ローダウン@Wiki
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powerkoil18
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ローダウンを極めよう
このサイトについて
ボウリングの投球技術<ローダウン>のWikiです。
主に2ちゃんねる「ローダウンを極めよう」スレのまとめと、
その他ローダウンに関するいろいろを集めています。
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- 現行スレッド
【ローダウンを極めよう 第七フレーム】
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/gutter/1188887902/
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- 関連スレッド
【初心者】ローダウンを始めよう 2回転目
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/gutter/1204725215/
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注意・免責
- 説明はすべて右投げでおこないます。
- 当Wikiの内容には難解な記述や専門用語が
- 編集者のローダウンに対する理解や技量の不足により
内容に誤りや偏りを含んでいる可能性があります。
- 一般にローダウンは難易度の高い投球です。
現実の練習メニューは資質・年齢・経験などに合わせて組まれますが
Wikiページの記述は抽象化・一般化されており
一人一人に合わせることは考慮されていません。
Wikiページの記述は抽象化・一般化されており
一人一人に合わせることは考慮されていません。
- ローダウン@Wikiの記載内容を実行し被った損害に対し、
当Wikiの編集者と@Wikiは一切の責任を負いません。
ローダウンFAQ
はじめに
Q&A方式によってローダウンの概念モデルを説明する。
以下の説明ではこれまで一般的に説明されてきた投球スタイル
振り子のようにスイングし最下点付近でサムを抜き
直後にフィンガーで上に引き上げることによってボールに回転を与える
というような<ペンデュラム(振り子)スイング>と
<リフトアップ>に基づく投球の概念モデルを<オールドスタイル>とよぶ。
ただし実際のボウラーがそのように投球してきたかどうかは問題としない。
比較によって<ローダウン>という概念を明確にすることが目的である。
<リフトアップ>に基づく投球の概念モデルを<オールドスタイル>とよぶ。
ただし実際のボウラーがそのように投球してきたかどうかは問題としない。
比較によって<ローダウン>という概念を明確にすることが目的である。
Q:ローダウンって何ですか?
リリースの一種です。
オールドスタイルのリリースは手首を固定して投げますが
ローダウンリリースは意識的に手首(および体全体)のしなりを使い
球速や回転を加えて投げます。
オールドスタイルのリリースは手首を固定して投げますが
ローダウンリリースは意識的に手首(および体全体)のしなりを使い
球速や回転を加えて投げます。
Q:ローダウンはなぜよく回転するのですか?
ローダウンではボールに巻き付けた手を振りほどくことで
ボールが落下する速さを回転に変換します。
ボールが落下する速さを回転に変換します。
オールドスタイルでは引っかき上げる<リフトアップ>の動作で回転を加えます。
ローダウンの方が原理的にボールに
フィンガーがのっている距離が長いため回転数が多くなります。
フィンガーがのっている距離が長いため回転数が多くなります。
またオールドスタイルではリリース時にターンします。
そのため内側へこぼすことによる縦の回転成分と
ターンによる横の回転成分が合わさり
回転軸が傾いたセミローリングになります。
ターンによる横の回転成分が合わさり
回転軸が傾いたセミローリングになります。
ローダウンでは手のひらからフィンガーへと
そのままボールを押し転がす形になります。
そのままボールを押し転がす形になります。
そのため回転軸はほとんど傾かず(傾けることも可能ですが)
ローリングはボールの最大円周に極めて近くなります。
ローリングはボールの最大円周に極めて近くなります。
回転軸の傾きがなければローリングはボールの最大円周と同じです。
回転軸の傾きが大きいほどローリングの半径は小さくなります。
ローリングの円周が長いほど
1回転あたりのレーンとの接地距離が長くなります。
そのため傾きが小さいほど摩擦は大きくなり、
逆に傾きが大きいほど摩擦は小さくなります。
1回転あたりのレーンとの接地距離が長くなります。
そのため傾きが小さいほど摩擦は大きくなり、
逆に傾きが大きいほど摩擦は小さくなります。
ローダウンはオールドスタイルよりローリングの円周を大きくできるので、
同じ回転数でもグリップ力の強い球質になります。
同じ回転数でもグリップ力の強い球質になります。
Q:ローダウンはなぜ球速がでるのですか?
