いわないでくれ

向き合う時は 遠く離れてしまうから
せめて隣合う時に 融合するほど
擦り合おう そして空をご覧
真昼の空に 金色の満月が見えるだろう
僕の胸の針放つ光が 空に映っているのさ

あなたの針は 素敵
わたしのトゲは 何もできないわ
襖に近づくと 穴が開くの
固いガラスは 痛いの
振り向いた時には 誰かを傷つけるのよ


69 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/12/19 15:09 ID:EKLT6cT0
★最新情報★
http://yahooo.s2.x-beat.com/linkvp/linkvp.html



70 名前:針男とトゲ女(2)[] 投稿日:02/12/19 15:11 ID:BmfJhGqv

遠くで工場のサイレン 午後6時を告げた

ああ また夜が来てしまう
冬は嫌い すぐに発情してしまうから
ああ 僕らはなぜ抱き合えないんだろう
わかりきったこと いわないで悲しくなる

僕らは 馬じゃないんだ
わたしたち ヤマアラシね

せめて明日 クリスマスの夜には
そうよ明日 クリスマスの夜には

命を懸けて 抱き合わないか
命を懸けて 抱き締めてほしい

いつものように 体ごと交差して
直角のキス 交わして

おやすみ 明日が楽しみだ
おやすみなさい 命日になっても構わない

針男 金の針
ロマンティックな月の色
汗臭くないのが 大好きよ
金属臭さは 新型フェロモン
わたしの危険な 憧れの大地
触れられないから 恋をしたの


71 名前:針男とトゲ女(完)[] 投稿日:02/12/19 15:12 ID:BmfJhGqv

公園の時計 静かに午前0時を告げる

トゲ女 一角
額に自生して
わたしのトゲを
ユニコーンみたいだと
かっこいいねと いってくれた
わたしを幻想世界に 連れ出してくれた
あなたがやっぱり 大好きなの
似た者同士なんて 関係ない
あなた以外では わたしはわたしになれないの

公園の時計 静かに朝を告げる

針なんて怖がらない あなたの胸に飛び込むわ

そして
そして
そして

公園の時計 厳かに午後10時を告げた頃

喉にトゲ突き刺さった 針男の
裸の胸に トゲ女
その頬まるで 紅い花
潤んだ瞳で 接吻し
ぎゅと抱きつけば 金の針
心の臓まで 軽く届いた

公園の時計 静かに午前0時をさして止まる




【コメント】



【得点】 0点





母が詠む名前は



73 名前:母が詠む名前は[sage] 投稿日:02/12/19 18:14 ID:JLVCksJm
  おなじ肩甲骨の角度をもらい
  友人から冗談雑じりにはやしたてられるあなたの骨格を
  さざ波うつ水面に落とした俺自身のように
  見えてしまう後悔をあなた以外に誰が知るだろうか

  あなたの友人がかける笑い声の内に潜む敬愛と疎外とを
  家族でテーブルを囲む俺の声もまたそうなのだと認めずには暮らせない

  俺は鏡を覗き込み虚像に重なるあなたを思うが
  あなたを思う俺をどうしてなだめるかを考える
  罰することのたやすさを思う

  友人が言う賞賛はみなあなたの胸に吸い込まれ
  あなたの成長があなたの骨格を変える

  胸に心臓があると誰が言った
  胸にたましいがあると誰が言った
  魔女は肺をつらぬかれるのだ

  あなたと並んで立つときおりに
  俺が見下ろす目を受け止めるあなたの目は
  俺の胸骨の左にひそむ嫉妬を燃やさないに違いない





【コメント】



【得点】 0点





冬の寒さに



74 名前:冬の寒さに[sage] 投稿日:02/12/19 18:47 ID:MUVziqSh
冬の夜
シングルベッドの寂しさを
暖めてくれたのはオマエだった

真夜中
オレの胸にオマエがいれば
他に何もいらないさ

オマエの温もり
オレの胸の中に
オマエの舌がオレを癒す

オレの胸に
オマエのしなやかな身体
抱きしめると壊れそうで

他人同士じゃないさ
もっとそばにおいで
オレの胸がオマエのベッドさ



タマ、一緒に寝よう




【コメント】



【得点】 0点





グラスフィッシュの心



75 名前:グラスフィッシュの心[sage] 投稿日:02/12/19 23:38 ID:472F4l3h
あの人が選んだ カーテン
は重たい
ずっしりと積もった雪のよう

