ネオ天草(ねおあまくさ)
島原城の跡地にトタンで積み上げられたような建物が建っており、その城下に民家が点在している。
なお、人々は完全に階級別に分けられている。
詳細な描写は無かったものの、碓氷の言葉とイメージ像から察するに反逆者への死刑や強制収用など厳しい統制がしかれていたようだ。
ここは空を覆っている「何か」が薄く、地表に日光が届くため、ジャガイモなどの農産物を栽培、収穫する事もできるようだ。
実際、山の谷間に農耕地を設けて青々とした野菜を育てているなど大規模な農業を行っていた。
また、防衛統制もなされており、
脳獣(ブレインビースト)という直属の戦闘部隊が存在しているが、
億号、
太河が脳獣に属しているかは不明。
他にも、山間に小屋を設置し狙撃手を配置して監視・迎撃を行うなど接近してくる
禁人種への対策も怠ってはいなかった。
サイレン世界においても、移動手段や運搬手段として車を常用していたところから、機器の整備・保守点検ができる民衆も混じっていたことは想像に難くはない。
日光が届く場所のためか
禁人種が近づくことが余り無かったため、
W.I.S.Eに発見されていないと思われていたが、実際は
ドルキが暇つぶしに見逃していただけであり、W.I.S.E側には存在が知られていた。
後に、
エルモア・ウッドの情報を掴むために襲撃してきた
ジュナスによって壊滅した。
ジュナスが襲撃してきた際にも地表に日光が降り注いでいたが、それは
マスクを装着すれば十分に対処可能なレベルの汚染だったようで、
碓氷以下、ネオ天草のサイキッカーは彼の前になす術もなく惨敗、その際ジュナスには「張子の帝国」と揶揄された。
壊滅後の描写は無かったが、その後ジュナスが
天樹の根に対して行った行動から察するに、
抵抗したものはその場で皆殺しにし、生き残ったものは全て
アストラル・ナーヴァに連行したものと思われる。
この戦いにおいて億号と太河がどうなったのかは最後まで明らかにされなかった。
最終更新:2011年07月16日 18:12