Formula RaceRoom 90(フォーミュラ レースルーム 90)
アイルトン・セナやアラン・プロスト、ゲルハルト・ベルガー、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセルなどが活躍した今なお語られる人気の90年台F1をモチーフとしたフォーミュラクラスが収録された。
見た目は、当時のトレンドのデザインでマクラーレンMP4/6やフェラーリ643に似ている。
それぞれV8、V10、V12が用意されておりキチンと音の違いも再現しているあたり、さすがサウンド関連において右に出る者がいないSector3の実力が光る。
V8はコスワースDFVのようなやや低音が強いサウンド、V10はルノーのような低温と高温のバランスが心地よい音、V12はフェラーリのような耳をツンざく管楽器のような高い音を奏でる。
当時としても最先端だったパドルシフトが備わっているため、2ペダルでドライブすることが出来、エンジン特性もピーキーではないためきちんとセッティングしてやればクラシックレーシングカーとしては比較的乗りやすいといえる。
ただ極端にシビアでないもののドライビングアシストは皆無で、荒いアクセルワークをほんの少しでもすると仮にソフトタイヤでも簡単にクルマがコマのように回り完全に制御不能になるあたり、当時のトップフォーミュラの扱いにくさを体験させてくれる。
決勝でハード/ミディアムにした場合も要注意 さらに丁寧なペダルワークを要求される。
クラシックレーシングカーの例に漏れず上級者向けなので、購入の際はその点を頭に入れておこう。
安全性が今ほど重要視されていなかった時代の、ほぼむき出しのコックピットの視界は実に良好。
今となっては、遠い記憶となった多気筒自然吸気エンジンのサウンドを聞きながらサーキット走行をぜひ堪能して欲しい。
コメント欄
最終更新:2022年10月25日 14:38