「黄昏に鷹は堕つ」
参謀「司令、本気でお出になるおつもりで?」
ムウ「しょうがないだろ?相手はあのアスランを倒した奴だ。渡り合えるのは俺くらいなもんさ」
参謀「・・・了解しました。ご武運を」
ムウ「はいよ!ムウ=ラ=フラガ、『黄昏』、出る!」
長きにわたる沈黙を破り、金色のMSが宇宙を駆ける。すでに戦闘開始から十数分が経過しており、
オーブ宇宙軍はリヴァイヴ軍に対して明らかに劣勢であった。ふと、コンソール脇に挟んだ妻子の
写真を見やる。ムウには帰るべき理由と場所があった。
ムウ「しょうがないだろ?相手はあのアスランを倒した奴だ。渡り合えるのは俺くらいなもんさ」
参謀「・・・了解しました。ご武運を」
ムウ「はいよ!ムウ=ラ=フラガ、『黄昏』、出る!」
長きにわたる沈黙を破り、金色のMSが宇宙を駆ける。すでに戦闘開始から十数分が経過しており、
オーブ宇宙軍はリヴァイヴ軍に対して明らかに劣勢であった。ふと、コンソール脇に挟んだ妻子の
写真を見やる。ムウには帰るべき理由と場所があった。
シン「来たか!」
味方の左翼に突如多数の爆発が起こる。一瞥しただけで5,6機のザクが落とされたのが見て取れる。
更にザクと大尉のシグナスMk-Ⅱがビームライフルを浴びせかけるが、金色の装甲に跳ね返され、ザクは
爆発、シグナスMk-Ⅱもライフルを失った。
シン「下がれ!大尉!!」
大尉「シンか・・・!」
シン「あいつは俺が!大尉は俺の代わりに中央を任せる!」
大尉「頼む・・・!」
後退するシグナスに追いすがるドラグーン。だがDBのバルカンによって破壊される。
ムウ「へえ・・・!」
黄昏から更にドラグーンが射出され、今度は完全にDBに狙いを絞る。尋常でない速度で
回避行動をとるDB。だが全てを避けきることはできず、何発かのビームが機体を掠める。
シン「くおおっ!!」
ムウ「頑張るねえ。だが、ここまで!」
シン「ちっ!」
(回想:サイ「理論上はドラグーンの動きを5分間完全に封じることができるはずだ」
シン「理論上は・・・ね」
サイ「まあ試作品であることは否定しないさ。実践で試したわけでもなし」
シン「そりゃまた頼もしいな」
サイ「頼もしいのはお前だろ・・・すまないな、これ位しかしてやれなくて」
シン「・・・まあこれがちゃんと動かなきゃEFとは戦えないし・・・せいぜい当てにさせてもらうさ」
回想終わり」
シン「ここで使うとは思わなかったが・・・!頼むっ!」
ムウ「!?」
突如として、ドラグーンの反応が鈍った。完全に止まったわけではないが、速度が1/4程までに低下している。
肉薄していたドラグーンをアロンタイドでなぎ払い、DBが黄昏に迫る。
ムウは更にドラグーンを射出させるが、全てがハエが止まりそうなほどに鈍い。
シン「完全にとはいってくれてないけど!」
再び爆散するドラグーン
シン「十分だな!サイ!」
ムウ「そうそう好きにはさせないってか!やるじゃないの!」
ライフルでDBを牽制しつつビームサーベルを展開させる黄昏。幾合か斬り結び、隙をついて
ガンバレルを射出しようとしたその刹那、DBが視界から消える。
ムウ「!? うおおっ!!」
想定外の機動で後をとられる黄昏。DBが後から黄昏を抱きかかえる形で動きを封じる。
ムウ「チイィッ!耄碌したもんだな俺も!」
とっさにガンバレルを射出し動きが止まったDBを狙い打とうとするが、DBが掌からビーム胞
を放つほうが速かった。さしもの反射装甲も、至近距離からの発射に耐えられず、DBの左腕
もろとも大損害をうける。左手を失いつつ右手でアロンタイドを構えるDBは、ガンバレルからの
射撃を意に介さぬようにかわし、すれ違いざまに黄昏の胴体を薙ぎ払った。
斬撃はコックピットは外したものの黄昏を真っ二つにした。爆発する下半身。
シン「やったか・・・!」
残る上半身は、小爆発を繰り返しながら地球に落下していく。
ムウ「ここまでか・・・・」
摩擦熱に焼かれ、赤色に機体が染まる
ムウ「すまないな・・・マリュー
すまなかったな・・・アウル、スティング、ステラ・・・」
味方の左翼に突如多数の爆発が起こる。一瞥しただけで5,6機のザクが落とされたのが見て取れる。