オールドスタイルは肘をのばした状態で振り子のようにスイングします。
つまりバックスイングの高さはボールの速さに変わります。
ローダウンの場合は肘を曲げボールを<抱え込み>
斜め下に進行するボールを押し出すように投球します。
斜め下に進行するボールを押し出すように投球します。
オールドスタイルではスイングを高くすることで球速が上がりますが、
ローダウンではスイングの高さは回転数に影響し
球速にはあまり関係ありません。
ローダウンではスイングの高さは回転数に影響し
球速にはあまり関係ありません。
オールドスタイルでは球速を上げようとしてスイングを加速すると
遠心力によって手首に負担がかかりボールを持っていられません。
遠心力によって手首に負担がかかりボールを持っていられません。
ですからスイングは力を入れずに「振り子の原理」によっておこなう必要があります。
つまりバックスイングの高さとアプローチで得られる速度が球速の上限です。
ローダウンの場合はボールを振ることによる遠心力が手にかからないので
腰のひねりや背筋力などによってボールを押して加速させられます。
腰のひねりや背筋力などによってボールを押して加速させられます。
つまり球速はボウラーの体力と技術力次第で上限はありません。
またオールドスタイルではスイングとターンによって回転を与えています。
球速と回転とともにスイングのエネルギーから得ているので、
回転数を上げようとするとスイングを空振りさせる形になり球速が下がります。
回転数を上げようとするとスイングを空振りさせる形になり球速が下がります。
逆にスピードを上げようとすると空振りできないので回転数が下がります。
ローダウンでは回転はバックスイングの高さによって、
球速はおもに下半身の力によってそれぞれ別の動作によって得ているので、
オールドスタイルのように回転と球速が反比例することはありません。
球速はおもに下半身の力によってそれぞれ別の動作によって得ているので、
オールドスタイルのように回転と球速が反比例することはありません。
Q:パワーがないとできませんか?
もちろん体力は必要です。
しかしパワーによってローダウンができるわけではありません。
ローダウンにかかわらず投球では体力と感覚の両方のトレーニングが必要です。
しかしパワーによってローダウンができるわけではありません。
ローダウンにかかわらず投球では体力と感覚の両方のトレーニングが必要です。
Q:僕にもローダウンはできますか?
リリースのタイプなので誰にでもできます。
その<ローダウン効果>をうまくおこしているかどうかが問題になるだけで、
ローダウンであるかないかの区切りのようなものはありません。
投球技術が極まって<ローダウン効果>が非常に大きくなるとPBAのようになるということです。
ローダウンであるかないかの区切りのようなものはありません。
投球技術が極まって<ローダウン効果>が非常に大きくなるとPBAのようになるということです。
ですからローダウンリリースとそれ以外のリリースという明確な区分もありません。
中間的なフォームで投げている人はたくさんいます。
日本では「ローダウン以前/以後」「ローダウンとそれ以外」というような
極端な境目があるように思われていますが、
昔のボウラーでも今ならローダウンに分類されそうな人は結構います。
中間的なフォームで投げている人はたくさんいます。
日本では「ローダウン以前/以後」「ローダウンとそれ以外」というような
極端な境目があるように思われていますが、
昔のボウラーでも今ならローダウンに分類されそうな人は結構います。
しかし技術というのは学ばなければ身に付きにくいものです。
PBAにローダウンのテクニックを使うボウラーが多いのも指導できる人間が多いからです。
適切な指導に基づいてローダウンの仕組みを理解し練習をおこなえば
より早く上達し、さらに伸びる可能性があります。
PBAにローダウンのテクニックを使うボウラーが多いのも指導できる人間が多いからです。
適切な指導に基づいてローダウンの仕組みを理解し練習をおこなえば
より早く上達し、さらに伸びる可能性があります。
ただし投球技術の向上がスコアアップに繋がるかどうかはわかりません。
また体格や資質によって<ローダウン効果>を得やすい動作は変わりますから
自分が格好いいと思うようなフォームで投げられるとは限りません。
また体格や資質によって<ローダウン効果>を得やすい動作は変わりますから
自分が格好いいと思うようなフォームで投げられるとは限りません。
Q:ローダウンは「リリース」ですか?「投法」ですか?
