PSI(サイ)について
PSI(サイ)とは普段は眠っている全脳細胞を瞬間的に100%活性化することで発揮出来る思念の力である。
PSIの使用には脳を酷使させる必要があるため、ヒトは進化の過程で脳に制御をかけ封印した。
覚醒者は制御の外れた脳に超過負荷をかけ、人間性能の限界を超える事が可能。
サイレン世界の大気を吸い感染し
脳覚醒する他、先天的にPSIが使用可能な者や、事故により使用可能になる者もいる。
さらにPSIは、
テレキネシス・
テレパシー・透視・パイロキネシス・予知等のいわゆる“超能力”をも発現させる。
その応用は個人の資質と訓練で幾多にも及ぶ。
作中では、はるか昔からPSIの研究が行われており、描写されている限りでは18世紀には既にPSIを構成する3つの力について体系づけられている。
以下、PSIを構成する3つの力について記す。
烈破のバースト
触れることなく物体を動かす念動力(テレキネシス)や発火能力(パイロキネシス)などの、外界へ解き放たれる能力を司る。攻撃系から補助系まで、多彩な幅を見せる能力でもある。
目に見えやすく、イメージが作りやすいため、PSIの修行はまずここから始まる。
バーストの制御方法には「
プログラム」、「
バースト・ストリーム」等がある。
また、バーストには「
空間操作系PSI」というカテゴリーが存在する。
心波のトランス
テレパシーなど、人間の内面に働きかける能力を司る(透視や予知能力も含まれる)。
その他に、
アンチ・サイキック系の能力もトランスに分類される。
※CALL.12では「心破のトランス」、CALL.18では「心波のトランス」と記載されているが、ここでは、CALL.18を正とする。
強化のライズ
人体の五感・身体能力を高める能力を司る。
反射神経など五感を高めるライズは“
センス”、筋力や身体能力を高めるライズを“
ストレングス”と呼ぶ。
ライズは人体の基礎能力を向上させる目的で使用されることが多いため、技としての能力をあまり持たない。
ただし、
CUREはストレングスとバースト、
幻視はセンスとトランスとの複合で使用することが可能とされているが、特別な才能がないと使えないため、使用できる人間は稀少である。
他、作中で判明していること
戦闘の基本「トランスによる攻撃はバーストで防ぐ」
トランスの能力は外界では微弱であるため、バーストでの破壊が容易である。
その特性を利用して、
雨宮桜子は
M・J:凶気の鎌をバーストで破壊させることで周囲に思念波を粒子として撒き散らす戦法を編み出している。
上記のバースト、トランス、ライズの3種類のPSI以外に第4のPSI「
ノヴァ」が存在する。
最終更新:2010年07月21日 21:22