更にザクと大尉のシグナスMk-Ⅱがビームライフルを浴びせかけるが、金色の装甲に跳ね返され、ザクは
爆発、シグナスMk-Ⅱもライフルを失った。
シン「下がれ!大尉!!」
大尉「シンか・・・!」
シン「あいつは俺が!大尉は俺の代わりに中央を任せる!」
大尉「頼む・・・!」
後退するシグナスに追いすがるドラグーン。だがDBのバルカンによって破壊される。
ムウ「へえ・・・!」
黄昏から更にドラグーンが射出され、今度は完全にDBに狙いを絞る。尋常でない速度で
回避行動をとるDB。だが全てを避けきることはできず、何発かのビームが機体を掠める。
シン「くおおっ!!」
ムウ「頑張るねえ。だが、ここまで!」
シン「ちっ!」
(回想:サイ「理論上はドラグーンの動きを5分間完全に封じることができるはずだ」
シン「理論上は・・・ね」
サイ「まあ試作品であることは否定しないさ。実践で試したわけでもなし」
シン「そりゃまた頼もしいな」
サイ「頼もしいのはお前だろ・・・すまないな、これ位しかしてやれなくて」
シン「・・・まあこれがちゃんと動かなきゃEFとは戦えないし・・・せいぜい当てにさせてもらうさ」
回想終わり」
シン「ここで使うとは思わなかったが・・・!頼むっ!」
ムウ「!?」
突如として、ドラグーンの反応が鈍った。完全に止まったわけではないが、速度が1/4程までに低下している。
肉薄していたドラグーンをアロンタイドでなぎ払い、DBが黄昏に迫る。
ムウは更にドラグーンを射出させるが、全てがハエが止まりそうなほどに鈍い。
シン「完全にとはいってくれてないけど!」
再び爆散するドラグーン
シン「十分だな!サイ!」
ムウ「そうそう好きにはさせないってか!やるじゃないの!」
ライフルでDBを牽制しつつビームサーベルを展開させる黄昏。幾合か斬り結び、隙をついて
ガンバレルを射出しようとしたその刹那、DBが視界から消える。
ムウ「!? うおおっ!!」
想定外の機動で後をとられる黄昏。DBが後から黄昏を抱きかかえる形で動きを封じる。
ムウ「チイィッ!耄碌したもんだな俺も!」
とっさにガンバレルを射出し動きが止まったDBを狙い打とうとするが、DBが掌からビーム胞
を放つほうが速かった。さしもの反射装甲も、至近距離からの発射に耐えられず、DBの左腕
もろとも大損害をうける。左手を失いつつ右手でアロンタイドを構えるDBは、ガンバレルからの
射撃を意に介さぬようにかわし、すれ違いざまに黄昏の胴体を薙ぎ払った。
斬撃はコックピットは外したものの黄昏を真っ二つにした。爆発する下半身。
シン「やったか・・・!」
残る上半身は、小爆発を繰り返しながら地球に落下していく。
ムウ「ここまでか・・・・」
摩擦熱に焼かれ、赤色に機体が染まる
ムウ「すまないな・・・マリュー
すまなかったな・・・アウル、スティング、ステラ・・・」
同時刻、オーブ領内
マリュー=ラミアス=フラガは空を見上げた。夕日が美しい黄昏時、時ならぬ
流星が目を奪う。戦場を駆け抜けた経験のある彼女だが、その流星がすぐさま
落下するMSであるという認識には至らなかった。彼女の夫はオーブ宇宙軍司令
であり、近々レジスタンスとの交戦も予想されているという。夫の力を知らぬ
彼女ではないが、やはり彼の無事を神か、それに類する何者かに祈らずには
いられなかった・・・
マリュー=ラミアス=フラガは空を見上げた。夕日が美しい黄昏時、時ならぬ
流星が目を奪う。戦場を駆け抜けた経験のある彼女だが、その流星がすぐさま
落下するMSであるという認識には至らなかった。彼女の夫はオーブ宇宙軍司令
であり、近々レジスタンスとの交戦も予想されているという。夫の力を知らぬ
彼女ではないが、やはり彼の無事を神か、それに類する何者かに祈らずには
いられなかった・・・
かくしてこの日、オーブ宇宙軍は司令が戦死、部隊も壊滅した。統一連合
結成以来、オーブが直面した初の大局的な敗北であった。
そして、エンデュニオンの鷹は二度と羽ばたくことは無かった・・・
結成以来、オーブが直面した初の大局的な敗北であった。
そして、エンデュニオンの鷹は二度と羽ばたくことは無かった・・・