リリースだと考えた方がいいでしょう。
なぜならオールドスタイルであるリフト&ターンのクランカーと
ローダウンにはリストワーク(手首を固定しているか否か)以外にあまり違いがないからです。
ローダウンとリフト&ターンの決定的な差異はリストブロークンの動作です。
なぜならオールドスタイルであるリフト&ターンのクランカーと
ローダウンにはリストワーク(手首を固定しているか否か)以外にあまり違いがないからです。
ローダウンとリフト&ターンの決定的な差異はリストブロークンの動作です。
オールドスタイルのクランカーも腕力でリストを固定しているのではなく
スイングのタイミングを<手遅れ>にすることでボールを体に引き込んでいるので、
リストを勝たせる仕組みはローダウンの動作と違いはありません。
<手遅れ>は昔から言われる「ボールを拾う」という動作のことで
上級ボウラーならクランカー、ストローカー問わず
無意識にとっているタイミングです。
ローダウンの場合はそれに非常にメリハリがあるため
リストが深くボールの下にはいるのです。
そのように全体的な動作はリフト&ターンのクランカーと
ローダウンに特に違いはありません。
スイングのタイミングを<手遅れ>にすることでボールを体に引き込んでいるので、
リストを勝たせる仕組みはローダウンの動作と違いはありません。
<手遅れ>は昔から言われる「ボールを拾う」という動作のことで
上級ボウラーならクランカー、ストローカー問わず
無意識にとっているタイミングです。
ローダウンの場合はそれに非常にメリハリがあるため
リストが深くボールの下にはいるのです。
そのように全体的な動作はリフト&ターンのクランカーと
ローダウンに特に違いはありません。
一方リリースのイメージはリフト&ターンとローダウンでは大きく異なります。
まったく正反対で180°違う動作イメージといっていいでしょう。
ですからローダウンのリストワークを理解し身につけるには、
根本的に発想・イメージを変えてしまう方がよいでしょう。
まったく正反対で180°違う動作イメージといっていいでしょう。
ですからローダウンのリストワークを理解し身につけるには、
根本的に発想・イメージを変えてしまう方がよいでしょう。
また女性のボウラーなどで非力なために、
体幹にボールを引きつけきて抱え込むだけの力が弱くても
体の使い方やタイミングが合っていれば
リストがブロークンの状態からボールの下に手を入れて
ローダウンリリースをおこなうことはできます。
体幹にボールを引きつけきて抱え込むだけの力が弱くても
体の使い方やタイミングが合っていれば
リストがブロークンの状態からボールの下に手を入れて
ローダウンリリースをおこなうことはできます。
ですからリフト&ターンやカップのイメージにこだわって
必死で手首を鍛えたり、力んだままの状態で頑張らなくても、
勘の良い人はイメージさえつかめばあっという間に
ローダウンの投球ができる場合もあります。
必死で手首を鍛えたり、力んだままの状態で頑張らなくても、
勘の良い人はイメージさえつかめばあっという間に
ローダウンの投球ができる場合もあります。
Q:オールドスタイルは悪い投げ方ですか?
投球技術それ自体で良い悪いはいえません。
良い結果を出しているならそのボウラーにおいてそれは良い投げ方です。
良い結果を出しているならそのボウラーにおいてそれは良い投げ方です。
ただし投球技術において
- サムを曲げてボールを握ってはいけない
- 肘を曲げてはいけない
- (かならず)<振り子スイング>を心がける
- (常に)サムを早く抜く
- (いつも)くるぶしの辺りでリリースする
などを絶対に正しいと考えるのは問題です。
同様に上記の内容をすべて否定するのも問題です。
同様に上記の内容をすべて否定するのも問題です。
ローダウンとオールドスタイルには
はっきりした境目があるわけではなく、
中間的なフォームの人はたくさんいます。
はっきりした境目があるわけではなく、
中間的なフォームの人はたくさんいます。
たとえば軽く肘を曲げ「振り子の原理」で<スイング>し、
リリース時にそのたわめた肘を伸ばすことで
ローダウンのリリースをおこなうこともできます。
上記の方法ならば無理なくそれなりの球速と回転が得られ
なおかつコントロールもしやすいでしょう。
リリース時にそのたわめた肘を伸ばすことで
ローダウンのリリースをおこなうこともできます。
上記の方法ならば無理なくそれなりの球速と回転が得られ
なおかつコントロールもしやすいでしょう。
そのようにローダウンだから「振り子の原理」を
絶対に投球に作用させてはいけないことはありません。
絶対に投球に作用させてはいけないことはありません。
一方で落下速度をすべて回転に変えた場合は
「振り子の原理」で球速を得ることができません。
ですからアプローチで速く走ってボールを加速させるか、
腰や腕を使って強くプッシュすることになります。
現実に女子のローダウンボウラーはそのほとんどが走って投げています。
「振り子の原理」で球速を得ることができません。
ですからアプローチで速く走ってボールを加速させるか、
腰や腕を使って強くプッシュすることになります。
現実に女子のローダウンボウラーはそのほとんどが走って投げています。
そのように動作が大きくなるほど球威は増しても
コントロールが犠牲になる可能性があります。
ただしそのフォームで打っているならば
そのボウラーにはそれが「良い投げ方」だということです。
コントロールが犠牲になる可能性があります。
ただしそのフォームで打っているならば
そのボウラーにはそれが「良い投げ方」だということです。
フォームなんてのは基本的でなくたってかまやしない。
要はキミの基本的でない、良く言えば個性的フォームが
プラスになってさえいればいい。
ここがむずかしいところであって、
果たして本当にプラスになっているのだろうか?