カーテン
カーテン
カーテン
繰り返していると
ほんとうにこれは"カーテン"という名前の物だったのかな
と思えて来るし

さっさと開けてしまおう カーテン

人工の朝灯を掻き消して 天然の朝日が
なだれ込み 部屋の隅の水槽へ
集中して飛び 吸い込まれた

じゃれあって泳ぐ グラスフィッシュの
十匹の体が全部 光になる

グラスフィッシュ
体が透き通った魚
頭と胸だけが銀色で
あとは丸見えの 骨と鰭(ひれ)だけの魚

なんて寂しい魚 胸の内だけ隠して
仲よく寄り添って 泳いでいる


76 名前:_[sage] 投稿日:02/12/19 23:39 ID:472F4l3h
昨夜は鯵(アジ)を捌いた
白いお腹に包丁を入れて
胸にあるものすべて取り出した
あれと同じようなものが
グラスフィッシュのお腹にも
あるのね でも心はどこにもなかった
心はどこにも 入っていなかった

急に曇った へんな天気

あなたを起こしに行かなくちゃ

階段を昇るたびに 曇った朝日がさらに遠くなる
階段を昇りきった穴蔵に わたしが選んだ布団にくるまって
あなた まるで無防備な
捌かれるのを待つ 鯵みたいに


77 名前:_[sage] 投稿日:02/12/19 23:40 ID:472F4l3h
いま わたしが
白い布団に包丁を入れて
胸にあるものを全て取り出したら
心は出てくるだろうか

わたしが選んだ あなた その心



ココロ
繰り返していると
それはなんだかコロコロと本当にそこから転がり出てきそうな
気がして

さっさとはぐってしまおう 白い布団

朝食は グラスフィッシュのフライにした
少し後悔 どれも同じハラワタ
ただその銀色の 胸の中身が見たいというだけで
十匹みんな フライにした

そこだけ隠しているのが悪いのよ
そんなに大事なところなら
眩しい銀色で見せびらかしたりしないで
重たいカーテンの裏にでも 隠しておけばいいのに

あなたは空っぽの水槽にまだ気づかずに
あなたが買ってきたグラスフィッシュ
パンにはさんで平らげた
まるで骨も透き通るようないい天気




【コメント】



【得点】 0点





鼓動



79 名前:鼓動[] 投稿日:02/12/20 04:47 ID:RPkxd+ND
あなたの胸にそっと耳を当て
あなたの鼓動を聞いていた

イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル

鼓動だけがそう主張していた

目を開けて、私を見て

手を開いて、私に触れて

唇を開いて、私の名を呼んで

イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル

私の嘆きはあなたに届かないから

私は

あなたの胸にそっと耳を当て
あなたの鼓動を聞いていた
あなたの鼓動をただ聞いていた

イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル




【コメント】



【得点】 0点





胸に水



99 名前:胸に水[] 投稿日:02/12/22 14:36 ID:FkvUZqbX

胸の内には内臓が無く
肺が無く
心臓が無く
呼吸も血流も必要無く

肋骨の空洞には水がたまり
喉から滴り
横隔膜から湧き出で
湖面はうっすらと揺れる

ざらついた皮膚の隙間から
滲み出るように放散される
水滴のみを貴女は舐めろ
脂肪ばかり固まった貴女の胸は
喰らうよりかは他にない
貴女は舌で味わえ
俺は犬歯で味わう

食道から滑り落ちた乳頭は
胸内湖の底へと沈み
養分ばかりが染み出でて
貴女はそれをただ
舐めて胸に蓄積せよ





【コメント】



【得点】 0点





白と赤



100 名前:白と赤[過剰描写してみた(w] 投稿日:02/12/22 14:56 ID:iAwmSxM8

雪よりも温かみを持った白
完璧なまでの曲線
盛り上がりを見せるそれに
むしゃぶりついた
うめき声を上げる女 ゆがむ紅を塗った口
真っ赤に血走る男は獣のように狂気を装う
エロチシズムは登り詰める







【コメント】



【得点】 0点





鼓動の夢



104 名前:鼓動の夢[sage] 投稿日:02/12/22 22:16 ID:ezR4qvSX
あの夢の続きを見せてくれよ
ただ灰色の空間に蝶が舞 どこからともなく水の滴る音がする
モノクロなライチをかじり 三毛猫の群がどこまでも走って行く その先
ペパーミントの香り放つ 君の胸がキーワード




【コメント】



【得点】 0点





名前はいらない



106 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/12/23 02:50 ID:9n/IEtb5
いつでも
うごきをもっている
ただ曖昧な

射るような
しののめも
散ずるような
たそがれも
すり切るような
あしたでさえ
のみこんで
月のりんかくにも似た
わたしの胸は
今も
うねりつづける

わたしのいのちが
失せるまで







【コメント】



【得点】 0点




ページ:1 2 3 4


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2006年09月17日 16:02