目次
Part60
一つめ(ゴールドシップさんとイチちゃんの焼きそば談議)(>>25)
「いいか、イチ。焼きそばってのはただ美味けりゃいいってもんでもねぇ。焼きそばに一番重要なのはシチュエーションだ!」
「はぁ…シチュエーション、ですか」
「あぁん?さてはオメェ信じてねーな? かーっ!これだから最近の若ーやつはなっちゃいねぇなぁ!もっとトビウオを見習やがれ!」
「いや料理なんですから不味かったらダメでしょう…そりゃあ多少水気が多いですけど、別に気になるほどでも…あと私はトビウオよりイワシ派です」
「なっ、オメーさてはカツオ組からの刺客か?!いいぜ、このゴルシ様がアサリの外套膜がなんたるかを思い知らせてやるぜ!」
「ではこちらは切り札のムール貝を使いましょう。本当はグラタンにでもするつもりでしたが…ここまで言われては黙っていられません」
「正気か!?ムール貝をパエリアに使わねぇなんて…へ、どうやらオメェの事を甘く見過ぎてたよーだな。気に入った!さぁゴルシ様に着いて来な!あの水平線まで伝説のイカリングを探しにいこーぜ!」
「望むところです!さぁ、丸太は持ちましたね、行くゾォ!!!」
「タマ、モニー、2人は何の話をしているんだ?焼きそばを作ってくれるんじゃなかった>のか…?」
「あー、気にすんなやオグリ。ウチが代わりにたこ焼き作ったるさかい、それ食って待とーや」
「イチって割とハジける時はハジけるからね、ここまでのは見た事ないケド」
※夏合宿でビーチでゴルシの焼きそばを食べたイチが、この焼きそばもっと水分少なめの方が良くないですかと言った結果の出来事である。
「どしたんやオグリ、このところずっと捨てられた柴犬みたいな顔しおってからに」
「タマ…実は、最近イチが全然構ってくれないんだ…今日だって、ゴールドシップと一緒に裏山に伝説のクロマグロを狩りに行くと言って刺股を持って出かけていってしまったんだ…」
「よーしツッコミたいんは山々やけど一旦置いとくで。まぁ最近のイッチは付き合い悪ぅなってきたしなぁ…せやけど交友関係はイッチの勝手やしあんまし気にするもんでもないんとちゃうか?」
「しかし…」
「あんまし独占欲滾らせてったら愛想尽かされちまうで?それに、愛妻弁当は貰っとるんやからこれを機に独り立ちの準備をなぁ…」
「……な、い…」
「んぅえ?どしたんやオグリ」
「もら……な…」
「んん?よう聞こえんさかいもっと「もらって、ない…っ!!!」は?」
「最近は朝からゴールドシップと一緒にいるせいで…イチから弁当を貰ってない…っ!」
「は、はぁ…?あのイッチがか…?あんだけオグリんこと好きピしとるイッチがか…!?」
「タマ…私は、私はどうしたらいいんだ?!ベルノにも北原にも聞いたが答えが出ないんだ…!このまま、他の芦毛にイチを奪われてしまうのか…!」
「おぅオグリ、お前そこまで独占欲あったか?カイチョーさんから変な因子突っ込まれでもしたか?」
「そういえば一昨日あたりに一緒にふぃぎゅあ?スケートをしたな」
「…てな事があったんやがなんか知らへんか?」
「いや自分も初耳っすね。イチが最近ゴールドシップ先輩とだべってばっかりなのは把握してましたけど…」
「モニちゃんでも分からんか、いよいよもって本人に直接カチコミかけるしかなくなってきたなぁ」
「まぁ1ヶ月もしたら元に戻るんじゃないっすかね?イチのあの感じが続く時って大体ストレス溜まってる時っぽいですし」
「それならええねんけどなぁ…問題はそれまでオグリがもつかどうかなんけどなぁ…」
「ベルノライトさんと北原トレーナーもいるし大丈夫じゃないっすか?心配しすぎも毒っすよ」
「それならええけどな…」
