射場公一

射場公一(いば こういち)

NASL研究員。1年前に突然陸上自衛隊研究開発本部からNASLへ異動してきたという変わった経歴の持ち主。
陸自研究本部時代に所属していた部署は不明とされており、同僚の西河麻子曰く、性格は「不気味でチョー暗い」。
その言葉に違わずどこか影のあるやや不気味な印象をまとっており、
NASLに来た夜科アゲハに対しいきなり「個人空間(パーソナルスペース)」について語るなど、アゲハ本人からも警戒されていた。
それでも尚、そこはかとない余裕を漂わせてはいたものの、天戯弥勒の映像を見た際に彼らを知っているかのように動揺を見せた事から、
アゲハたちからグリゴリや弥勒との関連を疑われ、尋問の末、彼らにグリゴリの事を語る。

その正体は、グリゴリの元末端職員にして、唯一の生存者。
実験体の子供たちの世話と心理カウンセリングを担当し、グリゴリ実験体の「06号」(後の天戯弥勒)とも会話する機会が多かった。
彼の証言から、担当していたのは05号(ジュナス)、06号(天戯弥勒)、07号(ネメシスQの主)の三名であることがうかがえる。
サイキッカーに対しては畏怖の感情を抱いているが、自身も手術と訓練を受けた事によりトランス型PSIへの耐性を持っている。

実験体に対して情を捨てきれず、非人道的な実験などから長年罪悪感を抱いていた。
配備されてから数年後、組織が定めた06号の誕生日に、情を利用され06号のPSI制御装置を切らされてしまい、
長年の監禁の中で狂気に目覚めていた06号を解き放つことになってしまう。
06号により組織が壊滅された後はグリゴリの機密について一切口外しないという契約でNASLに左遷されていた。

弥勒たちが静かに暮らすのならば干渉する気は全く無かったが、組織的に動き、世界の壊滅を狙っていることを知ったことで、
彼を止めるためにPSIを使用不能にさせる覚悟を決め、その方法をアゲハたちに教え、研究所潜入に協力していた。
しかし、友人兼協力者であったはずの遊坂葵の裏切りに遭い、彼の毒によって死亡。

グリゴリ壊滅当初から、弥勒たちに強い罪悪感を抱いており、彼らが自分を恨むのは当然、殺されても仕方がないと受け入れていた。
そのため遊坂の毒で死ぬ際も弥勒のことは全く恨まず、「今まで生かしてくれてありがとう」「あんな非道いことをしたのに許してくれてありがとう」と言い残して死亡した。


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最終更新:2023年08月09日 13:13