バラ輝石(Rhodonite)
準輝石の一種で、短柱状ないし稜の鋭い板状結晶をなすほか、粒状、繊維状の鉱物。ロードン石ともいう。鉄の含有量が増すと褐色みが強くなる。パイロクスマンガン石と肉眼的に区別できないため、両者をあわせて「ばら輝石」とよぶこともある。層状マンガン鉱床中に石英、満礬ざくろ石、テフロ石、菱マンガン鉱、ブラウン鉱などと産する。そのほか、熱水性鉱脈鉱床、スカルン型鉱床などの脈石として、石英、ヨハンセン輝石などと産する。美しい紅桃色をして緻密なものは装飾品として利用される。英名は、バラを意味するギリシア語に由来する。
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最終更新:2011年10月28日 02:01