あるいはプラスになる可能性を有しているのだろうか?
プラスにつながる個性的フォームってやつは、
いずれにせよ基本のモディファイドなのだ。
だから基本を理解せずして個性的フォームはつくれるはずはない。
「ステップアップボウリング」すみ光保/ボウリングマガジン1984年3月号
http://blog.livedoor.jp/cardinal_300/archives/2007-08.html#20070819
http://blog.livedoor.jp/cardinal_300/archives/2007-08.html#20070819
そのように特定の投げ方が「正しい」ということはありません。
レーンコンディションに合わせてこその投球技術です。
もっとも有利であると判断したゾーンの
イメージしたラインの上へ適切な回転数と球速のボールを投げ、
他のボウラーより多くピンを倒せたのならそれは良い投球です。
技量のあるボウラーならば状況次第でリリースの方法を変える場合もあります。
必要ならば回転数を減らすこともできなければいけないでしょう。
レーンコンディションに合わせてこその投球技術です。
もっとも有利であると判断したゾーンの
イメージしたラインの上へ適切な回転数と球速のボールを投げ、
他のボウラーより多くピンを倒せたのならそれは良い投球です。
技量のあるボウラーならば状況次第でリリースの方法を変える場合もあります。
必要ならば回転数を減らすこともできなければいけないでしょう。
Q:ローダウンに転向したら回転数は上がりますか?
回転数が上がるかどうかは技術レベルの問題なので分かりません。
ただローダウンリリースに近くなってくると球質が変わります。
同じ回転数ならより曲がり、さらに走らせることもできます。
ただローダウンリリースに近くなってくると球質が変わります。
同じ回転数ならより曲がり、さらに走らせることもできます。
またローダウンもスナップを利かせるというだけで普通の投げ方です。
そもそもローダウンの人は手首を固定しても投げられますし、
それでも人並み以上の回転です。
そもそもローダウンの人は手首を固定しても投げられますし、
それでも人並み以上の回転です。
Q:ローダウンをマスターすればアベレージは上がりますか?
あなたが190以上のアベを持っていて現在の投球スタイルと同じくらいの
コントロールがローダウンでも得られれば上がるでしょう。
コントロールがローダウンでも得られれば上がるでしょう。
なぜ190かといえば
- アングルだけでポケットに持っていけるアジャスティング技術がある。
- おおむね残りピンをカバーできスペアがとれる。
上記の条件を満たしていなければ190には届かないからです。
すなわちレーンに合わせて投球する能力が必要だということです。
いくらPBA並の良いボールを投げようともレーンに合わせられなければ
先でボールが暴れるだけでスコアには繋がりません。
いくらPBA並の良いボールを投げようともレーンに合わせられなければ
先でボールが暴れるだけでスコアには繋がりません。
Q:リスタイをしてローダウンはできますか?
特定の動作だけが不得手で他の動作が問題なくできている場合などは、
リスタイでその動作だけをサポートしてやるほうが、
むしろ<ローダウン効果>がはたらき回転数が上がります。
腕力がなくボールが曲げられないからリスタイをするというのは偏った考えです。
リスタイでその動作だけをサポートしてやるほうが、
むしろ<ローダウン効果>がはたらき回転数が上がります。
腕力がなくボールが曲げられないからリスタイをするというのは偏った考えです。
どの動作をサポートしたいかによって使用するべきリスタイの形状も変わります。
固定されるほどに回転数が減るとは一概にいえません。
逆にリスタイでいい部分の動きも制限され回転数が落ちる可能性もあります。
目的を明確にし適切な機能のリスタイを用いる必要があります。
固定されるほどに回転数が減るとは一概にいえません。
逆にリスタイでいい部分の動きも制限され回転数が落ちる可能性もあります。
目的を明確にし適切な機能のリスタイを用いる必要があります。
またメカテクターなどはリストの関節部分が稼動するため
<抱え込み>や<一瞬カップ>の動作をおこなえるので、
着用することで必要のない部位を<脱力>させ、
リストワークのイメージを掴むためにしばしば練習に用いられます。
<抱え込み>や<一瞬カップ>の動作をおこなえるので、
着用することで必要のない部位を<脱力>させ、
リストワークのイメージを掴むためにしばしば練習に用いられます。
Q:ローダウンを習得するコツなどありますか?
下半身をうまく使いましょう。手だけで投げようとするとできません。