「おぅイッチ、首尾はどーだ?」
「シップ先輩、こちらは上々お塩は少々胡椒は多めのいい具合です。これなら今度の学祭にも間に合いそうです。」
「そりゃあ何よりだぜい。そうじゃなけりゃ張り合いがねーからな!お前んとこの芦毛っちとも最近ご無沙汰みてーだけどそっちは大丈夫なんか?」
「オグリですか?別に子供じゃあるまいし大丈夫でしょう。そもそも私は本来完全な部外者ですし、むしろいない方が北原トレーナーたちもやりやすいと思いますよ?」
「そうかぁ?アタシにゃ買ってた金魚が水槽から飛び出でミイラになってるの見つけちまった時ぐらい凹んでるように見えたんだけどなぁ…」
「どんな感情ですかそれ。せめてブリとタイがオキアミを巡って仁義なきベーゴマバトルしてる時のクジラであってくださいよ」
「オメーたまにゴルシちゃんより難解なこと言うよな」
「失礼ですね、私だってハジけたい時くらい週に6度はあります。えぇ、例えるならネギをラッキョウにすり替えてノビルを酢締めするぐらいの頻度には」
「ゴルシちゃんはお茶漬けにはシャケが一番だと思うぜ」
「なぁ、2人が何言っとるか分かったか?」
「全然分からん、ここ山だよな?なんでさっきから海産物の単語が飛び交ってるんだ?」
「しかも焼いてるのあれヒラメですよね…しかもさっきまで生きてた…」
「ベルノライトさん、北原トレーナー、今のイチに理屈は通じないっすよ」
イチが私に朝のお弁当を作ってくれなくなってから1ヶ月が経った。
この所はキタハラやベルノも気を遣ってくれているのが分かるし、私もいつまでもこのままではいけないと分かっている。
分かっているんだ…だが、理性と本能はイチ料理を…否、イチ求めている。
もはやカフェテリアの料理だけでは誤魔化しが効かない段階まで来てしまった。
なぜだ、イチ。
どうして私から離れてしまったんだ?
ゴールドシップは、スタイルも顔もいいし、芦毛だって私より白く綺麗かもしれない。
だが、私だって自慢じゃないがアイドルと持て囃されるぐらいには容姿端麗なんだ。
なのに、どうして…どうしてなんだ…?
───あぁ、そうか
───イチはいつも私のことを迎える側だった
───それに私は何の疑問も抱かず、ただただそれを享受していただけだ
───これでは巣立ちしていない雛と同じだ
───始めから、ゲートに入る権利すら無かったのか
だけど、たとえ権利が無くとも、巣立ちのできぬ雛であろうとも、その場所は…
イチの隣は私の、私だけのものなんだ
それを、それをいきなり奪ってしまうなんて…
あぁ、ダメだ。
後輩にこんな感情を抱いてしまうなんて。
私はアスリート失格だ、笠松のみんなに顔負けできない。
だが、このままでは終われない
イチの隣に立つのは私だ
待っていてくれ、イチ
───今、迎えに行こう
二つめ(>>126)
もう今日も終わりますけど今日は母の日
故郷のお母さんにお花を贈る一同
自らも母親にお花を贈りながらその様子を微笑ましく見守るクリークさん
するとイチちゃんから突然渡されるカーネーション
目をパチクリさせながら聞くといつもお世話になってるクリークさんへ感謝の気持ちだそうな
固まるクリーク 困惑するイチ
心配になって声をかけようとしたイチちゃんを軽々持ち上げると クリークは嬉しさのあまりそのまま駆け出していた
トレセン学園でしばし途方もない追いかけっこが行われたのは言うまでもなし
三つめ(>>128)
「おや、レスアンカーワンではないですか。何かご用事でもおありで?それとも冷やかしですか?」
「相変わらずね、グレイベリコース。ま、冷やかしついでに来たのは認めるけどさ」
「でしたらおかえりはあちらからになっておりますので、とっとと出てってくださいな」
