目次
Part60
一つめ(>>126)
もう今日も終わりますけど今日は母の日
故郷のお母さんにお花を贈る一同
自らも母親にお花を贈りながらその様子を微笑ましく見守るクリークさん
するとイチちゃんから突然渡されるカーネーション
目をパチクリさせながら聞くといつもお世話になってるクリークさんへ感謝の気持ちだそうな
固まるクリーク 困惑するイチ
心配になって声をかけようとしたイチちゃんを軽々持ち上げると クリークは嬉しさのあまりそのまま駆け出していた
トレセン学園でしばし途方もない追いかけっこが行われたのは言うまでもなし
二つめ(>>179)
梅雨になり雨続きのこの頃
曇天が常に頭上を覆い傘が手放せなくなった
しかし、今日に限って傘を忘れてしまうイチちゃん
携帯で助っ人を呼ぼうとするが忙しさにかまけて充電を怠ったためにバッテリー切れ
濡れながらも近くの建物で雨宿り
どうしたものかと思案していれば水が跳ねる音が近づいてくる
息を切らせて現れたのはオグリだった
水が滴るオグリ
どうしたのか聞いてみればイチちゃんが傘を忘れたのに気がつき慌てて探していたそうな
そんなずぶ濡れのオグリの顔を慌ててハンカチで拭いてやるが気休め程度
さあ帰ろうとオグリが手を差し出すがどうにも傘が見当たらない
オグリにそのことを問えば固まるオグリ
顔を青くしながらイチを探すのに必死で自分も傘を忘れたそうな
ため息つきながらオグリの携帯を借りて迎えを頼むイチちゃん
迎えが来るまでの間、背中合わせで暖を取ったとか
Part61
一つめ (>>79-84)
笠松で突如開催されたレスアンカーワンとオグリキャップのマッチレース、果たして勝者は─? ただし、レスアンカーワンは逃げ、オグリキャップは差しであるものとする。
──トレセン学園 トレーニング場にて
モニ「おいーす」
イチ「あら、来てたの?」
モニ「まっ、応援にね」
イチ「たくっ……。なんでこんなことになってるのかしらね?」
モニ「良くも悪くもうちの連中はお祭り好きだからねぇ。 見なよあれ。 ものすごいギャラリー」
イチ「やめてよ。現実を受け入れないようにしてんだから」
モニ「いやー、まさかあんなに集まるとはオグリ様様ですなぁ」
イチ「ただ併走トレーニングしようとしただけでなんでこんなことに……」
モニ「そらあの人の仕業でしょ?」
イチ「あの人?」
ゴルシ『さー!! 間も無く始まりますオグリキャップ対レスアンカーワンのマッチレース!! 実況は私ゴルシちゃんことゴールドシップと解説のマックイーンでお送りいたしマァっす↑↑!! そこんとこヨロシク!!』
イチ「えぇ……」
Part62
一つめ (>>195)
タマ「ん? どないしたん? オグリ」
オグリ「ああ、タマか。いや、イチと一緒に過ごしてるとどこからか視線を感じてな」
タマ「ふーん、まあアンタ人気もんやしよくいる熱烈なファンちゃうん?」
オグリ「いや、それとはまた違ったような……」
タマ「違うってどういうことや?」
オグリ「うまく言葉に出来ないけどその……。妙なプレッシャーを感じると言うか……」