DTM(ドイツツーリングカー選手権) 2013年~2016年シーズンマシン


<概要>
DTMは、ドイツツーリングカー選手権のことで、日本での知名度も高いレースカテゴリー。
2019年には、長年の準備期間を経てSuperGTとのClass1統合の成果の一つとしてホッケンハイムリンクと富士スピードウェイにて交流戦も行われ、より知名度と注目度が上がった。
R3Eでは公式ライセンスを取得していた2013年から2016年までのDTM車両を収録している。

強力なエアロパーツと大きく張り出したオーバーフェンダー、迫力あるフォルムで激しいレースを繰り広げるため人気が高い。
DTMは過去(第一期)のメーカー間の激しい開発競争による高コスト化でカテゴリーが消滅という結末の反省から、エンジン・シャーシ・タイヤ等がレギュレーションで厳しく定められている。
この事が、我が国のSuperGTにも採用される後のClass1規定の土台になった。

参戦車両
AUDI RS5 DTM BMW M3 DTM DTM MERCEDES AMG C-COUPÉ
AUDI RS5 DTM 2014 BMW M4 DTM DTM MERCEDES AMG C COUPE 14
AUDI RS5 DTM 2015 BMW M4 DTM 2015 MERCEDES-AMG C63 DTM
AUDI RS5 DTM 2016 BMW M4 DTM 2016 MERCEDES-AMG C63 DTM 2016

共通スペック
シャーシ 共通カーボンモノコック+鋼管フレーム
エンジン形式 4リッター90°V型8気筒エンジン
最大出力 推定466.3ps
重量 1110~1120kg
その他 ドライブトレイン、トランスミッション、クラッチ等すべて共通のサプライヤー
※加えてエンジン部品、エアロパーツの素材なども厳格に決められており各コンストラクターの開発可能範囲は非常に狭いと言える。

2013年シーズンからDRS(ドラッグリダクションシステム)導入
2014年からはサクセスバラスト(ウェイトハンデ)が導入された。(2017年シーズン途中で廃止)

R3EにおけるDTMマシン

シーズンごとに、細かなレギュレーションやマシンの違いがあるのだが、現在のR3Eは各シーズン各マシンごとの違いは全く無く、どのマシンも見た目(内装/外装)が違う程度で中身は全く同じと思って差し支えない。
カナード翼の数や有無やボディ形状の差異も、R3Eにおいては違いはない。
マシンセットアップ項目も3シーズン3車種全共通で、挙動の違いもまったくない。
(AUDI2013のセッティングデータが、そのままBMW2016にも使える)
出せるタイムも同じなので、好きなマシンを選んで良い。

驚くほど優れたハンドリング性能は、ツーリングカーというよりもシングルシーターフォーミュラに近いとされ、DTMドライバー曰く、まるでコーナーが存在しないかのように曲がれてしまうと言わしめるほど。
軽快なハンドリングと、比較的扱いやすいエンジン特性で妙な癖もないのだが、挙動の乱れに対して敏感で限界を超えると簡単にコントロールを失いやすいという、やや難しい部分もある。
カテゴリーの性質上、当然のようにドライビングアシストは禁じられているため、丁寧なペダルワークが要求される。
乗れば乗るほど扱いやすいようで、どこか難しいという不思議な挙動をするツーリングカーという印象を抱かせる。

DRS(ドラッグリダクションシステム)
F1にも採用されているオーバーテイクボタンの一つ。
条件は、2周目以降に前方の車両から1秒以内の差であること。
ピーというブザーと、インパネディスプレイの表示ともに使用可能になる。
DRSのボタンを押してONにし、アクセルを離すことでOFFに出来る。
使用中はリアのダウンフォース(空気抵抗)が減るため加速が良くなる。
それ故に、急なハンドリングをすると簡単にスピンしてしまうので注意。
DRS作動中は、慎重にコントロールすること。

R3E初期からの人気のあるメインコンテンツの一つであるため、初心者でも臆することなく挑戦して欲しいカテゴリー。



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最終更新:2019年12月02日 22:41