「はいはい、帰りますよまったく。あぁでも折角きたし飲み物くらいは買ってくわよ」
「ふむ、でしたらこちらも一応お客人として対応致すとしましょう。(ゴホン)ご主人様、本日はどのように致しましょうか」
「(切り替えはっや)そうねぇ…ならダージリンをホットと、あとシフォンケーキもお願いするわ」
「畏まりました、少々お待ち下さいませ」
「…お待たせ致しました、こちらダージリンのホットとオレンジのシフォンケーキとなります」
「どーも、後でゆっくり食べさせてもらうわ」
「ではもうよろしくて?私も持ち場に戻らなければなりませんので」
「はいはい、邪魔して悪かったわね」
「えぇ、全くですわ。今度はそちらがご奉仕くださいませ、執事殿?」
「は、えぇいいですとも。手を洗って待ってるわ」
「何ですかそれ」
「何でもいいでしょ…あぁ、そうそう。アンタ、その髪型似合ってるわよ。でも毛先が少し荒れてるから無理もほどほどにしなさいよ?折角アイツみたいに綺麗なんだから。んじゃまたねー」
「……モニー先輩、あの人誰にでもああなんですか?」
「(顔真っ赤やん)まぁ、うん。そうだね」
「いつか刺されそうですわね…」
四つめ(>>179)
梅雨になり雨続きのこの頃
曇天が常に頭上を覆い傘が手放せなくなった
しかし、今日に限って傘を忘れてしまうイチちゃん
携帯で助っ人を呼ぼうとするが忙しさにかまけて充電を怠ったためにバッテリー切れ
濡れながらも近くの建物で雨宿り
どうしたものかと思案していれば水が跳ねる音が近づいてくる
息を切らせて現れたのはオグリだった
水が滴るオグリ
どうしたのか聞いてみればイチちゃんが傘を忘れたのに気がつき慌てて探していたそうな
そんなずぶ濡れのオグリの顔を慌ててハンカチで拭いてやるが気休め程度
さあ帰ろうとオグリが手を差し出すがどうにも傘が見当たらない
オグリにそのことを問えば固まるオグリ
顔を青くしながらイチを探すのに必死で自分も傘を忘れたそうな
ため息つきながらオグリの携帯を借りて迎えを頼むイチちゃん
迎えが来るまでの間、背中合わせで暖を取ったとか
Part61
一つめ (>>58)
幼名がハツラツという事でオロナミンCのCMをやるオグリ。
しかし独特な語彙のせいでいまいちパッとしない中、差し入れに来たイチが手本を見せる。
スタッフからオグリと一緒にCMに出てくれとその場でオファーを受け、断る間も無く撮影に参加する。
漫才風味の販促がウケて後日オロナミンCが大量に送られてきて頭を抱えたとか何とか。
なお、送られてきた大量のオロナミンCは後輩や友人にばら撒きまくった。
「いやそれ違うメーカー!そっちはファイトー!いっぱーつ!の栄養ドリンク!」
「な、何だって?!しかし、これには確かに元気が出ると…」
「これはオロナミンC!そっちはリポビタンD!」
「ど、どっちも栄養ドリンクなのだから同じでは…」
「違うわよ!!スイカとかぼちゃくらい違うわよ!」
「待ってくれイチ!それはどっちも瓜科の植物だ!ならばやはりこれも同じ…」
「スカッと一発!シュワっとハジける!元気ハツラツ!オロナミンC!!!大塚製薬より絶賛発売中!!!」
「あっあっあっ、そうだ!オロナミンCには卵と聞いた!卵はあるか!?」
「今の時代そんな飲み方してるの一部の変人だけよ!」
「いやなんかもううちのオグリがすいません…」
「いや、これはこれで面白いのでアリですね。流石にメーカー間違いは不味いので撮り直しですが」
「ほんと、後でしっかり言いつけておくんで…」
「それなら次の時も彼女も連れてきてくれたらいいですよ。ありゃコメンテーターの才能アリだ」
「北原トレーナー、オロナミンCあるけど飲む?」
