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再帰分詞 się
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再帰分詞 się
się は日本語でも英語でもあまり似た用法のものがない,つまり概念がはっきり頭の中にできていないので,わかりずらい存在の一つです.
再帰
英語で近い表現は oneself.他動詞では,動作の対象として目的語を取りますが,それが自分だったら...というときに się の登場になります.つまり,もともとは(ふつうの目的語を取っていれば)必要ないけど,とらないので się が入っているイメージになります.
myć / myć się
golić / golić się
kąpać/ kąpać się
myć / myć się
golić / golić się
kąpać/ kąpać się
相互関係
ある動作が自分自身に及ぶ状態,あなたがわたしに,わたしがあなたに,の状態を表すときにも使われます.こういう状態の表現としてはどんな動詞にも使えるようです.
Dobrze się znamy. 互いによく知っている.
Dobrze się znamy. 互いによく知っている.
注意しなければいけないのは,się は対格で,対格を取る動詞 znać のようなときはいいのですが,他の格を取る時は,się も格変化を起こします.
他動詞の自動詞化
ポーランド語は他動詞か自動詞かにこだわるようです.日本語も,間違えられると気持ち悪いですが.でも,英語は同じことが多いですよね.
「終わらす」から「終える」を作り出す際に使われます.
kończyć
nazywać 名づける → nazywać się 名乗る
otwierać 開ける → otwierać się 開く
「終わらす」から「終える」を作り出す際に使われます.
kończyć
nazywać 名づける → nazywać się 名乗る
otwierać 開ける → otwierać się 開く
非人称化
3人称単数で使われるときには,この用法の場合があります.別に特定のだれかが,どうこう言ったわけじゃないけど,一般的に言われているとか,そういった表現の時に使います.
Jak tam się idzie (jedzie)? How does one go there?
Kiedy się ma temperaturę, trzeba zostać w domu. When one has a temperature, one should stay at home.
Jak tam się idzie (jedzie)? How does one go there?
Kiedy się ma temperaturę, trzeba zostać w domu. When one has a temperature, one should stay at home.
ほとんどの動詞がこの方法で非人称化でき,その時の意味上の主語は与格で表します.でも,そうやって作った文章を日本語に直しても,非人称化しない文との違いがわかりづらい.
非人称動詞
ふつう非人称で使う動詞(用法),というのもあります.
wydawaç się
chcieç się
rozumieç się
wydawaç się
chcieç się
rozumieç się
感情表現の再帰動詞
感情にかかわるような動詞は,się を取るものが多いです.英語で「怖がらせる」「びっくりさせる」のような動詞が受動の形になって「怖い」「びっくりする」になりますが,それを się で作ります.「これがわたしを怖がらせる」というような文章も可能ではあるようですが,一般的ではないようです.
再帰だけの動詞
というのもあります.