「君は図々しすぎるな〜エイジセレモニー」
二つめ (>>79-84)
笠松で突如開催されたレスアンカーワンとオグリキャップのマッチレース、果たして勝者は─? ただし、レスアンカーワンは逃げ、オグリキャップは差しであるものとする。
──トレセン学園 トレーニング場にて
モニ「おいーす」
イチ「あら、来てたの?」
モニ「まっ、応援にね」
イチ「たくっ……。なんでこんなことになってるのかしらね?」
モニ「良くも悪くもうちの連中はお祭り好きだからねぇ。 見なよあれ。 ものすごいギャラリー」
イチ「やめてよ。現実を受け入れないようにしてんだから」
モニ「いやー、まさかあんなに集まるとはオグリ様様ですなぁ」
イチ「ただ併走トレーニングしようとしただけでなんでこんなことに……」
モニ「そらあの人の仕業でしょ?」
イチ「あの人?」
ゴルシ『さー!! 間も無く始まりますオグリキャップ対レスアンカーワンのマッチレース!! 実況は私ゴルシちゃんことゴールドシップと解説のマックイーンでお送りいたしマァっす↑↑!! そこんとこヨロシク!!』
イチ「えぇ……」
Part62
一つめ (>>131)
「イチ、いくら名前に犬の鳴き声があるからと言って、首輪を着けるのは流石にどうかと思うぞ…」
「は?アンタ何カイチョーみたいな事言って…って、いやコレチョーカー!首輪じゃないから!」
「む?しかし、それはどこから見ても…」
「だからチョーカーだっての!私以外にも何人か着けてるしアンタも勝負服の時似たようなもんつけてんでしょうが!」
「いやアレはインナーを固定するための物で首輪では…」
「あ"ぁ"ん!?」
「す、すまない…」

(イチはああ言っていたが、やはり首輪を着けるのはどうなんだ…)
「おーいオグリー。トレーニング始めんぞー」
(だが友人とは言え、人の趣味に口出しするのも…)
「あれ?オグリ?オグリさん?え、まさかこの距離で聞こえてないとかないよな?」
(それとも、イチが誰かに強要されて…?あり得るな、前にも似たような事があった)
「なぁベルノ。アイツ今日なんかあったのか?」
「オグリちゃん特に今日は変な事してなかったですよ?あ、でもレスアンカーワンさんとさっき話してましたよ」
「あぁ、この間栄養管理について話した娘か…まさかそれか?」
(だがあれ以来、学園の方での取り締まりが厳しくなったはずだ。なら、やはり首輪は趣味なのか…?)
「もしかしてお弁当抜きにされちゃったんじゃないですか?オグリちゃん毎日楽しみにしてるってタマモクロスさん言ってましたし」
「うーむ…一応あっちとは話つけたから、問題ねぇと思うんだがなぁ…」
(駄目だな、1人で考えても何も分からない。こういう時はキタハラ達にも聞いてみるか)
「キタハラ、ベルノ。聞きたいことがあるんだが」
「うおっどうした急に」
「聞きたい事?もしかしてレスアンカーワンさんの事?」
「!凄いな、よく分かったな。」
(やっぱりレスアンカーワンさんのことだったんだ…)
(あのウマ娘、確かオグリ以外にも仲の良い友人多いよな…あれも一種の才能ってやつかねぇ…)
「それで、イチについて何だが…イチが、首輪を着けて散歩するのが趣味らしいのだが、どうすれば辞めさせられるだろうか?」
「「なんて???」」
「はっ…バぼヌんす!!!」
「おわ?!…あ、くしゃみか」
「誰か私の噂してる…?」
「それよかこの新作チョーカー良くない?」
「微妙」
二つめ (>>178)
「先輩、先ほど食堂でセレモニー先輩がオグリキャップ先輩と一緒に作り置きの肉じゃがを食べていましたよ…」
「───それ、本当?」
「はい…その様子ですと、やはり先輩の許可をとっていなかったのですね…」
「教えてくれてありがとね。今度お礼に何処か行きましょうか」
「あら、それは是非ともよろしくお願いしますね…」
「んじゃ、私はあのアホ共をダートに埋めてくるから、後で行きたい場所教えてね」
「はい。先輩、どうかご武運を」
「いやー、イチに隠れて食う肉じゃがはサイコーですなぁ」
「あぁ、ジャガイモにも人参にもしっかりと味が染みててとても美味しい。しかも煮崩れしていない。」
「ですねー。肉も豚とか鳥じゃなくてまさかの牛!豪勢豪勢〜♪」
「しかしよくイチから肉じゃがを貰えたな。いつもならどれだけ頼んでもくれなかったのに」
「ん?そりゃ冷蔵庫にあったの持ってきただけっすからね、許可なんてとってないっすよ」
「───え?」
「寮の冷蔵庫は共用ですよ?誰が持ってったかなんて分かんないっすよ〜」
「モ、モニー。人の物を無断で持ち出すのはいけない事なんだぞ?!イチにバレでもしたら…」
「ヘーキヘーキ〜♪イチならなんだかんだ許してくれますってばー」
「───私がどうしたって?」
「「あっ」」
三つめ (>>195)
タマ「ん? どないしたん? オグリ」
オグリ「ああ、タマか。いや、イチと一緒に過ごしてるとどこからか視線を感じてな」
タマ「ふーん、まあアンタ人気もんやしよくいる熱烈なファンちゃうん?」
オグリ「いや、それとはまた違ったような……」
タマ「違うってどういうことや?」
オグリ「うまく言葉に出来ないけどその……。妙なプレッシャーを感じると言うか……」
Part63
一つめ(>>52)
『レスアンカーワンさん!この間の栄養管理のお話ありがとうございました!余り物で申し訳ないんですけど…これ、良かったらどうぞ!レスアンカーワンさんに似合うかもって思って作っちゃいました!また今度お話しましょうね!』
「───とは言ってもなぁ…流石に貰い物を…しかも手作りの髪飾りを無碍にするのもはベルノライトさんに悪いし…着けるにしても、ちょっとデカすぎる…」
「エッホ、エッホ…ム。あれはイチか…おーい、イチー!」
「あ、オグリ。アンタもうトレーニングして大丈夫なの?」
「あぁいやまだ治ってはないんだ。今は軽くランニングをしていたところだ。そういうイチはどうしたんだ?その髪飾り、ベルノが作ってくれたやつだろう?」
「流石は同郷って感じ?よく分かったわね。この前のお礼だって言われたから、受け取らないわけにもいかないでしょ?でもコレ私にはちょっと大きすぎるし、似合わないかなって…」
「そうか?イチにピッタリなアクセサリーだと思うが…」
「はは、無い無い。ベルノライトさんみたいに可愛くないし。どっちかって言ったら、私はキツめの顔してるから似合わないって」
「むっ…イチ、自分の事をそんなに無碍にするものじゃないぞ。それに、ベルノが似合うと言ったのだろう?ベルノのセンスはピカイチだ、絶対に似合う」
「んー…そうかなぁ…」
「あぁ、そうだ。それに、イチは自分を可愛く無いと言ったが、私もベルノもイチは可愛いと思うぞ。」
「はいはい、褒めてくれてあんがとね。まぁ、部屋のインテリアにでもするわ。ベルノライトさんにはちょっと申し訳ないけど…」
「む…どうしてそんなに自信を持たないんだ、イチ…」
「───と言う事なんだが、どうしたらイチに自信を持たせられるだろうか…」
「えぇ…レスアンカーワンさんあんなに綺麗なのに…」
「素直に褒めてもそれって事は、そんだけ自分に自信が待て無いことでもあったのかもな。ま、こればっかりは本人次第だ、外野の俺たちは多少の手助けぐらいしか出来ねぇさ」
「キタハラがそう言うのなら…」
「今度は蹄鉄にしようかな…」
「え?また蹄鉄鉄幹から作るの?」